あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

5種類のヘメロカリス・・・・のはずが

2010-07-30 13:53:04 | 植物


  前々回「草の中のゆり」でちょこっと登場したヤブカンゾウです。 バックの板塀がいかにも古びて、ちょっといい感じだわ~  実際は単におんぼろというだけですけど。


 で、なぜ背景が板塀かというとー
 我が家の田んぼに隣接した畦に、ヤブカンゾウが一株はえているのです。
 今年は花穂がぐぐっと伸びてきて、もうすぐ咲くぞっと楽しみにしてたのに・・・・



 先日行ってみると、根こそぎ切り取られて、下の溝の水の中に頭をつっこんだまま咲いていたんですね。 切り取られた茎の先は炎天下でしなびてました。 なのに花が咲くか!  


 ああ~、やられた!

 せっかくなので拾って帰り、外のバケツにつっこんでいたら、なんと次のつぼみが花開いたというわけです。
 田んぼの畦にこんな鮮やかな花が咲くってすてき。と思うのはわたしだけなんでしょうか。ヤブカンゾウ一株残しておいたってなんの迷惑にもならないと思うのに。 なんとも味気ないことです。

 そういえば、前々回述べたお墓のヤブカンゾウも、今はコンクリートで固められ姿を消しています。


 こちらのお庭には群生してますね。



  でもようく見たら少し違う。



  こちらはヤブカンゾウの仲間ですが、ヘメロカリスという園芸種でした。


  ヘメロカリスならうちにもありますよ。 うちのはこんなえんじ色。



 多分10年以上前だったと思うけど、ヘメロカリス5種5株セットというのを通販で買って植えたんですね。 オレンジやサーモンピンクや黄色などが咲く予定・・・・のはずが、植えて数年間1つも花を咲かせず、つい最近になってやっとこの花が咲き始めました。  
 デイリリーの別名の通り、花は一日で枯れますが、新しい花が次々と咲いて、もう2週間くらい楽しませてくれています。 
  残りの株? 葉っぱだけが茂ってます
 


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ベトナム・カンボジアつまみ食いの旅 その7 バイヨン寺院

2010-07-29 00:03:23 | 旅行
ベトナム・カンボジアのおいしいところだけをちょこっとつまみ食い、お腹いっぱいにするよりもとにかくたくさん見て回ろうという、よくばり旅行の日記です。

                                


 いよいよアンコール遺跡めぐりに出発です。 まずはアンコールトムから。

 
そもそもアンコール遺跡とはなんぞや? 知っているようで知らない・・・・・かったです。  以下、ガイドブックの受け売りです。


 アンコール遺跡群とは、9世紀から15世紀にかけてインドシナ一帯を制圧したクメール王朝の、首都の跡を言います。 アンコールワットは、12世紀前半に建立されたヒンズー教寺院(後に仏教寺院に宗旨替え)です。
 アンコールトムはそれよりやや遅れて12~13世紀に築かれた城壁都市跡です。 周囲を掘りに囲まれた1辺が3キロメートルの正方形の城壁の中に寺院や王宮跡が点在しています。


 午前中は点在する遺跡を巡ってひたすら歩きました。 娘たちのアドバイスにしたがってスニーカーに履き替えて、気合いは十分。


  アンコールトム、城壁内への入り口、南大門です。 門へ続く道の両側にはナーガ(七つの頭を持つへびの神)で綱引きをする阿修羅と神々の石像が並んでいました。


 門をくぐった反対側にも顔があります。 右下の長いものはぞうさんの鼻。 


 



 アンコールトムには、このような門が四方にあるそうです。


 タイのぞうは知ってたけど、カンボジアにも働くぞうさんがいたのねえ。



 入り口からバイヨンの寺院まで少し距離があるらしく、ゾウに乗ってのんびり行く人たちや、バイクタクシーに乗っていく人が見られました。わたしたちは3台の電気自動車に乗って移動です。
 カートに乗り込もうとしたら、わさわさと物売りの若い子がやってきて、本や絵はがきを差し出しました。 本2冊10ドル? 絵はがきのおまけ付き。買っている人もいましたが、ゆっくり見ることもできないので無視してカートに乗り込みます。
 このあとわたしたちは至るところでこうした物売りの攻勢に会うことになりました。


 バイヨン寺院に着きました。 カートはここまで。 



 バイヨン寺院は、アンコールトムの中央に位置する仏教寺院です。回廊の壁面に掘られたレリーフが有名です。


 


 特に有名な、すぐれた彫刻の所では、ガイドのケロさんが説明をしてくれるのですが、なにしろこの狭さとこの人。 わかりかねます。



 


 ただ言えることは、 王族の暮らしや他民族との戦争、庶民の暮らし、この国に伝わる伝説など、豊富な題材と、活き活きとした表現がすばらしく魅力的だったということです。 


  これは海の中を描いているらしいですが、魚もわに(?)も鳥も、おもしろいですねえ。


 回廊の隙間から中庭を見ると、修復のための資材が所狭しと置かれていました。



 バイヨンは痛みが激しく、回廊の屋根も壊れてしまっています。 修復にはずいぶん時間がかかりそうでした。


 わたしたちは、回廊をめぐりながらしだいに上へと上ってきたらしいです。迷宮のように複雑で、どうやってここまでこられたのかさっぱり



 四面仏が林立する中央祠堂の前の広場では、カンボジアの民族衣装に身を包んだ人たちがいました。 この人たちは、お金を払うといっしょに写真に収まってくれるらしいです。


 四方に顔を持つ四面仏。 どれも穏やかな微笑みをたたえていました。


 ここは写真スポットです。ガイドのケロさんはこういう場所に来る度に、わたしたちのカメラで写真を撮ってくれました。

 「ケロケロケロリ~ン、はい、カンペキで~す。」というのがケロさんの撮り方。
 以後わたしたちは、互いに写真を撮る度にケロさんのまねをして

 カンペキで~す。 パーフェクト 


 楽しいガイドさんでした。


 中央にそびえる祠堂。 ガイドブックによるとこのバイヨンは、古代インドで神々が降臨するメール山(須弥山)を象徴しているそうです。 ということはここが山頂の聖域でしょうか。 


  中へ入れそう? しかしわたしたちは中へは入らず、ここをぐるりと廻って下へ降りました。
 それにしてもこの石組みの複雑なこと。苔むしてゆがみの生じた石組みが歴史の重さと年月の過酷さを物語っているようでした。 ーつづくー


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草の中のゆり

2010-07-26 20:54:58 | 植物

  道ばたの草の中でゆりが咲いていました。 ここの土地の持ち主が植えたのでしょう。オリエンタル系のきれいなゆりです。 土地が道より低いのと、ゆり自体の背が低いのとで、まるで路肩を枕に寝ているような風情です。



 それにしても、雨が降り続くと、雑草の勢いは留まるところを知りませんねえ。



 草に埋もれていても、花屋で売られているゆりと同じですよ。 うらやましいこと。



 我が家のゆりは・・・・・・
 ご多分にもれず草だらけでしたが、


 1本も見あたりません。 



 秋には新しい球根も植えたのです。 それも芽を出した形跡がありません。 いったいどうなってしまったんでしょう。
 もともと我が家はゆりに縁がなく、何度植えてもうまくいかなかったのですが、深植えするといいと聞いてその通りにしたら、去年はきれいに咲いたのです。 やはりゆりには適さない土地なのでしょうか。 それともゆりが弱すぎるんでしょうか。


 もう一つ草の中のゆり。
 車で走っていてもひときわ目を引くオレンジ色です。 これもゆりですね。



 誰かが植えたのか、自生しているのか、おにゆりのようです。



 しがみついているのは、からすうりとのいちごでしょうか。 草が茂ればそれに負けじと伸びてくる、おにゆりって丈夫なんですね。


 子どもの頃よく遊び場にしていた墓場にこのおにゆりがたくさん咲いていました。 まだ土葬の風習が残っていた頃で、その土まんじゅうの上にも咲いていたのを覚えています。 そして墓地の端っこにはヤブカンゾウも。
 この二つの鮮やかなオレンジが、墓地の陰鬱さを忘れさせてくれました。 そこでかくれんぼなんぞをしたものです。 今考えると、なんとばちあたりな・・・・・


 近くで見ると



 イモリの腹を思い出させます。 見ようによっては不気味かも~
 でも、このおうちのようにわざわざ庭に植えていたりもしますから、これはこれで愛される花なんだと思います。
 うちもおにゆりだったら元気に育ってくれるでしょうか。
 この秋は、ちょっと考え直してみましょうね。 でも、おにゆりの球根なんて、売っているかしら。


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ベトナム・カンボジアつまみ食いの旅その6 シェムリアップのホテル

2010-07-24 13:20:25 | 旅行
   ベトナム・カンボジアのおいしいところだけをちょこっとつまみ食い、お腹いっぱいにするよりもとにかくたくさん見て回ろうという、よくばり旅行の日記です。

                                


 毎日暑いですね~。 ちょっと動いただけで汗がぽたぽた落ちてきます。 クーラーをつけないでうろうろしていると、毎日2回はシャワーを浴びなくてはなりません。 カンボジアの暑さがこんな感じでした。 タオルマフラーを首に巻き、したたり落ちる汗をふきながらの遺跡めぐり。
 それでも元気で歩けたのは見るものすべてが興味深くおもしろかったせいでしょうか。 
 いよいよ遺跡めぐりですが、その前にー


 カンボジアのシェムリアップでは、スーペリアクラスのホテルに2連泊。 スーペリアクラスとはいえ、設備もサービスもハロン湾の4つ星ホテルに勝るとも劣らない快適さでした。


 カンボジアに着いたその夜は、機内で軽食を食べたにもかかわらず、ホテルのダイニングで夕食がでました。



 ゾウの燭台がとてもかわいいテーブルに、 大きな銀の器に入った料理が運ばれてきました。いつもの通り、4,5人で分け合うのかと思いきや、一人に一つずつです。
 事前にもらった行程表によると、クメール名物料理アモックということでした。


 ウエイターが恭しく蓋を取ると、



 真ん中のはココナッツカレー。  
 大きなチキンがゴロゴロ・・・・・ でも食べましたよ。 チキンを避けてね。 カレーと言ってもココナッツミルクの入ったまろやかな味でした。
 そしてアモック(カレー味の白身魚のココナッツ蒸し)のというのは、左下のものと思われます。 一口サイズの練り製品のようなものが、バナナの皮に包まれていました。 ちょっと馴染みのない匂いがあるけど、これもおいしかったです。
 カンボジア料理は、匂いが独特。 前に座ったご夫婦は、「薬膳みたいやなあ」といいながら食べていましたが、奥様はハーブの匂いが苦手のようでした。 どれもこれもレモングラスの匂いがしました。


 薬膳と言えばデザートのブラックゼリー。 
 


 


 これこそ薬膳のような味がしましたね。 原材料はいったいなんなのでしょう。

 翌朝の朝食は、やはりビュッフェスタイル。
 


 きれいに盛りつけられた生野菜がおいしそうだけど、お腹のことを考えてがまんがまん。でも、食べてる人もいるということですよねえ。



  フルーツミックスもおいしそうだけど、がまんがまん。



 


 ホテルの前庭です。 ホテルは、エンプレスアンコール(だったと思う) 真ん中にどっしりと仏様が座り


 スイレン、蓮などたくさんの種類の水生植物が植わっていました。


 部屋に飾られていたこんな額



 


 色は違いますが同じ花が咲いていました。 プルメリアですね。 



 清楚で美しい花です。 これはベトナムでも至るところに見られました。 レストランなどにもこれをモチーフにした額やレリーフが飾られており、日本のサクラと同じように愛されている花のように見受けられました。


 スパイダーリリーの植え込み



 あちこち庭を探検しているうちにすごいものに出会いましたよ。


               ・
               ・
               ・
               ・ 


 



  こ、この奇妙な花は?

  ジャングルをさまよっていると、どこからかこの蔓がするすると伸びてきて、
  いきなり鞭のようにしなったかと思うと
  首に巻き付いてくるんですよ。
  とげとげした蔓は皮膚に食い込んで離れません。
  細い蔓は見かけよりもずっと力があって、抵抗してもずるずると引き寄せられー


  丸いボールのようなつぼみのそばにまでつれてこられました。
  すると、



 
  真っ赤な口がぱかっと開き、またまたとげとげした舌がべろんと伸びて
  あっという間に頭から飲み込まれてしまったのです。

  というのは、ぜ~んぶウソですよ~
 
 でもこの奇妙な花の形、あやしい蔓のくねり。 あるゲームのモンスターにマンイーターというのがありましたよね。 実際の大きさはレモンより小さいくらいです。


 ホテルの中庭


 



 左の2階建ての宿泊棟の入り口にはやはり仏様がいらっしゃって、右手はプールになっています。
 と、ここまで探検したところで出発時間になってしまいました。       ーつづくー


 「はるかなるアンコールワット ベトナムカンボジア2カ国の旅」 これがこのツアーの正式の名前なんですが、おもしろかったこと全部書いていたら、本当にアンコールワットははるか彼方。 なかなかたどり着けません。 すこし急がないとだめかしら。


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ベトナム・カンボジアつまみ食いの旅 その5 カンボジアへ

2010-07-20 22:12:44 | 旅行

 ベトナム・カンボジアのおいしいところだけをちょこっとつまみ食い、お腹いっぱいにするよりもとにかくたくさん見て回ろうという、よくばり旅行の日記です。


                                


   鍾乳洞の次は、お楽しみ、船内で海鮮料理の昼食です。


 かにの甲羅に詰め物。 日本で見かけるグラタンではありません。 多分魚介の練り製品、薩摩揚げのようなものです。 味も日本のとよく似ていました。



 ベトナムではお正月など特別な日に食べるという、蓮の実入りのおこわ。 現地の人がめったに食べないというのに、ちょっと申し訳ないような気がしながら食べました。



 


 チヌのような大きな魚にトマトや香草をかけて煮た(蒸した?)もの。 4人で取り分けて食べます。 細長い緑のものは多分レモングラスです。 食べてしまった串焼きもありますね。 これは海の幸ではなく牛肉でした。



 他に冬瓜のスープや、蛤を香草と蒸したのや、セロリなどの野菜といかや海老とを炒めたものなど、どれもおいしかったです。


 ハロン湾クルーズは、船中泊して2日かけて廻るものや、6時間のコースもあるということですが、われわれつまみ食いコースは3時間で終わり、次の目的地カンボジアへ飛ぶためにハノイの空港へと引き返します。


 来るときは夜で見えなかった田園風景。



 途中トイレ休憩を兼ねて道の駅へ寄りました。 ガイドさんは「道の駅」といういい方をしたのですが、実際はどうなんでしょう。 売店や軽食が食べられる施設のようでした。 観光客向けに趣のある造りをしていますね。



 一方こちらは道ばたにずらっと並んだ現地の人向けのカフェ? なのかな。



 どのお店も椰子の実やバナナを山積みにして、椅子を並べています。 似たような小屋が10くらいも並んでいて、それもあちこちで見かけました。
 不思議なのは、これほどお店があっても、お客は一体どこから来るのか?というくらい人家のない寂しいところにあったりするのです。 どういう人をターゲットにしたお店だったんでしょう。 


 そして、これ!



   ああ、通り過ぎてしまう! 左の方に見える白いもの、これを写したかったんです。 3回目くらいの挑戦でやっと端っこに納めることができました。



 アヒルです。 すごい数のアヒルがいました。 あの卵を食べるのよねえ


 そうこうしているうちに夕方にはハノイの空港に到着、カンボジアへの飛行機に乗り込みました。


 ハノイから、カンボジアのシェムリアップまでは約1時間半のフライトです。 なのに、軽い機内食が出ました。 始めには飲み物のサービスもあり、その間を縫ってカンボジアへの出入国カードも書かねばならず・・・・ ふう~、忙しかったです。


 滑走路から見たシェムリアップ空港。 つまり空港の裏側。 ここでは搭乗ゲートではなくタラップから飛行機をおりて、地面を歩いて建物へ入ります。 ちょっとVIPのまねをして手でも振りたい気分。
 小さな空港ですが、古風な建物が屋根が異国情緒をかきたてます。 後ろを向くと、いま乗ってきた飛行機の後ろに、ジャングルに沈む夕日が見えました。 



 いよいよ明日からは、憧れのアンコール遺跡群の観光です。 ーつづくー


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雨後のきのこ

2010-07-19 08:20:21 | きのこ

 雨後のたけのこならぬ、雨後のきのこ。
 先週雨が降り続いたおかげであちこちにいろいろなきのこがにょきにょき。 残念ながら写真があまり撮れていません。

 

 
 切り落とした柿の幹にもきのこが生えていました。 

 

 

 さるのこしかけも!

 

 

 今春切った木なのに、もうこんなに大きくなっています。

 

 ちょっとぼけていますが、ちょうど見頃の時に撮っていた写真。

 

 

 きのこに見頃?
 あるんですよ。 見頃を過ぎると・・・・・・

 

 

 お天気になって草引きをしていたら、先ほどの所とは別の所で見つけました。 草が当たってかんたんにひっくり返ってしまったのですが、これがきのこの形をしていたことさえ分からないくらいに朽ちています。

 

 ちょっとトリミングして詳しく見てみましょう。

 

 

 わずかにきのこの襞が見て取れます。 う~ん、もっと見てみたいけど、顕微鏡代わりにはならなかったです。

 

 これだけの胞子が飛び散るんですね。 特に害はなさそうなので放置していますが、かび菌のもこんなふうに胞子がいっぱいなんでしょうか  晴れてよかった。
 
 きのうからセミが鳴き始めました。 夏が来ましたね~ 

 

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ベトナム・カンボジアつまみ食いの旅 その4 ハロン湾クルーズ

2010-07-16 00:08:54 | 旅行

  ベトナム・カンボジアのおいしいところだけをちょこっとつまみ食い、お腹いっぱいにするよりもとにかくたくさん見て回ろうという、よくばり旅行の日記です。


                                


 ハロン湾は、海の中から大小様々な奇岩がにょきにょきと突きだし、その景観から海の桂林と呼ばれています。 1994年世界遺産に登録されました。 
 





 


 それにしても船の多いこと。 何か、映画の海戦のシーンを見るようです。



  


  ダウゴー島と呼ばれる島。 これらの船がみんなここへ集まり、また出ていくのですから


 



  船着き場は船に隠れて見えません。 で、並んで順序よく船を着けるのかと思いきや・・・・・


  ブォ~、とひっきりなしに警笛を鳴らし、船をぶつけます。 
  危ないから中へ入るようにとの指示がありましたが、これを見ずにおられるものですか。


 ぶつかったら人力で押して引き離す、そして隙間を作っては徐々に船着き場へと近づくのです。 
 


   ごり押ししたもの勝ち!? 



 と言うわけでもなさそうで、客を降ろして出る船と入る船とは、当たり前のようにぶつかっていました。
 ぶつかった船の中が間近に見えます。 わたしたちの船も同じ作りです。 4~6人がけのテーブルがあって、船内で食事ができます。 お土産物販売や押しかけカメラマンによる撮影もあって、クルージング中なかなか忙しいのですよ。


 30分以上かかったでしょうか。 やっと上陸です。 
 わたしの前には!



 後ろを見ても!



 人、人、人、人・・・・・・・・・・


 みんなの目的は、ここにあるティエンクン洞。


 


 わお!



 わたしは日本でも龍河洞とか秋芳洞とかの鍾乳洞に入ったことがありますが、こんなに広々とした空間の鍾乳洞を見るのは初めてです。
 天井からぶら下がる無数のシャンデリア。 下から突き上げる石筍。 その奇妙な造形に圧倒されます。 赤や青の光でライトアップされています。 これが幻想的って言うけど、わたしは自然光に近い光の方がいいなあ。 ちょっと不気味に見えません?



 そしてこの中も、人、人、人・・・・ 



 この写真は、最も広い場所ですが、そのほかの通ることを許された通路は、押すな押すなの人波なのでした。 ーつづくー


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アリスの結婚式

2010-07-13 23:35:33 | くらし


 姪が結婚しました。


 結婚式の前日実家へ行くと、姪の母親である義妹と、スタッフの女の子たちが花の準備に大わらわでした。
 本来はここに載せるべきところですが、ブログを書く余裕もないというので、わたしがネタをいただきました。



 花嫁のブーケと髪飾り担当の義妹は
 「なにかと注文が多くて・・・・」
 そりゃそうでしょうね。 一般のお客様のように 「ご予算は?」から始まる仕事ではありません。 愛する娘のためですもの、花は惜しみなく。 しかし、明日が結婚式だというのに母がこんなに疲れ切った顔をしていていいのか?


 ゲストのテーブルを飾る花担当のTちゃん、めちゃくちゃ凝っているように見えるけど、間に合うの~
 しかしTちゃんは、「今晩はお泊まりですぅと言いながら急ぐふうでもなくー


 


 さて、結婚式の花です。 イメージは「不思議の国のアリス」



 これは鏡の国のアリスでしょうか。 クラシックな鏡がアリスらしいわね。
 鏡の国では赤の女王と白の女王がでてきます。
 紅白のばらは、物語の中で、ハートの女王が白いバラに赤いペンキを塗らせたというエピソードから。 そのバラは、トピアリー仕立ての丸い樹枝だったのでラウンド型にしたそうです。
 左右の赤いハートもすてき。 これはホテルの方で用意したそうです。


 ゲスト席も赤と白。
 キャンドルの入ったカップは不思議の国のアリスの模様が。 カップにはゲスト一人一人に宛てた手書きのメッセージが書かれてありました。 


 Tちゃんがちまちまと挿していた花が真ん中にデンと座っています。 赤いテーブルには赤い花。



 


 白いテーブルには白い花 
 さっそくいたずらっ子の手が伸びていますね~。  くもりのない澄み切った丸い玉はなんなのか、ちょっと触ってみたくなるー 実はきのうわたしも触ってみたの これはぷにゅぷにゅとしたゼリーで、中に苺や薔薇を浮かせたボールです。 夏らしく涼しそう。



 


 ケーキは物語に出てくるトランプにちなんでいるのかな? ハートのエースですね。



 ところで、 どうして「不思議の国のアリス」なのかというと・・・・・
 姪が小さかった頃、アリスの服を着たいとせがんだんだそうです。 そのころは働きづめの義妹でしたが、姪のために青いジャンバースカートを縫ってあげたそうです。 それがとてもうれしかったと、姪は感謝の手紙で述べていました。 母と娘の絆を胸に秘め、感謝の思いをアリスに託した結婚式。


 そして、今も相変わらず忙しい母が、夜を徹して作った花嫁のブーケ。
 まずは白の女王様。



 


 お色直しは赤の女王様。
 赤いドレスにすばらしくよく似合っていたバッグ型のブーケです。 胡蝶蘭を惜しげもなく使っています。 髪にもずらりと胡蝶蘭。 それなのに、できあがったとき誰もこの写真を撮ってなかったのです。 いかにバタバタしてたか、ということですね。 残念ながら 会場で撮った写真はどれもぶれてばかり。



 


 式が終わってからやっとこのバッグの写真を撮ったそうで拝借しました。



 


 2回目のお色直しは、髪を長く下ろし、お手製の大きなリボンをつけて、アリスになって登場。
 ブルーがかったグレーのドレスには、ピンクのあじさいと薔薇、紫のカーネーション。



 働く母親の姿を間近で見て育った娘は、しっかり者に育ちました。 そして結婚してからも仕事を続けるようです。 
 
 この日、花嫁姿の姪は、可憐で美しく輝くばかりの笑顔を見せていました。  


 わたしもずっと仕事をしてきましたから、その大変さも分かるけど、きっと大丈夫。 たくましく優しそうな彼と協力して、幸せな人生を送ってほしい・・・・心から応援しています。


      結婚おめでとう


 


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ベトナムj・カンボジアつまみ食いの旅 その3 ハロン湾のホテル

2010-07-11 09:29:31 | 旅行

     ベトナム・カンボジアのおいしいところだけをちょこっとつまみ食い、お腹いっぱいにするよりもとにかくたくさん見て回ろう、というよくばり旅行の日記です。


                                


世界遺産ハロン湾で宿泊した、4つ星ホテル、ロイヤルインターナショナル。(ハロン湾では4つ星ホテルが最高なんだそうです。) 今回はけっこう贅沢な旅なんですよ。 



 庭にこんな可愛いカートがとまっていました。 おそらく宿泊客を客室やヴィラへ運ぶためのものでしょう。



 というのは、このホテルは広大な敷地に、5,6部屋ずつを単位とするいくつもの宿泊棟、カジノやスパ、プール、一戸建てのヴィラなどが点在しています。 荷物を持って宿泊棟まで行くのはたいへんですから。 


 一軒家のようなヴィラ。 斜面を利用して、海が見えるように建てられています。 家族でこういうところに泊まって、何日かをのんびり過ごすんでしょうねえ。



 うう~、 夜遅く着いてもう朝には出ていくのがもったいない。


 メインの建物は今、200室ほどの宿泊棟を建設中です。



  最近のハロン湾の人気上昇で観光客が増え、より多くの宿泊客を受け入れできるようなホテルへと変えようとしているのでしょうか。


  部屋はもちろんオーシャンビュー。 ハロン湾が見渡せます。
  でも、これはホテルの庭から見たところです。



 あれ、あれ、あの変わった帆掛け船に乗るのよねえ。


 その前に朝食です。
 朝食は、どこも同じようなビュッフェスタイル。 英語で料理名が書かれていますから、ていねいにそれを読んでchikinを取らないようにしなければ。 それなのに・・・・・


 日本でいえば高校生くらいの、あどけなさを残した男の子に麺を作ってもらったのですが、 トッピングが2種類あって、薄切りの牛肉らしきものと、竹の子のような野菜とどちらかを選ぶようになっています。わたしはもちろん野菜の方を選びました。 さらに、薬味とすだちのしぼったのと、チリソースを入れて、 いざ、食べようとしてはっと気がつきました。



 これは野菜じゃない!
 にわとりの手羽先のようなもの(ずいぶん小さいけど)が見えるし、鳥皮のぶつぶつのようなものも見えます。 でも色は卵焼きのように黄色い・・・・・・・ わたしはガイドブックで読んだ、アヒルの卵を思い出しました。 雛が孵化する寸前の卵を茹でて食べるんだそうです。 多分、いや絶対、これがアヒルの卵よね。 いやいや、卵ではないわ、すでにアヒルの肉(わたし的には=chikin)そのものです。 ここまで温めておいてなぜに?

 速攻これを取り出し、夫の皿に置きました。 夫の感想は、特にどうってことはないということでしたが。


 麺そのものはあっさりして、レモングラスの香りがさわやかで、とてもおいしかったです。 以後わたしは毎日朝食でこの麺を食べました。


 ホテルの庭は緑豊かで、おもしろい、珍しい植物がいっぱい。


 カラジウムは、壁にはい上がるほど元気よく茂っているし、椰子の花はとってもおもしろい形


  



八重咲きのハイビスカスは赤とピンクがありました。



 名前の分からない、きれいな花



 珍しいといえば、こんな物も。



 大きな扇風機みたいなのを持ち運んでいるのです。 木陰においてパソコンを打っています。


 さて、いよいよハロン湾のクルージングに出かけます。
 わたしたちの乗る船は・・・・あら、帆掛け船ではなかったわ~



 


 たくさんの船がひしめいています。 これ、全部クルージング船です。 そしてその間を小さな船が行き来するのが見えます。



 これは果物などを売る船。 大きな船のそばに来ては上の客に呼びかけていました。 もちろんわたしたちの船にも来ましたが、ガイドさんからは、買って食べないようにとの注意が。



 この旅行では事前に、またバスの中でも、生水は飲まないこと、歯磨きもミネラルウォーターですること、氷の入った飲み物も飲まない、生野菜や果物も食べないようにとの注意を何度も言われました。 
 なのでわたしたちは忠実にその言いつけを守り、生ものは一切口にしない旅を続けました。 ーつづくー


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ベトナム・カンボジアつまみ食いの旅 その2 車窓から

2010-07-10 00:45:03 | 旅行

  ベトナム・カンボジアのおいしいところだけをちょこっとつまみ食い、お腹いっぱいにするよりもとにかくたくさん見て回ろう、というよくばり旅行の日記です。


                                


空港からハノイ市内へ向かう途中の風景。 走るバスの中から撮った写真のため、画質はあまりよくありません。



 広々とした土地に赤い屋根の家々、遠くには高層ビルも見えます。 開発が進んでいるようでした。こうした高層ビルには高級住宅も含まれており、今こうした住宅があちこちに建てられているそうです。


 もともとフランスの統治下にあったこの町では、美しいフランス風の建物が多く見られました。 開発の波に飲み込まれてしまわないといいのですが。



 間口が狭く奥行きが長いという、京都の町家のような作りになっています。 これは、間口が4メートル以上だと税金が高くなるからだそうです。 


 中心部へ入ってくると・・・・・



 バイク、バイク、バイク  ものすごい数のバイクです。 二人乗りも許されているそうで、子どもなら2人まで乗せることができます。 左隅の人は、後ろに奥さん、前に子どもを乗せていますね。 車の隙間を縫って走っているのですが、よく事故を起こさないものだと感心しました。 


  商店街も通りました。 これは帽子屋さん。 カラフルな帽子がいっぱい。


 


 靴屋さん、洋服屋さん・・・・ どの店もこれでもかというくらい商品をたくさん並べています。(道にまでも)
 こんな店で買い物をしてみたいなあ。 こぎれいなディスプレイはしてないけれど、あれこれ選ぶ楽しさがありそうです。


 市内にあるホアンキエム湖。 環剣湖とも書きます。 昔この国の王様が、湖に住む大亀に刀を借りて外敵をやっつけ、後に亀に返したという伝説からこの名がついたそうです。 そして今もここには大きな亀が住んでいるのだとか。  



 賑やかな市内にあって、市民の憩いの場になっているそうです。 この湖に限らず、ハノイ市は緑と水の多い町。 


 さあ、夕食場所のレストランに着きました。 今夜は海鮮料理の予定です。


 通路にずらっと並んだいけすが、わたしたちの期待感を盛り上げますね~



  ぱっと見たときアンモナイトかと思ってしまいました。 伊勢エビよりも大きい海老です。 
   きゃー、こんなのどうやって食べるのかしら

  ははは、出てきたのはこんな海老でした。 これでも十分大きいんですけどね。 車エビくらいの大きさがあります。 ココナッツのくりぬいたものに並べてありました。



 手前にあるのは牛肉とピーマンの炒めたもの。 赤いのは・・・・夫がかじってみた結果、唐辛子でした(そのあとどうなったかはご想像に任せます)。 でも、何の料理と食べたらいいのかがわからない・・・・
 そのほか、いかや海老と野菜の炒めたもの、具だくさんのスープ、 広~い麺の上にこんがりローストした玉葱をふりかけたもの、魚を甘辛く煮たものなどなど。 どれもおいしかったです。
 でも、旅行をすると必ず胃の調子が悪くなるわたし。 用心してほんの一口ずつしか食べませんでした。


 レストランを出るともう日没前でした。
 ホン川を渡る橋の上から市内を眺めたところ



 これから3時間かけてハロン湾のホテルに向かうのです。 興味深かった外の景色もだんだんと見えなくなり、居眠りをするしかなくなりました


 ときおり目をさますと街中らしいところを走っており、明かりに照らされて戸外で涼む人や、倉庫のような大きな建物の中で、大勢の人が食事をしているところなどが見えました。 あれって食堂だったのでしょうか。 
 
 次の日の午後には再びこの道を通って帰り、なかなか楽しい田園風景を見ることができました。 ーつづくー


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コメント (10)
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