20代が住み続けたい都道府県ランキング!3位北海道、2位大阪、1位は?

2020年06月29日 12時02分02秒 | 社会・文化・政治・経済

配信

若者の地方から都市部への流出は、人口減少が急速に進む今、深刻さを増している。最近でこそ、若者の地方移住に注目が集まっているが、それもごく一部分で起きている現象にすぎない。

将来を担う若者に住み続けたいと思われることは、これからも自治体が存続し続けるために重要な要素であるのは間違いないだろう。

【11位~47位までのランキング表はこちら】  そこで、各都道府県に住む20代へのアンケートによって彼らの住み続けたいという気持ち、すなわち「定住意欲度」を明らかにしたのが、ブランド総合研究所の実施した「都道府県『定住意欲度』ランキング」だ。  

このランキングは、ブランド総合研究所が住民視点で地域の課題を明らかにする『地域版SDGs調査』によるもの。それでは早速、47都道府県に住む20代へのアンケートで分かった「20代が住み続けたい都道府県ランキング(20代の都道府県『定住意欲度』ランキング)」を見ていこう。

 ※アンケートはインターネットにて実施。1万5925人から回答を得た(一部を除き各都道府県から約340人)。調査時期は2019年7月12日~19日。住民に対し「今後も住み続けたいと思うか」という問いを投げかけ、「ぜひ住み続けたい」「できれば住み続けたい」「どちらでもない」「機会があれば他県に移住したい」「すぐにでも他県に移住したい」の5段階から1つを選んでもらった。

回答はそれぞれ100点、75点、50点、25点、0点として全回答の平均を「定住意欲度」とした。また今回は、20代の結果のみを抽出してランキングを作成した。

● 1位は福岡県、2位大阪府、3位北海道に 20代が住み続けたい都道府県ランキング  「20代が住み続けたい都道府県ランキング」1位は、福岡県で80.6点だった。

2位は大阪府(80.4点)、3位には北海道(78.0点)が続いた。すべての年代を対象にした「住み続けたい都道府県ランキング」では、1位が北海道(84.2点)、2位福岡県(80.6点)、3位大阪府(78.3点)だったことから、トップ3の顔ぶれは変わらず、その順位が入れ替わる形となった。  

一方の下位に目を移すと、45位は秋田県(57.6点)、46位青森県(56.8点)、そして最下位(47位)は徳島県(55.5点)だった。

【関連記事】

「リモートワークの体で、実際は出勤していた」――立ちはだかる「昭和おじさん」の壁、ある地方公務員の告白【#コロナとどう暮らす】

2020年06月29日 11時49分54秒 | 社会・文化・政治・経済

6/29(月) 10:19配信

某区役所勤務の職員に話を聞いた

コロナ禍でもリモートワークに踏み出せなかったのが、自治体の地方公務員たちだ。ITインフラの未整備や「出勤が基本」の横並び主義、そして紙&ハンコベースのアナログ環境――。

上層部から降りかかる新規業務に振り回され、市民からのクレームも絶えない。悪戦苦闘する若手地方公務員を取材して見えてきたのは、日本のIT化を阻む「昭和おじさん」の存在だった。(取材・文:山野井春絵/撮影:殿村誠士/Yahoo!ニュース 特集編集部)

立ちはだかる「昭和おじさん」

「おい、今夜、飲みに行くぞ。行けるよな? いまのうちに、行けるだけ行っとかないと!」 都内某役所の政策企画部に勤める地方公務員の安田佳和さん(仮名・38歳)が、上司のA課長(54歳)からそう声をかけられたのは、今年の3月のこと。

夜の外食を控える人が増えるなか、A課長は安田さんを含む部下数人を行きつけの居酒屋に召喚、酒をあおりながらゲキを飛ばした。 「俺たち(役所)にリモートできる仕事なんてあるわけない。個人情報漏洩させたらエライことだ。それに、家にいたら、サボる奴ばっかりだろ。ちゃんと仕事してるかどうか、俺が見張ってないとダメだよな。だいたい、家でPCなんて使いたくないっての」

安田さんたちは目配せしながら、同じことを考えていた。 「あんた、ロクにPC使えないじゃん。一番仕事サボッてるの、自分だろ……」 その夜は二次会のスナックにも連れて行かれ、A課長が十八番、安全地帯の『恋の予感』を歌い上げた頃には終電前。ようやくの解散となった。

リモートワークを推進していたはずが

安田さんが所属する政策企画部は、政策課・企画課・人事課・財政課などを束ねる役所のトップ組織。一般企業であれば、精鋭部隊が社内外のリソースを駆使して経営戦略を講じるセクションのはずだが、現実は違う。安田さんはため息を漏らしながらこう話す。

「そもそも、職場のIT環境が劣悪で……今どき、有線ですよ。スマホやタブレットの貸与はなく、外から(庁舎内の)LANや個人メールにもアクセスできません。『個人情報の保護』ばかりを声高に主張し、セキュリティー対策がまったく進まないんです」 最近はフリーWi-Fiを来庁者向けに提供する役所が増えている。

しかし、これも安田さんは「名ばかりWi-Fi」だと一蹴する。 「どの役所のフリーWi-Fiも、すごく弱いでしょう? 動画なんて絶対見られない設定です。さらに困ったことに、うちのA課長だけじゃなくて、各役所のトップや部課長級には、PCを使いこなせない人がまだまだいます。彼らは、上層部に忖度をするのが当たり前。横並び主義で、対面での『報・連・相』を求めてくる。ITに弱いから、リモートでの部下とのコミュニケーションが不安なんでしょうね。僕たち若手は、彼らのことを『昭和おじさん』って呼んでるんです」

「昭和おじさん」は、1993(平成5)年ごろまでに就職をしたバブル世代に多い。ピラミッド型社会、村組織、団体交渉がモットーで、終業後や休日にも躊躇なく部下を誘い、野球やゴルフ、慰安旅行が大好き。飲みの席では仕事のお説教と、頼んでもいない人生相談、そしてカラオケがフルセットだ。

緊急事態宣言の発令直前まで、何度もアフターに同行させられた安田さん。リモートワークはほとんどできなかったが、上司との飲み会がなくなり助かった、と苦笑する。

 


無免許運転容疑で誤認逮捕 取り消し確定と勘違い

2020年06月29日 11時45分24秒 | 事件・事故

配信

福岡県警粕屋署は28日、道交法違反(無免許運転)容疑で同日現行犯逮捕した福岡市のアルバイトの男性(22)について誤認逮捕だったと明らかにした。
約2時間後に釈放したという。  
署によると、男性は28日午後、同県篠栗町で軽乗用車を低速で運転していたため、署員が職務質問したところ「すみません、無免許です」と申告した。照会すると免許取り消し処分に該当する違反点数に達しており、処分が確定したものと勘違いして無免許運転の疑いで逮捕したという。
 実際は、男性は処分の手続きに必要な意見聴取の日に出頭しておらず、取り消し処分は未確定で、逮捕時は免許不携帯の状態だった。
署は「男性には申し訳ないことをした。こういうミスが二度とないように確認を徹底したい」としている。 (後藤潔貴)
 

【関連記事】


 雨で倒れた木をチェーンソーで切断

2020年06月29日 11時24分53秒 | 事件・事故

「チェーンソー持って早く」娘から電話、父が素早く出動

配信

雨で倒れた木をチェーンソーで切断し、道の復旧や二次災害の防止に貢献したとして、福岡県警早良署(福岡市)は佐賀市三瀬村の農業園田隆寿さん(66)に感謝状を贈った。
木が倒れたのは5月9日午後5時35分ごろ。福岡、佐賀両県境の国道263号の通称「三瀬峠旧道」で、雨の影響で高さ約10メートルの杉の木が倒れ、通行中の乗用車にぶつかった。乗っていた20代の男女にけがはなかったが、木が道路を塞いだため、約3時間通行止めになった。  
現場をたまたま通りかかった園田さんの長女が、「チェーンソー持ってるんだから、早く来て」と園田さんに電話で連絡してきた。車で10分ほどの所に住む園田さんは、チェーンソーと燃料を軽トラックに積み込み、現場へ。手際よく枝を切り落とし、幹を細かく切断した。  
山を所有している園田さんは、手入れのために定期的にチェーンソーを使うという。
今月23日に早良署であった贈呈式で宮原修署長は「園田さんの素早い行動のおかげで多くの人が助かった」とたたえた。(宮坂知樹)

朝日新聞社

 

【関連記事】


19年度の国民年金納付率、69.3% 8年連続改善 厚労省

2020年06月29日 11時24分53秒 | 社会・文化・政治・経済

配信

厚生労働省は29日、2019年度の国民年金保険料の納付率が前年度比1.1ポイント増の69.3%だったと発表した。  

納付率の改善は8年連続。過去最低だった11年度の58.6%から10.7ポイント上昇した。  

厚労省は納付率向上について、未納者を対象とした催告状送付などの取り組みに加え、「収納対策を継続して実施してきたことにより、納付に対する国民の理解が徐々に深まってきたことも影響している可能性がある」と説明している。 

 

【関連記事】


【西川六段の分棋点】藤井七段の3一銀は「不思議な感覚」「老練ともいえる」

2020年06月29日 08時07分33秒 | 社会・文化・政治・経済

配信

感想戦で対局を振り返る藤井聡太七段(右)と渡辺明棋聖=東京・千駄ヶ谷の将棋会館(日本将棋連盟提供)

 将棋の藤井聡太七段(17)が渡辺明三冠(36=棋聖、棋王、王将)に挑戦する第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負

第2局が28日、東京・千駄ヶ谷の将棋会館で指され、藤井七段が90手で勝利。2連勝とし、史上最年少でのタイトル獲得に王手をかけた。西川和宏六段(34)が対局を分析した。

【写真】書生風の藤井七段…袴は仙台平!丈夫で皺がつきにくい高級品  ◇◇◇◇◇  藤井七段の将棋には驚かされました。当初、渡辺棋聖の急戦矢倉に防戦を余儀なくされそうでした。ところが、とても17歳とは思えない、老練ともいえる将棋で勝利をもぎ取りました。

 一番驚かされたのは、持ち駒を受けに使った58手目の□3一銀です。一見、粘りにいくような手で、形勢がいいときに指す手にはみえなかったのですが、進んでいくと形勢がよくなっており、不思議な感覚でした。

藤井七段は深く読んでいたのでしょう。対局をみていた私もなかなか思い描けなかった手です。でも、その後、自陣に相手を入れることなく勝利したことを考えれば、効果的な指し手だったと思います。  

また、積極的な攻めにもうならされました。自ら囲いを崩して、□5四金と上がった42手目です。本来ならあまりみない手です。その2手後に将棋の格言にある「玉飛接近すべからず」というのとは反対ともいえる□4二飛もそうです。藤井七段らしい深い読みに裏付けされた、積極的な攻めでしたね。  

これで藤井七段が連勝。史上最年少タイトルに王手をかけましたが、相手は百戦錬磨の渡辺棋聖です。このまま、すんなりいくとは思えません。まだまだ3局以降の対局からは目が離せません。  

◆西川和宏(にしかわ かずひろ)1986年4月2日生まれ、神戸市出身。父の西川慶二八段に師事し、2008年、四段昇段。親子で現役のプロ棋士になったのは戦後初。16年11月、六段昇段。14年、NHK杯で谷川浩司九段、郷田真隆九段を撃破し4強入り。棋界きっての酒豪。

 

【関連記事】


参院選前月に820万円配布か 河井夫妻、地元議員らに 統一選前後にも集中

2020年06月29日 07時42分08秒 | 事件・事故

配信

参院議員の河井案里容疑者(46)=広島選挙区、自民党を離党=の選挙違反事件で、2019年参院選前月の6月に計約820万円が地元議員らに提供されていた疑いがあることが、関係者への取材で明らかになった。
逮捕容疑で配布時期とされた3~8月の中で最も多い。統一地方選(同年4月)前後の3月下旬~4月にも計約1080万円が配布されたとみられ、東京地検特捜部はこれらの時期に集中的に現金が提供されたとみて調べている。  
事件では、案里議員の夫で前法相の衆院議員、克行容疑者(57)=広島3区、同=が3月下旬~8月上旬、地方議員や後援会関係者ら91人に116回にわたり計約2400万円を渡したとして、公職選挙法違反(買収)の疑いで逮捕された。  案里議員は3月下旬~6月中旬、克行議員と共謀して5人に5回にわたって計170万円を提供したとされる。提供先は重複しているため94人で、総額は計約2570万円。大半が現金の趣旨について票の取りまとめの依頼だったと認めているという。
 関係者によると、7月4日に公示された参院選の前月の6月、地元議員ら16人と後援会関係者31人に計約820万円が渡ったとされ、克行議員が公示直前に引き締めを図ろうとしたとみられる。
 統一選直前の3月下旬にも計約470万円、4月に計約610万円が、広島県議・市議などの地元議員らに提供された疑いがある。克行議員はこの時期、「陣中見舞い」や「当選祝い」と語って現金を配布したケースが多く、特捜部の取り調べに買収の意図を否定しているという。
 しかし、当選を重ねる議員が初めて現金を受け取ったり、議員ら14人が6月に再度受領したりしていたとされる。特捜部はこうした状況などを考慮し、一連の現金提供は案里議員の選挙支援を求める趣旨だったと判断したとみられる。
 参院選直前の6月と統一選前後に計約1900万円が配布されたとみられ、総額の約75%を占める。一方、5月計約335万円▽7月計約305万円▽8月計約30万円――が提供されたという。【柴山雄太】
 

【関連記事】


全国で新たに112人感染 東京60人、緊急事態解除後の最多更新

2020年06月29日 07時34分53秒 | 社会・文化・政治・経済

配信

新型コロナウイルスの感染者は28日、全国で新たに112人が確認され、緊急事態宣言が解除された5月25日以降で最多となった。
うち1人は海外からの空港到着時の検疫で判明し、クルーズ船の乗員乗客らを含めた国内の感染者は計1万9178人。死者は確認されなかった。
東京都内では60人の感染が分かり、緊急事態宣言解除後の最多を更新した。
31人がホストクラブやキャバクラといった接待を伴う飲食店の従業員や客で、全体の6割超が感染経路不明だった。
北海道小樽市では、昼間にカラオケができる飲食店3店舗の利用者14人が感染し、市はクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。
埼玉県の8人のうち3人はさいたま市大宮区のキャバクラ店の従業員で、市はクラスターとみて調査している。【まとめ・松本惇】
 

【関連記事】


携帯はインターネットにつながらない設定に

2020年06月29日 07時25分48秒 | 日記・断片

二日間、2㌔くらいの散歩しかしなかった。
このまま歩かなくなるような、気分になっていた。
西村さんは、<足が痛いので当分散歩が控える>と鈴木さんにメールがきたそうだ。
ほとんどメールをやらない西村さんは、メールを見ないそうだ。
「分けの分からないメールが多い」と鈴木さんが言っていた。
当方のパソコンのメールも同様で、1日30ほど。
迷惑メールは10ほどで、合わせると40余りだ。
幸い携帯のメールのメールは友人以外全くない。
友人は、動画や検索サイトのアドレスを送信してくるのであるが、当方の携帯はインターネットにつながらない設定に。
そこで月額2100円ほど。
家人はスマフォなので月額7400円ほど。
次男は9500円ほど。
長男は1万円ほど。
家族4人の6月振替金額は3万5000ほど。
パソコンを使用しているので、家の固定電話もある。


阪神が22年ぶりの開幕から3カード連続負け越し…前回98年は最下位、30日からの中日3連戦で巻き返せるか

2020年06月29日 04時28分16秒 | 野球

配信

◇28日 DeNA9-1阪神(横浜)
 

DeNA戦に先発した阪神・中田

 阪神は打線が5安打1得点と沈黙し、DeNAに完敗。最下位に沈んだ1998年以来、22年ぶりとなる開幕から3カード連続負け越しとなった。

【写真】阪神・矢野監督から笑顔が消えた  1回に糸井の適時打で1点を先制したが、移籍後初登板初先発の中田がその裏に3失点して逆転を許した。

その後はDeNAの先発・平良を打ちあぐね、中田は4イニング7安打3失点で移籍後初黒星を喫した。  

開幕3カードを終えて2勝7敗は、98年と同じ。同年は4~6カード目に6連勝したが、スタートダッシュ失敗が順位に直結した格好。

新型コロナウイルスの影響で日程が変則になっている今年、阪神は開幕から5カード連続でビジターとなっているが、30日からはナゴヤドームでの中日3連戦。こちらも3勝6敗と苦しんでいる相手から浮上のキッカケをつかめるか。

 

【関連記事】


同じ小学校の女性教諭2人が感染、7月6日まで臨時休校に

2020年06月29日 04時25分57秒 | 事件・事故

配信

東京都江東区は27日、同じ区立小学校に勤務する50歳代の女性教諭2人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。  
区によると、1人は休みだった20日に38度台の発熱や頭痛があり、医療機関を受診。
別の教諭は勤務後の22日夜、37度台の発熱があったという。PCR検査の結果、2人とも26日に陽性と確認された。いずれもクラス担任はしていないという。
小学校は、7月6日まで臨時休校にし、消毒などを行う。
 

【関連記事】


12階に若い女性、飛び降り直前…自殺引き留めた好判断

2020年06月29日 04時19分38秒 | 事件・事故

配信

「のじぎく賞」を受け取る井上政樹さん=2020年6月26日、兵庫県西宮市甲子園七番町の甲子園署、松永和彦撮影

 兵庫県西宮市内のマンションで飛び降り自殺をしようとしていた女性を引き留め、救助したとして、県は26日、大阪市の設備工事会社員、井上政樹さん(32)に善行をたたえる「のじぎく賞」を贈った。

【写真】軽装の女性客、行き先は冬山 決意したタクシー運転手  

井上さんは3月3日午前10時50分ごろ、仕事で訪れていた西宮市内のマンション12階の通路で、手すりに後ろ向きに座り、今にも落下しそうな若い女性を発見した。「自殺をしようとしている」。

声をかけると女性が驚くと思い、携帯で電話をかけるふりをして近づき、手の届くところまで来たときに腕をつかんだ。女性を地上まで連れて行き、警察官に引き渡した。

 甲子園署によると、女性は20代で、同市内在住。「死ぬつもりだった」と話していたという。井上さんは「とっさの判断でした。賞をいただいたことは素直にうれしいです」と話した。(松永和彦)

朝日新聞社

 

【関連記事】


宇都宮のキャバクラ、新たに従業員5人感染 栃木県、初のクラスター認定

2020年06月29日 04時12分30秒 | 社会・文化・政治・経済

配信

栃木県と宇都宮市は28日、新たに5人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。5人は宇都宮市のキャバクラ店の従業員で、同店の感染者は8人となった。県は同店で県内初のクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。

【図解でわかる!】コロナでも避難はためらわずに  

県などによると、クラスターが発生したのは宇都宮市のキャバクラ店「CLUB EIGHT」。27~28日にかけ、同店に勤務する10~30代の男女8人が感染していることが判明した。22日に同店を利用後に感染が確認された県外在住の客から広がったとみて、従業員や家族らの検査を進めている。【竹田直人】

 

【関連記事】


藤井聡太七段は17年前の「渡辺明五段」を超えられるか? 遠山雄亮 | 将棋プロ棋士 六段

2020年06月29日 04時05分12秒 | 事件・事故

本日(28日)、第91期棋聖戦五番勝負第2局が『東京・将棋会館』で行われている。
 先勝した藤井聡太七段(17)が勝って一気にタイトル奪取へ近づくか。
 それとも渡辺明棋聖(36)が追いつくか。

 シリーズの流れを左右する一戦になりそうだ。

戦型と将棋めし

 本局の先手番は渡辺棋聖。
 作戦家で知られる渡辺棋聖は矢倉戦法を採用し、第1局に続いて矢倉の戦いとなった。
 藤井七段としては、序盤で作戦負けを喫しないよう、五分でついていくことが重要だ。

 一方、並行して行われている名人戦七番勝負では、豊島名人に対して渡辺棋聖の作戦がうまくいっていない。
 敗戦で終わった名人戦第3局から中1日で行われる本局、渡辺棋聖がどう立て直してくるか。

 「将棋めし」にも注目が集まる。
 第1局では、渡辺棋聖がうなぎを注文したことで話題となった。
 これは、タイトル保持者が高い物を選ぶことで、藤井七段がメニューを選ぶ際に気を使わなくて済む、という渡辺棋聖の気遣いがあったようだ。

 結果的に第1局で藤井七段が選んだのはカツカレーだった。
 本局も第1局同様、『東京・将棋会館』で行われる。
 二人が頼む「将棋めし」はなんだろうか。

2003年王座戦五番勝負

 中学生で棋士になった同士は意識するところがあるという。
 加藤一二三九段(80)は谷川浩司九段(58)を挑戦者に迎えた1983年の第41期名人戦七番勝負で、同じ中学生棋士同士ということで気持ちの昂ぶりを覚えたという。

 中学生で棋士になった同士といえば、渡辺棋聖と羽生善治九段(49)も激闘を繰り広げてきている。
 二人による初めてのタイトル戦となったのは、2003年の第51期王座戦五番勝負、羽生王座(当時)ー渡辺五段(当時)だった。

 時代の最強者に中学生棋士の若者が挑む構図は、今回の棋聖戦五番勝負と非常に似ている。
 棋戦は違えど、1日制という点でも共通点がある。

 当時四冠を保持する羽生王座に、まだ活躍の目立たなかった渡辺五段。
 前評判では羽生王座ノリの声が圧倒的だった。
 しかしその評に反し、このシリーズは激闘となった。

画像
 2局目までは互いに先手番で勝って1勝1敗。
 そして第3局で後手番の渡辺五段が逆転勝ちをして、王者を追い詰めたのだ。

 渡辺五段の先手番で迎えた第4局。やや苦戦の羽生王座が千日手に逃れて指し直しに。
 指し直し局を羽生王座が制し、勝負は最終第5局にもつれこんだ。

 第5局は振り駒で渡辺五段の先手番となり、矢倉から難解な戦いに進んだ。
 中盤、羽生王座がそっぽに打った銀が好手となって優位を築き、押し切った。
 終盤、勝ちがハッキリしたときに羽生王座は手が震えて駒をうまく持てなかった。それほど厳しい戦いだった。

 そうして五番勝負は3勝2敗で羽生王座の防衛となった。
 まだ実力を認められていなかった渡辺五段も、そのポテンシャルの高さを十分にアピールした戦いだった。

2004年竜王戦七番勝負

 翌年、渡辺五段は第17期竜王戦七番勝負に挑戦を決めた。
 迎え撃つは森内俊之竜王(当時)。名人も保持しており、絶頂期だった。

 この戦いも激闘となった。
 3勝3敗で最終第7局までもつれ、最後は渡辺五段が制して20歳にして初タイトルを獲得した。

画像
 
 2回目のタイトル戦が、2日制の七番勝負。
 相手が年齢を重ねてからタイトルを獲得した棋士(森内九段は31歳で初タイトル)であること。
 7月1日に開幕する王位戦七番勝負(木村一基王位(47)に藤井七段が挑戦する)と共通点が多い。

藤井七段は渡辺五段を超えられるか

 もちろん、2003年の渡辺五段といまの藤井七段で違いはある。

 王座戦で羽生王座に挑戦した頃の渡辺五段より、今の藤井七段のほうが実績を重ねている。
 また、渡辺五段は2回目の挑戦までに1年を要したが、藤井七段はダブルタイトル戦となる。

 ただ、特に棋聖戦五番勝負については、

その時代の最強者に挑む
同じ中学生棋士である
 2003年と非常に似た構図といえる。

 藤井七段はこの棋聖戦を制して17年前の「渡辺五段」を超えることができるか。

 キーを握るのはこの第2局になりそうだ。
 シリーズがもつれればもつれるほど、渡辺棋聖が底力を発揮してくるだろう。

 渡辺棋聖は名人戦第3局から中1日で本局を迎え、厳しい日程である。
 藤井七段も同様に厳しい日程であるが、年齢を考えると藤井七段の回復のほうが早いはずだ。

 藤井七段がこの第2局を勝てば、初タイトルが現実味を帯びてくる。
 渡辺棋聖が勝てば、やはり王者は強い、そんなムードに傾きそうだ。

 シリーズの行方を大きく左右する棋聖戦第2局。ご注目いただきたい。


 遠山雄亮
将棋プロ棋士 六段
1979年東京都生まれ。将棋のプロ棋士。棋士会副会長。2005年、四段(プロ入り)。2018年、六段。2018年叡王戦で本戦に進出するなど、現役のプロ棋士として活躍。新刊「将棋・ひと目の歩の手筋」はAmazon将棋本ランキング1位獲得!文春オンラインやcakesで将棋記事を連載中。note「遠山プロの将棋ラボ」で将棋講座を執筆。YouTubeでは『遠山プロの将棋ちゃんねる』で将棋界の話題をLive配信している。2019年3月まで『モバイル編集長』として、将棋連盟のアプリ・AI・Web・ITの運営にも携わっていた。


藤井聡太七段(17歳)最強将棋ソフトが6億手以上読んでようやく最善と判断する異次元の手を23分で指す

2020年06月29日 04時01分28秒 | 社会・文化・政治・経済

松本博文 | 将棋ライター

]

いやあ・・・。

 棋聖戦第2局▲渡辺明棋聖-△藤井聡太七段。なんともすさまじい一局でした。

 

 この記事は・・・というか筆者がいつもこのヤフーニュースで書いている将棋の記事には、将棋の指し手を表す、棋譜の符号がいくつか出てきます。将棋にあまり詳しくない方のため、それは最小限にと心がけてはいます。しかしこの記事のように、どうしても符号が必要な場面は出てきます。

「符号が出てきたらもうそこで読む気をなくす」

 そういう方は、符号の意味を理解する努力をされる必要はまったくありません。適当にうまく読み飛ばしてください。

(観戦記は)図面と指し手はいっさい見ない。これが面白く読むコツで、多くの人は、指し手を目で追ったりするから、すぐくたびれてしまう。文を読み、面白いと感じたら、そこで場面を見れば十分である。

出典:河口俊彦八段『将棋界奇々快々』
 以上が先人から伝わる、将棋の記事を楽しく読むポイントです。

 さて、藤井七段の△5四金。対局者の渡辺棋聖をはじめ、誰もが予想できなかったこの金上がりは、新時代を告げる歴史的な一手として後世に伝えられるでしょう。

 

 そしてその16手後。△3一銀と持ち駒の銀を打つ受けもまた、信じられないような手です。

 渡辺棋聖に▲6六角と2二金取りに打たれた時、藤井七段は残り50分でした。

 ABEMAの中継で表示されている「将棋AI」は局面を解析し、藤井七段の勝率を「61%」と判定していました。やや優勢、というところです。

 「将棋AI」が示す候補手は次の通りでした。

1 △4六桂
2 △3二金 -1%
3 △3一銀 -4%
4 △5五桂 ー8%
5 △3三桂 -11%

 マイナスは勝率がいくら下がるかを示しています。

 ベストに挙げられている△4六桂はなるほど、よさそうな手です。藤井七段は最初その△4六桂の攻め合いを考えていたようです。しかし考えた末に、その順を採用しませんでした。

藤井「激しい変化になるので成算が持てなかったです」

 局後に藤井七段はそう語っていました。

 渡辺棋聖が本線で読んでいたのが△3二金です。これもまたよさそうな手で、そうされると渡辺棋聖は自信が持てなかったようです。

 3の△3一銀以下は参考までに、と挙げられる程度の候補手でしょう。

 しかし藤井七段が選んだのは、検討にも値しないと思われるような△3一銀でした。この手を指し、藤井七段は席を立ちます。渡辺棋聖は驚いたような仕草で、頭に手をやりました。

 

 この時ちょうど、ABEMAでは立会人の屋敷伸之九段が将棋盤を使って△4六桂以下の解説をしていました。そのため、対局室の音は拾われていません。

 渡辺棋聖は対局中、何度か「いやあ・・・」とつぶやいていました。この時も仕草を見る限りでは「いやあ・・・」というぼやきが聞こえてきそうです。

 さて、この△3一銀はいったい何でしょうか。渡辺玉の寄せに使えそうな貴重な持ち駒の銀を、自陣の金取りを受けるため、防戦一方に打ってしまった。そんなありがたい手のようにも見えます。

 ABEMA「将棋AI」が示す勝率は藤井61%から54%~57%へと戻りました。

 解説の阿部健治郎七段と加藤桃子女流三段が声をあげます。

加藤「いま指されましたね」
阿部「ちょっと意外な手を指しましたよ」
屋敷「意外な手でした?」
加藤「△4六桂ではなくてですね・・・」
阿部「そちらでいま見えてますか?」
屋敷「わからないです、何を指したか」
阿部「いや、これは当たらないと思うんですよ」
屋敷「当たらない自信はあるんですけどね(笑)」
阿部「銀を打ちました」
屋敷「えーと・・・。どっかに打ったんですね。えっ? 盤面見てもわからないですよ」
加藤「クイズみたい(笑)」
屋敷「もしかして受けたんですか。えっ? △3一銀? これすごい手ですね・・・。これは・・・何でしょう? やり直しですね。全部検討が無駄になっちゃった」

 解説陣の反応にも表れている通り、もし藤井七段の△3一銀を「次の一手問題」として出題したら、正解者は限りなくゼロに近いことでしょう。少なくとも人類側の達人が有力な候補手として挙げることはなさそうです。

 さて、この一見ありがたいような△3一銀が、調べてみると実に手強い。実戦でも渡辺棋聖はよくする順を見つけられず、敗戦に至りました。

 局後の感想戦でも△3一銀以下の変化手順は検討されていました。しかしどうも、渡辺棋聖よしの変化はなかったようです。

渡辺「じゃあやっぱそうか、銀入れられてきついんですね。いやあ、そうか、銀ね・・・。そうか、銀か・・・」

 渡辺棋聖は対局中だけではなく、感想戦でもまた「いやあ」とうならされたわけです。

 渡辺棋聖はブログに次のように記しています。

△31銀は全く浮かんでいませんでしたが、受け一方の手なので、他の手が上手くいかないから選んだ手なんだろうというのが第一感でした。(中略)感想戦では△31銀の場面は控室でも先手の代案無しということでしたし、控室でも同じように意表を突かれたと聞いて、そりゃそうだよなと納得したんですが、いつ不利になったのか分からないまま、気が付いたら敗勢、という将棋でした。

出典:渡辺明ブログ
 さて、改めて現在の最強将棋ソフトは、その藤井七段の△3一銀をどう評価するのでしょうか。

 今年2020年の世界コンピュータ将棋オンライン大会で優勝したのは、水匠というソフトです。開発者は杉村達也さんという弁護士さんです。

 

 対局が終わった後、杉村さんは以下のツイートをされていました。

 

 最初は最強ソフトの候補手にも挙がらなかった△3一銀。6億手(局面)読ませて、ようやく最善手として浮上し、以後読みを重ねても最善の評価が変わらない。

 どういうことでしょうか。

 ざっくりいえば、最強ソフトが最初はベスト5にも入らないと判断した候補手が、6億手以上を読んでようやく最善手として浮かび上がってきた。そんな手を藤井七段は23分で指した。

 そういうことになりそうです。

 水匠の最新バージョン(水匠2)は無料でダウンロードできます。もし興味のある方は、追実験をなさってみてください。筆者の普段使いのソフトも水匠2です。筆者もまた試してみましたが、なるほど、読みが6億手を超すあたりで△3一銀が最善と判断されます。

 いかに研究が行き届いている藤井七段といえども、将棋は千変万化。中盤奥深くの△3一銀まではカバーできていません。つまり藤井七段対局中、限られた時間の中、比較検討の末に、自力で最善と判断して指した手というわけです。

 これは藤井七段が23分で6億手を読んだことを意味するわけではありません。(たぶん・・・ですが)

 ではなぜ最強ソフトが6億手を読んだ末に最善と判断できる手が指せるのか。

 これはまさに「大局観」という、将棋界における伝統的な概念で理解するよりなさそうです。

 将棋の達人はそれほど多くの手を読まなくても、脳内に蓄積されたいくつかの判断基準から、自然と最善手が思い浮かびます。これが大局観です。

 藤井七段の読みは質、量、速さともに抜群です。たとえば41手の古典詰将棋を二十数秒で解いたこともありました。

 

 しかし読みの量と速さだけを言えば、コンピュータにはかないません。それを大局観でカバーして最善を導き出した。そう理解するのが自然でしょう。

 さて、杉村さんがもう一つ言及している△7七同飛成。熱烈な藤井ファンなら「ああ、あれね!」とすぐ図面が再現されるでしょう。

 2018年6月5日、竜王戦5組決勝▲石田直裕五段-△藤井七段戦。藤井七段は事前によく読んだ上で△7七同飛成という信じがたい手をノータイムで指しました。この歴史的妙手も、やはりコンピュータは時間をかけて読まないと最善手として導き出せなかった、という点で話題となりました。

将棋史に残る鮮烈な一手。藤井は将棋ソフトにも浮かばない、独自の寄せの構図を描いていた。

出典:中座真七段『将棋年鑑』平成31年・令和元年版
 この△7七同飛成は2018年度を代表する名手として「升田幸三賞」に選ばれました。誰もが納得の選考でしょう。

 今回の△3一銀は、その△7七同飛成に比べると地味で難解です。正直なところ、筆者もどこまで理解できているのか、まったく自信がありません。しかしそうした誰もが思いつかないような地味な名手を指せるのもまた、藤井七段のすごみです。

 藤井七段には現在、タイトル獲得の史上最年少記録更新という期待がかけられています。なるほど、その記録がもし実現されれば、藤井フィーバーはさらに加熱し、大変なことになりそうです。それは将棋界の内外を問わず、多くの人が実現してもらいたいと願っているイベントかもしれません。

 しかし藤井七段は、そうした記録にはほぼ興味がないようです。報道陣は仕事なので、記録に関して繰り返し質問をします。藤井七段の回答はデビュー以来一貫していて、そうした記録などよりもまず、棋力向上を目指して努力するという旨が繰り返し述べられています。

 そうした藤井七段の純粋な姿勢が変わりません。だからこそ、神からの恩寵のような才能がその身に宿り、人々が予想だにしない、呆然とするしかないような名手を、盤上に表すことができるのかもしれません。


 
松本博文
将棋ライター
フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『あなたに指さる将棋の言葉』(セブン&アイ出版)など。