こんにちは。
遅ればせながら、実は豊坂屋に水が入りました。
8月25日、雨でもなくて、台風の強風で2階のベランダの蛇口が飛んできたもので破壊されて、漏れた水が店に流れ込んだというのが真相です。
もったいを付ける話ではなかったのを引っ張ったのは、あたしのエゴです。
すみませぬ。
それ以後ブログを書かない日が続いて、あちらこちらの皆様から、「どうしたんだ?」とご心配のご連絡をいただいております。
それぞれに理由をお伝えしましたが、そんな皆様には感謝申します。
ありがとうございました。
店の床にあった商品は見事に全滅いたしました。(商品の皆様、これまでありがとうございました)
この頃のことに、振袖がたくさんありましたが、・・・全滅。
ご参考のために申しますと、重ねた着物が水にぬれると、色が移って使い物にならなくなるのです。
当日のこと、たまたま早慶戦が名古屋で催されておりまして、次男と見に行っておりました。
で、しっかり楽しんだ後10時過ぎに帰宅して、玄関を入って店の事務所を何気に覗こうとしたら、事務所の天井から雨が降っていた!!!
水でブレーカーが吹っ飛んで電気も切れた真っ暗の店で何が出来ようか?と咄嗟の判断で、「寝るぞ」と次男に伝えたお父さんでした。
(夜中に「眠れない」と訴えてきた次男ですが・・・こういうこともあるというのが唯一キミの今後の参考になればよい)
明けて翌日からはリカバリーに向けての大作業。
前日の様子で腹をくくったあたしでしたが、なんとなんと、お客様からの預かり物が見事に無傷だった。
これは言葉にならない出来事でしたね。
奇跡!
それでも復旧に向けての作業は枚挙に暇がありませぬ。
狭い我が家ながら、湿気を避けようと、店の中のすべてを2階と3階へと運びました。
窮状に姉たちにも助けてもらって、一時避難が完了。
一息つく間もないくらいの中で、それでもあたしの腐った脳細胞はあれやこれやと考えた・・・
強風でまさかのことが起こったのは事故だから仕方がないと思いつつ、店の商品はダメになりながら、これだけはと念じたお客様の着物が無事だったのはなぜだ?
それが本当に不思議で、起きたことに悲観するより、それをありがたいとあちら様(だれ?)に感謝していました。
(たぶん、商売人はそう思うのだと思います)
その後のことはともかくも店をリカバリーすることが大切ですので、業者の方にお願いして、突貫工事に入りました。
そしてあれから2週間。
何とか復旧のめどを立てた豊坂屋です。
10月にはたぶん元通りに営業しております。
ご迷惑をかけたお客様、またよろしくお願いします。
ご心配をいただいた方々、あたしは元気です。
いずれにしましても、本当にありがとうございます。
連日のように手伝いに来た姉が言ったんだ。
「これで店を閉めるかと思った」
跡取りがいないから、いつかあたしは店を畳まないといけない。
それも頭の片隅にはあるんです。
ただ、お客様やお取引様にご迷惑をかけないようにと念じつつ、今のあたしの心境を正直に姉に言えば、
「あたし、この商売が好きなんだ」
あたしのことを心配してくれる姉たちは、
「それを聞いて、あたしも安心できる」
と言ってくれました。
ありがたい姉たちでした。
誰が見るかも知れぬブログと承知しつつ、当たり障りのないことを書いても、あたしには意味がない。
だから、正直に書きます。
商売も全力でいたします。
人生も全力で楽しみます。
その上で、世間様にお役に立てれば本望です。
思わぬことが起こって、だからこそ感じることも多かった今回。
時期を同じくして、昨日は台風被害の映像が流れておりました。
それを見ながら、3年前に見た東北震災の現場を思い起こしておりました。
・・・
あれに比べたら、どうと言うこともない・・・
そういえるあたしは幸せだと思います。
ただ、その片方で、荒御霊の計らいということも感じています。
いろいろとご心配をいただいた皆様へ
あたしは元気です。
いただきましたご温情に、心から感謝申します。
ありがとうございます。
今後とも、どうぞよろしくお願いします。
遅ればせながら、実は豊坂屋に水が入りました。
8月25日、雨でもなくて、台風の強風で2階のベランダの蛇口が飛んできたもので破壊されて、漏れた水が店に流れ込んだというのが真相です。
もったいを付ける話ではなかったのを引っ張ったのは、あたしのエゴです。
すみませぬ。
それ以後ブログを書かない日が続いて、あちらこちらの皆様から、「どうしたんだ?」とご心配のご連絡をいただいております。
それぞれに理由をお伝えしましたが、そんな皆様には感謝申します。
ありがとうございました。
店の床にあった商品は見事に全滅いたしました。(商品の皆様、これまでありがとうございました)
この頃のことに、振袖がたくさんありましたが、・・・全滅。
ご参考のために申しますと、重ねた着物が水にぬれると、色が移って使い物にならなくなるのです。
当日のこと、たまたま早慶戦が名古屋で催されておりまして、次男と見に行っておりました。
で、しっかり楽しんだ後10時過ぎに帰宅して、玄関を入って店の事務所を何気に覗こうとしたら、事務所の天井から雨が降っていた!!!
水でブレーカーが吹っ飛んで電気も切れた真っ暗の店で何が出来ようか?と咄嗟の判断で、「寝るぞ」と次男に伝えたお父さんでした。
(夜中に「眠れない」と訴えてきた次男ですが・・・こういうこともあるというのが唯一キミの今後の参考になればよい)
明けて翌日からはリカバリーに向けての大作業。
前日の様子で腹をくくったあたしでしたが、なんとなんと、お客様からの預かり物が見事に無傷だった。
これは言葉にならない出来事でしたね。
奇跡!
それでも復旧に向けての作業は枚挙に暇がありませぬ。
狭い我が家ながら、湿気を避けようと、店の中のすべてを2階と3階へと運びました。
窮状に姉たちにも助けてもらって、一時避難が完了。
一息つく間もないくらいの中で、それでもあたしの腐った脳細胞はあれやこれやと考えた・・・
強風でまさかのことが起こったのは事故だから仕方がないと思いつつ、店の商品はダメになりながら、これだけはと念じたお客様の着物が無事だったのはなぜだ?
それが本当に不思議で、起きたことに悲観するより、それをありがたいとあちら様(だれ?)に感謝していました。
(たぶん、商売人はそう思うのだと思います)
その後のことはともかくも店をリカバリーすることが大切ですので、業者の方にお願いして、突貫工事に入りました。
そしてあれから2週間。
何とか復旧のめどを立てた豊坂屋です。
10月にはたぶん元通りに営業しております。
ご迷惑をかけたお客様、またよろしくお願いします。
ご心配をいただいた方々、あたしは元気です。
いずれにしましても、本当にありがとうございます。
連日のように手伝いに来た姉が言ったんだ。
「これで店を閉めるかと思った」
跡取りがいないから、いつかあたしは店を畳まないといけない。
それも頭の片隅にはあるんです。
ただ、お客様やお取引様にご迷惑をかけないようにと念じつつ、今のあたしの心境を正直に姉に言えば、
「あたし、この商売が好きなんだ」
あたしのことを心配してくれる姉たちは、
「それを聞いて、あたしも安心できる」
と言ってくれました。
ありがたい姉たちでした。
誰が見るかも知れぬブログと承知しつつ、当たり障りのないことを書いても、あたしには意味がない。
だから、正直に書きます。
商売も全力でいたします。
人生も全力で楽しみます。
その上で、世間様にお役に立てれば本望です。
思わぬことが起こって、だからこそ感じることも多かった今回。
時期を同じくして、昨日は台風被害の映像が流れておりました。
それを見ながら、3年前に見た東北震災の現場を思い起こしておりました。
・・・
あれに比べたら、どうと言うこともない・・・
そういえるあたしは幸せだと思います。
ただ、その片方で、荒御霊の計らいということも感じています。
いろいろとご心配をいただいた皆様へ
あたしは元気です。
いただきましたご温情に、心から感謝申します。
ありがとうございます。
今後とも、どうぞよろしくお願いします。