あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

伊予13仏参りその11 太山寺

2009-05-06 00:02:29 | 伊予13仏参り

 長い参道の途中に壊れかけた土塀がありました。 そこにぽつぽつと穴が開いています。 何の穴だろうと見ていましたら、あらら~、ハチが入っていきました。これは写真に納めなくちゃ、と出てくるのを待っていましたが、なかなか出てきません。 そのうち別のハチがまた入っていきました。 入る場面はとても素早いので撮影は無理。 あきらめてまた、本堂へと向かいます。



 またまたおもしろいものがー



 顔を真っ白に塗って、真っ赤な口紅をつけて、なんだか小さな子がお母さんの化粧品でいたずらをしたような・・・・ よだれかけも豪華なよそゆきのようです。 何の仏様でしょうね。


 やっと山門の下に着きました。 最後の難関が~



 段数は多くないけどとても急な階段です。 


 山門に来たところでさらに試練が・・・・・



 山門の柱の下にミツバチが住み着いているのです。 参拝客はミツバチのブンブン飛び交う山門をくぐらなければなりません。「ミツバチに気をつけてください。」という張り紙がありましたが、それ以外特別な対策もとらず、参拝客も特にどうということもなく通っていました。
 ぶじおくんはあんなにハチを探しているのにねえ。いるところにはいるんですね。 


 山門の全体像。 ハチに夢中で正面からとるのを忘れていました。 これは帰りに写した反対側の写真です。 バルコニー付きみたいな山門です。 重厚な建物でした。



 本堂。 屋根の反りが美しいです。 ここはすっきり、さっぱりという点でも、先の高音寺とは正反対です。



 もうひとつおもしろいのは鐘楼。 鐘は2階にあるようです。 これでは誰でも彼でもはつけません。



 太山寺は広々として大勢の参拝客がいるにもかかわらず、おちついた雰囲気でした。
 これで伊予13仏寺はすべて終わり、あとは結願の寺へお参りするだけとなりました。 


 行楽地の混雑などどこへやら、ここまで順調にやってきてお茶でもして帰りましょうということになったのですが・・・・・


 道後経由で帰るルートを選んだのが大失敗。
 文化会館のてまえで車がぱたりと動かなくなりました。 信号が青になっても車は動かず、赤になってようやく一台分の長さほど前へ進むという超ノロノロ運転です。 ふだんなら2,3分で通り抜けるほどの距離を30分以上かかってやっと渋滞から抜け出しました。
 連休で、道後温泉への客が多いということをうっかり忘れておりました。 おまけになにかイベントもあったと後で知りました。 


 ニュースで見ますと高速道路はえらい混雑で、お出かけの皆さん、大変でしたねえ。 これくらいの渋滞は都会では日常茶飯事かもしれませんが、わたしにとっては10年ぶりくらいの渋滞でした。


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伊予13仏参り その10 高音寺

2009-05-05 10:24:29 | 伊予13仏参り

  ありゃりゃ・・・・ タイトルが間違っておりました。 もう「その10」にもなっていたんですね。 八坂寺のページから訂正しておきました。
 お寺参りも残すところ3カ所になってきましたよ。


 久万ノ台の成願寺からしばらく北へ走ると高音寺があります。 幹線道路からははずれているので、小さな標識をたよりに住宅街の細い道を行きました。 
 松山市高木町。 周りには田畑が残っていました。 畑にさくらんぼの木があって、実がびっしりついているのを見て、母は大興奮。 今年は実家も、我が家も実が少ないものですから。


 高音寺は小さなお寺でした。 本堂らしき建物の横に民家がくっついていて表札が。 なんだかおもしろい造りになってるなあと思いながらお参りして、改めて境内を見渡したら・・・・・・・


 おっと、本堂はこちらでした。 



 他のお寺の大師堂くらいの大きさです。 横にはスチール製の倉庫も見えます。 


 なんだかにぎやかな雰囲気は、所かまわず植えられた花のせいなのでしょうか。 鉢植え以外は、以前植えた花がこぼれ種で増えたのをそのままにしているという感じ。 わかります、その気持ち。 うちの庭みたいですねえ。


 こんな所にもプランターがおかれたりして



 鬼子母神もまつられているようなのですが、この周囲にもいろいろな花鉢が、統一感なく(失礼)置かれていました。



 鬼子母神と恵比寿様とはどういう関係なのでしょうかね。 そして後ろの方には小坊主さんの人形。
 とにかく置物も多いのですよ。 


 お地蔵様ひとつとっても、語りかけ地蔵やらおかげ地蔵やら童女地蔵やら、まだほかにも。



 


 もう、わけわかりませ~ん。



 他のお寺も観音像やら弘法大師像やら新しい仏像がたくさん置かれていましたが、広い敷地に散在しているのであまり気にならなかっただけかもしれません。 これらの新しい仏像も100年もたてば文化財になっていくのでしょうかね。


 


 小さな高音寺とは正反対の広大な敷地を持つ太山寺。 所在地もずばり松山市太山寺町。
今日の予定はここで終了です。


 第1の山門は車で走り抜け、
 第2の山門を横目にそばの車道を走り抜け、
 駐車場に着いてからしばらく歩きます。


 駐車場は、県外ナンバーの車でいっぱいでした。 愛媛ナンバーは2,3台です。 それもそのはず、ここは四国88カ所霊場にもなっています。
 四国四県はもちろん、岡山、神戸、和歌山、岐阜・・・・習志野あたりまで。 皆さん、連休を利用してお参りに来られたのでしょう。 高速道路の渋滞、大丈夫だったのかな?


 駐車場から本堂まではずいぶん遠く、健脚を誇る母がついに悲鳴をあげました。 心臓がばくばくするんですって。 足の弱いはずの父はマイペースで悠々と歩いているというのに!
ちょっと急な坂道があって、それがこたえたようです。 


 新緑が美しい森の中を歩いていくと



 


やっと山門に着きましたーと思ったら、ここはまだ納経所。


 


 立派ですねえ。 ここだけで高音寺の10倍くらいありそうな・・・・・
 まだ新しい白壁がとてもきれいでした。 特に階段にそった壁の緩やかな曲線が優美です。


 本堂はまだまだ先のようです。  つづく


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伊予13仏参り その9 成願寺

2009-05-04 02:33:37 | 伊予13仏参り

 ゴールデンウィークですが、高速料金が一律千円とかで混雑しているみたいですね。 どこにも出かけたくないなあ、ではなくて行きたいけど込むのがいやだなあということでゴールデンウィークに遠出をすることはあまりありません。


 でも、みんなが浮かれているからやっぱりちょっとはお休み気分を味わいたいのよね。 そこで、まだ全部廻ってなかった伊予13仏参りをすることにしました。
 今回廻ったのは、松山市北西部にある3つのお寺です。


 まずは、久万ノ台という丘陵地帯にある成願寺。


 



  ここは市の公園にもなっている風光明媚なところ。 父が、昔は海が見えたと言っておりました。 昔も今も、展望台に登ると海も石鎚山系の山々も見えるそうです。


 成願寺は、懐かしいお寺です。 大学時代、サークルの仲間とここで合宿をしていました。合宿して何をしたんでしょうね。 夜通しトランプゲームをしたことしか覚えておりません。


 お寺がどのようになっていたのか、どこに泊まっていたのか、それすらも思い出せない。  初めて来たのも同然でした。


 


 大師堂。 新しい建物ですが、とても美しい形をしています。



 ここで有名なのは、このオオムラサキツツジだそうです。 1本の木が小山のように茂って、花の時期にはピンクで覆われるんですって。 ちょうどツツジの咲く時期なので期待していったのですが、



 残念、まだこんな感じでした。


 反対側に廻ると、真ん中あたりに枝がむき出しになっていました。



 枝の先は枯れてしまったのでしょうか。 花が満開になっても、多分山には見えません。 木が弱ってきているのかしら? がんばってほしいです。 この花のことも思い出せません。


 鐘楼。 「福智之鐘」という札がかかっていました。



 鐘にも名前が!? 今までのお寺の鐘、全部名前がついていたのでしょうか? 今まで一体何を見てきたんでしょうね。


 ひとつだけ思い出すことがありました。 それは近くにため池があって朝早くその土手を散歩したこと。
思い出のため池は今もありましたが、土手はコンクリートで固められ、鉄柵で囲まれて周りはびっしりと人家が建っていました。   つづく


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伊予13仏参りその8 八坂寺

2009-04-14 00:24:03 | 伊予13仏参り

 日曜日、久々のお寺参りです。 このところ出歩くことが多かったので、一カ所だけお参りして早めに帰るつもりでした。


 松山市浄瑠璃寺町にある八坂寺。 ここは四国88カ所の札所にもなっています。 駐車場に立っているお不動様は、いやさか不動尊と呼ばれるらしいです。



 


 趣のある山門



 


 山門の天井にはたくさんの天女が描かれていました。



 


  鐘楼横にはずらっと赤い旗、そしておみくじを結ぶ垣が美しく並んでいました。



 


 本堂はまだ新しい建物のように見えました。



 


 中へはいると、なにやらポスターがべたべたと貼られています。 どうも4月29日はお祭りらしいです。



 


  お稚児さんも募集していました。 こんなかわいい子どもたちの稚児行列があるのでしょうか。 にぎやかなお祭りのようです。 行ってみるとおもしろいかも~



 


  さて、お参りはあっという間に終わり、 せっかくなので近くにある浄瑠璃寺へも行くことにしました。 
 浄瑠璃寺も四国88カ所の札所になっています。


 八坂寺が広々と明るい印象だったのに比べ、こちらは木立に囲まれた静かなたたずまい。 本堂も小さく、ちょうど来あわせた団体さんが上がるともういっぱいでした。



 


  大師堂。 どなたが作ったのか、下の方にみえる小坊主さんがあちこちにあって道案内をしてくれています。



 


  納経所の前に、立派な君子蘭が3鉢もおいてありました。 朱の色があざやかで本当にきれい。


 


 


  住職さんが植物好きなのでしょうか、珍しいアカンサスの葉っぱがたくさん茂っていました。



 


  そして、
 去年の夏写真を撮った蓮池は、今はまだ枯れた茎が突っ立っているばかりでした。



 今日のお参りはこれだけ・・・・ではありません。 実は~


 あしたに続きます。 


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伊予13仏参りその7 理正院

2009-03-09 01:35:24 | 伊予13仏参り

 日曜日、市のボランティアフェスティバルがあって、合唱団の子どもたちも参加するですけれど、練習をちょっと覗いただけでステージを見ずに帰ってきました。 今日は伊予13仏参りの続きをするつもりです。 


 先週、せっかく父のいる日にバス旅行を計画したのに、父は病み上がりで参加できず、来週も再来週もわたしの都合で出かけられません。 今日あたり、外へ連れ出しておきたいのです。 ごめんね~、こどもたち


 出発が遅くなりましたので、お参りは砥部町にある理正院一カ所だけ。 その後、七折れに立ち寄って帰るつもりです。


 車の中で 「きょうは、おじいさんの誕生日じゃなあ。」と、母が言い出しました。
 おっと~、忘れてました。 
 「おう、期せずしてお参りと重なったけんよかった。」 と、父。 
 


 誕生祝いがお寺参りとは・・・・  でも、無理して出てきてよかったかな。


 その理正院ですが、地図では道路沿いにあります。 車を走らせていて目についた建物。 多分あれです。


 



 行ってみると、理正院の文字はあるもののまだ新しいお堂らしきものがあるだけ。 どうもこれは永代供養のお堂のようでした。


 そばには坂村真民さんの詩を刻んだ石碑が。 後ろは広い墓地です。


  
 


 水子供養の池の水草がとてもきれいだったので



 お堂にお参りをして引き上げることにしました。
 車に乗ってすぐ、「袋がない。」と母が言い出しました。 手提げを持っていたはずなのにないと言うのです。 あわてて引き返して、広場に落ちていたのを無事回収しました。 それにしてもねぇ~。 なんであんな所に落とすかしらね。 会う度に、親が徐々に徐々に老いていくのを実感する出来事があるものです。


 理正院はすぐ近くでした。 駐車場から山門へ続く道は立派な木製のアーケードになっていました。 



 山門も堂々としています。



 両側につるされた大きなわらじ。 石手寺にもありましたね。



 本堂の前でおみくじや、お守りの鈴などを売っていました。 無人です。 参拝客の良心を信じていると言うことでしょう。



 母はおみくじを引いて、大吉だと喜んでいました。 手提げを落としたことにすぐ気がついたのも大吉だ、しばらくたってからだと見つからなかったかもしれない、とあくまでポジティブに。


 これは「嫁いらず観音」というのだそうです。 



 母はその意味がなかなか飲み込めなかったようでした。
 「つまりね、年取っても嫁さんに世話をしてもらわなくてよいように(ぽっくり死ぬように)というお願いをかなえてくれる観音様なんよ。」と、わたし。


 介護は嫁の役目といわんばかりのネーミングが気にはなりましたが、きれいな仏様でした。


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伊予13仏参り その6 大連寺

2009-02-03 21:23:28 | 伊予13仏参り

 おまけのもう一寺


 松山市の南東部には13仏のお寺が3つかたまっています。 その中のひとつ大連寺です。


 今までと違って、新しい、シンプルな山門。


 



 山門脇の小さな植え込みに寒アヤメが咲いていました。



 本堂もまだ新しいです。



 本堂の前に段ボール箱が置いてあって、「古い開運軸を入れてください」と書いてありました。
見ると1枚だけ亥年のものが入っていました。



 お正月の3日間、伊予13仏のお寺では、双六参りと言って、枠だけを印刷した開運軸が配られます。 3日間の間に全部のお寺を廻って本尊の印を頂くのだそうです。 全部廻ると福引きをさせてもらえるんだそうですよ。


 そして、ここにもソテツがありました。 屋根より高い立派なもの。 こんなに大きなのは初めて見ました。



 金属製のパイプでしっかりと支えていました。


 これは、大連寺のお向かいにあった家です。



 母は、「まあ、昔の○○の家みたいな・・・」とびっくり。 ○○というのは、実家の方で代々続いた庄屋さんの家です。 そのとおり、この家も昔の庄屋さんの家なんですね。 


 国の重要文化財に指定されている「渡部家住宅」でした。 有名な建物ながら、見たのは初めてです。 身近なところにまだまだ知らないところがたくさんあります。


 公開されるのは土日の16時までだそうです。 残念、この日はわずかに16時をまわっていました。 外から拝見。


 門(長屋門)というのでしょうか、2階建てです!2階の手すりの彫刻がすてき。



 白壁と板壁と格子とが美しい門でした。 これは是非中を見てみたいです。



 こうして、予定外も終了して、帰路につきました。


 次の日から母は別荘でお籠もり(病院で放射線治療)です。わたしは父やねこの世話のため実家と家とを行ったり来たり。 今週いっぱいは気ぜわしい毎日です。


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伊予13仏参り その5 道音寺 西林寺

2009-02-03 09:20:49 | 伊予13仏参り

 香積寺から車で3,4分の所に、次のお寺道音寺があります。


 歴史を感じる堂々とした山門



 獅子と牡丹の彫刻が見事でした。



 山門から本堂へ続く道は、なんと伊予の青石。 手前の少し濃いめの石、これで1枚です。 とてつもなく大きな石を平らに切り取ったものをずっと向こうまでならべているのです。 美しくすがすがしい道でしたが、

 なんともぜいたく



 ここは、弁天様と



 お稲荷さんと



 仏様とが隣り合わせ。



 おもしろいお寺でした。 


 さて、次のお寺は四国88カ所の48番札所でもある西林寺です。


 道音寺とはまた違った風格のある山門をくぐり



 本堂へ



 隣に建つ大師堂は、真新しい建物でした。 紺色の幕には「平成20年」の文字が。 できたてのほやほやですね。 屋根のラインがとてもきれいだと思いました。



 納経所の前にはお庭があって、小さな池と仏様が。


 そしてここでも仏様に後光がさしているのです! わたしのカメラ、どうにかなったんでしょうか。



 池に近づくと、大きなこいが何匹も近寄ってきました。



 残念! えさをもっていません。


   
 どなたか盆栽を趣味にしてらっしゃるようで、マツやらさつきやらの盆栽がたくさん並べてありました。 それらをぐるっと見て回ってふと気がつきました。


 
 これ!



 いつもコメントを下さるちいさいねこさんのブログで見せてもらった不思議なもの。 ソテツの実です。 ふわふわの毛に包まれてたくさんついていました。
 それから、これ。



 空に向かって手を広げているみたいでしょう? 人間よりも背の高い、まるで木のようなうちわサボテンです。 指のように見えるのは実かな? これだけの花が咲いたらさぞかし見事でしょう。


 というわけで、西林寺で一番興味深かったのは、実はこのお庭なのでした。


 今回の予定はここまでーのつもりでしたが、近場だったこともあり、時間の余裕がありましたので、もう一つお参りすることにしました。ーつづくー


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伊予13仏参り その4 隻手薬師

2009-02-02 01:20:37 | 伊予13仏参り

 今日は良いお天気でした。 午後から、伊予13仏参りの続きに出かけました。
 今回は東温市にあるお寺を3カ所回る予定です。


 まず始めに 隻手薬師とよばれる香積寺へ



 お正月でもないのになにやらにぎにぎしい雰囲気です。



 旗をよく見ると、「節分祭」という文字が目につきました。どうやらその準備のために華々しく飾っているようでした。 節分祭は2月3日のようです。


  お参りする人はぼつぼつだけれど、とぎれずやってきます。本堂には折り鶴やらくす玉やら絵馬やらがいっぱい。



 小さなお堂の中にも



 折り鶴を供えてお願いするのでしょうか。


 境内はいたるところ節分祭の準備がすすめられていました。



 あちこちにテント。 そして護摩をたく準備も。



 これは舞台なのでしょうか。かなり広い台でした。



 本堂の奥に、子どもの背丈ほどの大きな壺が飾ってあって、その奥へも入れるようでした。



 そこはたくさんの木々に囲まれた庭と、大師堂(?)とがある場所でした。 句碑も2つ建っています。 


 水の流れ落ちる小さな池。



 庭に並んだ仏様の像に不思議な光があたっていました。 なんだか厳かな空間でした。



 庭を出たところで、白いねこちゃん発見。 写真を撮りたくて追いかけていきました。


 ねこちゃん、建物の出入り口らしいところで、上を見上げて「にゃあ~」



 すると中からお坊さんが出てきて、ねこをなでて、抱き上げました。 お寺で生き物が大切にされているのを見るのは心が和みます。


 母は、 合併して同じ東温市になったけど、来たのは初めてと興味深げでした。 わたしも時々通りかかったけど看板を横目で見るだけだったのです。 身近なところにもまだまだ知らないところがたくさんあるんですね。 そしてここでは毎月12日に縁日があるのだと言っていました (よく知っていたこと)。 なんだかもう一度12日に来たそうな様子でした。 
 もう一度つれてくるべきでしょうか?    ーつづくー


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伊予13仏参り その3

2009-01-09 22:53:18 | 伊予13仏参り

 地蔵院を出ると両側に10軒あまりの露店が建ち並ぶトンネル(屋根付き通路=元祖アーケード街?)があります。 ここを抜けると、四国88カ所51番札所石手寺です。
 店では石手名物やきもちや手作り仏壇用ほうき、じゅず、お子様向けのくじなどが売られていました。 


 石手寺山門の手前から露店を見たところ

 アーケードを抜けると、石手寺の山門です。 大わらじがつるしてありました。


 


 石手寺は今年県下の初詣所の中で一番人出が多かったとか。 この日も大勢の参拝客でにぎわっていました。

 境内。 
 線香の煙がただよっています。 向こうに見えるカラフルなものは折り鶴です。 何かの祈りを込めて供えるのでしょう。 長机が用意され、その場で折っている人もいました。 近くに行って確かめたら良かったかな? そこかしこに積まれている段ボール箱は?



 本堂は階段を上った奥にありました。 手前には弘法大師やら、わたしには分からない仏様やらの絵。 ???



石手寺の建物の大半は重要文化財だと言うことです。
三重の塔



 塔の入り口には大きな看板があって「イラク侵攻」「四川省 ビルマ災害」「スマトラ沖地震」などの文字が見えました。 ここの住職さんは、宗教者として積極的に平和運動や海外支援に関わっているということを聞いたことがあります。 


 興味深いことがいっぱいあって、見所もいっぱいあるのですが、わたしたちは先を急ぐことにしました。 駐車場近くのお店で焼き餅を買いました。 3,4人待つ人の列ができていました。 わたしは作る人の手元をぼんやりと見ていましたが、写真をとっておけばよかった~。


 最後に向かうのは藤野町にある円福寺です。 松山から今治に抜ける山道をひたすら走ります。 奥道後温泉を抜け、石手川ダムをぬけると静かな山里の集落があります。 円福寺は少し山に登ったところにありました。



 駐車場にはマイクロバスが停まっていて、まもなく白装束のお遍路さん姿の一行がバスに乗り込みました。 あとはわたしたちだけになりました。 石手寺まで一緒だった親子連れは来ませんでした。 別のお寺に行ったようです。


 円福寺本堂。 今までで一番小さいかな? はでな飾りは何もなく、ごく普通のしめ飾りがつるされているだけです。



 広々とした庭も石仏の他は何もなく、地面はきれいに掃き清められていました。 



 何もないことが返ってすがすがしく、信仰の場らしい静謐な空気が流れているように思いました。


 


  さあ、帰ります。 うでまくり


 というのは、明星院から円福寺までは、おおざっぱに言って山の周囲をぐるっと半周したような広い道を来たのですが、今からは円の直径に当たる道、つまり山の中を突っ切って帰ろうとしているからです。
 事前に地図で見たところでは、中程あたりはつづら折れのグニャグニャ道です。それでも「坂は急だけどそんなに悪い道じゃない」という弟の言葉を信じて走ってみることにしました。

 思ったよりも狭い道。 途中、釣り堀や猪料理を食べさせてくれる店などがありましたが、民家はほとんどありません。 のどかな山道をのんびり走っていくうちに道はどんどん狭くなって、とうとうこんな道に。



 道幅は、車1台がやっとの広さです。 道の両側は植林された杉林でうっそうと薄暗いです。
 心配性の母が、しきりにさびしいだの暗いだのと言っております。 
 だらだらと上り坂が続いたかと思うと、急勾配の下り坂になりました。 おまけに、地図で見たあのつづら折れ。


 うぉー (きついカーブ)
 ひゃあ  (スピードが出すぎ)
 
 運転手がこうなので母の不安は増すばかり。  こんな所でパンクでもしたらとか、脱輪でもしたらとか、谷底へ落ちたらとか、母はそんなことばかり考えていたに違いありません。


 と、向こうに動くものが。
 え? こんなところに野良猫? 猫がこんなに群れるのか? なんだか一瞬バカなことを考えてしまいました 
 カーブの先に野生の柿の木があって、その周りを走っている生き物。 よくみるとそれはさるでした。


 おおっ、カメラ カメラ・・・・


 しかし、カメラを構える間もなく猿たちは山の中へ逃げてしまいました。 はあ~松山市にも猿がいるのねえ。
 


 そして、母の不安がピークに達する頃、ようやく開けた田んぼや住宅が見えてきました。

 ・・・・・こうしてちょうど良い頃合いに実家に帰ることができました。 なかなか楽しい小冒険ドライブでした。


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伊予13仏参り その2

2009-01-08 23:23:44 | 伊予13仏参り

 同じ寺へ行くに違いないと思って裏道をついていったけれど、
 あらら、車が見えなくなった。
 でも大丈夫。 浄土寺は旧国道のそばにあって場所は分かっています。 狭い道を2,3分走ると左に旧国道へ出る道がありました。 父が、
「左に行った方がええ。 まっすぐ行ったらいつまでも狭い道が続く。」
 もっともな意見なので左に折れて旧国道に出ました。 なんだか今日の父はさえています。


 すぐに浄土寺の駐車場に着きました。 「有料駐車場」と書いてあったけど、料金所も、集金人もいなくて結局無料でした。


 浄土寺は四国88カ所の49番札所にもなっています。 



 山門に掲げられた「西林山」という札に「能成書」と書いてありました。 能成って、あの文部大臣を務めた安倍能成さんなのでしょうか。 安倍能成さんは、愛媛県出身です。


 おもしろい足形。 石に彫られています。 仏足石とか。



 水のほとんどない池は水草でがあふれんばかりに繁殖していました。 そのなかに、お正月らしく飾られたほこら。



 この池と鷹ノ子温泉の看板とは関係ありません。 近くに温泉があって、そこは弘法大師によって発見されたのだそうですが、 鷹ノ子温泉はもう営業されていません。


 と、こんなふうに信仰とは別のことに興味関心が向いて・・・・・


 境内をウロウロしていると、またまた興味深いことを見つけました。 立て札があって、本堂には重要文化財の「空也上人像」が安置してあるというのです。 くうや、くうや?名前に聞き覚えはあるものの、どういう人だったか思い出せない


 こちらは阿弥陀堂に座っているおかた。 これは空也上人像ではありませんね。 あとで調べて思い出したのですが、空也上人像は、唱えたお経が仏様となって口から出ている像でした。 歴史で勉強したはずなのにー。



 この方はいったいどなたなんでしょうか。 調べてみたけれどわかりません。 近くで見ると、来ている着物の生地がおそろしく古くて、触るとぼろぼろとくずれてきそうでした。


 無信心者のわたしに比べて、先ほどの子ども連れは、4人揃って熱心に般若心経を唱えていました。 感心なことに、子どもたちもちゃんと覚えていて最後まできちんと唱えているのです。 



 


 次に向かったのは、地蔵院。 地図で見ると石手寺と同じ所にありますが、はて?
 ともかく、石手寺目指して行くことにしました。


 車を石手寺の駐車場に入れ、歩いていくうち、石手寺と同じ敷地内に地蔵院があったことを思い出しました。



 ここもお正月らしくしめ飾りや門松で飾られています。  
 そして、ここでも会いました、あの子ども連れ4人。 お母さんとおばあさんとは熱心にお経を唱えていましたが、子どもたちはいやになったのか、お母さんとおばあさんの周りをぐるぐる回りながら口は般若心経を。 きっときょうは何回も唱えたでしょうからね。 さっきまでのお行儀の良さと比べて、この方が子どもらしくてかわいかったです。


 長々と引っ張るつもりはなかったのですが、まとめていくとけっこういろいろあって・・・・明日も続きます。 おつきあいくださいね。


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