そろそろ田植えの準備が始まったようです。 雑草だらけだった田んぼがきれいに耕されていました。
その田んぼにたくさんのハトが群がってなにやらつついていました。
遠くから見て、2種類の鳥がいるなと思ったのですが、白っぽいのはドバト(野生種のカワラバトか?) 黒っぽいのはキジバトでした。
ハトは、トウモロコシやマメを蒔くと、全部食べてしまう困りものですが、土の中の虫も食べてくれるのですね。
このように地面をつつく鳥は他にもたくさんいて、こちらはムクドリのようです。
そのほかにも、ことしは畑でツグミをたくさん見ました。 例年になく多いなと思ったのはわたしだけではなかったようで、新聞のコラムにもそう書いてありました。 そのツグミも今はほとんど見かけなくなりました。
ハクセキレイ、からす、さぎ・・・・ みんな土の中のごちそうが大好きなようです。 そうそう、今の時期、すずめも地面に下りています。
多分、土の中の虫をついばんでいるのだと思います。
ところで、先日、意外な鳥を地面で見ました。
日曜日のことです。 ぶじおくんが
「鳥が網にかかってるんですけど、にがしてやってくれませんか。」と、言ってきました。
「ぼくはさわれないんで・・・・」
やっぱり町の子よねえ。 はいはい、おやすいご用ですよ、というよりこれはめったにないチャンス。
カメラを持って行かなくちゃ。
この冬、ヒヨの襲撃にたまりかねて、二人で大騒動して白菜の上に網をかけました。 白菜も食べ終えて、その網をはずしてとりあえず畑の脇に置いていたのですが、どうもその網に絡まってしまったようです。
かかったのは? どうやらモズのようですね。 何か獲物を見つけて舞い降りたのでしょうか。
すずめよりも少し大きくて、ヒヨやツグミよりは小さい。 目の回りの黒い模様が特徴です。 遠くから見ると、サングラスをかけたギャングのように見えます。
かえるや昆虫ををつかまえて、枝に突きさしておく習性があります。 肉食なんですね。
う~ん、さすがに目つきが鋭い。 そしてすずめなどに比べるとくちばしががっしりしています。
あっ こら! たすけてあげてるのに~
背中をそっと掴み、 足に絡まった網をはずそうとしたら、体に似合わぬ大きな口を開けて、わたしの手をつつきました。
その写真、撮りたかったけど片手では無理。
結局絡まった網をはさみで切ってはずしましたが、その間にまたつつかれてしまった・・・・そして、羽にも網の切れ端を絡ませたまま飛んでいってしまいました。 多分、絡まった網は、羽が抜け替わるとき一緒に落ちるので大丈夫でしょう。
翌朝のこと、モズをはずしてやったすぐ近くから、またモズが一羽不器用に飛び立ちました。
この飛び方! もしかしたら、網の一部を絡ませたあのモズかもしれません。 大丈夫だよって見せに来たの? ・・・そんなわけないか。
きっとこの辺りにモズのごちそうになる生き物がたくさんいるのでしょうね。