萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

山岳点景:最高峰×森、花そして住民

2015-05-06 21:33:00 | 写真:山岳点景
そこだけの時



山岳点景:最高峰×森、花そして住民

富士桜の花です。

というわけで富士山を歩いてきました。
森林限界を超えない五合目あたりより下、最高峰の森は豊かな春です。



標高1,900m付近を歩いたんですけど、登山道に積雪はありませんでした。
が、道端あちこち残雪を見ました。



富士山は五合目より上、岩や砂礫のイメージが強い山です。
けれど現実には植生さまざまに見られる森が広がります。



苔などツンドラを連想させる植物たち、その合間に春は菫も咲きます。



頭上には山桜たち、
この山域に特有の富士桜フジザクラ=豆桜マメザクラを多く見ました。



標高2,000m付近の桜たちは花が小さめ、花色は白から濃い薄紅まで何種類かあります。



桜は実生=種から生えると親木と違う木になる確率が高いです。
遺伝子が変質しやすいのが桜の特徴、だから挿し木で増やすことが多いのだとか。
で、山は実生だらけのために一本ずつ花びら・葉の形に色・樹皮などアレコレ相違が見られます。



トップの写真から幾種類か載せてみました、
どれも富士山で撮った桜たちです、花が小さい+葉と花が同時なことが共通の特徴になります。



そんな山道に小さな住民と出逢いました、笑



ヤマネです、まだ小さかったので子供かなあと。
ずっと逢ってみたかったので嬉しかったです、で、五合目まで登る予定を変更して撮影会でした、笑



こんな写真たちを撮って帰路、富士は雲が湧いていました。
登りだしは2枚目のよう青空、けれど2時間ほどで急変するほど山頂の風は強い。
時にはガレージのシャッターを吹き飛ばすほど積雪期は豪風です、そんな峻厳もまた春富士の素顔にあります。



なんて写真&山歩きしてたので加筆校正このあとです。

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