おはよ。
ももちゃんが散歩に行かないもので、しばらくは散歩に行こうという仕草さえやめています。
ある日ある時、フト誘ってみます。
どうでしょう?
さて、かといってあたし自身は散歩がしたいので、今日は港まで、なるべく普段通ったことのないような狭い路地を抜けて歩いてみました。
案外、知らない道はあるものですね。
間口一間ほどの現役の駄菓子屋さんが残っていたり、昔々の長屋のようなたたずまいがあったり、それは、あたしが小さな子供の頃の風景そのままなのでした。
懐かしいなぁ・・・と思っていましたら、どこからか、
「はよ、食べなかんがね!」
と、お母ちゃんが子供にでも言っているのであろう、少し甲高い声が聞こえてきたのです。
それは、昔々、道のあちらこちらから当たり前のように聞こえてきた、当時そのままの声でした。
ビュンとあたし自身が昔に帰ったようで、しばらく足を止めて、その界隈の空気になじんでみようと思いました。
「いつの頃からか、こういう声は聞こえなくなったんだなぁ・・・」
お隣の家の物音すら聞こえなくなったこの頃が、良くも悪くも、今の暮らしであると思い知らされた出来事でした。
ももちゃんが散歩に行かないもので、しばらくは散歩に行こうという仕草さえやめています。
ある日ある時、フト誘ってみます。
どうでしょう?
さて、かといってあたし自身は散歩がしたいので、今日は港まで、なるべく普段通ったことのないような狭い路地を抜けて歩いてみました。
案外、知らない道はあるものですね。
間口一間ほどの現役の駄菓子屋さんが残っていたり、昔々の長屋のようなたたずまいがあったり、それは、あたしが小さな子供の頃の風景そのままなのでした。
懐かしいなぁ・・・と思っていましたら、どこからか、
「はよ、食べなかんがね!」
と、お母ちゃんが子供にでも言っているのであろう、少し甲高い声が聞こえてきたのです。
それは、昔々、道のあちらこちらから当たり前のように聞こえてきた、当時そのままの声でした。
ビュンとあたし自身が昔に帰ったようで、しばらく足を止めて、その界隈の空気になじんでみようと思いました。
「いつの頃からか、こういう声は聞こえなくなったんだなぁ・・・」
お隣の家の物音すら聞こえなくなったこの頃が、良くも悪くも、今の暮らしであると思い知らされた出来事でした。