徒然写真帳

郡上でX人で始めたブログです。管理人の転居により、下呂、美濃、岐阜、恵那、下呂を経て一宮発のブログに!

サルトリイバラ

2024-05-27 21:34:09 | Weblog
 先日、伊木山での研修会のテーマは伊木山で植物分類と中山道鵜沼宿のガイドさんから学ぶことでした。
 珍しく研修参加者が多く経験の浅い人もいるので古株である私は少々遠慮気味に後でノラリクラリ。
 前のほうでサルトリイバラのことが話題となったので後のほうでもサルトリイバラについて話をします。
 ただ私のように植物が好きでも分類が苦手というような人が後のほうに集まると話があらぬ方向に、ではなく分類では無い話に。
 どんな会話をしていたかというと、別名が山帰来といって、麩饅頭等のお菓子を包むという話をしていました。
 ただ、そういったお菓子を購入すると葉が大きいのよね。でも山で見るとサルトリイバラの葉の大きさは小さく饅頭を包むのは難しい。
 恐らく栽培しているのだろうけど、何処で栽培しているんだ?といった会話をして無性に山帰来の葉で包んだ麩饅頭を食べたくなり帰りに江南市布袋町の大口屋さんに立ち寄り餡麩三喜羅を購入し、久しぶりにただきました。
 サルトリイバラの葉の香がついた麩饅頭は、とても美味しく、また買いに行こうかなと思いました。
 ちなみに麩饅頭を包むのは濃尾平野近辺の文化のようで千代保稲荷の参道で売られているのを見かけます。
 麩饅頭以外だと三重県の尾鷲では「おさすり」というサルトリイバラの葉で団子を包んだお菓子があり尾鷲を旅した時に美味しくいただきました。
 そんな話をしていたら各務ヶ原の方が、鵜沼ではサルトリイバラのことをガンドバと言ってガンドバで饅頭を包んだのをガンドバ餅ということでした。
 ネットでみても様々な利用を見つけることができ、サルトリイバラの葉で食品を包む文化は多種多様であることが分かります。
 それ以外だと根茎を乾燥したものは菝葜(ばっかつ)という生薬となり淋病の薬となったとのことですので薬草でもあります。
 色々と書き綴りましたが未だに饅頭を包むサルトリイバラの葉は、どの様にして入手するのか。
 これについては未だに分かっていません・・
 先日、大口屋さんに立ち寄った時に聞けば良かったのですが、明らかにバイトと思われる若い店員さんで販売する必至の様子。
 ですから、餡麩三喜羅の葉は、どうやって入手するの?と聞く控えようと思いました。
 次に行った時に聞くとするか!(管理人)

    サルトリイバラ。この個体は葉が大きかったです。これなら饅頭を包めるなと写真を撮りました
    

  大口屋さんに自転車横づけ!
   

   餡麩三喜羅です。
   

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コメント
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