くどいぞと言われることを承知で赤沢自然休養林でのヒノキ林の天然更新について考えてみましょう!!
というかブログを書いていると色々と疑問が湧いてきてしまっているということです。
先日「アスナロ」についての記事を書いた時に木曽ヒノキの天然更新について書いています。
林床に後継となるヒノキの幼樹が無くアスナロが目立つということは色々な資料で書かれいて問題となっていることは多いと思います。
私も確かにそのとおりと思います。
ただ先日の研修会で講師の方が広葉樹が林床に優占する林分について照度が高く問題は少ないような趣旨の説明がありました。
その場でふ~んと思い聞きながら林床を見てみると広葉樹の大半がシロモジであり他の樹種に高木性種がほととんど見当たらない。
これってヒノキが更新する可能性が低いよなと思いながら聞いていました。
帰宅後にブログで色々と書きながら実はアスナロが林床を覆っている林分のほうが問題が小さいのでは?と思えてきます。
林床にヒノキが無いことが問題なのは実は林業的な発想なのです。
これはアスナロやシロモジでも大差はない。視点を変え森林生態系を維持することを考えると耐陰性が非常に高いアスナロが後継樹があるということは上層を覆っているヒノキが枯死した場合に確実に更新するということとなります。
林業的な価値観を排除してしまえばなんら問題は無いと思います。
なお、一方シロモジといった低木類が林床を覆っている場合、上層を覆っているヒノキが枯死してしまった場合は高木性種が更新してこないということ。
今は問題となっていませんが上層木の枯死した場合、大きなギャップができ林内照度が高まるのですが林冠を覆う樹種が無いと次第に疎林になってしまうということになります。
そうなってしまう可能性のある林分のほうがアスナロが林床を覆ってしまっている林分より大きな問題があると思ったのです。
あと林業とし木曽ヒノキを確実に更新させようとすると人為的な更新作業が必要となります。
そういった場合においてもアスナロが覆っている林分のほうがより有利ではないかとも考えています。
林床に覆っているアスナロを除去しヒノキの更新を補助する。確実にヒノキ稚樹の更新が確認された時点で上層のヒノキを伐採し十分な照度を確保する作業で大丈夫と思います。
ただシロモジ等の低木性種が林床に優占している場合においてもアスナロと同様の更新補助作業をすることになるのですが低木性種の大半は萌芽力が強く作業量はアスナロが更新している林分より作業量は圧倒的に多くなります。
そういったことが頭によぎってしまった私にはアスナロが更新していることは問題であるが色々なところで言われているほど大きな問題とならず、問題だと一般的に思われていない林分のほうが実は深刻なのではないかと思えるようになったのでした。(管理人)
林床の優占種がシロモジである木曽ヒノキ林分
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村のいろいろなランキングに登録してみました。
ポチッとしてくれると、嬉しいです!!
というかブログを書いていると色々と疑問が湧いてきてしまっているということです。
先日「アスナロ」についての記事を書いた時に木曽ヒノキの天然更新について書いています。
林床に後継となるヒノキの幼樹が無くアスナロが目立つということは色々な資料で書かれいて問題となっていることは多いと思います。
私も確かにそのとおりと思います。
ただ先日の研修会で講師の方が広葉樹が林床に優占する林分について照度が高く問題は少ないような趣旨の説明がありました。
その場でふ~んと思い聞きながら林床を見てみると広葉樹の大半がシロモジであり他の樹種に高木性種がほととんど見当たらない。
これってヒノキが更新する可能性が低いよなと思いながら聞いていました。
帰宅後にブログで色々と書きながら実はアスナロが林床を覆っている林分のほうが問題が小さいのでは?と思えてきます。
林床にヒノキが無いことが問題なのは実は林業的な発想なのです。
これはアスナロやシロモジでも大差はない。視点を変え森林生態系を維持することを考えると耐陰性が非常に高いアスナロが後継樹があるということは上層を覆っているヒノキが枯死した場合に確実に更新するということとなります。
林業的な価値観を排除してしまえばなんら問題は無いと思います。
なお、一方シロモジといった低木類が林床を覆っている場合、上層を覆っているヒノキが枯死してしまった場合は高木性種が更新してこないということ。
今は問題となっていませんが上層木の枯死した場合、大きなギャップができ林内照度が高まるのですが林冠を覆う樹種が無いと次第に疎林になってしまうということになります。
そうなってしまう可能性のある林分のほうがアスナロが林床を覆ってしまっている林分より大きな問題があると思ったのです。
あと林業とし木曽ヒノキを確実に更新させようとすると人為的な更新作業が必要となります。
そういった場合においてもアスナロが覆っている林分のほうがより有利ではないかとも考えています。
林床に覆っているアスナロを除去しヒノキの更新を補助する。確実にヒノキ稚樹の更新が確認された時点で上層のヒノキを伐採し十分な照度を確保する作業で大丈夫と思います。
ただシロモジ等の低木性種が林床に優占している場合においてもアスナロと同様の更新補助作業をすることになるのですが低木性種の大半は萌芽力が強く作業量はアスナロが更新している林分より作業量は圧倒的に多くなります。
そういったことが頭によぎってしまった私にはアスナロが更新していることは問題であるが色々なところで言われているほど大きな問題とならず、問題だと一般的に思われていない林分のほうが実は深刻なのではないかと思えるようになったのでした。(管理人)
林床の優占種がシロモジである木曽ヒノキ林分
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村のいろいろなランキングに登録してみました。
ポチッとしてくれると、嬉しいです!!