競輪人間 まさかの1着失格も悔い残る

2021年05月01日 20時24分07秒 | 未来予測研究会の掲示板
  奈良競輪 施設整備等協賛競輪 秋篠賞
5月1日 3日目
9レース
1-7 5-7 7-5で勝負した。
5-8(6.0倍)の1番人気を無視する。
このところ、1番人気の車券を買って負けていたからだ。
7-1(10.8倍)
7-5(21.3倍)
5-7 (14.3 倍)
だが、結果として1番人気となる。
皮肉なものだ。
1番久木原洋選手の番手の7番杉森輝大選手にとって展開有利と思われたのだ。
ところが、1番久木原選手は中途半端で、5-8ラインの先行を許す。
33バンクなので、捲りに回れば、全く届かない。

結果 
5-8600円(1番人気)
5-8-1 3,180円(3番人気)




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
1 5 石原 颯   9.9 B H叩き切り
2 8 大川 龍二 1車輪 9.8   石原マーク
3 1 久木原 洋 3/4車身 9.4     後方捲上げ
  4 4 藤木 裕 1/2車輪 9.7     目標捲れず
× 5 7 杉森 輝大 3/4車輪 9.3     目標が後手
6 2 高久保 雄介 1/8車輪 9.9     捲り切れず
7 3 大塚 健一郎 2車身 9.7     佐藤幸共倒
  8 6 中村 良二 4車身 10.0     叩かれ一緒
  9 9 佐藤 幸治 1車身 10.3     HS叩かれ

戦い終わって

戦い終わって写真

 正攻法からの組み立てとなった石原颯は1度下げるも、打鐘前で猛然と叩き返して最終ホーム手前で先頭に立つ。グングン加速し見事にそのまま押し切って、初の記念決勝へ駒を進めた「結果オーライではあったけど、予定と全然違うレースだったし、もう少し上手なレースがしたかった。それでも記念決勝に初めて乗れて、今回は気負いなく走れてて感触も良い。33バンクに関しても、3連勝出来てるので自信になりますね。同期の町田君は記念決勝9着ばっかりなので、そこには勝てる様に頑張りたい(笑)」。
 石原マークの大川龍二が2着。「作戦はもうほとんど石原君に任せてました。諦めず前向きにやってきたし、口が空きながらもしっかりと付いて行けたので良かったです。今日番手で良い思いさせて貰った分、自分が前でライン引き連れての競走を、もう少し巧くやれればと改めて思います。今回決勝に乗れたのは、練習を一緒にやってる若手とベテランの方のおかげだし、感謝の気持ちを持って決勝に臨みたい」。
 捲り追い込んでの3着は久木原洋。「凄い雨が降ってきて、直前過ぎたのでサングラスも掛けられなくて…。水も浴びっぱなしできつかったです。ただ風は止んでたのでバンクは軽かったですね。踏んだ感触も結構進んでる感じがあって、最後は思い切りハンドルを投げました。FⅠでも決勝に乗れないくらいなのに、初めて記念の決勝に進めて良かったです」。

 10レース

この時点で、負けた車券の5-7、7-5、7-1を追いかけるべきであったが、10レースは3-1、3-7、3-5を買う。
並び 2-5 1-7 8-3-6 9-4
レース評
中井の地元の気迫を重視して本命だ。鷲田がしっかり援護。門田と福島の四国連携も僅差だし、山賀も目標次第だ。

3-1(15.4倍)
3-5(38.2倍)
3-7(32.1倍)
だが、1着になった3番が失格となる。

反省点は、9レースで買った車券の出目を、押さえとして、買わなかったことだ。

結果

結果
5-7 9,050円(28番人気)
5-7-4 15万0,810円(286番人気)




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
1 5 福島 武士   10.0   捲乗り突込
2 7 鷲田 佳史 1/2車輪 10.1   G前中伸び
  3 4 吉田 茂生 1/4車輪 9.8     突込み繰上
× 4 2 門田 凌 1/4車輪 10.2     B捲り不発
  5 8 渡邉 豪大 1/2車身 10.4   B 打鐘仕掛け
6 1 中井 太祐 3/4車身 10.4     叩かれ詰る
7 9 長尾 拳太 大差 11.7     落避け接触
  8 6 佐藤 康紀 大差       B不利受け
3 山賀 雅仁       S 外牽制斜行

 戦い終わって

戦い終わって写真

 打鐘で叩いた渡辺豪大の主導権。叩かれた中井太祐は簡単に引かずに3番手の内で併走。前団の隊列が短くなり門田凌が捲り仕掛けるが、バック過ぎで番手の山賀雅仁が振り、3番手の佐藤康紀の落車を誘因。門田の捲りは不発となり、1着で到達したのは山賀だったが失格。門田に乗り直線中を伸びた福島武士が2着から繰り上がりの1着。「最終2コーナーでは門田が前を飲み込むかなと思っていたけど、落車で鈍りましたね。自分も落車で腕に当たってブルブルとしたけど、コースを探してどこに行こうかなという余裕はありました。周りも見えているので良いと思う」。
 2着は中井をギリギリまで援護し、最終4角から直線中を割った鷲田佳史。「中井君も落車があってパッと(コースが)開いたのでチャンスかと思ったけどね。自分も地元の中井君を最後の最後まで待っていたつもり。そこからコースを選びながらと思っていたら、あっという間にゴールでした。初日、2日目とサドルがドンドン下がっていたみたいで、3日目に元に戻したら凄い良くなりました」。
 3着には目標の長尾拳太が後手になり不発も、落車を避けながら、最後は大外を回した吉田茂生。「自分も前回転んでいるので、落車があった時にかなりヒヤッとしましたよ。避けるので必死で。それでも最後はしっかり踏めましたね。ただ失格がなければ4着だったので微妙と言えば微妙ですが」。


無症状者から多量のウイルス 世田谷区の実態調査で確認

2021年05月01日 12時58分37秒 | 医科・歯科・介護


4/29(木) 9:19配信

朝日新聞デジタル

新型コロナウイルスに感染しながら無症状の人の実態を知るため、東京都世田谷区の施設入所者らに実施している検査について、区は28日、分析結果を発表した。症状がないのにウイルスを多量に持つ人も確認され、保坂展人区長や研究者は「こうした感染を広めるリスクの高い人の発見が急務」と指摘。効率的な検査方法の導入などで経済活動を維持した対策を来月にも国に提言したいとしている。

 区は昨年10月から今年9月までの予定で、介護事業所や障害者施設などの入所者や利用者、職員らで無症状の人を対象に「社会的検査」を行っている。今月27日までにのべ2万1710人分を検査し、うち117人の陽性を確認した。

 ウイルス検査は、微量の遺伝子を検出するため増幅させて見つける。少ない増幅回数で検出される場合、ウイルスが大量にあることになり、感染性も強くなる。区の委託で分析した慶応大学医学部臨床研究推進センターの西原広史教授は、増幅をどれくらい繰り返したかを示す「Ct値」に注目した。数値が小さいほどウイルス量は多くなる。4カ月分の陽性78件を分析したところ、3割の27件はCt値が小さく、感染性が高いことがわかった。西原教授は「感染を広める人を確実に見つけることが急務」、区長は「陽性、陰性だけでなく、感染の強さを知ることが重要。Ct値に注目して効果的な対策を考える時に来ている」と話した。

 今月19日から、区は検体を五つまとめて検査し、陽性が出たら個別に再検査する「プール検査」も導入。時間も試薬量や費用も節約できるという。西原教授は「マスクをはずした会話や食事の際に唾液(だえき)を介しての感染が最大のリスク。唾液を用いたプール法PCR検査が効率的」と指摘した。分析と検証を進め、感染を抑えつつ経済社会活動を維持する対策を国へも提言する。(中山由美)

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肺がん8千人診断遅れか コロナ影響で、学会調査

2021年05月01日 12時38分15秒 | 医科・歯科・介護

4/30(金) 20:29配信

共同通信
 日本肺癌学会は30日、2020年の肺がんの新規患者数を調査した結果、前年より6.6%減少したと発表した。新型コロナウイルスの流行による受診控えや検診控えが影響しているとみられ、全国で8600人の診断が遅れ、治療の機会を逃したと推定している。

 同学会は全国の大学病院やがん専門病院などを対象にアンケートを実施。118施設のデータを解析した。2019年1~10月の肺がんの新規患者数は1万9878人だったが、20年の1~10月は1万8562人で6.6%減少した。

 20年は全国で13万人が肺がんと診断されると見込まれていたが、8600人少ないことになる。

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ワクチン接種、単発OK・日給10万円 医師求人外注も

2021年05月01日 11時05分01秒 | 医科・歯科・介護

4/30(金) 21:18配信

朝日新聞デジタル

新型コロナウイルスのワクチン接種を受ける高齢者。集団接種の会場では「早めに接種できてよかった」といった声が聞かれた=2021年4月19日、三重県東員町

 新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、集団接種を担う医師や看護師の確保に各自治体が苦慮している。地元医師会などの協力だけでは足りず、人材派遣会社に求人を「外注」するところも出始めた。


 「単発勤務OK コロナワクチン接種の問診 日給10万円」。こんな求人情報が複数のサイトに掲載されている。求人対象は集団接種に携わる医師や看護師ら。東京都江東区から委託を受けた人材派遣会社が出したものだ。

 江東区は、5月16日から高齢者向けの集団接種を開始する。対象は約9万人の見通しで、6カ所の体育施設で週6日間実施する。医師らへの報酬など接種にかかる費用は国が負担するとしているが、江東区では1日あたり医師21人、看護師63人が必要だ。派遣会社に週5日分の人員確保を依頼している。

 江東区がこうまでして集団接種を実施するのは、ワクチンの供給量が限られていることが背景にある。超低温管理が必要なため、民間の医療機関に少量ずつ配布して接種してもらうよりも、大規模会場でいっせいに接種する方が効率的だからだ。

 ただ、高齢者の接種が終わっても、基礎疾患のある人や一般人らが続く。江東区の担当者は「会場は10月末までおさえたが、集団接種をいつまで続けるかは供給量次第。どれくらいの人員が必要か、今は判断できない」と漏らす。

 人材派遣会社への依頼はほかの自治体でも。都内の呼吸器内科医の宮坂洋二さん(52)は4月12日から接種を始めた東京都八王子市の求人に応じ、接種前の問診をこれまでに5日間、担当した。宮坂医師は特定の病院に勤めず、外来診療や企業のインフルエンザの集団接種などを単発で請け負う自称「医者のフリーター」だ。
こうした働き方はさほど多くないものの、病院の勤務医が、休日を利用して単発の仕事をするのは「業界では当たり前」だという。「大勢の人が短期間に接種を受けなければならず、全国の医療関係者をうまく配分できるかが重要になる」と話す。

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月に1回の贅沢

2021年05月01日 11時05分01秒 | 日記・断片

月に1回の贅沢は取手駅近くの大師通りに面した亀寿司でのお好み寿司。
株などをやっている家人のおかげだ。
家人の友人のちゃ子さんと並んで食べた。
我々のほか客は5人だった。
先代の奥さんは、88歳で口が達者。
2人のひ孫の話などをする。

「皿一つ洗わないし、何にもしないので、この間、草むしり頼んだら、5分もしないで、腰が痛くなったと止め、遊びにいってしまった」と家人が愚痴を言うので、笑いが起こった。
当方が先に帰り、家人は30分ほどおしゃべりをして帰宅。

ちなみに、家人が好みで紙に書いて注文したのは、タマゴ、サバ、ホタルイカ、かき、赤貝、中トロ、アジ、アナゴ。
ビール1本、日本酒2本

ちゃ子さんは若い頃、タバコを吸い、酒も飲んだに今は、止めたと言っていた。

 

 

 

 


いざ」という時が大事

2021年05月01日 10時19分07秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▽とにかく、できるとに挑戦する。
そのなかで、自信が持てるようなになるだろう。
▽千里の道も一歩からである。
その一歩また一歩を着実に、誠実に積み重ねていく人生が、最後は必ず勝つのだ。
▽いざ」という時が大事。
「いざ」はいつ来るかわからない。
だからこそ、その時のために、今、考え得る備えを、しっかりとしておくことが大切だ。
▽一人一人の賢明な判断、行動が多くの人を救う力になる。
一人一人が「自分の命を守る」ための適切な行動につなげていかなければならない。
災害医療とは、<防ぎ得た死をいかに少なくするかを>を考える医療である。

▽災害の教訓を生かす
日本の災害医療は、危機を乗り越えるたびに、強化されてきた。
そのポイントは、「いかに情報を共有するか」
「いかに多彩な人材を糾合できるか」しかし、どれだけという点である。
しかし、どれだけ公の助け(公助)を充実させても、災害という不測の事態に対応するには限界がある。
やはり自分の命は自分で守るという「自助」の意識が不可欠だ。
さらに、地域の人々で支え合う「共助」の精神を培うことが大切だ。
<人ごと>ではなく<わがごと>と捉え、主体的に行動する力を養っておくことだ。

▽治療の<技術>が大事だが、医師の<人間性>もまた、患者にとっては重要な意味を持つのである。
病気と闘う患者に安心を与え、希望を贈っていく。
▽自身の宿命を使命に変える希望の人生を
全ての人が尊い使命と無限の可能性を持っている。
生きる力が湧く
自分が変わることで環境も変わり、希望の人生を開くことができる。

▽どのような状況でも、必ず<意味>があると前向きに捉える。
そして、何よりも<価値的>に生きようと心から思えるようになる。
▽以前の自分は、何かあれば<自分は犠牲者>と悲観し、全てを環境(周り)のせいにしてきた。
いかし、今は<どんな苦境の必ず乗り越えられる>との強い心が持てるようになった。

▽試練に直面する震災の中にあって、明日のことなど考えられない状況であった。
しかし、過去にとらわれるず、未来を恐れず、今を生きなければ、未来は開かない。
地域で力を合わせることは、そうした「今を生きる」糧にのもなる。
そして、地域の人々が支え合い、弱点を補う中で生まれた新しい知恵は、企業の再建や地域再生の力となり、地域の未来を感じられる「新たな希望」にもなっているのだ。
ここに、いかなる試練にも負けない、持続可能な社会を築いていくための鍵があるのではないだろうか。

 


孤独と上手につきあう9つの習慣

2021年05月01日 09時51分58秒 | 社会・文化・政治・経済

和田秀樹 (著)

最も安全で、意義深い時間を与えてくれるものは、互いに頼り合える関係としての「人への依存」。
それは「私たちの内面に自信と落ち着きを与えてくれ、時間を共有することが人生の喜びになり得る」

私もずっと孤独でしたーー。
そんな私が、なぜ、どうにか、孤独感から逃れることができたのか。

自分なりの結論も含めて、
自分なりに考えてきたことを、できるかぎりお伝えします。

「みんなと同じ」では不幸になる。
ひとりの時間――人生でもっとも大切な思索のための時間。


習慣1「みんなと同じ」をやめるーー「自分は自分の人生を生きる」という決断がある人、ない人

習慣2「友達が多い」を求めないーー「孤独」と「疎外感」は違う。なぜ、仲間といても不安を感じるのか?

習慣3「読書の世界」に入り込むーー知識を増やすと、言葉が増える。そして「他人」にやさしくなれる

習慣4「味方」を見つけるーー「非常識」は「常識」よりも強い。「嫌われる勇気」を持って本当の味方を探す方法

習慣5「他人」に頼るーー「誰かに頼る」人ほど大人である。「お互いに」の精神で支え合う

習慣6「逃げ場」を作るーー親友は何歳からでも作れる。40年孤独だった私ができたのだから間違いない

習慣7「真面目」をやめるーー「建て前」で生きるのはつらい。「いい人」こそ、どこかで本音を吐き出そう

習慣8「弱さ」をさらけ出すーー自分に自信がある人ほど「弱さ」を見せる。そして人が、寄ってくる

習慣9「心のプロ」に頼る。――「心のなか」を言葉にする。口に出すと頭がどんどん整理される

内容(「BOOK」データベースより)

「みんなと同じ」は本当に幸せなのか?ひとりの時間―人生でもっとも大切な思索のための時間。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

和田/秀樹
1960年大阪市生まれ。85年東京大学医学部卒業。東京大学医学部付属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、浴風会病院精神科を経て、国際医療福祉大学大学院教授(臨床心理学専攻)、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部非常勤講師、和田秀樹こころと体のクリニック院長。
映画監督として初作品『受験のシンデレラ』でモナコ国際映画祭最優秀作品賞受賞、2012年には『「わたし」の人生』でもモナコ国際映画祭4冠に輝いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
 
 
 
コロナで追い込まれたような気分になっていたけれど、本書を手に取り、同じように悩んてでいる人がいると思え少し元気がでた。そして深刻になりすぎないように考えられるようになってきた。また9つの習慣がとてもわかりやすく、具体的に動け、さらに動くことで自分自身を肯定できるようになり、いい感じに生活が回ってきた気がしている。からまった糸のようになっていた心が、少しずつ解かれていくようである。
 
 
 
・孤独とはいったいなんなのか
・何が孤独を見えなくさせていて、どこに問題があるのか
・自分はどう孤独と付き合っていくべきなのか
こうした考察を深めることこそ、社会を確かな目で見抜き、本質的でオリジナリティに富んだものの考え方をするために必須の教養であると精神科医である著者は考えており、本書では自分の人格を成長させ、しなやかでたくましい精神を形作ることにもつながるであろうその教養、つまり孤独と上手に付き合う方法について説いています。

・自分自身の価値基準というものを身につけなくては、本当の安心は得られない。
・ひとつの意見を鵜呑みにせず、さまざまな方向、さまざまな人の立場から考えられるようになること。
本書内でも上記の点が特に印象に残りました。

漠然とした不安があり、それを解決すべく、多くの自己啓発本や哲学書を読んでおりました。少しずつではありますが、不安の正体がわかってきたところでの本書との出合いでした。

私は嫌われることを恐れて「いい人」であろうとしていたのだと思いました。
表面上の友人ではなく、たったひとりでも自分を理解してくれる、そんな相手がいれば孤独というものに苦しむこともないのではないかと思い、
そのために今後は「自分とはなんなのか」について掘り下げながら、自分にも他人にも「誠実」に「素直」になり、相手と対等の関係性を築くことに努めたいと思います。

私は著者の優しい語り口調がとても好きです。
多くの著書を拝読させていただきましたが、どれも安心することができます。
ご一読されることをお勧めいたします。
 
 
 
 
 

本当にひとりぼっちでは、いられない

2021年05月01日 08時53分10秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▽人間として使命を果たすことができない。
これが結局、人間の唯一の不幸なのである-カーライルの言葉
▽自分の使命とは何か-何度も思索を重ねる。
人は得てして自分中心になりやすい。
だからこそ、師の存在が不可欠だ。
▽何かを願い、何かを祈り、何かを誓って生きる。
奥低の一念が自分自身を創り上げていく。
▽本当にひとりぼっちでは、いられない。
本当の自分を見つけるには、他者の視点が必要だ。
ひとりの時間を大切にするためにも、人とのコミュニケーションが必要-精神科医・和田秀樹さん
▽人に話せば、自分の考えが広がる。
そもそも人間は、たくさんの人や物に依存している。
▽人間は人間の中で磨かれ、鍛えられる。
▽環境に支配されるのか、自分が環境を支配していくのか-そこに人間の戦いがある。


【速報】食品ロスの推計値発表(平成30年度)過去最少

2021年05月01日 08時34分05秒 | 社会・文化・政治・経済

食品ロス過去最少

井出留美 | 食品ロス問題ジャーナリスト・博士(栄養学)
4/27(火) 11:11 news.yahoo.

2021年4月27日、環境省と農林水産省が、最新(平成30年度)の食品廃棄物及び食品ロスの発生量の推計値を公表した。
年間600万トン(平成30年度 / 2018年度)、過去最少

平成30年度(2018年度)の食品ロスの値は年間600万トンと発表された。前年度、平成29年度(2017年度)の612万トンから12万トン(2%)削減された。
以前は、政府(環境省・農林水産省)が発表する食品ロスの値は「500〜900万トン」「500〜800万トン」といった幅表示が使われていたが、平成24年度からはピンポイントの推計値が公表されるようになった。
平成30年度の値が発表された今回は7回目となり、過去で最も少ない値となった。
環境省は、「 3年連続の減少となるが、減少傾向といえるかは、今後の推移を引き続き見守る必要がある」としている。
食品廃棄物等・食品ロスの推計結果(環境省公式サイトより)
食品廃棄物等・食品ロスの推計結果(環境省公式サイトより)
家庭系 46%、事業系 54%と、ほぼ半々は変わらず

年間600万トンの内訳を見ると、家庭系が276万トン、事業系が324万トン。割合を計算すると、家庭系からが46%で、事業系が54%。この割合は、前年度(平成29年度)と変わりはない。
事業系が約4万トン(約1%)減少、家庭系が約8万トン(約3%)減少している。
食品ロス発生量の年ごとの変化と事業系(青)家庭系(緑)の内訳(環境省公式サイトより)
食品ロス発生量の年ごとの変化と事業系(青)家庭系(緑)の内訳(環境省公式サイトより)
食品製造業、外食産業、食品小売業、食品卸売業の順に多い

事業系の内訳を見ると、
食品製造業 126万トン
外食産業  116万トン
食品小売業 66万トン
食品卸売業 16万トン
の順に多くなっている。
食品ロスのこれまでの経緯(農林水産省 食料産業局のデータによる)
食品ロスのこれまでの経緯(農林水産省 食料産業局のデータによる)
1人1日130g(茶碗一杯のご飯)の食品ロスを出している

全体の食品ロスを1人あたりに換算してみると、1人1日130gの食品ロスを出していることになる。これは、お茶碗1杯(一膳)分に相当する。
また、1人あたり年間約47kgの食品ロスを出しており、これは1人が一年間に消費するコメの量(54kg)に匹敵する。
農林水産省公式サイトより
農林水産省公式サイトより
考察

1、推計値は目安
ピンポイントのデータを発表し始めてから過去最少レベルにまでなった。ただ、この数字には、一次生産品である農産物の規格外廃棄や生産調整でつぶされる野菜などはカウントされていない。また、全国で備蓄している食料の、入れ替え時の廃棄についても含まれていない。あくまで把握できる分である。ミクロではなく、マクロデータなので、あくまで目安ととらえるのがよいと考える。
2、消費者への啓発
日本の食品ロスのうち、家庭系が半分近くを占めるということは、まだ十分に認識されていない。今後とも、自分ごととしてロス削減に取り組むために、消費者自身も食品ロスを出しているということ、また具体的な削減策を啓発していく必要があると考える。
3、食品製造者が多い背景には業界の商慣習
事業系のうち、最も多いのが食品製造業となっているが、だからといって、食品製造業者が何もしていないわけではない。その背景には食品業界の商慣習である欠品ペナルティ(欠品は取引上、許されない)や3分の1ルール(メーカーにとって短い納品期限や販売期限)、日付後退品(前日納品したものより1日たりとも古い賞味期限のものは納品が許可されない)などがあるということを理解する必要がある。
4、翌年は食品ロス削減推進法が成立・施行された年
毎年、環境省と農林水産省により、4月中旬ごろに発表される食品廃棄物・食品ロスの推計値だが、来年2022年4月に発表される値は令和元年度(2019年度)で、この年は、食品ロス削減推進法が5月に成立し、10月に施行された年である。さらに少なくなるかどうかはわからないが、法律の影響で、さらなる削減が期待される。
5、温室効果ガス排出量削減のためにも生ごみの分別収集と脱焼却を
つい先ごろも政府が温室効果ガス排出削減目標を26%から46%に引き上げたところだ。世界の食品産業が温室効果ガスに占める割合は37%、食品ロスが占める割合は8〜10%と、決して看過できない量だ。しかも日本は生ごみを含めたごみを焼却処分している割合が世界でも多い。
世界のごみ国別焼却割合(OECD 2013もしくは最新のデータを基にYahoo!ニュース制作)
世界のごみ国別焼却割合(OECD 2013もしくは最新のデータを基にYahoo!ニュース制作)
環境省が2021年3月30日に発表したデータによれば、一般廃棄物の処分にかかわるコストは年間2兆円を超えている。食品のごみ(生ごみ)の重量のうち水分が80%以上を占めるため、エネルギー・コストを莫大に費やし、環境への負荷もかける。諸外国が進めているように、生ごみを分別回収して資源化することで、かなりこれが削減できる。自治体レベルでは複数の市町村が行っている。
温室効果ガス排出46%削減を目指すならば、食品ロスを減らすのはもちろんだが、早急に生ごみ分別回収と資源化(家畜のエサ、コンポスト、バイオマス発電など)に取り組むべきではないだろうか。
参考情報

我が国の食品廃棄物等及び食品ロスの発生量の推計値(平成30年度)の公表について(2021.4.27 環境省)
食品廃棄物等の利用状況等(平成30年度推計)<概念図>(2021.4.27、環境省)
我が国の食品ロス量の推移(H.24〜H.30、環境省)
食品ロス量(平成30年度推計値)の公表(2021.4.27、農林水産省)
日本の食品ロスの状況(平成30年度)(農林水産省)
食品ロス量の推移(平成24〜30年度)(2021.4.27、農林水産省)

 
井出留美
食品ロス問題ジャーナリスト・博士(栄養学)
奈良女子大学食物学科卒、博士(栄養学/女子栄養大学大学院)、修士(農学/東京大学大学院農学生命科学研究科)。
ライオン、青年海外協力隊を経て日本ケロッグ広報室長等歴任。3.11食料支援で廃棄に衝撃を受け誕生日を冠した(株)office3.11設立。食品ロス削減推進法成立に協力した。Champions12.3メンバー。
著書に『食料危機』『あるものでまかなう生活』『賞味期限のウソ』『捨てられる食べものたち』他。食品ロスを全国的に注目されるレベルまで引き上げたとして第二回食生活ジャーナリスト大賞食文化部門/Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2018/第一回食品ロス削減推進大賞消費者庁長官賞受賞。


いじめを無かったと思いたい小学校、虐待は嘘だと言えてしまう人生相談回答者

2021年05月01日 08時28分12秒 | 事件・事故

5/1(土) 8:16配信

現代ビジネス

旭川で14歳の少女が死んだ。自殺をほのめかす文章を遺し、凍死体で見つかった。報道媒体が明らかにしたところによると、14歳の少女は、同級生から自慰行為を強制され、わいせつ画像を拡散されていたという。

いじめ(というより、犯罪だが)の内容も悲惨だが、私が驚かされたのは学校側の対応だ。弁護士の同席を求めた親の要望をしりぞけた上で、教頭から「わいせつ画像の拡散は、校内で起きたことではないので学校としては責任は負えない」などと告げられたという。

 結局、この事件が明るみに出たのは文春オンラインの報道がきっかけだった。市教委が旭川の事件をいじめ防止対策推進法の「重大事態」に認定したのは、文春の報道を見た読者の苦情が殺到してからである。

 果たしてこの教頭は鬼畜だったのだろうか? 

被害をなかったことにしたい「否認」の心理
 私たちには「悲惨な現実は、見なかったことにしたい」という願望がある。虐待、DV、いじめといった悲惨な情報を見ると、そんなひどいことは起きていないはずだ、だからきっと些細なことなんだ。そう思いたい欲望がある。

 「防衛機制」という用語がある。人はショッキングなもの、向き合えない現実から身を守るために、さまざまな方法を持つ。なかでも最も原始的なものに「否認」がある。簡単に言うと「○○なんて存在しなかったんだ」と、ストレス源そのものを、否定してしまうものだ。

 校長の発言は、出世に影響するからいじめを認知したくないという計算がはたらいたものかもしれない。と同時に「いじめなんか存在しかったんだ」という、否認の最も典型的な表れとも見られる。

 否認は、自分にまつわる事件でなくても起こりうる。「こんな悲惨な戦争なかったんだ」「日本人がそんなことをするはずがない」といった否認は、そこかしこに見られる。

被害を矮小化してしまった人生相談
 旭川の事件と重なるように、オンライン媒体「cakes」での炎上があった。cakesは一部を除いて購読が有料なオンライン媒体であり、課金と引き換えに良質な記事を提供することでファンも多かった。しかし、そこで無料記事が炎上してしまったのである。

 概要をまとめると、無料記事は一般読者からの相談を、執筆者が答える形式で成り立つ連載だった。新聞のお悩み相談を想像してもらうと、わかりやすいかと思う。

 そして、最近届いた相談は「19歳の彼氏が避妊してくれない」「母親から暴力を振るわれる」と嘆く14歳の少女がおり、その友人がどう彼女をサポートすべきか相談した記事だった。しかし、著者は性暴力・虐待の存在を無視して「友達自身が気づいて成長していかないといけない」と相談者を諭したことで炎上したのである。

 その著者は、過去にDVの被害者から届いた相談を「嘘」と書いたことで炎上。cakes・著者ともに謝罪し、DVについて学ぶ連載で“みそぎ”を行ったばかりだった。

 これもまた、虐待や性暴力、DVを見逃す「否認」が起きた事例だといえる。本当はDVなんか存在しない、これは性暴力なんかじゃなくて痴話喧嘩だ……と否認したい気持ちが、私たちの目を曇らせる。そして、支援が必要な人たちを、さらに傷つけてしまう。

 

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就労者の4割超が非正規 養護施設退所者らに初調査 厚労省

2021年05月01日 08時03分31秒 | 社会・文化・政治・経済

4/30(金) 17:32配信

時事通信
 厚生労働省は30日、虐待や家庭の事情で児童養護施設などで育った若者の実態調査結果を初めてまとめた。

 働いている人は全体の7割で、うち4割超が非正規雇用であることが判明。過去1年間に医療機関を受診できなかった経験がある人が2割いたことも分かった。

 調査に助言した北海道大の松本伊智朗教授は「厳しい経済状況だ」と指摘。行政に対し現状把握のための調査継続と支援体制の構築を求めた。

 調査は昨年11月~今年1月、インターネットで実施。2015年4月~20年3月に中学卒業以降に退所した人ら2万690人を対象とし、2980人が答えた。回答率は14.4%。回答者の年齢は21歳が18.4%(549人)と最も多く、20歳(18.4%、547人)、19歳(16.3%、487人)が続いた。

 71.0%に当たる2115人が「働いている」と回答。雇用形態は正社員51.8%、パート・アルバイト34.5%、契約社員・派遣社員8.6%、日雇い・期間工1.3%だった。「学校に通っている」は23.0%で、「4年制大学」が35.7%と最も多かった。

 過去1年間に病院や歯科を受診できなかった経験がある人は20.4%。理由(複数回答)は「お金がかかるから」が66.7%で最多。暮らしで困っていること(同)は「生活費や学費」が33.6%で最も多かった。 


若者を中心に大麻による検挙者が急増!

2021年05月01日 08時01分59秒 | 事件・事故

令和3年(2021年)3月24日

「誘われて」「興味本位で」が落とし穴に。

近年、若者を中心に大麻による検挙者が急増しています。大麻使用のきっかけは「誘われて」「興味本位で」。インターネットなどでは「大麻は他の薬物より安全、害がない」、「大麻は依存にならない、いつでもやめられる」、「海外では大麻が合法化されているから安全」という情報もあり、警戒心を薄れさせていますが、そうした情報は誤りです!大麻の有害性や依存性など正しい情報を知り、自分の身を守りましょう。

1.大麻とは

大麻取締法で規制されている薬物の一つです。

大麻はアサ科の一年草です。茎から丈夫な繊維が取れるので、昔から栽培・利用されてきました。一方で、大麻にはテトラヒドロカンナビノール(THC)という、脳に作用する成分が含まれており、乾燥させた葉などをあぶってその煙を吸うと酩酊感、陶酔感、幻覚作用などがもたらされ、依存性があります。現在、日本では大麻取締法によって大麻は厳しく規制されており、無免許の栽培や所持等は禁止されています。

大麻

大麻樹脂

大麻草

液状大麻(カートリッジ入り)

(写真提供:警察庁)

大麻についての詳しい説明はこちら

2.大麻による検挙状況は?

検挙者が急増し、令和元年は過去最多を大幅に更新。約6割が30歳未満。

近年、大麻に関連して検挙された人数が急増しています。大麻による検挙者数は、平成26年(2014年)の1,761人から令和元年(2019年)には4,321人に達し、過去最多を記録した平成30年を大幅に更新しました。薬物事犯全体(覚醒剤事犯、大麻事犯、麻薬及び向精神薬事犯及びあへん事犯)での検挙者数は近年横ばいが続く中、大麻事犯の増加が薬物事犯検挙者数全体を押し上げています。

図1 薬物事犯全体及び大麻事犯の検挙人員の推移

資料:警察庁「令和元年における組織犯罪の情勢」[PDF]別ウインドウで開きますより作成

大麻事犯の人口10万人当たりの年代別検挙人員の推移をみると、50歳以上及び30歳代はほぼ横ばいとなっている一方、その他の年齢層においては増加傾向にあります(図2)。特に大麻による検挙者の急増は、若年層が中心になっていることがうかがえます。

図2 人口10万人当たりの大麻事犯検挙人員の推移

資料:警察庁「令和元年における組織犯罪の情勢」[PDF]別ウインドウで開きますより作成

コラム

「薬物乱用」とは?

薬物乱用とは、社会のルールからはずれた方法や目的で、薬物を使うことです。
覚醒剤や麻薬などの違法薬物を使用することは、たとえ1回だけの使用でも乱用であり、同時に犯罪にもなります。
また違法薬物に限らず、病気や傷の治療に使う医薬品を本来の目的以外に使用することも乱用です。

薬物を規制する法律と主な規制薬物

法律 主な規制薬物
覚醒剤取締法 アンフェタミン、メタンフェタミン等(覚醒剤)
エフェドリン、フェニルアセトン等(覚醒剤原料)
麻薬及び向精神薬取締法 コカイン、ヘロイン、LSD、MDMA等(麻薬)
メタカロン、メチルフェニデート、トリアゾラム等(向精神薬)
リゼルギン酸、無水酢酸、アセトン等(麻薬向精神薬原料)
大麻取締法 大麻草及びその製品(成熟した茎等を除く)
あへん法 けし、あへん

3.実態調査から探る、若者の検挙者数増加の背景

「有害ではない」という誤った認識と周囲からの「誘い」がきっかけに

警察庁が令和元年中の一定時期に大麻取締法違反で検挙された者631人に対して行った調査によると、大麻の危険(有害)性の認識が「ない(全くない、あまりない)」者は全体で78.9%に上りました(図3)。

 

図3 大麻に対する危険(有害)性の認識(令和元年、対象者631人)

資料提供:警察庁

警察庁においては、平成30年中にも同様の調査を実施(調査対象者716人)しており、大麻の危険(有害)性の認識が、「なし(全くない、あまりない)」と回答した者は、同年調査の76.1と比較して、2.8ポイント高いという結果が出ています。

図4 大麻に対する危険(有害)性の認識の比較

資料提供:警察庁

令和元年調査によると、初めて大麻を使用した経緯を「誘われて」と回答したのは、20歳未満では85.7%、20歳代では80.8%。初めて使用した年齢が若いほど、誘われて使用する比率が高いことがわかります。
また、初めて大麻を使用したときのきっかけは、「好奇心・興味本位」が高くなっています。また、20歳未満、20歳代、30歳代では「その場の雰囲気」の割合が高く、40歳代は「ストレス発散・現実逃避」の割合が高いことがわかります(図5)。

図5 初めて大麻を使用したきっかけ(令和元年、対象者631人)

資料提供:警察庁

4.なぜ、大麻の使用はいけないの?

心身に有害なうえ、やめようと思ってもやめられなくなる依存性が。

大麻の使用は心身に有害なうえ、やめようと思っても自分一人では止められなくなる依存性もあります。大麻に依存性がないというのは誤りです。
安易に大麻に手を出さないために、大麻の危険性や有害性について正しい情報を知りましょう。

■大麻の有害性・危険性とは?

・脳などの中枢神経系に影響を及ぼし、依存症になるおそれがあります。
大麻に含まれるTHCという成分は、脳などの中枢神経系に作用するため、大麻を使用すると心身に次のような変化が現れます。

酒に酔ったような感覚や手足のまひなどが現れる
視覚、聴覚、味覚、触覚等が鋭敏になる
思考が分裂して、現在、過去、未来の観念が混乱する
重度の心配やパニック、妄想・幻覚を引き起こす

また、大麻は酩酊感や陶酔感、幻覚をもたらすため、その感覚を味わった人は再び使用を繰り返す傾向があります。そのようにして使用を繰り返すうちに、自分の意思ではやめられなくなる「依存」という状態に陥る危険があります。

・人間関係や社会生活にも悪影響を及ぼす
薬物依存症になると、薬物の使用を何よりも優先して考えるようになり、日常生活に様々な悪影響を及ぼすようになります。
大麻は、暴力団や反社会的な組織などの資金源になっていることもあるため、大麻の購入は、そうした組織に加担することにもつながります。

■大麻に関する罰則は?

日本では大麻取締法によって、大麻の所持・譲渡・譲受・栽培などが原則禁止(※)されています。

態様 罰則
所持・譲渡・譲受 単純:5年以下の懲役 (営利:7年以下の懲役+200万円以下の罰金)
栽培・輸出入 単純:7年以下の懲役 (営利:10年以下の懲役+300万円以下の罰金)

※都道府県知事の免許を受けた大麻取扱者のみが大麻の所持、栽培、譲受、譲渡等を認められており、大麻取扱者以外の者がこれらの行為を行った場合は罰せられます。

大麻など薬物乱用の危険性や有害性について、詳しく掲載されています。

大麻を安易に乱用した結果、人生はどうなってしまったか。乱用者の告白が掲載されています。

5.大麻成分入り食品を食べたり、持ち帰ってはいけないの?

海外渡航する際の注意点

国内において、大麻成分入りの食品を密輸入して検挙された事例や、大麻成分が入った食品と知らずに菓子を食べてしまい、体調不良となった事例が発生しています。
海外では、大麻成分入りのキャンディ、クッキー、チョコ等の食品が販売されていることがありますから、特に海外旅行や海外留学で渡航する際には、誤って口にしたり、国内に持ち帰ろうとすることがないよう注意が必要です。

大麻クッキー

大麻キャンディ

大麻スナック

(写真提供:警察庁)

6.もしも大麻に関して困ったときは?

一人で抱え込まない。迷わず相談窓口へ。

■大麻や薬物に誘われたら?

友達などから「気分が変わるよ」「1回だけなら大丈夫」「みんなやってるよ」と大麻や薬物に誘われても、勇気を出して「いらない!」「やらない!」と断りましょう。
断ったら仲間外れにされる、友達から嫌われる、という心配もあるかもしれませんが、本当の友達なら、違法な薬物をあなたに勧めたりしないはずです。
断りにくいような場合は、その場から離れ、逃げましょう。

■大麻や薬物について悩んだり困ったりしたときは?

大麻などの薬物についての悩みがある場合には、次のような相談窓口があります。一人で悩まず相談してください。
特に、依存症に陥っている場合は、本人の意思や家族の努力だけで解決するのは困難です。早めに専門の相談窓口に相談してください。

相談窓口

<取材協力:警察庁 文責:政府広報オンライン>


コロナ対策なぜ中国は成功したのか?2

2021年05月01日 02時24分38秒 | 事件・事故

コロナの封じ込めに「成功」したカギ?

 住民を厳格に管理する中国の社区制度を調べてみた
2020年12月22日 11時45分
 中国の共産党政権は、新型コロナウイルスの封じ込めに成功したとし、その理由として、「中国の特色ある社会主義制度の優位」を喧伝けんでんする。その1つが「社区」と呼ばれる末端の行政単位ごとに行われた住民の厳格な管理だ。監視カメラやビッグデータなどのハイテクが注目の的となっているが、党員を大規模に動員して、社区単位での封鎖措置を徹底させたことも特色といえる。日本ではなじみのない独特の制度を調べてみた。 (北京・中沢穣、写真も)
◆「1人も漏らすな」全戸訪問し健康調査
武漢市内で開かれている特別展で8日、住民の出入りを管理するため社区出入り口に設けられたテントを再現した展示 
武漢市内で開かれている特別展で8日、住民の出入りを管理するため社区出入り口に設けられたテントを再現した展示
 武漢市で当局が主催する「新型コロナとの闘い特別展」は、社区を通じた防疫措置の「成功」に大きなスペースを割く。説明文には「最も厳格な封鎖式管理を24時間実施し、社区を感染防止のための強固な防塁にした」とある。
 「社区で働いている人たちに不満はあったけど、全体としては感謝している」。会場にいた同市の女性(28)が振り返り、「以前は社区の存在を意識していなかった」と付け加えた。
 
 武漢では1月下旬の「都市封鎖」によって市外に出られなくなったが、まだスーパーでの買い物などはできた。しかし封鎖措置は徐々に厳格化され、まもなく各社区から出られなくなり、最終的には自宅から1歩も外出できなくなった。2カ月半に及ぶ封鎖の間、社区の出入りの管理だけでなく、各戸への食料や日用品の配布、病人が通院する際の車の手配などがすべて社区の業務となった。
 2月半ばには社区職員らが3日間で全戸を訪問する健康調査も行われた。展示では「1人も漏らすな」というスローガンとともに、昼夜を問わず各戸を訪問する職員らの写真が並ぶ。人口1000万人を超える大都市での全戸調査は現場に大きな負担を強いた。
 「封鎖式管理」は武漢以外にも広げられた。そもそも中国の都市は一般的に社区ごとに高い塀やフェンスで囲われ、住民の出入りを管理しやすい。北京でも複数ある社区出入り口が1カ所に制限され、体温や身分証をチェックするのが一般的になった。
習近平国家主席が2月に視察した北京市の「安華里社区」居委会 
習近平国家主席が2月に視察した北京市の「安華里社区」居委会
 2月10日には習近平しゅうきんぺい国家主席が北京市中心部の天安門から約7キロ北の「安華里社区」を訪れ、社区職員らをねぎらった。コロナ関連では、最初の現地視察であり、社区を重視する考えを明確にした。習政権はコロナ禍以前から社区を通じての社会統制の強化を進めており、コロナ対策はその延長線上にある。
◆建前は「自治組織」だけど…実際は行政の手足
 中国では都市の場合、市がいくつかの「区」に分かれ、区の下に「街道」という単位がある。正式な行政機関はここまでだが、さらに、その下に「社区」が置かれる。各社区は数千人程度の人口を抱えるのが一般的だ。
 社区を運営するのは「居民委員会(居委会)」。そのトップの社区主任は住民の選挙で選ばれる。社区が専門の上海ニューヨーク大学の繆佳びゅうか助理教授によると、社区職員は公務員ではないが、給与は税金でまかなわれる。社区は自治組織という建前だが、実際は行政の手足となって動く存在だ。
 各社区には居委会とともに「共産党社区委員会」も置かれる。繆氏によると、上海では、3~5割の社区で党社区委員会トップの書記が社区主任を兼ねる。党にとって社区は市民と向き合う最前線といえる。社会問題は社区内で解決し、社会の安定を損なうリスクを早期に摘み取ることが期待されている。
 「社区はコロナ禍でセーフティーネットとして機能した」と繆氏は評価する。さらに「例えば米国では各地域の納税能力によって行政資源の規模が決まるが、中国では政府が統一して行政資源を配分できる」と中国の優位性を説く。
 ただ社区職員の人手不足は恒常化している。「待遇がよくない」(繆氏)からだ。公務員試験では社区での業務経験を優遇する措置もあるが、なり手は依然として少ない。このためコロナ禍では党員が「ボランティア」として社区に大量動員された。
◆「『封鎖が成功』報道はうそ」当局を提訴した武漢の女性
封鎖当時に住んでいた武漢市のマンション前に立つ姚青さん 
封鎖当時に住んでいた武漢市のマンション前に立つ姚青さん
 社区を通じた「封鎖式管理」が成功したという、当局の公式見解に異を唱える女性がいる。武漢市に住む元会社員、姚青ようせいさん(44)だ。武漢市政府に対して「都市封鎖や外出禁止は、法的な手続きを経ていないため違法だった」と認めるように求める訴訟を武漢市中級人民法院(地裁)に起こした。
 「封鎖を全否定するわけではないが、生活の保障がある適切な状況下で地域を限定して実施するべきだ」。姚さんは憤りを隠さない。封鎖下では社区職員などから1度も食料を受け取れず、生活が困難になった。さらに外出が禁止されたため、昨年秋にけがをした左腕の治療が受けられず、後遺症が残った。居委会に何度も電話して通院できるように頼んだが、相手にされなかったという。
 しかし、訴えは受理されず、理由の説明もない。湖北省上級人民法院(高裁)に上訴したが、警察から訴えを取り下げるように圧力を受ける。姚さんは、封鎖が成功だったという中国メディアの報道は「すべてうそだ」と言い切る。
 実際、コロナ禍の武漢では、社区が膨大な業務を抱えて極端な人手不足に陥った。ネット上では「食料が届かない」「普段から使う薬がなくなった」などの武漢市民の悲鳴があふれた。武漢で行われたとされる全住民の健康調査についても「誰も調査に来なかった」という声が少なくない。
 清華大の郭於華かくうか教授(社会学)によると、中国語の「社区」はもともと英語の「コミュニティー」の訳語だ。しかし、自発的で自律的な人々の集まりという意味を持つ本来の「コミュニティー」に対し、中国当局の使う「社区」は上意下達の道具として位置づけられ、社会の管理やコントロールに重きが置かれる。
 郭氏は「現在は自治組織の存在が許されず、当局が社会の全てをコントロールしようとする。厳格な移動制限を敷いた上で、当局が人々の衣食住にすべて責任を持つのは不可能だ」と指摘。そして次のように評価する。「移動制限は感染拡大の防止に効果があっただろうが、結局はその代価を民衆が払わされた」

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【速報】茨城県 新型コロナ「まん延防止措置」適用を国に要請

2021年05月01日 02時21分19秒 | 社会・文化・政治・経済

4/30(金) 16:32配信

茨城新聞クロスアイ

茨城県の大井川和彦知事は30日、臨時会見し、新型コロナウイルス対応の改正特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」の適用を同日付で国に要請したと発表した。適用対象については「(現在、15市町を指定する)県の『感染拡大市町村』が検討の中心になる」と話し、本県に適用するかどうかを含め、今後、感染状況のデータなどを国と分析しながら検討していくとした。県内の感染状況について経路不明の新規感染者や重症者の増加を挙げ、「十分、まん延防止等重点措置を検討するレベルと認識している」と危機感を示した。

要請は、大井川知事が西村康稔経済再生担当相に電話で行った。それに対し、西村氏は「すぐに適用するとは言えない状況で、国と県でデータ分析していつでもアクションを起こせるように準備をしたい」と、早急な適用には慎重な姿勢を示したという。大井川知事は4月26日にも西村氏に適用要請を打診していた。

県は現在、水戸、土浦、古河など15市町を「感染拡大市町村」に指定し、飲食店の午後8時までの営業時間短縮や不要不急の外出自粛を要請している。

大井川知事はまん延防止等重点措置の効果について「アナウンス効果でより県民の行動抑制が進むほか、(営業時短要請の)協力金の額が上がるので飲食店の協力をより徹底できる。今の県独自の対策より強力なものになる」と話した。さらに、大型連休の本格化に向け、県民に対して他の都道府県への往来を「極力自粛」するよう呼び掛けるとともに、県外在住者にも「今年は茨城に来ないで」と訴えた。

 

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コロナ対策なぜ中国は成功したのか?

2021年05月01日 02時18分36秒 | 社会・文化・政治・経済

「第3波」の今こそ再考 なぜ中国は感染拡大を抑制できているのか
 フォーサイト-新潮社ニュースマガジン

 柯 隆

日本では、新型コロナウイルスの感染が再び拡大している。現在が第3波のピークと言えるかどうかについて、官邸と専門家の見方は必ずしも一致していないようだ。科学者は、数学モデルを駆使して推計したところ、これから感染はもっと増えると予測している。

【最新情報】新型コロナウイルス

 医療現場の医師は、重症者が増え続けており、このままでは医療崩壊の危険性があると悲鳴をあげている。

 それに対して、政治、とりわけ菅義偉政権は、感染対策をきちんと行っていくとしながら、経済活動が疲弊すればもっとたいへんな状況に陥ると懸念している。

 結局、政治と行政は人々に「3密」にならないように呼び掛けるに留まり、それ以上の厳しい措置を取らない。

重要なのは感染者の確認

 中国の習近平国家主席=2020年10月23日、北京【EPA時事】
中国の習近平国家主席=2020年10月23日、北京【EPA時事】
 一方、世界で最初に新型コロナ感染が確認された中国は、すでにその抑制に成功したと見られている。日本のみならず欧米諸国でも感染が拡大しているにもかかわらず、なぜ中国はそれを抑制できたのだろうか。

 理由はきわめて単純明快である。

 そもそもウイルス自身は動くことができない。それに感染した人が動くから、ウイルスの感染が拡大するのである。特効薬と完全なワクチンができていない現状において、新型コロナの感染を抑制するというのは、感染した人を探し出して厳格に隔離するしかない。

 具体的に誰が感染しているかを知るには、検温だけでは不十分であり、PCR検査を希望者全員に対して行う必要がある。否、希望しなくても、少しでも感染の疑いのある人であれば、PCR検査を受けさせなければならない。

 日本では、東京都の感染者が一番多く報告されている。毎日、東京で実施されているPCR検査は多くても1万件程度である。これで感染した人を探し出すには限界がある。日本の感染対策はマスクの着用、手の消毒に加え、電車やエレベーターのなかで大声で話さないというモラルの高さに委ねられている。

 確かに日本人は世界でも清潔好きな国民と言える。ニューヨーク、ロンドン、パリなど欧米の大都市でプラタナスなどの木の葉が道にたくさん落ちても、それを掃除する人はまずいない。日本では、家の周りに少しでも木の葉が落ちたら、そこの住民はすぐに箒と塵取りを持って掃除する。マスクの着用と手の消毒について、日本人は何の抵抗感もなく真面目に実施する。しかし、それでもコロナの感染は収まらない。

 では、なぜ中国はコロナの感染を抑えられたのだろうか。

 中国では、コロナの感染が発生してから、マスクの着用は義務化されている。ただし、手の消毒は徹底されていない。日本では、スーパーだろうが居酒屋だろうが、すべてのところに手の消毒液が置かれている。中国では、そこまで徹底されていない。

 その代わりに、ほぼすべての成人の行動がスマホの専用アプリで追跡されている。

 たとえば、誰かがPCR検査で陽性と確認されたら、少なくとも、1週間以内にこの人と接触した人を割り出すことができる。当局は濃厚接触者を探し出して、強制的にPCR検査を受けさせる。もし感染クラスターが発生した場合、その地域全体がすぐに封鎖される。

 日本からみれば、中国のやり方はやや神経質すぎるようにみえる。

 ならばなぜ中国は神経質にならなければならないのだろうか。2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)の感染拡大に見舞われて、2020年にまた新型コロナ感染に見舞われた中国は、ウイルス感染症の怖さを十分に知っているからである。

 それに対して、日本の場合は「3密」こそが感染が広がる原因と思われ、外食するときも少人数で時間を短くするように呼び掛けている。

 むろん、会食の人数が多ければ、それだけ感染するリスクは高まる。また、集まる時間が長ければ、その分感染機会も増える可能性が高くなる。しかし、少人数でも感染するときは感染する。

 マスク姿の人が行き交う東京・銀座の歩行者天国=2020年12月20日【時事通信社】
マスク姿の人が行き交う東京・銀座の歩行者天国=2020年12月20日【時事通信社】
 重要なのは、集まる人のなかに感染者がいるかどうかを確認することである。レストランのなかで客に対して、検温を行わない店は少なくない。ほんとうならば、PCR検査を受けて陰性の人だけの入店を認めることにしたほうがいい。

 それについて、専門家の一部は、PCR検査でも万全ではないと指摘している。しかし、そこまで言われるのならば、すべてはお手上げである。

論理不明確で右往左往

 中国・北京の人民大会堂で、新型コロナウイルス対策で表彰された学者らと並ぶ習近平国家主席(前列中央)=2020年9月8日【AFP時事】
中国・北京の人民大会堂で、新型コロナウイルス対策で表彰された学者らと並ぶ習近平国家主席(前列中央)=2020年9月8日【AFP時事】
 中国の感染対策と民主主義の国のやり方と比較すると、意義深い結果が見えてくる。

 民主主義の国では、人々の自由と基本的人権が憲法によって保障されている。政府はロックダウン(都市封鎖)など人々の行動を制限することが簡単にはできない。感染症を理由にロックダウンを行おうとしても、関連の法整備を行う必要があり、議会の承認を取り付けなければならない。その一連の手続きを取るために、かなり時間がかかる。

 アメリカは連邦制で各州知事はある程度強制措置を取ることができるが、やりすぎると、住民の反発を招く恐れがあり、結局のところ、慎重にならざるを得ない。

 一方、日本では、政府はいくら感染が拡大しても、ほとんど強制的な措置を取ることができない。結局のところ、できることは自粛要請といった「お願い」の類でしかない。

 それに対して、中国は独裁政治であり、いかなる強制措置を取るときもその必要性さえ認められれば、法的な根拠は基本的に必要がない。これは、感染症に立ち向かう独裁政治の強みともいえる。

 もちろん、中国もウイルスの感染抑制ばかりか経済活動の回復も実現しなければならないが、それを同時に行うことができないため、優先順位として、まず感染を抑制したうえで経済活動を回復することにした。具体的には、工場が再稼働したあとでも、陽性者が1人でも見つかった場合、その時点から工場そのものの2週間の操業停止になる。その間、衛生保健局(日本の保健所に相当)の監督のもと、徹底的に消毒が行われる。このような徹底ぶりこそ、感染を抑制できた理由といえる。

 日本では、政府は経済の疲弊を心配して、「Go Toトラベルキャンペーン」を推進した。専門家からも、このキャンペーンはウイルスの感染拡大を助長するのではないかと心配の声が上がったが、国会答弁で菅首相は、キャンペーンと感染拡大との因果関係は実証されていないと強弁した。最近になって、感染者が日々増加して連日のように過去最多を更新している状況を受け、当初は大阪市と札幌市を、次いで東京都発着も除外をと指摘される中、ようやく年始1月11日まで全国一斉に一時的に停止すると発表した。感染対策がこのように右往左往する背景に、政府の感染症対策の論理が不明確であることがある。

 結論的にいえば、感染対策の基本は東京都の小池百合子知事が主張した「短期集中」でなければならない。夏に感染者が一時的に減ったことで政府が油断し、対策姿勢が緩慢になったのではなかろうか。

 「Go Toトラベルキャンペーン」の問題は、感染を拡大させるというよりも、そのメッセージ性である。旅行も奨励されるのだから、近場で酒を飲むくらいは問題ないだろうと思わせた。

 記者会見で新型コロナウイルスの感染対策を呼び掛けるボードを掲げる東京都の小池百合子知事=2020年11月27日、都庁【時事通信社】
記者会見で新型コロナウイルスの感染対策を呼び掛けるボードを掲げる東京都の小池百合子知事=2020年11月27日、都庁【時事通信社】
 菅首相が先日、大人数で忘年会を行ったことも同様である。「自粛を要請している首相も大人数で外食するのだから、我々も大丈夫ではないか」と思われても仕方がない。政府のトップから市井の若者まで、新型コロナの感染力を軽視しているから、感染が拡大しているということである。

 民主主義の国は、独裁政治を学ぶ必要はまったくないが、感染拡大を押さえ込めている現実にはもっと目を向け、参考にすべきところは取り入れるべきではないか。(2020年12月)

  ◇  ◇

【筆者紹介】公益財団法人東京財団政策研究所主席研究員、静岡県立大学グローバル地域センター特任教授、株式会社富士通総研経済研究所客員研究員。1963年、中国南京市生まれ。88年留学のため来日し、92年愛知大学法経学部卒業、94年名古屋大学大学院修士取得(経済学)。同年 長銀総合研究所国際調査部研究員、98年富士通総研経済研究所主任研究員、2006年富士通総研経済研究所主席研究員を経て、2018年より現職。主な著書に『中国「強国復権」の条件:「一帯一路」の大望とリスク』(慶応大学出版会、2018年)、『爆買いと反日、中国人の行動原理』(時事通信出版、2015年)、『チャイナクライシスへの警鐘』(日本実業出版社、2010年)、『中国の不良債権問題』(日本経済出版社、2007年)などがある。