ぴかの独り言 GooBLOG vol.1

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2017 次男とお伊勢さん初詣

2017-03-09 14:22:00 | ノンジャンル
こんにちは。

一部が降るほどの寒さでしたね。

どちら様も、どうぞお体お大切に。

そんなこの頃ですが、次男が相変わらず毎日が日曜日状態で、ヒマそうにしているのを見るのも忍びなく、昨日の定休日はトイレで突然

「今から、お伊勢参りに行くぞ~!」

と叫んでいた。

それが、朝の8時。

そう言えば、先週も二人で長崎に行ったばかりだったなぁ・・・

と一瞬思いましたが、これもまた行ける時に行っておかないといかんと思いまして、そそくさと準備をして、フリード君でレッツラゴー!

毎年のことで言うと、暖かくなった頃にバイクで一人で出かけておりましたが、今年は次男の都合が良い。

これもご縁です。

二人で、2017のお伊勢さん初詣といたします。


片道およそ150kmを、ぶっ飛ばして2時間で到着。

まずは、外宮さんへ。



来たぜ。

お伊勢さんへ参るときはいつもですが、お礼だけ申しに参ります。

直近で言えば、陽ちゃんのこと、そして、ばあちゃんのこと。

つつがなく、ありがとうございます。

また、広くは子供たちがそれぞれ元気で、あたしも回りも穏やかでありがとうございます。

そんなことのお参りです。

(心の中の言葉では、よろしくお願いします・・・とつい言ってしまいますが)

かんながら たまちはえませ

命が健やかでありますように。


さて、外宮の中の別宮もそれぞれお参りして、次は、そばにあります、月夜見宮へと参ります。

124(5?)の別宮がありますお伊勢さんですが、行けるところは寄りたいと思って、あたしはいつも立ち寄ります。

車で2分のところのこちらを無事お参り。



車だと行けるけど、電車で来て歩くのはしんどいかもしれません。


さて、次はいよいよ内宮

どん!



3月に入りましたが、参道前の駐車場がいっぱいで、五十鈴川の臨時駐車場に止めてまいります。

相変わらず、お伊勢さん人気、すごいです。

橋を渡って、おかげ横丁に入ると、平日ながらすごい人でした。

参道正面にまいりまして、一礼していざ内宮境内へ。

寒かったですが、天気が良いのはまさにお陰さまでした。


こちらも別宮の荒祭宮もお参りして、あたしの大好きな風日祈宮もお参り。

なんか、好きなんよ、このお宮さん。

で、あまり皆様行かれませんが(たぶんご存じないんだと思いますが)、敷地内にあります大山祇神社と子安神社もお参り。

で、内宮お参り終了。

この時点でお昼でしたが、当初から、「おかげ横丁でご飯は食べないでおこう」と次男と決めていた。

いつも食べますが、言ってはいかんかもしれないけど、てこね寿司伊勢うどんはもういいです。

食べるものは他にもありますが、ここはいいです。

お約束の赤福も、次男がいらないというのでパス。

ということで、行けたら行こうと思っていた二見興玉神社へと参ります。

正式?に言うと、最初にここに来てミソギをしないといけませぬ。

そういうものなんです。

が、お伊勢さんは、外宮内宮は参っても、輿玉神社は行かないこともある。

そんなあたしで・・・ごめんねぇ~


さて、五十鈴川沿いの駐車場から、ナビを頼りに偉く細い道を抜けて大通りへ。

すると正面に、月読宮がドンと出た。

これもまた別宮で、いつもなら寄りますが、今回は道がわからなくて寄らずになってもしょうがないと思っていた。(時間の都合もあった)



ところが!なされるがままに走っていたら、目の前に出た。

う~む・・・呼ばれておりました。

ありがたく、次男と参拝。

ここには4つのお社があります。

イザナギさんとイザナミさんのお宮もあります。

お参りできて、うれしかったんです。

ありがとうございます。


さて、では二見

とは言え、ご飯が食べたいので、道中でラーメンでもいいから食べようと言いながら走っていましたが、反対車線にはそれがあるのに、向かう道にはそれがない。

結局1時を過ぎて、二見輿玉神社到着。

この展開は、そのあたりのお土産物屋さん併設の伊勢うどんかてこね寿司になってもしかたがないね・・・と話して歩きましたが、見事に全部定休日

次男、ショックの色が隠せない。(空腹の限界)

あら~!?・・・と思いつつ、それでもまずはお参りです。



ここは、命が生まれる神様ですの。

だから、ことのほか陽ちゃんのことは、お礼を申しました。

ありがとうございます。


さて、これでいよいよお参り終了。

もう、1時半を過ぎています。

道々で気の利いた食べるところがなかったから、コンビニ弁当でもしょうがないかもしれないよ・・・と話しながらフリード君を走らせていたら、ちょうど信号機で止まった狭い道の左奥に、気になる看板が見えた。

観光客相手ではなさそうな、なんかこじゃれた民家風レストラン

あたしの鼻が利きまして、「ここで食べよう!」と入ってやった。

入口で品の良さそうなおばぁさんが、「準備中」の看板を準備していたところへあたしたち。

「いいですか?」と言ったら、「どうぞどうぞ」と品の良い笑顔で応えてくれた。

扇屋さんというお店。

大きな古い民家を改装したような中は、レザークラフトのバックを売っていたり、ジャズが流れていて、「あら、二見に、こんなところがあった・・・」と思わせる雰囲気でした。

なんか、当たったんぢゃね?

メニューから、次男は松阪牛のハンバーグ。

あたしは、ウニソースのオムレツを頼みました。

やがて、



・・・大当たりですた!!!


美味しかったお礼を言って、さていよいよ帰路につきます。

また2時間で、17時前、無事帰宅。

2017年のお伊勢さん初詣。

こうして無事完結。


あたしは別段、信仰心があるとかではないですが、わけのわからん大いなるものはあるような気がしています。

それを良く、あちら様という言い方をします。

どちら様かよくわからぬあちら様が、いるような気がしています。

それは、あたしなんぞ屁のような存在になるくらいのものかもしれないという畏怖があります。

だから、「がんばりますけん、バチを当てんでおいておくんなさいまし」と、それは心から祈ります。

あちら様のなさることは良くわからんことが多いから、せめて、あたしはええけど、子や孫に当たらんようにしてくださいと祈ります。

かんながら たまちはえませ

かんながら たまちはえませ


・・・

よろしくお願い申し上げます。



at last その2(陽ちゃん おじいちゃんやでぇ~)

2017-03-05 11:21:00 | ノンジャンル
おはよ。

昨日の続きです。


翌3月2日は、6時起床。

ここ長崎というところは、愛知に比べてやはりかなり西にあるせいか、日の出が遅い。

まだたいへん暗かった・・・それもおもろい。

まずは、朝風呂へ。

さぁて、今日も楽しむぜ。


7時の食事を終えて、すぐに出立。



福田屋さん お世話になりました。


まずは、佐賀の祐徳稲荷神社へ参ります。

雲仙の山を越えてすぐ、助手席の次男が声をあげた。

「あ、虹!」

見れば、それは見事な虹がかかっていた。



朝から小雨がパラっと降ることがありましたが、こんなに素敵な虹を見たのは、数十年ぶりだと思われる。

なんか、縁起がイイねぇ・・・と次男ともども喜んでいましたが、写真を撮ると虹はすぐに姿を消しました。

一瞬、あちら様があたしたちを喜ばせてくださったように思いまして、ありがたかったです。

2時間ほど走って、祐徳稲荷着。

すっかりと晴れました。



初めて参りましたが、それはそれは立派な社殿。

さすが、日本3大稲荷と言われるだけのことはあった。

で、お山の中腹にあります本殿をお参り。

昨日今日の出来事も含め、陽ちゃんの無事を祈りました。

ありがとうございます。

神社の案内には、「奥の院」と書かれたところがあって、それが本殿の右からの道となっていた。

片道300mとも書いてある。

こういうところは行かずにおられないあたくしですの。

時間に追われている本日ですが、ここを逃すと次がいつになるかがわからないと思い、次男と登る。

そして、すぐに次男は後悔した。

山道が、ものすごく急でした。

ちょうど、熊野の神倉神社の時の道みたいな急こう配。



ひーひー言っている次男に声をかけながら、それでも20分くらいで奥の院到着。



ここまで来れました。

お参りできました。

ありがとうございます。


さて、ダッシュで下山して、お札を贖いまして、次は呼子へと向かいます。

次男に本物の美味いイカを食わせたいと思います。

(前回山口の旅でもイカを食わせたいと思っていましたが、時期がずれて、新鮮なイカを食わせられませんでした。)

2時間ほどで、呼子到着。

有名な萬坊で食べます。



この中の海の下にある部屋が食事どころとなっています。

窓の外は、海の中。

小魚が一匹寄ってきましたが、濁っていて景色は見えませんでした。

で、イカを食う。



透き通ったイカは、やっぱりうまかった。

そして、エンペラとげその天ぷらも、期待通りに美味かったです。

(あたしは腹がふくれていたので、イカ丼・・・これは透き通っていないイカでしたが、美味かった)

よ~しよし、ミッションまたクリア。(どこかで最近よく聞く言葉)


で、次。

福岡空港から飛行機で帰りますが、その道中に、コンラッドファームというところがありまして、そこに川嶋さんという不思議なご縁の方がいる。

その方に、会いに参ります。

呼子から1時間ほどで、



おぉ、ついに会えました。

この川嶋さん、実は長男の大学卒業の時に、知り合いが集まって卒業の祝いの宴をしてくれたのですが、その時に同席しておられました一人です。

息子がその飲み屋さんで、大変お世話になった方らしい。
(長男は学生ながら、この串ぼうずという飲み屋さんに焼酎をキープしていた。
・・・今となっては、時効だな)

あたしはその時一回きりしかお目にかかっていませんが、その後FBでやりとりしていまして、こんなご縁と相成りました。

ついでに言うと、この人何者かをあたしは知りません。

馬を飼っているし、犬を何匹も飼っていて日本中の競技会に出没しているらしいし、よくわからない。

でも、大変面白くてエエ人だということはあたしの鼻が嗅ぎ分けています。(失礼)

だから、この機会にぜひまた会いたいと思ったのでした。

愛馬のヒデちゃんも相手をしてくれました。


(次男の手から、ヒデちゃんアンパンを食べるの図)

厩舎の中には、競技用のバカデカイ馬もいました。

「日本一になったこともあるんだよ」

と、川嶋さんは誇らしそうに教えてくれました。

後ろ足が動かなくなって、補助具を付けた犬も、よちよちと歩いてきて挨拶してくれました。

陽ちゃんを見た後で、こうしてまた生命というものを見ると、思いがクルクルと廻りましてそれもまた良いご縁でした。

馬も犬も、人と同じようにここでは生きておりました。

世話をする側とされる側という見方もできるのだけれど、この人たちは、そんな感覚ではないと思えた。

それが面白かったです。


さて、暖かく迎えていただきましたが、おいとまします。

川嶋さん、コンラッドのオーナーさん、
ありがとうございました。


あとは、また1時間くらい走りまして、いよいよ福岡空港へ。

その前に、もう一つだけミッションが残っている。

それが、これ。



福岡の柔らかいうどんの中でも、ヤワ麺というなおやわらかいうどんを、牧のうどんで食べるのだ。

かつて、長男が言った・・・

「これを食わないで、博多のうどんを食ったとは言えないな・・・」

それなら、喰ったろうやないか!(バカ炸裂)

ということで、やってまいりました「牧のうどん空港店」

「店の中で、柔らかいのと頼めばいいよ」

と教えてもらっていましたので、その通りに注文して、いざ実食。

うまい・・・けど、ほんの3時間ほど前に、イカを腹いっぱい食ったばかりだ。

しかし、うどんの一杯くらいなら食えるだろう・・・と食い初めて気が付いた。

こいつ、麺が減って行かない。

柔らかい麺が、次々つゆを吸って、どちらかというと増えていく。

写真の真ん中にあるのが、継ぎ足しようのツユ。

汁けがなくなるとこれを足していく、と、また麺がふやけて汁が減る・・・

永久機関のようなうどんでございました。

そして、あたしは知った。

長男がこれを勧めた訳を。

あいつ、あたしをはめたです。

この無限地獄のようなうどんで、あたしを試したのです。

それに気が付いたあたしたちでしたが、同時に減らない麺がおかしくて、次男と笑っておりました。

残すわけにはいかないから、なんとか完食。

最終ミッション、クリア! やったぜ!

(苦しいほどに腹がいっぱい)


その後レンタカーを返して、17:40 無事長崎を離陸。

18:50 セントレアに戻ってまいりました。


一泊二日の急いだ旅でしたが、なんといっても初孫に会い、お嫁ちゃんのご両親にご挨拶をするという念願がかないました。

あとは付録みたいなものながら、それでも思いっきり堪能できた二日間の旅でした。

お世話になりました皆様、ありがとうございました。

この後、いよいよ陽ちゃんは広島で親子3人の暮らしを始めます。

息子もママも陽ちゃんも、どうぞ穏やかで幸せでありますように。

おじいちゃんは、心から祈っています。


P.S.

道中、FBでお声をかけてくださったみなさま、嬉しく楽しかったです。

ありがとうございました。




at last その1(陽ちゃん おじいちゃんやでぇ~)

2017-03-04 11:51:00 | ノンジャンル
こんにちは。

しばらくぶりでございます。

この3月1日と2日にかけて、に会いに行っておりました。

1月6日に生まれた孫です。

初孫です。

それが、長男のお嫁ちゃんの実家がたまたま長崎で、あたしはまた、成人式やら商売の書き入れ時と重なって、どうにも行けなかった。

そしてようやく、次男の都合も良くて、ここぞと二人で行ってまいりました。


3月1日

7:40 セントレア発 長崎空港へ。

9:10 長崎空港、無事到着。



おぉ!ついに来たぜ!

空港を出て、早速に空港近くのオリックスレンタカーで車を借りた。

ヴィッツ、これで明日まで旅をします。

せっかく遠く長崎まで来ましたので(人生2度目)、このチャンスは生かしたいと思います。

まずは、長崎平和公園に参りました。



還暦のあたしです。

戦中派の両親に育てられたあたしです。

昨年が97で逝きましたが、小さいころ(小学校の低学年くらいだと思う)は、夕食時に父が酒でも飲んで調子が良くなりますと、乃木大将の話を聞かせてくれたり、下手をすると「ここはお国の何百里~♪」と歌を披露したのを覚えています。
(良い機会だからと思いますが、当時、まだ古い家で、食事は親子5人がそろって正座をして食卓に座り、食事のたびに出し入れしていた長細い折り畳みのテーブルでは、長い方の一辺にが座り、その右の辺にが御ひつを横に置いて座り、左回りに姉二人が並んで、あたしは父の左側の小さい辺に座っていた。

必ず、あれはなんというのだろう?たんぽ?・・・アルミでできたお酒の一合ほどを入れた容器でヤカンにそれで母が燗を付けて、猪口で父は一合だけ晩酌をしていた。
父は酒が弱かったのだが、毎夜のその晩酌の光景だけはよく覚えている。)

とは言え、こんな事も言っていた。

「負けたのがアメリカで良かった。ソ連でなくてよかった。」

・・・

子供心に理解はできませんでしたが、戦後のいろいろから、父は父なりに総括をしていたのかもしれない。


あぁ、今日は長いな・・・

そんなあたしだからかもしれませんが、戦争という言葉には、いささかの興味があります。

そのキーワードに、この国の有り様も見える気がしています。

同時に、そんな世代の方々のお陰で、今があると思えるものだから、鎮魂の祈りは捧げたいと思っています。

ということで、平和公園

そして、広島同様、資料館も次男と拝観しました。

・・・

ファットボブの模型、見ました。

お前の存在意義は、なんやねん?

(レゾンデートルという言葉が突然浮かびました。まだあたしのニューロンとシナプスは健在でした)

館内の当時の写真を見るにつけても、胸が締め付けられる思いでした。

同時に、あの日あの時ここにいたあなたと、今ここにいるあたしの差は、いったいなんですか?と考えていました。

それは、偶然。

それは、ご縁。

比べようもないことと承知をしながら、熱線を浴びてただれた骸の写真の人に、あたしは問うていました。

・・・合掌。


その後、こちらも是非お参りしたいと思っていた浦上天主堂へ。

平和公園からは、歩いて行きます。(15分くらいかな?)

下知識なしできましたので、観光地然としているかもと思いましたが、ここは現役の教会でした。

それがかえって、あたしは嬉しかった。

宗教というくくりにすると、左右、上下が見えてしまいますが、祈りの本質は変わらない。

だから、好き嫌いはあるにせよ、あたしはそれで人間が幸せになれたら良いと思っています。

浦上天主堂のキリストさま、遠い仕切りからでしたが、あまねく穏やかでありますようにと、祓詞と般若心経、言上させていただきました。

厳かな、良い空間でした。


さて、そこを出て、お昼時となりましたのでご飯です。

あらかじめ、食べログで検索しています。

長崎らしく、チャンポンをいただこうと思いました。

リンガーハットが5点満点ですが、それは地元でも食える。

ということで、何となく効いた鼻の感触で、江上楼というところに参ります。

レンタカーのナビちゃんに誘導されて、無事到着。

お昼直前でちょうど良いころに席に座って、お勧めの「王さんの特性チャンポン」は次男が、あたしは「王さんの特別皿うどん」をいただきます。(各1500円)



・・・うまい!

これは大当たりでした。

1500円だからと言えないこともないですが、これはココでないと食えないな。

次男ともども大満足の長崎最初の食事でした。


さて、次。

この後に、いよいよお嫁ちゃんの実家があります、雲仙へと向かいます。

1時間くらいかな?

こちらもまたナビ子ちゃんが頼りです。

ただ、住所を入力しても当該番地がヒットせず、とりあえず行けば何とかなるだろうと近くまで行くことにしました。

前もって「近くに目印はないですか?」とお嫁ちゃんに聞いてみたけど、それが無いらしい。

どんなところでしょう?

JRの大正駅というところが近そうでしたので、まずはそこへと向かってみました。

その近くのセブンイレブンでいったん休憩。

コーヒーを飲みながら、改めて電話番号で検索。

お父さんの名前を入力しても見当たらず、さて困ったな?と思っていたところ、苗字だけで検索してみたら、ヒットした。

おぉ!やったぜ!

そこからほどないところまで、畑の脇道みたいなところを指示されてまいりましたら・・・

あったぁぁぁぁ!

家の横を通る時には、向こうの窓からお嫁ちゃんやご両親がこちらを確認されたのが見えました。

あぁ・・・無事に、来たぜ。

広いお庭に車を止めて、玄関でごあいさつです。

お父さんとお母さんとお嫁ちゃん、そしてお嫁ちゃんの腕に孫の陽ちゃんが抱えられて、出迎えてくれました。

ドン!



生まれて2か月の陽ちゃん。

ようやく4kgになったとお嫁ちゃんから聞いています。

ちっさいです。

それでもこの腕に抱けば、うっすらと開けた目で、あたしをじっと見つめます。

初めまして。

あたしがあなたのおじいちゃんです。

陽ちゃんは、むずがる風をしています。

坊主頭の髭を生やしたあたしの印象は、いつも観ている優しいお母さんたちとはかなり違うんだろうな。

あなたはやはり、全く新しい命として、あたしと会っていただきました。

ただ、すでに他人ではないご縁というこの感情は、何と表現したらよいのだろう?

自分の子供たちとは違う感覚を、あたしは面白がっていました。


ご実家には立派な仏壇がありますので、次男とお参りさせていただきました。

実は、じいちゃんの位牌も忍ばせてまいった今回です。

じいちゃんには、あちらでご挨拶していただければと存じます。



アチラの皆様、どうぞ、陽ちゃんを見守っていただきますように。


その後、初めて伺うご両親に遅ればせの改めてのご挨拶をしながら、しばし歓談。

お嫁ちゃんの瑠美ちゃんも元気そうで何よりと思いました。

次男もこわごわ陽ちゃんを抱きます。



こうやくん、オジサンになりました。

おめでとうございます。



あたしの願いが一つありまして、ご先祖のお墓参りがしたかった。

聞けば、それはすぐそばにあるらしい。

お父さんにお願いをして、次男ともどもお参りをさせていただきました。

海の見える高台に、立派なお墓がありました。

場所柄なのか、墓石に彫られた文字が、金色に彩色されていました。

そこで、額ずいて拝礼。

ご先祖様へ。

良いご縁をいただきまして、心からお礼を申します。

ありがとうございます。



その後戻りまして、おいとまをいたしました。

お土産までいただき、ご歓待、ありがとうございました。

間もなく息子が迎えに来まして、今度は広島で親子の暮らしとなります。

それまで、ご両親には本当にお世話になりました。

言葉も足りぬくらいですが、改めて感謝申します。

ありがとうございます。


お見送りを受けながら、さて次。

3時ころだったかな?これから今日の宿を目指します。

また、ナビ子ちゃんで雲仙の福田屋という旅館を目指します。

ここは、長男がお嫁ちゃんと来たところと聞いて、調べてみたらなかなか良さげなところでしたので、予約を入れました。

山道をグネグネと走りまして、雲仙普賢岳の削られた山肌も見えました。

運転をしながら、心の中で合掌。

穏やかでありますように。

4:00 やがて、到着。

初めての雲仙温泉です。

かつて父からも、「雲仙は良い」と聞いていますので、期待は大きい。

そしてその福田屋さん。

中に入って、期待どおりでした。

息子がお嫁ちゃんを連れてここへ来たというのは、なかなかセンスがいいんぢゃね?

お父さんは、ちょっと嬉しかったです。

部屋で次男と一服してから、近くの地獄めぐりと参りました。

宿から歩いて10分ほどの、温泉の蒸気が噴出しています地獄めぐり。

案内を見て、グルリと巡ってみよう。



次男ともども第一声・・・クサイ!

よく卵が腐ったようなという表現をしますが、その通り。

後にその様子をFBにのせたところ、

「オナラをしてもわかりませんね」

と、師匠の瑞ちゃんが返信をしてくれた。

さすが、何でも知っている師匠でした。


30分ほどで一周をして、再び宿へ。

食事までまだ間がありますから、お風呂。

・・・雲仙温泉。

が褒めただけのことはあるさすがの温泉です。

(ちなみに父は旅が好きで、日本中を知っていた。ただ、これも供養と思って思い出したんだが、「そこに行くなら宿はここがいい」と言うのはいいのだが、今のあたしと同じで、新しい情報に疎い傾向があって、父の当時の基準がデフォルトになっていた。
だから、新しい宿ができて、世間がイイという評判になっていたとしても「そんなところ、ケッ!」みたいな言い方を良くしていた。大正生まれの保守派は、なかなかに難しかったです。)

で、やがて、食事。



旅の楽しみは、温泉と食事。

これは外せない。

案内された個室で供されました晩ご飯ですが、これも当たりでしたね。

次男ともども、美味しくいただきました。

あたしも次男も、アルコールもしっかりと頂きまして、場の雰囲気ともども大変満足。

部屋に戻ると、布団が敷かれていて、9時前に次男はバタンキュウ。



こういうところは、次男らしくてとても可愛い。

あたしはというと、今日一日がとてもうれしく有難く、このまま寝るのはもったいない気がしまして、眠る次男の横で、ビールを飲みながら回想しておりました。


両親のもとあたしが生まれて、やがて結婚して子を3人も授かり、それぞれに無事に育ってくれて、またあたしは両親の巡ったところの場所に来て今日孫の顔を見た。

命の循環と言えばそれまでだが、それぞれにそれぞれのドラマがある。

それぞれの場面で、あたしながらの気づきがあるとするならば、それはそれであたしは人生を楽しんでいると思う。

そう思える今のあたしが、ありがたいのでした。


穏やかな寝顔の次男を眺めながら、命の不思議、ご縁の不思議、そして、ありがたさを感じていました。

さて、明日も動きます。

ありがとうございます。

(あぁ、長い・・・2部は明日。)