あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

柑橘いろいろ

2019-02-28 00:38:47 | 野菜・果物・料理など
 いつの間にか我が家に置かれてあるデコポン。へたの所が少し出っ張っています。



 まだちょっと早いね、(採ってから少し置いておくと酸味が抜けて甘くなる)と言いながら、だんだん少なくなっていく・・・
 うちの孫たちは少々酸っぱいのは平気。みかんが大好きなんです。

 つぎにわたしが頂いたいよかんとデコポン。大きな袋に2杯も。コンテナに移すとほぼいっぱいになりました。


 いよかんももう少しねかせたほうがよさそう。いよかんは皮をむくと爽やかな香りがぱあっと広がります。ただあまりにもジューシーで、手がべたべたになります。
 昔晩柑類があまりなかった頃はハッサクといよかんが主流でした。わたしはいよかん派でしたが夫はハッサク派。ハッサクはしっかりと堅い実で味もさっぱりしています。採ってから長く置くと水分が抜けて、米のようなつぶつぶができだします。その頃がいちばんおいしいんだそう。

 娘の所へは紅マドンナと寛平が届いたそうです。ふたつとも高級品種です。とてもただで食べられるようなものではありませんが、シーズンが終わりかけて味が落ちてきたので出荷しないんだとか。
「あの、米になったのがいいのにねえ。」と娘は言っておりましたが、商品価値は下がるんでしょうね。

 最近温州みかんのシーズンがおわってから出回るようになった晩柑類。品種改良もめまぐるしくて、おもいつくまま名をあげただけで
 はれひめ はるみ せとか 紅マドンナ かんぺい デコポン ポンカン 不知火 清美タンゴール タロッコ アンコール(わたし、好きだったんですが、種が多いせいか姿を消しました)
 
 いずれもハウスで大切に育てられています。



 このデコポン、いつから外で暮らし始めたんでしょう。
 この間通りかかるとこれもちゃんと収穫されていました。

 一方、

 取り残された温州みかん


 温州みかんて、癌予防になるとか、骨粗鬆症予防になるとか、最近健康面で注目されるようになりましたね。 そして愛媛ではみかんは箱買いをする・・・いつかテレビで言ってましたけど、そんなことはないです。
 ただでもらいます(笑)
 我が家では今まであまりみかん類を買ったことがないです。だけど今年はみかんをあまりもらえなくてー
うちの方のみかんは酸味が強く主にジュース用として出荷されていますが、酸味の強いみかんは腐りにくいので今からおいしくなるんですけどね。栽培農家の高齢化や高級品種への転換で温州みかんは大夫減っていると思います。

 なので、今年はちまちまとみかんを買いました。とあるスーパーででほぼ毎日みかんの詰め放題をやっておりまして、

 

 ふくろいっぱい298円。小さなみかんですがだいたい35個くらいは入ります。一個なんと10円以下。

 ちなみに隣のジャガイモ198円。まるごとおでんにいれるのにちょうどよい大きさ。で、みかんもそのくらいの大きさですから、食べようと思えば一口です。



 このみかんがめちゃくちゃおいしくて、孫たちがあっという間に食べてしまうので見えるところには置いておけないくらいだったのです。大きくて立派なみかんの中には甘いけれどただそれだけの物足りない味のもありますが、この小さなみかんは適度な酸味と濃厚な甘みがあって、本当においしかったです。
 残念ながらこれもシーズン終わってしまいました。終わり方には詰め放題のお値段も100円くらい上がっていましたね。

 今年南予のみかん農家は台風で甚大な被害を被りました。が、みなさん負けないで栽培を続けているそうです。どうぞ愛媛のみかんを見かけたら買ってくださいね。なによりの復興応援だと思います。

 
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主なきとて

2019-02-24 00:31:50 | 植物
 そこを通る度寂しくなる家。なぜなのかわかりません。
 一人のおばさんがひっそりと住んでいて、いつから住んでいるのかわからないけれど今までにたった一度しか姿を見たことがありません。白髪頭で腰が曲がり、思っていたよりずっと高齢のように思いました。
 家のそばに高い生け垣に囲まれた畑があって、上からちらっと見える枝枝から、柿やキーウィなどの果樹が植わっているのだと想像ができました。が中を見ることができません。誰にも姿を見せず、道にはみ出した草は、生け垣の内側から手を伸ばして引いていました。夕暮れ時生け垣のそばを歩いていたらいきなり地面にぬっと手が出てきて肝を冷やしたことがあります。しかし孤独というのでもなくときおり子どもさんやお孫さんが訪ねてきているのを知っていました(見るのは車だけですけど)
 そんなおばあさんが亡くなってからこの家をみるたび寂寥感がこみあげるのです。ああ、ここにはもう誰もいないんだなあと。

 先日、生け垣の隙間からちらっと白いものが見えたような気がしました。 わたしは隙間から中をのぞき込んでみました。40年以上ここに住んで初めてこのうちの畑をのぞき見してみたのです。そこにあったのは



 ちらほらと咲き始めた白梅の木でした。いろいろな果樹を植えていたんですね。

 そこで不意にあの有名な和歌を思い出したわけです。

 東風ふかば にほいおこせよ 梅の花 主なきとて 春をわするな(春なわすれそ)ー菅原の道真ー表記は正確ではありません

 主がいなくなっても木々の花はちゃんと季節の巡ってくるのを忘れず咲くものです。

 もう一軒、春になるときれいな花を咲かせるおうちがあります。空き家になって久しいのですが、ときおり誰かが手入れしているようです。

 ツバキ




 しだれ梅


 よく見るとメジロが数羽花に来ていました。

 それから、道ばたの小さい空き地にある梅の木。もうここが誰のものなのかわからないくらい雑草だらけになっているのですが、かつては誰かが管理していたのであろうことが、この梅の木でわかります。



 年々樹勢は弱っていると思うのですが、花はびっしりとついています。
 よく見るとあっちとこっちとで花が違うのではないかしら。



これは萼が赤いです。そのため全体がほんのりと薄赤く見えます。
 一方こちらは


 しべの部分がわずかに緑がかって見えるます。

 幹を見ると、それは2本の梅の木でした・・・今までずっと1本だと思ってた・・・
 根元には太い蔓がのびていて、夏になるのを手ぐすね引いて待っているようです。すぐに蔓に覆われて葉がなくなっていくでしょう。せめてあの蔓を下の方で切ってやりたいな、もはや誰も文句は言ないでしょうから。


 ところが

 はっと気がつくとセーターやらスカートやらにセンダンの種がいっぱい!こりゃいかん、蔓退治は断念しました。夏、種がすっかりなくなってからね。




 
 500くらいついていたんですよ(ごていねいに数えながら取りました)全部取り除くのにえらい時間がかかりました。
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ムクドリの群れ

2019-02-19 21:58:43 | 生き物
 「あ、どんぐり」
 散歩していたとき、いきなりウマオが言いました。
 「ほら」



 残念、これはどんぐりじゃないよ。
 それはセンダンの実でした。



 よく見ると道の端に一直線に点々と種が落ちていました。



 ははあ、これは電線に止まったムクドリの落とし物かな?

 ここ数日なぜかうちの近くにムクドリが集まりだしました。集まってくると家の中にいても賑やかなおしゃべりが聞こえます。



 相当近づいても電線が遠いのでよくわかりませんが



 羽に白いところがあります。

 そのムクドリが地面に下りているところにとおりがかりました。草の中から何か一生懸命に拾っています。



 手前の木では・・・アクロバットのようなポーズで何を食べているんでしょう。



 木の朽ちたところをつついているようにも見えました。ムクドリって害虫も食べてくれるのかな?

 あるところでは



 ブロッコリー畑にたくさんの棒を立て、その先に平テープをひらひらさせているのを見ました。多分鳥避けなんです。
 実は鳥の群れが押し寄せると、うちのキャベツもつつかれるんじゃないのかと心配していたのですが、全くその気配はありません。迷惑なのはヒヨドリだけなんでしょうか。、
 木の中の虫を食べてくれる鳥ならむしろ歓迎しなくちゃね。


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冬の小川

2019-02-16 21:59:51 | いろいろ
  娘が川にメダカを捕りに行くというのでついていきました。網、バケツ、水をくむためのひしゃくまで準備万端です。
 はて?
 メダカなら冬でもいるか。それよりも、めっきり少なくなった天然のメダカがその辺の川にいるものでしょうか。
 
 あたりはまだ寒々とした冬景色



 でもなく、この枯れたような木の下には早くも菜の花がいっぱい咲いて、早春の景色でした。



 

 このあたりの水路はまだ石垣の所があります。



 岸辺にはもうレンゲが咲いていました。



 これはニガナでしょう。多分。どれも下を向いていますのでうまく写真がとれません。なにしろケイタが喜んでうろうろしますので、目も手も離せないのです。



 オオイヌノフグリも咲いています。



 これを見るといつも、空から星が降りて来たようだと思います。
 上から見る葉っぱの形も、牡丹の花のようでかわいい。



 で、肝心のメダカは?

 いましたよ。目をこらしてみないと見えませんでしたが群れをなして泳いでいました。

 わたしも網を持って挑戦してみましたが・・・・緩やかな流れなのに意外と水は重く、網を素早く動かすことすらできませんでした。多分、わたしの腕力の衰えは予想以上だったのだと、ちょっとショック・・・・

 さすがに娘は若い。



 だけど、これ、メダカかい?
 え、ちがう?
 明らかにメダカとちがうでしょ。川魚の稚魚だと思うよ。
 ええ~ 睡蓮鉢に入れて飼おうと思うのに~ 大きくなりすぎる? 狭くて死んでしまうじゃろか?
 とりあえずしばらく飼って、大きくなったら川に帰してやったら? と言っておきました。



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弟のレンコン

2019-02-14 11:21:56 | 野菜・果物・料理など
  弟が育てたレンコンをもらいました。母が生前、うちのレンコンを食べたら、もう他で買ったレンコンは食べれん、と言っていました。もっちりねっとりしていかにもデンプン質がたっぷり蓄えられているという感じなんです。だけど掘るのがとても大変そうで、ちょうだいと催促ができませんでした。
 冬になってやっと堀ったみたいで



 丸々と太ったレンコンです。
 さっそく天ぷらにしました。



 むらさきいも、春菊と一緒にすると白さが際立ちますね。3家族分作ってもまだまだ残っています。きんぴら、煮物いろいろ作って、娘たちにも一節ずつ分けて、それでもまだまだ・・・・

 そこで、レンコンもちを作ってみました。ネットでざっと検索して一番簡単そうなやりかたで。

 レンコンをすりおろします。ミキサーでもOK? 多分。
 むきえびをざっと刻んで、塩と片栗粉とを全部混ぜて、



 ラップにくるんで丸めます。このままレンジでチン。


 時間とワット数は・・・だいたい・・・
 時々開けて見て、レンコンがすきとおって、海老が赤くなったらラップをはがして



 これにとろみをつけた出汁をかけて、できあがり。いろどりもなんにもなしせめてもう少し丁寧にまるめたらよかった 

 すみません、わたしの料理記事は役に立ちません。興味のある方は他のサイトで検索してください

 シンプルだけどえびのうまみがきいていてとてもおいしい。これも3家族分作りました。下の娘は鍋に入れたようですよ。レンコンがいかに大きくて立派だったかおわかりでしょう。
 思い出した。レンコン汁もつくったんです。すり下ろしたレンコンと味噌とをまぜて。

 
 おまけ

 大きいレンコンがらみで巨大野菜をふたつ



 3キロ越えのキャベツ。右に置いてあるのはマグカップです。甘いので、ざっと切ってレンジでチン。これにポン酢かドレッシングをかければ十分です。娘と二人、「おいしいね、キャベツとは思えん。」といいながらおやつのように食べてしまったことも。

 もう一つ、ケイタノ顔がすっぽり隠れてしまったブロッコリー



 右側のはスーパーで売られている普通のブロッコリー。

 冬の野菜はおいしいしボリュームたっぷりでうれしいですね。



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2月11日

2019-02-12 09:37:31 | いろいろ
建国記念の日、旧暦1月7日(あら、七草だ)

 夜中過ぎから背中が寒気がして、足が冷たくて眠れませんでした。ああ、ついにインフルエンザにかかったか。腰のあたりも痛むし・・・睡眠不足のまま起きましたが、熱はない。

 外へ出てみてわかりました。

 まさか、まさかの雪。今日から椿さんなのに。
 椿さんは、伊予路に春を呼ぶ祭りと言われ、椿さんが終わるといよいよ春がやってくると、伊予っ子は首を長くして待っています。

 といってもうっすらとね。


 
 北のほうではとんでもない大雪なのに、こんなことで騒ぐのは申し訳ない気がしますが、この冬はもう雪は降らないものと勝手に決めておりましたので、本当にびっくりしました。

 
 午前8時半、すでに雪は溶けかけていました。





 この下には何とかデージーの葉が隠れているのですが、わたしはにんじんの葉の天ぷらを思い出してしまいました。

 こちらはぽんぽんデージーの花
 


  花のくぼみにシャーベットができています。それでも枯れないのがすごい。



 話はそれますが、この赤いデージー、ホームセンターで78円で買いました。ぽんぽんデージーってたしか寒さには強かったはずです。ところが植えてしばらく立つと葉が痛んでしまいました。買ったときから背丈も大きくならず、花だけは増えていっているみたいですが、みすぼらしいです。

 いっぽうこちらのデージーは




 某スーパーで38円だったか39円だったかで買ってきました。やや徒長気味ではありましたが、葉の色も濃くなり寒さにも負けずきれいです。

 並べて植えたら、こんなに違う。



 大きくならないのは、もしかして矮化剤をかけているのかしら。 葉先のいたみは、豚の堆肥を入れたから?どうも原因がわかりません。だって同じ土に植えても38円は痛んでませんから。 これからの回復を願うばかりです。

 デージーを見ていたら、近くの畑で雉が一声鳴きました。
 明けて12日朝、つまりさっき、今度はコジュケイが「チョットコイ、チョットコイ」と高らかに鳴きました。鳥たちは春の兆しを敏感に捉えているのかもしれません。
 



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ピンクの バッグ

2019-02-10 13:30:30 | レザークラフト
孫たちがお遊びで染めたマーブル染め ヨウコのだけが手つかずでしたが、ようやくバッグ作りにとりかかりました。さすがに百均ではシンプルでかわいいバッグは見つからず、すべて手作りすることに。

 染めた革は模様のきれいな部分を生かしてポケットにするつもり。形はもちろん女の子の大好きなハート型。まず、紙をくりぬいて形を決めます。

 こうかな?


 いやこれがいいか?


 え~と、バッグの色はピンクです。わざわざ松山まで出かけて買ってきました。ただ、ヨウコの好きなピンクとはちょっとニュアンスが違う気がする・・・・・
 この模様のままではぼんやりしているので、ちょっと濃い色で縁取りをすることにしました。



 青ーちょっとけばけばしいかな
 紫ー大人っぽくなりそう
 えんじや紺はヨウコのイメージとは遠いので最初から却下。
 結局濃いピンクにしました。ほんとうは全体をこの色にしたかったのですが、ほんのちょっとしかなくて。




 誕生日に間に合うようにこっそりと作っていました。ある日ヨウコは塗り絵をしながら
「ヨウちゃんねえ、濃いピンクとむらさきがすきなんよ。」
 あら
「うすいピンクは?」
「きらい。」
 う~ん、これは気に入ってもらえないかも。  
 女のおひな様は・・・ 男のおひな様は・・・ お花は・・・・ とつぶやきながら、端っこに試し塗りまでしながら塗っている。 これはてごわいぞ。

 材料はすべてそろえているのでもう変更はできません。ただデザインはこのあたりからつぎつぎと変更。なんとか希望に添えるかな?

 バッグの形はバケツ型です。慧竿さんが提案してくださった巾着型は、皮の張りが強すぎて口のしぼりがうまくいきません。コロンと丸いバケツ型がかわいいんじゃない? 濃いピンクの糸でステッチをきかしました。
 ハート型をポケットにするのはやめました。いろいろ困ったことが出てきて。


 内袋は以前買っていたはぎれを。



 生地が薄いので、ポケットにはマジックテープをつけて物を入れてもへたらないようにしています。

 上部に鳩目穴をあけてフリンジ付きの紐を通したらかわいいんじゃないかな? それよりもリボンはどうかしら。
 フリンジをつけない代わりにちょっとだけぶらぶらする飾りをつけてあげよう。


 
 斜めがけ用の長いショルダー紐も濃いピンクをあしらって・・・・時間がない。既製品で間に合わせました。

 と、こんな作業を毎日1工程ずつしていきました。というのは今のわたしは長時間座るのは禁物。そして長時間うつむいて作業するのも頸椎にひびいてひどい肩こりになるからなんです。

 あと少しで出来上がりと言うときに本人に見せました。
 なんだかイマイチという表情
「紫があったらよかった?」
「うん」
「だけど、これしかないのよ。」
 と、濃い紫を見せましたら、「こっちならいい。」と裏を指しました。
「それから、ここが(バッグの口)がなんかで止まるようになったらいい。」
 はいはい、それはばあちゃんもそのつもりです。
 
 少女漫画から飛び出てきたようなあまい、あまいバッグ。これに紫かあ・・・使う量が問題ね。あわいパープルがあればいいんだけど・・・・結局小さめのフリンジを作ってぶら下げました。



 リングを留めるベルトも濃いピンクで縁取りしています。

 さあ! できあがり。ヨウコだけにこりに凝ったこのバッグ。ごめんね、男の子たち。



 じいちゃんが自転車をプレゼントするので、わたしのプレゼントはこれでおしまい。
 これにお菓子をいっぱい詰めて届けてきました。

 
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節分のあとさき

2019-02-06 20:58:44 | 植物
 季節と季節とを分けるという節分の日。今年の節分はまさにその通りで、節分の前と後とでは両極端のお天気でした。 
 前日までは、信号待ちで見た遠くの景色は



比較的近い山なんだけど真っ白。だけど一番近い山に雪の気配は見えず。まるであの山と山との間に節分があるような景色、こんなにはっきりと違いがあるのは珍しいと思います。

 節分といえば、どこも恵方巻きが山積み。いつもの5割増しの値段か? 普段売られてない、金粉を散らした物などは千円超え。お財布にはちょっと厳しい・・・

 日本のどこか片隅で続いてきた風習をもうけに結びつけて全国に広げた商魂に反発して、あえて恵方巻きを食べないひねくればあさんのあた子です。が、巻き寿司を食べないわけではなく 色とりどりの巻き寿司に食欲をそそられ、晩ご飯も楽ちんなので買った年もありますね。もちろん丸かじりではなく食べやすく切ってみんなでわいわい言いながら食べました。
 孫と一緒に楽しく巻いた年もあるし、それは何よりも安全で安心。 今年も自分で巻こうと思っていたのですが、夕方になると疲れてしまい、刺身を2パック買ってきて、二本だけ海鮮巻きを作って、これも売っていた鰯の塩漬けを焼いて食べました。とてもブログにUPできるような夕ご飯ではございません。

 その恵方巻きですが、今年の2月3日の新聞に、
「廃棄される恵方巻き推定100億円分」
との記事を見つけました。
 品質的にも、行事的にも明日に持ち越せない食べ物。 昔はクリスマスの翌日にケーキの半額セールをやっていましたけど今はそんなことしてませんね。もしかしてケーキも廃棄されてるのかな? もったいないですねえ。
 
 鰯の頭は、タラの木とクリスマスホーリーの葉っぱと一緒に割り箸に突き刺して玄関と裏口に起きました。数年前、かざらないとオニが来る、とトラオに泣かれて以来欠かしたことはありません。

 明けて立春の朝、鰯の頭はきれいに野良猫に食べられていました。あれ食べるの、口が痛かったでしょうに。
 そして、あの雪の山がウソのように消えていきなり春が来たような暖かさ。



 遅咲きのうちのロウバイももう終わりかけています。





 去年からずっと咲いていた水仙。道ばたの狭い土地に一面に咲くのでいつも気になっていました。



 




 これも立春を過ぎて通りかかって見ると花がうんと少なくなっていました。逆に梅畑は



 ほぼ満開かな?






 耳をすますとブンブンとミツバチの羽音。見ると地べたに無造作に巣箱が置かれています。



 しかもハチが出入りしている!あんなにざっとした巣箱なのに。うちにもきてほしい。うちの巣箱はまだそのままに置いています。

 ここの梅がこんなに咲いていると言うことは・・・・・
 寒さの中でいち早く咲く紅梅は





 でもなんだかさびしい。よく見ると


 大きな幹の一本には全く花がついていません。とうとう枯れちゃったみたいです。大きくて見応えのある梅だったのに。

 そうそう、うちのかわいい梅は?



 アップには耐えられない花がほとんどでした。



 橋の上にはまだ凍結防止剤が置かれたままですが、


 多分使われないまま冬が終わるでしょう。伊予路に春を呼ぶという椿祭りが、今年は2月11日から。いつもより早いです。椿さんが来たら暖かくなると、みんな首を長くして待っています。

 
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カワセミはどこに

2019-02-02 22:49:19 | 生き物
 ピンチヒッターで早朝田んぼに通いながら思い出しました。
 昔、たんぼ道の脇を流れる、コンクリートで固められた水路にカワセミがいたことを。朝通りかかるとよく道ばたから水路をのぞき込んでいたのです。それもいつの間にか見なくなりました。カワセミはどうなったのでしょう。

 カワセミは清流の鳥と思っていましたが、清流でなくても小魚がいれば案外身近なところにいるものだということを知りました。そのカワセミが今も住んでいる場所を一つ知っています。

 兼久の大池です。



 2014年秋、周辺の自然観察会に参加したとき現れて、参加者一同大興奮したことを覚えています。
 2016年春、ドライブでここに来たときはもっと近くに現れて、きれいな写真を撮ることができました。
 そして去年2018年秋、再び自然観察会に参加して講師の先生に聞いてみたら、「まだいると思います。」との返事でした。が、その日は見ることができず、後日行ってみました。そうしたら、
 
 いたのです。4年前とほぼ同じ茂みで見ることができました。が、道近くの岩の上はわずかにフンのあとがあるだけでした。証拠写真はあるのですが、残念ながらパソコンに取り込めませんので。

 その後池の水が抜かれたという話を聞いてわたしは愕然としました。

 水を抜くー魚が死ぬー魚をえさにしている鳥が生きていけないー鳥は死ぬ、あるいは別の場所に行ってしまう

 そんな構図が頭の中に浮かんで絶望的になりました。

 先日、様子を確かめに行ってみました。そうしたら

 ほっ

 抜かれたのは少しで水もあるし、カモもいました。そして岸近くの橋やあずまやが整備された水辺には



以前は大きな鳥は一羽もいなかった場所に



 オオバンがいたのです。それも7,8羽いたでしょうか。道からは目と鼻の先。わたしはそおっと近づいたのですけど気づかれました。みんなさりげな~く向こうへ泳いで行ってしまいました。50倍ズームのカメラならその場で大きく写せたんですけど。やっぱりパソコンを何とかしなければいけませんねえ。

 しばらくするとまた元の場所に戻ってきて、やがて陸に上がりました。



 草むらで何か食べているみたいです。ここは水の中にも草が生えていて、オオバンはそれを食べているようでした。何度も頭を水に突っ込んでいました。 

 しばらくするとどこからかセキレイのような鳥が飛んできました。



 どこにいるのか全くわかりません。
 なんだかわからないくらいトリミングしてこれ。



 これ、前に来たときも同じ方向から飛んできて、同じような場所を歩いていました。あのときはカメラで撮ったのですがくちばしの形からセキレイではなくシギではないかと思いました。シギは自然観察会の日にも現れましたから。でもわたしのスマホは倍率が低く、判別できません。

 というわけで、他の鳥たちは見ることができたのですが、いつもの場所にカワセミは見られませんでした。


 飛び飛びの石の向こうあたり、かなり遠い場所なのですが、あのきれいな羽は目につくのです。
 この前目撃したときは、石は水の中で見えませんでした。そして木の枝が水の上に張り出して、カワセミが魚を待つには都合が良さそうでした。でも、今は木の下は干上がって砂が見えています。これでは魚を待つことはできません。カワセミはどこかいい場所を見つけたのでしょうか、それともこの池を捨ててしまったのでしょうか。
 

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