あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

凍った白猪の滝

2024-01-28 00:48:00 | 山登り・里山歩き
 先週水曜日、愛媛でも雪が降りました。でも意外にも桜三里は雪じゃなかったのです。普通に松山市へ出かけ、帰ってきました。そしてふと思いました。

 白猪の滝が凍っているかもしれないなあ。

 ここ2、3年、氷瀑を見に白猪の滝へ出かけています。駐車場へ行くまでの道が凍っていたらダメですが、良いお天気なので凍結の心配はなく、気温は低いので滝が凍っている可能性は大きい。またとない氷瀑日和ではないですか。まずは様子を見てこよう、と、でかけました。

 国道を逸れて県道を走りながら、
 滝は凍っている
と、確信しました。なぜなら、普段あまり車とすれ違うことのない山道なのに、次々と上から降りてくる車とすれ違ったからです。

 案の定、駐車場はほぼいっぱいでした。ちょうど滝から降りてきた人に、
 滝は凍ってました?と、聞くと
👌🏻よ。綺麗だった。道も全然大丈夫。とのこと。

 堰堤を流れる水は凍っていませんでしたが



 広場の水たまりは凍っていました。


 駐車場からここまでほんの3分歩いただけ。でも、一番坂のきついところです。この3分間のまあ、しんどかったこと。寒さで耳がキーンとなるし、頭が締め付けられるようになるし、息が苦しくてはあはあ言いながら写真を撮りました。
 これはやばい。こんなにしんどかったことは今までなかったことです。お正月以降、いかにわたしがぐうたらしていたことか思い知りました。夏に比べたら、お肉を2キロは余計に背負って歩いていますから、それだけでも身体には大きな負担です。これはなんとかしないとー危機感を覚えつつ、ゆっくりと行きました。

 毎年、この辺りの写真を撮っているような気がします。植林された林の中。


 岩から滴り落ちる水で氷柱ができていました。これは期待できそう。


 駐車場から滝まで2、30分くらいで行ける手頃な滝ですが、
 まだこんなに?とがっかり。


 だってすでに20分も歩いているのですから。

 それから10分ほど歩くと、凍った川が見えてきました。


 小瀧と呼ばれています。


 ズームアップして撮ると、色々な氷の表情があって面白いです。




 ここは背後の岩も面白いところ。


 水の流れが龍のように見えました。


 着きました。



 よく氷のシャンデリアと言われます。




 毎年同じ写真を撮ってしまいます。場所によって氷の姿が違うのです。








 以前は途中でローブが張られていた道がぐるっと歩けるようになっていました。




 一段と高いところから、滝のてっぺんまで凍っているのが見えました。



 色のない世界で唯一見つけた赤い実。ヤブコウジかな?


 大きな霜ばしら


 ちょっと汚れていたのが残念でしたけど。



 駐車場まで帰ってきて、仲間たちにラインするとー 夕方返事があって

 行ってきました!

 早っ!

 


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龍がいる神社

2024-01-25 00:45:00 | 神社 仏閣
 松山市へ行く途中、回り道をして惣河内神社に寄っていきました。ここに龍が2匹いるんだそうです。
 駐車場として整備された場所には、


 
 藁で保温されたブランターがずらっと並んでいました。そしてこんなものも


 ああ〜、そこ、ハンゲシヨウが群生していたとこなんだけど。

 上から見るとこんなにたくさんありました。でも、ハンゲシヨウは左角のところが辺りだったかな?もしかしたらちゃんとのこしてくれているかも。



 
 新聞で報道されたせいか、車が2.3台。どうしても人が入るので十分写真が撮れませんでした。(アジサイの時期以外、ほとんど人はいません。山の中の、さびしいお宮です。)

 1匹目 
 駐車場からまっすぐ行ったところに手水がありますが、その水の出るところ


 正面から見るとちょっとユーモラス


 横から見ると


 カッコいい龍です。



 本殿は長い階段を上がったところ



 

 本殿に飾られていたパネルには龍の谷の文字。なるほど龍のように細長く入り組んだ地形でした。

 そしてどなたの作かわかりませんが、木彫りの竜



 おみくじ箱には地元にアトリエを構えるキズナさんのワイヤーアート
 これも龍でした。


 


 予想もしなかった龍の数々でした。
 わたしのお目当てはこれだけでしたのに。



 藁で作られた龍
 これが想像していたよりはるかに大きかったのです。

 

 本殿の横にはお守りなどが並べられ、手作りのカエルがとても可愛かったのです。なんと、無人販売。お札に至っては、氏子400円、その他の人500円。悪い人は来ないというようなのどかな風景でした。

 わたし、財布を持ってきてなかったし、藁の龍も人がいてじっくり見られなかったのでまた今度来ようと思いました。

 それで3日後にまた寄ってみたのです。
 
 道路から見たら



 まだしめ飾りが飾っていました。

 長い階段を上がって、龍をじっくり見てみました。




 尻尾は本殿を回って隣の建物に続く廊下の端




 顔をじっくり見ると

 口の中の玉はガラス製。多分花瓶



 牙はなんと鹿の角


 目は粘土細工かな?


 手には稲穂を握っています。


 背中には米俵を背負って
 


 ここの集落の方の合作かもしれませんが、素晴らしいできばえでした。そして、改めてここ、河の内地区のつながりの強さを感じました。
 せっかく財布を持って行ったのに、無人販売は無くなっていました。

 おまけ
 階段で見つけたカメムシ



 興味深い看板
  横の木をムササビが登るんですって。


 面白い。見てみたいですね。






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伊予柑取り

2024-01-20 09:13:00 | 生き物
 ようやく伊予柑の収穫が終わりました。たくさんあった木も次々と弱って枯れていって、元気だった木も処分したりして、今は数本、まともに実がなったのはたった一本です。
 夫はとっくに責任放棄。わたしがゴミ捨てのついでにコツコツと採りました。毎日1時間ほど。本当はもっと早くに採らなければいけなかったんです。霜に当てると良くないとか。
 でも、霜に当たってしまいました。





 採るのはいいのですが、運ぶのが重労働なので、やり過ぎると腰痛が悪化します。なので日にちがかかっても、1時間ずつね。自家消費用ですから少々の霜は気にしない。


 この木は実がなっているのに枯れちゃったみたいです。頑張って、ここまで実を大きくしたのに



 その原因は



 おそらくカミキリムシ


 今年収穫できた木も、もう長くないかもしれません。ほら。



 残った木は、害虫に集中攻撃されるんでしょうね。
 秋にはカマキリが頑張っていてくれたことがわかります。が冬も元気な害虫は?
どうしましょう?

 カマキリの卵嚢はいくつもありました。初めて見る細長い








 調べてみると、朝鮮カマキリの卵がこんな風らしいのですが、断定はできません


 オオカマキリの卵
2個も落としてしまいました。持って帰って割り箸にくっつけてみたんですけどどうでしよう。あー、つける場所間違っているかも。


 カマキリの赤ちゃんはとても役に立つそうなのです。小さいなりに害虫を食べてくれるからです。うまくカマキリが生まれたら、アブラムシなどのいるところに放すつもりです。無事に生まれるますように。
 

 それから、枝をかき分けて採っていたら面白いものを発見。

 モズの早贄




 そして、枯れ草と細いテープで編んだ何かの鳥の巣







 この辺にはよくホオジロが飛び交っていましたから、もしかしたらそれの巣かな?
剪定もせず、枝の混み合った木はちようど良い隠れ場所だったのでしょう。

 たった1本の伊予柑の木で、本当にたくさんの生き物の営みがあったのだと実感します。

 1番元気なこの木だけでも何とか世話をし続けたいと思っているのですが、どうかしら?
 元気な木の1番勢いのいい枝に

 
 イセリアカイガラムシ!💢

 背に腹は替えられません。一応、農薬は買ってきました。

 こうして、コンテナ7杯の予感を収穫してきましたが、やはり手入れをしていない木の実は酸っぱいです。3月頃になったら美味しくなるかしら?美味しくなれば人様にも差し上げられますが、このままだとどうかなぁ。とりあえずジュースやマーマレードにしてみるつもりです。去年より美味しいマーマレードを目指してね。

 いやいや、実験のしがいがあるというものです。

 

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お散歩

2024-01-17 20:04:00 | ペット
 昨年7月、ポチが死んでから途絶えていた夕方のお散歩が復活しました。

 センダンはすっかり葉が落ちて実だけが残っています。


 毎日違う夕空










 お散歩再開ということは?

 そう、


 新しいわんこがやってきたのです。

 もう一生犬は飼わないと決めていたのはわたしだけ。夫はまだ半年も経たないうちに新しい犬を連れて帰りました。わたしに相談したら反対されるのはわかってますので、事後承諾というか、既成事実を作って飼わずにはいられなくしたというかー
 もう🤬
 歳をとって飼えなくなったらどうするのかと怒ったら、9歳だからそんなにいつまでも生きてないという。それにしたって、あと4.5年でお別れじゃないの😡

 ポーズが様になっています。


 顔は若い時のポチに似ていました。
 ちょっぴり小太りで毛並みはツヤツヤ。どう見たって立派な芝犬です。我が家は代々行き場のない犬を引き取って、番犬として外で飼っています。こんな立派そうな犬、外飼いしてもいいものなのかしら。

 聞けば、夫の知り合いがブリーダーをしていて、この子はもう子どもを産ませられないのでただでくれたというのです。ずっとケージで飼っていて散歩は10頭一緒にしていたんだそうな。
 名前はハナコ。はなちゃん
 ブラッシングをしても嫌がらず、おとなしく撫でられるままのところを見ると、そこそこ大切にされてはいたのだと思いますが、来て3日間くらいは、頭を撫でると小刻みに震えていました。そしてほとんどポチの小屋にこもりきりでした。
 可哀想に、いきなりこんなボロ小屋に繋がれてねえ。亡き父が使っていたフカフカの敷パットを切って敷いてやりました。
 3日目くらいだったかな?おとなしく従順だった子が、散歩から帰りたくないと家の近くで座り込みをしました。しかたなく散歩を延長。
たった一人で気ままに歩くのが気に入ったみたい。
 一週間経つと、後ろ足で立ってしがみついて甘えるようになりました。よかった、脚力がついてきたようです。

 一月経つと、ぴょんと飛び上がりました。ほんの5センチほど😄 それでもジャンプできたんだものねぇ。
 たまにウマオが連れていくと、二人は全速力で走ります。

グイグイ引っ張って


クンクン嗅いで


 こっち見て


 またクンクン


 わたしには通い慣れた道。秋には一面に彼岸花が咲く所は、今は葉っぱが茂っています。


 毎年、奇形果を並べているキーウィ畑もいつもと同じ。


 けれど変わったこともあります。

 たとえば
 ガガイモの鞘が増えて見つけやすくなったとか


 去年まで収穫していた柿が今年は収穫されてないとか。
 




 この柿畑、ポチと散歩していた夏の頃は、ご夫婦で手入れをしていたんです。たった半年の間に何があった?
 先日、ご主人が、実がついた枝を切っているのを見かけました。ちょうど剪定の時期ではあるのですが、奥さんは?病気?亡くなった?ちょうど収穫時期に何かあったに違いない。悪い想像しか浮かびません。
 けれど剪定をするということは、再びお世話をするということですね。頑張って。

そしてここにも収穫を諦めた木が。



 自然に落ちたのか、わざと落としたのか、ヘタを見てみました。切り落としたのはヘタが残っているのでわかります。どうも、自然に落ちたのと摘み取ったのと両方あるみたい。



 わたしが実を拾い上げてみていたら、はなちゃんがにわかに興味を示しました。そして実を転がして遊び始めたのです。
 はなちゃん、遊ぶのも好きだったんだー

 こうしてはなちゃんは少しずつうちの子になってきました。おかしなもので、初めは、はなちゃん、と、間違いなく呼んでいたのに、慣れてくるに従って、ポチ、と間違えて呼ぶんです。



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高知城の夜祭り2

2024-01-15 10:11:00 | お出かけ
 記事を書くにあたって高知城について少し調べてみました。(今頃?💦)一部間違いを訂正しました
 
 山内一豊公によって創建された平山城。大高坂山と呼ばれる標高45メートルそこそこの丘の上に立つ。
 現存12天守の一つ。本丸御殿と天守閣が当時のまま残る日本で唯一の城。天守閣は望楼式と言って、屋根の上に天守を乗せた古い様式の物。本丸御殿は客をもてなすための建物で、藩主は二の丸御殿に住んでいた。ふんふん、どこの城でも同じなのかな。

 そして追手門の向こうに天守が見えるんですって。


 
 残念!写っていませんでした。

 と、このようなことを事前に知っていれば天守の中ももっと丁寧に見て回ったのに。

 天守閣にたどり着くまでやけに広いなと思ったのですけどー



 入り口?に置いてあった山内一豊と妻千代
 多分布のきめ込みだと思います。


 靴を下駄箱に入れーここでちょっとしたハプニング。昔のカラクリ箱のような鍵がついていて、上から押すと開きます。靴を入れ、鍵をかけようとしましたが 押しても引いてもかからない。鍵を抜き取ることもできない? しばらくガチャガチャした後、ふと横を触ったら出っ張りがあってそれを押すと鍵がぴょんと上に飛び出しました。
 去年の夏京都駅で、スマホでなければ開けられないコインロッカーに戸惑いましたが、まさか、アナログにも取り残されそうになるとは😓

 本丸御殿を通り抜けて天守閣に行くとわかっていれば、座敷があったり畳敷きの雪隠(トイレ)があったり素晴らしい彫の欄間を展示してあったりといった、松山城とは違った趣の内部をもっと詳しく見たと思うのですが、私たち、上へ上へと急ぐあまり、ろくに見ていませんでした。
 ちなみに、夜公開されるのは土曜日と日曜日だけだったそうです。
 いくつか部屋を抜けて、四角い作りの部屋へ。
 どこのお城にもあるような、城下町の模型とかお城の模型とかを見て、



 急な階段をえっちらおっちら登って、ようやく最上階です。この急な階段も、だいたいどこでも同じかと思います。2.3歳くらいの男の子が四つん這いで果敢によじ登っていて可愛かったです。ケイタも頑張って登りました。
 下の景色。横縞の光が、登ってきた石段かな?


 魔界のように見えた石垣の向こうに、何やらカラフルな林。あそこはまだ行ってない所ね。
 それにしても、あの日の丸はなんだろう?


 右下に賑やかそうな所。
 上の方は漆黒の闇。太平洋でしようか?


 瀬戸内海だと、こんなふうになーんにもない海は見えません。必ず島が見える。


 帰りの階段は怖かったです。ケイタは梯子を下りるように、後ろ向きになって四つん這いでおりました。 
 再び外に出て並木道を歩きました。パンフレットによると、銀杏並木を仁淀ブルーをイメージしてライトアップしているそうです。


 蛍も飛んでいました。


 そこを抜けると一転、カラフルな木々が見えてきました。


 裸木が堂々と浮かび上がって、


 能舞台の背景に描かれているような松が、見事で、木々にも歴史を感じました。

 そして
 よさこい鳴子踊りで使われる鳴子のトンネルを潜って


 再び天守の見える場所に。


 人だかりがしているのは、城の前で鳴子踊りを踊っているから。

 しかも、ダンサーの顔が、自分の顔なんです。




 近くのブースで写真を撮ると、ダンサーになれると言うしかけです。
 出口に近づいた頃、母娘らしい二人連れに声をかけられました。
「その提灯、どこにあるんですか?」
そこで、その場で提灯を渡して下に下りました。あの提灯、人の手から手へ次々とリレーされていくんですね。なんだか温かい気持ちになりました。
 実際、高知は暖かかった。だからゆっくりしすぎたのかもしれません。
 入り口でもらった抽選券を手に人についていくと、ナイトバザールの、会場にきました。長い行列に並んだ末に引いたのはハズレ。袋菓子の個包装の一つをくれました。ええと、たとえばコアラのマーチ一個とか。ヨウコはゴツクン馬路村という柚子ドリンクを引き当てましたが。
 ここで何か食べるものを買おうと思ったのですが、酒のつまみになるようなものばかり。ちょうどクラフトビアフェスが開かれていて、たくさんのクラフトビールが売られていました。子供連れでなかったらゆっくり見て回ったのですが、まず探したのはリンゴ飴!そして最後に見つけたのがこれ。
 何かわかりますか?
 




 わたあめなんです。これを作るところはとても興味深かったのですが、なんせ時間がかかって、長いこと待ちました。
 
 というわけで、食べるものを
 探してひろめ市場に着いたのは8時半前。




 しかし、中に入っても、お酒を飲む人たちで超満員。ラーメンやうどんは売り切れて、食べるものがありません。
ぐるっと回っただけで出てきました。
 駐車場は10時には閉まります。9時過ぎればオーダーストップの店も出てきます。ぐずぐずしてはいられません。結局、南国インターまで国道を走り、道沿いのステーキハウスに入ることができました。みんなお腹ぺこぺこて、結構な量を完食。

 教訓
 夜の街に子どもの入れるお食事どころはないと心得よ。
 
 帰りは睡魔に勝てずうとうとしていました。家に着いたら御前様でした。ずっと運転してくれたヨウコパパ、ありがとう。おかげで楽しい0泊2日のお出かけでした。

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高知城の夜祭り

2024-01-12 20:52:00 | お出かけ
 ワンパークこうちを出て、今日一番の目的地、高知城へ。

 今、と言ってももうすぐ会期は終わりですが、



 これが開かれているのです。一度は見たかったお城のプロジェクションマッピング。

 駐車場を出て、角を曲がると早くも見えて来ました。


 歩きながらですのでボケていますが、木の間に見える明るい城に期待が高まります。
 追手門かな?ここから入ります。


 以下、たくさん写真を撮って、なかなか捨て難いので、2回に分けて紹介したいと思います。





 木々の間に見えるお城を目指しました。歩きながら、ついつい松山城と比べてしまいました。どちらがいいとかじゃなくて、山城と平山城、立地から違っていて違いを見つけるのも楽しかったです。

 高知城の登城路って広いんですね。昼間来た時、開放的なお城だなあと、感じた記憶があります。が一段一段の段差が大きいのは松山城も同じく。


 お侍さんは毎日のお勤めが筋トレなのよねー、と勝手に思いながらそう多くもない石段をそろそろと上ります。
 真っ直ぐに進めないのはどこのお城も同じですね。少し登っては折れ曲がり、折れ曲がりして、曲がった先に

 


 石垣にお城がうつしだされていました。

 石垣の積み方が、松山城とはちがいました。
 陰影が怪しい雰囲気。なんだか魔界の城のよう。


 さらに折れ曲がって
 
 ここでやっと入場口です。チケットと引き換えに抽選券をもらいました。




 目の前のお城にばかり目がいって気づかなかったのですが、実は右側のテントが大事だつたのです。

 みんなが可愛い提灯を持っているんです。あれ、どこでもらったんだろう?近くの人を呼び止めて聞いてみました。そしたら、入り口のテントで貸してもらえたんだとか。
 あら!もう通り過ぎちゃってる。

 すると、お母さんと娘さんらしい二人連れの方が、
 どうせその先で返すんだから、これを持って行きますか? ちょうど人が多かったから全部で払っていたのかもしれないですね。
 なんて優しい言葉!こちらのうっかりをかばってくれました。

 その提灯



 わかるかしら? 地面に楓の影が写ります。
 白い提灯は銀杏



 天守閣前に提灯を置いておくのですが



 まんまるで、柔らかい光で、とてもかわいかつたです。

 お城の方は次々と映像が変わっていきました。
 水の中? ぶくぶくと泡が浮き上がっていきます。


 花火






 よくわからないけど和風




 これ、一番のお気に入りです。



 せっかく来たのだからと、天守閣の中にも入りました。
        続く




















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高知県へ ワンパークこうち

2024-01-10 23:49:00 | お出かけ
 三連休中にヨウコ一家と高知へ行きました。お目当ては夜の高知城でしたが、せっかく行くのにそれだけじゃもったいない。もう一箇所どこかへ、と車中で娘が探していました。泥縄もいいとこなんですが、見つけたのが
 ワンパークこうち
 あ、それいいんじゃない。高知県の方のブログで読んだことがあります。なんか、珍しい鳥がいたはず。

 着いた時間は午後4時。閉園が5時ですって。出発前にぐずぐずと時間をとってしまいましたから。1時間しかない、急げ。



 入場口のアーチにはお正月らしい飾り物がぶら下げてありました。


 アーチをくぐるといきなりヤマアラシ。


 向こうにたくさんのフラミンゴ
 


 とっても珍しい白いタヌキは残念ながらお昼寝中。夜行性だからね。


 緑のインコ


 赤いインコ


 どれも目の前です。
 減って来ているニホンイシガメ。大切にしたいです。姿を覚えておこう。

 これは別の意味でおぼえておきたい、マムシ



 毒があります。また、模様を覚えておけば、無毒のヘビをマムシと間違えて殺すこともなくなるでしょう。
 
 
 これ、これ。高知県の県鳥、ヤイロチョウ。輝くような青がとてもきれい。


 
 お腹の方には赤い色。たくさんの色を持つからヤイロチョウというのだそうです。

  
 ひなの時保護されて、野生に返すことができないのでここで飼育することになったのだとか。

 これも珍しい、アカショウビン。奄美大島に行った時、鳴き声は聞いたものの、姿を見られなかった鳥です。

 ワオキツネザル。すぐ目の前にいて、尻尾の輪っかがくっきり見えました。



 この近さが楽しいんでしょうね。
 大きな動物にはちょっと窮屈かなと思いました。小動物だけではなく、トラやライオンもいるのです。
 


 ライオンのアップ。おしい!ちょっとはみ出した。


 ケイタは乗り物に乗りたくてたまりません。動物園を駆け抜けて遊園地の方に行ってしまいました。


 そろそろ閉園が迫っています。ケイタが最後に乗ったのはトーマス列車でした。


 貸切で寂しいかと思ったけど、ケイタはニコニコ顔。ギリギリまで遊んで園を出ました。

 メリーゴーランドなど、昔デパートの屋上にあったような懐かしい遊具。小さな子を安心して遊ばせられる素敵な公園でした。
 これで入園料無料なんです!
 維持費ってどこから出てるの?ついつい、心配してしまいました。

 

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春の七草は紛らわしい

2024-01-08 00:46:00 | 植物
 今日は七草の日です。何種類か野生のを調達できたらいいなと思い、家の周囲で探してみました。
 しかし、夏にあったはずのゴギョウ=ハハコグサは一本もありません。しまった、夏に抜きすぎたかなぁ。
 畑は綺麗に鋤いてナズナもハコベもありません。もともと水辺の植物であるセリは、畑地には生えていませんし、ホトケノザ=コオニタビラコも田んぼの畔にしかありませんので、つまり、何一つ調達できなかったということです。オニノタビラコは庭に生えていたのに、それさえ無いのはどうしてでしょう。
 もっとも、カブとダイコンは冷蔵庫にありましたけど。
 郵便局に歩いて行って道々探してみることにしました。
 現在のホトケノザ
 早くも一面ピンクの場所がありました。




 もう10年以上前、産直市で素人が採集した七草を売っていたころがありました。その中に、このホトケノザが混じっていたことがあって、管理者に伝えたことがあります。それから2、3年して、その辺で採集したのは売られなくなりました。
 


 春の七草の仏の座は、今のコオニタビラコという草ですが、家の周辺で見たことがありません。
 これはオニノタビラコ(だと思う)



 名前はよく似ていますが、七草のコオニタビラコとは別物です。コオニタビラコは、葉っぱがもっと弱々しく、どちらかと言えばニガナの葉っぱに似ています。

 ホトケノザの横でオオイヌノフグリが咲こうとしていました。春を告げる花ではありますが、早すぎる!




 ハコベ。花が咲きかけです。


 いつ見ても柔らかくて美味しそう。



 わたしはナズナの方が好きです。青臭さがハコベより少ないと思います。
 こちらも花が咲いたのがありました。




 タネツケバナかとも思いましたが、三味線の撥の形をした実ができていましたから間違いないでしょう。


 そして、これがゴギョウ=ハハコグサかなあ。

 


 いや、これはセイタカアワダチソウかなんかのような気がする。

 これも違うでしょう?


 冬、どれもこれもロゼッタ状に葉を広げるから、わからないんですよね。

 これは?


 ハハコグサに似てはいますが、最近増えてきた背の高い外来種のような気がします。

 というわけで、スーパーに行って買ってきました。

 旧西条市の打ち抜きの水で育てられた七草です。ハウスの中で栽培されています。

 
 パックの上の方にハハコグサが見えます。そうそう、わたしのイメージでは、細長いしゃもじのような形で毛深いの。
 
 左がコオニタビラコ



 問題は右の葉。ナズナっぽくないのですけど。ハルノノゲシみたい。



 でも、冬、地面に葉を広げているときはこんなギザギザの葉っぱだったような…

 と、紛らわしいのが多くて色々悩んだのでした。
 悩むといえばー
 これを買った時のことを思い出しました。積み上げられたパックをあれこれ取りながら見比べている女性がいて、わたしに話しかけてきました。
 
 これはカブが大きいんだけどダイコンが小さくて…ほら。もっとダイコンが大きいといいんだけど、そしたらカブが小さくてね。

 主婦としては、わたしもそっちを悩まないといけなかったのよね、きっと。
 適当にカゴに入れたわたしのパックは、ダイコンもカブも同じくらい小さかったです。

 買い物から帰ったらもう夕方でしたのでお粥は炊かず、残り物のカニと一緒に雑炊にしました。



 七草を天ぷらにしたり、パスタにしたりするのもオススメらしいですよ。

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樹氷 色々な姿

2024-01-06 11:27:00 | 山登り・里山歩き
 本殿の隣にある遥拝殿(写真は2022年夏のもの)
 この奥の窓からは石鎚山が、額縁に収められたように見えるのだそうですが、この日は真っ白。人も多かったので写真は写しませんでした。



 遥拝殿の横にあるなんとかモミの木

 神門。ここが登山道入り口というか、参道入り口になります。つまり、ご神体の石鎚山頂までの一本道です。
 これも、夏の写真



 神門を抜けると雪景色でした。


 娘によると、向こうは雪が多かったそうです。
 ここから30分ほど下ると遥拝の鳥居があって、体力のない信者は、ここで山を拝むのだとか。
 今日は行っても何も見えないと思いますので、引き返しました。
 そしてまたまた樹氷の写真を撮りながら、娘とロープウェイ山頂駅へ下りていきました。


 こりゃ、前に進まんはずじゃ。
と、呆れられながら。


 常緑の葉はぼってりと重たそう。


 垂れ下がる枝は華やかで
 
 一つ一つの小枝がトナカイの角みたい。





青空が見えてきました。





足元に目をやると

苔にも氷









 青空にキラキラの樹氷


 ドウダンツツジのある広場からは石鎚連峰が見えるのですが、山頂がみえません。



 柵の端っこから新居浜市が見えました。
 重い雲が被さっていますが、下界は晴れのようでした。


 こちらは西条市


 
 穏やかな、清々しい年明けでした。この数時間後、あのような地震が起きようとは誰が予想したでしょう。

 日を追うごとに被害は大きく、痛ましく、被災者の方々の帰らない日常を思うと胸がいたみます。
 


 







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初詣は樹氷の森を抜けて

2024-01-04 09:09:00 | 神社 仏閣
 令和6年は悲しみで始まりました。帰省中の家族まで巻き込んでの大被害、言葉もありません。心からお見舞い申し上げます。
 
 その元日の朝、わたしは石鎚山麓のロープウェイに向かって車を走らせていました。今年の初詣は石鎚神社の成就社へと約束していましたので。
 
 ここでちょっと説明。
 石鎚神社は、御神体が石鎚山そのもので、お参りする神社が四ヶ所あります。一つ目は山の麓の口の宮本社、二つ目は7合目、標高1300メートルの山中にある中宮成就社、三つ目が山の頂上にある奥宮山頂社、四つ目が土小屋ルートの登山口にある遥拝殿です。
 
 成就社へは標高差800メートルをロープウェイで一気に上がり、さらに山道を30分ほど歩きます。

 車を降りてわたしははっと気づきました。
登山靴忘れた!
 雪、氷の道覚悟の初詣なのに。正月早々ボケています。
 車には常にアウトドア用の、簡易防水の靴が積んでありましたので、それを履きました。

 駐車場から乗り場までは、わたしがウォーミングアップロードと読んでいる急な坂道



 こんなの見つけました。これ、テイカカズラの綿毛じゃないかしら。



 ロープウェイの駅はお参りする人たちで賑わっていました。結構街歩き風の人もいましたね。
 ゴンドラに乗り込むと、始めは葉の落ちた木々が目立ちました。



 そのうち木に白いものが見えだし


 山頂成就駅に着く頃には、木は真っ白に。


 降り立つと一面の雪景色で、神社への道は凍結しているようでした。危ないからと引き返してきたご夫婦もいました。


 わたしは、先日買ったばかりで試し履きもしてなかったチェーンスパイクを、苦労して装着しました。しっかりしたゴム製で、伸ばすのにものすごく力がいったのです。暖かい日が続いてせっかく買ったのに出番がないかも、とさえ思っていたのに。
 それにしてもー
登山靴だったら装着できなかったかも。腕力の衰えを痛感しました。

 道端のススキまで凍ってる!



 凍った道をガシガシと歩いて行きました。







 10分ほど歩くと



 成就社まで後20分の地点でした。ここまではまあまあ標準タイムで来ました。
 樹氷はさらに増えてモノクロの世界が続いていました。




 距離は短いけれど、傾斜もあり、しっかりと登山道なのです。息が切れるのと、写真を撮るのとで前へ進めません。








青空が見えてキラキラした景色も、


 樹氷の森




 この日は、
 下りてくる人たちは家族連れも多く、小さな子やお父さんに抱かれた赤ちゃんや、白地下足袋に荒縄を巻いて滑り止めにしている信者さんらしき人、スニーカーにショルダーバッグの軽装の女性など、初詣の山道の雰囲気でした。
 すれ違う時の挨拶もこの日だけは

 おめでとうございます!

 中には、元気ですねえ、と声をかけてくれる人もいましたが、相変わらずの道草食いで、20分後の便で登ってきた人たちに追い抜かれそうになりながらここまできました。



 この辺りから、上にいる娘とウマオパパから相次いで電話があり、急がざるを得ませんでした。




 冬だというのに汗がダラダラと流れました。ダウンのジャケットを脱いでリュックに押し込み、タオルを出そうとしてー

 しまった、車に置いてきた!

 成就社までだからと、舐めていました。小さなハンカチで汗を拭い、お参りを済ませて娘たちと合流しました。
 


 いつもは静かな神社も、この日は管弦の音と太鼓の音が聞こえ、お正月らしい雰囲気でした。
 前日から神社そばの旅館に泊まっていた娘とウマオは夜明かし峠まで行き、ウマオパパは夜中に山頂を目指しましたが、初日の出は拝めなかつたそうです。 

 今年引いたおみくじは小吉
 曰く

 行いを正しくすれば良いことがある。

細かく金運やら健康運やら書いてありましたがほぼいいことばかり。

 老人にはちょうどいい運勢です。等身大の暮らしが一番。
 一つだけ命令文が
 学問ー 困難 勉強せよ
ですと!



 










 
























 

 

 

 
 


コメント (4)
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