お多賀参り

おはよ。


昨日は、一日旅行に行ってきますた。


あたすには姉が二人おりますて、それぞれに厄年の子供がいるということで、姉たちとあたすと３人で、お多賀参りをしたのですた。


新幹線で米原へ行き、そこから乗り継いでお多賀さんへまず向かいますた。


あたし自身は本厄のときに来ましたが、それももうずいぶん前の話で、今回は、姉たちのお供をかねて、我が家の家内安全祈願に参ったのでございます。


姉たちはそれぞれ、子供の厄払い、あたしは家内安全祈願でそれぞれ拝殿でお払いをしてもらいまして、ついでに、コレまで溜まった写経約４００枚を、納めてきますた。


帰りに名物「糸切り餅」を買いまして、タクシーで今度は八日市へ。

ここでは、ご飯を食べます。




行った先は、招福楼。


茶懐石では、大変有名なところらしい・・・



かつて、名古屋に出店もありましたが、今はなくなってしまいますたね。

招福楼の本店へは、あたし、初めてきました。



実は、ここへきたのは、父がお多賀さんへ行く話を姉から聞いて、どうせ行くならここで食べたらと、勧めてくれたのですた。



姉たちと玄関に参りますと、お店の人が出迎えてくれまして、格調高い空気の中、素敵なお部屋に通されたのでございまつ。







上座に年の順で、姉を座らせましたら、そばにいたおねいさんが、


「今日は、お節句ですからね」


と一言添えてくださいますて、キョウダイ３人、あまりにオサレな会話に感激してしまいますたのですた。



それからは、もうね、すんばらしい～！！！の一言。


食事はもちろん、部屋、室礼、お庭、接客。

どれをとっても一流ですた。


で、姉たちとおバカ話をしながら、しみじみ語るのですが、あたしも含めてそれぞれが穏やかでいられて、ようやく叶う今回のこの時間で、それはとてもありがたいなぁと思うのですた。



途中、若女将が挨拶に来てくれまして、丁度お酒もすすんだ時ですたので、調子に乗って、あたくし、また歌を一つ披露したのでございますた。



誰がために　多賀に参るは　知らねども

　　たかこのタガは　ずっとガタガタ

（上の姉は、「たかこ」といいますて、大変陽気でよくしゃべる女なのでございますた）




・・・

若女将の失笑を買ったのは、言うまでもありまへんですた。

（が、身内は、大変喜んでおりますた)



およそ２時間半の楽しい食事を終えまして、心持よく３人で帰路に着いたのでございますた。


この次、いつ叶うかわかりませんが、是非また来たいと思いました。



あぁ・・・　しあわせぇ～