徒然写真帳

郡上でX人で始めたブログです。管理人の転居により、下呂、美濃、岐阜、恵那、下呂を経て一宮発のブログに!

木漏れ日

2010-10-03 22:42:57 | Weblog
 たまには徒然写真帳の初心に返って写真ブログらしくしてみたいと思います。
 先日、白山に登っている時、ブナ林をの中にダケカンバが混ざりだした標高1,500m程度のとこで朝日が差し込むダケカンバの樹冠の逆光写真を撮ったところ不思議な写真となりました。
 フィルム時代だと前面真っ白の写真となってしまうような状況なのですがデジカメだと周辺部に緑の発色があります。
 これはデジタル補正のなせる技であろうと思います。
 このデジタル補正は良くも悪くも特性を知らないと何で?とことになります。
 そういった意味ではデジタルらしい写真なのだろうと思います。(管理人)



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白山と御岳の植生の違い

2010-10-03 22:21:05 | Weblog
 先月に18日に御嶽、今月2日に白山と2つの火山に登りました。
 双方とも信仰の山だし独立峰であるという共通点があり様々な点で共通項があります。
 しかし、植生について大きな違いがあります。
 どんな違いがあるかというと高校の生物で皆さんが習ったであろう(全員ではないようです)垂直分布を思い出してください。
 亜高山帯ではウラジロモミ、コメツガ、シラビソと亜高山帯からオオシラビソのある赤穂山上部からダケカンバ帯を経てハイマツ帯になるのが中部山岳の一般的な植生分布で御嶽は教科書どおりの垂直分布を示しています。
 しかし、白山では違い亜高山帯の針葉樹林がありません...日本海に近く大量の水分を含んだ雪が冬の強風によって吹きつけることが原因である等、様々な理由が考えられていますが詳しいことは私には分かりません。
 ただ、白山のブナ林から即ダケカンバ林に移行するのは不思議な感覚です。
 今年は短期間に2つの山に登ったことから亜高山帯植生の違いを身をもって体感できました。
 ピークハントにあまり興味の無い私は先に述べたような違いを感じながら歩くほうが好きです。
 高山帯に行くのもハイマツやライチョウが見たいという欲求からであって頂上は二の次なのが私の山歩きのスタイルです。
 頂上に立つのは話のタネであって目的では無いのです。(管理人)


    

                   白山の平瀬登山道から別山方面を見る。
                   


                   濁河登山道から摩利支天方面を見る。
                   


 2つの写真から白山と御岳の植生の違いを分かっていただけたでしょうか??
 かなりマニアックですね。


                   


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ドロノキの綿毛

2010-10-03 21:34:14 | Weblog
 話は三方崩山に登った時さかのぼります。
 ブナ林を越え主稜線に差し掛かり崩壊地を眼下に見下ろしながら登っていたときに谷から綿毛が飛んできます。
 「何だろう?」と思いながら歩きます。
 崩壊地の植生を見ても綿毛となっている種もありますが飛んでいる綿毛とは違います。
 結局、正体は分からずじまいで下山したのでした。
 そして先日の白山登山のために訪れた大白川でドロノキが結実し綿毛を沢山つけているのを見かけました。
 その時も下山したら写真でも撮るか!と思う程度でした。
 平瀬登山道を登りブナ林を越えダケカンバ帯に足を踏み入れると下から綿毛が先週と同じように飛んできます。
 そうして初めて気がついたのです。
 先週見たのはドロノキの綿毛だったのか!と。
 でも、ドロノキの自生しているのははるか谷底、一体全体どれだけ飛ぶのだ?と驚きます。
 条件によって違うのでしょうが最大どれぐらいの距離を飛ぶのだろう?と疑問が沸き立ちます。(知っている人がいたら教えて!)
 ドロノキはヤナギ科の落葉高木で寒冷の河畔林に自生するパイオニア樹種です。
 白山山麓の谷は度重なる崩壊のため砂礫地が多くドロノキの生育には適していますので数多く自生していますので、私は白山麓でドロノキを覚えました。
 ただ、遠くに綿毛により種子を飛ばすドロノキですが適した環境は少なく、岐阜県内ので何処でも観察できるわけではありません。
 私が岐阜県内でドロノキを観察したことがあるのは大白川周辺でしかありません。(他もあるでしょうけど!)
 そういった性質の樹木が種を維持するには種子をより遠く飛ばさないと生育適地に種を確実に落とすことができないのだろう?と私は想像しています。
 なお、写真を撮りそびれましたが谷から飛んでくるドロノキの綿毛は秋空に栄え綺麗なものです。
 そんなドロノキですが国内の分布の南限になるとか?
 自生しているところで見ると何とも思いませんが珍しい樹木の一つなのかな?と思っていますが北海道には数多く自生しているそうです。
 なお、昔はドロノキの材はマッチの軸として利用されたとのことです。
 現在はマッチそのものを使うことが少なくなっていますが有用樹種の一つであったことは間違いないと思います。
 そんなドロノキの写真を下山してから白水湖畔で撮影したのでした。(管理人)



                    



                    
 




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