あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

大洲城へ

2017-08-18 00:28:49 | お出かけ
 前回の続きです。

 財布がないことに気が付いてから、とりあえず朝買い物をした伊予灘サービスエリアまで帰ってきました。
 でも、店が違いました。だって高速道路を朝行ったときは下り線、帰りは上り線。あ~あ。
 仕方がないので、店の人に下り線のほうに電話で問い合わせてもらい、
 所轄の警察署を教えてもらって、電話で紛失届を出し、
 「困るのはクレジット機能付きのショップカードだけね。カード会社に届けたらいいのかな、それともまずお店に言っておくべきか・・・」運転しながら冷静に考えました。応対してくれた人たち(警察も含めて)皆さん親切で、心が落ち着いたのかもしれません。
 とりあえずお店に行って紛失を届けておこう、と行きつけのスーパーの駐車場に来てふと思いつきました。

 財布がないことに気づいたスーパー「ショッパーズ大洲店」、あそこ朝にも寄ったよね。お花がいっぱい並べてあったのでちらっと眺めたんだけど、あの時財布を持ってたのかな?帰りに買い物しようと思って何も買わずトイレだけ借りたんだけど・・・・念のため聞いてみようか。

 そして電話番号を調べ、問い合わせてみました。スマホに替えててよかった、番号は簡単にわかりました。
 「あのう、今日の朝、財布の落し物はなかったでしょうか。」
 するとあるともないとも言わずいきなり
 「どんな財布でしょうか。」

 その返事の仕方で、今までの経験から(つまらない経験です。フン)
 あった! と確信しました。
 それから、警察に聞かれたのと同じように中身について根掘り葉掘り聞かれて最後に、
 「はい、ブロンズ色の長財布、うちの従業員が見つけまして確かにお預かりしています。」

 よかったあ。
 
 そして、台風が去った2日後、あまり乗り気でないトラオを伴い大洲へと出かけました。
 娘たちには「送ってもらったらよかったのに」と言われましたが、お金の入った財布を送ってもらうのは手続き上面倒をかけるし、直接お礼も言いたいし。

 「ばあちゃん、これは一泊旅行なん?」
 「泊まらないから日帰り旅行よ。いや日帰りドライブかな。」
 ははあ、さてはばあちゃんと二人だけでお泊りだと思って乗り気じゃなかったのか。

 それからあとは楽しいドライブでした。久々にたくさんおしゃべりをし、無事に財布を受け取り、お礼代わりにトラオとウマオ向けの雑誌やら食品やらを購入し、トラオのリクエストでジョイフルで昼ご飯を食べ、さあどこかで遊んで帰りたいなあと大洲市内に入ったところで
 「大洲城」の標識が目に入りました。
 「トラちゃん、大洲城へ行ってみようか。」

 大洲城は、市民会館のすぐ裏手にあり、市民会館の駐車場が城の駐車場でもありました。
そばには俳人松根東洋城のお家が。



 以前少年少女合唱連盟の演奏会でここへ来たことはあるのですが、あの時城の建物はあったのかな? 天守は平成16年に復元されたものです。
 駐車場から城まではゆるゆるとした坂道を上ります。 距離も松山城よりもうんと短いです。なのに、しんどいこと。
「ばあちゃん、もう帰ろ。」
「もうちょっと行ってみようや。あの角のとこまで。」


「もう帰ろ。」
「もうちょっと、あそこ曲がったら何があるか見てから。」


「じゃあ、ダッシュで行くよ。」
 この暑いのによう走ること。もはや小学一年生の足にもついていけません。

 すがすがしい広場が現れました。


 端っこに行って眺めると


 駐車場とその付近の建物。レトロで趣があります。この右奥に松根東洋城の家があります。

 反対側は


 この建物を見てトラオは急に興味を持ったようでした。
 「ここ入りたい。」
 
 「だけどまず、あそこの発掘現場を見てみよ。」


 ここはあえてトラオに質問させます。
 「こんにちは。何を掘っているんですか?」
 すると
 「ここに古い建物があったんよ。ほれ、屋根瓦がでてきたよ。」
 と親切に教えてくれました。
 
 天守の入口にあったパネル


 どこの観光地にもある顔出しパネルですが、大洲城ではこんな装束の鉄砲隊が出現するんだそうですよ。近くにいたご夫婦が、
 「せっかくおばあちゃんと来たんだから記念に撮ってあげましょう。」と言って写真を撮ってくださいました。どなたもトラオには優しかったです。

 さて、入城しましょう。入口は台所櫓という重要文化財の建物です。城内は土足禁止。素足に木の床が気持ちよかったです。

 これが天守のひな型。大洲城の作事方棟梁の家に伝えられてきたものだそうです。
 

 このひな形をもとに新しい天守が建てられたそうで、心柱となった木材や梁に使われた木材なども一部展示されていました。城内は写真OKですが、興味深く見ていたら撮るのを忘れていました。

 いよいよ天守の上の方へ

 ものすごい急な階段なんですよ。トラオはとっとと先に行って私を呼ぶのですが、私はスカートの裾を踏んづけそうでなかなか上がれません。

 

 ひゃあ~


 最上階から見た景色


 肱川がきれいに見えました。

 こうして大満足でお城見学を終え、帰路についたのでした。
 帰りの車の中でトラオは爆睡。なのでサービスエリアでわたしも一眠りして、安全運転で帰ってきました。 めでたしめでたし。

 ショッパーズの皆さん、本当にありがとうございました。
コメント (4)
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台風前夜のばたばた

2017-08-12 14:11:32 | いろいろ
 先週、のろのろのとやってきた台風5号。やっかいな台風でしたね。
 どこもかしこもイベント予定でいっぱいの週末。早々と中止や延期を決めたところもあれば、ぎりぎりまで様子見のところも。主催者はさぞかしやきもきしたことでしょう。
 3年前、断腸の思いで少年少女合唱連盟演奏会の中止を決めた時も週末ののろのろ台風でした。今年もまた台風に合わせるように県大会が開かれます。でもこちらは予定通り開催との連絡を受け、土曜日は朝からぶっ通しの特別練習を行いました。

「学校にいるのと同じくらいの時間練習したね。よく頑張りました。今日はゆっくり休んでね。七夕祭りで遊びすぎて声が出ないなんてことのないように。できたら七夕は明日か明後日行って。」
 指導の先生のお話があって解散。

 ところが、夕方知った情報で、
 丹原七夕まつりは今日1日限り。明日、明後日は中止! あらまあ。

 1日しか見られないとなると「行かなくては」という心情になるの、妙ですねえ。
 「ささのはさらさら・・・」とっても上手に歌えるようになったヨウコにきれいな飾りを見せてやりたいな、ということで急きょ七夕祭りに行くことにしました。それから急いで犬の散歩に行ってご飯を食べて・・・と、娘から電話。
 ヨウコに浴衣を着せたんだけど帯がない! お~、お~
 そこで昔娘たちが結んだ兵児帯を探し出し、落ち合った駐車場で結んで・・・・ドタバタの末に会場に着いたらもう8時前。よい子はそろそろ寝る時間ですわね。

 こんなに遅く来たことがないので、くらい夜空に浮かぶ七夕飾りが一段ときれいだと思いました。

 

 大正時代から続く夏祭りだそうです。昔は一商店がこんな大掛かりな飾りを作っていたそうですが、今はたぶんそんな元気なお店は少ないんじゃないかな。華やかな飾りの下は明かりもつかない真っ暗な空き家だったり、普通の住宅だったりして、商店街の衰退に歯止めはかからないようです。でも、飾り自体はいろいろな団体が協力しているようで



 豪華なものでした。

 旧丹原町の保育所や幼稚園の七夕が飾ってあるお祭り広場(小さな小さな広場です)



 前に来た時より飾りがにぎやかなような。
 そしていくつかの踊り連


 これも人数が増えているような?



 食べ物の屋台の前は、テレビでしか見たことのないような長蛇の列ができているし(3日分の人が押し寄せたからか?)
 祭りそのものは盛り上がっているような感じがしました。

 だけど、私は明日の朝早いし、ヨウコも眠くなる時間なので、ほんの数十メートル歩いただけで帰ってきました。

 翌朝は演奏会場のある八幡浜市へ。台風の兆候はこれっぽっちも見えません。よかった。
 ところが出発間際になってハプニングが。

 久々に着たユニホームのサイズが合わなかったんですって。あいにくユニホーム係の先生は県外に行ってお休み。しかも携帯が壊れてる。何人もの携帯のやり取りを経て、最終的に私がご自宅に行ってご主人から何サイズかのユニホームを受け取り、車で八幡浜まで届けることになりました。わたし、一緒にバスに乗っていくつもりだったので道順も何もわかりません。
 バスの休憩地でスタッフが運転手さんに道順を教えてもらい、それを私に電話してくれて、聞いた記憶を頼りに車を走らせて、無事に八幡浜市へついたけど、会場の「ゆめみかん」にたどり着けない。スマホで調べたけどなぜか表示されないんです。
 市の図書館に飛び込んだら、親切な図書館員さんが懇切丁寧に教えてくださいました。要するに旧市街からはかなり離れたところにあったんですね。で、来た道を引き返してやっと会場周辺まで来て、同じ場所を2回ぐるぐると走ってやっと合流できました。

 やれやれ。

 心配された台風は、午後になってもいっこうに荒れる様子もなく、演奏会は順調に進みました。



 毎回素敵なパフォーマンスを見せてくれる西条少年少女合唱団のみなさん。総勢40人超。
 このあと私たちの合唱団。ピンチヒッターの中高生を含めて18人。ずいぶんと貧相に見えるのではないかと心配しましたが、子どもたちの精一杯の歌声には説得力があり、聞いているほかの合唱団のみなさんの心に響いたのではないでしょうか。(客席の空気でなんとなくわかります)

 ゲストの宮本益光さんの素晴らしいバリトンにしばし時間を忘れ
 最後の全体合唱の後には一斉に紙飛行機を飛ばしました。



 きのうの練習の合間にバタバタと折ったばかりの紙飛行機。もう少し早く連絡をもらってたらよく飛ぶ飛行機も作れたんでしょうけど

 どの合唱団の飛行機も、その飛行距離は



 足元周辺 
 
 バスの子どもたちを見送って帰路に就いた私。途中のスーパーで休憩兼買い物をするつもりで車から降りました。さて、財布を取り出そうとバッグをまさぐったのですが

 ない! 
 何度探しても財布がないのです。

 これが最後のバタバタのはじまりでした。
コメント (6)
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ああ

2017-08-05 00:22:06 | くらし
 せっかく書き上げた記事が・・・・突然に消えてしまいました。どうもパソコンが本調子じゃないです。この間はメニュー画面が出てこなくて全く仕事にならなかったし・・・暑さのせいでしょうか。そういえば昔、職員室にも冷房がないのにパソコンのサーバー室には冷房を入れていたなあ。パソコン優先だったんですよ。我が家は人間優先で、パソコンをつけない時は冷房は入れません。でも連日の30度越えではパソコンもきついでしょう。

 今日は書き直す元気がありません。ごめんなさい。また明日。

 今日のいや、もう昨日か。の夕焼け



夏の夕焼け川むこ(向こう)越すなって言われますが、本当ですね。
 

 台風が近づいていますね。どうぞ被害が大きくなりませんように。
コメント (4)
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