あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

イネ科にまつわるエトセトラ

2024-06-29 21:52:00 | いろいろ
 最近は散歩をしていても、牧草ばかりが目立ちます。



 はなこ、何してるの?


 草食べてるの。


 ボチもそうでしたが、牧草の葉を食べては吐くんです。ペットグラスと言って売られているので、多分異常ではないと思いますが。
 

 一番目立つのはこの草。


 これは枯れると


 
 茎が紫色なんです。去年、麦わらを使って作るヒンメリ作りのワークショップに参加したことがあります。
 ヒンメリは北欧の、麦わらで作ったモビールです。麦もイネ科ですよね。
 材料は、茎が細目のライ麦だそうです。よく見ると微妙に色が違っています。そんなことにも驚きのワークショップでした。



 麦わらを使った飾りもつけます。これらは先生が用意してくれていました。


 昔、お年寄りから馬の作り方を習ったことがありましたが、綺麗さっぱり忘れてしまったなあ。子どもの頃は蛍かごなんかも編んでいたのに。
 藁に糸を通して八面体にしただけなのに、みんな全く違う作品ができて楽しかったです。
 



 わたしの作品


 その時ふと思ったのです。この紫色の茎を使ったら、また、違った雰囲気の作品が作れるのではないか、と。
 それで、藁に通す針を分けてもらい、その辺の牧草の茎を切り取って集めでいたのですが、結局作らずじまい。

 今年はあまりいい茎が見当たりません。細いし、雨続きでいい色のがないしー
結局は思いつき倒れかな😅

 さて、はなこの好きな、そして紫色の茎をしたこの草の名は?
 恥ずかしいことに、ずっとこれをエンバクと思っていたのです。でも、細かく穂の姿を見るとエンバク(カラスムギ)とは違いました。そもそも、一つの植物に対してカラスとツバメと二つのなまえがあるなんて…


 A  エンバクはこれでしょうか。





 じゃあこれは何?
B ホソムギ?


はなこが食べていたこれは
C ネズミムギ?



実ってくるとこうなるんです。




 BとCはとてもよく似ていますが、やっぱり違いますよね。結局はよく似た草が三種類ということ?

 こうして牧草が気になりだすと他のも気になります。気になる穂の植物を見つけました。
 
 名前については細かいところまで確かめたわけではありませんので間違っていたらすみません。

 うちのトマトの中に蔓延っているカモガヤ
 背が高くて歩くのもじゃまなんですけどー




 群生がとても綺麗で霞みたいだった草


 近くで見るとこんなの


 ヌカススキ?


 こちらは、粘土質の土が好きなのかしら。弟のレンコン畑に生えていた草。


 この穂の形が面白くて調べてみました。


 カズノコクサと出たのですが、どうかしら?そう言われればカズノコに見えなくもないです。
 
 チガヤの穂に似ていますが違います。


 太いし長いです。


 オオアワガエリ?
 さらに穂が開くとどうなるのかしら。これは散歩道のそばの荒地にあります。
 
 イネ科の中にはアレルギーを引き起こすものもあるそうです。それを考えると、こんな道歩いていて大丈夫か、と心配にもなります。

 余談ですが、
 はなこは生まれて初めて病院でフィラリアの検査をしました。その結果、フィラリアに感染していることが分かり、今、治療薬と予防薬と両方を飲んでいます。草を食べるのはそのせい?
 ⚠️ はなこは去年うちに来たシニア犬です。うちで感染したわけではないので、念のため。

 そして、病院行きの大騒動については別の機会に。
 





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ジヤコウアゲハの観察 後編

2024-06-26 11:05:00 | 生き物
 前編 幼虫〜サナギ
 後編 羽化 放蝶

 6月23日 6:23 あまり早起きはできませんでした。
 案の定、羽化は終わって羽もかなり伸びていました。昨夜1時まで粘らずさっさと寝たらよかった。1時間早く起きたら違う姿が見られたのに。残念。
 サナギにぶら下がってくるくると向きを変えていました。


 


 ビロードのような美しい羽


 
 6:29  時折り羽を開いては閉じるのですがこの時点では羽を閉じると2枚がピッタリと合わさっていました。


 けれど30分後には、少し隙間が開くようになり


 さらに20分後にはここまで開いて


 8:55 ついに全開 
 お腹の裏側が見えています。



 羽がしっかり伸びるまでは動かないと思うのでそのままにして庭の草引きをしました。
 台風の吹き戻しのような強い風が吹く日でした。

 時折覗きに行くと、人の気配を感じてか飛ぼうとするのです。そして食べなくて下に落ちます。水槽がツルツル滑って上に上がることが難しそうでした。せっかく上がってもわたしが見ていると、飛ぼうとしてまた落ちるし。


 なので、急遽ネットを被せ割り箸を突っ込んで上に登らせ、やっと網にすがった体勢で落ち着いてくれました。大分動くようになったので、もう逃してもいいころかな?
 しかし、午後からは大雨になってしまいました。いかん、あまり待たせるとお腹がすくのではないだろうか。
 14時過ぎ、アカシアの蜜を薄め、ガーゼに浸して置いてやりました。


 15:06  やった、吸っています。網に滲み出た蜜に吻を伸ばしていました。これで雨が止むまでゆっくり待てます。



 そのうち雨が止みました。予報ではまたすぐに降るらしいです。大急ぎで、娘が水槽と被せた網をもち、わたしが運転して、ウマノスズクサの生えている生まれ故郷へ。
 
 草むらに向かった娘がいきなり

 あ、おった!

 持っていた水槽を適当にその辺に置いてスマホをかざしました。

 何が? いました。ジヤコウアゲハ。

 わたしもスマホを出そうとしてふと見ると、

 ああー

 連れてきたチョウが、網の隙間から飛び立ったのです。
 待って待って。せめて飛んでいる姿を撮らせて。
 けれど、チョウは高く舞い上がり、あっという間に見えなくなりました。
 
 トラオが小さかった頃、飛んで行くイシガケチョウに向かって、
「さよならぁ、元気でねー お誕生日おめでとうー」
って言ってたのを思い出しました。 
 正確にはお誕生日ではないけど、成人をむかえる誕生日です。無事に返すことができてよかった。そして何より嬉しかったのは
 


 成蝶を少なくとも3匹見かけたことです。同じ頃に卵から孵化したのかもしれません。仲間がいて本当によかった。
 蝶たちはあちこち落ち着きなく飛び回り、なかなか写真を撮らせてくれませんでした。やっと撮れた一枚です。産卵してるのかしら。
 
 例によって道端近くの葉っぱをめくっていたら


 サナギと同じ色をした卵!
 そして幼虫!


 どうする?
 保護しよう。どうせ刈り取られるところだから。

 ジヤコウアゲハは愛媛県の絶滅危惧種にはなってないようです。多分、ウマノスズクサのあるところにはたくさんいるのでしようが、ここは本当に狭い場所でウマノスズクサも去年より少ない気がします。
 このあたりはクズが他の植物を駆逐しているのかもしれません。
 


 こんな危うい場所ではなく、安心して生きていける場所が他にもあったらなあ。ジヤコウアゲハば人間の邪魔にはならない蝶だと思うんです。まずはウマノスズクサが生える場所が必要です。環境としては似た土地がうちにもあるんだけど…

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ジヤコウアゲハの観察 前編

2024-06-24 15:28:00 | 生き物

 9年間探し続けていたもの、

 それは、わたしの住む地域に住むジヤコウアゲハです。
 去年、ついに食草であるウマノスズクサを発見しました。が、蝶の成虫をこの目で見ることはできませんでした。
 
 今年こそは。ということで、ジヤコウアゲハの飼育記録をまとめます。
 
 以下、日を追って書いていきます。ちょっとキモい幼虫も、そのまま載せてありますので苦手な方は要注意です。
 
 5月31日
 とあるところに予定より30分ほど早く着いてしまい、待ち時間にウマノスズクサを見に行きました。
 去年の秋、道端にあったのは刈られて、その後小さな苗が育っているのは見ていましたが、冬の間どうなったかな?
 
 あら、もうつぼみができている。




 でも、あまり背も高くなく、数も少ない気がするー
 もしかして、春先にも刈られたか? 人の手の入れない茂みから伸びてきたのは緑も濃くつるも長そうでした。もしかして、卵でも産んでないかなあ。あまり期待もせずツル全体をひっくり返してみたら、
 


 いきなり見つかってびっくり‼️
 よく目立ちます。
 
 ちょっと考えて、わたしはこれを家で飼育することにしました。なぜなら、ここにいたのではまた刈り取られるかもしれません。去年みかん畑で見つけたアゲハのサナギは、春先の剪定作業で枝ごと切られてしまいました。いらない枝ならさっさともらっておけばよかった、と、後悔したものです。
 
 この幼虫も、連れて帰った方が無事にチョウになれる確率が高い。そう考えたわけです。
 
 しかし、奇妙な形です、おまけに、みつけた時からずっとこのままでうごきません。
 




 6月1日 13:00
  翌日になつても動いてません。このままサナギになるのかな?


 6月1日18:11
 
   お尻の方が尖ってる?


 皮を脱いでました。それで動かなかったのね。


 6月2日 朝
 幼虫は移動していました。





 葉っぱを食べた跡。


 下に小さなフンが落ちていました。
 
 裏側から見たところ。


 それから一週間ほど、モリモリと葉っぱを食べて、たくさんフンをして、身体も大きくなりました。
 
 
 フンは大中小あります。敢えて掃除をしないでおきました。脱皮間もない頃はとても小さなフンでした。大きいのは3倍以上ありました。
 そして、なぜか先の葉っぱを切り落として
 


 
 
 6月8日
 
 突然いなくなりました😨
 その辺一帯、壁まで探し回った結果

 6月8日 10時半
 
 玄関にあったベンチの裏側にいるのを発見。前蛹になりたかったのね。
 
  6月8日 夜9時前
 体を一本の糸で支えていました。
 


 6月9日 朝10時ごろ
  体が少し丸くなった?


 6月10日 朝 7時



 6月10日 11時
  4時間しかたってないのに!


 脱ぎ捨てた殻が下に落ちていました。


 あとは羽化を待つばかり。
 幼虫も奇妙な形でしたが、サナギも普通のアゲハとはずいぶん違います。

 これは羽化前に枝を切り落とされたナミアゲハのサナギ




 ベンチが邪魔をして十分は見られないのですが、
 
 6月14日 金曜日
 前の方
 
 後ろの方は窪んでいます。



 下から覗いてみました。


 なんて複雑な形なんでしょう。

 それから一週間経って
 なんだか色が変わってきたような気がしました。そして前の方が垂れ下がってきたのではないかしら。
 
 6月21日 金曜日


 6月22日 土曜日の朝 色が変わったのがはっきりしました。いよいよか?


  6月22日 夕方 16:20  


  同じ日の19:30
 ずいぶん色が黒くなりました。以下、夜玄関ホールの薄暗いライトの下での撮影です。実物とは多少色合いが違います。
 


 
 


 20:20 なんとか正面から写せました。


 斜めから


 下から



 21:19

 こんなに黒いのに、まだ割れ目ができてない。


 22:14
  金魚みたい。


 6月23日 日曜日 1時過ぎ。こんなに黒くなりました。が、羽化の瞬間を見ることは諦めて、寝てしまいました。




 もう、明日目が覚めたら絶対羽化してるよね。早起きしたら見られるかもと、思いながら。
 
   続く
 
 
 
 
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続キノコがニョキニョキニョキ

2024-06-22 00:17:00 | きのこ
 雨が上がりました。早速例のキノコのもとに。
 できましたら、一つ前の記事からお読みいただけると分かりやすいです。
 

 これが、キツネノエフデなのかキツネノロウソクなのか、はたまたキツネノタイマツなのか。

 ちょっと触ったら折れてしまいました。
 中は空洞


 三つの「キツネ」のうち
 軸の基部が白  キツネノエフデ
 軸がピンクでだんだん薄くなり基部が薄ピンクなのが
   キツネノエフデロウソク 
   キツネノタイマツ

 これは基部が白ではないのでキツネノエフデではない。





 上部にグレバという臭くてネバネバしたものがついている。
 キツネノロウソクは軸とグレバとの堺がなく、キツネノタイマツは笠がある。
 うちのには笠がありました。



 なのでこれはキツネノタイマツだと思います。ゆみこさん、改めてありがとうございました。

 さて、詳しく観察しているとき見つけたもの



 キノコを食べるナメクジ!
 昨日のスカスカだった軸はナメクジが食べたい跡だったのかー
 キツネノタイマツだけではありません。






 キクラゲに迫るナメクジ
 ということは、毒はない?(あくまでもわたしの素人判断です)これは食べてもいいかな?
 
 名前がはっきりしたところでわたしはその辺を耕し始めました。雨上がりは忙しいのです。なぜなら、植物を植えるにはちようどいい条件なので。わたしはここにアジサイを植えるつもりでした。土も湿って柔らかいし。
 
 一鍬入れてびっくり





 うわっ⁉️ ヘビかトカゲの卵を掘り起こしてしまったか。
 しかし、よく見ると


 
 根っこが生えている!
 そこでやっと、キツネノタイマツの幼菌であろうと判断しました。ホツ😅
 まだまだキノコはでてくるはずだつたのですね。掘り起こして乾いたらどうなるのかしら?

 それから、その辺に蔓延っていたスイカズラやビナンカズラを引き剥がしたところ



 ツルで隠れていたところから特大キクラゲが。他にも



 苔?の生えたキクラゲ

 白くて細かいサンゴのような


 キノコ?


 昨日のぷっくりしたキノコは、周りの草をとってみると、こんな可愛いキノコでした。


 もうあちこち目移りがしてきて作業をやめ、もう一度キノコ探し。マンネンタケの幼菌に似たキノコはどうなつた?




 あまり変わりありませんでした。これがマンネンタケのような形になるとは思えません。多分違うキノコでしょう。

 それから、自分の勘違いにも気がつきました。
 消えたと思ったオレンジのつぶつぶが、


 マツの木で見つかったのです。


 形はサルノコシカケというよりキクラゲに近いと思いました。これからどうなるのか楽しみ。





 まだチェックしてなかった木にもキノコがあるかもしれません。そこで、ウバメガシの切り株も見てみました。

 あるある。

 切り口に



 これと同じものなのかな?


 拡大してみると


 キノコとは思えない形

 これはモクレンにあった縁取りのあるフリルと同じかな?
 


 びっしり並んだサルノコシカケ。ひとつひとつは超小さいです。

 
 この木にもオレンジのつぶつぶが。


 形のはっきりしてない、かさぶたみたいなー




 これもキノコなのか?
 こんなおまけも



 茶色のカマキリです。コカマキリみたいですがこの段階ではなんとも言えません。

 というわけで、ウロウロするばかりで、アジサイ2本植えるのに半日もかかってしまいました。

 





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キノコがニョキニョキ

2024-06-19 22:58:00 | きのこ
 梅雨入りしたというのにカラカラの晴天続き。その挙げ句の大雨。その後の真夏のような晴天。
 最近の雨の降り方って、熱帯のスコールみたいだよね、と、娘と話しています。
 10日ほど前の雨の後、モクレンの切り株でこんなキノコを見つけました。




 これって?
 キクラゲ⁉️


 木耳の名の通り、耳の形そっくりの形状、弾力のある触り心地。多分キクラゲよね。
キクラゲの佃煮大好きです。以前スーパーで見つけて、こんな食べ方もあるのかと驚き、それから手作りするようになりました。幸いなことにキクラゲを育てる農家さんがでできて、産直市にいけばいつでも手に入るようになりました。

 200円ほどの材料でいっぱいできます。


 モクレンの木にできた木耳らしきもの、
 これも、佃煮にしていいものだろうか?100%キクラゲだと言い切れないわたしは、収穫をためらっていました。それから晴天が続き、キクラゲらしきキノコは、乾燥木耳と同じ見かけになりました。いや、どうすべきか?
 この切り株には他にも、



 フリルみたいなサルノコシカケみたいなキノコと

 普通のサルノコシカケと



 ちいさなぷっくりしたキノコと



 4種類のキノコが生えていたのです。


 その近くでこんなものも見つけました。




見ればその辺に何本もあります。



 ❓❓❓
 こんなキノコ今まで見たことがないんですけど。
 検索すると、キツネノエフデ、またはキツネノロウソク、またはキツネノタイマツ。どう違うのかイマイチ分かりませんが、黒いところは臭いそうなのです。
 
 追記 コメントでキツネノタイマツというのも教えていただきました。
 キャー 紛らわしい。
 判別は根元の色のちがいとか。後日詳しく調べるとして、今は三種類並記しておきます。やぐちゆみこさん、ありがとうございました。





 翌日、一本のキノコはこんなになっていました。



 
 虫に食われたのかスカスカです。

 雨の日から5日程たってー
 この日も晴天でした。庭に来たツマグロヒョウモンを追いかけて、とまったところを写そうとした時、




 え?あなたは何に止まってるの?



 多分キノコなのでしょうが、今まで見たことがありません。
 手前の黒い物と右の茶色いものはキノコの皮?


 あちらにももう一つ。あちらには黒い皮はなさそうです。


 毎日様子を見ていましたが、さほどの変化はありません。

3日後

 白い部分が伸びてきました。


 根元の方


 キノコの皮に見えた黒いかけらは、枯れた松の皮でした。

 てっぺんは

 

 グーグルの検索で出てきた結果は?

  1 かぼちゃに入ったミートソース
  2 やきみかん
  3 かぼちゃのチーズ茶巾
 あまりにも的外れで笑っちゃう。 
  
 そして昨日の大雨
 キノコはどうなったかな?



 あまり変わっていませんでした。
 乾燥キクラゲは生キクラゲにもどり
 株の切り口に、前にはなかったオレンジ色のつぶつぶが。残念!写真撮ってないです。というのも、晴れると跡形もなく消えていたのです。

 キツネノエフデ(ロウソク)はどうかな?




 色鮮やかな、出たばかりと思われるキノコが増えていました。でも、すぐに倒れるらしく


 まっすぐなのは少なかったです。


 そして今日、弟宅ですごいの見つけてしまいました。


 オレンジのきのこ! 
 もしかして、うちの小さい粒もこんなになったりして。

 それと、かぼちゃに間違えられたキノコですが、マンネンダケの幼菌に似ているらしいです。もう少し観察を続けます。

おまけ
 運動公園の草原にころんと落ちていた
 恐竜の卵?


 岩にも見えますけど、キノコです。


 去年も同じ場所に生えていてその時はすでに終わりかけでした。





 とてもキノコには見えなかったのです。











 
 

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西に行くか東に行くか

2024-06-16 08:13:00 | 山登り・里山歩き
 松山市からの帰り、今日はどちらに行こうか、迷っていました。
 ざっくり言って東西を走る国道、その南方向に谷が二つあります。松山市に近い方が西谷、桜三里の峠に近い方が東谷。西谷には塩が森、東谷にはアジサイと龍の惣河内神社と、白猪の滝があります。わたしがよく行くのはこの三か所。
 今朝の新聞で、東谷の白猪の滝近くのショウブが見頃との記事を読んだところでした。
 うーん、先週行った所だしなあ、西の方の塩が森のヤマモモと、ササユリも気になる。結局、塩が森に行くことにしました。結構狭い山道で、いつも運転に緊張します。
 ところが、
 管理棟の近くまで行ったところでローブが張られいて、昨日農薬散布した所なので立ち入り禁止ですと。せっかくきたのに😥
 仕方なく引き返して東谷のシヨウブを見に行くことにしました。
 滝と言っても道はよく、駐車場もトイレも整備された公園です。
 駐車場からほんの14.5分登るだけだけど息が切れる…はあはあ言いながら着きました。

 あらあら、ずいぶん花が少ないです。遅かったか?😟

 
 このエリアは2、3年前植え替えをしたとかであれ以来賑やかに咲いているのを見たことがありません。
 綺麗に整地されているのですが思ったほど株が大きくなってない?


 比較的綺麗な花を












 周囲にはアジサイがたくさん植えられています。わたしの好きな「紅」が、鮮やかでした。



 一通り見て、少し山道を歩きました。
 マタタビの葉が白くなっていました。


 花も。


 見事に穴の空いた草。ちょっと見たけど虫は見つかりませんでした。
 

 手すりにカエル。日向ぼっこなの?



 斜面がボコボコに荒らされていて、


 足跡が残っていました。


 多分、イノシシですね。
 むこうに堰堤が見えたら行き止まりです。


 オレンジ色の石積み?藻か苔かー横峰寺の石垣もこんな色でした。


 頭上は清々しい緑


 地味な花が咲いているけど、なんの木でしょう。


 コンクリートの堰堤から流れ落ちる水はまっすぐ筋になって落ちていました。夏に来た時、あの下で遊んでいる子がいたなあ、どこから降りるんだろう?


 階段を降りて行くと、オニグルミの実が目の前にありました。




 大きく枝を広げたその木は複雑に交わって


 とてつもなく遠くまで枝を広げていました。


 すごい!この迫力はカメラでは表せません。
 エカキムシ(正式な呼び名ではない)に喰われた葉も面白いし、

 みたことのない木の実はあるし



 検索すると、キブシに似ているのですが、合ってるかしら?



 枝の間から見える棚田は綺麗だし…


  うちの周りにはない草花はあるし

 種ができ始めたテンナンシヨウの仲間


 ホタルブクロはもう咲いていました。


 そして、面白いクモ発見。


 怒ってる?笑ってる?聞いてみたくなるこの顔。検索してみるとどうもチュウガタコガネグモのようです。サンタ顔と書いてありました。そう言えばね。
 ところで、コガネグモは、愛媛県では準絶滅危惧種に指定されています。では、チュウガタコガネグモはどうなの?
 やっぱり里山歩きは楽しい。短い時間でしたが、来てよかった。


 


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いちごの季節

2024-06-13 23:59:00 | 植物
 
 ナワシロイチゴが熟れだしました。


 これから実になるのもいっぱいあります。
けど、完全な形になるものは案外少ないのです。


 ナワシロイチゴはルビーの粒を集めたように美しい、と、いつも思います。


 この粒々一つ一つの中にわりと大きくて硬い種が入っていて味は酸っぱめ。それでもこどもの頃はこのいちごがみのるのは楽しみでした。ちょうど田植えの頃です。
 
 花もかわいくて







 ピンクの星を集めたよう。
 
 子どもの頃は花より団子、食べられるということがうれしかったです。実家の周辺にはナワシロイチゴしかありませんでしたから。

 ところが今の我が家の周辺にはナワシロイチゴはあまりなく、クサイチゴばかりなのです。



 これは粒も大きく酸味もなくて甘い美味しいいちごです。それがどこもかしこにもあって、最近の子は見向きもしませんね。
 春のまだ寒い頃から白い花を咲かせていました。




 咲き終わり


 それからガンガン葉っぱが茂って、何も見えなくなりました。
 草刈りをしていると


 葉っぱの下からいっぱい現れました。


 そうなんです。これは葉っぱをかき分けてみなければわからない。でも、茎に細かい棘があって、痛い思いをします。それでもやっぱり食べたい。
 昔、クサイチゴのジャムを頂いたことがあります。ジャムができるほど採るにはどれだけ時間をかけてどれだけ痛い目をしたか、もう、気の毒なくらい貴重なジャムでした。
 
 我が家のブラックベリー


 まだ実がついていません。


 ちょうど猛暑に差し掛かった頃に熟れるのですが、ろくに食べないうちに、ほとんど干からびてしまいます。というのも、これは本当に真っ黒にならないと酸っぱいのです。甘くなる前に干からびちゃう。
 以前は毎日数個ずつとって冷凍し、貯まったのをジャムにしたりもしましたが、ナワシロイチゴに似て、酸っぱくて種が硬くて多くて、手間をかけるほどのことがなかったのです。今は、そこに生えていると言うだけですかね。

 とあるお家に植えているキイチゴ。白い花が咲いて、オレンジ色の実がなります。花も実も味もクサイチゴに似ています。



 写真が悪いですが、本当はツルではなくて木のように上に伸びています。時々子どもたちが失敬してたみたいです。なぜか今年は花も咲かず実もならずーどうしたんでしよう?

 普通のいちご(市場で売られている)の写真がありませんが、ハウス栽培でなければ5月ごろが旬ですね。こちらは鑑賞用のいちご



 ボケました。なんとも愛らしい。先日弟宅へ行ったら実がなっていました。



 見た目も味も普通のいちごでした。
 




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龍の神社のアジサイ

2024-06-11 22:03:00 | いろいろ
 アジサイの季節ですね。この時期よく訪れる、東温市の惣河内神社に寄り道してきました。お正月に藁の龍が奉納されていた神社です。
 ここはもともと山アジサイがたくさんあることで人気でした。国道からほんの2.3キロ離れているだけですから、気軽に立ち寄れます。





 藁の龍はそのままありました。



 後から、この龍は、地元の人たち総出で作ったことを知りました。

 今日のお目当ては山アジサイですがー

 なんだか花が少ないような気がしました。早かったのかなあ、遅かったのかなあ。広場のハンゲショウがまだ白くなっていませんでした。




 一枚だけ。


 アジサイは、昔ざっと数えて30種類くらいあったと思います。今回は花が少ないので、伊予という名のつく花を中心に撮ってみました。
 写真と名前とが違っているかもしれませんがご容赦を。

 伊予丸



 伊予てまり



 伊予かすり
 花びらに細いすじが入っています。


 伊予しぐれ


 伊予の五月雨
秋の雨も初夏の雨もありました。すみませんが、写真が入れ替わっているかも知れません。



 伊予桜。桜のように優しいピンク。



 伊予白


 おまけに、いよではなくて

 祖谷てまり 徳島県ですね。





  ぐるっとみて回って下に降りる時、いつもは閉まったままの古い民家が開いているのに気がつきました。今は使われてない社務所なのかなと思っていました。ところが、看板がかけられていたのです。
 前はなかったように思うのですがー


 誰かのゆかりの家だったのか。でも、説明がないのです。


  



 で、この人は誰?

 いまいちはっきりしないまま神社入り口の道まで降りてきた時、看板があって説明が書かれているのに気がつきました。


 これによると、
 写真の人物は、夏目漱石の弟子の松根東洋城。俳句結社「渋柿」を創設。昭和25年から27年にかけての15か月間を社務所の隅の一畳の間で暮らしたそうです。
 そうだったのか。
 この建物は今、休憩や句会などに利用できるそうです。以前は解放されてなかったのです。

 駐車場になっている広場では春にあったチューリップの球根の整理をしていました。

 限界集落にある神社は、地域を再発見し、盛り上げていこうとする人たちの手で、今、進化中。


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ウォーキングで見つけた! 竹の花など

2024-06-08 23:56:00 | いろいろ
 久しぶりに運動公園でウォーキングしました。草刈りの途中らしく、まだ雑草の残った場所には、
 
 ハルジオン(訂正します。ヒメジョオンーflowerconnection さん、ありがとうございました)


 かわいいんですけどはびこり過ぎ。外来種ですからね。


 今では珍しくなったカワラナデシコも。


 けど、外来種のオオキンケイギクが勢力を伸ばしているようで、負けてしまわないかと、心配です。


 どこにでもあるムラサキカタバミだけど、とてもきれいだったので。


 
 アザミの野原もありました。ここはハルジオンとのせめぎあい。




 これは?花が咲かないとわからないけど、ヒトリシズカだったらいいな。


 これはネズミモチの花かしら。



 虫もいました。
 名前は? 青く輝く体が美しい。


 タキシードを着たラミーカミキリムシ

 
 この芋虫はわたしの目の前で寄生バチに刺されました。


 そして、初めて本物に出会った蛾。





どなたかのブログで見たことがあるんだけど、名前が思い出せません。本物を見てわかったことは、
 ちっちゃい!
写真では大きさがわかりませんものね。


 散らばる蜘蛛の子はここにも。

 バッタの赤ちゃん



 ヒカゲチョウ?


 真横から見たかったのですが、羽を開くばかりで


 肝心のジャノメ模様がはっきりしないのです。
 
 帰ろうとしたらフロントガラスに飛んできたものがあります。生きた虫のお腹を見られることは滅多にありません。


 車を降りて背中を見てみました。
 カメムシでした。




 今、県内ではカメムシの果物への被害が拡大中だそうです

 わたしの車にまでやってくるとは。やはり多いのでしょうね。

 楽しい発見がいっぱいありましたが、極め付けはこれ。

 



 
 何?これは。
 山側を見てふと感じた違和感。
 
 周りは竹林です。もっとスッキリしたシルエットのはずですがこのもじゃもじゃはどういうこと?


 近寄ってしげしげと見てみました。




 なんとなく稲や麦の穂に似ているような?これってもしかして竹の花?


 わたし、本当は、サルトリイバラの葉にルリタテハの幼虫がいないかとキョロキョロしてたんですけど…


 でも、これはルリタテハよりすごい。だって竹の花が咲くのは120年に一度と言います。一生見ない人もいる中で、まさかこれが見られるとは。
 竹の花が咲くのを凶事の前触れだという言い伝えもあるようですが、今だって災害やら戦争やら十分凶事はあります。わたしは、単なる言い伝えにすぎないと思っています。
 見られてラッキー
と受け止めましょう。










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自家製ジャム&フルーツソース

2024-06-06 23:50:00 | 野菜・果物・料理など
 そろそろ桑の実が売れている頃。松山市からの帰りに実家に寄ってみました。
 あら〜遅かったかしら。実は高いところにあるだけで手が届きません。


 去年はジャムやらジュースやら染め物までしたのに。
桑の実のジャム - あた子の柿畑日記

桑の実のジャム - あた子の柿畑日記

弟が、「桑の実がいっぱい熟れとるんでジャムなんか作れないだろうか、」と言います。「できるできる、今度採りに行くから、」と話したのですが、採りに行く前に娘が知り合...

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 今年、下の方を切ってしまったということです。

 仕方ないので手が届く枝の実をつまみつつ世間話をしました。
 
 話は、先日作って届けたルバーブのジャムのことになりました。ルバーブって、生はスイバかイタドリに似てるんだけど、それなんかジャムにできないかなあ。
 なんでも炊いたらトロトロになるじゃろが。と弟。
 そうか、トロトロにさえなったらいいんだったら茄子も大根もなるもんね。けどジャムとして食べようとは思いません。
 イタドリは火を通すとぐじゅグジュになるので、下処理は熱湯をかけるだけです。それでも先の柔らかいところは崩れがち。うん、ジャムになりそうな気がする。もうイタドリの新芽はないので試してみることはできませんが。

 さて、そのルバーブのジャムですが、たまたま道の駅で格安のを見つけて買ってきました。これなら失敗しても惜しくない。




 左は甘夏、右が緑のルバーブです。
 作り方の簡単なこと。2センチくらいにトントンと切ってしばらく水に晒し、それの半量くらいの砂糖をまぶして煮るだけ。
 水に晒している時、イタドリと同じように酸が抜けて水が濁るのがわかりました。
 火にかけると見る見るうちにとろけていって出来上がり。レシピにはレモン汁を加えるとありましたが、そんなことしなくても十分酢っぱかったのです。その分、砂糖もたくさん入れたので、甘すぎるし。
 水に晒す時間を長くしたら酸味が程よくなるんじゃあないだろうか?
 もう一度ためしたくて買いに行ったのですが、もう売ってなかったのです。もしかしてシーズン終わり?
 味は? ルバーブらしさってどこにあるんだろう?なにしろ匂いもない癖のない野菜でしたから。
 食べ比べのために甘夏のジャムと並べて塗ってみました。





 ルバーブの簡単さに匹敵するのはいちごでしようね。
 ヘタをとって砂糖をまぶし、


 水分が出たらレンジでチンするだけ。
 1パックでこれだけです。


 ヨーグルトソース2回分くらいかな。

 面倒なのはルバーブと一緒に写している甘夏のジャムなんです。
 甘夏は、酸っぱくて苦い。わたしは好みではありませんがお年寄りには根強い人気があるようです。我が家は、レモンの台木として残っていますが、実も取れます。それをジャムにしてみました。
 皮は苦味が強い上に、アブラムシの被害でとても利用できる状態ではありませんでしたので、実を丸ごと使うことにしました。


 これを半分に切って種を取り除き火にかけます。沸騰したら水を変え、何回か水を変えながら晒し、また火にかけてー
 これを何回繰り返したかしら。食べてみて我慢ができる苦さになるまで。
 袋がとろけませんので、ミキサーにかけました。
 それから砂糖を入れて好みの硬さになるまで煮詰めます。甘夏の味も香りもしないジャムですが、見た目は一番滑らかそうでジャムっぽいです。酸味を補うためにあらかじめ絞っておいた果汁を加えて出来上がり。それでも甘夏っぽくはないですが、食べやすいジャムではありました。
 もう一つ手間のかかる、
 伊予柑のマーマレード
 これは皮も使います。すると、苦味の他に、皮のピリピリ感が気になるので、やはり何度も晒さなければなりませんでした。

 大鍋に二杯。

 煮ていると伊予柑のいい匂いが漂ってきて幸せな気分にはなるのですが、苦みやピリピリ感をほとんど無くしてしまうと、やはり一体なんのマーマレード?となってしまいます。酸味も抜けるので、やはり絞っておいた果汁を足しました。

 出来上がり。色が濃くなっているのは、白砂糖ではなく、きび糖やてんさい糖など色のついた糖を使っているから。


 白砂糖よりは雑味があるように思いますがわたしはこちらの方が好き。
 
 地元産の材料を使った、添加物の少ないジャムが人気ですが、この手間を考えるとお値段高めは当然かな、という気もします。
 




コメント (8)
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