あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

雨の日の後は草取りを2

2022-08-31 10:48:41 | 植物
昨日に続き草花
 
 とてもかわいい花が咲くのですが名前がわからない。いつ咲いてい
たのかも思い出せません。つぼみがついているからこれから咲くのかな?それくらい、今まで振り向きもしなかった草。
 
 
 
 これは多分オニノタビラコ
 
 
  キュウリグサかしら。春の花ですね。
 
 
 イタドリ。抜いても抜いても地下茎で伸びていくらしく、いったん侵入されると根絶は難しい。


 ヤブミョウガ


 花も実も大好きなので、初めてこれを庭に見つけた時は大喜びしましたが・・・・ブロ友さんに忠告されました。増えて大変ですよって。その兆しが今見えています。たった一株だったのが今では半径3メートル以内に何株も。なので抜きました。
 
 ツユクサ3種類目
 
 トキワツユクサ。 白い小さな花です。何か、鉢物についてきたと思うのですがこのあたり一帯を占領しています。



 そして木!
 多分アカメガシワ。何本もあったのに、はっきりとそれとわかるものを映しておけばよかった。パイオニアプランツの一つ。日当たりの良いはげ土地に真っ先に芽を出す木だそうです。



 そして多分ケヤキ


 名前はわかりません。茎に鋭いとげがある。なんとなく草ではなく木のように思います。こんな草見たことないもの。

 
 これもとげがあって、草に入れようか蔓に入れようかと迷っています。草イチゴ。



 こうした木々は鳥が運んでくるのか、いつの間にか生えていて、いつの間にか大きくなっているのです。草イチゴも同じ。

  センダン これはもう、集団で生えてきます。これも鳥たちの落とし物。画面を横切っているのはビナンカズラ。
 
 
  片っ端から引っこ抜いていたら、どこかで羽音がしました。これは!
 唯一花の咲いているサルスベリにミツバチが来ていました。

 
 うれしい、どこかにミツバチが住んでいるということですね。
 サルスベリの花がまたきれいだこと。



 ええと、こんな風にほかに目が行くから作業がはかどらないのです。
 
 サルスベリに這い上っているつる植物
 多分ヒルガオに似たピンクの花だったと思うのですが、咲いてみないとはっきりとは言えません。
 このつる植物が手ごわくて
 
 毎年手を焼くスイカズラ。
 と、
 キカラスウリ。もう実がなっていました。
 
 ふつうのカラスウリ。葉っぱの雰囲気が違います。
 
 
 
 ヘクソカズラはどこまでも。
 
 
 ヤブガラシ
 
 ノブドウ
 
 このくらいなら手で抜けますが、太い綱のようになったのは切るしかありません。けど根が残るので、多分来年も生えてきます。この太いノブドウと、生い茂ったスイカズラとはまだ退治できていません。疲れました。
 
 以上、私がわかる限りの植物は網羅したつもり。たかがお座敷前の小さな庭にこんなにも。姑が生きていたらどんなに言うか・・・だけど、もう開き直って自慢しちゃいましょう。我が家の庭はこんなにも多様で豊かな環境を保っているんですよって。
 ただ、今回虫は無視しました。作業がますますはかどりませんから。
 
 
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雨上がりには草取りを

2022-08-29 23:55:36 | 植物
 久しぶりに雨が降った日の翌日、庭の草引きをしました。 大きな木を切ってしまった我が家の庭は、それは日当たりが良くて、荒れ果てた空き家のように草が生えてきます。
 

 少し時期がずれただけで、勢力関係がガラッと変わり、今はコミカンソウの天下です。こうして一面に生えていたら、その葉のかたちがおもしろくて、実もかわいくて
悪くはないのですけどね、なんせ玄関から丸見えですから。
 
 
 これはタイミングが大切。これくらいだと簡単に抜けます。しかし実が充実するころになると意外と根が強く張って、カンカンに乾いた土地ではかなり力がいります。逆に生え始めはどれもプツンぷつんと切れてしまうので、今が退治時。 

 で、それに交じっているこれは
 
 メヒシバですかね。画像が悪いです。ふと、今生えている草をすべてうつしてやろうと思い立ちましたが、いちいち作業をやめて手袋をとってカメラをかまえて・・・となんとも効率の悪いやりかたで始めてしまいました。早くしないと太陽が照り付けて作業できなくなるというのに。
 
 
 メヒシバは好き。あくまでも草引きの対象としてですが。大きく広がっている割に根が浅く根元さえ突き止めれば簡単に抜けます。そして、あっという間に広い範囲が片付くので気分もすっきり。
 
 
 逆にこれは手ごわい。オヒシバです。
 小さくてもがっしり。ごくごく小さいうちに雨上がりの土地なら手で抜けますが、乾いた土地では草削り(手鍬)を使っても力がいります。
 
 それから
 
 
 エノコログサもある。
 これはね、穂が出てからは手ごわい。よく肥えた土地では1メートルくらいにまで伸びますし。
 
 それから写真を撮り忘れましたが、ジシバリ。これはきらい。メヒシバをうんと小さく細くか弱くしたような草ですが、なかなかどうして。その名のごとく節々から根を出して地面を這うように広がっています。どこを引っ張っても節から切れてしまい根っこの大もとにたどり着けません。だから一網打尽というわけにはいかず、ちまちまと草削りで掘っていくしかないのです。
 
 以上イネ科の植物4種類。
 
 それから


 カヤツリグサなんですが、これも2種類なのかしら。
 上の写真と下の写真とでは穂が微妙に違う気がします。

 玉状になっている穂。よく見ると花が咲いているみたいで、これ以上は伸びそうもない。


 というわけでカヤツリグサ科2種類。

 それから、ちょうど花が咲いていたツユクサ
 
 
 はかなげで美しい。これも抜いてしまうべきか。というのも最近ではこちらがのさばっていてやや勢力劣勢なのです。
 
 マルバツユクサ。外来種。花の色も薄く、とにかく繁殖力旺盛です。写真下に葉っぱだけ見えているもの。
 
 
 中央の綿毛っぽいのはチチコグサ?チチコグサモドキというのもあってこれは外来種だそうです。最近多くなりました。 以前はここにハハコグサが生えていましたが、今回の作業中は確認できませんでした。
 
 もうありすぎるのでわかるものだけ簡単にー

 中央、ハルノノゲシ。左上、カタバミ。余計なことですが、先日クイズ番組で、カタバミとして黄色のオキザリスの花の写真が出ていましたね。カタバミはうんと小さいです。


 お! ここにジシバリが映っていました。石の上を這うように伸びています。
 
 スベリヒユと、下のほうにカラムシみたいな葉っぱ。でもカラムシではないです。
 左上にヤブラン。

 
 これです。
 

 
 よくある草なのですが、名前がわかりません。どなたか教えてください。


 もう一つ、これも名前のわからない草。これ以上地味な草はないのではないかと思うほど地味。


 
 バカナス(イヌホオズキ)
 
 


 
 
 
 身近な場所では一本たりとも残しておけないコセンダングサ。
 
 アレチノギクはこのくらいなら抜きやすい。案外根が張らないのですが、木のように茂ると刈り取るのにも苦労します。

 普通のすみれ。
 はじめは大切に残していたのですが、大分増えてきたので、抜いてもいいかな?


 まだまだあります。きりがないので続きは明日に。
 








 
 
 
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次々と実りの秋、なんですが

2022-08-27 23:47:59 | 野菜・果物・料理など
 早くも夏休みが終わろうとしています。お出かけ記録が、まだ8月4日までしか書いてないというのに。けれど、日常生活の方も飛ぶように過ぎて行ってるわけでー
 
 何よりも収穫期を迎えた果物類と雑草。 待ってくれません。とにかく気ぜわしい。
 
 パッションフルーツは、暑さのせいかどうか解りませんがろくに色づかないうちに落ち始めました。
 右下の二つ。全然色が薄いでしょう。これがさて、どんな味かが問題です。
 
 


 木から落ちてしばらく追熟させ、皮がしわしわになってから食べます。先日甥のところに持って行きましたら「こんなんを食べるん?」と不審げな目つき。まあ、食べてみて。
 包丁で半分に割って中をスプーンで取り出すといいのですが、甥っ子は端の方をちぎってそこからスプーンを突っ込みました。そして
「うん、うまいね。」
 パッションフルーツは酸っぱいというイメージだったし、そう思っている人も多いのですが(もらい手が少ない)、木で完熟し、十分追熟させたのは濃厚な甘みと酸味があります。香りもいいし・・・ 一般的にはこの爽やかなかおりを生かしてジュースやソースにしていますが、水で薄めたり他のものと混ぜたりするのはほんとうにもったいない。
 義妹はこの香りが苦手、孫たちはたねのぶつぶつとにゅるっとした汁が苦手。我が家では、ぽつりぽつりと落ちてきて、ぽつりぽつりと食べ頃になっていくのをいいことに、ほぼわたし一人がこのおいしさを味わっています。
 
 ヨーグルトにかけて
 ただし、この場合ははちみつを少々足します。

 
  いつもの食べ方は、真ん中か二つに切って、中身をスプーンですくって食べます。大きめの黒い種もそのまま飲み込んでしまいます。ゼリーのようなものにくるまれているので、意外とのどごしはいいのです。



 
 マンゴーは今年かなり数を減らしました。それでも何個かは小さいのが残っていて、1日ハウスを覘かなかっただけなのに、一斉にネットの中に落ちました。それも暑さで干からびたり腐ったり。食べるところがない状態で。
 


 ただ大きいのは2,3千円で売りたいほどのおおきさと色合い。傷もあまりありません。たまごと一緒に写してみました。
 


 
 
 問題はこれ



 ポポーです。
 中を見るともう十分おいしそう。
 
 
 去年もたしか一度に落ちてきて慌てましたが、落果による傷を防ぐためネットをかけたのは9月だったと思うのです。孫たちが学校に行っている午前中にネットをかけた記憶があります。それが今年は・・・・
 
 久々にポポー畑に行ったのは草を刈るためだったのです。レモン畑のクズをおおざっぱにはぎ取りましたので。
 
 しかし行ってみると畑はこんな状態で、
 ポポーの木にたどり着くのも困難な状態でした。

 
 なんとか一番手前の木に着いて草をかき分けてみましたら



 集めるとこんなに
 
 ごくごく最近に落ちたのだと思います。あまり皮が黒ずんでいませんでした。
 
 それにしても・・・ 熟れるの早すぎない? 孫たちが夏休みの間、わたしは夕方のわずかな時間しか作業ができないのです。夏至の頃に比べると日暮れは一時間くらい早くなっているし。今更ではありますが、小さな実はもいで落としました。それでもまだまだたくさんなっていて、今年新たに100枚ネットを買い足したのですが、足りそうもありません。
 
 そしてブルーベリーは干からびて干しブルーベリーになっています。
 


 
 ちょっと前まで食べごろだった実

 
 もっと前は、鈴なりでブドウのように見えました。


 ちょうどこのころからヒヨドリが一羽やってきまして、数粒ついばんでは飛んでいくのです。まあ、冬のように集団で押し寄せるのではないし、どうせ上のほうは背が届かないので誰も採らないし、いいかあと放っておきました。最近はあまり見かけなくなりました。
 食べきれない果物は鳥や虫とシェアするのが我が家流です。
 
 ただ、農家さんはそんなのんきなことは言っておられませんね。
 
 1か月ほど前、ブルー畑の横を通りがかりましたら、いきなり謎の生き物に吠えられました。それは、カラスのような、犬のような、どちらかというと威嚇するときのハクビシンのような(ネットで聞きました)、不気味な声で。ものすごく大きな音だったので飛びあがりそうになりました。ふだん通らない道だったものですから。しかし、それがスピーカーを通した音だと気づいて安心しました。それにしても、ブルーベリーを狙う何者を追い払おうとしたのでしょう。鳥? ハクビシン? まさかサルではないでしょうね。
 それで謎が解けました。
 夕方私がクズの蔓と格闘していると、遠くからカラスの群れが鳴いているのが聞こえてくるのです。それも定期的に間隔をあけて。いつもカラスが騒ぐなあと特に気にもしてなかったのですが、ああ、あれがこの声だったんだと、やっとわかりました。それにしてもブルーベリー畑とレモン畑とは相当の距離があります。街中だったら苦情が絶えないことでしょう。
 そういえばレモン畑で思い出したこと。
 作業をしていると、どこか近くの畑から話し声がするのです。こんな時間にまだ作業をしているの?でもどこにも人は見えなくて、作業の必要な畑もなさそうです。去年、今年と毎日声を聴いていてそれがラジオの音だとやっとわかりました。何のためにラジオをつけっぱなしにしているのか不思議に思っていたのですが、この威嚇音を聞いて、どこかに別のブルーベリー畑があるのではないかとやっと気づいたわけです。人がいるように声だけ聞かせていたのだと思います。あの手この手の害獣、害虫対策。効果があるといいのですが。

 最後に、楽しみにしていたメロン。たった一株しか植えてなかったつるに2個の実がなりました。順調に育って、ネットも張りかけていたのに・・・・
 
 地面を這っていたメロンを宙づりにしようと持ち上げたら、根っこまで引き抜いたみたい。そのことを2,3日気づかずにいたら、つるが枯れてしまいました。
 痛恨のミス。あのまま地べたでおおきくすればよかった。やっと急須の大きさになったところだったのです。もう一つ小さいのを切ってみたら、ほんのちょっと甘みがついていました。少し追熟させればなんとか食べられるようになるかな?わずかな可能性を期待して、まだ切らずにいます。
 


 
 
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迷惑な虫

2022-08-25 22:48:51 | 生き物
 ハウスの中で
 
 今年はカメムシが多いとか。トマトが1本枯れてしまいました。
 
 
 こんなによってたかってー 気づくのが遅かった。
 ホオズキカメムシなのかなあ。もうちょっとよく見える写真を撮っておくべきでした。
 
 
 カメムシは大切なものも狙っていました。今までになく大きく立派になりつつあるマンゴーですが、ネットに・・・
 
 
 うわっ、いっぱいいる。どうやらネットの上からマンゴーの果汁を吸おうとしているらしいです。

 
 マンゴーの木の下にはびこっているサツマイモの葉っぱをかき分けてみたら

 
 うようよ。ホオズキカメムシの幼虫かしら。カメムシは成虫と幼虫とで別人くらい姿が違うのがいるので、わたしには覚えきれません。
 
 ハウスの中だけでなく収穫を迎えた畑のトウモロコシも、点々とカメムシにやられて黒くなってしまいました。美味しい物が大好きなカメムシ。迷惑な虫です。いや、農家にとっては収益にかかわる大問題なのです。こうなると、放ってはおけなくて、部分的に殺虫剤をスプレーしておきました。
 
 カメムシのように樹液を吸う虫、アオバハゴロモ。
 どちらかというと野生植物でよく見かけます。大発生しない限り実害が少ないようで、あまり目の敵にはされませんが、植物にとっては迷惑な虫。
 

 
 ぴょんと飛ぶそのときに一瞬開いた羽が見えるのですが、その色がとてもきれいなんです。

 
 みかけは全然違うけど、これが幼虫かな? 一見ゴミのように見えますが、しばらく観察していると、動いていました。



 
 これも大迷惑ですよ~ イラガの幼虫。
 食べ頃になったブルーベリーの葉にくっついていて、ウマオとわたしが刺されました。ウマオは学校でも刺されたとかで今年2回目です。



 ただ、ハチのようなひどい痛みではなく、刺されたところをしっかり洗い流したら間もなく痛みがなくなりました。 葉っぱの裏に潜んでいて、色も葉っぱの色、ほんのちょっと触れただけでも刺しますから困ります。柿やもみじ、桜の葉にもいて、頭上から落ちてくることもありますからほんと、迷惑。
 
 葉っぱの裏でかたまって孵化します。この段階で見つけられたら、葉っぱごとちぎって捨てればいいのですが
 
 

 気がつくのは、木全体に散らばってからの方が多いのです。
 
 それからこれ。カナブン。(ここで訂正 himesijimiさんに教えていただきました。シロテンハナムグリだそうです。ハナムグリは花粉や蜜を食べて受粉の役目を果たしてくれるので益虫とされています。樹液も吸いますが、この樹液は表面に染み出た液のことで、生木の内側の樹液を吸うわけではありません。重大な害を及ぼす虫ではないと私は思います。ただ我が家にとって少々迷惑なだけですのでその点お間違いなく。ただ、よく似た虫のカブトムシはトウモロコシの汁も吸うんですよねえ。カメムシみたいに。一度大被害にあったことがあります。)



 イチジクがおいしくなりかけたらすでにこの虫にやられてる。
 この間など、あまりにもたくさん群がっていて、近づくと一斉に飛び立ったものだから、一瞬ハチが襲ってきたかと思いました。
 
 一つの実にこんなにたくさん。

 
 こんなに腐ったようになってもまだしがみついてる。当然ですね、むしろこんな発酵した状態のほうが好みなのです。

 
 ハナムグリがやってくる前は人間様の口に入っていたイチジクですが、今はもうあきらめています。どう競争したって群がってくる虫にはかないませんもの。
 
 ところで、
 同じく樹液を吸う虫ではありますが、初めて目にしたものを二つ
 
 大きさは2センチくらい。その異様な模様にびっくりしました。調べてみるとそれがカメムシの仲間だったのでまたまたびっくり。


 
 多分、外来種のキマダラカメムシだと思います。だんだん増えてきているとか。温暖化のせいではないかと言われています。
 ヨウコが、「木に化けている?」と言っていましたが、ほんと、どこにいるのかわかります?



 もう一つ、ゴマダラカミキリはよく見かけますが、これは斑点が黄色い、キボシカミキリ。桑の木を食害するとかで養蚕が盛んだった頃は桑の木でよくみられたそうです。これもシルク博物館の桑の木で見つけました。わたしには初めて見る虫でした。



 カミキリムシは、幼虫が木の内部に住んで木を食い荒らすので本当は大迷惑なんですけど、甲虫ってかっこいいので、そして捕殺しにくいので、ついつい見逃してしまいますね。
 
 
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夏休みダム巡り番外編 野村シルク博物館

2022-08-23 08:55:31 | お出かけ
 野村ダムの事務所の真上、遊歩道を行けば歩いて行ける場所にあったシルク博物館。 わたしは10年くらい前にふらっと入ってみて、まあまあおもしろかった記憶があるのですが、子どもたちにはどうかしら。けれど夏休みのお出かけスタンプ帳を持っていたので、スタンプを押してもらうつもりで入りました(それが優先なんてねえ)しかし、娘が、入り口に貼っていたこのポスターに釘付けになりました。
 
 


 
 
 ま、とにかく入ろう。
 ほかに入場者はなくしばらくは貸し切り状態でした。展示室は2部屋に分かれていて始めの部屋では機織りの体験もできたり、シルク製品を展示販売していたりします。
 
 縦糸がセットされた織機。 夏休み中、コースターを織る体験ができます。やってみたかったけど時間がありません。
 
 
 ずらっと並んだ織機は、ここで織物を学ぶ人のためでしょうか。
 
 ここでは、たしか2年間で織物を学ぶ実習生を募集していたはず。
 
 次の部屋は養蚕の歴史と、特別展示(この日はアフリカの織物を展示)のコーナーがありました。小学校の体育館ほどの小さな博物館です。
 
 第二展示室の入り口
 これ、ぜんぶ蚕のまゆ!
 
 
 これで着物二反分の糸が取れるそうです。
 
 
 生糸。光沢が美しい。

 
 
 昔の養蚕農家の模型とか

 
 機織り機とか

 
 まゆを作らせる枠とか
 
 
 昔からの道具がいろいろ


 これはまゆをゆでる窯でしょうか。



 相撲の盛んな野村町。化粧まわしも作られていました。
 
 
 アフリカの織物コーナー



 歴史好きのトラオも楽しそうに見て回り、来てよかったなと思いました。

 と、
 
 このまゆ! これってうちのカシの木にあったヤママユガのまゆ?


 
 きっとそうです。天蚕のまゆとありました。
 薄緑のこんな美しい糸が取れるのです。
 
 わたし、昔、天蚕で織ったタイシルクのシャツを持っていてすごく気に入っていたのですが虫に食われてやむなく捨てました。けれどきれいな部分は切り取っておいてあったはず。
 
 ほんとうはもっときれいな緑とベージュ
 
 
 量産できない野生のまゆから作った糸。どれだけたくさんのまゆを集めて作ったのでしょう。捨てないでよかった、たとえ小さな切れ端でも、バッグか何かに使ってみよう、と改めて思いました。
 
 ヤママユガのほかにも野生のまゆを作る蛾は何種類もいて、それらは野蚕と呼ばれるそうです。それに対して蚕は家蚕。 ここへ来るとわたしと娘のテンションは上がりっぱなし。
 
 
 左上がヤママユガの成虫。 右下のはシンジュサンに似た蛇の模様。
 
 
 
 そして入り口で見た「かいこ 配布」について詳しく聞くために受け付けにもどりました。受付の女性は事務室から出てきていろいろ展示物について説明をしてくれました。(ほかに入場者がいなかったこともありますが、本当に優しくていねいに。南予の人ってみんなもの柔らかくてすてき)
 
 うちにも緑色のまゆがあって、去年は知らないうちに羽化していなくなり、今年はもう1ヶ月くらいになるのにまだ羽化しないと話すと、
「まゆは外側から作るので、一見できあがったように見えてもまだ中で糸を吐き続けている可能性がある」とのこと。完全にさなぎになるまで時間がかかるのだそうです。そうか、気長に待つことにします。
 そして、館長さんが不在なので詳しくは説明できませんが、と前置きして植え込みの向こうの、一般客には入れない建物の端っこの方に案内してくれました。
 そこには
 
 
 
 なんと卵を産ませているんですって!
 
 まゆの抜け殻
 

 
 思ったよりきたない。 蛾が出す体液でこんなに汚れるんだそうです。無事に羽化したらまゆをほぐして糸をとってみたいなあと思ってたのですが、ちょっと無理かも。きれいな糸を取るためには羽化する前に茹でて取らなくてはなりませんから。実害があるのならともかく、自分の興味関心だけのために殺すのはね。
 
 それよりもこれ!
 


 来るのが1週間早かった。どうする?
 




 


 
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夏休みダム巡り3  須賀川ダム

2022-08-21 10:41:00 | ダム巡り
 野村シルク博物館を後回しにして、この日最後のダム見物をレポートします。
 
 須賀川ダムは、河口から四㎞ほどしか離れてない、宇和島市街に非常に近い場所にあります。これまで巡ったダムが主に治水目的なのに対し(一部発電にも)須賀川ダムの60%は飲料水に使われているそうです。いわば宇和島市民の水瓶。
 
 途中ブドウの直売所が何カ所かありましたが、その一つに寄ってみました。
 
 色とりどりのブドウがパックに詰められて500円。
 まるで宝石のようにきれい。
 
 こんなにたくさんの種類があるんですね。
 もちろん贈答用の箱入りもありましたが、わたしは色とりどりを2パック買いました。どれにしようかと選ぶのも楽しかったです。
 
 

 さて、寄り道時間を含めて約一時間、須賀川ダムに近づいてきました。とある交差点で、ウマオが
「まっすぐ行ったらダムカードをくれるとこがあって、こっち(左)に行ったらダムが正面から見えるんよ。」
 へえ~、じゃあ正面の方から先に行こうか。とハンドルを左に切って道なりに進みました。大きくカーブを回ったところで前を見たら
 
 
 おお~ 本当にあった!
「ウマちゃん、どうしてあの道しっとったん?」
「ユーチューブ見たんよ。」
「ユーチューブ見たって、あの信号を曲がるってどうしてわかったん?」
「もお~、覚えとったんよぉ」
 大人達の矢継ぎ早の質問に面倒くさくなったみたい。
 
 ダムへ続く小道の脇は小川になっていて,魚がたくさん泳いでいました。ここで生き物好きのトラオの目が輝き出しましたよ。
 
 これは素早くてやっと撮れた一1枚
 
 


 
 
 岩にくっついているはぜ? ヨシノボリ?

 カニもいたのですが、写せず。
 こちらは罠にかかったカニです。ひっくり返っていますが生きていました。

 
 道はダムの真下まで続いていました。
 下から見上げるダムは、要塞のようでかっこいい。



 
 このあたりは年中しめっているのでしょうか、岩肌を這うマメヅタがおもしろい模様を描いていました。

 
 



 
 ふたたび先ほどの分かれ道まで引き返し、今度は管理事務所のある方へ。ここには駐車場にダムカードとおなじ写真が撮れるフォトフレームがありました。
 
 


 
 
 駐車場から天端を望む
 
 
 
 ダム湖

 
 天端のまん中辺りから。
 左に見えるのが先ほど来た道かな? 橋の上に立つとダムがほんとうに真っ正面から見えるようです。ウマオと母はもちろんそこまでいっていましたが、そのころわたしとウマオは生き物探しにまだ川のそばでした。
写真の切れる辺りに町並みがみえます。やはりずいぶん市街地に近い場所だと思います。

 
 ダム湖には「若山湖」という名前があるようです。



 今度はわたしも事務所までいき、ダムカードをもらいました。
 
 再び宇和島市内に戻ったわたしたちはきさいやひろばでお買い物。いろいろなところに道の駅があるので、結果的には道の駅巡りのようになって、わたしと娘はそのたびにお財布をもって車を降りましたが、男の子達はさほどね。
 ダム巡りの〆は、きさいやひろばにあるロイズのお店でソフトクリームを。これが、あまりの暑さに溶ける方が早くて食べるのが間に合いません。どんなに急いでもぽたぽたと落ちてしまいます。衣服や手を汚さないようにするのが精一杯で、ゆっくり味わう間もありませんでした。
 
 
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夏休みダム巡り2  野村ダム

2022-08-18 23:57:35 | ダム巡り
 鹿野川ダムの次は野村ダムの予定です。
野村町まで約一時間、食べるところがなかったらコンビニおにぎりでいいや、と言っていたのですがそのコンビニがない。二,三年前、大野ヶ原から間違って野村町へ下りてしまい,大回りしてうちに帰ったことがありました。あのときは豪雨災害の爪痕が残るさびしい道でした。あの寂しい道が心に残っていましたので、野村町には乙亥会館があったんだーということを大きな体育館のような建物を見てやっと思い出しました。
 乙亥会館とは伝統の乙亥相撲が行われるところです。毎年、大きな力士さんが一歳の赤ちゃんを抱いて土俵入りする写真がニュースになります。まるで巨人に宙づりにされたようなその赤ちゃん、たいていは泣いているのです。
 その乙亥会館のそばに小さな飲食店が三軒並んでいました。そのうちの一つ洋食屋さんに入りました。テーブルは三席、シェフが一人で切り盛りしている小さなお店でした。が出てきたカレーは
 

 でっかい!!

 ウマオは半分しか食べられませんでした。壁にはここを訪れた力士さんの手形入りサイン。お相撲さんも食べるんだもの、ボリュームがあるのは当然か。わたしも新鮮なアサリ入りのパスタをなんとか食べきりました。
 お腹がいっぱいになったところで野村ダムへまっしぐら。
 
 あ、ついた。
 
 ダムらしき姿の見えないままいきなり駐車場に着きました。きれいに整備されたところでサルスベリが色鮮やかに咲いていました。
 
 
 で、ダムは?
 
 駐車場の左に管理事務所、真っ正面にダムの天端。わたしはずんずん天端を歩いて行きました。ふと気づくとトラオたちがいない。以下、みんな気持ちがバラバラで行動がバラバラで、パンフレットはおろかダムカードまでもらい損ねたわたしは、ダムについて語る資料が何もありません。訳の分からないまま撮った写真を順番に載せていますが・・・ ダム好きの方々、全くレポートになっていませんのであしからず。
 
 天端を歩きながら左右を眺めます。
 右、ダム湖。ゴミがいっぱい。あ、ゴミと言っても、流木などですから。
 このダム湖は朝霧湖と呼ばれているそうです。ダム周辺では春、夏、秋と大がかりなイベントで賑わうそうなのですが、コロナ禍になって以来中止されたイベントも多いようです。
 


 左、放流された水が流れる道。遙か向こうまで山、山、山

 
 天端の真下。下の方に放水されているのが見えました。

 
 どこかへ続く道が見えました。このあとわたしたちはこれとは反対の道をぐるっと走ってみました。
 

 
 天端のまん中辺りで朝霧湖を見ると
 
 なんだかやっとあちこちで見たダムらしい風景に出会えたような気がしました。

 
 木で文字が書かれていました。


  
 その下に浮いているように見えるのは?
 もしかしたら本当に浮いている? 水上ステージのように見えますが・・・
 
 来た方を振り返ると
 これ、何処なのかなあ。

 
 駐車場に引き返し、きれいな東屋の中に入ってやっと家族と会えました。ウマオ達、すでにダムカードをゲット。(これが最優先だったのね)一緒に行かなかったわたしはもらえなかったというわけです。
 東屋には掲示板があって



 
 
 ダムの大きな役割として洪水調節がありますが、2019年の豪雨では、流入した水によるダムの決壊を防ぐため、緊急放流がなされ、その結果下流に死者まで出る洪水を引き起こしたということがありました。簡単に洪水調節と言いますが、近年の想定以上の豪雨に対しては、これまでの規定による放流では対応しきれないということでしょう。今は、鹿野川ダムのように構造を改造たり、放流規定を見直したりしているようです。 
 
 
 すぐそばの木でミンミンゼミが鳴くものだから一生懸命探しました。ミンミンゼミの鳴き声はうちの近くでは全く聞こえません。少し山際まで行くと鳴いています。あまり気温の高いのは苦手なセミかも。その上羽根が透き通っているので姿も滅多に見たことがありません。
 
 これかしら

 


 
 セミを撮っている間にまたみんなとはぐれました。
 
 なにやらわあわあと言っているのウマオを見つけたのは、上へ登る道の下。
ウマオは登りたくない、母は行ってみたい、でトラオは? もう動きたくないので車の中だって。やれやれ

 
 わたしも上へ行ってみたかったのですが、ウマオがついてきてくれないし、一人置いておくのは気になるし・・・おかあちゃんはどこまで行ったのかしらねえ。わたしがいるからとあてにしてずんずん登っていったみたいです。なのでわたしはー
 ウマオが見える範囲で上へ上へと行ってみました。
 
 上から見る朝霧湖もまたきれいでした。向こうに見えるとんがり帽子は「野村学園」障がいのある人たちが暮らしていて、入所者の作る詩と版画とがすばらしいのでよく知られています(どろんこのうた)。
 
 
 そして・・・・
 後日ウマオに見せてもらったダムカードで知ったのですが
 
 


 
 ダムの法面には、四国で初めて、ここに自生する植物を植えたのだそうです。それを知っていればもう少し丁寧に植物を見ていったのにー
 
 
 娘から、登り切ったので下りるという電話。何があった?と聞くと、大きな牛があった、との返事。はて? 牛舎でもあったのかしら。
 
 下りていたらカナヘビがいました。



 ウマオとトラオはちゃっかり車で待っており、やっと全員が揃いました。結局みんなで行動したことがない、という野村ダムでした。けど、それではねえ。せっかくここまで来たのに、ダムの全容さえ見てないのです。
 
 駐車場にあった地図によると、野村ダム周辺にはいろいろ施設がありそうです。そこでちょっと周辺をドライブしてみました。
 


 
 
 が、
 
 ホワイトファームは営業しているのやらしてないのやら。レストランは完全に閉まっています。チョウの楽園は、ただの林のようだし・・・・網を持った親子連れが一組いただけでした。
「チョウにとっては楽園とは言えん。」と、トラオ。
道は下って遠くにダムが見えるところまで来ましたが、正面から写真を撮れる場所はなさそうでした。再び上り坂になってついたところは大きな牛のあるところ。なんだ、牛ってこれだったのか。
 
 そしてそばに立つ建物が「野村シルク博物館」でした。駐車場を見たところ、入場者はいないのじゃないかな。どこもかしこも寂しい限り。それでも入ってみようと(実はスタンプねらい)入ってみたのが思わぬ大ヒットでした。
                          ーつづくー
 
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夏休みダム巡り1 鹿野川ダム

2022-08-16 00:48:19 | ダム巡り
 夏休み、トラオたちと南予のダム巡りに行くことになりました。
 
 もともとトラオはダムがきらい(つまらない)ウマオは「今まで行ったことのないダムぜんぶ行きたい」と正反対の二人ですから道中を機嫌良く過ごすのはなかなかむずかしい。
 南予への高速道路は山とトンネルばかり。ふと思いついて提案した「出口あてゲーム」に夢中になってくれたのでよかったです。
 出口あてゲームとは、トンネルの中で目をつぶり、抜けた瞬間を当てるというもの。トラオは、明るさの違いでわかるというし、ウマオはシートに耳を当てたら音が違うといいます。二人とも見事正解しましたが、何回も飽きずにし続けました。
 トンネルがないところでは「くろといわないゲーム」
「シマウマの色は白と?」「ブラック」
「西条にあるアウトドアショップの名前は?」「交差点」お店の名前はクロスポイントといいます。
 こんな調子で、何とか黒を引き出そうとしますが、ひっかかるもんですか。そのうちわたしの答えにトラオが「ばあちゃん、アウト。」といいました。「ええ~、黒なんて言わなかったろ?」「ほら、黒って言うた。」
 まんまと罠にかかってしまい、わたしの負け。
 
 ああ~ 鹿野川ダムだ~ ウマオが興奮しだしました。
 
 
 


 
 ロボットが四人並んで座っているみたい。これをクレストゲートと呼ぶんだそうですが、ウマオ以外はチンプンカンプン。
 
 ダム湖は?
 
 思ったより小さかったです。おまけに汚い。
 
 
 中ほどで渦を巻いているように見えるのが取水口らしいです。
 訂正 曝気循環装置ー空気で水をかき混ぜ、水質を良くする装置
取水口は右後方の四角い建物でした。水をくみ上げて何処へ??? 河川環境維持のため低い位置から水を流しますが、そのとき湖底近くの冷たくて濁った水を流さないように、湖の上の方の温かく澄んだ水を、サイホンの原理で下に下ろして流すのだそうです。(パンフレットより)
 
 クレストゲートを真横から見てみました。

 
 
 
 天端から真下を見る。天端というのは厚みのあるダムのてっぺん部分。たいていは車も通れるほどの広さの道路になっています。
 下に見えるのは低水放流設備らしいです。

 
 いつもウマオから「てんば」と聞かされていましたが、漢字をどう書くのかわからなくて。
今回パンフレットをみてようやくわかりました。
 

 
 下へ下りる道がありました。このダムは事前に申し込めば内部まで見学させてもらえます。多分あの道も下りられるのでしょう。
 
 実はこの下流にある大州の街は昔から洪水被害の多かった場所。それを解消するために鹿野川ダムは造られたそうですが、それでもなかなか解消されなくて大洲市はたびたび洪水に見舞われています。そこで、構造を改修するための大工事が行われ2019年に完了したばかり。クレストゲートも低水放流設備も、大がかりなトンネル式洪水吐(こうずいばき)も構造改革によって造られたそうです。洪水吐という言葉はウマオに聞いて知っていたのですがこれもようやく漢字がわかりました。
 ところが、2019年7月7日に「西日本豪雨」。またもや大洪水になりました。このときには死者も出る大災害になり今でも記憶に新しいところです。鹿野川ダムはなんとなく聞いたことのある名前だと思っていましたが、そうか、あの頃ニュースでよく聞いていたのか・・・
 はあ~~~、事務所に並んでいたたくさんのパンフレトを頂いて読んだおかげで勉強になりました。
 
 地図で見ると小さな川が多いです。
 
 
 今、このすぐ近くに山鳥坂ダムが建設中です。せっかくだからそこも見てみようということになり、近くまで走ってみました。
 
 
 
 しかし、ここで行き止まり。
 


 現場を見ることはできませんでした。
 
 山鳥坂ダムは以前、その必要性が疑問視され、さらに貴重なクマタカなどの生息地が荒らされるなどの理由で建設反対運動が起きていたように思います。(曖昧な記憶で、間違っていたらすみません)。しかし再びゴーサインが出され今は治水対策をメインにした工事が進められているようです。完成したらまたウマオは来たいと言うでしょうね。
 
 「ばあちゃん、自分には興味のないところに連れて行かれるのはどんな気持ち?」やはりトラオは渋々ついて来たみたい。」
 「ばあちゃんは、どんなところへ行っても興味のあることを見つける主義なんよ。だからぜんぜんおもしろくないと思ったことはない。」
やんわりと諭したつもりだけど通じたかな?
 
 ダムのことも詳しく知ればおもしろいし、ダムは山の中だから珍しい植物や生き物を見つけることだってあります。
 
 イヌビワ?
 
何だかわからないけど




 園芸店で売られていたような気もする・・・・
 
 
 これも解らないけど、放射状についている花がおもしろい
 



 そろそろお腹がすいてきました。次の目的地、野村ダム周辺で食べるところを探すことにしました。

                               ーつづくー
 
 
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不幸中の幸いあるいは不運中の幸い

2022-08-13 14:30:52 | お出かけ
 どうも適当な表現が見つからないのですが、まあ、「いいことも悪いことも」という話です。
 ことの始まりは、ウマオ、ヨウコ、ケイタ、三人の孫を連れてここへ行ったことから。
 
 冬につららを見に行った滑川です。よかったら冬の景色と見比べてください。二日目は
こちら
 
 
 
 緑がほんとうにきれい。

 
 木と岩と水しかないところですが、子どもたちは嬉々として水の中を歩きました。

 
 
 川底がすべすべの岩になっており、歩くとひんやりして気持ちよかったです。
 
 
 すべすべではありますがつるつる滑るわけではありません。 水草や苔がついてないからかしら。

 
 
 水で削り取られた甌穴
 持っていた杖代わりの木を突っ込んでみましたら、底に届きませんでした。おそらく1メートル20センチ以上の深さがあると思われます。



 
 ウマオは冬に行けなかった奥の滝まで行きたかったのですが、ケイタがぐずぐず言うので引き返しました。子どもはサンダル履きだったのですが、こういうときは川遊び専用の靴か、濡れてもいいスニーカーに限ると思いました。サンダルだと、水から上がって地面を歩くとき砂や石が入って気持ち悪いらしいです。
 
 さて、車に乗り込む段になって、ウマオが、タイヤがへこんでいることを見つけました。うわ~、こんな山の中でどうする?
 じつは駐車する際にゴツンと大きな衝撃があって、そんなに大きな段差があったかしらと話したのですがそれ以上気に留めることもなく川歩きを楽しんできたのです。
 とりあえず4キロメートルほど下ったキャンプ地の「滑川清流の森」まで行くことにしました。そこでトイレをすませ、さて、どうしましょう。タイヤはますますへこんだように見えました。ここから一番近いガソリンスタンドまで来るまで10分。そこまでタイヤが持つかしら。ここからだと30分ほどで弟の家なのですが、空気入れか何かないかしら。電話で聞くと、コンプレッサーはあるけど電源がないとどうにもならん、という返事。じゃあ、やっぱりガソリンスタンドへ、と、いったん発車したもののやっぱりJAFを呼ぼうということになりました。
 
 娘はここの場所を説明するのにずいぶん手間取っているようでした。けっこうわかりやすい場所なのにどうしてわからんの? しまいにグーグルマップで見てくれとお願いしたみたいです。それからパンクの状況を根掘り葉掘り聞かれて、いろいろ調べて、なにか刺さっているようだと報告していました。それからやっと来てくれることになり、それも50分かかると。
 
 さて、来てくれるまでに50分、それから動けるようになるまでに?分。
 しかし、「清流の森」という場所が幸いしました。時間的にもまだ4時過ぎで辺りは明るく、昼間遊んでいた人たちは皆帰って静かになった川を独り占め。
 川の中にはいろいろな生き物がいました。
 
 お!イサゴムシのよっこちゃん(早船ちよ作)(多分ニンギョウトビケラの幼虫)?



 オタマジャクシ



 


 巻き貝



 ただ、ここまで下ってくると川の中には小さな藻がはえており、滑りやすかったです。
 
 イサゴムシを集めたり、ダムを造ったり、子どもたちはおまけの川遊びを存分に楽しみました。そうこうするうちに救援のJAFの車が、車幅ぎりぎりの狭い橋を器用に渡ってきました。
 
 「香川ナンバーじゃ。」ウマオは最近県外車の漢字に興味を持っています。
 なるほどー 県外の人ではこの場所はわからなかったはずだ。JAFのお兄さん、 
 「こんないいところで遊べていいですね。ぼくの育ったところはこんなところなかったから」
 「香川から来てくれたんですか?」
 「出張でこっちに来てるんですよ。ホテル住まいです。今治へ救援に行って終わったところにこちらの電話をもらって・・・」
 「50分でよく来られましたね。」 大急ぎで駆けつけてくれたみたいです。
 そしてタイヤに刺さっているねじを見つけると早速空気を補充し、ねじを引き抜いて、なにやらチューブみたいなのを穴に差し込みました。その上から接着剤のようなものをまんべんなくスプレーし、最後にまた空気を補充してー 作業完了 必要な道具はすべて揃っており、その手際のよかったこと。事前の根掘り葉掘りの報告でだいたいの手順は決めていたようです。
 よかった、その場でパンク修理してもらえて。保険のロードサービスでも、修理場所まで牽引はしてもらえるのですが、あの狭い橋では牽引は無理だろうということでした。
 
 パンクしたのは不運でしたが、JAFを呼んだわたしたちの判断も、手際のよかったAFのお兄さんに出会えたことも、パンクした場所も、時間も、本当に運がよかったと思いました。
 
 
 ここからはちょっと不快なお話
 川に下りる石段に放置されていたもの


 どうしてこんなことを平気でできるのか、その心理が解りません。ゴミ一つない川に、食べた包みを袋に入れることさえせずに放置する・・・・せめて袋に入れてあったなら、ほんの少しの良心も感じられたでしょうに。
このゴミはうちのゴミと一緒にわたしが持ち帰りました。
 
 さらに、
 鞍瀬川で川遊びをしてきたトラオ母のいうことには、狭い河原にテントをたて、音楽をがんがん流して、上の写真のようにゴミをまき散らしていた家族がいたそうです。音楽がんがんでは清流のせせらぎもカジカの声も聞こえないですよね。何のために自然の中で遊ぶのか。置いていったゴミは誰がしまつするのか。買い物袋を有料にするだけでは海へ流れ出るプラスチックゴミはへりません。
 もっと悪いことには、自分たちが出したゴミを地域の皆さんのゴミ収集場所に置いていく人が多いんだそうです。そのゴミは、市指定のゴミ袋に入れてなければ集めてくれません。じゃあ、誰かがゴミを自分の家のゴミと一緒にして片付けてくれていると言うことですよね。
 
 わたし、政治などの大きなことはこのブログでは書きませんが、誰にでもできること、つまり、川遊びをするならできるだけ自然に負荷のかからないようにそこ住む人たちに迷惑をかけないように、ほんのちょっとの気遣いと手間をかけて遊んでくださいと、こんなことは訴えたいと思います。
 
 
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夕焼けとともに

2022-08-12 01:37:30 | いろいろ

 夏の間夜行性人間になるわたしは、夕焼け空の下で作業をしています。

 ちなみに夫は完全な朝型人間で、夜明けとともに農作業しています。わたしとは半日くらい生活がずれている 

 

 

 

 ちょっと天候が不順だった頃。この黒雲があやしい。

 一時間ほどでバッテリーが切れるので、体力的にはちょうどいいのですが、草退治はなかなかはかどりません。

 最近どこもかしこも耕作放棄地が増えて

 クズの海

 



 

 蔓の波

 

 
 クズの山。この下には多分木があると思います。
 


 ヨウシュヤマゴボウの木立(背丈以上にある)





 これが大迷惑な草で

 いつの間にかTシャツがこんなに。

 



 作業用のシャツを着てなかったのです。ヨウシュヤマゴボウの色は洗濯しても落ちません。

 根元の方は草刈り機でも力が要るし、切り株を踏んづけたらぱりっと音がして竹のように割れました。

 普段人の入らない畑は虫の天国で

 こんなに食い荒らしたのは何者かしら。雑草だから許せますが、農作物だと大被害です。だから他の園地に広がらないように草だけは刈っておかなくては、とがんばっているのですが、夕方のせいぜい二時間ほどではねえ。



 暗がりで写したので画像が悪いですがー




 ショウリョウバッタもびっくりするほど大きいです。

 アシナガバチは今年も巣を作りました。

 

 
 小さな空き巣も



 巣のある木だけは刺激しないようにそっと蔓を切っていきます。ふと、甥っ子が蜂の子を好きだったのを思い出し写真を見せましたら、成虫が増えているから蜂の子は少ないだろうと。今年も巣が空になるのを待つしかなさそうです。

 こうして薄暗くなるまで作業をして、車のライトをつけて帰っていたら、同じように帰り支度をしている人がほかにふたりもいました。

 おまけ

 激しい雷雨のあとに虹が出ました。

 どうも近くで落雷があったらしくすさまじい音がして、その近隣は停電したそうです。ウマオはすっかり怖じ気づいてしまい、遠くでごろごろと鳴っているだけで散歩をやめようと言うようになりました。

 


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