よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

くまなっと。

2023年01月16日 | 農家の風景。

先週末から今年の幼稚園給食もスタート。




恒例にしている、玄米もちのお雑煮ではじまり。

その夜、出張の途中でGAIA清水さんが寄ってくれました。

高知に移住してるのでかれこれ4年ぶりくらいだろうか。


古川駅に迎えに行ったらデカい発泡の土産を抱えてました。

青森朝市で買った大きな鱈とタコ。夜ついて早速さばいてくれて食べました。

GAIAとは長年付き合いさせて頂いてますが、玄米もちの旨さを教えてくれたのも清水さん。

久しぶりにたくさん話し、呑み、男はつらいよを観つついい夜でした。

場をつくる。

清水さんが移住しゲストハウスをはじめ、今から取り組もうとしていることでもあり、

私がやっていることの行き着く先、妄想するのも同じようなものかもしれない。

「場」の話が面白かったなぁ。




今シーズンのくるみ豆、一番納豆が出来ました。

ここまで来ました。松井さんのtsudoiに並びます。今週の朝夕定期市でも販売します。

夜なべ脱穀あと三分の一。

今年はやっぱり、、、不作かな。。




定刻になると「さ、寝るぞ」のアピール。

玄米もち。

2022年12月25日 | 農家の風景。

あと数日で今年も終わり。




こんな時期に寒いけど晴れ上がったので、

2回目の仕込み準備で白菜干し。

1回目はあっという間に食べてしまったので前回より多め。

味付けも飽きないように何種類かやってみます。






餅つきも終盤。

ご予約頂いてた分もお届け、発送あらかた終わり、

自宅分含めてペースダウンして続けます。


地味につき続けてきた玄米もち。

年々少しずつ広まって嬉しいです。




ラベルも一新。

久しぶりに消しゴムハンコ彫りました。

なかなか気に入ってます。




くるみ豆、今年はほんと紫斑病虫食いなく楽しい手仕事。

毎日少しずつ竹で叩いて脱穀し、

夜眠たくなるまでAmazonでONE PIECE見返しながら手選別、

がこのところの日課。

やっぱり名作。

時々涙で豆が見えなくなります。。








今年は喪中なのでしめ飾りもお休みで寂しいですが、

しっかり年をしめたいと思います。















白菜。

2022年11月20日 | 農家の風景。

晩秋。



庭にある親父自慢の紅葉も葉を落とし始めました。




久しぶりにサム副隊長と竹林散歩。

落葉が進みどこも一面落ち葉でフカフカ。これが良い土を作ります。

竹は分解に時間がかかるので、竹林であっても広葉樹がないと。バランス。

竹に負け栗も山桜もナラもいっぱい枯れてしまったけれど、

手を入れ始めてからはきちんと広葉樹を活かす間伐を心がけています。

今シーズンもまもなく開幕。新たな助っ人も登場予定で楽しみ。


今年は特に、竹だけではなく山をちゃんと知ろうとよく歩き回っている。

興味の一つはきのこ。

毒キノコもたくさん出るが、最近は食べれるものも増えてきた気がする。

昔は香茸も取れたらしいけれど、今年はムキタケ、ヨシタケ、天然のシイタケを見つける。

呼び名も地域独特で、辞典を買っても違うような気がしてあてにはならず、

達人を頼っては聞いている。

結局今年は自分で食べてないけれど(人体実験してもらった格好だけど)、

来年からは楽しみたい。


歩いていると色とりどりの実もたくさんで、その一つがムラサキシキブ。

道の駅納品に向かう道すがらどこかの家の庭にあったのを見て

紫なんて自然にあるのかと思っていたら、あふれるほど裏山にあった。

赤、金色、黒、紫、、、おまけに立派に松の幼苗が育つ地帯もあり、

あるものだけで立派にしめ飾りに使えそうだと思いながら。





先日は数年ぶりに定期市以外のイベントに参加。

ご縁があって地域の小さな養老施設の一周年祭に。

とても小さいけれどあったかいイベントでした。これぐらいが無理なくていい。



利用者の86歳の大工さんの作品に感激。

話も聞けて「おれは大工歴70年だ」がとてもかっこいいセリフ。

県内沿岸部の系列施設の竹やぶ仲間も出店していて、



初めて実物見た竹あかりもとても見事でした。

ベガルタのスタジアムでも最近展示してきたそうで、これは素敵。

どうしてか、自分では作りたいと思わないので、

今度うちの竹林で機会を作ってやってほしいという話をしました。





食べたい食べたいと思いながら、ようやく今シーズン初の白菜漬け仕込み。

2日干して、生漬けで水を揚げて本漬け。


昆布、なんばん、ゆずを少々。今年は竹細工の師匠に聞いて柿の皮も入れてみる。


カミさんリクエストでにんにく入れたスタミナバージョンも。

楽しみです。




薪ストーブはやっぱり動けなく魔力がある。

ウーも自然と寄ってきます。


義妹に買ってもらったじゃらしがお気に入りで、

日々新たなジャンプを披露するゴン。







くるみちゃん収穫完了。

2022年11月14日 | 農家の風景。


裏山の紅葉がきれいでした。

身内に不幸があり、気持ちも身体も落ち着かない今月。

まだあったかいのがちょっと救いです。


ここ数年続けていた「みやぎのしめ飾り」、

そんなわけで今年はお休みにさせていただきます。

毎年楽しみにして頂いてたお客様、ごめんなさい。






そんな事情もあり、お弁当もドタキャンさせて頂いたりとバタバタですが、

晩秋の食材に移り変わり。

今年は春に山椒収穫する余裕がなく、秋に真っ赤な実山椒を収穫。

知り合いの料理人に伝授してもらって弁当に使ってます。

乾燥させ黒い種取り出したら最低限の水を入れ冷凍。

焼いた肉におろし金ですり下ろすととてもいい香り。

塩コショウして、わらでスモーク焼きした肉がごちそうになり、

余るのが楽しみな最近のお気に入りメニュー。


畑もようやく片付け段階に来ました。なんだか今年は余裕がなくって、

昨年よりも半月遅れ。


先月霜が降りてしまい、小豆大納言、白小豆は栽培方法も初年度反省が多くって

思ったよりだいぶ取れない感じです。

まだ青い鞘に霜は論外でした。来年は改善。


大粒大豆くるみ豆の収穫もようやく終わりました。

半反ですが手刈りなので、稲刈りよりも日数かかりました。

大豆バインダーと脱粒機がほしい。オークション見てますがなかなか。。。


毎朝少しずつ一週間。やっとエンディング。



手入れ的にはこれ以上ないくらいやりきりました。


良いところは一株に100鞘以上ついたところもありますが、

大雨で手入れがとどかなかったところもあるし、

秋口に獣にかじられたゾーンもあれば、

鞘が5,6の刈ってて虚しいゾーンも多々。

減反でたくさん作ってる方には今年の大豆は量取れないと聞いてましたが、

さてどうなるか。


先日作った竹ハウスに格納。

ボリュームは昨年以上な気がするので、ちょっと期待してます。


先週末は子どもたちに癒やされました。

給食担当させて頂いてる古川幼稚園の毎年恒例「あしあと展」。

子どもたちの創造性をのびのび育てたいという教育方針の幼稚園で、

この展示会のために毎日があるくらい、日々の活動を感じられる企画。

毎年大いに刺激をもらいます。園児とあなどれない感性には驚かされます。

今年はダンボールを使った大物がおおかった。



そして日々描いてた給食メニューも展示頂きました。ありがたいこと。

先生方と

「今年は5月ほぼたけのこ出てきますね。いかに豊作だったかわかりますね〜」

と笑いました。

園児の親御さんにも声をかけて頂いたりと、こういう機会をいただけて嬉しいです。






最近遊んであげられなくて、ご機嫌ななめな猫たち。

ゴンは納得するまで徹底マークでアピールしてきます。






よっちゃん という繋がりで。

2022年10月08日 | 農家の風景。



冬!? というほどの寒さがようやく一段落し久しぶりに感じた晴天。

チョビ隊長、日向ぼっこが気持ちよさそうです。


昨日とうとう50歳の誕生日を迎え、

カミさん、リクエストのエビフライとシチュー作ってくれました。(親父からはビールと焼き鳥)

義母に初めて手作りするエビフライの美味しさを教えてもらいました。

しっかりカミさんが継いでくれて、大好物なのでうれしいかぎり。

めったに出ないごちそうです。



先日、お世話になってる卸先から連絡。

「急なんだけど明日までよっちゃんなんばん50本持ってこれますか?」

充填前に大きな寸胴で火入れしてという段階を経るので、

通常最低2〜3日はリードタイムを頂いてます。

ちょうど間に合うだけ瓶詰めできそうだと連絡をかえして翌日納品に伺うと、

なんともありがたい、というのかうれしいというのか、

長年そのお店でよっちゃんなんばんをお買い上げ下さってるお客さんからの連絡がキッカケでした。

闘病されていたお父様が亡くなり、

そのお父様が周りの皆から「よっちゃん!よっちゃん!」と呼ばれていたので、

お通夜に参列下さった方々にお渡ししたい。という娘さんからのご注文でした。

うちはうちなりに一生懸命作ってるつもりですが、

その商品が日々食卓にあって味や好みというのに加えて

日常として馴染んでいただけていたのかと思うと、なんとも言えず、ありがたいです。


今後もそんなモノづくりを続けていきたいと思います。



稲刈りも終わり、後は畑の終盤と転換に全力投球です。



岩出山のゆむら商店さん。今年からくるみ豆を販売頂いてます。

そこでコーヒーかすの回収もしていて、うちで竹チップと米ぬか加えて発酵させてみます。

商材だけではなく連携していけたら。



猫たちはすっかり布団の虜です。


朝気づくと猫が真ん中人は端、というなんだかおかしいことになってます。