徒然写真帳

郡上でX人で始めたブログです。管理人の転居により、下呂、美濃、岐阜、恵那、下呂を経て一宮発のブログに!

五色ヶ原のゴスワラコースでの研修

2022-08-28 14:57:35 | Weblog
 昨日は、五色ヶ原のゴスワラコースでの開催された研修会に参加してきました。
 テーマは亜高山帯の森とガイドのテクニックを学ぶということでした。
 天気は予報どおり午後から雨だったのですが、しとしと雨でしたので苦痛になることもなく幻想的な雰囲気の中歩くことができました。
 
 ゴスワラコースは五色ヶ原の3つのコースの内、最も標高が高い箇所で2,000mほどの高さにあります。
 ゴスワラとは岩がゴロゴロして隙間があるところのことを示しているとおり乗鞍が9,000年ほど前に噴火した溶岩が堆積したところです。
 その台地に広がる亜高山帯の二次林と原生林と言われるエリアを歩く研修でした。
 帰宅後に取得したログを地図に落としてみると溶岩が堆積したところをグルリと周遊していることが分かりました。

 

 ゴスワラコースの入口の看板
 

 道中にある滝も魅力の一つです
 

 森の音楽堂と言われるところです。周囲にシラビソが広がっているのでシラビソの飛騨の方言である「シラベ音楽堂」(森の調べ)にしたら?なんていう与太話をしながらお茶休憩をしました
 


 昼食の時間頃から雨が降って降り出してきました。
 シトシト雨ということもあり楽しめました。

 ヒロハカツラの葉のは油脂分が多いのでしょうか?葉の上の水滴が美しかったです。
  


 これ以降は原生林と言われているところの写真を並べます。

 


 


 


 


 


 ゴスワラコースの原生林と言われるところです。シラビソ、オオシラビソ、ネズコ(クロベ)、トウヒ、チョウセンゴヨウ、コメツガが目立ち広いギャップにダケカンバがあるといった森でした。
 溶岩台地の上で土壌も浅いことから木が倒れやすい環境となっていることから至るところにギャップがあるのですが後継樹が確認でき健全な森林生態系が保たれていることが分かりました。
 あと原生林の話も聞いていて面白かったのですが、原生林の定義が定まっていないこともあり様々な論調があるのも事実。
 そんな状況ですので、原生林ってなんだろう?といつも思うのですが自分なりの結論は持っていませんというか、最近ではどうでもいいや!と思っています。
 ただ言えることは対外的なイメージはよくなるだろうな~と思い、原生林と言われるところに行くと何を売りにしているのだろう?という森林生態とは別の社会的な意味合いが気になるようになっています。
 このあたりは、別の機会に気が向いたら書き綴ってみようかなと思います。

 久々に森歩きもしたこともあるので気になったことを少しづつ飽きるまで書いていこうと思います。(管理人)
 



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コメント (2)
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