前回の続きです。
財布がないことに気が付いてから、とりあえず朝買い物をした伊予灘サービスエリアまで帰ってきました。
でも、店が違いました。だって高速道路を朝行ったときは下り線、帰りは上り線。あ~あ。
仕方がないので、店の人に下り線のほうに電話で問い合わせてもらい、
所轄の警察署を教えてもらって、電話で紛失届を出し、
「困るのはクレジット機能付きのショップカードだけね。カード会社に届けたらいいのかな、それともまずお店に言っておくべきか・・・」運転しながら冷静に考えました。応対してくれた人たち(警察も含めて)皆さん親切で、心が落ち着いたのかもしれません。
とりあえずお店に行って紛失を届けておこう、と行きつけのスーパーの駐車場に来てふと思いつきました。
財布がないことに気づいたスーパー「ショッパーズ大洲店」、あそこ朝にも寄ったよね。お花がいっぱい並べてあったのでちらっと眺めたんだけど、あの時財布を持ってたのかな?帰りに買い物しようと思って何も買わずトイレだけ借りたんだけど・・・・念のため聞いてみようか。
そして電話番号を調べ、問い合わせてみました。スマホに替えててよかった、番号は簡単にわかりました。
「あのう、今日の朝、財布の落し物はなかったでしょうか。」
するとあるともないとも言わずいきなり
「どんな財布でしょうか。」
その返事の仕方で、今までの経験から(つまらない経験です。フン)
あった! と確信しました。
それから、警察に聞かれたのと同じように中身について根掘り葉掘り聞かれて最後に、
「はい、ブロンズ色の長財布、うちの従業員が見つけまして確かにお預かりしています。」
よかったあ。
そして、台風が去った2日後、あまり乗り気でないトラオを伴い大洲へと出かけました。
娘たちには「送ってもらったらよかったのに」と言われましたが、お金の入った財布を送ってもらうのは手続き上面倒をかけるし、直接お礼も言いたいし。
「ばあちゃん、これは一泊旅行なん?」
「泊まらないから日帰り旅行よ。いや日帰りドライブかな。」
ははあ、さてはばあちゃんと二人だけでお泊りだと思って乗り気じゃなかったのか。
それからあとは楽しいドライブでした。久々にたくさんおしゃべりをし、無事に財布を受け取り、お礼代わりにトラオとウマオ向けの雑誌やら食品やらを購入し、トラオのリクエストでジョイフルで昼ご飯を食べ、さあどこかで遊んで帰りたいなあと大洲市内に入ったところで
「大洲城」の標識が目に入りました。
「トラちゃん、大洲城へ行ってみようか。」
大洲城は、市民会館のすぐ裏手にあり、市民会館の駐車場が城の駐車場でもありました。
そばには俳人松根東洋城のお家が。
以前少年少女合唱連盟の演奏会でここへ来たことはあるのですが、あの時城の建物はあったのかな? 天守は平成16年に復元されたものです。
駐車場から城まではゆるゆるとした坂道を上ります。 距離も松山城よりもうんと短いです。なのに、しんどいこと。
「ばあちゃん、もう帰ろ。」
「もうちょっと行ってみようや。あの角のとこまで。」
「もう帰ろ。」
「もうちょっと、あそこ曲がったら何があるか見てから。」
「じゃあ、ダッシュで行くよ。」
この暑いのによう走ること。もはや小学一年生の足にもついていけません。
すがすがしい広場が現れました。
端っこに行って眺めると
駐車場とその付近の建物。レトロで趣があります。この右奥に松根東洋城の家があります。
反対側は
この建物を見てトラオは急に興味を持ったようでした。
「ここ入りたい。」
「だけどまず、あそこの発掘現場を見てみよ。」
ここはあえてトラオに質問させます。
「こんにちは。何を掘っているんですか?」
すると
「ここに古い建物があったんよ。ほれ、屋根瓦がでてきたよ。」
と親切に教えてくれました。
天守の入口にあったパネル
どこの観光地にもある顔出しパネルですが、大洲城ではこんな装束の鉄砲隊が出現するんだそうですよ。近くにいたご夫婦が、
「せっかくおばあちゃんと来たんだから記念に撮ってあげましょう。」と言って写真を撮ってくださいました。どなたもトラオには優しかったです。
さて、入城しましょう。入口は台所櫓という重要文化財の建物です。城内は土足禁止。素足に木の床が気持ちよかったです。
これが天守のひな型。大洲城の作事方棟梁の家に伝えられてきたものだそうです。
このひな形をもとに新しい天守が建てられたそうで、心柱となった木材や梁に使われた木材なども一部展示されていました。城内は写真OKですが、興味深く見ていたら撮るのを忘れていました。
いよいよ天守の上の方へ
ものすごい急な階段なんですよ。トラオはとっとと先に行って私を呼ぶのですが、私はスカートの裾を踏んづけそうでなかなか上がれません。
ひゃあ~
最上階から見た景色
肱川がきれいに見えました。
こうして大満足でお城見学を終え、帰路についたのでした。
帰りの車の中でトラオは爆睡。なのでサービスエリアでわたしも一眠りして、安全運転で帰ってきました。 めでたしめでたし。
ショッパーズの皆さん、本当にありがとうございました。
財布がないことに気が付いてから、とりあえず朝買い物をした伊予灘サービスエリアまで帰ってきました。
でも、店が違いました。だって高速道路を朝行ったときは下り線、帰りは上り線。あ~あ。
仕方がないので、店の人に下り線のほうに電話で問い合わせてもらい、
所轄の警察署を教えてもらって、電話で紛失届を出し、
「困るのはクレジット機能付きのショップカードだけね。カード会社に届けたらいいのかな、それともまずお店に言っておくべきか・・・」運転しながら冷静に考えました。応対してくれた人たち(警察も含めて)皆さん親切で、心が落ち着いたのかもしれません。
とりあえずお店に行って紛失を届けておこう、と行きつけのスーパーの駐車場に来てふと思いつきました。
財布がないことに気づいたスーパー「ショッパーズ大洲店」、あそこ朝にも寄ったよね。お花がいっぱい並べてあったのでちらっと眺めたんだけど、あの時財布を持ってたのかな?帰りに買い物しようと思って何も買わずトイレだけ借りたんだけど・・・・念のため聞いてみようか。
そして電話番号を調べ、問い合わせてみました。スマホに替えててよかった、番号は簡単にわかりました。
「あのう、今日の朝、財布の落し物はなかったでしょうか。」
するとあるともないとも言わずいきなり
「どんな財布でしょうか。」
その返事の仕方で、今までの経験から(つまらない経験です。フン)
あった! と確信しました。
それから、警察に聞かれたのと同じように中身について根掘り葉掘り聞かれて最後に、
「はい、ブロンズ色の長財布、うちの従業員が見つけまして確かにお預かりしています。」
よかったあ。
そして、台風が去った2日後、あまり乗り気でないトラオを伴い大洲へと出かけました。
娘たちには「送ってもらったらよかったのに」と言われましたが、お金の入った財布を送ってもらうのは手続き上面倒をかけるし、直接お礼も言いたいし。
「ばあちゃん、これは一泊旅行なん?」
「泊まらないから日帰り旅行よ。いや日帰りドライブかな。」
ははあ、さてはばあちゃんと二人だけでお泊りだと思って乗り気じゃなかったのか。
それからあとは楽しいドライブでした。久々にたくさんおしゃべりをし、無事に財布を受け取り、お礼代わりにトラオとウマオ向けの雑誌やら食品やらを購入し、トラオのリクエストでジョイフルで昼ご飯を食べ、さあどこかで遊んで帰りたいなあと大洲市内に入ったところで
「大洲城」の標識が目に入りました。
「トラちゃん、大洲城へ行ってみようか。」
大洲城は、市民会館のすぐ裏手にあり、市民会館の駐車場が城の駐車場でもありました。
そばには俳人松根東洋城のお家が。
以前少年少女合唱連盟の演奏会でここへ来たことはあるのですが、あの時城の建物はあったのかな? 天守は平成16年に復元されたものです。
駐車場から城まではゆるゆるとした坂道を上ります。 距離も松山城よりもうんと短いです。なのに、しんどいこと。
「ばあちゃん、もう帰ろ。」
「もうちょっと行ってみようや。あの角のとこまで。」
「もう帰ろ。」
「もうちょっと、あそこ曲がったら何があるか見てから。」
「じゃあ、ダッシュで行くよ。」
この暑いのによう走ること。もはや小学一年生の足にもついていけません。
すがすがしい広場が現れました。
端っこに行って眺めると
駐車場とその付近の建物。レトロで趣があります。この右奥に松根東洋城の家があります。
反対側は
この建物を見てトラオは急に興味を持ったようでした。
「ここ入りたい。」
「だけどまず、あそこの発掘現場を見てみよ。」
ここはあえてトラオに質問させます。
「こんにちは。何を掘っているんですか?」
すると
「ここに古い建物があったんよ。ほれ、屋根瓦がでてきたよ。」
と親切に教えてくれました。
天守の入口にあったパネル
どこの観光地にもある顔出しパネルですが、大洲城ではこんな装束の鉄砲隊が出現するんだそうですよ。近くにいたご夫婦が、
「せっかくおばあちゃんと来たんだから記念に撮ってあげましょう。」と言って写真を撮ってくださいました。どなたもトラオには優しかったです。
さて、入城しましょう。入口は台所櫓という重要文化財の建物です。城内は土足禁止。素足に木の床が気持ちよかったです。
これが天守のひな型。大洲城の作事方棟梁の家に伝えられてきたものだそうです。
このひな形をもとに新しい天守が建てられたそうで、心柱となった木材や梁に使われた木材なども一部展示されていました。城内は写真OKですが、興味深く見ていたら撮るのを忘れていました。
いよいよ天守の上の方へ
ものすごい急な階段なんですよ。トラオはとっとと先に行って私を呼ぶのですが、私はスカートの裾を踏んづけそうでなかなか上がれません。
ひゃあ~
最上階から見た景色
肱川がきれいに見えました。
こうして大満足でお城見学を終え、帰路についたのでした。
帰りの車の中でトラオは爆睡。なのでサービスエリアでわたしも一眠りして、安全運転で帰ってきました。 めでたしめでたし。
ショッパーズの皆さん、本当にありがとうございました。