よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

命日。

2018年03月03日 | 自営業

本日は気持ちのいい晴天。





地元スコーレハウスでのコンサートスタッフの方々からご注文頂き、週の締めのお弁当仕事。



ありがとうございました。

今週は焼きなんばんをご飯にのせてたら早速リアクションもあり、

もっと作っている加工品も繋げられるようなお弁当にしたいものです。

どうしても、なんばん商品が主力なので苦手な方が居たら、、、と遠慮しちゃいます。





今日は「よっちゃん農場」の由来でもある亡き母の命日。昼に家族で御墓参りに行きました。

いつもお弁当には「定番でしょ!」という事で玉子焼きを入れています。

使用率99%は同級生が経営するふるさと地鶏会の有精卵

母親は先代社長の元でずっと働かせて頂いていて、私も食えるようになるまで、

アルバイトでこの卵の宅配仕事をさせてもらって助かりました。

初めての餌やりでハウスに入った時、100羽を超える鶏が一斉にこっちを見てギョッとした記憶は今でも鮮明です。


一緒に卵宅配部門をやっていたのが今うちの裏の竹林でワナを仕掛けてもらってるハンター伊東さんの奥様です。

今でもそうやって小さな地域の中のご縁の中で暮らしています。

亡き、初代よっちゃんが「農産加工」という選択肢に目を向けなければ自分は今よっちゃん農場をやっていたか?

そもそも農業に興味を持っていたか?

竹林に興味を感じて気持ちよく間伐に汗を流していたか?




お墓に手を合わせながらそんな事を思った、15回目の命日でした。



お店を持つということ。

2018年02月28日 | 自営業






ひと晩もうもうと降った雪だけれど、だいぶあったかくなったので午後にはだいぶ解けた。

午前中は加工場でよっちゃん大量瓶詰め作業。今週いっぱい続きます。

今シーズンもオイシックスドット大地でもよっちゃんなんばん販売いただけることになりました。



夕方山へ。

だいぶきた。もう少し。もう少し。



間伐作業後のサム散歩。猪の気配は無し。

疲労たっぷりの足腰にはキツイ雪山もサムがグイグイ引っ張ってくれるので頼もしい。





先日、直売所の総会で次年度事業で何をするか?から発展して、そもそも今後店としてどういう方向に進むのか?

という発議があった。

直売所という流通が出来て、農家各戸でははく力を合わせて市場をつくっていこうと始まり20年を過ぎた。

その間、道の駅が出来たり腕も上がりそれぞれがそれぞれの流通を少しずつ広げてきた。

直売所も、店舗販売、季節の催事、イベント出張販売から、

お惣菜の日が加わったり学校給食への卸や都市部店舗への卸なども加わってきた。


月日も経過し気づけば主力メンバーは高齢化で「元気なうちは・・・」という曖昧さの中、

農家が集う場所としてやってきた。

昨年あたりだろうか、店のある敷地の借地問題が持ち上がり「今後」を考えるようになっていた。



時間が経つにつれ会員農家の一体感という意味では、開業当初とは違ってきた。

それは悪い意味ではなくそれぞれが成長してきたからこそ、最低限のルールだけは共有しつつここまできたけれど、

農家の集合体という組織として「店をどう活用して行くのか」という場の利用ではなく、

みんなで看板をあげる店として今後の経営をどう舵を切って行くのか?

とても大きな課題をもらった気がした。


それはほっかぶりも同様、他の色んな組織や団体も問われている気がする。

私も運営側として、どー話したらいいものかとずっと頭にはあったので良いきっかけをもらった。

運営側の一人として、いつのまにか店としての利益をというよりも、農家が集う場として店を通して生産者の選択肢を増やすという方向に意見を偏らせてしまっていたのかもしれない。


後退ではなくて、一回「そもそも」に立ち帰って進化する。そんなタイミングにいる気がしています。

これだけではなく、いろんなものが一周回ったのが今な気がしてます。

そういう意味では面白くなる時期なのかもしれません。

絶品、猪。

2018年02月10日 | 自営業

整骨院で今日もじっくりと、それはそれはじっくりと揉んでもらってスッキリ。

なんとか連休明けに動きたい。



動くのは我慢してここぞとばかり、くるみ豆の選別作業。

大きさは今ひとつだけれど、良い形。まだ1/3。



夜、2日かけてじっくりスモークしておいた猪肉を切ってみたら、



これがまあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜おいしいっ!

今回は桜チップ。まったく臭みもなくなんぼでも食べれる上品な味。大成功!

ジビエスモーク、かなり良いです。



明日は最後、よっちゃんなんばん漬け込みを食べてみよう。


2018年。

2018年01月04日 | 自営業
2018年、あけました。

今年もどうぞよろしくお願い致します。




元旦は気持ちのいい晴れた朝ではじまり、





2日夜からは猛烈な雪が降りました。今年は寒さも冬らしく、雪も冬らしい。久しぶりな気がします。









大晦日らからは甥っ子たちも来て呑んで喰っていい年越しでした。



やっぱり雑煮のセリが一番すきです。



三が日もあっという間に過ぎてしまい、毎年のことですが休んだのか休んでないのかわかりませんがリラックス出来ました。

今日からぼちぼち始動です。

食べ物を育て作る農家なので、季節も感じるものも毎年違います。

主力のよっちゃんなんばんを始めとする加工品、徐々に統一感を。

調味料はなかなかハマるまでの情報が足りていないので、売り場から手に取っていただいてどう使い方お伝えしていくか

すこし考えながらチカラを入れていきたいところです。

後は今年は表年、たけのこがたくさん出る年なのでそこの販路を膨らませたいと考えています。

予想以上に出る年もあれば全く出ないの繰り返しが山菜ですが、単にモノが揃う揃わないではなくて風景まで伝えられる形で付き合って頂けるお客さんと繋がる試みをしたい。

そういうのもひっくるめて、よっちゃん農場として通販するかどうか、もう一回考えます。

事業として比重があるのはどうしても生産現場なのが農家なので、その部分を底上げする意識で発信していこうと思います。

役割分担ではないけれど、やれることはやる、やれないことはやれないとしてその上で繋がりを持てるように動いていきたい。

年々、俯瞰してみると毎年繰り返している事は多いけれども余白の時間は減っているので、

資本の身体を大事にしつつメリハリをつけて1年を過ごそうと思います。


年始なので、ぼやっとした色んなことがアタマを巡っていますが、いっぽいっぽ進みます。


お互い良い1年になったね、と振り返られる相手を増やす年にします。



今年の年末はお弁当で〆。

2017年12月29日 | 自営業

この一週間は怒涛の日々。

昨日は久しぶりにほぼ徹夜で過ごすほど緊張感Maxでした。










一昨日、昨日と連日お弁当Wヘッダー。

一昨日は久しぶりに古川へ配達。大崎市図書館からご注文いただいて仕事納めに食べて頂きました。

味噌玉もご注文頂きました。

よろこんでもらえて良かったです。






昨日は岩出山に勤務してた時に食べて頂いて、田尻に転勤になった職場でぜひまた食べたい!というご注文。

わざわざ岩出山に受け取りに来ていただいてまで、というのはとてもうれしいご注文でした。



そして両日鳴子で開催のサッカー教室の食事も担当させて頂いてました。








オランダサッカー、ヘーレンフェーンに所属する小林祐希選手のサッカー教室。

初夏にブルーファーム早坂くんを通じお会いした時に、身体を作る每日の食をとても大事だと思うようになったという言葉が響き、

小林選手はサッカーで、そして我らたまつくり地域を発信しようと仲間で作り上げたイベントは大成功でした。



初日はSTAFFのお弁当。






二日目はサッカー教室参加の子どもたち、親御さん、STAFFみんなで食べるお弁当づくり。

オニギリは現地で味噌屋小泉くんを中心に握りまくり、岩出山の割烹水月の跡取り安倍君たちが中心にとん汁を仕上げ、

うちでは魔女マロン大栗さん、そして野田くんの2人に猛雪の中早朝から来てもらってひたすらおかずを仕上げました。

ほぼ寝ずの段取りでしたがいざ始まるとやっぱり時間が足りない足りない。。。。とっても緊張感のある時間でした。

可能なものは地のもの、顔の見える食材をつかってちゃんと作ったものを食べてもらい、食にもこの土地にも興味を持ってもらおう

というモットーのもと今回の仲間がつながっている部分もあるので、

イベントの帰りにサッカー教室も素晴らしかったし、食事も美味しかったです!という御家族にけっこう声を掛けてもらえただけで

満足でした。



あとから聞いたのですがサッカー教室と食まで共有したイベントはあまりなく珍しいみたいです。

そういう意味ではイベントありきからではなく、土地の仲間があってのものという自分たちらしさは出たのではと思います。

今回はサッカーやってる甥っ子2人も中学生でしたがSTAFFとして参加させてもらい、二人とも楽しんだようでよかった。


食事の後は「餅つき」をやろう!と、小林選手や参加小学生みんなで臼と杵で餅つきしました。

サッカー&餅つきといえば蔵王の平間兄弟なので、せっかくなので2人にも参加してもらい、我らチームとふた臼ついて、





あんこ餅ときなこ餅で食べました。

あんこは岩出山で300年の歴史の酒まんじう花山さん、もち米はさとうファームよしのり君の。



小林選手も言ってましたが「同じ釜のメシを食う」という体験が良かったのか、

時間を追うごとに小林選手と子どもたちの空気、距離感が目に見えて良くなっていきました。

見ていたSTAFFや親御さんたちも口々にそれは言ってました。

最初は小林選手が看板でしたが、最後はイベント全体に一体感が見えたのはとても良かったです。






イベント片付けをして鳴子泊の平間兄弟と温泉入って一杯やり、その後STAFFみんなで打ち上げ。気持ちよく懇親できました。




ビンゴでサッカーボールあたりました。




まだ加工場仕事、餅つきやりますが、これで今年の仕事、ほぼ納め。

いつも以上に張りつめた年末になりましたが今年も充実したいい年になりました。