あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

栗がいっぱい

2016-10-28 23:31:48 | 野菜・果物・料理など
 今年も栗をたくさんいただきました。



 大きくてきれいな栗です。さっそく栗ご飯にして食べました。渋皮煮も作りました。余ったのは冷凍しました。いただいたのは9月でしたので早生栗だったのでしょうか。やや水っぽい味でした。しばらくそのまま保存しておいた方が美味しくなったのかもしれません。
 10月になってぶじこのお友達から栗はいるかとのお問い合わせ。もちろんいると答えておきました。今度のはやや小さめでしたが甘い美味しい栗でした。これを砂糖で甘くしてしまうのはもったいないなあ。これは全部栗ご飯にして食べました。
 さらに、うちの畑に栗が落ちているというので拾いに行きました。少し遠いところなので見に行くことさえしてなかったのです。

 行ってみると、ああ~、遅かった。


 栗は全部落ちて



 全部虫食い。

 でも、もう1本の木には



 おお~ きれいなのが成ってる。
 そして丸々と太ったのが落ちています。虫食いもあるけど、きれいなのもたくさんありました。


 わたしとぶじおくんがいがから出してやると、トラオとウマオがけんかしながら拾っています。袋を広げて子どもたちが入れるのを待っているぶじこ。しかし、トラオとウマオはすぐ飽きてしまい、何も植えてない広々とした畑を転げまろびつ走り回り、大人3人が栗拾いに夢中になりました。

 この日の成果


 まだ小さな木でしたが思ったよりたくさん拾えました。というか、家族で消費するならこれで十分です。

 栗の皮むきは手間がかかります。でも、しばらく畑で放置されていた栗は乾いて皮と実との間に隙間ができていました。なので固い皮を剥くのは意外と簡単でした。とても大きくて立派な栗だったので2度目の渋皮煮を作ることにしました。というのは、1回目は、渋皮が厚かったのか食べると口の中ががしゃがしゃしてあまりいいできではなかったのです。味はよかったんですけどね。

 渋皮煮は、中の渋皮を破らないように丁寧に向くことが大切。でも、ほんのちょっと包丁が当たって中身が見えたりします。そういうのは全部剝いて栗ご飯用に。こうしてみると栗ってすぐあくがでるんですね。見かけがきたない。そして、完全に傷つけずに剥けたのを渋皮煮にすることにしました。



 渋皮煮は毎年作ります。だけどあまり上手にできません。せっかちな性格がわざわいしているのかも。今回はレシピを見て、手抜きせずにやろうと思ったけど、茹でるのを1回省いちゃった。
 まずは重曹と栗を入れて、栗が中でコトコト動かないように落としぶたをして煮ます。



 すごいあく。

 いつも思うのですが、この汁で染め物はできないのでしょうか。とってもいい色してるんだけど。
 
 1回目茹でてざるにあげたところ。だいぶ皮のわたがとれています。これをそっとそっとなでるようにしてつるつるになるまでわたを落とすんだけど・・・



 1回ではとれないので2回目も重曹を入れて茹でます。15分くらい茹でたらまた洗って水にさらして、3回は繰り返すらしいのですが、2回でいいか。だって茹ですぎると皮が破れてくるんだもの。綿を落としていても破れるし、なかなかやっかいな作業です。そこそこ手抜きしながら最後に砂糖を入れてコトコト煮たらできあがり。子供用を先に取り分けて、大人用にブランデーを少々入れました。



 前に作ったのよりは皮が薄く口触りはよかったです。でももうちょっと筋もきれいにとらなければね。やっぱり手抜きはいけません。

 冷凍庫にまだまだ残っている栗。 今度は栗おこわにしてみようかな。
 
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あけびは、バンジローは

2016-10-23 22:56:47 | 野菜・果物・料理など
 ポポー、マンゴーにつづきミツバチまで、惨敗続きの我が家ですが、まだほかにも秋を楽しみにしていた果物がありました。
 アケビは?バンジローは?

 このアケビ、ミツバチのためにわざわざアーチを作ったのですよ。
 柿畑に近い我が家は、先に散布した農薬が容赦なく飛んできます。ブロック塀の近く、周囲には木蓮や梅やさくらんぼニシキギなど高低あわせて10本ほどの木が密集していてジャングルみたいになっているので、うちの敷地の中では一番安全だろうと思われる場所なのですが、それでも心配で、柿畑方面にアケビのアーチを作ったのです。このアーチ全体をアケビの蔓で覆ったら、降り注ぐ農薬はずいぶん減るんではなかろうかと。それなのに・・・・

 でも、たった一房なっていたアケビは無事に秋を迎えました。先週のある日、朝見たときは一つの実に細い割れ目ができていただけなのですが、夕方見てみると

 やったあ!



 見事に開いておりました。

 切り取ってきました。



 これはやっぱりスケッチしておくべきだろうなあ。なかなかいいモデルさんです。
 でも、落ち着いて絵を描く暇もなく、トラオが食べたくてたまらないようなので、トラオに一つあげました。さて、平成っ子のトラオの口に合うものかどうか。多分無理でしょう。だって、食べたって種がほとんどなんですもの。
 案の定、ちょっと遠慮しながらはき出してしまいました。
 種は多いけどほどよい甘さがわたしは好きです。以前アケビの皮を天ぷらにして食べたことがあります。それ以外にもいろいろ料理はできるようなのですが、とっても美味しかったという記憶もないので、今回は実だけを生で食べて、あとは弟にあげました。そうしたらぱくぱくっとあっという間に食べてしまいました。この野性的な食べ方! 平成っ子にまねができるもんですか。
 来年はもっと実がなりますように。

 もう一つ、一昨年植えてさっそく1年後に実がなったバンジロー
 黄色くなってきました。




 そして、次々と落下しています。



 思ったよりたくさん実がなっていたようです。ただ、食べてみるとちょっと酸っぱくてー
 去年はもっと美味しかったと思ったんだけどなあ。

 虫に食われてないのを拾ってはみたのですが、あまり食べたいとも思わず台所に放っておきました。そうしたら、少し甘くなっていました。これは落ちるまで待たず、ほどほどでもぎとってしばらく置いておく方がいいのかもしれません。
 これも来年たくさんなるのを期待しましょう。バンジロージュースとかジャムとかが作れるといいなあ。

 そして今年はもう一つうれしい収穫があったのですよ。それは次回に。
 
 
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侵入者

2016-10-17 00:27:49 | 日本ミツバチ
 先月下旬のこと
 ハチの巣箱に異変がー
 ミツバチが騒いでいる。それに混じって重低音の羽音。

 やられた!と思いました。



 巣箱の周辺にスズメバチが2,3匹、巣箱を置いているコンテナの上には7,8匹の死骸。出入り口は狭いので入れないと思うのですが、この巣箱には欠陥がありましてそれを簡単に応急処置したままでいたのです。
 もしかしたらそこから入ったか? 死骸があるということは、ミツバチと戦ったのか? ミツバチの死骸もありますね。そしてこの流れ落ちている液体は?

 弟に聞いてみると、侵入して巣をかじられた可能性があるという。そこで窓を開けて覗いてみましたら、
 おお、おお! きれいだった巣の一部が壊れています。しかし、わたしこの後すぐ出かけなければならない用事がありました。とりあえず、ブンブン飛び回っているスズメバチを数匹捕殺しまして、後ろ髪を引かれながら出かけました。

 夕方帰宅して晩ご飯も作らずに巣箱のところに行きました。地面に落ちているスズメバチの死骸は、夫がやっつけたのだそうです。それも2,30匹。
 とりあえず巣箱の中を覗いてみなければ。

 まず天井板を外します。
 
 え? ええ~


 巣が真っ黒。まだきれいな巣だったはずなのに。そしてなにやらうごめいています。
 こりゃいかん、最上段の巣を撤去しよう。蜜をとるとき、これも採ってもいいんじゃないかといわれたのですが、あまり欲張ってもと思い残しておいたものです。あのとき採っておけばよかった。

 一番上の箱の底に包丁を入れて巣を切り離しました。その時点で何か大変なことが起きていることがわかりました。手応えがないのです。切り離すのが簡単すぎました。
 はずしてみると



 真ん中が空洞に!
 スズメバチの姿は見えません。うごめいていたのは



 スムシ でした。
 
 ここにきてやっと状況が飲み込めました。スムシに侵入されて巣を食い荒らされたのです。そして崩れ落ちた巣から蜜が流れ出し、それを狙ってスズメバチがやってきたというわけです。
とんだ濡れ衣でスズメバチをたくさん殺してしまいました。それにしても後から後からやってくるスズメバチ、いったいどこから?
 この作業中ももちろんブンブンしてました。さすがに怖いので、凍殺ジェットを持って追い払いながらの作業です。もう~ 効率悪くてしょうがないわ。

 それより急いでスムシ退治をしなければなりません。わずかに残っていた巣も崩れてしまい結局全部巣をそとに取り出しました。
 出入り口のついた巣箱は蜜でべとべとです。これではいつまでもスズメバチにまとわりつかれそうなので乾いたきれいな巣と取り替えました。そして、巣のなくなってしまった巣箱を元通りに重ねて、ふたをして・・・さあ、晩ご飯の支度をしなければ。

 夜の間にスムシの巣くった巣を水につけて水攻めの刑に。まあいるわいるわ、何百匹かしら。
 比較的荒らされてない巣は、いつものようにざるにガーゼを敷いて落ちてくる蜜を集めましたが、



 さすがにこの蜜は食べる気にはなりません。まあいいや、冬になったらハチに返してあげよう。

 こわれて落ちた巣はね、いやなんです。


 中に幼虫がいる気配。もう助けることはできません。2,3びき羽化したハチがでてきましたが、ほとんどは黒くなって死んでしまいました。

 後悔先に立たず。
 スムシは、ハチの群れが元気で、巣全体を覆ってしまうほど数が多いときは侵入しないのだそうです。しかし、巣を覆いきれなくなるとそこからスムシが侵入するんだそうです。夏の間にハチが激減したときがあって、群れの数に比べて大きすぎる巣を守りきれなかったのだと思います。やっぱりもう一段蜜をとって小さくしておくべきだった・・・

 さて、翌日、様子を見に行ってびっくり
 ハチがいません
 逃げてしまったのです。

 いるのは相変わらず残った蜜をいただきに来たスズメバチ、アシナガバチまでいる。それに大小のありの群れとなめくじと・・・・頭上にはジョロウグモ。こんなにいろいろなものにうろうろされてはいやになるよねえ。
 「今頃出て行ってどこにいくんじゃろ?」と夫。これから寒さに向かい花も少なくなるこの季節、たしかに家出しても住むところもないんじゃないでしょうか。

 ところが4,5日して2,3匹のミツバチがブンブンしてると思ったら、翌日には巣の中にハチがかたまっていて何事もなかったかのように生活していました。
 よかったよかった、帰ってきたのね。

 わたしは先日採った蜂蜜を巣の中に入れてやりました。夕方見るときれいになめていました。そこでまた新しい蜜をトレーに入れてやったのですが
 
 その翌日、再びハチはいなくなったのです。真っ白な小さな巣を残して。トレーの蜜はほとんど残っていて、アリが群がっていました。


 
 ああ~、アリがわらわらやってきたのが気に入らなかったのだろうか。 

 ところがところが、ハチはまた帰ってきました。きっといい場所がないのね。だけどもうアリを誘うようなことはしません。 
 ところがところが、ところが
 ハチはまたどこかへ行ってしまいました。 まえよりももっと小さな巣を残して。
 そして、毎日巣箱を見ていましたが、もう二度と帰ってはきませんでした。

 ミツバチの話題はこれで最後になりそうです。カテゴリーの生き物の中からあらたに日本ミツバチというカテゴリーを作りました。初めて我が家にミツバチがきてから7年。ずいぶんながいおつきあいでした。いつも元気で働き者だったハチたち。あの羽音が聞こえないとさびしいです。 どこか安全な場所で元気に生きていてくれるといいけど。
 
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ポポーが、マンゴーが

2016-10-14 09:07:40 | 野菜・果物・料理など
 台湾旅行の途中でにわかに気になり出した我が家のポポーとマンゴー。
 マンゴーは出発前からぼちぼち熟れだして娘たちの家族にも少々お裾分けができていました。
 今年は



 こんな感じで、なかなか実止まりはよかったのです。
 一応摘果はしましたが、なぜか熟れないうちから実が割れたり皮にひびがいったりして


 あまり器量のよいのがありません。それでも完熟したマンゴーの味は格別。こんなにほったらかしでも匂いもいいし、味もいい。甘さもあってわずかに酸味があるのがさわやかで、市販のものよりも美味しいと娘は気に入っています。
 台湾でマンゴーかき氷を食べましたが、マンゴーの味ならうちの方が上だったかな?
 そのマンゴー、旅行中かなり落ちてしまっただろうなと覚悟していたのですが、やっぱりでした。 落ちたのはすぐに地面にいるむしやナメクジやらが食べに来ますので虫より先に見つけないといけないのですよ。 帰って見てみると、いくつものマンゴーが虫たちのごちそうに。で、かろうじて残っていたのがこれだけです。



 卵が一個混じっています。一個何千円もするマンゴーに比べたら、十分の一くらいの大きさかしらね。

 一方、ポポーは? 

 あらららら
 ああ~



 春に倒れていた木を起こして支柱を立てていたはずの木が、また倒れていました。実はどうなった?

 

 あ~あ、ここまで大きくなっていたのに~
 写真ではわかりませんが、一つ一つの大きさは、マンゴーの写真の一番大きいものくらいです。ポポーでこの大きさは、かなり優秀ですね。ほんとに惜しい!

 ここ2,3年産直市にも出回るようになりました。年に一度は食べたいので買ってきました。



 うちの方が大きいじゃないの。
 中には大きな種が入っています。 これが簡単に芽を出すのですよ。



 おお~シャカトウの味だ。

 後日、半年ぶりに周りの草を刈って
倒れた木を起こして立て直しました。

 いつの間にか広がっていた小さな花




 草の中になぜか芙蓉の花がー



 これは刈らずにおいておきました。

 3メートル近くはあろうかと思われるセンダングサがひとかたまり



 このあたりにも小さな苗木を植えたはず
 草をかき分けると・・・・

 ありました。


 よく枯れずにいたね。 ほかにも5,6本30センチばかりの苗木を植えていたのですが、枯れたのは1本だけで、後は草に埋もれながらも残っていました。
 倒れた木の支柱はそのまま残っており、どうも縛っていた紐が劣化して切れたため倒れてしまったようでした。2回も根元から倒れて、まだ生きているようです。聞いていたとおりなかなか丈夫なんですね。

 草を刈っていたら赤とんぼが



 写して!と言わんばかりに目の前で動かなくなりました。鮮やかな赤いからだ。秋ですねえ。
 
 そして枯れたまま残っていたイチジクの株にキクラゲができていました 


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気になった植物in台湾

2016-10-09 22:28:49 | 植物
 最後に台湾で見つけた植物の中からいくつか

 ビンロウヤシ (檳榔)


 これは街路樹の写真ですが、台湾では収益の多い農作物なのだそうです。木は椰子に似ていますがココナッツヤシと違って豆のような小さな実がたくさんなります。



 ガイドさんの説明を聞いてもどうも納得のいかなかった植物。
 体にはよくない(後で調べたところでは発がん性があるともいわれている)
 味はまずい
 だけどよく売れる。しかも高収入???

 たしか朝食のバイキングにもあったなあ



 ○で囲んだところに2,3粒あります。たしかカードに「檳榔」と書いてあったので、ああ、椰子の実かと思って取ったことを覚えています。味は・・・あまり記憶に無し。

 帰って調べたところ、東南アジアの方ではこの実に石灰を混ぜて噛む習慣があるそうで、いわばたばこのような嗜好品として売られているそうです。覚醒作用とか酩酊作用とかちょっと危ない気分になるらしい。わたしが食べたのは石灰を混ぜていたものではなく普通の煮豆のようでそんな作用もありませんでしたが。
 だいたい納得しました。

 それから、日本にもある花ですが、


 シロノセンダングサだと思います。

 

 これがいろいろなところに咲いていました。
 うちの方ではセンダングサといえば白い花びらのないのが普通です。近所にほんのちょっとこの白いセンダングサがあったのだけどたびたび草刈り機で刈られてついには消滅しました。わたし的にはちょっと珍しい植物。

 三仙台では海辺にでる間に珍しい植物をいろいろ見ることができました。が、残念なことに名前がわかりません。




 パイナップル? いや、実の付き方が違う。

 これ、くねりようがすごいと思いません? 今は花と実が同居していますが、これからどうなるんだろう。全部実になって熟したところを見てみたいと思いました。


 
 八仙洞で見つけた花


 これ、野草なんでしょうか。青紫の色が鮮やかですずしげでした。

 台湾ではサンタンカが生け垣になるんですね。ちょうど今が花盛り。


 最後に、ガイドさんが悲しみを連想させると言っていた花

 ホウオウボクです。ジャカランダ、カエンソウと並んで熱帯3大花木と言われています。
 この花はちょうど卒業式(6月)の頃に咲くのだそうです。この花の咲く頃は別れの季節と言うわけ。すると今は時季外れの花ということですね。この花が満開になるところを見てみたいものです。

 ホウオウボクって黄花もあるのでしょうか。


 木も花もオレンジのとよく似ている気がするのだけれど、遠くから見ただけなのでよくわかりませんでした。

 花よりも実がなっている木の方か目だったかな。季節的には実りを迎えますよね。

 クルミに似ている。



 ガイドさんに名前を聞いたら、オリーブって言ってたけど、大きいんですよ、はっぱも実も。500円玉くらい。そんなオリーブってある?

 
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台湾一周駆け足の旅6 台北

2016-10-07 22:48:29 | 旅行
 やれやれ、なんとか今週中に終わらせそうです。長い旅行記、もうしばらくおつきあいくださいませ。

 花蓮から台北までの移動は、高速列車です。11時何分かのこの列車に間に合わせるためにタロコ渓谷を早々に後にしたのでした。そもそも丸々4日間で台湾を一周するというのが無理だったのかもしれません。

 駅は混雑を極めていました。こんな人の多い駅、東京と大阪でしか見たことがありません。ガイドさんと添乗員さんとがツアー客を掌握するのに必死でした。これが修学旅行だったら、「そろった人からすわってね。」の一言ですんなりと集まるものをー 大人は話を聞かないし、勝手に行動するしね。
 何とか無事に全員が列車に乗り込み、お弁当が配られました。



 80元ー安い。しかし中身が

 

 うう・・・もともと肉自体があまり好きではないわたし。食べられるだろうか。 

 あら! 案外おいしい。それは豚の角煮を薄型にしたような味で、柔らかくてあっさり。家でつくるとき、角煮にしなくてもこちらの方が短時間でできそうです。
 窓の外を見ると向こうにおもしろい列車が停まっていました。



 なんとなく日本のアニメっぽい絵。そういえばバスにもいろいろな絵を描いたのが多かったです。

 車窓の景色は山が近すぎて写せません。その代わりわたしが注目したのが前の電光掲示板

繰り返し流される掲示板の内容が面白かったので見入ってしまいました。もちろん漢字ばかりで書いてありますので、自己流の意訳です。
 この列車は花蓮発台北行きです。
 車内は禁煙となっております。
 咳の出る方はティッシュかハンカチで口を覆ってください。
 ほかの乗客に迷惑になりますから大声で話さないでください。
 万が一火災が起きたときは1初期消火 2乗務員に連絡 3・・・・忘れた。
 いろいろあって最後に
 地球環境のために我々公共交通機関をご利用ください。

 思うに、台湾の人へのメッセージというよりはとある国の観光客へのメッセージかと思いました。台湾の人たちは列車の中でも静かで、夜市のような人の集まるところでも声が大きくてうるさいとは思いませんでした。旅行中不愉快な思いをしたことはなかったです。

 そうこうしているうちに台北に着きました。再びバスに乗り込んで、ちょうどいい時間だからと忠烈祠に向かいました。



 戦争で亡くなった兵士を祀るお宮です。ここで行われる衛兵の交代式が見ものになっています。



 
 本当に生きた人間なんだろうかと疑いたくなります。微動だにしません。暑いでしょうねえ。立っているだけでも汗がだらだら出る日でした。



 実は、台湾へ来たのは2回目なんです。かれこれ10年位前、母と娘と3人で台北へ来ました。そのときも衛兵交代を見たのですが、今ほど警備が厳しくなくて衛兵と並んで写真を撮ることができました。今はロープでそばには寄れないようになっており、行進のときも左右に警備の人がついておりました。衛兵のための警備員て 衛兵が動かないのをいいことにいたずらする人がいるんですって。

 衛兵の交代式を見たらさっさと次の場所へ。お茶屋さんでお茶のセミナーです。中国茶と言ってもすごく種類が多く味わいも違うということが分かりました。入れてくれたお茶はとてもおいしかったです。ただ、そのあとはお約束のショッピングですね。

 前回来たときは3泊4日のツアーで添乗員無し、2日間は自由行動というスケジュールでしたがお値段は今回の倍、連れて行かれた買い物は免税店位だったかしら。いや翡翠のお店にも行ったかもしれませんが、わたしの経験では、安いツアーは必ず何かのお店に行くことが多いです。だけど全体的にはお得感があるんですよね。ただ今回みたいに、徹底的に省略してさわりの部分をちょこっと見るだけというのもある意味すごいと思いました。
 まだ元気だった母は、若い孫の行動について行けたのです。朝、中正記念館に行って太極拳やダンスやいろいろな運動を楽しんでいる人々を見たり、日曜日の玉市に行って掘り出し物の石を探したり、京劇を見たり・・・ちょうど母の日で、3世代の母娘そろっての旅行者に対して台湾の人はやさしかったです。レストランで特別にジュースをサービスしてくれたりしました。前回思う存分遊んだからこそ、今回の旅がいかにダイジェストであったかよくわかりました。

 ただ、前回自由行動の日にも行かなかった九份、それも夜景が見られるというのが今回の旅行の一番の楽しみでした。
 
 「弁当は忘れても傘だけは忘れるな」と言われるほど雨の多いところだそうですが、私たちが行った日は晴れ。これがいかによいことだったことか。行ってみてよくわかりました。

 「千と千尋の神隠し」のおかげで大人気の九份は

 

 山の上に家がへばりついている感じ。駐車場から裏道を通ってメインの通りへ行っているところです。

 今夜の夕食場所に着きました。



 ここから狭い坂道沿いにお店が並んでいます。左手の建物が、「千と千尋の神隠し」のモデルといわれる建物。写真を撮る人でいっぱいでした。



 芋洗い坂ですねえ。雨だったらここを傘を差して歩かないといけないんですよ、想像しただけでいやになります。
 うかうかと角を曲がったら迷って帰れなくなると、さんざん脅かされた私たち、横道に入らずまっすぐ上に。
 小学校らしいところにつきあたりました。

 
 石段に人がいっぱい。眺めがいいのでしょうか、疲れたんでしょうか。おもしろいのは、左の石垣にずらっと張ってあるポスターのようなもの。どうやら○○コンクールに入賞とか○○競技会で優勝とか、この学校の成果を張り出しているようでした。それがすごい数で(かぞえたらよかった)優秀な学校だったんでしょうか。
 ここを左に曲がると今まで見慣れた形のお宮があるのですが、あまり有名ではないらしく人もまばらでした。
 曲がるときは心して曲がれといわれていましたので、角にあったお店をしっかりと覚えて曲がってみました。すぐに見晴らしのいいところに突き当たってしまいました。本当に狭いところ



 あんなにしっかり店を覚えたのに、あやうく曲がるところを間違えそうになりながら待ち合わせのレストランに到着。例によって円卓の台湾料理ですが、台湾料理はどこでも野菜が多く味付けはこってりというよりは薄味であっさりしていました。美味しかったです。
 なかでも、ここのが一番口に合ったかもしれません。今までとはちょっと趣が変わっていて、海老の蒸したものが湯気の立つ箱に入れられてやってきました。



 食べている間に日が暮れて、提灯に灯がともりました。先ほどの千と千尋の建物も


 いい雰囲気です。下界の方は


 よかった。ここが一番ゆっくりできましたし、前回見逃したのをあとあと後悔してましたから。

 さあ、あとはホテルに帰るだけ。
 ここで追加料金を払ってホテルをグレードアップしたお客を先に送っていきます。



 ホテルの軒先だけでこの豪華さ。圓山大飯店です。中はもっとすごいんだそうですよ。追加料金と行ってもあまり高くなかったのでどうしようかと迷ったのですが、今回の旅程を見てホテルは寝るだけだと思いグレードアップしなかったのですが・・・・ははは、もう一生泊まることはないかもしれない。いいチャンスをのがしたかもね。だってホテルの入り口だけでもこんな感じなのです。



 とおくからでもよく見える建物です。前回来たときから気になってたの。
 でも、私たちが泊まったスタンダードのホテルは立地はよくて近くにコンビニもあったので、現地の食べ物やビールを買うことができました。旅行先のコンビニやスーパーはなかなかおもしろいのですよ。 
 
 最後の日故宮博物院を見学して旅は終わりです。前回よりは警備が厳しく、空港と同じ保安検査をして中に入ります。あめ玉1個のために検査にひっかかった人がいましたよ。館内で大声を出すことも禁止で、わたしたちはイヤホンでガイドさんの説明を聞きながら歩きました。でもここは写真は撮れないし、文章だけでは中の様子は伝わらないし、で、省略します。

 おまけの1枚

 

 台湾はどこへいっても黄色いタクシー。九份の超狭い駐車スペースにぴったりとはめ込んでいるのがすごい。多分両横の隙間は10センチくらいです。ちなみに運転席はこちら側。バスの運転手さんも狭い道も混雑した道もすれすれの離合も難なくかわし、運転は上手でした。
 



 

 
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台湾一周駆け足の旅5 花蓮

2016-10-06 20:14:37 | 旅行
 台東をひた走りに走って花蓮に来ました。早めの夕食を済ませて


 新鮮な海の幸がいっぱいのビュッフェ形式の食事。

 アミ族の舞踊ショーを見に行きました。
 ガイドさんの話によれば、台湾はもともとたくさんの部族がそれぞれ分かれて暮らしていて、独自の文化と生活様式をもっていたのだそうです。今は少数民族の伝統を守るために政府が保護しているそうです。アミ族のショーも観光化しているとはいえ伝統の音楽や舞踊を継承する場となっているようです。

 アミ族文化村


 ショーの舞台はサーカスのテントを小さくしたような場所でした。全面にある舞台は楽器の演奏と歌を歌うところ。


 公演中写真撮影は禁止ですが、観客を交えた踊りでは撮影OKでした。
 これはバンブーダンスを踊っているところ。


 最後は観光客と記念撮影にも応じてくれました。
  
 ホテル到着は7時過ぎ。これでも今回の旅程の中では早いほうですね。アミ族の意匠を取り入れたホテルでした。



 すごい精緻な彫刻がなされた応接セット。実際に座ることはできません。
 

 朝7時30分ホテル出発。早朝の出発には慣れてきました。ホテルの写真を撮る余裕も。

 ホテルの玄関先
 

 アミ族の結婚の時花婿が花嫁を背負ってくる像が建っていました。この背中の負いこのようなものに花嫁を座らせて山道を歩いてくるんだそうです。夕べのショーで見たばかり。そして誰でも花嫁になってこの像に座ることができます。 ほとんど全員がおばさん、おばあさんのわたしたち一行、入れ替わり立ち替わり花嫁のイスに座りました

 ホテル近くの通り。街路樹が立派。


 長くなりますが早く連載を終えたいので、もう少し先に話を進めたいと思います。

 今日は世界遺産太魯閣(たろこ)渓谷に行きます。楽しみ・・・
 
 渓谷の入り口です。



 ここは大理石の産地で、いろいろなタイプの大理石があるとか。
 ビジターハウスの庭も大理石でてきていました。


 いよいよバスは渓谷の奥に向かいます。


 画面の右、陰になっているところに遊歩道があります。ここを歩いている人もいましたが・・・
なんとその人たちトンネルの中に観光バスを止めてそこから降りて来た人たちでした。暗いトンネルの中で乗り降りなんて危険きわまりないし、車道に大きなバスを止められては後から来る車の邪魔になります。こんなことをするのはとある国の人しかいません、とガイドさん怒っていましたがね。

 駐車場に着きました。ここから見える小さな滝のところまで歩くつもりです。無理だと思う人はこの屋根の下にある休憩所でコーヒーでも飲んで待ってくださいとのことでした。



 あの小さな滝のところにお宮(お寺?)があって、そこからさらに長い階段を上って上の方のお宮に行けるそうなのですが


 ひゃあ、これは無理、無理
 無理でなくても時間がないので行きません。

 橋を渡って対岸の洞窟のようなトンネルに入ります。


 いったん外へ出て、バスを降りたところを振り返り


 
 また入って行くと穴の奥に水の流れ出るところがあって



 この滝になっているのでした。



 そしてせっかく下のお宮までたどり着いたのですが、そこには鎖が張られていてそれ以上は行けないようになっていました。

 で、タロコ渓谷の観光はこれで終わり。え?もっといろいろ雄大な景色が見えるんじゃなかったの?
 奥深く行くと台北へいく高速電車に間に合わないんですって。でも大理石工場でのショッピングはしっかりと時間をとりました。大理石工場と言っても売っているのは翡翠などの装飾品だったのです。

 駆け足で見た工場内部。巨大なカッターで切り出した大理石を薄い石版にしていました。


 おまけの1枚
バナナに袋をかぶせて栽培してるって知ってました?

 
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台湾一周駆け足の旅 4 台東を走る

2016-10-05 20:04:32 | 旅行
 台湾て、地図で見るとさつまいもみたいですよね。そのお芋の下の方にある高雄から今度はぐるっと東へ回って海岸沿いに北上します。旅はますますマラソンめいてきました。

 朝1番に行くはずだった三鳳宮は昨日行きました。これで今日の行程が少し楽になるというのですが・・・出発は7時45分、確かに昨日よりは15分遅い。そしてその15分が思いのほか楽だったりして。
 台東市内の民芸店でお買い物をした後はひたすら走ります。車窓からの撮影でぶれたものが多いのですが、すみません。
 
 高雄はきれいな街でした。早朝からお掃除をしています。



 コーンにも車がついてます。おばさんの帽子もコーン型 
 
 市内を出た後はほどんど緑の風景です。

 ウナギの養魚場


 パイナップルとバナナ畑


 黒い寒冷紗でおおわれているのはマンゴーだそうです。


 あら、うちのも寒冷紗かけた方がいいのかな? ちょうど食べられそうになった実があったのだけど、もしかしたら落ちちゃったかもしれない。にわかに我が家のマンゴーが気になってきました。

 残念ながらヤシ畑がきれいに撮れてなくて。 檳榔椰子という種類の椰子の実はこのあたりでは重要な産物だそうです。

 昼食までひたすら走って、降りたところにこんな風景。


 海が近いようです。

 昼食場所はなんということもないドライブインだし、料理は中華料理の常で、円卓に大皿がつぎつぎと出てくるので、今回ほとんど写真を撮っておりません。が、これだけは、撮っておきました。



 きゅうりやパプリカなどの野菜サラダ? 味もよかったのですが注目すべきはこの赤い塊とオレンジの細長いもの。
 オレンジのはたぶんカンゾウかキスゲの花でしょう。この赤いのもコリコリと歯ごたえがあって甘酸っぱく漬けてあるのですが、これが一体何か? わたしもどこかで見たことがあるなと思いながら思い出せません。すると、同席の方があれじゃない?と指さしました。



 壁にかかっていた巨大なパネル。その中の左手前にある赤い花?
 これ、生け花でいけたことがあると思うのですが何という名前だったか? いまだに思い出せません。とにかくおいしかったです。そして中央にどかっと写っている緑のぼこぼこした果物はー



 これですね。釈迦頭、読んで字のごとくお釈迦様の頭のような形をしています。来る道々ガイドさんから今が旬だというお話を聞いていて興味がありました。そしたらレストランの隣に釈迦頭専門のお店がありまして、「全国発送賜ります」との看板。(もちろん漢字で書いてあります)食後みんなが揃う4,5分の間に覗いてみました。きれいに化粧箱に詰めたものの向こうでは山盛りのシャカトウを選別している家族らしき人。わたしは思い切って一つほしいと声をかけてみました。すると、ショーケースの中に冷やしてあったシャカトウを取り出し、重さを量って100元だけどいいかと。日本円にして300円ちょっとかな。



 こぶこぶのところを持って引っ張ると皮がむけるので、スプーンですくって食べるようにと教えてくれました。以上、言葉のわからない者同士、身振り手振りの会話でした。

 ありがとう、さっそくバスの中で食べてみました。

 おお~ おいしい。そして何かに似た味がする・・・・アイスクリームのようなねっとりとした食感、バナナのような梨のような香りと甘み。

 そうだ! ぽぽーだ。
 それからしばらく私はポポーについて質問攻めにあいましたが、うまく説明できないのよね。せめてシャカトウの味見をしてもらったらわかったのでしょうけど、シャカトウはちょうど食べごろだったようで柔らかすぎて皆さんにお分けすることもできませんでした。

 帰ってから調べてみましたら、シャカトウはバンレイシ科、ポポーもバンレイシ科、同じ仲間だったのです。あら、以前ポポーはアボカドの仲間と教えてもらったのだけど、違ってたようです。

 さて、午後になってやっと一つ目の観光地「三仙台」に到着です。滞在時間トイレも含めて30分、駐車場からは少し歩かなくてはいけなかったのでなかなか忙しかったです。証拠写真だけ取って引き返しました。



 あの橋の方まで行けたらよかったんですけどね。私にしてはめずらしく消極的。とても暑い日で歩くのも難儀だったのです。
 たぶんお弁当を持って一日過ごすつもりで来た家族なんでしょうが、



 奇岩の陰で涼をとっていました。

 海岸沿いの家々はりっぱとはいいがたいものでした。



 こんなのがいくつもあるのです。それが何年か前の大きな台風による被害の跡だと教えてもらいました。それでー納得です。
 

 次の観光地は山の中。8人の仙人が修行をしたといわれる「八仙洞」です
 が、雨か何かで崩れて中に入れないという・・・



 大きな岩に穴が開いていて中がどうなっているか興味深いですが、残念。だけど八仙洞というからにはほかにも洞窟があるんじゃないの? はい、あるそうです。だけど行きませんでした。
 もう~
 外から岩を眺めるだけだったら何のために来たのかわかりません。いちおう周辺は聖地らしい雰囲気ではありましたが。



 いかがですか? いかにも、水だけをとってほかには目もくれず走り去るマラソンランナーのようでしょう? 走行距離400キロ、花蓮に着きました。

 今日のおまけの1枚は 



 すごい電線の絡みよう。 工事中かなあ、これで使ってるんだろうか。
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台湾一周駆け足の旅3 高雄

2016-10-04 20:14:33 | 旅行
 まだまだ2日目の観光は終わりませんよ。
 日月潭をあとにして高雄に向かいます。まずは蓮池潭へ。ここは有名なパワースポットなんだそうです。

 池が見えてきました。
 おお~水上スキーをしてる。しかも子ども!


 すごーく上手、と思ったら


 池の上にワイヤーが張られて、自動で滑っていくようでした。なあんだ。でもこれだと衝突事故とか起こらないでしょうね。わたし、海水浴場など人のいる場所で水上スキーしている人を見ると腹が立つ人間なので、これなら許せるかな?

 この蓮池潭(レンチタンでいいんですよね? でもこれで入力しても漢字変換ができない)有名なパワースポットだそうです。

 水上にいくつもお宮らしきものが見えます。

 

 でも、ご利益のあるのはこちらの二つの塔。



 駐車場からここへ来るまでの間にはガジュマルの並木がありました。



 ねっこがすごいのよねえ。放置して置いたらどうなるかしら。

 さて、二つの塔のご利益というのは、
 龍の口から入って(写っているのはわたしじゃありませんよ、念のため。人が途切れないのでどうしてもこうなってしまいます)


 虎の口からでてくると


 今までの罪が洗い流されて清らかになる、たしかガイドさんがそう言ってましたよね。ちょっとあいまいだけど当たらずとも遠からずの意味合いだと思います。
 塔は7階建てで、らせん階段を上っててっぺんまで行けます。でも、入った時間が遅かったのか、7回には鎖がかけられていました。
 これで私の過去の罪はご破算に

 塔に上がると屋根の飾り物が間近に見えました。



 色のグラデーションがなかなかきれい。こんなのがお向かいのお宮かお寺にもいっぱいのっかってるんでしょうね。派手なはずです。このあたり、お土産物屋さんとか、さっき見えた池の中のお宮とかいろいろあるのに、全部素通り。明日はさらに行程がきついから、明日見物する場所を今日見ておくんですって。

 もう夕方5時を回ってあたりは急に暗くなりました。こんなんで観光ができるのか?

 着いたところは、台湾南部最大の道教寺院三鳳宮でした。



 外から撮った写真はありません。というのは、着く直前に雨が降り出したからなのです。さいわい夕方であまり混雑していませんでしたので、バスが入口のそばで止まってくれました。中は明るくて、なるほど夜でも見物できます。

 提灯がたくさん。軒の重なりがおもしろいです。



 ガイドさんがお参りの仕方を詳しく教えてくれたのですが、覚えてません。地元の方でしょうか、敬虔な祈りをささげていました。



 ここの占いがまた面白くて、なんか、「いい」という答えがでるまでやり続けるんだそうですが、もちろん、しませんでした。時間がないもの。ここでの滞在時間は30分です。ちなみに、蓮池潭
は30分、文武廟も30分、この日の走行距離約420キロ。
 なんだかねえ、駆け足というよりマラソンのような。長い距離を走りつつ給水所で水の入ったコップをさっと受け取って飲んでいるような、そんな旅でしたねえ。三鳳宮も30分の滞在でした。
 出るときは雨がザーザー降り。傘をスーツケースにしまい込んでいたものですから、どなたかの傘に入れてもらってバスに乗り込みました。
 この日は夜も予定がありまして、夜市の散策もしたんですよ。運よく雨はやんでいました。

 六合二路夜市


 六合二路というのは夜市の開かれている通の呼び名のようです。食べ物屋さんが多くて

 調理の下ごしらえしたものをきれいに並べている店や


 野菜、果物を盛り上げている店や


 おなじく魚介類をぎっしり並べている店

 
 下の列の右から2番目、何が売られているでしょう。これも魚介の仲間と言えば仲間なんだろうけど・・・・
 内臓をとってきれいにさばかれたかえるでしたアップにするのはさすがにはばかられます。

 こちらのお姉さんが絞っているのはさとうきび



 茎を丸ごと入れるとぺっちゃんこになって出てきます。その汁がこれ


 興味本位で買ってみましたが、中途半端に甘い汁でした。う~ん、子どものころかじったサトウキビはおいしかったんだがなあ。

 この夜市で孫たちにおそろいのTシャツを買いました。
 ホテルに到着したのは9時ごろでした。やれやれ。

 おまけの1枚
 
 高雄郊外の住宅地



 どのビルも屋上に給水タンクを備えているようです。こんな景色、どこかで見たことが・・・・トルコだったかな? 
 
 
  
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台湾一周駆け足の旅 2 日月潭

2016-10-03 20:02:07 | 旅行
 2日目、まだお昼が過ぎただけです。バスは日月潭という湖のほとりにやってきました。



 かなり高い場所ですね。ここに孔子と岳飛とを祀る文武廟というのがあります。



 巨大なお宮です。



 階段を上がって下を見ると、大きなトラが球を抱いたモニュメント。孔子と岳飛が馬を連れた像も見えます。

 またまた天井に注目


 びっしりと掘られた彫刻。その細かさに圧倒されます。

 軒下もすごい。


 階段の中央にも龍の彫刻。


 日本ならこういう場所には木などを植えているのかな。とにかく何もかもが大きいです。

 この大きな建物の裏に


 また同じような建物があって



 こちらの彫刻は2重の浮彫みたいになっています。


 
 前が神社で裏がお寺って言ってたかな? 面白いですね。神社は道教だそうです。

 おまけの一枚

 多分日月潭のほとりだったと思うけど(はや、記憶があいまい



 とてもかわいい自販機でした。
 
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