日経ビジネス誌2015.5.25号のスペシャルリポート「女性が活躍する会社ランキング」。
「育児と仕事の両立の次へ・・・挑み続ける資生堂がV2」を興味深く読みました。
この「2015年女性が活躍する会社ランキング」は、日経WOMAN編集部が中心となり約5000社を対象に郵送調査。有効回答数539社というものです。
2015年 女性が活躍する会社ランキング
10位 住友生命
9位 パソナグループ
8位 リクルート
7位 高島屋
6位 日本IBM
5位 第一生命
4位 JTB
3位 全日空
2位 セブン&アイ
1位 資生堂
資生堂は、昨年に続き連続の首位。
ただし、1位から3位のスコアは、ごくわずか。
トップ10を見てみると、女性社員が多い、女性を顧客とする、女性管理職が多いといった特徴があるように思います。
同特集では、資生堂における美容部員の時短勤務の改善の事例が詳細に取材されています。
育児と仕事の両立支援制度の拡充で時短勤務の美容部員が1000名以上に急増・・・。
土日勤務や遅番のしわ寄せが、その他の美容部員の大きな負担になっていく・・・。
それを改善するため「時短でも甘やかさない」新たな制度を導入するストーリーを時系列で解説しています。
制度導入のために、美容部員を現場で面談する営業部長に対して、人事部がロールプレイングしたり、DVDを作成したり・・・用意周到なマネジメントは秀逸です。
女性活躍のためのマネジメント、労務管理がスポットライトを浴びていますが、資生堂のケースは好事例になると思います。
経営者、人事部長は、必読の特集です。