よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

2022稲刈り開始。

2022年09月26日 | 農家の風景。

ようやく晴れて、稲刈りスタート。

昨日は風なく湿ってるから今日からかと思っていたが、

我ら夫婦に反して、

『試運転だっ❗️』

と意気込む親父に付き合い、

夕方軽く慣らそうかと刈り始めたら、

案の定、止めようかというタイミングで機械から煙モクモクで終わり、という始まり。

今日は朝から親父と工具たっぷり抱えて修理作業。

これも毎年一回はある恒例作業。

あちこちネジを外したり分解して、

毎度『なるほどこういう構造か・・・』と、

だんだん知ったような気になるけれど、

一年に数日しか使わないコンバイン。

来年になれば綺麗に忘れてしまう。。

なかなか故障が判明せず

『もう機械やさん呼ぶか』

と諦めかけたところで原因が見つかり修復。

コンバイン最深部にずっしり水気を含んだモミがギュッーーーっと詰まり詰まってました。

高い機械買ってるのだから、

機械が仕事してくれるように、

少しでも人労働を減らして作業と考える私と反対で、

親父は

『もったいない』

と、イノシシや雨に打たれ半分埋まったような稲も丁寧に刈り集めようとする。





機械が動きやすいようにと四つ角を手刈りする

『隅っこ刈り(すまっこがり)』

も、私は機械を使ってうまくやろう、と最低限だけど、

親父はそこまで刈るかというくらいに広範囲に刈り上げる。

膝が痛いんだから無理するな、と言っても聞かない。

どっちが正しいとかはもはやわからない稲刈り恒例の想いです。

百姓にとって田んぼが中心にあった時を経ての親父のやり方も、きっと間違ってはいないと思う。。けれども。






午後は絶好調。







今年はイナゴが多い。

小学校の時冬のスキー教室開催のための恒例行事だった『イナゴとり』を思い出す。

そのくらい今年は多い。

赤とんぼもたくさん。





しばらく秋晴れが続きそう。

順調に進みますように。













台風目前。

2022年09月18日 | 農家の風景。

地域ではちらほらと稲刈りがスタート。

うちも少しずつ段取りしてます。



今日は干場が豪華。

自前の発酵たけのこの数々に加え、いたがきで買ったいのはな(正式には香茸)、

そして頂きもの天然舞茸が並ぶ。秋の楽しみが増えます。


今月に入ってイノシシの動きが激しく、集落中電柵だらけになっています。


ちょっと前までは(嫌だなぁ)と思っていた風景が現実のものになってます。

クマの目撃情報も増えてます。


今年初めて植えた大納言。早いところは葉が黄化しはじめました。



これも楽しみ。

気がかりは隣の白小豆。芯止めしたつもりがツルボケし放題で実がつかず。。。

なんでだべ!?と思いつつ眺めるしかありません。



今月に入って終盤でもありピークでもあるなんばんに毎日一生懸命な日々。

作業量も増えほぼ一日が焼きと加工場仕事で終わってしまいます。

もう少し。カミさん共々疲労もピークですが踏ん張ります。




ここ数年、思っているとモノゴトは自然と動いてくを実感しています。


今年の竹間伐は少し違ったことをやってみたい、と思っていたら、

わが町の感覚ミュージアムを設計(なんと日本武道館も)された六角鬼丈先生のご令嬢、

神奈川大学の六角美瑠先生とその研究室の学生が来訪。

いろいろと楽しい話ができました。

もう少し煮詰めたら何か動き出せそうです。



先日、今年もたけのこ掘りに来てくれた松井美緒さんがお店をオープン。

美緒さんらしい素敵なコンセプトの『tsudoi』

我が家の商品もお取り扱い頂いております。

定番に加えくまなっとなどや、季節の小ロット商品も置いていただく予定です。

加えて、縁ができた地域を紹介したい、

ということでこの地域のものも少しずつ拡げて頂く予定です。

いずれは私達も参加する形であんなことやこんなこともやれたら!と妄想企画中です。

ぜひ行ってみてください。



秋になり、こやつらはますます元気です。





今年最強の台風が目前。

うちだけではなく、みんな、被害が少ないことを祈るばかりです。



焼きなんばん。

2022年08月31日 | 農家の風景。

8月末日。

上旬から収穫がはじまる、なんばん(とうがらし)。

今年は定植してからも天気がパッとしないせいか、苗全体が小ぶりな印象。

収量は徐々に増えてるものの、まだまだ足りず、

9月に期待。バンバン取れて欲しい。





しょうゆ、みそに漬け込む「焼きなんばん」は一次加工で炭火炙り。

収穫のタイミングに次いで、炙り加減がとっても大事。

連日この仕事に没頭してます。


使う炭はGAIA清水さんに紹介してもらってから惚れ込んだ土佐備長炭〜一(いち)〜

仕事以外でもおおいに使ってますが最高です。



傍らではカミさんが何かツクルことに没頭中。






今のところすこぶる順調な地大豆くるみちゃん。

ちょっと天気が良すぎて丈が出てしまいましたがこのままいってほしい。



花が終わりつつあり鞘が膨らんで来ました。たくさん付きますように。






お弁当も夏の名残りに入りつつあります。




このところめっきり涼しくなり、危ういのが薪準備。


助っ人にだいぶ助けてもらったものの、割るのがまだまだあります。



猫も気温に敏感。



気づくと朝がたちゃっかり布団に。



秋が近いので睡魔も強めみたいです。



もっと残暑よがんばってくれ!



水害。

2022年07月18日 | 農家の風景。

ここ数年毎年のことですが、今年も異常。よく降りました。

たくさんの方にご心配の連絡を頂きました。

ありがとうございます。

大丈夫です。






家周辺だけでもあちこち。

集落全体では2箇所の出入り口が土砂崩れで閉鎖になり心配しました。

すごい被害です。


明日どうこうできることでは無いけれど、

長い目でどう暮らすのか考えさせられます。



雨の間に今年一作目の篠竹ザル完成間近。


邪魔するウー。こいつはとにかく袋の類いやカゴがあると入りたがります。


ジャンピング・ゴン。日に日に到達点アップしてます。




夏は平穏でありますように。




林業。

2022年06月20日 | 農家の風景。


たけのこ後半、国産メンマ・竹之芯作業からずっと来てくれた阿部さん夫妻、とりあえず今日が最終日。

明日からは佐藤農場で梅作業に入ります。引く手数多の人気です。

たけのこが終わってからは林業に移行。


竹に負けて枯れてしまったり、ナラ枯れでだめになった楢などの雑木を間伐。

ちょっと風が吹いた日に、枯れ木から、腕くらいの太さの枝が落ちてグッサリと地上に刺さっているのを見ると、こりゃぁ〜切らないとおっかない!と、

薪はゆっくり集めりゃいいかと思ってたけれど、阿部さん達が居るうちにと3人で徹底的にやりました。


買ってから2年、ほぼ使ってなかったウインチが大活躍。

これがないと駄目でした。

竹と違って重さが一本トンレベルなので、一本倒す緊張感たるやすさまじく、

一本倒すごとに3人で「よっしゃぁ〜!」とホッとするほどピリピリやってました。

迫力は伝わらないですが・・・


切るも切ったり30本ほど倒しました。

ひとまず安心。数年分の薪になりそう。

薪割り助っ人お待ちしてます。心が無になり、気持ちいい汗もかけますよ。

遠慮なく割りに来てください。教えます。


昨年よりちょっと遅く、今年も無事にくるみ豆も撒きました。

私はほぼやれず阿部チームにおまかせ。

園児に食べさせたくて、初めて小豆も白小豆も一畝ずつ撒きました。

昨年はホントにうまい大豆で量も取れたので、今年も更に取れるよう管理管理。



間あいだに休みを取るものの、なかなか身体の疲労が取れずですが、

そんな時は炭火に限ります。

今年は半年になってしまった山仕事もひと段落で、やっと息が抜けそう。


1500円コースのお弁当です。

蕗が煮たら美味しい太さのが多くなってきたので、もう一回くらい採りたい。



猫たちは、元気です。337拍子。