あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

長雨と日照りと

2015-08-21 01:37:56 | 野菜・果物・料理など
 夏の家庭菜園の定番といえば、ナス、きゅうり、ミニトマトなどでしょうか。うちでもよそ様並みに夏野菜を植えはしたのですが、肥料のきいた土地はすばらしく夏草が生い茂り、7月の長雨で蒸れて、なすもトマトも青息吐息の状態でした。写真などお見せできる状態ではありません。
 しかし、たっぷりの雨ですくすくと育ったのはゴボウです。



 比較するためにくわをおいていますが、立派なものでしょう? 夫は「1メートルも掘ったんじゃけん。」と自慢げに言っています。こんなに長くても堆肥をたっぷり鋤き込んだ土地はふかふかで、雨で柔らかいせいもあってわたしでも簡単に掘れたのです。長さだけでなく太さも



 左の小さく見えるのが店で売られている普通の大きさです。で、右のは・・・・
標準サイズの3倍はあるでしょうか。まるで木の根っこのようなたくましいゴボウでしたが、意外にも柔らかくて香りのよいおいしいゴボウでした。

 しかし、1本だけ変なのがありますね。


 町の人は絶対に見たことがないであろうこの姿。1メートルも掘ったっていうのが信じられません。こんな風に分かれるのは石がある証拠です。

 猛暑続きの今では土が固くなって、こんな変形ゴボウは掘るのにめちゃくちゃ苦労します。

 もう一つ思いがけない収穫がありました。


 ミョウガです。たくさんは要らないけど、あると薬味にしたり梅酢につけたりと便利なものですから、玄関脇に少しだけ植えていました。毎年ほんの数個しか採れなかったのですが、今年はどういうわけか大豊作。



なんと石の隙間にまで生えてきました。



 これも長雨のおかげでしょうか。今年はメロンの粕漬けをつくりましたので、ミョウガもその中に埋めておきました。なかなかおいしいですよ。

 とっても残念だったもの。



 桃が全部落ちてしまいました。今年こそ虫に食われないようにと丁寧に袋かけをしたのですが、



 袋の中でくさっているのが見えます。
 うちの桃はほったらかしなのにとても甘くて、里の母がこれを収穫するのをとても楽しみにしていたのです。ただの1個も採れませんでした。袋の中を覗いてみると


 真っ黒になるほどありが群がっていました。 桃を大好きなカナブンが来る前にありが始末してしまったようです。来年は母に食べてもらえるでしょうか。食べられるようにがんばってほしいものですが・・・・

 
 それから

 これはな~んだ?



 ひとつだけ梨が混じっています。
 これね、「ころたん」と言う名前のメロンなんですよ。一人前に網目もついています。プランターでも育てられると言うので二株だけ植えてみました。一応お世話はしたんですよ。蔓は3本立てにし、1本の蔓に1個だけ実をならせました。で、多分後ろの2個が相応の大きさだと思います。
 写真も撮ったはずなのに見当たりません。

 問題はお味です。これで少し柔らかくなっていい匂いがし出すまで置いておくといいのでしょう。が、待てません。一番小さいのを切ってみました。



 少し柔らかくなりかけているのに匂いがしないから、あまり期待はしてなかったんだけど・・・

 マクワウリ程度のかすかな甘みがありました。後の二つはどうかな? 楽しみに待つことにします。
 

 今年は長雨のあといきなりの猛暑。人間だけでなく野菜や果物にとっても過酷なかんきょうだったのかもしれません。長雨の後は果樹も病気になりやすいとかで、しょっちゅう農薬を散布していました。柿畑に近い我が家は閉口です。
コメント (6)
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