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お遍路さん その8(最終章)

2013-05-27 13:04:00 | ツーリング
こんにちは。

早起きをして任坊山に散歩に行って、汗をかいたので、ビールを飲んでやった。

そんな素敵な本日5月27日に、いよいよ結願を迎えた5月20日のお遍路さんツーリング最終日を書くのですよ。


土砂降りで緊急避難的に四国にとどまりました5月19日から、明けて20日は穏やかな日和となっていただけました。

前夜、計画の立て直しをしまして、この日も午前5時に出発。

これまでどおり、宿には「早くに出立します」と伝えてあります。

そして、いつも、「鍵を開けて、どうぞお出かけください」とお許しをいただいています。

明け方白んだ空の下、亀太郎といよいよ本州に向かって出発しました。

雨も風も治まってはいましたが、淡路島はこんな風。



霧で、鳴門大橋も明石大橋も、景色は全く見えませんでしたよ。

それでも無事に、本州に再上陸

ここからは、高速道路に従って、和歌山を目指しました。


昨日の満願のおり今ひとつ感慨がなかったのは、実は、今回のお遍路さんの最終目的地を、高野山に定めていたからなのですね。

空海さんがご入定されて、死して今なお天下の安寧を祈ってくださっています場所が、高野山。

そこに行かなくては、あたしは結願したと言えなかったんです。


大阪を通りまして、やがて大阪、奈良、和歌山の県境付近。

高野山が近くなりましたところに、もう一つ行きたいところがあった。

それが、丹生津比賣神社。(にゅうつひめじんじゃと読みます)



世界遺産に数えられています。

過去、何度も行きかけたのですが、何故か行けなかったところ。

それが念願かなって、とうとう参拝できました。



決して大きくもなくて、ひなびた山の中にあるものですから、賑わいを感じる場所でもありませんでしたが、神様の威厳を保ちつつもなぜか穏やか~でホッとする気配でしたね。

神社のこういうところがあたしは好きです。

(厳しさにうち震える神社もあるですよ・・・あくまで個人的な感じ方ですが)



御札といくばくかのお土産を買いまして、さていよいよ高野山を目指します。

そこから1時間もなかったかな?

ついに高野山

前回(正面参道)とは違って、今回は一の口から入りました。



たくさんのお墓のなかの道を通りまして、



やがて奥の院

(奥の院は撮影ができません)


ここだけは、軽はずみな言い訳とか方便とかいいカッコとか、そういうものが一切通じないものすごさを感じてしまいます。

だから祈りも、ただ純粋なものだけになるような気がする。

あたしの全部が見透かされているようで、怖い気もするのですが、だからこそ引き寄せられてしまう・・・そんな感じ。

お大師さまの御廟の前で、88ヶ所の満願のお礼を申し上げました。

そして、あたしの中で、本当の結願をいたしました。

ありがとうございます!


帰り際、こんな光景にも出くわしました。



10時を過ぎた頃だと思いますが、御廟にお大師さまの食事を届けているのに遭遇しました。

(黄色い衣を着た人達が、運んでいました)

空海さん、現世に生きておられました。


その後、うちのじいちゃんとばあちゃんがお世話になるところの普門院にもお参り。



ばあちゃんの先祖の菩提の弔いも兼ねまして、しっかりお参りさせていただきました。


あぁ・・・

ついにというか何というか、これでいよいよあたしの今回の旅の目的が達成されまして、あとは帰路につくだけです。

5月20日の午後4時頃・・・

無事に帰還いたしました。


出会いましたすべてのご縁に感謝です。

ありがとうございます!

イェ~イ!



・・・このあと多分、余録が・・・続く



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