ハチさんが残した置き土産のしまつー
それにしても、一群れのハチが集める蜜のすごいこと。あの小さな体で、花と巣とのあいだをどれだけたくさん往復したのでしょう。その努力を想像すると、巣ごと蜜をぶんどるなんて気の毒になってきます。でも、絶えずたらりたらりとしたたり落ちる蜜をそのままにはしておけません。
直径20センチ以上あるざるとボールはすべて動員しました。大きいおでん用の鍋なども持ち出しました。
そうめんをゆがいた後でざるがすべて出払っていることに気づき、あわててぶじこの家にざるを借りに行ったりして・・・
まず、ざるに調理用のガーゼをしいて、そのうえに巣を置き、落ちてくる蜜をボールや鍋で受け止めました。
これは上の方の幼虫やさなぎの入ってない、蜜だけの部分です。
写真で言うと、左端の透き通った飴色の部分。ここの蜜を集めるのは簡単です。
たまに混じっているハチを丁寧に取り除き、ざっと壊して、落ちてくる蜜を受け止めます。食事用のナイフで巣を切っていくと、おいしそうな蜜がじわっとあふれてきました。
問題はこちらのほう
巣の一部屋一部屋に幼虫やらさなぎやらが入っているので、うかつに壊せません。これは壊さずにそのまま置いておき、落ちてくる蜜を気長に集めます。
「1週間ぐらいかかるぞ。」と、弟は言っていましたがー
中の蜜も色の濃い濃厚そうな蜜でした。
それから、できたばかりと思われる巣もありました。
透明で色の薄い蜜が入っていました。
巣によって蜜の濃さもちがうのかなあ。だとしたら、集める容器も別にした方がいいかしら。
そこで、梅干し用にストックしていた瓶を2つも使ってしまう羽目になりました
瓶は焼酎で丁寧に荒い、乾かしておきました。口の部分にガーゼを2重にかぶせてしっかりとひもで縛り、ボールや鍋に落ちてきた蜜を流し込みます。
しばらく置いたら花粉が浮いてくるので、すくって捨てるようにといわれましたが、あんまり多くなさそうなのでまあいいか。
最後に、小さな保存用の瓶をぐつぐつと煮て消毒し、蜂蜜を小分けします。
ふ~む、まるでメープルシロップみたいだわねぇ。
ダーク ミディアム ライト なぁんてね
できあがったのを少しずつお裾分けしていますが、瓶が足りません。 百均の小さな瓶、買い占めたんですけどねえ。
ところでー
今回は巣が壊れてしまったので、仕方なく幼虫が入っている巣の蜜もいただきましたが、弟のやりかただと、幼虫がいなくなった後の巣から蜜をとるようです。
そのために巣箱は2階建て。はちは上から下へ巣を作っていき、新しい巣で幼虫を育てるそうなので、1階部分までハチが降りてきたら、からになった2階を切り離し、そこの蜜をとるのだそうです。そうすればむやみにハチを殺さなくてもいいのです。
ふ~ん、なるほど。 このやり方なら蜂蜜とりもいいかぁ。 ちょっと興味がわいてきた。
今まで見たこともなかったけど、ちょっと巣を見てみましょうか。うちの巣は、覗き窓がついてるんですよ。
これは、今年巣別れした群れなのですが、すでにいっぱいですね。このハチたちが1階に行ったら巣の上の方をいただきます。上を切り取っても落ちないように、途中に何本か針金を通しています。
それと、蜜をとった後の巣ですが、完全に搾り取ったわけではありませんから、まだまだ蜜が残っています。
これはその辺に置いておくと、ハチが全部回収してくれるそうです。使ったボールや鍋などもハチが滑り落ちるほどきれいになめてくれるんだとか。
ああ、ハチさんに返すのか。これもいいなあ。わたしは蜂蜜で生活していくわけではないのですから、欲張らなくてもいいのです。幼虫の入った巣も、1週間も置かずにさっさとハチに返してしまいました。ゆっくりもしていられない事情もあったので。
こうしてようやく蜂蜜の始末を終えた日、ぶじこがやってきました。
「ちょっと~ 梅をコンテナいっぱい(約20キロ)もらったんだけど・・・」
はあ~
それにしても、一群れのハチが集める蜜のすごいこと。あの小さな体で、花と巣とのあいだをどれだけたくさん往復したのでしょう。その努力を想像すると、巣ごと蜜をぶんどるなんて気の毒になってきます。でも、絶えずたらりたらりとしたたり落ちる蜜をそのままにはしておけません。
直径20センチ以上あるざるとボールはすべて動員しました。大きいおでん用の鍋なども持ち出しました。
そうめんをゆがいた後でざるがすべて出払っていることに気づき、あわててぶじこの家にざるを借りに行ったりして・・・
まず、ざるに調理用のガーゼをしいて、そのうえに巣を置き、落ちてくる蜜をボールや鍋で受け止めました。
これは上の方の幼虫やさなぎの入ってない、蜜だけの部分です。
写真で言うと、左端の透き通った飴色の部分。ここの蜜を集めるのは簡単です。
たまに混じっているハチを丁寧に取り除き、ざっと壊して、落ちてくる蜜を受け止めます。食事用のナイフで巣を切っていくと、おいしそうな蜜がじわっとあふれてきました。
問題はこちらのほう
巣の一部屋一部屋に幼虫やらさなぎやらが入っているので、うかつに壊せません。これは壊さずにそのまま置いておき、落ちてくる蜜を気長に集めます。
「1週間ぐらいかかるぞ。」と、弟は言っていましたがー
中の蜜も色の濃い濃厚そうな蜜でした。
それから、できたばかりと思われる巣もありました。
透明で色の薄い蜜が入っていました。
巣によって蜜の濃さもちがうのかなあ。だとしたら、集める容器も別にした方がいいかしら。
そこで、梅干し用にストックしていた瓶を2つも使ってしまう羽目になりました
瓶は焼酎で丁寧に荒い、乾かしておきました。口の部分にガーゼを2重にかぶせてしっかりとひもで縛り、ボールや鍋に落ちてきた蜜を流し込みます。
しばらく置いたら花粉が浮いてくるので、すくって捨てるようにといわれましたが、あんまり多くなさそうなのでまあいいか。
最後に、小さな保存用の瓶をぐつぐつと煮て消毒し、蜂蜜を小分けします。
ふ~む、まるでメープルシロップみたいだわねぇ。
ダーク ミディアム ライト なぁんてね
できあがったのを少しずつお裾分けしていますが、瓶が足りません。 百均の小さな瓶、買い占めたんですけどねえ。
ところでー
今回は巣が壊れてしまったので、仕方なく幼虫が入っている巣の蜜もいただきましたが、弟のやりかただと、幼虫がいなくなった後の巣から蜜をとるようです。
そのために巣箱は2階建て。はちは上から下へ巣を作っていき、新しい巣で幼虫を育てるそうなので、1階部分までハチが降りてきたら、からになった2階を切り離し、そこの蜜をとるのだそうです。そうすればむやみにハチを殺さなくてもいいのです。
ふ~ん、なるほど。 このやり方なら蜂蜜とりもいいかぁ。 ちょっと興味がわいてきた。
今まで見たこともなかったけど、ちょっと巣を見てみましょうか。うちの巣は、覗き窓がついてるんですよ。
これは、今年巣別れした群れなのですが、すでにいっぱいですね。このハチたちが1階に行ったら巣の上の方をいただきます。上を切り取っても落ちないように、途中に何本か針金を通しています。
それと、蜜をとった後の巣ですが、完全に搾り取ったわけではありませんから、まだまだ蜜が残っています。
これはその辺に置いておくと、ハチが全部回収してくれるそうです。使ったボールや鍋などもハチが滑り落ちるほどきれいになめてくれるんだとか。
ああ、ハチさんに返すのか。これもいいなあ。わたしは蜂蜜で生活していくわけではないのですから、欲張らなくてもいいのです。幼虫の入った巣も、1週間も置かずにさっさとハチに返してしまいました。ゆっくりもしていられない事情もあったので。
こうしてようやく蜂蜜の始末を終えた日、ぶじこがやってきました。
「ちょっと~ 梅をコンテナいっぱい(約20キロ)もらったんだけど・・・」
はあ~