萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚373

2015-09-26 20:45:03 | 雑談寓話
師走の半ば夜、再会飲みで御曹司クンは泣いた。
恵まれているようで我慢だらけ、そんな事情は知ってる、
だから泣きたいだけ泣かせて、それから訊いてみた。

「で、いちばん最近の我慢した原因は?笑」
「俺が我慢してるとかさー言ってくれんのホント…おまえくらいだ、」
「花サンも気づいてると思うよ、おまえの我慢もさ?」

なんて対話@ダイニングバーにて御曹司クンは言った、

「…どうかなー気づいてても聞いてくれないんなら無視と同じじゃね?」

あれ、コイツにしてはやたらシニカルだな?
って思わせる顔で、そんな顔&台詞に言ってやった、

「気づいても聞かないのはオマエも同じだろ?笑」
「…どーゆー意味だよそれ?」

また拗ねたカンジに訊いてくる、
まだ涙目な質問者に訊き返してみた、

「花サンの手首の傷、気づいてるクセにオマエは訊いてやらないだろ?そういう態度のオマエだから訊けないんじゃない?」

古い傷、そして三年以内の傷。
そんな彼女の手首に無責任と言えない男は言った、

「結局は俺が悪いってことかよ?」
「どっちもだろ、おまえらはさ?笑」

答えながらつい笑いたくなる、だって呆れた似た者同士だ?
だからこそ気掛かりで言ってやった、

「花サンはどっちも悪いって気づいているよ、だから悩んでるんだろが?コノママ付き合ってイイのかってさ、」

解ってる、でも離れがたい。
そんな彼女の本音に御曹司クンは言った、

「悩んでるクセに結婚とか言い出すのおかしくね?」

そこ気づいちゃったんだ?
この通りな正論と矛盾に笑った、

「上から目線ぽい?笑」
「マジそれだよ、そーゆーの俺キライ、」

本当にキライなんだろな?
って貌でビールすすってる、そんな顔も仕方ないなって思う。
理由なんであれ上から目線は愉しくない、そういうの特に敏感な男は言った、

「バイセクシャルな俺を憐れんで結婚するってカンジじゃん、そーゆー目で見られんのマジキライ、」

マジキライ、も仕方ないだろな。

なんてカンジに珍しく花サン<御曹司クンな気分だった、
でもソレ言ったら調子に乗るんだろう?
そう思うと安易な賛同はリスクが高い、で、訊いてみた、

「おまえは何のために花サンとつきあってんの?」

ワリと根元的質問、そして御曹司クンは考え込んだ。

第103回 過去記事で参加ブログトーナメント - その他ブログ村
第103回 過去記事で参加ブログトーナメント

ちょっと書いたのでUPします、遊びにアラズな出先なんですけど眠いです、笑
コレや小説ほか楽しんでもらえてたらコメントor下のバナークリックお願いします、

移動中に取り急ぎ、笑



にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村

blogramランキング参加中! 人気ブログランキングへ

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚372

2015-09-08 19:10:27 | 雑談寓話
師走の半ば夜、再会した御曹司クンは泣いた。

「久しぶりに会えたのにいきなりさーもうちょい浸らせてくれよなーもー、」

って乾杯のセリフから御曹司クン涙目で、

「泣きたいなら泣いちゃいな、待っててやるからさ?笑」

って言ったら、

「…もーさー、そんな…あいかわらず優し、」

ってセリフから涙こぼれて中ジョッキ片手に御曹司は泣きだした。
声はない、顔すこし傾けてビール啜りながら泣いている、
そんな顔は相変わらず拗ねてるようで、だけど記憶よりすこし大人びて見えた。

こいつも色々あったんだろな?

って思った、
それは花サンのことだけじゃない、御曹司クンが背負う諸事情全般だろう。

ソノ業界ソレナリ大手の跡取り、
多忙な両親とは会話の時間あまり無し、
お袋の味は家庭料理<レストラン系、
ゲイ寄りバイ、カミングアウトほぼ未済

こんなのドラマみたいな設定、きっとBL本とやらも喜ぶのだろう?
だけど御曹司クンには現実で、そのリアルは甘くない。

跡取り息子→職場の人間関係は縁故なしと違う気苦労がある。
代表取締役である父親と比較されて「あたりまえ」評価対象であることが日常だ。
社内評論家たちの視線はどんな空気なのか?
ソレだけでも御曹司クンの涙はしかたない。

御曹司クンの性格から言って、ソレナリ笑顔でやってるだろう。
でも「ソレナリ」だから鬱屈アタリマエに溜まる、
その吐け口をドコにするのか?

が、御曹司クンの問題点だなー。

なんて考えながら御曹司クンの泣き顔と酒飲んで、
花サンが泣いていた理由を思い出して、
で、ふたりが選ぶ先をツイ心配した。

こういう御曹司クンと花サンが結婚して、幸せなんだろうか?

「…ぅー…泣き止むの待ってくれてる?」

って泣き顔×セリフに思考中断されて、笑
あらためて見たテーブル越し、赤い目の拗ね顔に笑った、

「泣きながら話すとか無理だろ?笑」
「う…悔しいその言い方、けどうれしー」

なんて会話に御曹司クンは少し笑って、
涙まみれだろう笑顔におしぼり投げてやった、

「涙拭いたら溜まってるもん吐いちゃえよ、聴いてやるから、」

ホント全部ここで吐いちゃえばいい、
ソレで楽になれば余裕できるだろう?
だから言ったら御曹司クンはヤヤ照れた、

「ちょ…なんか照れるしソレ、照」

なんでこいつデレてんの?
って思ってすぐ言い返してやった、

「吐き出すのは口から本音の言葉だからな、シモじゃないから期待するなよ?笑」

ソレくらい御曹司クンも解っちゃいるだろう、笑
でもトリアエズ笑わせたくて言って、で、拗ね笑いが返ってきた、

「ソレくらい解ってるっつーの、変態あつかいすんなよバカっ、」

拗ねて、だけど半分は嬉しい。
そんな顔ひさしぶりで懐かしかった、で、ついツッコミいれた、笑

「ふーん、無断キスしようとか変態痴漢だよな、ねえ?笑」
「そっ、それは感情の昂りっていうかなんつーかっ、」

慌てたみたいな声、目の動き、
そんな挙動不審も前と変わらない、ちょっと安心して訊いた、

「で、いちばん最近の我慢した原因は?笑」

こう見えてコイツは我慢だらけだ、
事情ソレくらい解ってる、だから訊いたら御曹司クンは笑った、

「俺が我慢してるとかさー言ってくれんのホント…おまえくらいだ、」

おまえくらいだ、なんて言葉は=孤独

他に誰もいないって意味だ、
それだけ寂しい時間が御曹司クンの現実で、
そこに「居るべき名前」がでてこ無いことが哀しかった、で、訊いた、

「花サンも気づいてると思うよ、おまえの我慢もさ?」

気づいている、だから彼女も悩んでいる。
けれど御曹司クンはシニカルな口元で笑った、

「…どうかなー気づいてても聞いてくれないんなら無視と同じじゃね?」

第109回 1年以上前に書いたブログブログトーナメント

ちょっと書いたのでUPします、
コレや小説ほか楽しんでもらえてたらコメントor下のバナークリックお願いします、

移動中に取り急ぎ、笑



にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村

blogramランキング参加中! 人気ブログランキングへ FC2 Blog Ranking

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚371

2015-08-31 20:05:03 | 雑談寓話
冬、師走の半ば夜に御曹司クンと再会した、

「また男に手出したのか?花サンがいながら、」

「久しぶりに会えたのにいきなりさーもうちょい浸らせてくれよなーもー、」

なんて会話から始まって、
それどころじゃないだろがとツッコミたかったけど、御曹司クンの涙目に止めた、
だって御曹司クンが涙目になっている、なんて余程のなにかあるだろう?

泣きたい何かがある、

ソレが何かは解らない、
ハタから聞いたら馬鹿らしいコトかもしれない、身勝手ワガママの涙かもしれない、
それでも本人には辛いシンドイから泣いている、

だったらトリアエズ泣かせてやりたいな?そう想ったからそのまま笑った、

「泣きたいなら泣いちゃいな、待っててやるからさ?笑」

話しはソレからの方がいい、だって泣いた分だけ余裕もできる、
その余裕=「聴ける」容量の空きになる、
そんなテーブルに御曹司クンは瞬いた、

「…もーさー、そんな…あいかわらず優し、」

瞬いた目から涙こぼれて、御曹司クンはしばらく泣いた。

第90回 過去記事で参加ブログトーナメント - その他ブログ村
第90回 過去記事で参加ブログトーナメント

少し書いたのでUPします、
コレや小説ほか楽しんでもらえてたらコメントor下のバナークリックお願いします、

移動中に取り急ぎ、笑



にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村

blogramランキング参加中! 人気ブログランキングへ

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚370

2015-08-19 17:30:04 | 雑談寓話
冬、師走の半ばある夜にメールがきた。

From:御曹司クン
本文:おひさしぶりです、元気ですか?
たぶん大事な人を傷つけました。俺のせいだって解ってるけど。
でも嘘つくこともできない、どうすりゃいいのかわかんねー。
もうホント全部終わらせたい。

で、御曹司クンに電話して結局ちょっと会うことになり、
待ち合わせた当日が来て再会した。

「ほんと来てくれたんだー…マジで、」

なんて発言する顔は泣きそうで、
相変わらずな潤る目ツンデレ×ショボン顔につい笑った、

「おまえ泣きそうだけど、来ない方が嬉しかった?笑」
「っ、ちげーよバカ嬉しくて泣きそうなダケだし…って言わせんなバカっ」

のっけからバカバカ連呼してくれて、笑
そんなとこも前と変わらない旧知に笑った、

「捨て犬みたいな顔してんなよ、腹へったし早く注文すんぞ、笑」
「なんだよもー再会の喜びにもうちょい浸らせろよー、」

なんてブスッたれを聞き流しつつオーダーして、
一杯めのグラスに御曹司クンは照れくさげに笑った、

「やっぱ会えると嬉しーな、かんぱい、」

こつり、グラス勝手にぶつけてくれる。
ひとくちめ啜る顔はうれしそうで、だけど訊いてやった、

「また男に手出したのか?花サンがいながら、」

メールの意味はそういうコトだろう?
推測に笑った酒席、御曹司クンは拗ねた、

「久しぶりに会えたのにいきなりさーもうちょい浸らせてくれよなーもー、」

それどころじゃないだろが?と、ツッコミかけて止めた、
だって涙目になっている、

少し書いたのでUPします、移動中に取り急ぎ、笑



にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村

blogramランキング参加中! 人気ブログランキングへ

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚370

2015-08-05 21:00:10 | 雑談寓話
From:御曹司クン
本文:おひさしぶりです、元気ですか?
  たぶん大事な人を傷つけました。俺のせいだって解ってるけど。
  でも嘘つくこともできない、どうすりゃいいのかわかんねー。
  もうホント全部終わらせたい。

なんて御曹司クン’sメールが送られてきた12月、
メール内容から架けた電話、御曹司クンは訊いてきた、

「おまえが電話してくれたのってさー…俺のため?それとも彼女のため?」

オマエのため、

って言ってほしいのは見え見えで、
だからこそイジワル半分で言ってやった、

「自分がスッキリさせたいだけだよ、で、あのメール何を言いたいワケ?笑」

もうホント全部終わらせたい。

なんて一文はいかにも思わせぶりだ、
こーゆーこと言ってくるとき「終わらせたい」と本気で想うヤツは少ない、
で、案の定だけど御曹司クンは言ってきた、

「なあ、会って話せねえかな?」

ほら交換条件やっぱり出してきた。
よーするに会わないと話さないってことなんだろう、で、その人質に笑った、

「花サンのことナンカ傷つけたんだろ?挨拶したくないとか結婚したくないとかナントカ言ったわけ?笑」

たぶんそんなことだろう、花サン会話@秋の小田代が原からして?
そんな推測どおり電話の声がキョドった、笑

「…っ、な、やっぱしゃべっちゃってんのかよそこまで?」

ある意味「やっぱ喋っちゃってる」だろう。
けれど多分きっと未知の近況がある、その推定ほうり投げてみた。

「おまえツキアイマスの挨拶いまだにしてないんだってな、花サンのご両親にしたら怒ってアタリマエだろ?」

秋、小田代が原へ行く朝の会話からしてソンナことだろう?
あのとき花サンのお母さんが言ったコトからの推定に御曹司クンますますキョドった、笑

「だ、ってさーツキアウったって正式に申し込んでつきあったりしてねーし、俺なんんんっもそんなんじゃねーしさ」

どもるような口調、それは仕方ない。
けれど言ってる内容は仕方なくない、率直なトコ呆れて笑った、

「おまえさ、二十代も半ば過ぎたら結婚前提のツキアイくらい常識だろが?それも心得ないでヨソサマのオジョウサンに手出したとかバカだろ?笑」

ホント馬鹿だ、そんなことは?
こんなこと心ドウナルカ解かっているんだろうか、その心配に言ってやった、

「っていうかさ、花サンの手首の傷もうオマエは知ってるだろが?アレぶりかえさせたらオマエの所為だぞ、」

花サンの手首は傷痕だらけ、それはまんま心の傷だ。

その傷ついてしまった哀しい理由を御曹司クンだって今は知っている、
知っているからこそ肚もたつ、それを知ってか知らずか電話相手は言ってきた、

「だからってしたくもない結婚するのかよ?彼女が満たされるんならさー俺の心はどうでもいいのかよ?」

どうでもいい、なんて誰にもない。

そんなこと大前提だ、でもここで優しいコト言ってドウなるのだろう?
そんなこと考えながらトリアエズすっ飛ばして訊いてみた、

「で、オマエが会って話したいことって何?」
「…なにって、それは会ってから、」

また堂々巡りな回答くちごもる、
こーゆー態度されるだろうことは想定内だ、で、呆れながら笑った、

「仕事帰りで良ければ21時横浜とかだけど、店どこも空いてなかったらソッコー帰るよ?笑」

ホント会ったトコロでどうなるんだろう?
そんな疑問と呆れる電話ごし、ちょっと元気になった声が言った、

「ちゃんと予約するっ、今週の金曜とかOK?」

なんだか急展開な話だな?また呆れながらもトリアエズ応えた、

「木曜ならイイよ、ただし1時間だけな?笑」
「1時間でも嬉しいってば、なー…?」

即答で笑って、そして語尾が「?」になる。
そこにドンナ心の動きがあるんだろう、解かるようで気づかないフリに笑った、

「急に仕事いそがしくなったらドタキャンするけどな、笑」
「う、また弩エスだー、」

罵る言葉かえしながら、でも声はなんだか嬉しそうで、
そんな相手の顔が見えるような電話を切って、ついベッド転がって考えた、

なんだって花サンはコンナヤツに惹かれちゃったんだろう?

男性について語ろうブログトーナメント

にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村

blogramランキング参加中! 人気ブログランキングへ

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚369

2015-07-12 08:55:29 | 雑談寓話
冬、あいかわらず友達とメール呑気なやりとりは楽しくて、
クリスマスや年末年始の予定ぼちぼち決まり師走の半ばある夜、数ヶ月ぶりにメールがきた。

From:御曹司クン
本文:おひさしぶりです、元気ですか?
たぶん大事な人を傷つけました。俺のせいだって解ってるけど。
でも嘘つくこともできない、どうすりゃいいのかわかんねー。
もうホント全部終わらせたい。

なんだって御曹司クンはコンナメール送ってくるんだろう?笑
その文面も魂胆も見え見えだ、で、仕方なし電話した。

「…はい、」

緊張と沈鬱ごちゃ混ぜ、
そんな声に笑ってやった、

「ひさしぶり、で、あのメール何?笑」
「掛けてくれたんだー…ホントに、」

気の抜けるような声が応えて、小さなタメ息くもって、
そんな通話相手に訊いた、

「いかにも電話しろってメールだろが、で何?笑」

なんで数ヶ月ぶりメールしたのか?
それを単純に聴いてみたかった、
で、聞き返された、

「おまえが電話してくれたのってさー…俺のため?それとも彼女のため?」

こ こ ろ 4ブログトーナメント

少し書いたのでUPします、
コレや小説ほか楽しんでもらえてたらコメントor下のバナークリックお願いします、

移動中に取り急ぎ、笑



にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村

blogramランキング参加中! 人気ブログランキングへ

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚368

2015-07-06 22:09:00 | 雑談寓話
両親と思出話した誕生日が過ぎ、冬になり、
年末の慌ただしさに仕事や勉強も忙しなく過ぎて、
そんな合間も会う人は会い、メールやら連絡とりあっていた、

From:歯医者
本文:こんばんは、この間の小説は笑ったよ。越冬隊はエリート集団だと思ってたのに親近感でました。
年始はこっち来ますか?また三人で飲みたいな。

Re:歯医者には行きません、ガリガリ嫌い、笑

Re2:だから飲みの誘いだって。でも虫歯あれば退治します、笑

Re3:1/3朝そっち着くよ、車だから酒NG

Re4:ノンアルコール充実のとこ探します、


From:葭田
本文:歯医者君から1/3飲みの誘いきたぞ、
俺の車でこっち来る?帰りは新幹線つかってもらうけどさ。

Re:便乗たすかるよ、どこで拾ってくれる?

Re2:おまえの実家でもいいぞー正月におじゃまして良いならだけど。

Re3:おせち食べていってと母から伝言です、笑

Re4:お~やった(顔文字笑顔)おまえの母さん料理うまいから楽しみだー


From:ハル
本文:おつかれー残業3連続やっと明けたわあ、おいしいもん食べ一緒してー

Re:ウチでもいい?夕飯の支度すでにしちゃって、笑

Re2:もお家なんかあエエなあ、メニューは何?

Re3:ローストビーフしたよ、ご希望ならパスタ付けます、笑

Re4:30分で着きます!!待っとってーーケーキ買ってくから!

Re5:駅まで迎えにいくよ、食材買い足すから、笑

なんて感じに呑気なやりとりは相変わらず楽しくて、
こんな感じに師走は半ばになる夜、数ヶ月ぶりにメールがきた。

第108回 昔書いたブログも読んで欲しいブログトーナメント - その他ブログ村
第108回 昔書いたブログも読んで欲しいブログトーナメント

少し書いたのでUPします、
コレや小説ほか楽しんでもらえてたらコメントor下のバナークリックお願いします、

移動中に取り急ぎ、笑



にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村

blogramランキング参加中! 人気ブログランキングへ

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚367

2015-07-04 10:24:33 | 雑談寓話
「大学生の3年未満、あのひとは私と一緒にいてくれて。それでも忘れられないんなら智さんは6倍だものね?」

なんて花サンに言われた秋は過ぎ、平穏なまま誕生日が来た、
毎年いつも誕生日から寒くなる、だから子ども時代の誕生日写真もニット姿ばかり、笑
そんな例年どおり冬の始まりはやって来て、ケーキと花束持って実家に帰った、

「母さん、今日はお産オツカレサマ、お世話になりました、笑」
「ありがとう、でもあなたのお産はホント楽だったわよー」

なんてお決まりのあいさつして、
いつも通りの天ぷら&蕎麦で食事が始まった、

「あなたは毎年この組み合わせばっかりね、」
「お祖母さんもコレ好きだって言ってたよ?笑」
「だったら君は隔世遺伝したんだね、」

なんて会話ノンビリしながら昼だけどワインちょっと楽しんで、
母が淹れてくれたコーヒー&ケーキになると父が言った、

「君が生まれた翌朝、病院に行く途中で僕はスピード違反で捕まったんだよ?5Kmもオーバーしていなかったのに、」

この話も毎年いつものお決まりだ、笑
それくらい父にはショックだったろう事件に合いの手いれた、

「田舎で暇すぎてノルマ困ってるって泣きつかれたんだろ?笑」
「そう、ボランティアだと思ったけどね、アレで無事故無違反にキズ一点ついちゃったよ、」

なんて昔話に父は笑って、
それから少し真顔になって言った、

「あとね、これで君は一生事故に遭わないで済むんじゃないかとも思ったんだ。生まれてすぐに厄落とし出来たんじゃないかってね?」

事故に遭わない、

その言葉はやっぱり自分に響いてしまう、
それは両親も同じだろう、そんな共通項に訊いてみた、

「父さんは、あの子と一緒に事故に遭わなくて良かったと思ってくれてるんだ?」

あれからずっと両親は小さな恐怖感を抱いている、

我が子も同じだったかもしれない?
そんな恐怖をあの子の両親たちから見てしまった、
それくらい親しい付き合いしていた時間がある、その記憶に母がそっと笑った、

「お母さんもね、なんだか申し訳なくてお電話もできずにいるわ?思い出させてしまいそうで、」

こんなこと母が言うのも当然だろう、
もう何年か過ぎた時間に笑いかけた、

「おばさん泣いたもんな、母さんの顔見たとたんに、」
「うん、葬儀は泣かないって家族で決めてきたそうなのにね?」

ちょっと笑いながら、でも母の目は泣きそうで、
それくらい親しかった一家の記憶に自分もちょっと笑ってみた、

「おじさんも涙ぐんでたよ、あの子に会わないで見送ってくれって言いに来たとき、」
「きれいな顔で覚えていてほしいもの、あれで良かったのよ?」

ケーキ食べながら記憶と想いあふれくる。
きっとあの子がケーキ好きだったせいだ、

第94回 1年以上前に書いたブログブログトーナメント

出先ですけど少し書いたのでUPします、
コレや小説ほか楽しんでもらえてたらコメントor下のバナークリックお願いします、

移動中に取り急ぎ、笑



にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村

blogramランキング参加中! 人気ブログランキングへ

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚366

2015-06-26 10:31:06 | 雑談寓話
「やっぱりそれって…結婚は体面と子供つくるためってことかな、」

そんな発言した花サンに言葉なんてかけるべきなのか?

ここで言う結婚=御曹司クン相手の結婚で、
こんな話するほど花サンは御曹司クンとの未来設計を考えている、
そこにある感情×事情と、そしてもう一方の言い分を記憶から言ってみた、

「たしかに御曹司クンは体面も大切だろね、でも子供がほしいのは体面や義務だけじゃないと思うけど?笑」

子供がほしい、

そんな願いはフツーでありふれているんだろう、
普通、だからこそ願いたい彼の言葉そのまま言った、

「息子とキャッチボールしたいってアイツ言ってたよ、」

これって花サンには意外だろうな?
そのままちょっと驚いた顔で彼女は言った、

「キャッチボールなんて、そんなこと御曹司サンが言うの?」
「言ってたよ、それには幸せなお母さんやれるパートナーじゃないと無理だろ?笑」

笑って答えながら改めて思った、
アイツがほんとに欲しいのは「お母さん」かもしれない?

祖母がめんどう見てくれた、
母は仕事か下のきょうだいに集中していた、
家庭のゴハンに憧れる、

そんなことを御曹司クンは言っていた、
そんな話するくらい飢えているんだろう、家庭&母親を。
だから選べない当然のことに笑った、

「御曹司クンが欲しいのは息子とキャッチボールして笑える家だよ、自分はそーゆーのアイツとは無理、だから花サンは自分に嫉妬する必要ないだろ?笑」

どう考えても無理だろう?
そう思ったまま言って、だけど花サンは疑問を投げた、

「でも普通に男女の恋愛だったら出来たんじゃない?どっちが男で女でも、智さんなら御曹司サンのこと幸せにしちゃいそうだもん、」

そーゆー解釈もあるんだな?笑
そして彼女の懸案事項でもあるんだろう、だから笑った、

「幸せになるほど逆にアイツを追い込むと思うよ?自分の一番になれないってさ、笑」

だって御曹司クンは「一番」になりたがっていた、
でも自分の一番は彼に超えられない、他の誰にも超えられないだろう?
そう思い知らされてきた今までを想いながら、花サンに訊かれた、

「私も御曹司サンを一番にはできないかもしれないよ?」
「だね、でも自分よりは可能性あるんじゃない?笑」

笑って思ったまま応えて、
そうしたらまた訊かれた、

「それって時間の差?一緒にいた時間、」

ほんとその通りだ?
そのままただ笑ったら彼女は少し笑った、

「大学生の3年未満、あのひとは私と一緒にいてくれて。それでも忘れられないんなら智さんは6倍だものね?」

聞いて 4ブログトーナメント


出先ですけど少し書いたのでUPします、
コレや小説ほか楽しんでもらえてたらコメントor下のバナークリックお願いします、

移動中に取り急ぎ、笑



にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村

blogramランキング参加中! 人気ブログランキングへ

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚365

2015-05-26 20:56:59 | 雑談寓話
「私ならバイセクシャルでもつきあってくれるから一緒にいるのかな、だったら私じゃなくてもいいんだよね?」

なんて花サンが言った秋@小田代が原

彼女が言う通りかもしれない、けれどソレダケじゃ一緒にいられないだろう?

なんて思いながらも正直なんとも言えなかった、
だって花サンが求める「一緒にいる」は御曹司クンの等身大とは違う。
そのギャップをどう埋めるかなんて言ったところで本人たち次第だ。

いまさら自分が言っても仕方ないよな?

と思いながら話それまでにして小田代が原を楽しんで、
だけど車に戻って走り出すと花サンは言った、

「ね、もし彼に彼氏ができたら別れるって言われるのかな?」

可能性は何パーセント?
そんな質問に本人の言葉まま答えた、

「男との恋愛と女の人との恋愛は別らしいよ、御曹司クンには、」

別の感情

それが御曹司クンの本音だった、
そして比率は彼女の願いとは逆向きだ、そんな現実にため息吐かれた、

「やっぱりそれって…結婚は体面と子供つくるためってことかな、」

人間模様ブログトーナメント

出先ですけど少し書いたのでUPします、
コレや小説ほか楽しんでもらえてたらコメント&バナーお願いします、

取り急ぎ、



にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村

blogramランキング参加中! 人気ブログランキングへ

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする