広島県呉市と倉橋島、能美島、江田島を結ぶ音戸大橋。
この音戸(おんど)の瀬戸は、わずか90メートル。
音戸の瀬戸は、平清盛が切り開いたという伝説がある交通の要所。
瀬戸内海のスエズ運河、パナマ運河といったところです。
伝説によると、太陽が沈むのを清盛の扇で逆行させ、わずか一日で掘削、完成させたとのこと。
時の権力者の強大なパワーが語り継がれたのだと思います。
この橋は、昭和30年代に架けられた、当時画期的な橋でしたが、渋滞緩和のため、昨年、すぐそばに第二大橋が架けられました。
一日700隻の船が通行するそうです。
その中を走っているのが、音戸の渡船。
日本で一番短い定期航路と言われています。
その距離、実に120メートル。大人70円、こども40円。
自転車も乗せられるとのこと。
橋が出来たといっても、歩いて登り、そして下る・・・これは大変です。
であれば、渡船で渡った方が楽!ということで、生き延びているのだと思います。
どんなにテクノロジーが発達しても、こういうニッチな部分は必ず残る・・・。
ニッチにサバイバルするスベはある・・・と妙に感心した次第です。
音戸大橋の横にある音戸の瀬戸公園からは、瀬戸内海が・・・。
自衛艦も停泊中です
呉の製鉄所・・・小学生の時、社会科で習いました
そして、音戸の瀬戸公園のテッペンにあるのが、
音戸のうずしお温泉 汐音(シオン)
通常の銭湯とスーパー銭湯を足して2で割ったような温浴施設。
銭湯だけなら400円、露天風呂とサウナを楽したいのならプラス400円というシステム。安い!
名物は、露天風呂。
炭酸温泉と塩湯温泉、そしてサウナと水風呂があります。
露天風呂は、オーシャンビュー。
ゴールデンウィークにも関わらず、意外と人も少ないスポット。
瀬戸内海を見ながら、ゆっくり塩湯に浸かってリラックスできた一日でした。