久々にランチ時に、1時間の空白・・・次のアポまで70分・・・。
いつもファストフードを胃袋にかけ込んでいるので、ゆっくり座って食べようと、周りをぐるりと観察・・・。
ありました。
肉の万世
秋葉原の万世橋の横に立つ「ミートの殿堂」です。



久々に訪れました。
前回の時は、3階でハンバーグ定食をいただいたのですが、今日は地下1階で、とんかつ定食。
120グラムのとんかつ定食で750円・・・安い!
地下のお店は、「呉越同舟」という店名。夜は、居酒屋のようです。
店員さんはテキパキ動き、声も出ています。オープンキッチン風の厨房にいる調理師さんも、スピーディな動きをしています。
昼時にも関わらず、相席はなし・・・6名席を一人で独占。
すごいお店です。
お客さん第一の経営をされているんですね。

お味もなかなか・・・。

さすが、1949年に設立された老舗です。
ちなみに、ここのキャラクターは、「モーちゃん」と「ブーちゃん」。
著名なデザイナーの作だそうです。


この「肉の万世」。
フロアごとに、ステーキ、ハンバーグ、焼肉、とんかつといった業種業態を変えています。
ざっと言うと、上の階ほど高い価格設定になっています。
飲み屋さんと違って、各階をハシゴ・・・というのはないと思うのですが。
が、クラース・・・
ニッポンの階級社会、階層社会をシンボリックに演出しています(笑)。
今日は、地下です(涙)。
お腹いっぱいになりました。
ごちそうさまでした。
と、ここまでは、フツーのレストランなのですが・・・。
そのあと、いろいろなビックリが・・・。
まずは、トイレ。
用を足す便器そのものがゲーム仕様になっています・・・10円を投入。
・・・を、便器にある的(まと)に当てるとポイントアップ、・・・の量まで計測してくれます・・・「缶コーヒー一本分」「缶ビール一本分」・・・といった感じです。
食事中の方、ゴメンナサイ。


さらに、洗面所では、トイレタリー用品が充実。

アルコール除菌、おしぼりはもちろん、一回使い切りのマウスウォッシュや綿棒、ファブリーズまであります。
こんなのはじめて・・・。シティホテル以上のサービス品質です。


そして、1階に上がってみると、受験シーズンということもあり、合格祈願のボードやお神輿までディスプレイしてあります。
万世の名物「かつサンド」の食べ方まで丁寧に解説されています。
「受験生は、両手で持つべし」と書かれています。
落ちると縁起が悪いですからね(笑)。



たった45分間の滞在でしたが、濃密な空間にココロを動かされた次第です。

肉の万世は、まさに肉のテーマパーク。
昭和のレストラン・・・
肉を中心にしたエンターテイメント産業と言えると思います。
さらに、ここの経営者は、CS(顧客満足)、ES(従業員満足)を先頭に立って推進しているのだと思います。
このお店では、パートタイマー、アルバイトではなく、「パートナー」と呼ばれているようです。
飲食業のサービスマネジメントでは、トップクラスを行っているお店だと思います。
「肉のディズニーランド」
飲食店を経営している方は、ぜひ一度体感すべきお店です。
