萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚364

2015-05-19 19:07:12 | 雑談寓話
花サンと小田代が原に行って、
花サンの御曹司クン話を聴きながらも紅葉はきれいで、

こんなときでも紅葉はきれいなんだなあ、笑

なんて感想と楽しみながら湿原トレイルして、
一通り聴き終わってから訊いてみた、

「結局のとこ、花サンは御曹司クンと結婚したいんだろ?笑」

要するに、結論はそこだろう?
そんな会話の涯で花サンは言った、

「消去法的に、って感じだけどね、」
「消去法でもコイツならって思い詰めてるんだろ?笑」

笑って言い返しながら、ちょっと呆れていた。
だって水掛け論になりかかっているだろう?
で、そのまま言ってやった、

「文句つけたくなるのは、理想の結婚相手に近似値だからだろが?惜しい相手じゃなければ文句もでないよ、」

近似値=期待してしまう、
期待があるから文句つけたくなる、
そんな彼女はため息ついた、

「押しつけがましいってコトだよね、私が、」
「率直に言ってそうかな、笑」
「あーもう、悔しいなあ、」

ため息まじり彼女は笑って、そして言った。

「御曹司サンもワガママ、でも私だってワガママなくらい自覚してるよ。彼を何とかしたいって想うことも私の勝手だし、」

何とかしたい、

なんて理由はあまり好みじゃない、笑
だから正直に言ってみた、

「何とかしたいって考え方、ずいぶん上から目線だよね?笑」

何とかしたい、と思われることを本人は望むだろうか?
たぶん男なら低確率だ、そんなままを言ってみた、

「わかっているとは思うけど、あいつは花サンに改造してほしいなんて思ってないよ。バイセクシャルなことも変わりとかアイツ思ってないだろ?」

変わりたい、
と、あいつはホントは思っている。
けれど花サンの理想像とはたぶん違う、そんな現実に彼女は言った、

「私ならバイセクシャルでもつきあってくれるから一緒にいるのかな、だったら私じゃなくてもいいんだよね?」

そうかもしれない、
けれどソレダケじゃ一緒にいられないだろう?

ちょっと真面目に 6ブログトーナメント

出先ですけど少し書いたのでUPします、
コレや小説ほか楽しんでもらえてたらコメント&バナーお願いします、

取り急ぎ、



にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村

blogramランキング参加中! 人気ブログランキングへ

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚363

2015-05-05 17:09:26 | 雑談寓話
御曹司サンのこと一番に大事にしたら御曹司サンも気持ち変わるかもって想うよ、でも私ができない。

なんて言うほど花サンは本当のとこ解っている。
解っているからこそ疑問は起きて、そのまま彼女は言った。

「だから私ホント解んない、なんで御曹司サンはトモさんをずっと好きなわけ?トモさんこそ一番のひと他にいるのに、なんで?」

一番のひと、

なんて言われると少し懐かしくなってしまう、
いま議題は御曹司クンのこと、それなのに「一番」つい考えながら笑った、

「花サン、御曹司クンが欲しいのは話をちゃんと聴いてくれる相手だよ。花サンは話ちゃんと聴けてる?」

聴いて受けとめてほしい、

ソレが御曹司クンの一番の願いでそして御曹司クンの一番になる必須条件だ、
そういう「一番」は自分こそ同じでいる、それを言ってみた、

「自分にとって一番のひとは、一番ちゃんと話せたひとだよ、お互いにね?花サンも大学の彼はそうだったろ、だったら御曹司クンとどうすればイイか解るよね?笑」

もう答えなんてホントは自身が解っている、
それに気づかせたい相手は口開いた、

「私こそ御曹司サンに何も話せていないから、だから向こうも話せないのかな?」
「話せる空気がお互いにないって、花サン自身で思うんだ?」

訊きながら運転する隣、彼女は黙ってうなずいて、
そんな会話しながら秋の小田代が原に着いた。

どうして?どうして?24ブログトーナメント

出先ですけど少し書いたのでUPします、
コレや小説ほか楽しんでもらえてたらコメント&バナーお願いします、

取り急ぎ、



にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村

blogramランキング参加中! 人気ブログランキングへ

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚362

2015-04-30 10:18:05 | 雑談寓話
「半世紀、50年も一緒に暮らせたら少しは愛情深まってるのかなあ?それとも色褪せちゃうかな、疲れて、」

色褪せて、

なんて花サンが言った@小田代が原に向かう車中の朝、
それは「褪せる」だけの元があるということだ?
そんな本音を訊いてみた、

「御曹司クンを独り占めしたいんだ?」

こう言えばもう解るだろうな?
そんな意図に花サンは少し笑って答えた、

「独り占めしなくてもいいの、いつも一緒にいたいわけじゃないし。でも結婚したら、トモさんより近くはなれるでしょ?」

比較級の「近く」が望みなんだな?
そんな彼女の本音に笑った、

「御曹司クンから連絡ずっとないよ、もう忘れたんじゃない?笑」

そうあってほしいな、

っていう願望だった、だって不毛すぎる、
御曹司クンと自分は気持ち重なることがない、それなら離れたほうがいい。
それくらい解る程度には御曹司クンも賢い、そんな信頼に花サンは言った、

「私ずるいんだー…御曹司サンのことホントには一番に想えないクセに、私は御曹司サンの一番になりたいの。だから結婚したらって、」

花サンが御曹司クンを一番に想えない、
そこにある彼女の時間へ訊いてみた、

「今も、大学の時の彼が一番なんだ?」
「うん、もう亡くなってる人なのにね…私バカみたい、」

笑って、けれど悲しそうだった、
そんな助手席の横顔は話してくれた、

「御曹司サンのこと一番に大事にしたら御曹司サンも気持ち変わるかもって想うよ、でも私ができないから、だから私の家族に挨拶する気にもなれなくて当たり前だよね…だからね、」

ちょっと言葉とぎれて、こっち向いてくれるのが視界の端見えて、
そうして泣きそうな声が言った、

「だから私ホント解んない、なんで御曹司サンはトモさんをずっと好きなわけ?トモさんこそ一番のひと他にいるのに、なんで?」

あ、これが一番話したいことなんだな?

「花サンが今日、話したいことってソレなんだ?笑」

つい笑って訊いてしまう、
だって問題はそこじゃない、そんな現状に花サンはすこし拗ねた、

「そんな笑わないでよ、私は真剣なんだから、」
「ごめん、でも御曹司クンの問題はそこじゃないだろ?笑」

また笑いながら言って、で、問題提起してみた、

「花サン、御曹司クンが欲しいのは話をちゃんと聴いてくれる相手だよ。花サンは話ちゃんと聴けてる?」

聴いて受けとめてほしい、

ソレが御曹司クンの一番の願いごと、
そして御曹司クンの一番になる必須条件だろう?

聞いて 18ブログトーナメント - その他ブログ村
聞いて 18ブログトーナメント

出先ですけど少し書いたのでUPします、
コレや小説ほか楽しんでもらえてたらコメント&バナーお願いします、

取り急ぎ、



にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村

blogramランキング参加中! 人気ブログランキングへ

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚361

2015-04-27 13:50:39 | 雑談寓話
「ホント私は不満いっぱいだと思う、そのくせ別れるのもできないって変でしょ?」

「結婚したら50年とか一緒だよ?半世紀も御曹司クンと暮らせそう?笑」

なんて会話した@小田代が原に向かう車中、
夜明けてゆくフロントガラスに紅葉を見つけて笑いかけた、

「花サン、紅葉もうはじまりだしてるよ?左前方の山、笑」
「あ、ホントだ。楓かな?それとも漆?」
「あの赤色だと漆かもしれないね、」

なんて他愛ない車窓の会話して、
すこし空気やわらぐと花サンが言った、

「半世紀、50年も一緒に暮らせたら少しは愛情深まってるのかなあ?それとも色褪せちゃうかな、疲れて、」

色褪せて、

そんな言葉に花サンの聲が出ている、
だって「褪せる」だけの元があるということだ?
そんな本音を訊いてみた、

「御曹司クンを独り占めしたいんだ?」


出先ですけど少し書いたのでUPします、
コレや小説ほか楽しんでもらえてたらコメント&バナーお願いします、

取り急ぎ、



にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村

blogramランキング参加中! 人気ブログランキングへ

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚360

2015-04-26 18:04:59 | 雑談寓話
「付き合いはじめて日がたつのに挨拶もする気がないのよ、彼は。そういう態度からお母さん不実だって、」

彼=御曹司クン

について、花サンがそう言った秋@小田代が原に行く車中、
夜明けてゆく清々しいフロントガラス見ながら彼女はちょっと微笑んだ、

「愚痴ってイイよってトモさん、私が不満いっぱいに見えるんだ?」
「正直、見えるね、笑」

あっさり答えて、
で、困ったような笑顔で花サンは言った、

「ホント私は不満いっぱいだと思う、そのくせ別れるのもできないって変でしょ?」

なぜ不満だらけの癖に別れたくないのか?

その答えは本人がいちばん解っている、
けれど答え知らないフリする人に訊いてみた、笑

「結婚したら50年とか一緒だよ?半世紀も御曹司クンと暮らせそう?笑」

半世紀50年、その時間は短くない、
それでも「御曹司クン」に向き合い続けられるのか?
問いかけた相手は考えこんだ、


出先ですけど少し書いたのでUPします、
コレや小説ほか楽しんでもらえてたらコメント&バナーお願いします、

取り急ぎ、



にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村

blogramランキング参加中! 人気ブログランキングへ

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚359

2015-04-25 18:46:05 | 雑談寓話
「お母さんとお姉ちゃんに御曹司さんのこと話したの、そして反対されちゃった、」

「御曹司クンがバイセクシャルだってコトは話した?」

「それ話したら終わりよ、今ですらアンナだもん?」

なんて会話の秋@小田代が原に行く車中、
夜明けのフロントガラス見ながら花サンは言った、

「付き合いはじめて日がたつのに挨拶もする気がないのよ、彼は。そういう態度からお母さん不実だって、」

花サンの母なら確かにそうだろう?
納得しながらつい笑った、

「それは花サンのお母さんなら理解しがたいだろね、笑」
「そうなのよー、だからトモさんのこと信頼してるのに、」

タメ息まじり笑ってくれる、
でも本当はしんどいだろう?そんな相手に笑った、

「着くまでノンビリ愚痴っていいよ?笑」


出先ですけど少し書いたのでUPします、
コレや小説ほか楽しんでもらえてたらコメント&バナーお願いします、

取り急ぎ、



悩める女子に↓
第90回 1年以上前に書いたブログブログトーナメント

にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村

blogramランキング参加中! 人気ブログランキングへ

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚358

2015-04-24 10:09:09 | 雑談寓話
「ホントにもう、トモさんならおばちゃんも心配ないんだけど、」

って花サンの母に言われて、あれ?って思った。

「なら」

って花サンの母は言った、
それは比較する「なら」じゃないだろうか?

もしかして花サン、御曹司クンのコトを話したかな?

そんな予想と花サンは助手席に乗り込んで言った、

「お母さん、よけいな嫌み言わないでよ?せっかく楽しみに行くとこ水射さないで、」

今ので嫌みになっちゃうんだ?
そんな感想に推定また確かめるまま、花母は言った、

「はいはい御免なさいね、いっぱいリフレッシュさせてもらいなさい。トモさん、よろしくね?」

なんて感じに送り出されて、
なんとなく気まずけな花サンに笑ってみた、

「小田代が原、紅葉ちょうどイイみたいだよ?笑」

楽しい近未来でご機嫌直してほしいな?
そんな意図に少し笑ってくれた、

「うん、私もググってみたよ。天気もイイみたい、」
「トレッキング日和だね、写真もきっと良いよ、笑」
「うん、私もカメラ持ってきたんだー小さいのだけど、」
「おー、撮影会だな、笑」

なんて会話しながら行く車内は空気やわらかくなって、
もう楽しそうになった笑顔はペットボトルくちつけ言った、

「お母さんとお姉ちゃんに御曹司さんのこと話したの、そして反対されちゃった、」

やっぱりそういうことなんだ?
納得とハンドルさばきながら訊いてみた、

「御曹司クンがバイセクシャルだってコトは話した?」

たぶん話せないだろうな、

そう解っているけど訊いてみた、だって話せないなら尚更に自覚は必要だ、
例の事情を話さず済ませたいなら問題起きたとき、相談するにも難しいだろう?
そのリスクを自覚してほいし相手はタメ息吐いたら

「それ話したら終わりよ、今ですらアンナだもん?」

今ですら、

そんな言い回しとさっきはの花母発言に状況はわかる、
ホントややこしくなっちゃうんだな?

第81回 昔書いたブログも読んで欲しいブログトーナメント - その他ブログ村
第81回 昔書いたブログも読んで欲しいブログトーナメント

出先ですけど少し書いたのでUPします、
コレや小説ほか楽しんでもらえてたらコメント&バナーお願いします、

取り急ぎ、



にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村

blogramランキング参加中! 人気ブログランキングへ

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚357

2015-04-16 10:43:06 | 雑談寓話
平穏無事の日常すぎながら御曹司クンから連絡はこなくなっていた、
接触がなくなれば思い出すことも減っていく、
そんな当たり前をなにげなく秋になり、
で、ある日に花サンの話を聴いた、

From:花サン
本文:おつかれさまー、週末ご予定いかがですか?紅葉が良い時期です(顔文字笑顔)

Re:小田代が原?笑

Re2:あたり(顔文字笑顔)いかがでしょう?

Re3:土曜朝4時半出発でいいなら、笑

Re4:お迎えよろしくお願いいたします!(顔文字平伏)

なんてメール往還して、
で、奥日光@週末は決まり当日の朝4時起きで、

眠いなー、

想いながらも楽しみで頭は冴えて、
迎えにいった花サン宅前、花サンとその母は待っていてくれた、

「いつもありがとうねーまた花がワガママ言ったみたいで御免なさいねー」

「自分も行きたいので歓迎ですよ?笑」

「もーホントいつも優しいんら。ホントねえ?」

と、笑顔で花母は言い、で言った、

「ホントにもう、トモさんならおばちゃんも心配ないんだけど、」

あれ?って思った。



出先ですけど少し書いたのでUPします、
コレや小説ほか楽しんでもらえてたらコメント&バナーお願いします、

取り急ぎ、



にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村

blogramランキング参加中! 人気ブログランキングへ

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚356

2015-04-15 08:00:04 | 雑談寓話
「でも私だってホントに彼と結婚したいのかは解んない、」

「前はね、城戸さんのコトすごい話題にしてたんだよ?それが結婚については無反応って怪しいじゃない、自白されてるようなもんだよ、」

なんて会話を花サンとしたその後、
仕事もプライベートもなにげなく忙しく充実して、
それなり忙しかったから御曹司クンのコトもそれなりとり紛れていた、
友達とのメールその他も相変わらずで、

From:ハル
本文:やっと3日ぶりに帰宅できた、ほんまブラックです(顔文字大変)

Re:おつかれさま、ゴハンちゃんと食べてる?

Re2:いま久しぶりの温かいゴハンです(顔文字泣顔)

Re3:今度おいしいもの食べいこうな、落ち着いたら声かけて?笑

Re4:来週は落ち着く思うー楽しみにしてます(顔文字笑顔)


From:歯医者
本文:教えてくれた本、あと1/3くらいだよ。おもしろくて寝不足注意で読んでる。

Re:変なとこ削るなよ、笑

Re2:それは厳禁、笑


From:小林
本文:久しぶりに帰国するよ、ドライブ→土産わたしがてら先生と飲みでどう?

Re:変な土産はいらん、この間のとか、笑

Re:ええーあれけっこう高いのに(顔文字泣)

Re2:泣き落としいらん、悪趣味やろーめ、笑

なんてメール往還あいかわらずで、
そんな感じに平穏無事の日常はすぎながら、御曹司クンから連絡はこなくなっていた、

このまま縁遠くなるのかな?

と、たまーに思い出すたび幸せになってほしいなと願っていた、
いろいろ困ったヤツな御曹司クン、だからこそ普通にちゃんと幸せになってほしい、

で、ある日に花サンの話を聴いた、


出先ですけど少し書いたのでUPします、
コレや小説ほか楽しんでもらえてたらコメント&バナーお願いします、

取り急ぎ、



第74回 過去記事で参加ブログトーナメント - 通販ブログ村
第74回 過去記事で参加ブログトーナメント

にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村

blogramランキング参加中! 人気ブログランキングへ

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚355

2015-04-06 14:38:03 | 雑談寓話
「私は他人事ジャなかったよ、自分も言われるんだなーって…」

と、花サンがため息ついた夜@某所ダイニングバー、
そんな台詞から見える状況に訊いてみた、

「御曹司クンと結婚の話もしてる?笑」

お互い社会人、それなら結婚話も当たり前。
しかも「御曹司」ならなおさらだ、そんな現状に花さんは言った、

「なんにも彼は言わないよ、私は意識してないって言えば嘘だけど、」

なんだか微妙な答だな?そんな感想に笑った、

「花サンは意識してるから、カワダちゃんに対する同期の反応も意識しちゃうんだろね、」

自身と重ねるから意識する、そんなこと当たり前にあるだろう。
だから訊いたら花さんはため息ついた、

「そうよーだから御曹司サンの無反応が悔しいのよ、」

ふたり見解まったく違うんだ?
そんな発言に重ねて訊いた、

「結婚に対する温度差があるんだ?」
「あるね、でも私だってホントに彼と結婚したいのかは解んない、」

解んない、

そう言ったトーンは投げ出すみたいで、
放り出すホンネが解るようで訊いた、

「カワダちゃんと城戸さんの結婚について、御曹司クン無反応なんだ?笑」

無反応、だからこそ本音が透ける。
そんな状況がわかる気がした酒のテーブル、花サンは言った、

「前はね、城戸さんのコトすごい話題にしてたんだよ?それが結婚については無反応って怪しいじゃない、自白されてるようなもんだよ、」

こんなふうに秘密は綻びる、
こんな破綻に困りながら少し笑った、

「城戸さんが結婚することにショックなんだ?御曹司クン、笑」
「うーん、城戸さんが、じゃないかも?」

なんて言った花サンの視線こっち見てしまう、
その言いたげな言葉も敢えて気づかないフリで冷酒を注いだ。

第75回 昔書いたブログも読んで欲しいブログトーナメント - その他日記ブログ村
第75回 昔書いたブログも読んで欲しいブログトーナメント

出先ですけど少し書いたのでUPします、
コレや小説ほか楽しんでもらえてたらコメント&バナーお願いします、

取り急ぎ、



にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村

blogramランキング参加中! 人気ブログランキングへ

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする