萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

黄金螺鈿、紅葉丘陵

2022-11-22 20:53:00 | 写真:里山点景
橙きらめく黄金、鏤める光の秋
里山点景:紅葉2022.11.19


丹沢東端の里山は紅葉のはしり・紅葉は真っ赤もきれいですけど、濃淡いろんな色相に惹かれるなあと。
そろそろヤマビルもいなくなる頃かなあと丹沢ルートの端っこを歩いてみたんですけど、里山の雰囲気かなり新鮮でした。
山の秋は野生動物にとって冬支度のとき、食べこむため餌や獲物を追いかけて人間と鉢合わせ→人身事故なんてこともザラです。
秋はトリワケ山の日暮れ早い×寒いので登山の方はお気をつけて。
【撮影地:神奈川県2022.11.19】

にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村
純文学ランキング
著作権法より無断利用転載ほか禁じます

萬文習作帖 - にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋色の回廊、紅葉丘陵

2022-11-21 11:41:00 | 写真:山岳点景
黄金から朱に光る、山路ゆく秋色回廊
山岳点景:紅葉2022.11.19


丹沢東端の里山は紅葉のはしり・紅葉は真っ赤もきれいですけど、濃淡いろんな色相に惹かれるなあと。
ヤマビルもいなくなる頃かなあと丹沢ルートの端っこを歩いてみたんですけど、よく行く山塊と雰囲気マッタク違って新鮮でした。
山の秋は野生動物にとって冬支度のとき、食べこむため餌や獲物を追いかけて人間と鉢合わせ→人身事故なんてこともザラです。
秋はトリワケ山の日暮れ早い×寒いので登山の方はお気をつけて。
【撮影地:神奈川県2022.11.19】

にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村
純文学ランキング
著作権法より無断利用転載ほか禁じます

萬文習作帖 - にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

焚火の暖、秋の宵

2022-11-20 20:45:00 | 写真:里山点景
夕闇、温もり爆ぜる光色
里山点景:スウェーデントーチ2022.11.12


焚火がいい季節です、野外だと温かいだけでゴチソウだなあと。
※注意※
焚火など火気の扱いは許可が必要です、山や河川や森などでも無許可エリアで火を焚くことは禁止・火事ゼッタイダメ。
山の秋は野生動物にとって冬支度のとき、食べこむため餌や獲物を追いかけて人間と鉢合わせ→人身事故なんてこともザラです。
秋はトリワケ山の日暮れ早い×寒いので登山の方はお気をつけて。
【撮影地:神奈川県2022.11.12】

にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村
純文学ランキング
著作権法より無断利用転載ほか禁じます

萬文習作帖 - にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋五彩の森、紅葉丘陵

2022-11-19 21:52:10 | 写真:山岳点景
苔青に黄金、朱に赤に秋燈る
山岳点景:紅葉2022.11.19


丹沢東端の里山は紅葉のはしり・紅葉は真っ赤もきれいですけど、濃淡いろんな色相に惹かれるなあと。
そろそろヤマビルもいなくなる頃かなあと丹沢ルートの端っこを歩いてみたんですけど、里山の雰囲気かなり新鮮でした。
山の秋は野生動物にとって冬支度のとき、食べこむため餌や獲物を追いかけて人間と鉢合わせ→人身事故なんてこともザラです。
秋はトリワケ山の日暮れ早い×寒いので登山の方はお気をつけて。
【撮影地:神奈川県2022.11.19】

にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村
純文学ランキング
著作権法より無断利用転載ほか禁じます

萬文習作帖 - にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋色あわく、ばら園の秋

2022-11-18 23:27:00 | 写真:花木点景
黄金から薄紅、ほのぼの秋色の華
花木点景:秋バラ2022.10.30


ちょっと淡いような中間色の花はなんだか好みです、笑
山野はモチロン植物園での撮影は植生保護のため三脚NG、足元よーくチェックして足場を決めて×離れた所から望遠レンズ&三脚ナシで撮影できる技術が必須です。
秋はトリワケ山の日暮れ早い×寒いので登山の方はお気をつけて。
【撮影地:神奈川県2022.10.30】

にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村
純文学ランキング
著作権法より無断利用転載ほか禁じます

萬文習作帖 - にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

深紅ひとつ、紅葉の森で

2022-11-17 23:45:00 | 写真:山岳点景
深紅ひとひら、錦秋に燈す
山岳点景:紅葉2022.11.5


紅葉は真っ赤もきれいですけど、濃淡いろんな色相に惹かれるなあと。
山の秋は野生動物にとって冬支度のとき、食べこむため餌や獲物を追いかけて人間と鉢合わせ→人身事故なんてこともザラです。
秋はトリワケ山の日暮れ早い×寒いので登山の方はお気をつけて。
【撮影地:山梨県2022.11.5】

にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村
純文学ランキング
著作権法より無断利用転載ほか禁じます

萬文習作帖 - にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋五彩、紅葉の森で

2022-11-16 22:47:00 | 写真:山岳点景
緑青から黄金、朱丹、秋いろ濃き淡き
山岳点景:紅葉2022.11.5


紅葉は真っ赤もきれいですけど、濃淡いろんな色相に惹かれるなあと。
山の秋は野生動物にとって冬支度のとき、食べこむため餌や獲物を追いかけて人間と鉢合わせ→人身事故なんてこともザラです。
秋はトリワケ山の日暮れ早い×寒いので登山の方はお気をつけて。
【撮影地:山梨県2022.11.5】

にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村
純文学ランキング
著作権法より無断利用転載ほか禁じます

萬文習作帖 - にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

霜月十五日、淡橙薔薇―simple

2022-11-16 19:37:00 | 創作短篇:日花物語
風ありのまま、無邪気にも真摯に
11月15日誕生花シャーベットオレンジのバラ


霜月十五日、淡橙薔薇―simple

一陣の涼風、または香る風。
それから木洩陽ふらす黄金、温もり、髪ひるがえる。
額ふれる冴えた香あまい渋い、肺ふかく満ちて、そして頭上きらめく黄金の木々。

「…い、かーおーるっ」

呼ばれて開いた視界、目の前すぐ鳶色の瞳が笑う。
至近距離つい瞬いて身を引いて、机ごつり顎を打った。

「いたっ…」
「大丈夫か、馨?すげー打っただろ今、」

応えてくれる声、低いクセ朗らかに響く。
打ちつけた顎そっと撫でて、ゆっくり体を起こした。

「ん、大丈夫…ぼく、今、寝てた?」
「なかなか起きんかったぞ、」

鳶色の瞳からり笑ってくれる。
どこまでも闊達な学友に、ほっと息吐けて笑った。

「起こしてくれてありがと、…ふぁ」

笑いながら欠伸こぼれる。
首かるく回して、ほろ甘い渋い香に書架を見あげた。

「もう日が傾いてる?」

見あげる背表紙たち光るオレンジ色、日暮れを呼んいる。
そんなに寝てしまった?慣れない居眠りに友人が笑った。

「まだ3時だよ、日が短くなったよな、」
「そっか…」

肯きながら振りむいた窓、キャンパスの木立ふる陽が染まる。
オレンジ色あわく陰翳ゆらす道、まだ学生さざめく空気に微笑んだ。

「この時間の大学ってホッとしてるみたい、すこし…」

ほっとして、すこし寂しい。
そんなふうに感じるのは、家族がすくない為だろうか。
それとも、ここに遺る懐かしい気配のせいかもしれない。

「すこし寂しいよな、なんかさ?」

低い声からり、響いて隣を振り返る。
鳶色の瞳こちら自分を映して、からり笑ってくれた。

「ナンカものがなしいっていうかなあ、一日が終わるのモッタイナイ感じするんだよ。山ではモットな?」

山ではもっと、そうだ?
言われて寸刻前ふれて、馨は口ひらいた。

「あのね紀之、フェアリーリングって聞いたことある?」

こんな話、笑われるだろうか?
子どもっぽい質問すこし悔やんで、けれど親友は肯いた。

「ケルトの伝承だろ、妖精の踊り場または妖精界の入り口とかだよな、」

鳶色の瞳まっすぐ笑って、低い声ほがらかに答えてくれる。
この友人にして意外なようで、納得でもあって、嬉しくて笑いかけた。

「そうだよ、童話みたいな話だから紀之は知らないと思った、」
「ヨーロッパの文学やってんなら知ってねえとだろが、」

即答すぐ見返してくれる。
いつものよう明るくて、そのくせ真摯な眼差しが続けた。

「伝承は文学のはじまりみたいなモンだ、ソレを知らんで文学ヤルなんざ基礎がなっちゃねえよ。だろ?」

当たりまえだろ?そんな眼差しが自分を映す。
こんなふう真直ぐ見つめているから、友達になりたいと想った。

「紀之のそういうとこ…いいね、」

ほら本音つい声になる。
でも、ちょっと恥ずかしいかもしれない?もう耳もと熱くて立ちあがった。

「お茶淹れるね、父にスコン焼いてきたんだ、」

がたん、椅子と床が古い木音を響かせる。
ほのかな渋い甘い空気よぎって、電気ポット蓋開けた。

「いいねえ、馨の菓子ホント美味いんだよな。いつもありがとな、」

低い声ほがらかに弾んでくれる、その言葉に唇ほっと寛ぐ。
こんなふうに受けて入れてくれること、自分には奇跡だから。

「…僕こそありがとうだよ、」

ほら想い零れだす、嬉しくて。
だってたぶんきっと、男が菓子を焼いてくるなんて今の日本では「普通」じゃない。
それでも楽しみにしてくれる学友はからり笑った。

「俺こそだろが、教授のおこぼれ毎日もらっちゃってんだ。この分また雪山の運転がんばるからな、」

雪山、そう笑った日焼けの頬あわく陽が光る。
もう山は雪が訪なう、そんな季節の窓にザイルパートナーが尋ねた。

「そんで馨、なんでフェアリーリングの話したんだ?」

戻された会話にティースプーンの手が止まる。
かつん、スプーン鳴って茶葉さらりポットへ微笑んだ。

「あのね、それっぽいとこ山で見たことあるから…また行けるかなと想って、」

言いながら耳もと熱い、きっともう赤くなっている。
子どもじみているみたい気恥ずかしい、それでも鳶色の瞳ぱっと明るんだ。

「おっ、いいじゃんソレ。俺も一緒させてくれるんだろ、どこの山だよ?」
「ん…紀之もよく知ってるとこだよ、」

答えながらティーポット湯を注ぐ。
ふわり温もり薫らせる、かすかな湯気に冬の訪ない兆す。
あのあたり今は山毛欅に水楢の黄葉そまるだろう、慕わしさに友達が言った。

「もしかして馨、さっき居眠りでソコの夢見たんか?」

ああ、なんでこんな勘がいいんだろう?

「っ…、…のーこめんと、」

声詰まってしまう、ほら耳たぶ熱い。
きっともう真っ赤になっている、それでも手もとティーポットそっと傾ける。
マグカップ満る琥珀色、やわらかな湯気あまい香、温かで爽やかで、この時間こそ芳しい。


淡橙薔薇:淡いオレンジ色のバラ、花言葉「無邪気、爽やか、誇り」

にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村
純文学ランキング
著作権法より無断利用転載ほか禁じます

萬文習作帖 - にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夕闇に燈る、ばら園の秋

2022-11-15 17:25:20 | 写真:花木点景
彼誰時、夕闇やわらかな色
花木点景:秋バラ2022.11.12


近場の公立植物園でナイトガーデン開催されているんですけど、面白くてツイ通いそうです、笑
山野はモチロン植物園での撮影は植生保護のため三脚NG、足元よーくチェックして足場を決めて×離れた所から望遠レンズ&三脚ナシで撮影できる技術が必須です。
秋はトリワケ山の日暮れ早い×寒いので登山の方はお気をつけて。
【撮影地:神奈川県2022.11.12】

にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村
純文学ランキング
著作権法より無断利用転載ほか禁じます

萬文習作帖 - にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夕宵の燈、ばら園の秋

2022-11-14 23:30:00 | 写真:花木点景
薄紫あわい、夕宵ふわり燈す
花木点景:秋バラ2022.11.13


秋の撮影はやわらかいくせ冴えた光に陰影がきれいで、けれど日没が早いからナントナク急かされる気がします。笑
山野はモチロン植物園での撮影は植生保護のため三脚NG、足元よーくチェックして足場を決めて×離れた所から望遠レンズ&三脚ナシで撮影できる技術が必須です。
秋はトリワケ山の日暮れ早い×寒いので登山の方はお気をつけて。
【撮影地:神奈川県2022.11.13】

にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村
純文学ランキング
著作権法より無断利用転載ほか禁じます

萬文習作帖 - にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする