よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

集約。

2011年10月10日 | 自営業


時間が取れず、最近トビトビのブログ。

まったく、まったくもって忙しい。。。
疲れが全然抜けないので、最近は知り合いの薬剤師にお勧めされる漢方をのんでいる。

もう少し。

明日明後日は勾当台に居ります。
よっちゃん農場としては最後の「大崎ふれあい市」出展にします。


来年からは原則、月一の「朝夕ネットの定期市」しか出ません。

大きくシフトチェンジ。


海山ネットとして半年以上動き続けることと、
よっちゃん農場を続けながらずっと考え続けてきました。

これから自分はどう動きたいか!?

やはり海山ネットは海の手のもの。それが一つ。
今後の活動計画も、全て海の手の明確な意思が必要。
今と同じ山の手主導では成り立たないものだ。

そして、ずっと自分の中で明確であったこと。
それは、今こそ我々自然に関わる産業が主役で、
一次産業の価値を皆で考えなければならないということ。

当地の宮城に居て、被災した。
そしてもっと酷い被災者の人たちとも接して来た。
が、もっと酷い人たちが居るからそれを支えねばならないと動く中、

「あ~、なんて自分は力がねーんだ!!!」

と、痛感する事の繰り返しだった。今もそう。


昨夜、九州から支援出来ていたD社長とお話しする機会があった。
バリバリの事業家。
それが刺激になった部分も沢山あるし、それで自分が整理された事は大感謝。
が、違和感もある。

事業という括りが全てに当てはまる事はないはずで、
うまくは言えないが、そうじゃない事が今はもっと大事な気がする。

今行政の人たちにも法人化の相談もしている。
が、話せば話すほど、何というのか、自分の中の熱が冷めてしまうのを感じる。
やりたい事に対する熱が冷めるのではない。そうではない。

誰もが理解出来る仕組みが社会にはあり、
それに合わせた形態を手続きすることは必要な事だ。理解を得る為にも。


当地に生まれて、こんな事態になって年配の方々が沢山
「田舎はいい。経済的にセレブで無ーげっとも、こんな事があっとそんなにしんどい事がない。
 ありがでーごった。」
まったくその通りなんだけれど、皆万が一を意識して毎日生きてるわけじゃない。

地球という自然に生きている生身の人間が、ホントの意味で逆らえない事態が起こりうる。
そんな中で折り合う為のホントの意味での知恵を持ち続けなくちゃなんないのが、
我々一次産業でなくちゃいけないし、その為に先祖の土地を守るとかとは別の意味でしっかりと
ポジションを確保しつづけないとならない。

それは、ここ数年の風潮で流行って来た「事業としての農業」(経済社会での見方)
生活のデザインとしての「農のある暮らし」なんてものより、もっと根本なんだと思う。
ホントの意味で「生業」といえるものがそれなのかもしれない。


それを守らなくはならないと思っている使命感のようなものと一緒に、
その中で大きな欲が、自分の中で大きくなって来た。

だから、よっちゃん農場をもうちょぴっとだけ大きくしたいと、痛烈に思っています。
これは震災が無かったらきっと出なかった視点が、今ははっきりとしてきました。

半年、机に白紙を一枚のっけて考える時間が全くないという、
ある意味異常な時間の積み重ねの中、自分なりにアンテナだけは伸ばし続けておりました。


もう少し、以上な時間を積み上げながら、煮詰めようと思います。