あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

梅の次は・・・びわだ

2017-07-19 23:40:32 | 野菜・果物・料理など
 我が家の梅の処理が終わりかけた頃

 畑の片隅にある大きなびわの木も実を落とし出しました。



 うちには2本(多分)のびわの木があって・・・・・
 多分2本というのは1本は隣の敷地との境界にあって、どちらの家のものかよくわからなかったのですね。でも最近になってこれはうちの敷地内ではないかと思うようになりました。お隣さんは誰もとりにこないし。これが非常においしくて、プロの育てたびわの味にもまけません。

 もう1本のおおきなびわの木は何時食べても酸っぱいです。それで毎年落ちた実を拾っています。完熟して落ちたのは甘みも濃厚でとても美味しいです。

 それが、今年はどういうことかことのほかおいしくて・・・まだ木にくっついているのでも甘いのです。いつもなら人間はほんの少し、後は虫と鳥にあげてしまうんですけど、こんなに甘いびわーちょっと欲が出ました。毎日木の下をあさり、しつこく拾いました。そしてよく食べました。



 とてもとても食べきれるものではないです。でも生で美味しいのを加工してしまうのもねえ・・・・

 結局こつこつと皮をむいて、種を出して、砂糖で煮ました。酸味の少ないびわの砂糖煮はなんだか間が抜けた味。やはりレモン汁か何かを加えなければ。でも、あいにくレモンがありませんでしたので、先につくった梅のかりかり漬けの中に入れてしまいました。

 あれからもう2,3週間たったかしら



 飴色に透き通って、とってもおいしそう。いえ、実際美味しかったのです。ただ、甘くて甘くて、もう一切れか二切れで十分。来年は砂糖を控えなければ。

 加工したのはこれだけ。大きなボールいっぱいのびわの皮は剥いたものの、疲れてしまって、とりあえず冷凍しておきました。とりあえず・・・いつかは何とかするつもり・・・いつなんでしょうね。

 こうして今年も食べきれなかったびわです。
 びわの木にはたくさんの鳥がやってきました。
 


 私が木に近づくと一斉に飛び立って近くの電線に止まりました。


 これ、全部びわの木にいたんですよ。 
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梅づくし

2017-07-13 23:41:05 | 野菜・果物・料理など
 うちの方ではもう1週間以上前から雨の合間にセミが鳴いています。そろそろ梅雨が明けそうな気配です。 先日「雨びわ 日梅」について書きましたが、結局今年の梅雨は、雨梅雨か空梅雨か、何だったんでしょうね。
 我が家に限って言えば今年の梅は豊作でした。
 うちには2本梅の木があって、1本はよく梅干しに使われる「南高梅」です。これについてはこの前に書きました。我が家ではほとんど活用せずじまいでしたが、唯一「青梅のかりかり漬け」というのを作ってみました。ネットで検索したらまあ、レシピの多いこと。いったいどれを参考にしたらよいのやら。
 で、私が選んだのは、水上勉の「土を喰う日々」に出てくるかりかり漬けを再現してみた、というレシピです(どのサイトか忘れました)。細かいことはわからないらしく試行錯誤だったらしいですが、そのくらいざっとしている方が私向き(笑)
 
 ところが!
 
 青梅に塩をして板ずりして種を除く作業がなんとも手間で。第一我が家には木の鍋ぶたがない。そこで小皿の底でずりずりしてみました。けっこう代用できはしたのですが、時間がかかる、手は痛いで、しまいには包丁で切れ目を入れて種を取り出しました。あとは氷砂糖と混ぜて水分が出るのを待つだけでしたが。


 写真を撮り忘れていたので今日撮りましたが、かりかりじゃないです。ねっとりして、お菓子のグミのような感触。そしてめちゃくちゃ甘い。砂糖の分量はちょっと控えたんだけどなあ。ぶじこはあますぎるのでいらないと言いました。下の娘は、この汁を炭酸で割って飲むととても美味しいと言って、すでに完食したようです。

 だいたいこれに時間を取られてほかのことができなかったのよね。残りの梅は全部知り合いにあげてしまいました。

 やれやれと思ったのもつかの間、もう1本の梅にも実がなっていることに気づいたのです。



 (ちょっと余計なものが写っていて気になるかもしれませんがお許しを。後日ちゃんと鉢に植えましたので)
 拾っても拾っても毎日これくらい落ちてくるもんだから上を見たら、いやあ、たくさんなっていました。

 この梅は花はうっすらとピンクがかってとても可憐なのですが、実も熟れると



 こんなにかわいいんですよ。美味しそう。見かけはね。酸っぱさには変わりありません。孫たちが拾って口にしてはいけないので、「絶対食べてはだめ」と、口酸っぱく言い聞かせておきました。

 この梅、過去に2回、めちゃくちゃ短く剪定されまして(今思い出しても腹が立つ)梅雨の頃まで新芽が出ませんでした。ようやく一人前に茂りだした頃、また別の人が切り刻んで、今度も梅雨まで芽が出ませんでした。おまけに樹勢が回復するのに2,3年かかりました。おととし、ぶじおくんが剪定してくれまして・・・あっ!もしかして今年実がなったのって、剪定がよかったのかな? 実は南高梅も実をつけなくて剪定が悪いと言われたんです。それでこちらもぶじおくんが剪定してくれて、今年はいっぱい実をつけましたから。

 ようやくたくさんなった梅。よし、今度こそ無駄にしないようにがんばろう。そこで、実が落ちる前に脚立に登って収穫しました。屋根にかかったのは枝ごと切り落としました。




 さて、またまたコンテナ半分くらい収穫できた梅。まずは定番の梅干し。実は去年一昨年のがまだ残っては板のですけど。それからこれも定番、梅酒



 梅酒は1升5合の焼酎を使っています。これはぶじこ宅に。我が家用に5合ほど。

 それから、青くて固いものと柔らかくなりかけたものに分けて、



 柔らかい方は梅ジャムに。
 熟れすぎたのも、傷んだところを取り除いて使いました。



 去年も一昨年も作ったのですが、酸味をどれだけ残すかが難しいです。わたし、あまり酸っぱいジャムはパンにつけるのも好きではなくて、去年のジャムがまだ冷蔵庫に。
 今年は水を取り替えてはゆでこぼし、取り替えてはゆでこぼし、を何回も繰り返して、相当酸味を抜きました。梅の酸味はただ酸っぱいだけでなく苦みか渋みか、ちょっと雑味が混じっているので、それが感じられなくなるまで。梅の風味が薄れるのはちょっともったいないなあとは思ったのですが、なかなか美味しくできました。

 堅い梅は、りんごさんが作っていた「梅のコンポート」にしてみました。

 梅にぶつぶつと穴をあけていくのは、ビデオをみながらぼちぼちと。あまり苦にはなりませんでした。




水を取り替え取り替え茹でるのも、ジャム作りで大切さがわかっていましたから、ほかの用事の合間に気長くやりました。
 が、火を通せば通すほど梅は柔らかくなるのです(当たり前だけど)



 ああ~ 皮が破れちゃった。
 最後にはもう、腫れ物にでも触るようにそうっとそうっと砂糖を溶かした鍋に移して

 できあがりです。


 器量のよいのだけ写真に撮りました。

 もうちょっと梅の風味がある方がいいかな?だけど、煮汁を薄めてゼリーにしたら、とっても美味しかったです。

 

 これ、大人たちにはとても評判がよかったのですが、予想外に子どもたちに不評で。みんな途中で「もういらない」って言うんです??? 甘すぎたのかなあ。

 最後に、
 去年作った酸味の強い梅ジャムのしまつを。

 減塩のすり味噌と混ぜて火を通し、梅味噌を作ってみました。梅のコンポートの途中でつぶれてしまった梅も種を取り除いて投入。 

 

 梅味噌は毎年友人から頂くので作ったことがなかったのですが、とても美味しくて重宝するんですよ。冬まで置くと味もまろやかになって、ふろふき大根や、田楽、酢味噌和えなど大活躍。
 作り方も自己流ですが、あの味を思い出しながら、味噌を足したり梅を足したり・・・ 何とか思うような味になりました。
 今年はまだ彼女から届きません。教育現場で奮闘中の彼女、われわれ退職組は「体にだけは気をつけてね。」としか言えません。
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花の窓

2017-07-07 23:28:46 | いろいろ
 今日は7月7日、七夕です。だけどうちの方では七夕は月遅れの8月。そのほうがいいんですよね。だって新暦の7月7日は梅雨の最中、彦星と織り姫も雨ではかわいそう。
 幼稚園や保育所、その他の施設では七夕飾りを作ったりしますが、我が家では何のことはない普通の日です。
 だけど、私にとっては記念日なんですよ。

 ブログ開設記念日。しかも今年は10周年。
 
 先ほどまで昔の記事を読み返していたら止まらなくなりました。記事数1398件、もう少しで1400になります。よく書きました。10年間の軌跡をいろいろ書こうと思っていましたがやめます。

 せめて、記念すべき11年目の記事は七夕飾りにちなんで華やかなものにしましょう。

 
 買おうかどうしようかと迷っていたマンデビラ、ついに買ってきました。


 
 植えて2日ほどですがもうしっかりとネットにしがみついています。
 税抜き348円。(サントリーの、サンパラソルという種類なら398円)迷うほどの値段ではないのですけど、わたしには花にお金をかける習慣があまりない・・・・花は、勝手に生えるか、もらうか、拾ってくるか。つまりただで手に入れる方が多いものですから。

 それでもやっぱり買おうと決めたわけは、

 松山市の道後にこの花をいっぱい咲かせているおうちがありまして、その華やかさにすっかり魅せられてしまったのです。

 このおうちでは去年、11月になってもこんなに咲いていました。



 

 

 プランターに二株ずつ植えているんですかね。それとも一株ずつかしらん。いずれにせよここまで賑やかにしようとすれば2、3000円はかかるかな? 年金暮らしにこんなにお金はかけられないわね。なのでたった一株です。蔓がぐんぐん伸びるタイプらしいので、これからどんなに大きくなっていくか楽しみです。

 

 今年の春の県展は、この花をモチーフに鏡を作ってみました。



 作品の中に作品が映り込んでややこしいですね。自分が写らないようにするために苦心したんですよ。
 インテリアには派手すぎると思ったのですが、ぶじこが、うんと派手な鏡がほしいというのでつくってみました。だけど、イメージと違ってたからいらないという・・・
 
 県展が終わって、別の場所でご披露したのですが、みなさん、花に目を奪われて、自分が写っていることになかなか気づかなかったそうな。 鏡なんですけど。

 
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あめびわひうめと言うけれど

2017-07-04 21:03:35 | 野菜・果物・料理など
台風3号の様子はいかがだったでしょうか。場所によっては雨風の被害も大きかったようです。被害に遭われた方々には心からお見舞い申し上げます。
 
 この台風3号、実に十何年ぶりかに愛媛県に上陸しました。ところが、私の住む東予地方は被災地の方々には申し訳ないくらいあっけなくて警報も出ませんでした。夕方近くには、かあっと夏の日差しが照りつけました。 
 雨の多い年はびわが豊作で、日照りだと梅が豊作、といわれますが、今年はどうなのかな?今年の梅雨は天気も両極端、何だか訳のわからない梅雨です。
 
 で、
 
 あちこちで見るびわは、冬の電飾のごとく。



 何も手入れしてないから小さい小さい実です。





 そして誰も採ってない様子。

 ある日山道を走っていたら、猿が横切りました。それも、5匹。なぜこんなところに?と車を停めて見てみたら、道ばたに1本のちいさなびわの木がありました。ははぁ~これがおめあてだったのね。
 
 

 柵もしているけど、まさか猿に狙われるとは思ってなかったんでしょうね。

 まだどこのびわも色づき始めたばかり。黄色いびわはほとんどなくなって青いびわだけが残されていました。


 お猿さんたち、もうちょっと待ったら美味しいびわになってたのに。

 うちのびわもびっしり実をつけて、近年では最高といえるほど甘くて美味しいです。こんなにびわが豊作なんだから今年の梅雨は雨が多い?
 
 いや、梅雨入りの頃、こちらの方は全く雨が降らず、いろいろな人が「梅雨はどこへ行った?」って書いていましたね。ならば今年は日梅か?

 ちらっと今年は梅が少ないというのを聞いたことがあるけど、我が家では梅も豊作でした。



 なかなか採る暇がなかったので、落ちてしまった。



 それでもやっと暇を見つけて収穫しました。
 落ちたのは拾わずに、1本の木でこれだけ


 なかなかいい実です。

 
 が、梅干しは一昨年のがまだ残ってるし・・・・青梅のかりかり漬けというものを作ってみました。これがなかなか手間暇かかってほかのものにまで手が回らず。残ったのは黄色くなってくるし、水につけてあく抜きしたのは傷んでくるしで、かなりの梅を捨てる羽目になりました。無傷で残っていたのは知り合いに持って帰ってもらいました。
 やれやれ

 2,3日して、表の庭に植えてある梅の木の下に梅の実発見!数年前の強剪定がたたって何年もろくに実をつけなかったのが、今年はびっしりと実がついているのでした。

 ああ~、どうしましょう。
 
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ユリの花

2017-07-03 22:36:44 | ガーデニング
 畑の一角に植えたユリがきれいに咲きました。



 中でも、後から仲間入りしたテッポウユリが重たげに傾いていましたので、



 何輪花をつけているか数えてみました。



 花の終わったのも含めて10輪かな? すごい!

 しかし、よくよく見るとほかのユリも負けていないようです。

 白のすかし百合



 14輪? 上手く数えられません。

 赤のすかし百合



 よく見ると花柄から枝分かれしてつぼみが。



 黄色のすかし百合。去年大輪の花を咲かせた丈夫な種類


 いやはや、どれも10輪以上の花をつけています。

 おとどしだったかしら、咲き終わった後律儀に球根を掘り起こして秋に植え直したんですが、育ちが思わしくなくて、去年は植えっぱなしにしておきました。種から芽が出たのであろうと思われる小さな葉っぱがいっぱい出て数が増えました。

 気になるのは、勝手に生えてきたひまわりとコスモス。どうしましょう。
 そして、確かに植えていたはずのピンクのすかし百合は1本もありません。また、中心が小豆色、その周りがクリーム色の個性的な色をしたオリエンタル系のユリ2本、これも姿が見えません。植えっぱなしだと、弱いものは淘汰されていくんでしょうね。
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今年の大発生

2017-07-01 21:38:58 | 生き物
 7月です。今日は石鎚山のお山開き、この日が来ると夏が来た!と思います。でも、例年ならまだ梅雨の最中実感はうすいのですが今年はー
 昨日の朝激しい雷雨がありました。一昨日はびわの木でセミの初鳴を聞きました。今日は、真夏のような熱い日差しに、どこかでセミが鳴いています。雷が鳴ってセミが鳴いたら梅雨は終わり? なので、春に撮りためた写真を大急ぎでアップします。

 とある草ぼうぼうの畑のなかでモンシロチョウが乱舞していました。


 肉眼に見えたのはすごい数だったのですが、残念ながらカメラではこれが限界です。

 なんでイヌタデにモンシロチョウが集まるかなあ?と、よくよく見たら



 イヌタデに埋もれてキャベツ畑があったんですね。この畑の持ち主は元気なのかしら。
おなじキャベツ畑でも



 よく手入れされるとこんなふうに。
 ウチワみたいな大きな葉っぱです。


 しかし、ここまでにするにはよっぽど大量の農薬を散布したに違いない、と別の意味で心配になります。が、さすがにチョウは飛んでおりました。よく見れば葉っぱに穴も。
 ずっと前、キャベツ農家さんに「農薬は葉が巻き始めるまで。玉ができだしたら農薬は撒かない。」と言う話を聞いたことがあります。このキャベツ畑も農薬散布をやめたのでしょうか。だとしたらこれからチョウの天国になるのね。そして穴の空いた葉っぱを何枚も取り除いて出荷するのでしょうね。

 キャベツにモンシロチョウが集まるのは納得できますが、こちらは・・・


 川底に一面クレソンが生えていて、花盛りだった場所にチョウの群れが。すごかったですよ。蛍見物でもするようにしばし立ち止まって見ておりました。やはりカメラでは写しきれません。

 土手の葛の葉にもとまっています。


 謎1 このチョウはどこで発生したのでしょうか。クレソンの葉を食べて成長したとか?
 謎2 このあとチョウはどこに卵を産むのでしょうか。孵化したときえさになるものがある場所に産むはずなんですが。クレソンはすでに刈り取られたし・・・・キャベツ畑を求めて各地へ散らばったのかしら。もうこのような群舞は見られません。

 おまけ



 ねぎ坊主の蜜をすうチョウ。ええ~、臭くないのかなあ。葱といえども花は臭くないんでしょうね。

 
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