こんにちは。
どちら様も、お久しぶりでございます。
しばらくお目にかかっておりませんでしたが、あの人もこの人も、穏やかにお過ごしいただきましたことを願っております。
5月13日に出発しました四国お遍路さんツーリングは、昨日20日をもちまして、無事結願いたしました。
出かける時の「期待と不安」も、いざ過ぎてしまうと、無事の帰宅を喜びながらも「あぁ・・・終わっちゃったんだなぁ・・・」とおもしろ悲しずむのであります。
それが何とも麻薬のようで、あたしはまた旅に出るのでありましょう。
事実、ジェットコースターに乗っているような毎日でした。
それだからこそ、あたしにとってはかけがえのないものになった気がいたします。
たくさんの気づきを得た旅でした。
忘れないうちに、書き留めておこう。
2013年5月13日(月)
午前6時、神様仏様に留守をお願いして亀太郎に荷物をくくりつけ、いざしゅっぱ~つ!
しばらく田んぼも留守にしますので、田んぼの神様にもご挨拶。
田んぼ同好会の皆様、あとは頼みます。
知多中央道から湾岸線で亀山。
そこから名阪国道を経由して大阪に入り、やがて神戸。
ここから明石大橋、淡路島、鳴門大橋を通って、10時頃にいよいよ本四国お遍路さんの1番霊山寺に到着。
穏やかなドピーカンの中、本州から四国に渡る橋の眺めは、それはそれは綺麗でした。
季節が良いのと1番の札所のせいか、たくさんの巡礼の方がおられました。
まずはここで身支度を整えるべく、白衣の笈摺(おいずる)を購入。
これは、最後まで着てお参りいたしました。
背中には、「南無大師遍照金剛 同行二人」と書かれております。
この後あたしは、弘法さんと共に旅を続けることになるのだね。
そして、過日ひょんなご縁でお伊勢さんで出会ったおじさんから教えていただいた、道中の宿の一覧も購入。
これが確かに便利なものとなるのでした。(おじさん、ありがとう)
ということで、身支度も整いまして、さっそく1番札所からお参りです。
実は、知多半島にも新四国88箇所というお寺巡りがありまして、あたしは5~6回巡っております。
その折に、一応のお参りの作法みたいなことも教えていただいておりました。
まずは本堂にお参り。
そこで般若心経とご本尊の真言を唱えます。
真言が何かと言われるとよく知らないですが、お寺に行くと、何やら観音さまの像のそばに「なんちゃらかんちゃら ソワカ」とか書いてあるでしょう?
あれが真言。
知りもせんでいかんですが、唱えることがご本尊様へのご挨拶みたいな意識でおります。
次に、太子堂と言いまして、弘法さんが祀られているお堂に行きまして、ここでお参り。
般若心経とお大師さんの真言「光明真言」に続いて、「南無大師遍照金剛」というのを3回唱えます。
そういうものらしい。
で、あたしはそのあとに続けて、「生きとし生けるものが幸せでありますように」と願をかけておりました。
あと、「ありがとうございます」とも唱えておりました。
実際、目の前で弘法さんにお参りできる自分が、あたしはありがたくてしょうがなかった。
それは、巡るところが増えるほどにつのっていったのでありました。
なんせ初めてのお遍路さんですから、右も左もわかりませんが、亀太郎は足に、ナビ子ちゃんが目となりまして、次へと進むことができました。
2番、3番、4番と、番号順にお参りを続けます。
やがてお腹がすいてきたので、昼食。
道中で目に付いたところに適当に入ります。
お遍路さん初昼食がこちら。
食堂とは書いてあるものの、メニューはうどんだけ。
そして、後に「セルフ」と書いてあるうどん屋さんとそうでないうどん屋さんがあることも知ることになる。
(セルフは丸亀製麺みたいな自分で選べるところですね。セルフの方がうまいということも、だんだんと知ることになる)
で、こちら。
うどん小150円、かき揚げ80円で、230円の昼食でしたが、これが大当たり!
これに味をしめたあたしは、以後昼はうどんと決めたのでありました。
その後も大変ありがたい天気の元、順調に駒を進めます。
徳島県の札所は内陸にありまして、小高い山の中が多い。
道中の景色も、それはまた旅情の一つなのですよ。
12番札所の焼山寺は、そんな山の中のお寺。
亀太郎を停める場所から随分と参道を歩いて本道に向かいます。
その道すがら、寄付で建てられたと思しきこんなものを発見。
あたしの地元出身の元県議会議員(前回落選)のお名前が。
ほかにももう一人、半田の方が見えました。
弘法さんの威光はすごいですねぇ。
13番まで回ったところで、日が暮れてきました。
行き当たりばったりとはこういうことで、ここから宿を探します。
それが、5時頃のこと。
例の宿の一覧表を使って、近くの宿に電話。
「素泊まりですが、泊まれますか?」
運良く泊めていただけるということで、そちらに向かいました。
初日は、徳島市内にあります「ビジネスホテル栄月」さん。
部屋はこんなところ。
これで4000円。
旅をしているとよくわかりますが、屋根があって風呂があって、平らなところで布団で寝られるということは、それは何よりありがたいのです。
そして、遅くに泊まりを申し込むから、夕食はこんなふう。
これも、これ以後ずっと続くことになります。
(コンビニには、大変お世話になりました)
6時には宿に入り、9時に就寝。
初日を終えたP。
なんとかなりそうな感触を得た初日でした。
そうそう・・・
道中の無事を祈り、腕に数珠とお友達から頂いた紐を結んでいたのですが、それが突然消えましたのね。
あらぁ・・・何事かの身代わりにでもなってくれたのか知らん?と思って、無くしたことを半ば残念に思っていました。
それが、宿についた時に、背中のリュックにかろうじて引っかかっていたのを見つけた。
切れた数珠の珠はいくつか無くなっていましたが、意味があるのかないのか?それでもこれを見つけた時には、嬉しかったんです。
あたしの意識を、面白く思った出来事でした。
そんなこんなで、お遍路さん初日終了。
・・・続く・・・
どちら様も、お久しぶりでございます。
しばらくお目にかかっておりませんでしたが、あの人もこの人も、穏やかにお過ごしいただきましたことを願っております。
5月13日に出発しました四国お遍路さんツーリングは、昨日20日をもちまして、無事結願いたしました。
出かける時の「期待と不安」も、いざ過ぎてしまうと、無事の帰宅を喜びながらも「あぁ・・・終わっちゃったんだなぁ・・・」とおもしろ悲しずむのであります。
それが何とも麻薬のようで、あたしはまた旅に出るのでありましょう。
事実、ジェットコースターに乗っているような毎日でした。
それだからこそ、あたしにとってはかけがえのないものになった気がいたします。
たくさんの気づきを得た旅でした。
忘れないうちに、書き留めておこう。
2013年5月13日(月)
午前6時、神様仏様に留守をお願いして亀太郎に荷物をくくりつけ、いざしゅっぱ~つ!
しばらく田んぼも留守にしますので、田んぼの神様にもご挨拶。
田んぼ同好会の皆様、あとは頼みます。
知多中央道から湾岸線で亀山。
そこから名阪国道を経由して大阪に入り、やがて神戸。
ここから明石大橋、淡路島、鳴門大橋を通って、10時頃にいよいよ本四国お遍路さんの1番霊山寺に到着。
穏やかなドピーカンの中、本州から四国に渡る橋の眺めは、それはそれは綺麗でした。
季節が良いのと1番の札所のせいか、たくさんの巡礼の方がおられました。
まずはここで身支度を整えるべく、白衣の笈摺(おいずる)を購入。
これは、最後まで着てお参りいたしました。
背中には、「南無大師遍照金剛 同行二人」と書かれております。
この後あたしは、弘法さんと共に旅を続けることになるのだね。
そして、過日ひょんなご縁でお伊勢さんで出会ったおじさんから教えていただいた、道中の宿の一覧も購入。
これが確かに便利なものとなるのでした。(おじさん、ありがとう)
ということで、身支度も整いまして、さっそく1番札所からお参りです。
実は、知多半島にも新四国88箇所というお寺巡りがありまして、あたしは5~6回巡っております。
その折に、一応のお参りの作法みたいなことも教えていただいておりました。
まずは本堂にお参り。
そこで般若心経とご本尊の真言を唱えます。
真言が何かと言われるとよく知らないですが、お寺に行くと、何やら観音さまの像のそばに「なんちゃらかんちゃら ソワカ」とか書いてあるでしょう?
あれが真言。
知りもせんでいかんですが、唱えることがご本尊様へのご挨拶みたいな意識でおります。
次に、太子堂と言いまして、弘法さんが祀られているお堂に行きまして、ここでお参り。
般若心経とお大師さんの真言「光明真言」に続いて、「南無大師遍照金剛」というのを3回唱えます。
そういうものらしい。
で、あたしはそのあとに続けて、「生きとし生けるものが幸せでありますように」と願をかけておりました。
あと、「ありがとうございます」とも唱えておりました。
実際、目の前で弘法さんにお参りできる自分が、あたしはありがたくてしょうがなかった。
それは、巡るところが増えるほどにつのっていったのでありました。
なんせ初めてのお遍路さんですから、右も左もわかりませんが、亀太郎は足に、ナビ子ちゃんが目となりまして、次へと進むことができました。
2番、3番、4番と、番号順にお参りを続けます。
やがてお腹がすいてきたので、昼食。
道中で目に付いたところに適当に入ります。
お遍路さん初昼食がこちら。
食堂とは書いてあるものの、メニューはうどんだけ。
そして、後に「セルフ」と書いてあるうどん屋さんとそうでないうどん屋さんがあることも知ることになる。
(セルフは丸亀製麺みたいな自分で選べるところですね。セルフの方がうまいということも、だんだんと知ることになる)
で、こちら。
うどん小150円、かき揚げ80円で、230円の昼食でしたが、これが大当たり!
これに味をしめたあたしは、以後昼はうどんと決めたのでありました。
その後も大変ありがたい天気の元、順調に駒を進めます。
徳島県の札所は内陸にありまして、小高い山の中が多い。
道中の景色も、それはまた旅情の一つなのですよ。
12番札所の焼山寺は、そんな山の中のお寺。
亀太郎を停める場所から随分と参道を歩いて本道に向かいます。
その道すがら、寄付で建てられたと思しきこんなものを発見。
あたしの地元出身の元県議会議員(前回落選)のお名前が。
ほかにももう一人、半田の方が見えました。
弘法さんの威光はすごいですねぇ。
13番まで回ったところで、日が暮れてきました。
行き当たりばったりとはこういうことで、ここから宿を探します。
それが、5時頃のこと。
例の宿の一覧表を使って、近くの宿に電話。
「素泊まりですが、泊まれますか?」
運良く泊めていただけるということで、そちらに向かいました。
初日は、徳島市内にあります「ビジネスホテル栄月」さん。
部屋はこんなところ。
これで4000円。
旅をしているとよくわかりますが、屋根があって風呂があって、平らなところで布団で寝られるということは、それは何よりありがたいのです。
そして、遅くに泊まりを申し込むから、夕食はこんなふう。
これも、これ以後ずっと続くことになります。
(コンビニには、大変お世話になりました)
6時には宿に入り、9時に就寝。
初日を終えたP。
なんとかなりそうな感触を得た初日でした。
そうそう・・・
道中の無事を祈り、腕に数珠とお友達から頂いた紐を結んでいたのですが、それが突然消えましたのね。
あらぁ・・・何事かの身代わりにでもなってくれたのか知らん?と思って、無くしたことを半ば残念に思っていました。
それが、宿についた時に、背中のリュックにかろうじて引っかかっていたのを見つけた。
切れた数珠の珠はいくつか無くなっていましたが、意味があるのかないのか?それでもこれを見つけた時には、嬉しかったんです。
あたしの意識を、面白く思った出来事でした。
そんなこんなで、お遍路さん初日終了。
・・・続く・・・