あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

秋から冬へー空の色

2024-12-13 12:43:00 | くらし
 多忙につき長文の記事が書き上がりません。今日は簡単に写真中心で
 
9月11日
まだまだ夏の空
 
 
9月12日
 
 異形の生き物の世界で、激しい戦いが繰り広げられているようです。



9月14日
秋の夕焼け鎌を研げと言いますが…あまり良い天気の予感がしません。

 
 
同じ日



同じ日
虹の夕焼け?
 


 
9月30日 虹の始まりと終わりとを追いかけて

電柱が邪魔


 今頃になって消す機能がついていることに気がつきました。



 10月10日 道端に車を止めて、車中から
 
 ずぼらをしたら車体の一部が写ってしまいました。 同じ景色を撮ている男性がいました。もちろん車の外で、です。いい写真が撮れたでしょうね。
 

 
10月23日 秋らしい雲
 
 
 
 
 
11月9日 さらに雄大なうろこ雲

 
 
 11月19日 日が短くなりました。とある事情により日没頃に外に出られなくなって、壮大な夕焼けを見られなくなりました。はなこの散歩も懐中電灯を持って。
(昼間ちゃんと夫が行ってるんですよ。でも、はなこは日暮の散歩がそれはそれは楽しみのようで、わたしが帰ると地団駄踏んで迎えてくれます。)
 





11月22日 帰宅途中、太陽が隠れているところが金色に輝いていました。
 






 山火事!?
 

 12月11日 まあるいイチョウがかわいくて撮ってみたら、上はどんよりと重たい雲が。



 この日の朝、桜三里の温度計は0度。ちなみに先週の同じ時間は2度、先々週は4度でした。
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クロモジオイルの抽出体験

2024-05-24 00:35:00 | くらし
 和の香水と言われるクロモジオイルを抽出する体験をしてきました。
 もうすっかりおなじみになった石鎚ふれあいの里。行ってみると、去年、草木染めをした調理室の前に、葉っぱのついた枝がブルーシートいっぱいに積まれていました。



 天狗のうちわのような広がり方をしているクロモジです。


 正確に言うと、四国にはクロモジはほとんど自生しておらず、ここにあるのは石鎚山系に生えるケクロモジという、クロモジの仲間の木です。
 クロモジはツヤツヤですが、ケクロモジには、裏に毛が生えていて、触るとふわっとした感じがしました。



 高い木の下に生えるということで、少ない日の光を精一杯受け止めるために葉が重ならないように広がっています。
 人工林の下にも生えており、手入れのためにケクロモジを切るのだそうです。それを有効活用するために始まったのがアロマオイル作りなんだとか。
 辺りには早くも良い匂いが漂っていました。


 この葉っぱの形、広がりーシロモジによく似ています。シロモジは何度も見たことがありますが、比較的標高の低い場所に、ケクロモジは標高の高いところにあって、ちょうどロープウェイで上がった成就社あたりに両方が見られるそうです。

 まずは枝切り。剪定鋏で、葉っぱごと4.5センチの長さに切ります。細かいほど、オイルがたくさん取れるそうです。
 参加者は8人。わたしと義妹とは締め切り寸前に入れてもらえました。みんな黙々と、ハサミを動かしました。
 蟹食い状態ですねー、と講師の先生。
 
 これなんだかわかりますか?
 ぜつめ!
 え? 都会育ちの先生には意表をつく答えだったようです。
 なんでぜつめと言うんだろう?どんな字書くんだろう?しばらく頭から離れないようでした。



 押切と言うんですよね。子どもの頃、稲藁を切るのを見ていました。大人たちは「ぜつめ」と言っていました。
 何故と言われると⁇ 帰って調べましたが、それらしき言葉も漢字も見つかりませんでした。でも、確かに「ぜつめ」と言っていたのですよ。

 やつてみますか?と聞かれて、はい!と名乗りを上げたのは、わたしと義妹だけでした。
 手前の方に枝を差し込んで切ろうとしてもなかなか切れません。


 奥まで差し込んで、体重手をかけて押さえると
 このくらいの大きい枝でも切れます。それでも力がいるから、これは男性でないと。



 チョンチョンに切ったケクロモジ。



 これをぎゅうぎゅうと、釜に押し込みます。

 
 全体がわかりにくきですが、蒸留装置。
 張り切って詰め込んだら多すぎたようで、結局三分の一くらい出しました。ぎゅうぎゅうすぎると、蒸気が通らなくなるそうです。


 蒸気を冷やして、香り成分の強いエッセンシャルオイル(中段、雫💧を逆さにしたようなのビン)と、香りを含んだ水ーフローラウォーター(下の大きなビーカー)とに分けて受け止めます。




 これがエッセンシャルオイルを受け止めるビン。溜まっているの全部オイルではなくて、上数ミリ黄色がかっているのがオイルで、あとは水だそうです。


 抽出には時間がかかります。その間に、クロモジの葉でスカーフを染めました。
 私たちが行くまでに染液は煮出されて、スカーフもミョウバンち浸してくれていました。
 80度ほどの染液でかき混ぜながら煮たら


 
 取り出して水洗い。
 再びミョウバン液につけること20分、


 もう一度染液で煮て、ミョウバンにつけてしばらくおきます。
 その間に配られたお弁当を食べました。(食堂の山菜料理がよかったのになあ)

 午後、いよいよオイルを取り出します。参加者みんな中高年女性、つまりほとんどがおばあさん、固唾を飲んで見守る中、

 まず、オイルの入れ物の水を抜いてオイルだけを残します。




 取れたのはたったこれだけ。

左 フローラルウォーター 右 エッセンシャルオイル。ビーカーのそこに1センチほど。




 これを等分にビンに入れます。

 
 繊細な作業です。



 フローラルウォーターはスプレー瓶に



 お土産として持ち帰りました。販売もしていて、2mlビン一本3000円ですって!
 体験して納得のいく値段でした。クロモジIキロからたったImlしか取れないのですから。
 効能は色々あって、鎮静、強壮作用。抗菌抗ウィルス作用。お風呂に入れると血行がよくなるそうです。書ききれないので省略。
 作りたてより
しばらく時間がたつたほうが香りがまろやかになるそう。しばらく使わずに置いておきます。
 


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今日の一枚

2023-08-24 10:12:00 | くらし
 旅行記を中断して、
 通りがかりに見つけました。



 半円の虹
 今まで生きてきて1.2回しか見たことがありません。何かいいことありそうな。

 



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愛おしい日々

2023-08-06 14:24:45 | くらし
 ポチが死んで一月経ちました。去年あたり?いやもっと前かな? 食欲のない日がボツボツありました。何かお腹に病気を抱えていたのかも。
 ポチは今年になって急激に痩せたようです。
 去年 イノシシの足跡を探索中


 今年
 やはりイノシシの足跡を


 2枚を比べてみてわかりました。本当に具合が悪かったんだね、ごめんね、歳のせいだと呑気に思ってた。
 
 6月初め、いきなり食べなくなってヒョロヒョロしだした時、明日は絶対病院へ行こうと思ったのです。けど、大好きなササミの水煮をトッピングしたらバクバク食べ出して、ずっと食欲もありました。食事の時、まて、をすることを初めて躾けられたポチです。
 今、後悔しているのは、小さい頃から車に乗せてなかったこと。だから病院嫌いは半端なくて。初めてのドライブが避妊手術だつたこともあるでしょう。ちょっと食欲がなくなったとき、暴れるポチを車に乗せるのはそれは大変でした。車の中と待合室と、2回もお漏らしをしました。診断はただの風邪。以来少々のことでは病院に行かないことにしました。
 もう一つの後悔は、洋服を着せなかったこと。くびわ以外の一切身につけるのを拒むので、大雨の日の散歩はずぶ濡れになり、タオルで拭くことさえ嫌がったのです。寒い日も敷物の下にカイロを入れて凌ぎました。おまけに、自分の小屋以外の場所も拒否。涼しい場所に連れていっても座ろうともしません。冷え冷えグッズには近寄ろうともせず、台風で納屋に避難させた翌日の惨状ときたら・・・恐怖で暴れ回ったらしい。
 
 そんなポチでしたので、7月の土曜日、再び食べなくなったとき病院に連れて行くのをためらいました。コロナ禍以来、待合室へは入れず、車の中で待機しなければなりません。駐車場は土曜日でもいつもいっぱいで、ポチを怖い思いをしながら車中に長時間閉じ込めておくにはしのびませんでした。日曜日
 知らせを聞いてヨウコの家族がお見舞いに来てくれました。そしてケイタとヨウコが絵を描きました。
 ケイタは、ポチが遊園地で遊んでいるところ、
 ヨウコは
 お花ばたけに座るポチ。
 


 虹の橋まで?!
 ヨウコはもう死ぬと思ったのかしら。でも、ポチつてこんな白い顔だった?
 たぶんね。トラオ母のお友達が寂しがっているわたしのために作ってくれた刺繍のポチもこんな顔。
 
 
 
 元になった写真も白い顔でした。


 よくにているでしよう?革のケースを作って、バックアクセサリーにするつもりです。
 
 しかし、わたしは、ポチは黒顔と思い込んでいたんです。
 うちに来た頃のポチ。黒顔に白いソックス。
 


 いつのまにか白髪になっていたということ?
 
 月曜日、ポチは手ですくった水さえも受け付けず、車の下に潜り込んで息を引き取りました。苦しむふうでもなく呼吸が静かに静かになっていっただけでした。
 なくなる5日ほど前久々に弟が来てくれて、ポチと遊んでくれました。よかった、ポチは弟と遊ぶのが大好きだったのです。
  
 ポチが来て12年、もう最後の犬かもしれないから精一杯大切に飼おうと思っていたのに、探してみるとポチの写真はろくにありません。ブログでさえ、1ヶ月、2ヶ月と休んだり、週一程度の更新だったり・・・
 忙しい12年間でした。
 
  初孫のトラオは0歳。夫の両親は既に亡くなっていましたが、わたしの両親も弱ってきて、旅行どころではなくなりました。
 それでも花の季節にはよく出かけましたが、
 
 両親一度に面倒を見るのは難しくなっていました。
 
 トラオだけがひいじいちゃん、ばあちゃんとの記憶を持っています。葬儀の時、大泣きしたのもトラオだけでした。

 
 そして母の死、父の死。孫が次々と生まれて、わたしはお守りと疲れとから腰を痛め、ポチに引っ張られて背骨を骨折しました。
 
 ウマオ



 ヨウコ 。昔は雪も降ったよね。

 
 気候の変動も感じる一枚です。
 
 自分より大きくなポチを平気で撫でたりしがみついたりしたのはケイタだけです。
 


 他の子供達は、大人たちが近寄らせませんでした。その頃のポチは元気が余って何でもかじるし、力は強いし。
 
 孫たちはみんな親の入院とか、兄弟の入院とかを経験して寂しい思いをしたことがあります。まだ赤ちゃんだったケイタはお母さんを恋しがってなかなか寝ないので困りました。
 そんなこんなでぽちのことはいつも後回し。
 家の新築やらリフォームやらで出入りする職人さんたちが、家族の代わりにポチをかわいがってくれました。
 
 孫に手がかからないようになってから、ポチと向き合う時間が増えたのです。
 ポチと歩く畑道は今まで気づかなかった植物や虫がたくさん。カラスウリの神秘的な花をじっくりと観察したのも、ガガイモの素敵な実を見つけたもの散歩道でした。一緒に過ごす時間が増えると、ポチは思った以上に優しく賢かったです。
 振り返ってみれば、大変だった思いは消えて、懐かしい、愛おしい日々の記憶だけが残っています。
 もう二度と帰ってこない日々。そしてポチ。
 
 亡くなったポチは、ペット斎場で火葬してもらいました。スタッフのお兄さんはポチの骨が思ったより細く、その割にしっかりしていることをほめてくれました。大事にしすぎて骨が残らないほどぼろぼろの体の犬もいるんだとか。今風の飼い方ではなかったことを肯定してくれているようで、心が軽くなりました。
 土に返したいというわたしたちの願いを聞いて、お兄さんは骨壺の中に白布を敷き、白布ごと骨を取り出せるようにしてくれました。それから半月ばかり、わたしは土に埋める気にもなれなかったのですが、ようやくウマオに穴を掘ってもらい、ハナミズキの木と一緒に埋めました。
 
 
では、
ケイタの遠慮のないいじりに耐えるポチをみてやってください。
 


 わたしの写真にはこんな不機嫌なポチしか写っていません。






しっぽぶんぶん 振る子だったね 梅雨の星   
 空子
 
 ラインでお悔やみの句が届きました。
 
 
 
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蓮根掘り

2023-05-22 09:26:00 | くらし
4月の話題ですが
孫たちを連れてレンコン掘りに行きました。弟の蓮根畑です。
蓮根畑と言っても、よくテレビで見るように腰まで水があって泥に埋まってしまうような沼田ではありません。すでに水はなく、表面の土はパワーショベルで取り除いてありました。あとはレンコンを痛めないようにくわと手でじっくりと掘っていきます。

 水を抜いただけの畑にはジャンボタニシの殻がいっぱい。


すでに新しい芽が出かけていました。


これから出ようとする芽
これを見つけて、蓮根に沿って泥を掘っていきます。


が、節の細くなったら部分から脇芽も出ていることがありますから、掘り進める方向を見極めることが必要です。

 芽の部分が折れました。
 おや?穴のようなものがー


きれいに切ってみました。



 すでに蓮根。おもしろいねー
 実はわたし、今まで蓮根を掘ったことがなかったのです。弟の説明を聞いて、こりゃなかなか難しいわ、子供に掘れるかしら、と心配になりました。
 しかも土が固く、結構力仕事でした。ウマオは思いの外頑張りました。毎年さつまいも堀りやらジャガイモ掘りをやってますから。うちの地域では、子どもたちに体験させてくれる機会がいっぱい。ありがたいことです。

 なが〜く連なった蓮根。途中で折らずに上手に掘れました。


 もっとも、長く掘る必要はないですが。一節一節ずつ採れればいいのですから。
 写真はあまりありません。手が泥だらけなもんで、撮れません。それよりも何よりも掘るのに夢中で写真どころではななかったのです。

1時間ほどでこれだけ。




 わたしとウマオは昼から予定があったので先に帰りました。残念。もっともやりたかった。ヨウコとケイタはしまいには泥団子作りに夢中だったそうです。
 
 けれど、あまりたくさん掘っても困るのですよ。蓮根は痛みやすくてー

 いろいろ料理しましたが写真なし。薄くスライスして、薄く片栗粉をまぶして揚げた蓮根チップスが美味しかったです。これは細いレンコンでもOK。それとこれも薄くスライスしたのを干してみたのですが、娘にあげてしまいました。どうだったな?


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あけましておめでとうございます

2023-01-03 12:07:39 | くらし
 あけましておめでとうございます ことしもよろしくお願いいたします。
 
 

 穏やかな年明けでした。 世田山山頂からの初日の出です。西条市からは海からの日のでは見ることができません。太陽の下に見える山影は石鎚山かな?
 ただし、私が写したものではありませんで、娘の写真を借りました。 わたしは年末からの股関節の痛みの不安から今年の初日の出拝みはあきらめました。世田山は339mの低い山ですが傾斜はなかなか急です。帰ってきたトラオのいうには、
 「てっぺんまで休憩なしで登るなんてありえんじゃろ。」
いや、あんた、ばあちゃんとは違うんだから。
 世田山は、人気のパワースポットで、頂上の狭い広場は込み合っていたそうです。中には山頂で書き初めをする人もいたとか。(椅子、テーブルあり)
 
 夜、4人の孫たちが楽しく遊ぶ姿をみて、この平和がいつまでも続きますようにと、願いました。
 
 翌2日は石鎚神社に初詣。国道は渋滞でした。途中看板が立っていて、石鎚神社付近渋滞のため、高松方面へいく車は迂回するようにとのこと。トラオパパによると、元日の国道はすごかったそうです。そのトラオパパは大みそかから成就社にある白石旅館に泊まりこんで石鎚山からの初日の出を拝みに行っていました。まるでスタールビーのような、子供が描く太陽のような、光の線が太陽を中心に伸びていく写真を見せてもらいました。きれい・・・
 
 駐車場は満車でしたが、運よくすんなりと入ることができて、そこから少々歩きます。 
 参道入り口の鳥居の下にキッチンカーが数台停まっていて、トラオはネイティブキッチン(ジビエ料理)のシシ串を買いました。私とウマオがクレープを買ってそこらへんで食べていると、娘のお知り合いの「筆文字紬」さんに遭遇。なんとまあすごい偶然だこと。紬さん、ふだんはイベントなどで占いをしているそうで、その結果をお札に書いてくれます。三が日の間は無料で占ってくれているということで、私もお願いしました。
 
 神社の山門までは狭い緩やかな坂道が続きます。車1台しか通れないので、要所要所に警備員が立っていました。
 
 
 立派な山門。ここの狛犬も立派なんですよ。帰りに写したものですが
 
 
 
 5mくらいあるんじゃないかしら。青空を背に威風堂々。今年は殊更頼もしく見えました。
 
 今年は去年よりずっと人出が多いように思いました。人の流れを避けて山際の道を行くと
 


 
 境内の隅々まで正月仕様。わたしの正月支度を振り返って、「伝統を守るって大変ねえ。」
 そこから急な階段を上ります。右にはもう少し緩やかな階段もあってふつうはそちらから登るのですがこちらの方が人が少ない。

 
 47段、一気に登れました! ここまで股関節の不調は全く感じず。
 登りきると祖霊殿

 
 手前に頂上社として建立されていた小さな石殿が移設されていて、その奥に

 
 気になる・・・・奥へ行ってみたかったのですが、あとの予定もあるので先へ進みます。
 
 ようやく本殿でお参りしました。



 本殿の奥から手前の社務所まで守りなどを買い求める人の長い長い列ができていました。こんなことは初めてです。コロナの感染者は相変わらず多く、亡くなった人も増えているように思いますが、人の動きも増加していると実感するお正月でした。
 
 おみくじはテントの中で自動販売。 5か所にも設置されていました。
 私の今年の運勢は中吉 「正しく生きよ」ですって。春はつらく困難なことがあっても秋には思い通りの幸せな暮らしができるとー
 わたしは基本的には占いを信じません。けれど、よいお告げは自分への激励の言葉としてしっかりと心に止めておきます。不都合な言葉はきっぱりと忘れます。占いが呪縛になってはいけません。
 
 そうそう、「紬」さんのお言葉
 


 多分、直感で私の印象を書いてくだっさったのだと思いますが、
 いいじゃないですか。
 わたしちょっとたくらみがありまして、背中を押してくれる言葉でした。いずれご紹介できる日が来ると思います。それが秋、ということかな? 大切に財布の中に入れました。あ、このお札、玩具銀行発行です。
 わたし、3時ころまでに帰りたかったのですが、まだお買い物が残っています。新居浜市のイオンに向かう車中で、「そういえば干支のウサギさんを買ってないわ。」という話になりまして、新居浜市にお住いの「かんなくず」さんへ寄ることにしました。そこに木彫りのウサギさんを売っているというので。


 かわいい~ でも可愛すぎないのがいい。 なんでも99体作って今残っているのはこれだけ。そのうち1体は取り置きだそうで、つまり3体しか残ってなかったの。お値段4800円。

 いやあ、一つ一つ手作り品ですから決して高いとは思いませんが・・・年金暮らしには大金ですわ。で、店内にはなかなか面白い木彫り作品が、いろいろありまして
 
 結局わたしが買ったのは、
 
 



  木のボタン
  木のビーズ
  アクセサリーパーツ
 
  小さな額はおまけです
 
 それからイオンで二手に分かれてわたしはウマオに付き合ってトイザらスへ。この日歩いた歩数は8500歩でした。
 
 夜、トラオパパを交えて二人の孫と2回目のお食事会をしたのですが、男3人が、お寿司を2回もお替りして、3人で2合のお寿司を完食してしまいました。
 
 さて、午後からは事始めで、ちょこっとでもレザーをさわってみます。さっそく木と革とのコラボ、さあどうしよう。楽しみます。
  
  
 
 
 
 


 
 
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今年の年末

2022-12-31 23:52:37 | くらし
 12月30日、今年最後の診療日、行きつけの内科へ行って診療費払ってきました。って、お医者さんに借金がある? つけで、診てくれるおいしゃさんって?と思ったでしょ?
  実はクリスマス前にコロナを発症しまして・・・・かかりつけの医院で検査を受けました。そのとき、「そろそろお薬が切れるころでしょ?」と血圧とコレステロールの薬も渡されて、お金は治ってからでいいから、と。
 
 感染源はトラオの一家です。毎日のように行き来している孫たちからまさかうつるとは・・・完全に油断していました。学校行事の後、発症者が爆発的に増えたということは聞いていたのに。あの、佐田岬行で一日中車で一緒にいたのが原因でした。
 うわさではあちこちの学校で学級閉鎖されているとか。だけど、インフルエンザだったら学級閉鎖の情報は公開されるのにコロナだと公開はされないのですね。もし情報が共有されていたらみんなもう少し用心し、対策もとるのではないかと思うのですが。初期のころの誹謗中傷があまりにもひどかったからね・・・
 
 でも、ここまで広がってしまえば隠すこともないと思います。あくまで個人の症状ですので参考にはならないとは思いますが、1週間の療養生活を記録しておきたいと思います。
 
 さて、コロナにかかる前、まだまだ元気だった夏野菜でしたが
 



  
 思い切って全部収穫したところスーパーの買い物かご(収穫用)満杯採れました。
 なのに、
 
 佐田岬へ行った次の日の日曜日、娘が、葛根湯をちょうだいとやってきました。
 月曜日には発熱したとラインが来て、咳の出ていたウマオと一緒に検査を受けたところ陽性。
 火曜日トラオが発熱、陽性。ウマオも発熱、二人とも40度近い熱だったそうです。私も調子悪いぞ、と思って受けた検査は陰性。
 しかし水曜日、朝から37度4分の体温で、かかりつけ医で検査を受けたところ陽性。
 なんとA48枚裏表に印刷した膨大なプリントとロキソニンを渡されました。そして65歳以上なので毎日保健所から健康観察の電話があると。
 私は料理は一切しないと宣言、部屋に引きこもりました。
 たまたま、この事態を予測したように本を2冊買ってきていましたので2冊を一気読み。そして何年も前に買って何度も挫折していた「応仁の乱」に再度挑戦しました。今度こそ読み切るぞ。
 大和地方と京都の勢力関係のややこしさ、兄弟主従入り乱れての争い、何度も行きつ戻りつしなければ訳が分からなくなってしまう、そんな本でした。やっと読み終えて
 もう、馬鹿たれが
 一握りの支配者の欲のために農民や女がどれだけ苦労したことか。歴史は繰り返すというけれど、この愚かしい争いが今も世界のあちこちで繰り返されていることに布団の中で腹を立てました。病床で読むにはふさわしくなかったね。
 
 収穫した茄子とピーマンは
 
 何にもしないまましなびてしまいました。
 
 二人の娘とはラインで連絡を取り合いましたが、私の部屋までWi-Fiが届かないので通信費が跳ね上がりました。
 ヨウコ母が何かと心配してくれました。
 「熱は?」
 「37度7分以上は出てない。」
 「よかった、軽症なんだね。」
 「食べ物はある?」
 「食料の備蓄ならくさるほどある。」よくなったら冷蔵庫整理しなくちゃ。
 「倦怠感は?」
 「ない、筋肉が減っている。」
 「それを倦怠感というんじゃない?」
 インフルエンザの時全身の倦怠感を感じたことがありますが、それとは違う、足の筋肉の衰えだと思いました。 だって、登山の下山の時のような足のしんどさを感じたからです。 
 
 発症から3日目には熱は平熱に戻りました。そこでポチの散歩に行ったんですね。もちろん、誰にも会わないことはわかっていますから。
 3日ぶりに見る瓶が森は雪で真っ白でした。 布団の中にいたら気づかなかったけど寒い日が続いていたのです。テレビのある部屋へは行かず、スマホのニュースを見て過ごしました。まさか世間ではあんなに雪の被害が大きかったとは。
 
 
 ポチは毎日夫が散歩に連れて行っていますが、私と行くのがとても楽しみなのです。2日ほど、「ごめんね、今日はもう行けんのよ。」と言い聞かせてポチも我慢していましたので、私が連れて行くとわかると狂喜しました。普段の三分の一程度の距離でしたが、それがいけなかった。その夜、鼻の奥の痛みを感じて、水洟がそれこそ雨だれのようにぽたぽたと落ちました。
 
 翌日は朝から36度9分の体温。私は普段から36度2分~36度4分であれば元気なんです。そして、なんだかおかしい・・・・ミカンも生姜湯も匂いがしない・・・ああ、ついに嗅覚障害というのがきたか。
 トラオ母に匂いがわからんとラインすると
 「コーヒー飲んでみ、この世のものとは思えん不味さじゃ。」
 娘は嗅覚障害も味覚障害も発症したみたいです。
「わははは・・・」笑い事じゃないのに笑ってしまった。
 
 保健所からは血中酸素飽和濃度を測る器具が送られてきました。数値はいつも98~99パーセントで問題なし。脈は速くて100近い日もあってそれは心配でしたけど。夜、布団の中でふと思いました。熱が高くないからと言って安心なわけではない、むしろ、高熱でも2日ほどで下がった娘一家に比べてわたしはいつまでもぐずぐずと尾を引いています。大丈夫か、私の白血球。ちゃんとウイルスと戦っているかい? 普段の風邪のように水洟から青洟へ、空咳から痰のからんだ咳、黄色い痰が出だしてやがて回復ーといった決まりのコースをたどらずにいつまでも水洟、透明な痰の咳というのはウイルスが体内にとどまっている証拠のように思えました。高齢者が次々に亡くなって、必ず重傷者ではなかったと注釈がついていますが、老人の場合高熱が出ないからと言って軽症ではない、むしろ熱を出してウイルスに対抗する、その力を持ってないと考えた方がいいのではないか。すると、途端に不安になるんですね。油断はだめよ、がんばれわたしの免疫力。 
 
 電話をくれる保健師さんは何人か交代でお話ししました。孫のような若い(そうな)人のかわいい声はそれだけで癒されましたし、ベテランの保健師さんの落ち着いた暖かい声は安心感が増しました。なにより、マニュアルを超えた対応は本当にありがたかったです。
 「しんどいのにいろいろ聞いてごめんなさいね。」・・・きっと症状の重い人は電話自体苦痛だったし、それを保健師さんにぶつける人もいるんだろうなと、想像できました。
 「ああ、今日は調子がよくなってきましたね。声に張りがあるのでわかります。」・・・機械的に観察項目を聞くだけでなく、声から答え方から、聞こえること全体で理解しようとしている姿勢が感じられました。
 
 こうやって無事療養解除の日を迎えました。 しかし咳はいつまでも残り、今も時折でます。本当に薄皮をはぐように少しずつ元の体に戻っていったという感じです。そして思わぬ後遺症。歩くと左股関節が痛い。それこそ数分歩くと痛みで歩けない、これって脊柱管狭窄症の間欠跛行じゃない? 私は背骨やひざの弱いところを筋肉で補ってなんとか普通に行動できているので、筋肉量の減少はたちまち外科的な不調となって現れるのではないかと思います。それも散歩の距離を少しずつ伸ばし、年末の買い物などで出歩くにしたがって楽にはなってきました。
 
 それとー柿がまだ残ってたんですよ。それもまだ柔らかくなってなかったので剥いて干し柿にしました。それも、ハウスの中で。暖かくて柿を剥くにはちょうど良かったのです。
 
 
 ハウスの中のポインセチア

 
 ポインセチアの花時ってクリスマスじゃないようなー少なくともうちのポインセチアは夏のほうがきれいです。
 ストレリチアは今から次々と咲いていくと思います。花の密集した株が1本ありました。これ、すごいです。

 
 年がら年中そびえているブーゲンビリア



 一度は「年末」という言葉を消し去った私ですが、仏壇と神棚の掃除、玄関まわりの掃除、見えるところの窓ふきなど、見かけ上の体裁はなんとか整いました。支払いはすべて終わりました。年賀状は・・・・今年は特に遅かった。パソコンの不調でずいぶん時間がかかりましたけど、いつも元日には間に合わないのでまあ、これはよいことにしましょう。
  
 そして年末も押し迫った昨日、義妹から「コロナ陽性でした。」弟にすべきことをしっかりと言っておきました。ちゃんとしてくれるかしら。
 2,3日前に行った美容師さんからもコロナの連絡。
 ああ~どこもかしこも
 予防接種をしているかいないかは関係なく感染しているみたいです。症状も予防接種しているから軽いとは限らないようです。ちなみに私は4回目の接種から4か月もたっていなかったので5回目の接種はしていませんでした。
 
 注文していた革を受け取りに行って
 「これが厄治めよ。」と言われ、本当にそうだ、いろいろあった今年だけど、悪いことはこれで終わり、と希望を持つことにしました。だけど・・・先先に延ばした懸案事項は来年に持ち越し、たくさんの宿題を抱えたまま新しい年を迎えます。
 今年1年柿畑にご訪問くださった皆様、ありがとうございました。いろいろ楽しませてもいただきましたし勉強にもなりました。ぼちぼちですが来年も心に残る小さな出来事をつづっていこうと思います。皆様よいお年をお迎えください。
 
 
 
 


 
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ネムノキの草木染め

2022-06-27 09:29:02 | くらし
  ネムの花が咲きだしました。
 




 6月の草木染めはネムの葉。木からは採らず道ばたに生えているひこばえを刈ってきたそうです。いずれ刈り取るものですから。染液を作る準備をしながらネムノキについてのお話。
 


 用意された葉っぱはすでに閉じており、花もまだないじきだったので、花を見つけたこの日、道ばたでおさらい。残念ながら雨上がりで、ふわっとした花がつぶれています。
 
 刷毛のような花は、たくさんの花の集まり。根元から、緑の部分が「がく」「花びら」長く伸びたピンクの部分の大半は「おしべ」まん中にちょっと長くすっとのびているのが「めしべ」



 またもや「へえ~~」のお話でした。
 
 葉っぱは「2回偶数羽状複葉」
 大きな○で囲んだ全体が1枚の葉です。
 その葉はさらに黒丸の部分が羽状になっています。なので「2回」


 小さなほうの羽状はさらに包丁型の葉で構成されています。包丁型というのは珍しいんだそうです。
 
 
 煮出すと包丁型の葉はバラバラに崩れてしまいました。染液はこんな色。

 
 後日急用でやむなくキャンセルした友人から電話がかかってきました。
「どんな色に染まったぁ?」
 
 まっき黄よぉ~
 
1回目に浸したときはこんな色でしたが



 水洗いーみょうばん液-染液に20分を2回繰り返すと

 
 ここでやめた人もいましたが、わたしは、まだ染液が濃い色だったのでさらにもう1回。
 洗って乾かすとこんな色になりました。
 
 


 
 この染液に浸してひたすら混ぜる間に、いつも「NPO 西条自然学校」の活動についてお話していただきます。この日自然学校の男性陣は二手に分かれて、鹿から希少植物をまもるためのネット設置に東赤石山まで行っているとか。赤石山系は希少植物の宝庫ですが盗掘も鹿の被害も大きいところだそうです。もちろんスタッフだけではできないのでボランティアの方が参加しているそうです。
 
 それから6月始めには高須海岸での自然観察会を開いたそうです。?そんなのあったっけ?知っていたら参加したのにー しかしこの日は行政職員を対象に実施したのだとか。
 
 


 


 
 オオキンケイギクは特定外来植物に指定され、栽培も移動も禁止されています。重信川流域でも大繁殖しており、何年か前にやはり行政の職員が駆除作業を行ったと報じられていました。関連記事はこちら
 その駆除作業にしても管理している行政機関の許可を得たり(そこに生えている植物は管理機関の財産ですって!)、抜いた草の処理に許可をもらったり(ぬいた株は本来移動できませんが、特別に許可を得て袋詰めし焼却場へ持ち込んだそうです)何をするにも行政の理解、ひいては職員の知識理解がなくてはだめだ、ということで今回の自然観察会になったそうです。
 そういえば先月の草木染めで聞いた話では。市内に絶滅危惧種の生物が生息している場所があることが解り、そこが耕地整理の対象になっていることから、現在その生物を守るための対策を練っているところだとか。開発の前に環境調査、その一翼を担っているのが西条自然学校なのでした。
 
 さて、染色の話に戻ります。
 同じ染液を使っても、染める素材によって染め上がりに違いがあります。ふつうはシルクやウールなどの動物性の繊維の方が染まりやすいのですが、ネムノキでは
 
 左 木綿                        右 シルク 


 実物はもっと違いがはっきりしていて、木綿のスカーフは、それこそオオキンケイギクのようなまっき黄に染まりました。
 で、お話を聞いて、前から気になっていたことを質問してみました。というのは、たびたびウォーキングに行く運動公園にぼつぼつオオキンケイギクの花が見られるようになったのです。今のうちに抜いた方がいいんだろうなと思いながら、勝手に抜くのもはばかられてーそんなときは種をつけないうちに抜いて、そこへ放置しておくのがいいそうです。1本2本見られるところなら、わたしもそっと抜いておきましょう。
 でも、一般には入れない斜面ではずいぶんと増えてピンクのカワラナデシコがピンチなのです。やはり管理する市の対応が求められますね。
 
 おまけの画像
 行くときに見つけたのですが、運転席からもはっきりとわかる白い花。
 帰りに下りて確かめました。
 
 これは? 見たことがある!
 
 
 高知の牧野植物園に咲いていました。
 え~と
 なかなか名前が覚えられなくて、何度も写真を見直したのですよ。前にも書いたように、わたし文字から頭に入ったのは名前と一致しやすいのですが、映像から入ったのはなかなか文字と一致しなくて。
 しきた・・・
 たしき・・・
 きたし・・・
 したき・・・
 結局前の画像を見つけて確かめました。
 シタキソウです。
 すごい、山に来れば普通に咲いているんだー
 後で調べたところキョウチクトウ科 「舌切草」。舌切りねえ、もう忘れません。いかにも毒がありそうですが、有毒との表示は見つけられませんでした。
 
 というわけで今回も学ぶことの多い草木染めでした。
コメント (2)
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草木染め2種

2022-05-26 00:08:45 | くらし
 たまには最近のことを書くことにしましょう。といっても、四月、五月2ヶ月分をまとめますので少し長くなりますがおつきあいください。
 
 今年度からの草木染め教室に友人と参加しています。植物から色を抽出しスカーフに染めるという作業もさることながら、山道の清々しいドライブと、作業の前にちょこっと説明される植物のお話が楽しくて、毎回 へぇ~~ ふう~ん なるほど~ の連続です。
 
 講師は「西条自然学校」の法橋先生。おかげでその存在は新聞などでもよく目にするのにイマイチ活動内容をよく知らなかった自然学校の大切な仕事も分かってきました。そのことについてはいずれ詳しく書くことにして・・・
 
 四月の染めの材料は「カラスノエンドウなど」。というのもカラスノエンドウは寄りかかり植物といって、他の植物に巻き付いて伸びていくので、カラスノエンドウだけを刈り取ることが難しいのだそうです。(そのとおり、2日前に刈ったのでよくわかります)
 
 そのカラスノエンドウですが、正式にはヤハズエンドウ 名前の由来は、葉の先がくぼんでおり、矢の、弓の弦を当てる部分(矢筈)に似ているからだそうです。
 
 
 カラスノエンドウの下にちょこっと見えている白い花がスズメのエンドウ。ずいぶん小さいですが、その違いは大きさだけではありませんでした。
 
 
 カラスノエンドウは、鞘が茎から直接出て、種が多い。スズメのエンドウは茎から柄が伸びてその先に鞘を2個つけます。中の種は4個。もう一つカスマエグサというのがあって、かすまとは、カラスとスズメの間という意味だそうです。けっこう安易なネーミング。
 
 ここで衝撃的なことを言われました。カラスノエンドウとは、「烏の、豌豆」ではなく「烏野豌豆」だと言うことです。
 
 ええ~! この歳になるまでずっと間違えてたのか。もう、死ぬまで忘れません。

 染液に浸している時間を利用して、周辺の自然観察に出かけます。そこでカスマグサを見つけました。葉の形も実の付き方もスズメのエンドウに似ていますが、大きさはカラスノエンドウに近い。
 テントウムシの幼虫がくっついていました。カラスノエンドウって、アブラムシが重なり合ってくっつくんですよね。うまくいけば幼虫からさなぎ、成虫まで全部一カ所で見られます。

 
 
 どんな風に染まったかは後にして
 
 五月の材料は野バラでした。正式にはノイバラですね。この日は図鑑に記述されていることの説明でした。そして言われたのは、
「図鑑は見るものではなく、読むものだ」
 

 図鑑に書かれていることの意味を分かりやすく説明してくれました。
 ノイバラの葉は奇数羽状複葉。驚いたことにこのタイプの葉は、葉柄の根元から全部蛾一枚の葉で、秋になると羽状のまま落ちるんだそうです。葉の鋸歯(のこぎり状のぎざぎざ)の切れ込みが深くなったものと考えてくださいーだそうです。
 さらに今回も衝撃的な事実
 
 ノイバラは切れば切るほど元気になる
 
 どおりで・・・・先日草刈りをしてノイバラがとてもきれいに咲いていたのにびっくりしたのです。去年はノイバラなんてあったっけ? あるにはあったけど花は咲いてなかった・・・去年初めて草刈りをした場所で、ノイバラはそれに元気づけられたらしいです。何も手を加えないとだんだん元気がなくなってくるんだとか。
 
 わたしは帰って、去年草刈りをした別の場所のノイバラを見に行きました。
 
 ひゃあ!去年の倍くらい背が伸びていました。
 
 
 ノイバラの学名は Rosa  multihurora 花の多いバラ属
 
 
 本当にそうですね。我が家にノイバラに似たピンクのバラがありますが、花は少ないです。
 
 さて、同じように緑の葉っぱで染めても、植物によっても、布によっても、媒染液(染料を浸透させる金属)によってもできばえが違います。そこが草木染めのおもしろいところ
 
 植物を煮出して作った染液
 カラスノエンドウ わずかに黄色がかっています。

 
 ノイバラ
 
 
 布を浸したところ
 
 カラスノエンドウに、コットン70%のダブルスカーフ
 シルクのほうが染まりやすい。
 
 
 ノイバラ シルク100% 横縞
 
 
 
 染液から取りだし洗って、媒染液に浸します。
 カラスノエンドウ
 
 ノイバラ
 
 
 こんなにも違いがあります。染液ー媒染液を3回ほど繰り返して,最後に水洗いして干します。
 
 カラスノエンドウ
 
 
わたしのは右から三番目。コットンの混じったのを染めたのはわたしだけでした。乾くと濁りのないきれいな黄色になりました。
 
ノイバラ
 

 ベージュがかった黄色というか、黄色がかったベージュというか。横縞の布を選んだ人が3人もいてまるで虎柄を干しているようでおもしろかったです。
 
 五月は友人と予定が合わず、わたしが一足先に体験しました。そして、六月の予約をして帰りました。
 次の日、友人からラインが来ました。「六月、予約しました。そして七月はこの日にご一緒しませんか?」
 
 わたしの上手を行ったか! 2ヶ月先まで。
 
 はい、行きますとも。その日は他の予定を入れず空けておきます。


 




 
 


 


 
 
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水色に染める

2021-12-11 10:15:00 | くらし

 黒瀬ダムよりまだ奥に大保木という小さな集落があって、そこに廃校を利用した「西条市石鎚ふれあいの里」という、施設があります。宿泊棟6棟を備え、バーベキューや種々のイベントを行っていますが、その一つに草木染めがあります。月に一回、その当たりで採れる植物を使って染めるという教室です。

 12月のテーマは「水色に染める」

 わたしはぴんときました。水色に染めることのできる植物と言えば?

 クサギの実!

 今年集め損なったあの実。

 それで、お友だちを誘って参加したというわけです。

 例によって、現地集合です。歳をとってからはなるべく乗りあわせはしたくありません。

ふれあいの里のメタセコイア




 行ってみると、飛び入りはわたしたち二人だけで、後は皆さん毎月通われている常連さんでした。 募集は1日6人、月~金の5日間。けれどベテラングループの皆さんは午後別に活動すると言うことで、今回体験するのは40人ということでした。まさかこんなに人気があるとは。

 初めてのわたしたちのために講師の先生が改めて自己紹介をしてくださり、クサギの実を煮出しながらパイオニアプランツのお話もしてくださったというわけです。

 一人分の実。

 作業は、一人一人別々に行います。




これを40人分も集めたの~ ベテランさんたちは自分たちで集めてきたそうですから、もしかしたら30人分くらいかも。それにしてもすごい量です。わたしは自分の実集めを思いだしました。実際、山だからいくらでもあるかというと、そういうわけにはいかず、中には山の持ち主さんの許可を得ないと取れないものもあるのだとか。自分もクサギ集めに失敗した身なので、ご苦労がよく分かりました。

 さて、クサギの場合は鍋で煮だして実を漉して染液を作ります。色が出なくなるまで何回も煮出します。

 実が揺らぐくらいの水を入れて。



 一番煎液


 3回目?


実はこして何回も使います。




 しまいには実をつぶしてさらに色を出します。







 結局、つぶしてからでも3回、染液を採りました。まさに搾取。クサギが気の毒になるくらい色を搾り取りましたよ。

 色のついた水をすべて一緒にします。

 シルクのスカーフの縦半分を折りたたみながらつまんでいき、輪ゴムで縛ります。



箸で広げながら。



最後に水洗い。



 染液を沸かしながら下半分だけ染めます。なぜかというと、実が足りないからだそうです。全体をブルーに染めるにはもっとたくさんの実が入るそうです。だいたい染める布の重量の3倍がめやすだそうです。

 クサギの場合、実が多くても布の染料を染みこませる容量が限られているらしく色が濃くなると言うことはないのだそうです。いったん乾かしてもう一度染めてもきれいにはならないそうです。


 残った液を片付けるとき、みんなで持ち寄ってくらべてみたら、少しずつ色がちがっていました。

 染める材料の生育状態とか、その日の気候とか、煮出す温度によってもちがうそうで、極端な例では市販の染料でもロットによって微妙にちがうんだとか。

 

 軽く搾って持って帰りました。

 言われたとおり、バスタオルに挟んで(わたしは革を乾かすために子供用のタオルケットを使っています)室内に干しました。

絞ったのをふたつおり



乾いたもの



 クサギは防染をしないので、ことのほか色が飛びやすく、蛍光灯でさえ退色が進むのだとか。使わないときには光が当たらないようにしまう、とか、色あせてきたら今度は上から黄色で染めるかするとまたちがった味わいになるとか、いろいろ教えていただきました。

すてき。いつ使おうかな?



 

 取り敢えずわたしは不織布の袋に入れ、防虫剤を入れて(シルクは虫に食われるので)大事にタンスにしまいました。 染めたこと、忘れないようにしなくては。

コメント (6)
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