あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

5月の庭の花

2021-05-31 23:53:39 | 植物
 今日で5月も終わりです。5月は相当がんばって更新したと思うのですが、ネタが多すぎて花のことに触れることができませんでしたので、まとめてUPします。いや、羅列するだけです。なるべく草が写らないように。
 
 ハツユキカズラ
 
 
 
 ようく見ると花が咲いているんです。



 山でテイカカズラの花がいっぱい咲いていたのは見たことがありますがハツユキカズラは毎年一つか二つ。山のテイカカズラのように大きくならないと咲かないのかなあと思っていました。ところがこの間弟宅に行ったら
 
 
 
 もうびっくりです。ハツユキカズラは、新芽が美しいので切り込んで新芽が出るようにしますが、つまりはあまり切り込んだりせずにほったらかしがいいということね。
 
 もう一つ、とっても目立たないのでつい忘れてしまうのですが、ワイヤープランツにも花が咲いていました。
 
 


 
 たった1本、細々と咲いていたカワラナデシコですが、残っていた株に、賑やかに咲きました。
 
 
 
 うれしいことに白も。
 
 今年は草に埋もれないように気をつけなければ。

 下からハツユキカズラ(すでにテイカカズラに先祖返りしているけど)によじ登られて、上からはカシの木に覆い被さられて迷惑しているギョリュウバイ

 
 カシの木と競い合うように伸びて高くなってしまいました。大きくなった木に今年はいっぱい花をつけてきれいです。去年はぱらぱらとしか咲かず、遂に枯れてしまったのかと思ったくらいです。わたしは枯れたと思っても1年はそのままにしておく主義なので、切り倒さなくて良かったと思います。こういうことはよくあるんです。カシの枝を数本切っておきました。
 
 小さいけれど一つ一つがとても華やか。

 
 枯れたのは父からもらった白いアジサイです。その枯れ枝がひょっとして芽をだすかなと期待していたのですが、見苦しく枯れたままでした。それに絡みついてアブチロンのチロリアンランプが咲きました。
 

 
 このあたり、トケイソウやらウンナンオウバイやらがからみあって、ちっともきれいじゃないです。一つ一つはかわいいんですけどね。



 幸いなことに白いアジサイは3分の1くらいは生き残っていました。
 
 トケイソウ 食べられない実がなるほう
 
 
 こちらは実が食べられる方。パッションフルーツの花です。花はとてもよく似ています。こちらの方がちょっと力強いかな?
 
 
 
 次々と実がなりまして、現在8個。これも去年は一つも花が咲かなかったんですよ。最初になった実はわずかに色づいてきました。これも早くない?
 
 そして訪問者がびっくりするのが 
 
 
 カシワバアジサイ。去年は全く花がつきませんでした。ほんとに今年は、どの花もどの実もいっぱい付いています。去年の気候がよっぽど悪かったのかしらねえ。
 
 
 そしてぼつぼつ他のアジサイも咲きだしました。が本格的には6月に紹介するようになるでしょう。
 
 
 咲き始めのこの色、好きなんです。
 
 こちらも今年は元気いっぱいのコエビソウ
 
 
 
 ドクダミも負けていませんけど。
 
 
 そしてスモークツリーも咲きだしました。
 
 
 
 畑の方はというと
 サラサウツギはもう花が終わりかけです。

 
 ウツギがこんなに大きくなるとは知らず、そばに花街道を植えたら,生存競争に勝てなかったらしく枯れてしまいました。かわいい花で好きだったのに。
 
 そばでミヤギノハギも咲きだしました。
 

 
 そして、増えて増えて小山のようになってしまうチェリーセージ。ミヤギノハギも小山のようになって隣どおし競り合っています。





 とにかく自己主張の激しい花ばかりで、庭も畑もジャングルのようになっているんです。
 
 畑にはほんのちょっと季節の花を植え替えるスペースがありますが、
 春の花パンジーがまだ元気なので、夏の花を植えることになりません。
 
 
 
 パンジーの間をマリーゴールドが埋め尽くしています。ボツボツ花が咲きだしましたが、今年はずいぶん早いと思います。



 何もかも咲くのが早いですね。例年だと6月の梅雨の時期に一箇所に移植するのですが、作業が間に合いません。
 
 こうしてみてみると、今年は木々の何もかも花が多くて実が多くて、それはうれしいことですが、去年はあまりにも花が少なかったと改めて思いました。そして気がかりなのは、こんなにも花をつけたら木が弱ってしまうのではないかと言うことです。枯れないにしても、来年また花が咲かなくなるかも。

 
 
 
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アラ古希ババ友の山歩き 3  帰り道

2021-05-30 20:56:35 | お出かけ
 竜神平からの帰り道
 同じ道を帰っても、見える景色は違うものですね。
 
 登るとき進行方向の後ろ側にあって気づかなかった山が
 
 
 ゴルフ場のようです。ほとんど自然のままに残されている山と対比するように、作り込まれた山が真っ正面に。
 
 来るときに気づかなかった植物もありました。
 
 
 フタリシズカのようなんだけど、花穂が1本??
 
 イヌガンソクの胞子体。昔生け花で使いましたね。
 
 
 これが葉?
 
 
  ほんとうにいいお天気で、新緑がそれはそれはきれいで、なんとかこれを写真に、と思ったのですが、実際はもっときれいだったです。
 
 


 
 ええと、ウチワカエデ?



行きも帰りも撮ってしまった大木
 
 
 風雪に耐えて生き抜いてきた木の姿は、何度見ても見飽きません。
 
 
 ラショウモンカズラかな?

 
 
 
 そして
 
 風穴まで下りてきました。
 




 
 ここから木の遊歩道をぐるっと回って駐車場に下りることにしました。というのはシャクナゲがまだ咲いていたと義妹に教えてもらったので。
 

 
 残念、もう終わりでした。その代わり
 
 このあたりにたくさん生えている木につぼみがついていて、
 
 
 どんな花か見てみたい。風穴までなら何かのついでに見に来れそうです。
 
 木の遊歩道は地面より高いところに作られています。そこから見下ろすと、シダの葉が渦巻いていました。
 



 ツルアジサイ? ずいぶん高いところまで巻き付いていました。



駐車場のそばでピンクのヤマボウシが咲き始めていました。
 

 
 ここで三人はあっさりと解散。おのおの自分のペースで帰りました。
 
 私の場合

 
 水量の増えた沢が滝のようになっているのを眺め

 
桜三里の途中でホウの花が咲いているのを確認し、

 
 年々増えていくウツギを写真に撮り





 途中睡魔に襲われて、仮眠も取ったりして無事に帰ってきました。
 
 そうなんです。現地集合、現地解散にしたわけはー
1 お互いに年をとったので、人を乗せていて運転ミスをしてはいけない。
 
2 疲れた体で運転するのだから、休みたいときに遠慮なく休めるように。
 
3 新型コロナの感染状況を見たとき、万が一のことを考えて2ヶ月も会ってない人と長時間一緒に乗るのはやめよう。
 
 という理由からでした。エコには反するけどその分他のことでがんばります。
 
 笹倉湿原に行った娘たちはまだ帰っていませんでした。いくら疲れていてもポチが許してくれないので、短めの散歩を終えた頃、娘たちが帰ってきました。
 「めちゃくちゃしんどかった。トラオがもう二度と行かんと言いよる。」
 
 あれま、わたしたちの湿原行きには付き合ってくれないのか。 笹倉湿原がちょっと遠のいた気がしました。
 
 
 
 
 
 
 
 
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アラ古希ババ友の山歩き 2 皿が峰へ

2021-05-29 09:37:27 | お出かけ

竜神平

 元は湿地帯だったそうですが、乾燥化がすすみ、クマザサが進出して今はこの景色。

 



 
 そのうち笹の中に木が生えてくるんだそうです。



 ここには愛大小屋と呼ばれる山小屋もあります。

 愛大小屋は面河にもあって、50年も前に泊まったときはとにかく雨露がしのげたらいい程度のぼろっちい小屋でしたけど、それでも建設には相当苦労したんですよね。頭元にネズミの走る気配を感じながら寝たことを思い出します。

 



 10時半に登り初めて着いたのは11時50分。ちょうどお昼によい時間でした。開放的な景色を見ながらおにぎりを食べました。弁当作りにエネルギーを注ぎたくなかったので、全員コンビニおにぎりです。

 多いとは言ってもこのくらいの人出です。

 木の丸太を並べただけの椅子にはきのこが生え、

 



 

 爪楊枝の半分くらいの尺取り虫が這っていました。

「かわいい~」

「上手に歩くよねえ」

「どことどこをくっつけて歩くんじゃろう、おもしろいよねえ。」

 わたしたち、膝痛のため参加してない1人を合わせて4人、約40年も前に同じ学校に赴任した同期生でした。以来ずっと交流が続いています。みんな手仕事が好きで、自然が好きで、子どもたちも同年齢で、共通点は多いのですが、淡々としたつきあいなので、カフェ巡りや温泉巡りなどはしません。だから尺取り虫をこういう目で見る人だったとは今まで知らなかったです。似たもの同士でよかった、しみじみと思いました。

 さて、ここから20分で皿が峰、 30分で竜神平一周、どうする? もちろん頂上をめざしました。

 登り口



 湿り気の多い土地らしく蕗が生えていました。

 倒木にはぼこぼことサルノコシカケ




 あまり立ち止まらないで進みました。途中久万高原町の畑の川へ下りる分岐点があり、小学生の子と会いました。山の中で会う子どもたちはどの子も礼儀正しく挨拶をしてくれて、表情がきらきらとしてかわいいです。

 しばらくいくと先頭のAさんが、

「あった! もうちょっとで頂上よ。」

 彼女は、アウトドア派の娘婿ちゃんから地図を借りてきていました。

「頂上近くに、ロープを持って登らないかんところがあって、そこが1番きついんだって。」

 

 なるほど

 



 木の根っこがはしごに見えます。

 でも、まあ、石鎚山の鎖を登るようなことはなくて、難なくクリア-。

 その次は 

「すべるよ~ 気をつけて」

 今度は滑り台のようにつるつる滑る粘土質の道でした。登山靴ってすごいね。踏みしめて登ったら滑りませんでした。下りの時、まだ登山靴を買ってなかったBさんがすべって尻餅をつきました。(あぶないあぶない、へたをすると圧迫骨折しそう)

 じつは本日の山登りは、新品の登山靴にはき慣れるためでもあったのです。万が一靴が合わなかったときのために、普段履きのスニーカーをリュックにしのばせていました。

 そもそもなんで山バーバになることにしたかというと・・・シャクナゲを見にのぼった横峰寺で、トラオパパが言ってくれたのです。

「お母さん、ここをこの時間で登れたんだから、どこでも登れますよ。こんど伊予富士あたり行きませんか?」

わたし、さっそく日曜日(母の日)の午後に登山靴を買いに行きましたよ。

 一方Aさんは、

 シャクナゲを見に行った日、わたしから「あなたの教え子に会ったよ」というメールを受け取って、にわかに山へ行きたくなったんだそう。すると、息子さんに「山ぐらいコロナに遠慮せずに行ったらいい」といわれて、息子さんとご主人とが登山靴をプレゼントしてくれたんですって。 それが日曜日(母の日)の午前。ニアミスです。

 いいなあ、うらやましい~

 それから程なくして娘たちが笹倉湿原に行くことになり、前々から笹倉湿原に行きたいと言っていたAさんに知らせましたが、私たちは考えた末に初心者向けの竜神平に行くことに決めたのです。娘は子どもも行くんだからと勧めてくれましたが、いきなり初心者が言っても迷惑かけてもいけないし・・・

 さて、頂上に着きました。思ったよりも早く、標準時間20分の所30分で登れました。

 



 

 頂上には先客が一組だけでした。

 一昨日の雨がうそのように晴れて空がきれいでした。

 



 

 南(多分)には石鎚連峰

 



 北(多分)にはうっすらと松山市の街並みと海が見えました。
 


 
 
 何の木でしょう。この木からまっしろい綿毛がひっきりなしに舞い上がってふわふわと飛んで行きました。

 



 木々の間からピンクが見えたのでよく見てみると

 シャクナゲのようでした。横峰寺のシャクナゲには圧倒されましたが、緑の木々に混じって咲くシャクナゲは登り切った喜びを増幅させてくれました。

 

 

 しばらく山頂で休んで下山。

 先ほどのロープのところで今度はAさんがおっとっととなりました。そのとき、下から上がってきた人が待っていてくれたのですが、真っ白な毛のきれいなわんちゃん連れで、わんちゃんがおとなしく待っていてくれたのです。わんちゃんにも挨拶して離合。

「待て、待て。」という飼い主さんの声に振り向いてみるとわんちゃんがあの根っこのはしごを駆け上がっていくところでした。カメラを構える間もなく木立の中に消えていきました。

 それから一列に並んでおりながらときどき立ち止まって写真を撮り、

 まるで盆栽仕立てのような古株と苔



 ブランクだったふた月ばかりの近況報告しながら下りてきました。
 
 上から見た竜神平です。

 夏には珍しい花がたくさん咲くんだとか。季節を変えてまた来たいなあと思いました。

  

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アラ古希ババ友の山登り1 竜神平へ 

2021-05-27 23:07:59 | お出かけ

 警報が出るほど大雨が降った金曜日のあとの2日続けて晴れ間を見た日曜日。

 おにぎりを買うために立ち寄ったコンビニで車を降りてから乗り込むまでの間に、バイクでツーリンググループ3組、自転車のカップル1組、国道を駆け抜けて行きました。

 一時は50人を越える感染者が出た愛媛県ですがようやく10人前後にへり、松山市の蔓延防止何とかも前倒しで解除になって、このお天気でーそりゃあどこかへ出かけたくなりますよねえ。

 私もその一人と言えばそうなんだけどー

 ただ、わざわざ人出の多い日曜日を選んだわけではなく、混み合う行楽地へ行くのでもなく、晴れたらすぐに山に行こうと相談していたのです。それがたまたま日曜日だったというわけ。

 私の友人3人、東温市にあるクールスモールで待ち合わせて、そこから車を連ねて風穴のある森林公園に向かいました。

 ここから登ります うっかり写真を消してしまったので、これは去年の夏の様子。

 



 今回は3人で初めてする山登りなので、皿が峰山頂ではなく、その手前の竜神平まで。そこで体力、気力と相談して山頂へ行くかどうか決めようという、なんとも おおらかなざっとした計画です。

 トラオがババ友と呼んでいる3人(本当は4人なのですが、一人は膝が悪く山登りはできないので)いくつかの偶然が重なって、互いに3人とも山登りの願望があることが分かり、さっそく実行に移したというわけです。その辺りのことはおいおい触れるとしてー

 階段を上りながら早くも息が上がってきました。

 階段が終わると

 急斜面を横を削り取ってできたような細い道を歩いて行きました。さほどつらい坂ではないのですけどー

 3人の中では私が1番体力がないので、二人には先を歩いてもらい、私は立ち止まってカメラを構えては小休止。けれどそれぞれが興味を持ったものを立ち止まって3人一緒に眺めるものだから、結局はほぼ一緒に登り切りました。

 二人が気を使ってわたしに合わせてくれたこともあるけど、同じようなことに興味関心を持って楽しめたのでよかったです。

 地衣類が大きく広がって不思議な模様になっているのを「おもしろいねえ。」と言って眺め、

 
 地味な花にも目を留めて(これ、横峰寺で見た、ヒューケラに似た葉っぱと同じ)
 
 
 
 エビネに似ているけど、葉っぱがないねえと不思議がり
 
 
 花が咲いた頃また来たいねえ、と、次の計画に思いを馳せ

 
 後から来たグループの人にクマガイソウがあると教えられて「どれどれ、あの葉っぱかなあ。」と一緒に花探し。

 
 そのグループの人たちが言うには、少し前に登ったお仲間が、まだ中頃に花が咲いていると教えてくれたので見に来たんだそうです。が、残念、花は見つかりませんでした。

 
 もう少し前だとヤマシャクヤクも咲いていたはずなんですが、わたし、葉っぱだけだとどれがどれだか分かりません。ここは珍しい花の宝庫みたいです。それを見るためにはしょっちゅう登らなきゃ。
 
 ずいぶん高いところに来ました。
 
 すご~い! きれい! 

 
 この葉っぱ、ハート型みたいでおもしろいねえ、とまたまた観察。この葉っぱ、見覚えが。去年見たギンバイソウではないかしら。

 
 マムシ草? テンナンショウ? 
 
 
 「どれが花?」で、ヘビの舌のような部分をめくって雌しべを確認し、「ああ、これが花か。」 3人とも好奇心、探求心は旺盛です。
 
 木のそばにはこんなふうに名札を立ててくれていました。それをひとつひとつ丁寧に読んでどの木か探すのですが

 
 足元の小さな苗。これのことかしら

 
 せっかくの名札ですが、目の前には木の幹しか ないので、上を見上げると高すぎて、首を曲げてもひっくり返りそうになるし、葉っぱは小さくて形も分からないし

 
 結局どの木が名札の木なのか分からないのです。
 それがおかしいと言っては笑い


 
 すばらしいお天気の日に来たねえ、よかったねえ。青空と若葉がとてもきれいでした。
 
 そして、崩れた沢の石も趣があり
 
 
 倒木でさえも美しいと感動し、

 
 きのこがかわいいと喜び

 
 
 巨大な古木には畏敬の念を感じつつ



 あこがれのブナの原生林にやってきました。

 
 「年をとったら、何でもない段差につまづいてこけるんよねえ。」といいながら木の根っこにつまづかないように足を上げて歩きました。
 ブナ林をぬけると下をクマザサに覆われた針葉樹林になり

 
 広々と空が見えてきました。そろそろ竜神平に近づいたかな?と思いながら歩いていると、一足先に行った友人が
「着いたよ~」
 
 着きました。



 標準所要時間50分の所、わたしたちは90分かかりました。
 
 ほぼ倍じゃん!
 

 

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大風の日の散歩

2021-05-26 13:07:37 | 植物
 大風の中を散歩に出ました。ときおり台風並の突風が吹いてきます。
 






 前方を見たら、センダンの木が大きく揺れていました。写真ではあまり伝わりませんね。
 
 
 道はオオバコがびっしり生えているのですが、
 
 
 さすがに地面にへばりつくように生えている草は微動だにしていませんでした。
 
 
 
 オオバコの花は、実は薄紫。
 




 
 
地味な花で、踏んでも踏んでも生えてくるたくましい草。この花穂を絡ませて孫たちと相撲をして遊びました。昔は年上の子どもたちが指南役だったけど、今は時間のある年寄りが教えなければ草花遊びなどしません。やってみると単純な草遊びでも喜ぶんですよね。どの花穂を選ぶかで勝負は決まります。だから始めはばあちゃんが百戦百勝です。そのうちに強そうな花穂をえらびだし、ばあちゃんにも勝つようになって、ちょっとだけ賢くなって・・・・昔の遊びって大切。
 
そのオオバコの上に

 
 風でもぎ取られたセンダンの花
 

 センダンの木は高く、こんなに間近で花を見ることはめったにありません。






 
 センダンの木の下には水槽があって、金魚かヒブナがすんでいます。
 その水槽の中にもセンダンの花びら
 
 
 なかなか風情がありました。
 大風が吹くといつもハウスが壊れないかと心配しますので風はきらい。だけど何事もなく風も収まりましたので、いい散歩でした。
 
 
 
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霧の中の森林公園

2021-05-24 23:49:11 | お出かけ

 先日弟宅に行ったついでに東温市下林にある森林公園に行ってきました。そこにある風穴への道順を確かめるためです。

 雨が降ったり止んだりの天気がはっきりしない日でした。

 風穴へは3度目ですが3回とも違うルートから行ったため、1本道に入るまでに不安がありました。が、無事に到着。

 風穴辺りはもやがわき上がっていました。



 

 そこだけに冷房がついているような涼しさです。

 青いケシはまだつぼみ。

 

 
 雨続きで、苔の緑がきれい。そこに生える真っ白なきのこ。
 
 まるで「もののけ姫」の世界にいるみたい。



 やがて辺り一面もやがかかり始めました。

 幻想的な森へと姿を変えました。

 単調な針葉樹の人工林でさえ



 この景色。

 すぐに山を下りましたが、道に霧がかかって、ライトをつけて走りました。

 山道とは言え自動車がビュンビュン走る国道の桜三里では味わえない幻想的な景色。気がつけば時速25キロくらいしかスピードが出てなくて、対向車もほとんどなく、霧の山道を楽しみながら走りました。

 途中で見つけた花

 これはうれしい。実物を初めて見ました。

 



 
 ちょうど咲き始めたハンショウヅル



 それから

 ウツギだろうと思いますが、こんなにくろぐろと赤いのは初めて。 ピンクのタニウツギらしいのは時々ありました。これもタニウツギ? 細かい分類はよくわかりません。







 山道は急に開けて、棚田の風景した。このあたりに来ると霧は全くなくて、明るい曇り空でした。

 











 顔にまだ幼さの残る少年たちが自転車を漕いで上がってきました。高校生の自転車部、かな? なかなか厳しい練習ですよね。ずう~っと上り坂だけですから。

 トラオパパが言ってましたが、「みんな晴れの日を狙って山へ行くけど、曇りの日もなかなかいいんですよ。」        

 本当にそうでした。わたし、必要があってここに来たのですが、ラッキーでした。

 何の必要かって?

 後日友人たちを道案内してまたここへ来たのです。

 

 

 

 

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ミノムシの観察

2021-05-23 23:41:08 | 生き物

 葉っぱが伸びてきたミョウガ

 なんだか様子がおかしいです。どうしてこんなに穴だらけなの?

 

 
   よく見ると、穴のはしっこに何か見えています。
 
 あらあ、ミノムシだったの。

 
 葉っぱだけじゃなくていろいろなものを集めてきたみたいです。
 
 やわらかいミョウガの葉は、乾燥すると縮まってしまいますから、形を作るのに苦労したのでしょうね。


 
 ミョウガのあの独特の匂いから、虫はつかないとわたしは思い込んでいました。でも、違っていたようです。

 ミノムシは、色紙を入れた箱で飼うと紙でみのを作ります。 だから草のような柔らかい葉っぱで作ってもおかしくはないはずだけどー

 周りには木もたくさんあるし、なぜ背の低い、柔らかいミョウガを選んだのか不思議です。梅雨の季節、地面に近いところは雨のしぶきもよく当たるでしょうに。

 4,5日して、ミノムシはさらに増えて、近くに置いたシクラメンが穴だらけになりました。



 
 そして前からかじられていたミョウガは、穴が空きすぎてちぎれそうに。


 ミノムシ君、ほどほどにしないと落ちちゃうよ。

 

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はびこっていく草花

2021-05-22 23:17:36 | 植物
 車で走っているとよく目立つ紫の花。ここにクサフジがあることに気づいたのは何年前だったかな?もう正体がわかっているのでわざわざ降りて見ることもなく通り過ぎていたのですが、なんだか前よりたくさんになっているような気がして、近くで見てみました。
 
 ずっと向こうまで
 
 
 上にも広がって

 
 ずいぶん増えていました。
 
 だいぶ花が終わりかけて色あせていました。


 
 クサフジと書きましたが、どうもナヨクサフジではないかと思います。
 この花、最近ではあちこちで見られるようになって、実家の庭先にも。
「こんな草前からあった?」と聞くと急に増えたとのこと。土を入れたときどこからかやってきたのではないかと。
 
 うちのほうでも別のところで見つけました。
 




 ほんの4,5日前写したのですが、この頃は花がきれいでしたね。これもナヨフジ? 
 
 それから、マツバウンランと一緒に生えていたハハコグサが、マツバウンランの枯れた今、急激に増えてきました。
 
 
 これはよその柿畑ですが、ハハコグサでいっぱい。



 ハハコグサって綿毛ができるんですよ。
 
 
 こんなに繁殖力の強い植物だったっけ? 1月の七草の頃には一生懸命探さないといけないのに。
 
 よく似た草ですけど、こちらの方がもう少し綿毛らしい姿です。飛んで行って種を蒔くという性能から言えばこちらの方が良さそうです。
 
 
 チチコグサかな? 空き地一面この綿毛で覆われていてびっくりしました。花がひとつもなくてすべて綿毛になっているのがすごい。これはそのうちあちこちで勢力を広げそうな気がします。だけど花も地味で、群生してもあまりきれいではないです。
 
 
 逆に、花がきれいなツキミソウ。放っておくとどんどんふえていってます。
 

 
 小さなバッタが一休み。

 
 



 うっとうしいお天気が続くこの頃、この花の生えているところはぱあっと明るいです。雑草と言えども群生するときれいな花がたくさんありますね。
 
 
 
 
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びんぼー草とヒメコバンソウ

2021-05-21 23:57:59 | 植物

 いかにも対照的な名前の草が同じ所に生えています。びんぼー草とヒメコバンソウ

 



 びんぼう草とはニワゼキショウのこと。ただびんぼう草と呼ばれる草は地方によって違うみたいですね。

 

 
 白と紫とがあります。

 
 ヒメコバンソウ





 ニワゼキショウは子どもの頃、校庭の隅の草地にいっぱい生えていました。また、河原やちょっとした空き地にいっぱい生えていて、よく摘んだものです。「またびんぼー草をとってきてー」と母か祖母に言われてその辺に放置したまま枯らしてしまうのですけど、毎年のように摘んでいました。だってかわいいんですもの。

 ヒメコバンソウも同じようなところに生えていました。多分草をたびたび刈って日当たりのよい乾燥した土地に生えるのではないかと思います。

 このふわっと広がって風にそよぐ姿が好きでした。コバンソウなんてお金持ちになれそうな名前がついているとは知らず。これもたくさん持って帰っていました。けど、うちはびんぼー草の方が強かったみたい。

 4月頃、とあるおうちで

 
 敷地の端っこにずらっとマツバウンランが咲いていました。これは多分わざと残しておいたのだなと思いました。その奥の植物が気になって近くに行ってみました。

 
 これは



 
 コバンソウでしょう。すごいこと生えていました。

 これも雑草と言えば雑草なのですが、わざと植えているとしか思えません。なんだかこのお家の人の願望がわかるよう(^^)

 家でも10年くらい前に河原から採ってきたのを庭に植えたことがあります。コバンソウとヒメコバンソウと両方摘んで帰って、枯れたとき庭の隅に捨てておいたのです。

 翌年、わたしの思惑通りに生えて来ました。ただし生えたのはヒメコバンソウだけ。当時、こちらの方ではあまり見かけない草だったので、庭で見られるのがうれしかったです。でも、

 毎年毎年、すごい勢いで広がり出しました。たくさん出てきた穂をドライフラワーにしたらすてきだろうなと、乾かすために逆さにして吊してみたら、広がらずにみすぼらしくしぼんでしまいました。すてきなのは活きているときだけなのです。

 それで一気にわたしの興味は失せて、今は他の草と一緒に引き抜いています。ただ一箇所だけは残していますけど。

 そして、いぜんはなかった場所に大繁殖しているのを見ると、もしかしわたしがあのとき持ち帰ったものの子孫ではないかと、ちょっと後ろめたい気持ちになりました。家からは大夫離れてはいるのですけど。

 







 

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雨の日はイチゴソースを

2021-05-20 23:54:08 | 野菜・果物・料理など

 雨の日は体がだるい。いやそうではなくて、昨日、半日晴れ間が出たので草刈りをしたからだ、と気がつきました。軽量の草刈り機は30分ほどでバッテリーが切れてしまうので、長くはできませんが、それがかえってわたしにはよかったかもしれません。慣れない仕事は体に堪えます。

 今年の梅雨はしっかりと降ってきっぱりと止むー小雨なので何か外仕事をなんてはできません。何とはなくだらだらと過ごしてしまいましたが、夕方ようやく重い腰を上げ、昨日買って来た箱売りのいちごと葉わさびとを処理し終えました。

 まず、いちご

 よく熟れておいしかったので生のままたくさん食べました。残りはへたを取って砂糖をまぶし一日おいておきました。水分が出たところでそのままレンジで

 


 

 水分がたくさん出るのでそれをジュースにして水や炭酸水で割って飲むこともできますが、今日はそのまま瓶に詰めました。超手抜きのイチゴソースのできあがり。

 形の残ったイチゴは、ヨーグルトにかけてつぶしながら食べます。



 そうそう、先日拾った梅をかりかり漬けにしたのですが、食べ頃になってきました。

 これもいろいろな作り方があるようです。わたしがいつも参考にしているレシピでは、

 1 梅のへたを取って塩をまぶす 2 塩が染みて色が変わったところで,ごりごりとしゃもじを押しつけて種を取り出す 

 うまく取れない種はスプーンなどを使ってえぐり出すそうなのですが、わたしはそこまで手間をかけず捨てることにしました。どうせたくさん作っても食べきれないし-。

3 そのまま塩漬けする 4 水を取り替えながら塩抜きする 

 すっかり緑が抜けてしまいました。



5 水気を切って砂糖をまぶす 6 水分が出てきたところでシロップだけを沸騰させる 7 その中に梅を入れ一煮立ちさせる 8 冷めたら容器に入れ、冷蔵庫で保管

 

 と、こちらはなかなか行程が多く、手間がかかりました。

 未熟な梅を使っただけあって、しゃりしゃりとした歯触りが心地いいのですが、味が・・・・徹底的に塩抜きしたのが良かったのか悪かったのか。塩味も酸味も抜けた梅はどうも物足りなくて、レモン汁かなにか足したらどうかなと思うほどです。

 



 見かけはおいしそうなのですが去年とは味が違う・・・・ 去年と同じレシピをつかったんですけどね。

 イチゴソースをかけたヨーグルトを食べながら、「そうだ、梅もシロップごとヨーグルトにかけて見たらおいしいかも。」と思いました。

 けど、結局は一つ二つとつまみ食いするだけになると思います。今回はあまりにも未熟なのを使ったので、一度にたくさん食べるのはちょっと心配。

 そして本来なら今頃から落ちてくるはずの梅は、木には何も残っていません。梅干しは去年のがまだあるし、今年はこれで梅仕事は終わりかな。

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