あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

小さな喜び

2018-12-31 00:18:15 | いろいろ
 この歳の瀬に余裕の連続更新。今年は喪中欠礼で年賀状を書かない分気持ちにゆとりがあります。こうしてみると年賀状ってけっこうプレッシャーなのよねえ。

 ただ、お正月準備が・・・・春からほったらかしだった庭や畑、壊れたままの温室。腰椎骨折の影響が年末まで及んでいます。
 10日ほど前にようやくチューリップの球根を植えましたが、背丈ほど伸びたコスモスやら網目状のルコウソウやら、それに負けじと伸びたエノコログサやアメリカセンダングサの始末が大変でした。・・・うまく育つかしらん? がんばって堆肥だけはしっかり投入したんだけど。

 1メートルを超える枯れ草の中から出てきたのがこれです。



 この花には見覚えがありました。たしか黒ほおずき。3年前、あの年も植えたまま母の看病やら葬儀やらでほったらかしにしてたら7,80センチにもなって紫の花をいっぱいつけていて驚きました。あの大きな草花が、わずか10センチほどの背丈になって、たった1輪花をつけて・・・ごめんね本当はもっと大きくなるはずだったのに世話もしないで。それでもけなげに花をつけてがんばっている姿がいじらしくてかわいくて。

 みるとまだほかに2,3本



 黒ほおずきというのはこの実から名付けたのでしょうね。多分ほおずきとはちがう植物だとは思うんですが。これからまた来年生えてくれるかしら。生えてほしいな。

 もう一つ、外回りの雑用の中で見つけたもの



 びわの花です。びわは冬に花をつけて約半年かけて実を結びます。1ねんでもっとも厳しい季節に花を咲かせる果物です。えらいよねえ、としみじみながめていたらブ~ンと聞き慣れた羽音がきこえてきました。それも1匹や2匹ではないようです。



 真ん中のやや左上、わかりますか? なんと日本ミツバチが来ていたのです。冬の花の少ない時期、少しでも暖かい日差しがあれば蜜を集めにでてくる働き者。この小さなハチのおかげでたくさんの実をつけることができていたんですね。
 それにしても、このミツバチはどこに住んでいるのでしょう。
 ここ最近、洗濯物の縫い目や折り目の陰にミツバチが潜んでいることがあって不思議に思っていたのです。



 我が家からミツバチがいなくなって何年になるのかなあ。10月に花をいっぱいつけたヒイラギモクセイにも来てなかったと思います。もううちの近所にはハチはいないんだなあ、とふと寂しく思ったものですが、なんとミツバチはいたんです。柿畑の農薬散布にも負けず。

 ささやかなうれしい出来事でした。

 巨万の報酬を得て、世界中の景勝地にいくつもの別荘をもっても、なお満足できない人もいるらしいですが、日々のつましい暮らしの中にもちいさな驚きや喜びがたくさんあります。そんな暮らしに感謝して、来年もブログを綴っていきたいと思います。今年1年のご訪問、ありがとうございました。
 皆様良いお年をお迎えください。

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ぽち

2018-12-29 17:57:12 | ペット
 戌年なのに一度も出番がなかった我が家のポチ。わたしの骨折の原因を作ったあの犬ですよ。いえ、決してうらんでいるわけではありませんけど。戌年が終わらないうちにご紹介しますね。


 おかあちゃん、あそんであそんで
 特技はは2本足立ち。

 

 これ以外なあんにもありません。
 あまり大きくならないからと、なかば押しつけられるようにして我が家にやってきました。
 2ヶ月までは親の元においてやってとお願いしてたのにこんな子だから多分早々と引き離されたのではないでしょうか。
 というのは、幼い頃から大変な悪癖・悪食の持ち主で、ほんのちょっとひび割れていたアルミのドアを全破壊するし、転がってきたバケツはバリバリにするし、家の板壁も下の方はガジガジ噛んでしまうし、近くに車を停めることもできませんでした。人の手も噛んでいました(さすがに本気ではなかったけど)。そして、そばにえさがあるのにウ〇コも食べるので、甘えん坊だけどだれもスキンシップはしてくれません。だれも舐められたくなかったのです。
 わたしだけが舐められないように用心しながら頭や体をなでたりしてお相手をしていました。だけどいたって気はいい子なんです。やってきた頃リフォームの職人さんたちが入れ替わり立ち替わりやってきておやつをくれたり遊んでくれたりしたので、今でも現場男子大好きの女の子です。

 最近になって、もう一人ポチをなでてくれる人ができました。
 

 

 おかあちゃん、あたし、この子にがてなんだけど。どうにかして。
 
 テレビでも、子どもと動物の出る番組は強いといいますでしょ? 我が家の最強コンビが物言わぬやりとりで大人を笑わせています。
 
 うわっ、どおしよう? おめめ、つつかないでね。



 きょうもきた。きょうは何するの?



 ああ、よかった耳だけか。


 
 わたしがあそびたいのはおかあちゃんなのに。

 怖い物知らずのケイタは遠慮無くポチに近づいてだっこしようとします。自分より大きいのに。力の強いポチが急に動いたらあぶないので常にそばにわたしがいますので、何とかしてわたしに近づこうとポチは困り果てています。



 おやつ どぅじょ
 はい、とりあえずもらっとくね。木はたべれないのよ。 ぽいっ
 もひとつどぅじょ
 はい。ぽいっ

 破壊魔だった彼女ももう7歳。ケイタには何をされてもじっと我慢です。
 
 


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孫たちの染め遊び

2018-12-28 22:52:07 | レザークラフト
 今年は娘たちが二人とも新しいことに挑戦を始めたので、一気に孫たちの世話が増えました。春にオーダーを仕上げたほかはほとんどレザークラフトができませんでした。特に染色が全くできず、県展へは春も秋も出品しませんでした。1年間、一度も染料を出さずじまい。
 カレンダーの4分の3は何らかの予定で埋まっているのを見て「人の世話ばっかりじゃねえ。」と娘が気の毒そうに言いました。いえ、息抜きはしてましたけどね。

 雨の日など退屈している孫を遊ばせるために思いついたのがこれ。



 特殊なインクをつかったマーブリングです。これはトラオの作品

 せっかくなのでこれを既製のバッグにあしらってみました。ちょっとしたお出かけの時はリュックでは大きすぎてじゃま、というのでバッグがほしいとと頼まれていたのです。百均でいいものを見つけたんですよ。さすがに100円ではなくて300円でした。
 キャンバス地で作ったショルダーバッグ。わたしがトラオにプレゼントした古いカメラが楽々入る本体に、ファスナーつきポケットとボタン留めのポケットがついています。しかもポケットもまち付き。本体もファスナーで閉めます。もう一度言いますが、これで300円! これだけのこと手作りでしようと思ったらどれだけの手間と時間がかかることかー

 そのポケットの部分に、染めた革を紺色の色革に縫い付けたものをかぶせて縫いました。すでにできているバッグに縫い付けるのですから多少はややこしかったですけど。



 全体のグレーと紺のバランスが悪かったので、ポケットのふたも紺色の革をかぶせて



 収納力抜群のオリジナルバッグのできあがり。予備の電池やティッシュ、ハンカチ、ペットボトルも入ります。

 こうなればウマオのも



 兄弟おそろいのショルダーを持ってお正月にはお父さんの実家に行きます。

 さて、ヨウコの作品ですが



 これもなかなかおもしろくできました。だけど・・・・
 今、ヨウコは桃の花のようにふんわりとしたかわいい女の子(バババカです)二人の男の子のようなハードなバッグは似合いそうもありません。これをどう活用するかなあ、来年の宿題です。
 

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今年の漢字は

2018-12-27 00:07:05 | くらし
 今年の漢字は「災」でしたね。わたしはというとー

 「病」
  でしょうか。

 1月のインフルエンザに始まって、生後半年のケイタが風邪で入院、つづいてヨウコが入院、2月末には父が 肺炎で入院、3月はずっと父を見舞って病院通い、4月にはまたまたわたしが風邪を引いて、腰を圧迫骨折して8月までコルセット生活、6月には父が再入院、7,8、9月と入院したまま再び帰ることはありませんでした。10月、葬儀の後脊柱管狭窄症が再発、風邪も引きました。11月も風邪を引いて、12月またまた風邪引きです。
 風邪なんか、以前は葛根湯で水際で留めていたのです。ところが今年はそれが効きません。しかも引いたら完全な回復に2週間以上かかるというしつこさ。もう、まったく・・・どうしたんでしょうねえ。
 たしかに風邪を引く機会は増えました。何しろ孫たちが、小学校、保育所、幼稚園、3箇所からもらってくるのですから、親たちも次々風邪を引くし、誰かがダウンするとやはり応援はわたし、ということで、年中風邪のウイルスにさらされているのですから。

 ことしこそは暖かいうちにこまめに掃除をして、ゆったりと年末をーなんて計画もすべてご破算です。

 22日冬至の日は
 かぼちゃはごろごろしてたけど



 食べもせず
 柚子もあったけど、ゆず湯もせず、
 合唱団のクリスマス会も行かず
 
 23日3連休の中日は一日寝て過ごし
 24日クリスマスイブは出来合のお総菜を買って・・・まずかった、もう買いません。
 25日、暖かく晴れたので、最優先でお墓掃除に行ってきました。

 近くの畑にフユシラズがいっぱい咲いていました。いつの間にこんなに増えたのかな?



 一つ一つの花がかわいいですね。オレンジもキンセンカほど大きいとどぎついと思うときがありますが、小さな花のオレンジはまるで元気をまき散らしているようです。



 別の荒れた畑では収穫されない柿が


 青空に生えてこれもきれいでした。カラスが止まっているけどつつこうとしません。これは?
 一つ頂いてうちで皮を剥きました。わたし、もうわかっちゃった。これは渋柿です。多分「横野柿」形は富有柿に似ているけど、れっきとした渋柿。実の食感がねっとりとして甘みの強い柿です。見た目がそっくりな富有柿は、食感がさくさく系です。包丁の刃に当たる感じで違いがわかるんです。日本一の生産量を誇る愛宕柿はさくさくとした食感で甘みは少なくあっさりした味。どちらが好みかは一によって違うでしょうが、わたしは甘い横野がすき。だけど渋抜きをしてないのではね、からすも食べないはずだ・・・・

 お墓いっぱいに落ちた葉をほうきで掃いて、線香立ての砂をきれいにして、コップの中を洗って・・・大急ぎで帰りました。孫たちがやってくる時間です。

 やれやれ。

 「災」は今年の災害の多さを語るにぴったりの字だったと思いますが、「災い転じて福となす」という前向きの言葉もあります。「病」という字にもそういうことわざはないのかしら。だけどこうして振り返ってみると、わたしよく頑張ったと思います。「病」そのものは避けて通れないこともあるけど、気持ちだけは負けないように・・・来年もがんばりましょう。
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丸ごとキャベツ

2018-12-24 12:53:35 | 野菜・果物・料理など
 娘が、一つ食べてみる?と言って持ってきてくれました。



 お鍋の中にまるごとのキャベツがころんと一つ。

 ひっくり返すと


 中にぎっしりと挽肉が詰まっていて、1枚の葉っぱでふたをしていました。

 ああ、これねえ~

 この間からアイディアは聞かされていました。わき目みたいな小さなキャベツがあるので、まるごと挽肉を詰めて煮たらどうだろうかと。 



 左のがやや小さめの普通のキャベツ。右が収穫後にまたできたわき目キャベツ。

 やってみたら、ロールキャベツより簡単

 というのでわたしも作ってみました。

 まず詰め物を用意。冷凍のみじん切りのミックス野菜2袋を炒め、ミンチ肉2パックを投入。もちろん、タマネギを自分の手でみじん切りするのがいいのですけど、今回は時短+野菜嫌いの子どもにもなにげな~く食べさせるということで。それと野菜は生のまま肉と混ぜて詰めてもいいそうです。わたしはある考えがあってハンバーグネタにしましたけど。
 次にキャベツの芯を抜きます。ここで思わぬ苦戦。
 包丁では大きすぎるので食事用のナイフを使うといい、とのことでしたが、力がないのかなあ、なかなか上手く抜けません。結局ヨウコのお手伝い用包丁を使用。果物ナイフだとベストかもしれません。



 これはもっと中の葉を取り除いた方がよかったようです。が、まあ、こんな感じで。

 くりぬいた芯もみじん切りにしてネタに混ぜます。



 あとは鍋にきっちりと並べ、水とコンソメスープのかけらを一つ。ことことと煮るだけです。たしかにロールキャベツのように、葉を茹でることもネタを巻くことも、楊枝で留めることもないので、行程としてはだいぶ簡単です。ちなみに我が家では楊枝ではなくスパゲティを折って留めますけど。小さな子でも安全ですよ。

 これまた時短のために圧力鍋を使いました。



 こんな感じで分けて頂きます。いやあ、せめてもっと美的に盛りつけたら良かった。ただただ食べたらいいというだけのケチャップでした。華やかに盛りつけてパーティー料理に如何でしょう。安上がりでほっとくだけの簡単料理でインパクトもあります。

 蛇足ですが

 大量のハンバーグネタ・・・・残りでハンバーグ5個とミートボールを作って火を通し冷凍しております。
 大きなキャベツで作ったらどうかと思い挑戦してみましたが、葉っぱがぎっしりと詰まったものはなかなか上手くくりぬけず失敗しました。気長く1枚1枚内側から取り除くといいかも。時間はかかるでしょうけど。






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草を食べてみたら

2018-12-19 22:58:45 | 野菜・果物・料理など
 12月はじめのまだ暖かかった頃キャベツ畑の草がそれはそれはおいしそうで



 ついつい食べてみたくなりました。キャベツのための上等の肥料をお裾分けしてもらったんだかぶんどったんだか

 なずな(はこべも)



 はこべ


 ホトケノザ



 泥を落として根っこを切って

 なずな


 こうしてみると野菜に見える。まず少々の塩を入れて茹でました。ここで味見。
 ふん、ふん、あまり青臭くもなく苦くもなく、油とも合いそう。ほうれん草嫌いの子でも食べられそうです。
 なので胡麻油で炒めておひたしに。


 しょうゆとみりんで味付けして卵とじに


 とても柔らかくて、おいしかったです。

 はこべ


 ナズナと同じく塩ゆで。ナズナに比べるとちょっと泥臭い青味がありました。


 細い茎が目立ちます。これがしゃきしゃきとして、娘は「豆苗みたい。」「春の七草だからまあたべてもいいのか。」と言いました。なるほど歯触りはそうね。だけど豆苗ほど青臭くない。こちらの方が好きかも。

 ごま油は使わずにおひたし
 塩味だけの菜めし



 七草がゆの味がしました。

 夫は草を食べさせられたことに全く気づきませんでした。

 草を食べた話を義妹に話していたら甥っ子が
「草なんか食べるんで~。青臭くて喰えんじゃろ?。」
「いや、それが、青臭くないんよ。」
「そんなに上手いもんならとっくに皆食べてるよ。野菜にはかなわんじゃろ。」

 そうは言うけど、甥っ子が草(かっこよく野草なんて言うけど)のノビルが好きなこと知ってるよ。わたしの母がうちに来て、孫のためにせっせとノビルを採っていましたから。

「草でもあれはたべたらうまいんじゃないかなあ。」
 三人とも頭の中に姿は思い浮かべたんだけど名前が浮かばない・・・困ったもんだ。
 で、義妹が当たりをつけて調べて「ぎしぎし」だということがわかりました。甥っ子の言うにはちょっとねばねばしていて茹でたらおいしいだろうというのですが・・・

 ほらほら、本性が出てきた。一族一の野生児が草を食べないはずがない。

 ただ、これらの草は生長も早く、あっという間に花が咲いて茎が固くなりました。茹でるとほんのちょっとになってしまうし、あまり効率のいい食べ物とは言えませんね。

 最後に、ホトケノザは

 食べません、見た目はおいしそうだけど。以前産直市で、春の七草にこのホトケノザ(昔のホトケノザはコオニタビラコ)を入れて売っていたことがあって、そのときはレジの人に一言言っておいたのですが、最近では自然の物を採取した七草は売られなくなりました。間違いがあったら大変ですものね。
 そして犬の散歩コースの草もだめ。よその柿畑も、除草剤や農薬を散布していることもあります。田舎といえども草も簡単には食べられないのですよ。 
 

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カブトムシは今

2018-12-16 00:11:52 | 生き物
 とにかく手品の箱みたいなウマオの飼育箱。びっくりすることばかり。
 
 ここに夏の間コクワガタを飼っていてウマオもよく世話をしていたのですが、秋になってえさを食べなくなりそのままにしていました。寒くなったし寿命が尽きたかなと。
 
 それからのことがよくわからないのです。ウマオの言うことはなんだか要領を得ないし、父の死後でばたばたしていたし。
 
 ある日 
「カブトムシもらったんよ。」乾いた土を少し入れた虫かごをかかえてやってきたウマオと、土ごと飼育箱に移したような記憶が・・・そのときえさ台の木の下からもぞもぞとコクワガタが出てきたのです。あらあら、これは成虫のまま冬を越すつもりらしいと思ったのは確か。1回目のびっくり それからしばらくしてウマオがカブトムシを見たいと言ったのだったかな? コクワガタはもう冬眠しているからそっとしておいてあげよう、と言ったのですが納得しないのでえさ台をはぐってみたらー
 まだ生きていました。すごい! だけどなおもカブトムシと言い張るので、もう何もいないと思うよ、と土をかき混ぜていたらなんと! カブトムシの幼虫が出てきたのです。2度目のびっくり

 カブトムシをもらったと言ったのは幼虫のことだったのか。今回も、夏の初めにもらった畑のおばさんにもらったそうです。よっぽど土が肥えてたんでしょう。これは大変、ちゃんと飼育用のマットを入れてやらなければ、と買いに行きました。それとコクワガタのためにクヌギの木を。
 狭い飼育箱は一袋と1本で満パイになりました。やれやれ、これでしばらく放って置いても大丈夫かな?

 ところが、ある日テレビを見ていたら、カブトムシの幼虫は冬の間に食糧不足になることもあるらしいということがわかりました。カブトムシが上に上がってきて、表面にフンが見られ出したらえさが不足しているんだと。
 にわかに心配になってふたを開けて見たら、あるある、小豆ぐらいの大きなフンがいっぱいありました。



 ぼけてます。あ、これはぼけててもいいか。
 
 草に埋もれてわからなかったのですがうちにも堆肥があったのでそれを入れ、買い足してたマットと一緒に二回りぐらい大きな飼育箱に入れて、幼虫をお引っ越しをさせることにしました。それで土の中を探ってみたら・・・

 ころんとでてきました。いやあ、すごい。前見たときよりずっと大きくなっていました。特大のホタテ貝の貝柱みたいにみえました。これが3度目のびっくり



 コクワガタも生きていました。比べてみるとカブトムシがいかに大きいかわかるでしょう?

「あ、うんちしよるよ。」


「ほんとだ、大きいねえ。」土の中で暮らす虫がフンをするところ、初めて見ました。4度目のびっくり

 それから、たまっていた小豆のつぶ フンをざっと取り除きなおも土を掘り起こしてみたら、

 ひゃあ、4匹もいる。 5度目のびっくり


 生きている証拠に、手袋を脱いで写真を撮るまでの間に早くも潜り込もうとしています。だけど4匹引き離してばらばらに埋めておきました。

 多分もらってきたときは見逃すほど小さかったのでしょうね。1匹だけと思ったけど後の3匹は後から孵化したのかもしれません。少し小さいですから。
 それからえさをもりもり食べて大きくなって・・・・わたしの知っている幼虫の中では最大級です。

 無事に冬をこせますように。最後のびっくりを見せてね。

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欲張りな日曜日

2018-12-14 23:33:56 | お出かけ
 前回アップした苔玉
 これはここで作りました。 


 12月2日県民文化会館で行われた生涯学習祭りです。もう何年か前から出演者として来ています。イベントそのものは毎年あまり変わりません。去年の様子はこちら  
 ちょっとマンネンリ? ワークショップなどもワンコインで簡単にできるのがたくさんあって、子どもさんも参加しているんですが、いつも松山市での開催で、地方の子どもたちはあまり恩恵を受けてないですねぇ。(地方は地方でさらに地域格差が・・・・)

 今年はこんな方にお会いしました。



 もちろん顔出しOKということで。沖縄の民謡を演奏するグループの方でした。


 女性は華やかな紅型の着物を羽織り、独特の口笛も交えて楽しそうに演奏していました。わたしは本物の蛇皮線を身近で見たことがなかったので、興味津々でいろいろ質問しました。

 「本物のニシキヘビの皮なんですか?」
 「沖縄にもいるんですか?」
 「蛇の皮で響きは違うんですか?」
 答えは、蛇の皮は単なる飾り。皮の下は板だそうです。板なので蛇の模様が違っても響きには関係なし。もちろん沖縄にニシキヘビはいないので輸入品。昔から東南アジアと交易があったのでそのなごりだろうと。

 短時間でしたが楽しい時間でした。

 演技が終わってぶらぶらとワークショップを除いていたら、きれいなガーデンシクラメンが目に入って、
「よし、今年はこれをしよう。」
 と挑戦したわけです。かなり前から苔玉は流行っていて、ワークショップをする機会もありましたが、じっさいにやってみたのは今回が初めてなんです。(わたしにしては意外にも)

 まず、手袋をして、どろどろの粘土のような土を一握りもらいました。
「これを良く練ってください。」
 見かけは粘土でしたが粘土ほど粘っこくなく、なにか肥えた土のようでした。
 次に、スーパーの袋の上に置いて平らに広げます。シクラメンの根っこの土を少し取り除いてその上に置いたら、根っこ全体を丸く黒土で包みます。みなさんここで苦労していたみたいですが、わたしはおはぎを作るときよくやってましたからね、楽勝です。コツは、袋ごと包んで固め、あとで袋を取り除くーそれだけなんですけど
(おはぎを作るときはラップの上に餡を広げてラップごとご飯を包みます)
「まあ、きれいにできましたね。」と、ほめてもらいました。
 その上に苔を貼り付けてぐるぐると糸で縛ります。
 はい、できあがり。

 苔玉ってねえ・・・・
  苔は日陰の湿り気が多いところが好きでしょう。中に包む植物も日陰の植物だといいんだけど、今回のように明るいところの好きなシクラメンはどうなのかなあ。置き場が・・・・単に見栄えだけで植物を選んでいいものだろうか。売られている苔玉を見てもちょっと考えてしまうんですよ。今回はシクラメンの愛らしさに惹かれて作ってしまいましたが。シーズン終わったら地植えにするつもりです。

 さて、せっかく県都まで出てきたんだからこのまま帰るのはもったいない。次にわたしが向かったのは美術館です。



 北欧の人気ブランド「マリメッコ」のテキスタイルデザイナーの一人が愛媛県砥部町の出身だって知っていました?また、フィンランドの窯「アラビア」の製陶デザイナーであることも。わたしは知りませんでした。
会場へ入るとこんな風に布が展示されていて





 撮影OKなんです。ビデオが見られる部屋はこのとおり


 木製の安いイスもこんなにかわいい。

 デザインの元になったスケッチとか原画とか


 足元の小さな草花でさえデザインの対象であり、暮らしを彩る作品になるー忙しさを理由になんにもしないのではいけませんねえ(反省)

 いっぱい写真を撮っていたら、ちらちらとこちらを見ていた若い人が、係員のところへ。係の人は丁寧に写真を撮っていい部屋を説明していました。ははは・・・わたし、ルール違反者に見られていたみたい。そのあと彼もじゃんじゃん写真を撮っていましたけど。

 これは書と陶芸のコラボ

 書は松山市出身の三輪田米山の「福禄寿」陶器は石本藤雄作の冬瓜

 その他の陶器の作品は撮影禁止でした。

 と言うわけで、今年も1日目一杯楽しんできました。 



 

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苔ワーク

2018-12-12 01:07:50 | 植物
「苔なんか盗んでどうするんじゃろ?」
 いきなりテレビを見ていた夫がこう言いました。
 え? とテレビを見に行くと、なんでもどこかのお寺のお庭の苔がはぎ取られていたというのです。きれいに手入れされた苔の庭でした。
「今、苔が流行っとるんよ。」なんて言ってもその辺にいくらでもある苔がなんで? 田舎のじいさんにはなかなか理解しがたいようでした。そこでわたしが

 これこれ、と見せたのが



 シクラメンじゃないよ、その下の苔玉

 それからこんなのも


 苔テラリウム・・・のまねごと

 苔玉はかなり前から人気ですが、最近これが流行っているのよねえ。

 と見せたところでやっぱりぴんと来ないようでした。 少し前から飾ってあるのに気づきもしませんでしたから。

 この苔テラリウム(のまねごと)
 先日の里山の文化祭で高校生に教えてもらいました。愛の山の自然観察会が終わった後だったので、あと1時間でイベントは終了という時刻でした。
「もう終わり?」
「いえ、だいじょうぶです。」
というわけで大急ぎで作りました。だけど材料の苔が一種類しか残っていませんでした。
「これに土を入れてください。」と差し出されたのは、食物保存用の瓶。これならうちにいっぱいあるんだけど。なんか生活感いっぱい。こういうことをしだすとわたしけっこう凝り性なんです。
 まず黒土を少し。その上に鹿沼土を入れて、小石を入れて回りを苔で敷き詰めます。小石は白とか黒とか何種類もありましたが、わたしが選んだのはごくふつうの割石のようなもの。3つ、違った大きさのがほしかったのですが、どれもほとんど同じ大きさで(多分防犯砂利とかそういうもの?)二つだけにしました。

 なんか物足りないんだけど時間もないし、高校生たちは鼻水をすすりながらいっしょうけんめい教えてくれるし、まあいいか。
「寒いのにたいへんねえ。」
「いえ、午前中はもっと寒くて、午後になって日が射したから今は暖かい方です。」
 いいねえ、こういう若い子とお話しするのは。
 後から白い砂を見せてくれて、
「こんなのもあります。」う~ん
「これは白砂を川に見立てたんですけど。」
「こんなのもあります。」
 


 わかります?高さ5ミリほどの人形です。いろいろなポーズのがありましたが、小さすぎてよくわからない。これは多分座ってるんだと思います。
 パソコンで見てみたらぼけぼけでした。
 これ全部、最初に見せてもらったら多少は計画的につくったんだけどなあ。ちょっと気に入らないまま持って帰ってわたしがしたことは、

 苔さがし。2種類の苔にしたかったの。



 きれいな苔です。ドローンで写した田んぼみたいね。



 でもここのは採りません。せっかくきれいに生えているのに。
 この苔はどうも明るくてちょっとしめった場所が好きみたい。


 
 土よりも道路のアスファルトの端っことかにあるんです。



 こんもりとなってビロードのような光沢があって、乾燥すると銀色になってとてもきれい。
 なあんだ、この苔はうちの庭にもありました。
 つぎに、百均に行ってもう少し底面積の広い瓶を買いました。瓶の中に何らかの風景を作るには、初めの瓶は狭すぎたのです。
 それから、うちに生えていたイワヒバの小さな苗を採ってきました。
 これで準備完了。
 持って帰った瓶の中から石やフィギュアや苔を取りだし、白い砂もなるべく鹿沼土と混じらないようにすくい上げて、残った土を新しい瓶に入れました。多少の高低差をつけて石を形良く並べ2種類の苔を敷きました。イワヒバも後ろの方に植えて



 白い砂がもうちょっとほしかった。岩の間から水が流れて湖に流れ込むイメージ。湖畔に座って眺める女性・・・ちょっと寂しい風景になったけど、前よりはいいかな? 

 いち早く見つけた娘が、やってみたそうでした。都会ではこんなのが癒やしになるんでしょうね。田舎にいてもわたし苔が好き。

 それにしても苔がお金になるとわかったら大事に手入れした庭も荒らしていくとは。苔の手入れって大変なのに。
























 
 

 


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いも・イモ・芋

2018-12-10 01:02:40 | 野菜・果物・料理など
 今年ほど芋の集まった年はなかったですね。里芋はあれからまたコンテナいっぱいもらってーもちろんあちこちにお裾分けするのですが、田舎ではどこのおうちも作っていて、なかなかもらい手が・・・・うちでは正月のお雑煮は里芋とお餅だけで(これってどこのうちでもなんでしょうか)、野菜をいろいろ入れたお雑煮とはずいぶん違っていました。お正月には里芋は必需品なんです。
 
 いろいろな料理に使ってみました。
 里芋のシチューとか


 おでんとか
 カレーとか
 皮を剥くのさえできれば使い道はあるのですが、その皮むきが時間がかかるのでなかなか使い切れません。

 それから、弟がヤマイモをくれました。



 なんか、サンショウウオの子どもが泳いでいるみたい。なんと長芋なんですって。スーパーで売られている長芋とはずいぶん違います。どうも土地が粘土質で合わないらしく、まっすぐに伸びてくれないんだそうです。
皮を剥くのにこれまた手間がかかりましたが、すりおろしてみると



 しっぽというか根元の方まですってもあくが少なくほぼ真っ白のとろろ芋ができあがりました。市販のながいもより水気が少なく、つぐねいものよりは粘り気が少なく山かけにするのにほどよいお芋でした。

 それからそれから

 サツマイモ
 9月のまだ走りの頃たくさん頂いてうれしかったのですが、それから孫たちが次々と芋掘りをしてー

 とくにこの畑の芋は育ちがよかったらしく、1本の蔓に


 これ、全部くっついています。
 そして、たくさんの芋の山からトラオがチョイスしたのは



 ゆうに30センチ越え。 まな板の端から端までありました。これを半分いもけんぴにしたら、バットいっぱいできました。



 おいしいし、砂糖の絡まり具合もちょどいい。会心作です。

 大きいのは切って料理に使うしかありません。
 輪切りにしてレンジでチンしてバター焼き、天ぷら、
 サツマイモとりんごの重ね煮。サツマイモってバターが合うんですよね。



 芋ご飯・・・



 米が見えないほど芋を入れて炊きました。トラオのうちにも持って行きましたが、おいしかったらしくまた作ってねとリクエストされました。
 スイートポテトはまだ作ってません。買ってきた生クリームの消費期限が切れそう・・・

 ヨウコが掘ってきたのもあげようかと言ってくれましたが、断りました。もういっぱいあるから。
 それなのに、思わぬところでまた芋掘りをするはめになりました。

 今年の冬、強風でビニールが飛び、パイプがゆがんで使い物にならなくなったハウス。マンゴーも、バナナ、パイナップル、ジャボチカバ、ミラクルフルーツ・・・寒さで枯れてしまったと思ったのに、ちゃんと生きていました。だけど、夏の間放置していたため蔓性の植物が絡みつきもう荒れ放題だったのです。なんとかハウスを建て直し、草を刈って、絡みついた蔓などを引きはがしていたとき、マンゴーの木に這い上がっているサツマイモの蔓を発見。




 へえ~、サツマイモの蔓って這い上がるんだ~ 地面を這うのしか見たことなかったのでびっくり。でもこれもかたづけましょうと蔓を引っ張ったら

 

 赤いきれいなサツマイモがころんと出てきました。それからつぎからつぎへとー 芋づる式ってこういうことを言うのねえ。




 この貫禄のあるのが親芋のようです。


 肌は荒れ、かたくなってなんだか歳をとった自分のようでもあります。
 その蔓は



 太さはわたしの小指くらい。この蔓でかごが編めそうなほど丈夫です。しかもまあるく縛ってあるしー自縛?だれも蔓を縛ったりしてません。

 これなんか触角を持った生き物のようでしょう?



 掘ってたらツクシも出てきた。


 けっきょくこれだけ掘れました。



 これね、紅はるかだとおもうんです。黄金千貫と紅はるか、一個ずつをもらったのを、食べるのがもったいなくて埋めておいたんですね。もう2,3年前です。埋めたのはここから3,4メートル離れたところ。それがマンゴーの所まで進出してきたんだと思います。元々の埋めた場所にも蔓が広がっています。だからここを掘ればもっともっとあるはず。だけどこのままにしておくかなあ。来年蔓を採ってきちんと畑に植えましょうか。
 
 これらの残った芋は発泡スチロールの箱に入れて冷蔵庫の上に置いておきます。冬の間にますます甘くなって焼き芋にしてもおいしいんですよ。 




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