こんにちは、おじいちゃんです。
大雨の被害に会われた皆様には、心からお見舞い申します。
この頃は、何かと天災が多いですね。
これもあちら様のご采配かと思わないこともないですが、ほどほどにしていただきますようにと、祈ります。
かんながら、たまちはえませ。
さて、そんな中、7月7日の七夕の日から2泊3日で、同年会の還暦旅行に北海道へと行ってまいりました。
以下、回想。
7月7日 午前11時ごろのセントレア発のJAL便に間に合わせるべく、友人の加藤君の奥様の運転で、加藤君とひであきとあたしが便乗させてもらって、1時間前にはセントレアに到着。
それぞれに来た仲間とも、ここで無事に合流。
小沢君だけが蓄膿症になったということでドタキャンがありましたが、その他総勢12名は集合して、いよいよ出発します。
新千歳空港まで、およそ1時間20分。
セントレアが近いこともあって、北海道までは、大変便利です。
ありがたい。
さて、無事に離陸して座席前の冊子のヘッドラインに「機内でWIFIできまっせ」というお知らせを見た。
ん?と思いつつ、スマホを取り出して解説通りにあれこれしてみますが、つながらん。
ちょうど通りかかったCAさんに尋ねたら、手取り足取り教えて下さって、無事機内でスマホが使えるようになりました。
(機内はこういう機器は使ってはいけないと思っていましたので、ちょっとびっくり)
それを見たお隣に座っていた女性が、やはり解説通りにやってみていた。
何となく、それを横目で見ていますと、結局あたしと同じでつながらないようだ。
「おぜうさん、おぜうさん、お困りのようでゲスね。それならあたしが教えてあげませう。」
聞かれてもいないのに、教えてあげて、無事につながったようです。
大変喜んでいただきました。
にびたし、にびたし・・・(なんのおまじないかとか、気にしなくていいです)
そんなこんなで、やがて新千歳空港に着陸。
おぉ、来たぜ!
そして今日はこのまま札幌へと参りまして全日空ホテルにチェックインの後、6時の宴会まで、三々五々自由行動となります。
旅行者からのお勧めみたいなのもありましたが(時計台とか)、あたしはどうも全く気が乗らず、ここから単独行動。
実は、翌日の予定で、一つは旭川動物園行のコースと、小樽散策の二つのコースが決められていまして、それぞれ好きな方に参加できるようになっていましたが、それもまたあたしの心が揺れることがなくて、勝手にバイクで走ろうと思っていました。
北海道はバイカーの聖地・・・と、かつて2度も走った長男からも是非にと勧められていましたので、ここはまだ走ったことのないおじいちゃんは、好機と思ったんだ。
ただ、天気の都合と札幌近辺でのめぼしいところがあるのかがよくわからず、事前に長男に尋ねたら、「積丹くらいぢゃね?」と教えてくれて、そこへ向かうことにした。
お陰さまで、良すぎるほどの天気には恵まれて、あとはバイクを手配しないといけないので、この日はネットで調べておいたバイク屋さんまで一度出かけて、バイクを見て決めたいと思ったんですのよ。
ということで、随分遠かったですが、あたしは一人でそのバイク屋さんまでバスで出かけてみた。
ちなみに、北海道のバスは、まことにわかりづらいです。
案内所に行って聞いても、似たようなバスが何本も走っていて、それぞれ微妙に行き先が違うのでとても不安でした。
それでもなんとか、バイク屋さんに到着。
めちゃめちゃたくさんバイクのあるバイク屋さんでした。
さて、早速に明日借りる話をすると、
「明日は予約がとても多くて、今あるのですと、これとこれだけなんです」
と言って教えてくれたのが、GSX250とスクーター。
さすがにスクーターは乗る気にならず、GSX250に決定です。
ただ、そうは言っても、これもまた若者が乗りそうなド派手なスポーツタイプ。
でも、これしかないなら仕方がないのでした。
おじいちゃん、乗るのも恥ずかしいくらい派手です。
ついでに、オドメーターが0の、全くの新車でした。
レンタルバイクというものが初めてで、契約のアレコレを聞いた。
バイクのレンタル賃と保険を入れて、13100円なり。
それはよいですが、この保険がなかなか怖い内容になっております。
基本バイクは倒れます。こけます。
だから、例えばこけて、傷をつけると、その修理費の半分は自腹で出さないといけないらしい。
つまり、こけてマフラーにキズを付けたとして、マフラーの交換に5万円かかったとすると、25000円は持ち出さないといけない。
う~む・・・これはシビアだぜ。
立ちごけ一発、5万円なんてこともありそうだ。
それでも、もう行く気になっていますから、契約を済ませて、明日を待つことにします。
そうこうしているうちに時間も過ぎまして、再び札幌駅近くへ。
指定された飲み屋さんまで行く途中、これも長男が言っていた、北海道限定のコンビニ「セイコーマート」に立ち寄ってみた。
せっかくのなので、北海道らしいものを買ってみた。
これからの宴会ですから、これは後で飲むことにした。
やがて時間となりまして、ホテル近くの居酒屋で宴会開始。(あぶり屋とか言ったな)
幹事の加藤君がすべておぜん立てをしてくれまして、大変ありがとう。
そしてここから・・・飲む!
12人のうち、5人が飲んべ。(含むP)
そうなると必然的に、そいつらの一団が固まって飲む。
幹事が飲み放題コースを用意してくれていて、それを飲み始めたが、・・・最初の一本だけ瓶ビールであとはピッチャーとなったこのビールが随分不味い!
そして、日本酒も、焼酎も、おどろくほど・・・不味い!
キミたち、あたしたちが観光客だからと言って、バカにしているのではないだろうね?
そんなことを全員が思っていたものだから、幹事と会計には了承してもらって、別途酒を頼んだ。
(この飲んべの中に、幹事がいたのは幸いでした)
酒がうまくなったらこっちのものです。
ここから猛烈にペースが上がる。
酒が入ればこちらのものですから、ワハハガハハの楽しい宴が繰り広げられたのでありました。
そして・・・
やがてお開き。
すっかりと酔いまして、他の連中はススキノへと消えていきましたが、あたしは眠いので一人で部屋へと帰りました。
ツインのベッドにもぐりこんで、就寝。
良い初日でした。
明けて、8日。
5時起床。
同室の渡辺君は飲まない人でしたが、そういう連中は、何とか山へ札幌の夜景を見に行ったらしい。
「きれいだったよ」
と渡辺君。(彼は木工職人で、同じく朝が早い)
気にしていたあたしのいびきのことを尋ねてみると、
「いや、イビキはかいていなかった」
という。
少し安心しました。
(直木さん、あの時は特別なあたしだったと思いますので、次も一緒に寝ましょうね・・・うそです)
さて、朝食だけはみんなと一緒にホテルでとりましたが、ここからはあたしだけの行動です。
昨日下見をしていますので、時間を見て再びバスでバイク屋さんまで。
着いたのが8時半頃。
それからバイクを借りて、いよいよ出発いたします。
事故だけ、起こさんようにと念じつつ・・・
積丹まではスマホのナビも設定していましたが、おおよそのルートは、お店に人に聞いたところ、それほど迷うほどのことはないらしい。
借りたヘルメットも着装して、いざ、参ります。
ここから北へとしばらく走って、5号線に乗り、そのまま小樽まで道なりに。
この道は高速もありましたが、お店の人が、「違って15分くらいの差かな?」と言いましたので、下道を走ってみた。
さて、初めての北海道プチツーリングですが、街中だから、北海道感はあまりない。
ただ、道幅は広い。
だから、一般道でも、みんな速いです。
慣れぬ新車で、あたしも流れに乗って走りました。
ところで、250cc2気筒のこのバイク、当初非力かな?と思っていましたが、なんのなんの、結構ねばる。
6速のギアチェンジが面倒ではありますが、走りに問題はありませんでした。
さて、小樽を過ぎて余市方面へ。
ここからは道が少し狭くなった。
と思っていたら、まさかの渋滞。
原因はよくわかりませんが、この時期の北海道は、人も車もバイクも多くて、そのせいだったようです。
せっかく北海道まで来たのに、その渋滞が結局積丹まで延々と続いていました。
どうだろう?・・・積丹岬まで、あと10kmほどになったところで、あたしは心が折れて引き返すことにしました。
初めての北海道ツーリングでしたが、これもまたご縁だったかしらん?
そう自分を慰めながら、Uターンして戻ります。
(ここがあたしの最終目的地になりました)
ただ、帰り道は渋滞がなかったのはありがたかったですね。
海沿いの道を走りまして、北の海は大変穏やかできれいでしたよ。
そして、今度は小樽から札幌までの高速を使ってみました。
ちょうどお昼が小樽にいましたので、時間もあって、お寿司でも食べようかと思わぬこともなかったですが、なぜかバイクに乗ると食欲がなくなるのはいつものことで、小樽の街を眺めるだけのために走って、天狗山だったかな?という山の上まで走ってみて、それで結局何も食べずに小樽を後にいたしました。
観光客の皆様でいっぱいでしたよ。
さて、高速で気持ちよく走ってみた。
バイクの醍醐味をちょっとだけ味わいました。
余裕もあったので、少しアクセルを開けてみる。
100km程度なら、十分まわります。
それ以上になると、さすがにあえいでいましたね。
唯一あったPAで、小休止。
暑かったので、こちらを食べてみた。
とりあえず、北海道感を出してみた。
おいしかったよ。
それからまたしばらく走って、3時前に無事バイク屋さんへと帰りました。
あぁ、コケなくて良かった。
返却を済ませて、あたしの初めての北海道プチツーリング、走行距離180kmは無事終了です。
写真で見るような北海道ではなかったですが、これはこれで、あたしの良い思い出になりました。
ありがとうございます。
(さすがにスポーツタイプの小さくてかたいシートに座り続けて、股間が大変痛かったです。しばらく使い物にならないかもしれません・・・あほ)
バスでまた札幌に戻りまして、今夜の宿、登別にあります第一滝本館まで電車で移動。
指定の時間の電車に乗りまして、ここで再びみんなと合流しました。
そして、6時過ぎにホテル到着。
部屋でくつろいで、7時の宴会までの間、何よりの温泉を楽しみました。
このホテル、とてもでかい。
で、お風呂がまた、バカデカイ。
北海道は学生の頃一度来ましたが、登別は初めてのあたしでした。
ついでに言うと、長男はかつてバイクで日帰り温泉でここに来ていますし、次男も何年か前に、一人旅でここに来ています。
何種類も泉質の違う温泉を楽しみながら、汗をいっぱいかいて、さて、7時、宴会です。
そして、今日も・・・飲む!
乾杯後、またグズグズになりながら、アハハエヘヘと宴は続き、やがてお開き。
小学生からず~ッと一緒に過ごした仲間たちです。
お祭りでも、ず~ッと一緒に苦労した仲間たちです。
欠けたやつも何人かいますが、それでも今ここで還暦旅行ができたのは、やはりうれしいのです。
みんな、ありがとうね。
アルコールで侵された脳ミソで、そんなことも思っていました。
さて、この日は3人部屋で就寝。
明けて9日の最終日。
飲んだ割には、バカ騒ぎで発散したのが良かったのか?酒が残っていない。
絶好調~!
ホテルの出発が10時過ぎでしたので、7時の食後、同室の渡辺君と村上君といっしょに近くを散策してみた。
(あぁ、この日もイビキはかかなかったそうですよ、直木さん)
すぐ近くにありましたのが、湯沢神社。
神社と言われると寄りたくなるあたしですので、二人を誘って行ってみた。
観光地のそういうものか?とも思わないわけではなかったですが、しっかりした神社でしたよ。
旅の無事のお礼を申して祝詞奏上。
その後、硫黄のにおいが立ち込める地獄めぐりへ。
一周を歩いても、40分ほどかな?
ただ、スケールがデカかった。
ここは北海道らしかった。
気温が高くて汗をかきながらでしたが、楽しみました。
さて、ホテルに戻って、いよいよ帰路につきます。
タクシーに全員分乗して、登別駅まで。
そこから特急で、南千歳で乗り換えて、新千歳まで。
さぁ、空港につきました。
ここで食事をして、後は飛行機に乗るだけです。
それぞれに、お土産を買ったりして時間を調整して、午後4時過ぎのフライトで、セントレアに帰ってきました。
ここから家までは、竹内君の奥さんが運転して、送ってもらいました。
ありがとう。
こうして、同年会の還暦旅行は無事終了。
みんな歳こそ食いましたが、会えば昔と変わりません。
鼻たらして駄菓子屋でたむろしていたころと、今と、どれほどの差があるんでしょうね?
あたしは、な~ンも変わらんなぁと、一人で思っていましたよ。
それはきっと、あたしもな~ンも変わっていないのかもしれないな?と思わされる仲間の笑顔だったです。
ありがたくて楽しくて幸せな、還暦旅行でした。
みんな、ありがとうね~!
大雨の被害に会われた皆様には、心からお見舞い申します。
この頃は、何かと天災が多いですね。
これもあちら様のご采配かと思わないこともないですが、ほどほどにしていただきますようにと、祈ります。
かんながら、たまちはえませ。
さて、そんな中、7月7日の七夕の日から2泊3日で、同年会の還暦旅行に北海道へと行ってまいりました。
以下、回想。
7月7日 午前11時ごろのセントレア発のJAL便に間に合わせるべく、友人の加藤君の奥様の運転で、加藤君とひであきとあたしが便乗させてもらって、1時間前にはセントレアに到着。
それぞれに来た仲間とも、ここで無事に合流。
小沢君だけが蓄膿症になったということでドタキャンがありましたが、その他総勢12名は集合して、いよいよ出発します。
新千歳空港まで、およそ1時間20分。
セントレアが近いこともあって、北海道までは、大変便利です。
ありがたい。
さて、無事に離陸して座席前の冊子のヘッドラインに「機内でWIFIできまっせ」というお知らせを見た。
ん?と思いつつ、スマホを取り出して解説通りにあれこれしてみますが、つながらん。
ちょうど通りかかったCAさんに尋ねたら、手取り足取り教えて下さって、無事機内でスマホが使えるようになりました。
(機内はこういう機器は使ってはいけないと思っていましたので、ちょっとびっくり)
それを見たお隣に座っていた女性が、やはり解説通りにやってみていた。
何となく、それを横目で見ていますと、結局あたしと同じでつながらないようだ。
「おぜうさん、おぜうさん、お困りのようでゲスね。それならあたしが教えてあげませう。」
聞かれてもいないのに、教えてあげて、無事につながったようです。
大変喜んでいただきました。
にびたし、にびたし・・・(なんのおまじないかとか、気にしなくていいです)
そんなこんなで、やがて新千歳空港に着陸。
おぉ、来たぜ!
そして今日はこのまま札幌へと参りまして全日空ホテルにチェックインの後、6時の宴会まで、三々五々自由行動となります。
旅行者からのお勧めみたいなのもありましたが(時計台とか)、あたしはどうも全く気が乗らず、ここから単独行動。
実は、翌日の予定で、一つは旭川動物園行のコースと、小樽散策の二つのコースが決められていまして、それぞれ好きな方に参加できるようになっていましたが、それもまたあたしの心が揺れることがなくて、勝手にバイクで走ろうと思っていました。
北海道はバイカーの聖地・・・と、かつて2度も走った長男からも是非にと勧められていましたので、ここはまだ走ったことのないおじいちゃんは、好機と思ったんだ。
ただ、天気の都合と札幌近辺でのめぼしいところがあるのかがよくわからず、事前に長男に尋ねたら、「積丹くらいぢゃね?」と教えてくれて、そこへ向かうことにした。
お陰さまで、良すぎるほどの天気には恵まれて、あとはバイクを手配しないといけないので、この日はネットで調べておいたバイク屋さんまで一度出かけて、バイクを見て決めたいと思ったんですのよ。
ということで、随分遠かったですが、あたしは一人でそのバイク屋さんまでバスで出かけてみた。
ちなみに、北海道のバスは、まことにわかりづらいです。
案内所に行って聞いても、似たようなバスが何本も走っていて、それぞれ微妙に行き先が違うのでとても不安でした。
それでもなんとか、バイク屋さんに到着。
めちゃめちゃたくさんバイクのあるバイク屋さんでした。
さて、早速に明日借りる話をすると、
「明日は予約がとても多くて、今あるのですと、これとこれだけなんです」
と言って教えてくれたのが、GSX250とスクーター。
さすがにスクーターは乗る気にならず、GSX250に決定です。
ただ、そうは言っても、これもまた若者が乗りそうなド派手なスポーツタイプ。
でも、これしかないなら仕方がないのでした。
おじいちゃん、乗るのも恥ずかしいくらい派手です。
ついでに、オドメーターが0の、全くの新車でした。
レンタルバイクというものが初めてで、契約のアレコレを聞いた。
バイクのレンタル賃と保険を入れて、13100円なり。
それはよいですが、この保険がなかなか怖い内容になっております。
基本バイクは倒れます。こけます。
だから、例えばこけて、傷をつけると、その修理費の半分は自腹で出さないといけないらしい。
つまり、こけてマフラーにキズを付けたとして、マフラーの交換に5万円かかったとすると、25000円は持ち出さないといけない。
う~む・・・これはシビアだぜ。
立ちごけ一発、5万円なんてこともありそうだ。
それでも、もう行く気になっていますから、契約を済ませて、明日を待つことにします。
そうこうしているうちに時間も過ぎまして、再び札幌駅近くへ。
指定された飲み屋さんまで行く途中、これも長男が言っていた、北海道限定のコンビニ「セイコーマート」に立ち寄ってみた。
せっかくのなので、北海道らしいものを買ってみた。
これからの宴会ですから、これは後で飲むことにした。
やがて時間となりまして、ホテル近くの居酒屋で宴会開始。(あぶり屋とか言ったな)
幹事の加藤君がすべておぜん立てをしてくれまして、大変ありがとう。
そしてここから・・・飲む!
12人のうち、5人が飲んべ。(含むP)
そうなると必然的に、そいつらの一団が固まって飲む。
幹事が飲み放題コースを用意してくれていて、それを飲み始めたが、・・・最初の一本だけ瓶ビールであとはピッチャーとなったこのビールが随分不味い!
そして、日本酒も、焼酎も、おどろくほど・・・不味い!
キミたち、あたしたちが観光客だからと言って、バカにしているのではないだろうね?
そんなことを全員が思っていたものだから、幹事と会計には了承してもらって、別途酒を頼んだ。
(この飲んべの中に、幹事がいたのは幸いでした)
酒がうまくなったらこっちのものです。
ここから猛烈にペースが上がる。
酒が入ればこちらのものですから、ワハハガハハの楽しい宴が繰り広げられたのでありました。
そして・・・
やがてお開き。
すっかりと酔いまして、他の連中はススキノへと消えていきましたが、あたしは眠いので一人で部屋へと帰りました。
ツインのベッドにもぐりこんで、就寝。
良い初日でした。
明けて、8日。
5時起床。
同室の渡辺君は飲まない人でしたが、そういう連中は、何とか山へ札幌の夜景を見に行ったらしい。
「きれいだったよ」
と渡辺君。(彼は木工職人で、同じく朝が早い)
気にしていたあたしのいびきのことを尋ねてみると、
「いや、イビキはかいていなかった」
という。
少し安心しました。
(直木さん、あの時は特別なあたしだったと思いますので、次も一緒に寝ましょうね・・・うそです)
さて、朝食だけはみんなと一緒にホテルでとりましたが、ここからはあたしだけの行動です。
昨日下見をしていますので、時間を見て再びバスでバイク屋さんまで。
着いたのが8時半頃。
それからバイクを借りて、いよいよ出発いたします。
事故だけ、起こさんようにと念じつつ・・・
積丹まではスマホのナビも設定していましたが、おおよそのルートは、お店に人に聞いたところ、それほど迷うほどのことはないらしい。
借りたヘルメットも着装して、いざ、参ります。
ここから北へとしばらく走って、5号線に乗り、そのまま小樽まで道なりに。
この道は高速もありましたが、お店の人が、「違って15分くらいの差かな?」と言いましたので、下道を走ってみた。
さて、初めての北海道プチツーリングですが、街中だから、北海道感はあまりない。
ただ、道幅は広い。
だから、一般道でも、みんな速いです。
慣れぬ新車で、あたしも流れに乗って走りました。
ところで、250cc2気筒のこのバイク、当初非力かな?と思っていましたが、なんのなんの、結構ねばる。
6速のギアチェンジが面倒ではありますが、走りに問題はありませんでした。
さて、小樽を過ぎて余市方面へ。
ここからは道が少し狭くなった。
と思っていたら、まさかの渋滞。
原因はよくわかりませんが、この時期の北海道は、人も車もバイクも多くて、そのせいだったようです。
せっかく北海道まで来たのに、その渋滞が結局積丹まで延々と続いていました。
どうだろう?・・・積丹岬まで、あと10kmほどになったところで、あたしは心が折れて引き返すことにしました。
初めての北海道ツーリングでしたが、これもまたご縁だったかしらん?
そう自分を慰めながら、Uターンして戻ります。
(ここがあたしの最終目的地になりました)
ただ、帰り道は渋滞がなかったのはありがたかったですね。
海沿いの道を走りまして、北の海は大変穏やかできれいでしたよ。
そして、今度は小樽から札幌までの高速を使ってみました。
ちょうどお昼が小樽にいましたので、時間もあって、お寿司でも食べようかと思わぬこともなかったですが、なぜかバイクに乗ると食欲がなくなるのはいつものことで、小樽の街を眺めるだけのために走って、天狗山だったかな?という山の上まで走ってみて、それで結局何も食べずに小樽を後にいたしました。
観光客の皆様でいっぱいでしたよ。
さて、高速で気持ちよく走ってみた。
バイクの醍醐味をちょっとだけ味わいました。
余裕もあったので、少しアクセルを開けてみる。
100km程度なら、十分まわります。
それ以上になると、さすがにあえいでいましたね。
唯一あったPAで、小休止。
暑かったので、こちらを食べてみた。
とりあえず、北海道感を出してみた。
おいしかったよ。
それからまたしばらく走って、3時前に無事バイク屋さんへと帰りました。
あぁ、コケなくて良かった。
返却を済ませて、あたしの初めての北海道プチツーリング、走行距離180kmは無事終了です。
写真で見るような北海道ではなかったですが、これはこれで、あたしの良い思い出になりました。
ありがとうございます。
(さすがにスポーツタイプの小さくてかたいシートに座り続けて、股間が大変痛かったです。しばらく使い物にならないかもしれません・・・あほ)
バスでまた札幌に戻りまして、今夜の宿、登別にあります第一滝本館まで電車で移動。
指定の時間の電車に乗りまして、ここで再びみんなと合流しました。
そして、6時過ぎにホテル到着。
部屋でくつろいで、7時の宴会までの間、何よりの温泉を楽しみました。
このホテル、とてもでかい。
で、お風呂がまた、バカデカイ。
北海道は学生の頃一度来ましたが、登別は初めてのあたしでした。
ついでに言うと、長男はかつてバイクで日帰り温泉でここに来ていますし、次男も何年か前に、一人旅でここに来ています。
何種類も泉質の違う温泉を楽しみながら、汗をいっぱいかいて、さて、7時、宴会です。
そして、今日も・・・飲む!
乾杯後、またグズグズになりながら、アハハエヘヘと宴は続き、やがてお開き。
小学生からず~ッと一緒に過ごした仲間たちです。
お祭りでも、ず~ッと一緒に苦労した仲間たちです。
欠けたやつも何人かいますが、それでも今ここで還暦旅行ができたのは、やはりうれしいのです。
みんな、ありがとうね。
アルコールで侵された脳ミソで、そんなことも思っていました。
さて、この日は3人部屋で就寝。
明けて9日の最終日。
飲んだ割には、バカ騒ぎで発散したのが良かったのか?酒が残っていない。
絶好調~!
ホテルの出発が10時過ぎでしたので、7時の食後、同室の渡辺君と村上君といっしょに近くを散策してみた。
(あぁ、この日もイビキはかかなかったそうですよ、直木さん)
すぐ近くにありましたのが、湯沢神社。
神社と言われると寄りたくなるあたしですので、二人を誘って行ってみた。
観光地のそういうものか?とも思わないわけではなかったですが、しっかりした神社でしたよ。
旅の無事のお礼を申して祝詞奏上。
その後、硫黄のにおいが立ち込める地獄めぐりへ。
一周を歩いても、40分ほどかな?
ただ、スケールがデカかった。
ここは北海道らしかった。
気温が高くて汗をかきながらでしたが、楽しみました。
さて、ホテルに戻って、いよいよ帰路につきます。
タクシーに全員分乗して、登別駅まで。
そこから特急で、南千歳で乗り換えて、新千歳まで。
さぁ、空港につきました。
ここで食事をして、後は飛行機に乗るだけです。
それぞれに、お土産を買ったりして時間を調整して、午後4時過ぎのフライトで、セントレアに帰ってきました。
ここから家までは、竹内君の奥さんが運転して、送ってもらいました。
ありがとう。
こうして、同年会の還暦旅行は無事終了。
みんな歳こそ食いましたが、会えば昔と変わりません。
鼻たらして駄菓子屋でたむろしていたころと、今と、どれほどの差があるんでしょうね?
あたしは、な~ンも変わらんなぁと、一人で思っていましたよ。
それはきっと、あたしもな~ンも変わっていないのかもしれないな?と思わされる仲間の笑顔だったです。
ありがたくて楽しくて幸せな、還暦旅行でした。
みんな、ありがとうね~!
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