ブドウかな?
いいえ、すももなんですよ。 ブドウの葉に見えるのは、すももにからみついたのぶどうの葉です。
去年は1個もならなかったすももに、今年はすずなりに実がつきました。
1か月前の写真です。
食べごろになったころ・・・・
枝もたわわどころか、重みで枝が折れてしまいました。
このすもも、甘みはあるのですが酸味が少ないため、水っぽく感じます。 それでもよく熟れたのはおいしいので、ことしは思う存分食べました。 ただ・・・・
よその柿畑に隣接しているので、柿の木の消毒がかかるのです。一枚目の写真にも農薬が点々と散っているのが写っています。
いくら洗っても、消毒した直後には食べる気がしません。 つまり、食べられる時期が限られているということです。
今年は雨の後急に暑くなる日が多かったので、そのたびに消毒。 ほとんどを食べずに地面でくさらせてしまいました。
そして今年はこちらもすずなり。
白桃です。 これも去年は数えるほどしか実が成らず、人間が食べる前に虫に食べられてしまったもの。 どうも去年は桃類にとっては裏年で、実がならなかったのですね。
今年は人間の口にも入りそうだなと大いに楽しみにしてましたが、こんなに実をつけては小さい実にしかなりません。 摘果して半分ほどに減らしました。 それでもまだ多すぎたかな。
今年は袋もちゃんとかけて、と袋の用意までしたのに・・・・ぐずぐずしている間に色づいてきちゃった。
それにしても、袋をかけたら気づかなかったこの色。 緑の葉陰にのぞく実のなんて愛らしいこと。
そして色づいた桃は毎日毎日次から次へと落ちてくるのです。 こうなるとわたしは忙しい。
落ちた実は、すぐさま虫が味見に潜り込みます。さらに、傷がついた桃は傷みが早いので、そうならないうちに拾い集めなければなりません。 落ちないうちにもいだらどうか?
それはそうなのですが、落ちた桃は木に残っている桃に比べて格段においしいのです。なんせ、完熟して落ちてくるのですから。
そういえば、ベジタリアンと呼ばれる人たちの中には、落ちた果物しか食べない(?)人がいるそうです。命ある間は食べないということかしら。
中には虫に食われて力尽きたのもありますが。それでもきれいな部分をそぎ取って食べてみると、店で売られている高級品に負けないおいしさです。
でも、これは本当に困ります。 我が家ではとても消費しきれないけれど、虫が食って穴の開いたのや、落ちて打ち身傷ができたものばかりで人様に差し上げることもできません。木に残っているきれいなのはおいしいのとおいしくないのとがあって見かけでは判断できないし・・・・
落ちたのを拾ってきました。
さて、これをどうするかというと、
皮をむいて実をそぎ切りにして、まずは一口味見をします。 おいしければそのまま生で食べられるよう一口大に切っておき、まずければ精一杯大きく丸く切り取って
砂糖を加えて火にかけて、シロップ漬けにしました。
残りの小さいかけらは同じく砂糖と一緒に煮てすりつぶしー
ジャムにしてみました。
シロップ漬けは、当たり前のことですがとてもおいしく、ジャムは、ペクチンが少ないのか、トロッとなりませんでした。 よくばって種に近いところまでとったせいか、ほんのわずかながら苦いような渋いような桃独特のあくが感じられました。
そして、生の桃が傷みが早いように、火を通したこれも傷みが早かった。
瓶の消毒もきちんとしたのに、食べきらないうちに発酵しはじめました。
先日弟が母を連れてきてくれたのですが、姿が見えないなと思ったら二人して桃の木のそば。
母の手にはなんと包丁が! 片っ端から落ちた桃のきれいなところを切って食べていたのです。
「お茶でも」というわたしに、「桃を食べたからいい」と言う・・・・
帰りに、母はごみ袋半分くらい持って、大満足で帰りました。
その桃を全部砂糖で煮て冷凍したら、とてもしんどかったそうです。 あたりまえですわね