あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

北谷の彼岸花

2022-09-29 23:53:00 | 植物
 台風に見舞われた三連休。その前の週からSNSで、松山市窪野町北谷の彼岸花が満満開だという記事を見かけるようになりました。 北谷の彼岸花のことは以前から知ってはいましたが行ったことはありません。 台風が去ってよいお天気になった日、ちょうど松山市へ出かけたので行ってみることにしました。
 
 空は秋。
 
 
 北谷は一遍上人ゆかりの地。
 
 
 この周辺、桜の木の下が一面彼岸花なのですが、ここへたどり着くまでが大変でした。
 そして、折角来たのに彼岸花はもう盛りを過ぎていて

 
 小川のそばなど、台風で倒れてなければきっと素敵な景色だったのでしょうが
 
 
 こんな有様でした。しかも私、この近くの橋で、ほんのちょっとですが立ち往生したのです。
 
 北谷へ行く道は県道で普通の良い道で気持ちのいいドライブができました。
 しかし、県道からそれて彼岸花の群生へ行く道は、やっと車が離合できるだけの細い山道で、少し広くなったところには路上駐車の車が連なっていました。そのために対向車との離合ができず、わたしは立ち往生状態。というのも対向してきた車の、私と同じくらいの女性がその場を動いてくれなかったのです。私の後ろの車は
「登り優先なんだから向こうの車に下がってもらって。」と言います。後ろを見ると後続車が連なっているし・・・ 仕方なくバックしてくれるようにお願いに行くと
「通れるでしょ?」
 いやいや、どう見ても無理でしょ。(ほんのちょっとバックしてくれたら道幅が広くなるんだし下がってください。)そう言おうとしたら、
 近くで花を見物していた人たち二、三人が、見かねてその女性の車を誘導してバックさせてくれました。おかげで私は上の駐車場へ行けたのですが、今度は、対向車をよけた私が狭い橋の上で脱輪しそうになりました。慎重にサイドミラーを見ながらハンドルを切っていたら(これがまずかった、まっすぐ下がればいいものを)私より若そうな女性が飛んできて
「危ない、危ない、落ちるよ。」
わたし、ぎりぎりで大丈夫と思ったのですが、お言葉に甘えて誘導してもらいました。そして、花見客のために開放されているペット霊園の駐車場で丁寧にお礼を言っておきました。
 
 
 遠目にはまだまだきれい。







 
 田んぼはすでに取り入れが終わっていました。

 
 
 あの下のほうの田んぼにpと書かれたところがあったのですが、田んぼに入るとぬかるんで動けなくなりそうだったので入らなかったのです。むしろ、うんと下のほうの広い道に停めて歩いたほうがよかった。
 
 


 
 いずれにせよ、運転はますますおぼつかなくなるだろうし、無理して北谷へ来なくてもいいかな。これほどの規模ではなくても、彼岸花のきれいな場所は何か所もあります。わたしはここと同じように林の中に咲く彼岸花が見たくなって回り道をしました。
 ところが!
 私のお気に入りだったクヌギの林は大分木を切られて整地され、彼岸花がほとんどありませんでした。 

 去年までこんなだったのに
 
 
 
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高知県のダム巡り番外編 行き当たりばったり

2022-09-27 21:45:36 | お出かけ
 結局、一日に6基ものダムを巡りました。なそれがかなかの行きつ戻りつで、
 
 ウマオはグーグルアースで、どんなダムが近くにあるか把握しているらしいです。運転手の娘はそれを聞いてナビ代わりのスマホで検索、音声案内を頼りに行きます。ウマオは方向が間違ってないかスマホを見て確認。わたしは自分のスマホで二重に確認。でも、わたしには鳥の目がほしい。つまり、昔からの地図で全体把握をしたいのです。というのも、ナビの案内が・・・・ 
 
ナビ「前方右方向です。」
「交差点なんかないよ。」 あるのはほぼ同じ方向を向いた二つの道。ここのこと? しかし運転手は道なりの左をチョイス。
娘「まだ道なりでいいんじゃない?」
ウマオ「到着時間が遅くなってるよ」「到着できるんならこの道で行けるはずよ」
大胆不敵な娘の運転。ウマオが「ばあちゃんも来て」というはずだわ。
道はどんどん山に入っていき、どんどん狭くなって・・・・・あら、行き止まりだ。
右方向です」見ると右に車が回転できるほどの草むらがありました。
 私「あはははは・・・結局引き返せということね。」間違えたところまで引き返して右側の道を選びましたが、
「これを右方向って言うか? 右側の道と言ってほしいね。」
 
 別の場所で
 「次右車線です。」
「右車線も何も、この道一車線なんだけど。」
 すると、先ほどのようなY字路がありました。 右側の道って言ってほしいねえ。」
 
 こんな調子で何回も引き返したり遠回りしたり。 食事場所も決めてないので飲食店はないかと目を凝らしながら走りました。別にコンビニで何か買ってもよかったのだけど、そのコンビニがありません。(山の中だからね)
 
 杉田ダムを出発してすぐ、私がダム湖の向こう側にカフェがあるのに気づきました。
「そこへ行こ。どこかに向こうへ行く道があるんじゃない。」
 で、かなり走って対岸に渡る橋を見つけ、そこから同じくかなり引き返しました。 
 駐車場は道端にありますが、カフェは湖のそばまで下って行ったところ。斜面にヒルガオが咲いており、ナガサキアゲハが飛んでいました。 
 


 
 
ナガサキアゲハは南方系の蝶らしいですが、この日あちこちで見かけました。
 
 


 大豆ミートだって。動物性食材は自家製燻製のみ。 化学調味料使ってない、ルーは米粉。
 なかなかよさそう。 
 
 
 手前に広いテラス席、奥に細長い、テラス席。杉田ダム湖を眺めながら食事のできる素敵なカフェでした。
 
 コロナ対策には厳しめ。家族であろうと距離をとって座ります。テーブルからはみ出た私は、カウンターのような柵の前に椅子を置いて食べました。実はここが特等席。
 
 
 目の前に小鳥の巣があって、もしここに鳥が出入りしていたりしたら、一日中ここに座っていられそう。
 
 
 映え写真を狙ってみたけど、どうかしら。
 
 野菜もたっぷりのカレー。ニンジンのピクルス。ピーマンとゴーヤの梅和え。面白い取り合わせ、なかなか合います。
 トッピングは四万十豚を燻製にしたもの。とてもおいしかったです。
 
 大豆ミートの唐揚げを食べてみました。お皿の左上。見た目は鳥の唐揚げそっくりです。味は? わたしもう10年以上唐揚げを食べてないので比べられません。けど、悪くない。
 
 
 お茶はルイボスティー。飲み放題。
 
 行き当たりばったりで見つけたカフェの食事に大満足したわたしたち、吉野ダムへ向かいました。
 
 と!
 
 道の駅。寄ってみよ。と車を止めたところが偶然アンパンマンミュージアムの前で
 
 
 子供たちがかわいい遊具で遊んでいるのが見えました。アンパンマンの生みの親、やなせたかしさんは、この辺の出身だつたんですね。
 
 ちょっと遊んでいく?と聞いても、ウマオはダムへ行くの一点張り。そこで道の駅を覗いてから次のダムへ行くことにしました。
 
 
 小さな店であまり買うものもなかったのですが、お土産にお菓子を買いました。その一つが
「田野屋 塩二郎」と書かれたラスクでした。それがめちゃくちゃおいしくて、帰ってからわたし、ついつい一袋全部食べてしまいそうでした。それを何とか思いとどまってウマオとトラオにあげました。
ウマオ、一口食べたとたん
「うんめ!もっとないん?」
わたしは、もっとたくさん買っておけばよかったと、後悔しました。ネットで調べてもなかなかの人気らしくて、ますますあそこで買っておくべきだった、というより、事前にいろいろ調べていくんだった、と悔やんだのです。
 
 さて、永瀬ダムへ向かう道の途中、「轟の滝」という看板を見つけました。調べてみると、永瀬ダムからはあまり遠くないらしいです。日暮れまでに帰ればいいのですからまだ時間はたっぷりあります。
「行ってみよ。」ということになりました。
 
 永瀬ダムの天端を車で走って対岸に行き、そこから来た方角へ引き返します。
 
 棚田の向こうに永瀬ダムが見えました。 来るときこの道を来れば、ダムの全様が見えたのですね。
 


 
 轟の滝は日本の滝100選にも選ばれている有名な滝だそうです(知らなかった・・・)
 駐車場から滝を1周できる遊歩道がありました。 

 
 右下のキャラクターはしぶきちゃん。アンパンマンの作者やなせたかしさんのデザインだそう。
 
 道からも滝は見えましたが、三段の滝でした。



 遊歩道はかなり急な石段でした。考えてみればあの滝の一番下まで下りるのですから。
 手すりがないところはこわいこわい。私はサンダル履きだったのです。
 しかし、この遊歩道は、登山道そのもの。
せっかく車の中にスニーカーを用意していたのに。

 
 降りるとき紫色のキノコを見つけました。
 
 
 きのこ自ら「食べちゃダメ。」と言っているような色でした。
 
 滝が近づいてきました。 一段目の滝が落ちる甌穴の水の色は深いエメラルド色。2段目の滝が落ちる穴はさわやかな淡いブルー



 ようやく滝つぼまで下りてきました。



 ここから橋を渡って

 
 鉄製だけど吊り橋なので揺れます。ウマオがわざと揺らしてる。

 
 覗き込むと勢いよく滝つぼに流れ込む水が見られました。
 
 ここから上り坂です。喘ぎあえぎ登っていくと甌穴がすぐ近くに見られる場所がありました。

 
 登り切ったところに小さな神社。これが轟神社でした。今回のダム巡りは鍛えられました。



 ここまで来れば駐車場まではすぐです。ほぼ1キロメートルの周遊でした。しんどかった~
 
 ダム以外は行き当たりばったりのドライブでしたが、思わぬ場所にも行けていい一日でした。
 
 
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高知県のダム巡り2 杉田ダム 吉野ダム 永瀬ダム

2022-09-26 02:06:26 | ダム巡り
 ダム巡りはまだまだ続きます。次は「すぎたダムね。」誰もがそう呼んでいましたが、道の道路標識に「すいた」とありました。杉田と書いてすいたと読みます。
  
 穴内川とは別の物部川に造られています。
 杉田ダム 

 今までになかったゲートの形
 なんだか巨大なバケットのついた重機が並んでいるような

 
 手前の草むらの上のほうに空き地があってそこに車を止めて坂を数メートル下りてきました。

 
 手前の施設も物々しいというか、厳重そうというか、なかなか重厚なイメージのダムでした。
 
 
 無骨だけど黄色のラインがよく目立って派手に見えます。
 
 

 左手に今登ってきた下流。

 
 真上から覗き込むの好きなんです。

 
 右手にダム湖
 昔アラスカで見た景色みたい。きれいです。
 


 ええと・・・ここは平日じゃないとカードがもらえなかったかな? たくさん行き過ぎてわからなくなりました。

 そろそろお腹がすいてきたので食べるところも探しながら行きました。この杉田ダムの湖畔に素敵なカフェがあったのでそこで昼食を食べました。このお店については次回に。

 

 おなか一杯になったところでさらに上流を目指します。

 ナビが「到着しました、お疲れさまでした」って言ってるのにダムがない?でも駐車場はここだよねえ、と降りてみました。なんか、民家とは違う建物がいくつかあるのですが、ダムが見当たりません。その辺をうろうろしてみたら

 あった!


 ダムははるか下のほうにありました。
 今まで行ったダムは道路と同じ高さもしくは一段低くなった場所にあったのですが、このダムは

 
 いくつもの鋭角に折れ曲がった石段と坂道とをこんなにも降りて行かなくてはなりませんでした。
 



 
 上から見ると、巨大な巻き上げ機が並んでいるような、今まであまり見たことのない姿でしたが、横から見てもやっぱりロープを巻き上げるような機械。
 
 
 多分あのゲートを引っ張り上げて開くのだと推測しましたが、
 
 
 反対側はこうなっています。天端を歩いて対岸から見ています。
 
 ダム湖
 
 ダム湖。同じ物部川にあるので、景色が似通っているんですよ。


 
 そして帰りは、当然のことながらー
 あの、建物があるあたりまで上がっていかなければならないのです。
 
 
 もと来た道は左へ行く石段ですが、私一人右の坂道を歩いて行ったら、薄暗い森を抜け建物をぐるっと回り、田んぼと田んぼの間を通り抜け、車でやってきた道のはるか下手のほうに行ってしまいました。仕方なく娘に電話して車で迎えに来てもらいました。
「よかったじゃない、トレーニングができて。」と娘。
 実は石鎚の山頂荘に泊まる予定があったのです。(残念ながら台風14号に直撃されてキャンセル)
 
 私を拾った車はUターンしてさらに上流へ向かいました。
 
 ウマオが一番行きたかった永瀬ダム

 
 今度はオレンジ色
   
 ダム湖は奥物部湖と言います。


 
 だけど、ダムの全様を見られる場所がなくて、
 
 天端を歩いてみました。
 


 ここの天端は車が通れるくらい広かったです。



 向こうまで歩いて行ったら、やっときれいなダムの姿が見えました。
 


 杉田ダムに似た構造でしょうか。
 そしてここでは唯一、直接ダムカードをもらえたのでウマオは大満足でした。
 
 事務所のそばにあった、ダムの銘板というのかな? 年季と貫録を感じました。
 
 
 帰って調べたところ、このダムは下流域の洪水調節と発電と農業用水の供給とを兼ねた多目的ダムで、戦前から建設計画があり、戦後着工して完成したのは昭和31年だそうです。
 
 私が小学生の頃ですね。ダムで思い出すことがあります。
 愛媛県にも面河ダムと発電所ができて、ダム湖に沈んだ笠方村の人が近所に引っ越してきました。子どもだった私には何のことやら・・・でしたが、すぐに地域に馴染んで暮らしていたのではないかと思います。
 田舎の学校には珍しく転校生が来たこともありました。その子はお父さんの仕事の関係でたびたび転校しているらしく1年もたたずにまた転校していってしまいました。中学生の時にもお父さんが何かの工事関係の仕事をしているとかということで転校生がきました。いずれも、面河ダムができたことに伴う発電所関連のお仕事だったのかなと思います。
 それから私が教師になってから出会った子どもですが、両親を亡くしおじさんに引き取られたもののおじさんはダム工事の仕事をしておりその関係で転々と学校を変わらなければならず、里親に預けられることになりました。幸い、その子は里親に大切に育てられて成人し、とうとう本当の養子縁組をして幸せに暮らしています。
 ダムを作る人やその家族、ダムのために故郷を離れる人・・・ ドラマがあったのは黒部ダムだけではありません。どのダムにも知られざるたくさんのドラマがあったにちがいありません。
 ふいにわたしは父のことを思い出しました。
 父は電気工事関係の仕事をしていて、時々山奥に出張に行くことがありました。今でも心に残っているのは、久万町への出張のお土産が、生きたクツワムシだったこと。そんな何もない山奥へ何をしに行ったかというと、まだ電気の通ってない村々に電柱をたて電気を送る仕事だったんですね。その仕事も、四国電力の発電量が増えたからこそだったのではないかと思います。
 日本中の人々がより良い暮らしを求めて頑張っていた昭和30年代。自分が働くことが人々の幸せにつながり、自分もまた良い暮らしを得られるー働くことの意義が目に見える幸せな時代に父は働いたのだと思います。もっとも、あの頃はよかったと手放しで懐かしむ気はありませんけど。
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高知県のダム巡り1 重藤ダム 穴内川ダム 休場ダム

2022-09-23 23:08:13 | ダム巡り
 そろそろ9月の大イベントについて書いておこうと思います。
 
 トラオ兄弟がとっても楽しみにしていた日曜日
 トラオは修学旅行(コロナ禍にもかかわらず、一人もかけることなく参加できました)
 ウマオは、トラオのいない間にダム三昧(トラオはダムが嫌いなので、一緒に行くとどうしても文句たらたらになる)
 ばあちゃんも来て、というので一緒に行きました。今回はコースもウマオの言いなりです。しかも
「僕の参加できん話はしないこと」というお約束。
「そんなこと言うたって、ばあちゃんはウマちゃんの話についていけんよ。」
 そう、ダムの構造とかゲートの種類とか、ちょっとずつわかってはきましたが、ダムを見てそれを見分けられるかというとーちんぷんかんぷんです。私の関心はもっぱら周辺の動植物と、ダムの造形のおもしろさ、自然と調和した姿の美しさ。なので、ダムの解説には全くなっていませんのであしからず。
 
 まずは重藤ダム
 しげとうえんてい なんですね。 多分正式にはダムではないのだと思います。
  
 
 
  
 天端を歩きます。すっきりとした空間。

 
  ダム湖ではなく貯水池。あの島は何だろう。この池は後で行く穴内川ダムの下部貯水池なっているそうです(なんかわからんけど)




 
 なぜかクレーン


 うちにもある多肉植物なんだけど

 美しい緑です。

 貯水池側から


 ダムカードはもらえませんでした。新型コロナが流行しだしてから、直接のカード配布はせず、証拠写真を送って郵送してもらうようになっているそうです。

 次に、同じ穴内川水系にある、穴内川ダムへ
 
 車を降りるとウマオが
 「僕が説明するね。」
 「堤体の真ん中へんに穴があるじゃろ?あの中は空洞になっとるんよ。中空重力コンクリート型ダムなんよ。」
 「どうして?」
 「このダムを造るころ、セメントの値段が高くて、節約のために中を空洞にしたんよ。」ーなるほど。
 「けど、どうして穴を開けるん?」
 「・・・・・」ー ははは・・・深く追求したらダメだったのね。
 「穴があるのに穴ない川ダム」
 「・・・・・」ー 通じなかったか。
 
 


 天端は中央で出っ張っています。あの高いところへは上れません。

 
 今まで道路と同じ高さのダムばかりだったので、道路より天端が低く階段を降りるというのが新鮮。
 
 出っ張ったところで階段を上がり、また降りて、また上がる。縦に横に複雑でした。
 
 
 
 ゲートの真上から。ジャンプ台みたいねえ。
 
 
 水の上を渡る蔦。 対岸までロープが張られていました。なぜ?
 

 穴内川ダムもカードはもらえませんでした。
 
 次は?
 ウマオが、近くにもう一つ「休場ダム」があると言います。
 
 ここも天端は道より少し下。苔むした堤体に貫録を感じます。




 反対側、ダム湖

 
 確かめたい花があってここまで下りてきました。(降りられるようになっています)
 




 
 なんのことはない、カクトラノオでした。


 なんかわからない施設がいろいろありますね。
 
 
 ここもカードはもらえず。 
 
 3基とも所有は四国電力で、発電が主力のダムでした。この時点で時刻は11時前。わたしたち、ウマオの計画に従って朝7時半に家を出てきたのです。
                            ー続くー
 
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人も猿も走る道

2022-09-22 08:41:44 | いろいろ
 
 なんだか動物の話題で盛り上がった草木染教室の帰り道。
 月1回走っただけで季節の移り変わりを強く感じます。朝いくつか気になる場所があったのですが、先を急ぐため確認ができませんでした。帰りはゆっくりと運転しながらその場所を探しました。
 と!

 
 サルが横切りました。それも何頭も。 かろうじて最後の2匹を写せました。
 そこはちょうど広場がある所だったので、車を降りていろいろ植物を眺めて写真など撮って・・・・
 下のほうからはしきりにサルが呼びかう声が聞こえてきます。どうも下に降りて向こうの山へ入ったらしいな。野生のサルの声って初めて聞いたかもしれません。声は単調な響きではなく、明らかに会話をしているような・・・・
 
 声のする方を覗いてみましたら、

 
 群れが山の中に消えていくところでした。最後のサルが後を振り返り振り返り入っていきました。写真では4頭しかいませんが、右側にも同じくらいの数のサルがいて、山の中に入ったのもあわせるとかなり大きい群れではないかと推測しました。全員がそろうのを待っていたのかもしれません。
 
 サルが消えたのを見届けてからあたりの花をもう一度見てみました。
 遠目には同じように見えますが、これはタラかな? 葉がクズに覆われて見えません。下のほうの葉はタラとは違うみたいだけど、タラなのか? すみません木々には疎いです。

 
 葉っぱの丸いのはイタドリのようです。いや、これがタラかも
 追記 これはタラです。今日、タラの木のあるところで確認してきました。
 
 
 こちらがイタドリの花。これも今日、確かな場所で見てきたので、あってると思います。




意外ときれいなのです。
 が、
よく見たら我が家にあるイタドリとは違う。


 葉っぱは似てるんですけどね。すごく華やか。

 イタドリにもいくつか種類があるようなのでわかりません。なんだかとても混乱してきました?
 追記 普段見ていたのは、種のようです。
 
 別のところではヒヨドリバナが群れ咲いていました。



 ここにもアサギマダラは来るのかしら。来るといいなあ。



 ヨモギの花?違います。花は咲きのほうにある小さな緑色のつぶつぶ。地味です。
 
 
 花が咲いているように見えるのは

 
 白い綿の中にはなにか虫がおりそうです。アリはこれを守っているように見え、クモは狙っているように見えます。
 
 市内から石鎚ロープ上に続くこの道はまあまあ車の通りも多いので、ところどころにある広場で後続車をやり過ごしながらこうした観察をしました。
 
 
 朝気になっていた赤い色のものは?
 
 これですね。ツリバナでしょうか。
追記 ゴンズイだそうです。れんげさん、ありがとうございます。
 
 
 桜三里では私は1本しか見かけていません。こちらにはほかにも何本かあって嬉しかったです。でも、花が咲いたとき気が付かなかったのよねえ。私、何を見てたんでしょ。
 
 そして、道を薄紫に染めていたばしょ。何か所もあって、ああ、クズの花が散っているなと思いつつきたのですが、帰り道では一向に見つかりません。多分半日たって
枯れたのでしょう。
 かろうじて色を保っていた場所
 
 朝はもっときれいだったんですけど。
 花もきれいです。


 だいたい花穂が上に伸びるにつれて下のほうの花が枯れますから、全体としてきれいなのは少ないです。が、これなんかは今が見ごろかな?

 
 しかし
 そばの山を見てみれば
 

 
  全部クズ
 
  別のところでは高い杉のてっぺんまで。この木かなり下の川辺から生えて来ています。





 極めつけは クズののれん
 
 角度を変えてみると



 このクズも相当深い谷の底から這い上ってきているのです。
 
 クズ、恐るべし。 
 平地こそ果樹を守るためにクズ退治をしていますが、 今、放置された果樹園ではクズで覆われたミカンの木などがどんどん枯れています。誰も手入れしなくなった山で、クズが木々を覆ってしまったらどうなるのかしら? 杉や檜は大丈夫なんだろうか? まして雑木林の広葉樹などは?木が枯れてしまったら、土地に保水力がなくなり、山に降った雨は土とともに下に流れてしまうのではないか? それともクズのねっこが保水の役目をしてくれるのだろうか。
 矢継ぎ早に疑問が沸き起こってきました。
 林業も農業も担い手不足。あまりにも大きな問題で一人の力でどうにもなるものでもありませんが、西条自然学校では放置林を自然に還す活動もしています。せめてこうやって紹介するだけでも応援したいです。 
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コセンダングサの草木染

2022-09-21 00:48:37 | 植物

 9月の草木染教室はコセンダングサでした。

 わたし、今までずっと名前を間違っていたことがわかりました。いつもセンダングサと書いていた植物は、正式にはコセンダングサという名前だったのです。もうどれだけたくさんブログに書いたかわかりません。全部を訂正するのは無理です。最近のだけでも訂正しておきます。

 では、センダングサは?

 在来種で、花びらが黄色いもの。先生も3回しか見たことがないそうです。



 コセンダングサは外来種です。白い花(舌状花)のはコシロノセンダングサ。あまり見かけないので希少な在来種と思っていましたが、これも外来種でした。

 白い花びらがまばらなのがアイノコセンダングサ。あいの子ではなく、間のコセンダングサという意味だそう。

 コセンダングサには花びらはありません。

 そして、もう一つ外来種にアメリカセンダングサがあります。こちらは湿った土地が好きなので、うちのほうでも田んぼの畔などで見かけます。畑地では絶対コセンダングサ。アメリカセンダングサは在来種のタウコギによく似ていて、タウコギは茎がつるっと丸くアメリカセンダングサの茎は角ばっているそうです。

 ポポーを取りに行ったついでにその辺の田んぼを見てみました。アメリカセンダングサは簡単にみつかりましたが。あいにくの強風でピントが定まりません。



 この日のためにコセンダングサを刈っていたら通りがかったおじさんに、「あっちも全部刈っといて」と言われたそうです。それくらい厄介者の植物。

 これはうちの畑に生えているコセンダングサ。花の咲かないうちに刈り取ってしまわないと。


 厄介者のコセンダングサは明るいオレンジ色に染まるそうです。食べることもできるのだとか。さらに薬効も確認されていて、実際にアトピーなどにきく薬も作られているのだとか。
 
 では、染め方を。
 まず5センチくらいに切ったコセンダングサをぐつぐつ煮て染液を作り、水洗いしたスカーフを浸します。
 
 
 期待した色じゃないなあ。ちょっとがっかりです。
 
 20分ほどかき混ぜながら漬け込んで、媒染液のミョウバンにつけると、少し色が赤くなりました。
 
 
 2回目、染液につけて20分ほどかき混ぜます。
 水洗いしてみると
 
 ほとんど先と変わらず。
 しかし、ミョウバンにつけるとだんだんと赤みがさしてきて
 
 最終的にこの色になりました。

 
 生地によってかなり濃さに違いがあって、私の選んだ生地はどちらかというと山吹色に近いものでした。お隣で染めていた方のは


 
 ねむの木で染めた時わたしもこの生地を選びましたが、この生地は渋めに染まるようです。同じシルクなのに不思議。
 
 さらにもう一度染液の中でかき混ぜること20分。
 
 帰宅してから陰干ししアイロンをかけると地模様が浮き出て美しい素敵な色になりました。
 
 
 派手な色なのに不思議とどんな洋服にも合いますよ、と言われましたが、その通りで、レンガ色やくすんだ紫、真っ青、どれに合わせてもきれいでした。
 これが自然の力というものかもしれません。
 
 こうして2時間ほど、ほとんど手だけしか動かさない作業のどこがおもしろいのか、と言われそうですが、合間にいろいろお話が聞けるのがまた楽しいのです。
 この日は、先生のおうちの犬が寝ているテラスの下でアナグマが潜んでいたというお話。まあどっちもどっちだわ、とおかしいやらあきれるやら。そこからアナグマとタヌキとは似ているけれど顔が違うとか、アナグマとアライグマとは違った生き物で、アライグマは昔「アライグマラスカル」というアニメがはやったときに(これを知っている人はもうかなりのお年ですね)飼育されて野生化した外来種だとか、アライグマは凶暴で見つけても手出しはできないとか、さらにイノシシの子供でも、瓜坊ならいいが少し大きくなった子供は危険とか・・・しまいには骨格標本の話まで発展して、楽しかったです。

 自然学校の活動としてシカから植物を守るための柵の設置をしていますが、資材をヘリではこんだとか、それができないところでは人力で支柱などを担いで登るのだとか。月1回「夜の学校」という誰でも参加できる自然科学教室を開いていて、今月は市内の活断層についてのお話だそうです。夜出かけるのはなあ、と心の中で呟いていたら、ユーチューブでも配信しているとのこと。驚いたことに市役所は活断層の真上に建っているんだとか。南海トラフ地震がきたら、対策本部が真っ先に倒壊? 

 次々とスカーフが増えていくのはうれしいような困るような・・・でも、ついつい来月も予約してきました。

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ヤママユガの羽化

2022-09-19 23:04:03 | 蛾 ヤママユガ
水曜日のこと、ヤママユガの繭を入れているコンテナを覗いたら
 
 あらら・・・
 二つも繭に穴が開いていました。
 いつの間に羽化しちゃったの? けれど、成虫のヤママユガの姿が見えません。コンテナに蓋はしていましたが、サイドに持ち運び用の穴が開いています。そこから逃げたみたいです。ああ、見たかったなあ。
 
 2匹とも無事に羽化できたのならいいけど、1個の繭が気になります。

 
 中に何かいるみたいじゃないですか。もしかして羽化し損ねた蛹かも。

 持って帰って中を開けてみることにしました。が、とりあえず置いといて・・・・残った繭を家の中に入れて羽化を待つことにしました。
 
 金曜日の朝、玄関の戸に何かくっついていました。
 
 
 すごい! こんな大きなガを見たのはシンジュサン以来です。
 
 全身モフモフ。頭の毛がちょっと抜けてるみたいですね。



 娘の家に見せに行って、トラオの手と比べてみました。

 
 で、これはコンテナを置いてあった場所に逃がしてやりました。近くにクヌギの木があるので、先に羽化した仲間が待っているかもしれないからです。蚕の場合はオスが先に羽化し、あとからメスが羽化するようなのですが、ヤママユガはどうなんでしょう。
 
 台風がやってくるという土曜日、またもや玄関の隅にヤママユガがいるのを発見。
 
 先のとやや色合いが違うけれど、きれい。撫でてみたくなります。

 
 また娘の家に連れて行ったら、そこでも羽化していました。

 
 見つけた繭は、あとから見つけたのも含めて8個。そのうち2個は娘のうちで羽化を待っていました。まだ羽の伸び切っていない状態のヤママユガをウマオが見つけたそうです。
 
 おなかがぷっくり。多分メスです。

 
 日曜日にも生まれました。まだ枝にぶら下がっていたのですが、手を伸ばしたら床に落ちて(本当に飛ばずに落ちたという感じ)おしっこをかけられちゃいました。



 ここで私は、最初に見つけた怪しい繭のことを思い出しました。それで中身を傷つけないよう用心しながらはさみで切ってみたのです。
 
 出てきたのは



 からのさなぎ。だけど上のほうの気持ちの悪いものが気になります。もしかしてこの状態で死んでいるのでは?
 そこで、さっきまで羽化したヤママユガがとまっていた繭も切って、中を比べてみることにしました。
 
 真新しい空の繭
 
 
 やっぱり気持ちの悪いものがありました。あの部分が頭だったのでしょう。よかった、最初に見つけた二つの繭はちゃんと羽化していたのです。
 それにしても、穴がおしりのほうにあるということは? どんな体制でさなぎから抜け出したんでしょうね。
 
 日曜日に羽化したヤママユガは、台風の中に放つのはしのびなく、一晩うちに泊めてあげました。といっても玄関ホールで自由にさせておいただけです。じっとして動かないのでずーっとそのままかと思ったら、あちこち移動して場所を確認するのに弱りました。こんなにあちこち行って飾ってある私の作品におしっこをひっかけられても困ります。
 今日の午後、戸を開けると、時折吹き戻しの強い風が吹く中ひらひらと飛んでいきました。さよなら。他のヤママユガと少し離れた場所に放したけど、無事に仲間と会えますように。
 残るはあと一つ。ほかのにくらべてちょっと遅いのではないかと心配しています。
 
 おまけの画像 抜け殻つながりで・・・
 
 山のエノキの葉で見つけた蝶の抜け殻。わりと小さいです。おそらくテングチョウの抜け殻ではないかということです。テングチョウー平地ではあまり見かけません。が、残念、飛んでいるのは6月ごろということでした。
 


 


 そしてこちらは草むらで見つけたバッタの抜け殻
 
 
 
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今治城自然観察会2 海の生き物編

2022-09-17 22:09:20 | 生き物
 海の水に淡水が染み出る今治城の堀
 小さなカニがたくさんいました。
 

 このカニたち、犬走の土に穴を掘ってもぐっていました。
 
 


 
 と、先生が海の中から小さな黒い塊を救い上げました。
 
 


 
 見る見る角が生えて尻尾が開いて

 ウミウシでした。クロシタナシウミウシ
 一緒に行った仲間たち、いっせいに
 
 かわいい~
 
 これ、かわいいと言えるか? 私の友人、知り合いたちはみんなかわいいというのです。
 
 尺取虫を見て かわいい~
 ウミウシを見て かわいい~
 ビロードスズメの蛇のような幼虫さえ 目がかわいい~
 
 
 そこへ潜水服を着た人たちがやってきました。ちゃんと許可を得てカギを借りてきたということです。ここの堀はもぐることも可能です。捕まえた生き物を堀に帰しに来た、ということで、見せてくれました。
 
 写真にないものもありますが、
 アカニシガイ タイラガイ アサリ 下のほうにウニ
 
 
 アサリはほかのところより大きめ
 


 ワタリガニ↑ イシガニ ↓ どちらも魚屋さんで売っています。

 
 ナマコ
  
 
 フレリトゲアメフラシ
 
 水に入れると



 
 
 なんといろいろな生き物がいるのでしょう。ただ、先生は、観察や調査のために捕まえたものは写真をとったらすぐその場所に帰すべきだと言われました。ここまで連れてくる間に弱っているものがいたからです。ワタリガニはさかさまのまままっすぐ沈んでいきました。
 
 なおも先へ行くうちに一行は主に植物の生えている石垣を見る者と、ひたすら海の中をのぞく者と、半々に両方を見る者とに分かれてきました。わたしはなおもウマノスズクサに未練があったので石垣組。なので海の生き物は、ほかの人が見つけたものを見せてもらうだけでしたがー
 
 イソギンチャク
 
 
  触手をひっこめるとシルクハットみたい
 
 
 草履みたいなヒザラガイ
 
 
 
 
 わかりにくいですけど
 ホヤ
 

 
 
 
 珍しい、泳ぐウミウシ 観察箱に入れて写真撮影。

 海に帰すとゆらゆらと泳いでいきました。
 
 そして
 アカニシガイが産卵中
 

 白いコイル状のものが卵だそうです。

 磯遊びで見られるような生き物が堀の石垣で見られました。
 残念ながらメダカは見られませんでした。堀の水は汚くはないけどちょっと濁っていました。ごみも散見されました。ここへ来た人が捨てたの? ここへ来る人は限定されており名前も届け出ているわけですから、ごみを捨てる? 海とつながっている堀なので海から流れ着いたとも考えられます。
 
 お城へのお礼代わりに拾って帰りました。
 


 
 
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今治城自然観察会1 植物編

2022-09-16 23:17:44 | 植物
 NOP法人「森から続く道」副理事長小澤潤さんの案内で今治城お濠周辺の植物や生き物を見せていただきました。
 
 今治城

 
 日本100名城、3大水城にも選ばれている海のそばにある城です。馬に乗った武士の像は築城者藤堂高虎。城は明治時代に取り壊され今残っているのは石垣と内堀のみ。他はコンクリート造りになっています。
 
 入場門を入って

 
 内堀。海水を取り込んでいます。もともとは砂地で、地盤を強くするため石垣の下に犬走が造られています。



 その犬走を歩くにはかぎの掛かった戸を抜けなければなりません。特別な許可をいただいての観察会でした。
 野面積みの石垣は石灰石。石灰石に相性の良いシダが生えていました。絶滅危惧種です。


 石灰岩の間に生えるこのシダは乾燥に強いシダと思われていました。逆に水分過多には弱いのではないかと仮定して水たっぷりの中で育ててみたらめちゃくちゃ大きくなって、実は水が好きなんだと分かったそうです。でも、乾燥した環境で生きていける力を持っているのだと、それがこのシダの本当の姿だと分かったそうです。
 
 では、この石灰岩はどこから来たものか。石垣にするには弱いと思われるのですがー
 石灰岩に開いている貝のついていた跡。その貝の中にオオヘビガイがあって、その貝は、このあたりでは岩城島しかいなかったそうです。それで、ここに築かれた石垣は島から運ばれてきたことがわかります。
 
 植物と歴史と結びつけて研究することもできる、と小澤先生は言われました。小澤先生は元警察官、異色の履歴の持ち主です。その発想、とても面白いなと思いました。
 
 ツメレンゲ?  多肉植物ですね。
 

 
 水面近くが赤くなっていて
 なんとかの呪いで堀の水が赤いと言われてきたそうです。正体は藻(苔かも?)  
 淡水性だそうで、海水の入っている堀になぜ?

 
 そのわけは、石垣の間から淡水が湧き出ているから。なので海水の入り込むこの堀には、鯛などの海の魚と一緒にメダカも住んでいるそうです。
 ほんのちょっと歩いただけなのに不思議な話がいっぱいで前に進みません。
 
 ついにお目当ての植物のところに来ました。 



 
 私が長年探していた植物、「ウマノスズクサ」



 もう7,8年も前のこと、うちのハウスの中でジャコウアゲハらしいチョウを見つけて以来、その食草となるウマノスズクサがどこかにあるはずだとさがしていましたが、よく似た葉っぱはあるもののどれもウマノスズクサではありませんでした。
 別の観察会で小澤先生と親しくなった娘がその話をすると、今治城に生えているから、とわざわざ許可をとって案内してくださったというわけです。
 
 今の時期、花が咲いて、ジャコウアゲハの幼虫もいて、と条件がそろう時期のはずでしたが、花は一つも見つかりませんでした。
 かろうじて咲き終わった花が一つ
 
 
 ウマノスズクサには毒があって、ジャコウアゲハしか食べないから、穴が開いていたらジャコウアゲハの幼虫がいるはず・・・ということでかなり真剣に見てみたのですが、穴あきの葉っぱも見つかりませんでした。
 しかし、本物のウマノスズクサを見たおかげで、ほかのよく似たつる植物(トコロとか、ヒルガオなど)との違いが分かってきました。 ウマノスズクサは、葉の厚みが薄く、触った感じも柔らかでした。
 
 
 
 そのほかの植物
 特に変わったものではないけどーツルボ
 石垣の間に、敵を見下ろす兵士のように群れ咲いているのが面白い。そばに生えているのは多分アオツヅラフジです。

 
 絶滅危惧種のなんとか
 
 よく見ると地味ではありますがスターチスに似ていました。その通りで、スターチスの仲間です。
 
 葉っぱがスプーン状
 
 
 松に寄生するマツヤドリギ


 
 初めて見ました。
 
 以上、わたしの心に残った植物を紹介しました。が、
 情けないことに名前を一つも覚えてないのです。
 
  ※石垣等の説明にも間違いがあるかもしれません。もし違っていたらお許しください。希少な植物については先生にもお聞きして盗掘の心配の少ない場所ということで書かせていただきました。
 
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新学期もダム巡り

2022-09-15 02:12:08 | ダム巡り
 ついに「ダム巡り」のカテゴリーを作りました。夏休み、10近くのダムへ行ったウマオ(私が行ってない場所はブログに書いていません)それなのに、新学期早々またもや行きたいダムがあるというのです。さすがに母親は今度の日曜日は掃除をしたいと言います。「だったらばあちゃん、連れて行って。」とウマオ。
 行き場所は 新居浜市にある鹿森ダム。道の駅「マイントピア別子」からもう少し奥へ行ったところだそうです。 マイントピア別子はについてはこちら
 
 「ここから30分くらいよ」と娘はいうけれど、さすがにそれはないでしょ。
 「前は高速で行った。」
 「幼稚園遠足でマイントピアに行ったときだって高速使わずに行ったでしょ。」   (子供向けの施設もあります
 「そうか、ナビに高速で行くように連れていかれた。」
 と、相変わらずの珍問答の末、午後からでもいいというのでしぶしぶ連れて行きました。
 
 マイントピアは何回も行ったけど、その奥はあまり行ったことがありません。
「マイントピアに行く橋を渡らずにねえ、まっすぐ行ったらループ橋があって、それを渡ったら見えるんよ。」
 ループ橋! 聞いたことがある。
 場所までしっかり覚えているほど最近行ったらしいのになぜもう一回行きたいかというと、新しいカードがもらえるからなんだそうです。
 
 マイントピアを過ぎて10分も走らないうちに
「あ! 早着いた!」
「ああ、ほんと。近かったねえ。」
 
 ダムに近づくにはぐるぐると橋を渡らなければなりません。
 一度車を降りて、下から橋を見上げました。
 こういうのを見上げるとなかなか面白いんだけど・・・・
 
 ダムの管理事務所があるところに車を止めて、橋を歩きました。
 鹿森ダムは途中までしか天端を歩くことができません。最大限近づいてまずはダムを下に見てみました。

 
 反対側、ダム湖
 もう一度振り返って、ループ橋(青龍橋)



 橋を少し下るとダムが見えました。



 
 もっと下って、そそり立つ角度から
 
 こういうのを見ると、なんとなくウマオがダムが好きなわけがわかるような気がします。人間の力と技はすごい。 建設から年月を経たダムは周りの山々に溶け込んで、力強くて古城のような風格があります。自然好きを自認している私としては矛盾しているようではありますが、わたしもダムを見るのはきらいではありません。もっとも私はダムの機能や構造よりも外観第一ですけど。
 
 鹿森ダムは下流域にある工業都市新居浜市を洪水から守るためと、立ち並ぶ工場への水供給と電力供給のために作られた多目的ダムだそうです。

 ループ橋の全様がわかりづらい。
 


 ダムが正面に見えるところまで歩いてきました。

 
 大きく口をあけた鬼の顔みたい。
 橋の上から撮るとダムは橋の上にしか映りませんが、
 
 
 来るとき道路から写したのは、ダムが橋の中
 
 そしてゲットしたカードの写真は

 ぐるぐると回った橋の上に、放流中のダム。さすがにいいところを映していました。こんなダム写真めったにありませんもの。ウマオが欲しいはずです。
 


 念願のカードを手に入れたウマオは、マイントピアに寄って遊ぶとも言わず、一目散に家に帰りました。
 
 
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