あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

アーティチョークの花

2016-06-30 00:31:50 | 植物
 3株植えてあったアーティチョーク
 一株はすさまじいアブラムシ攻勢に負けて枯れてしまいましたが、2株は無事に冬を越しつぼみが上がってきました。



 上から見たところ


 
 食べるとしたらこのくらいを食べるんだろうか。でも、食べません。今回は花を楽しみにします。どうせ食べられるところはちょっとしかないし。食べた時のことはこちら

 つぼみはぐんぐん大きくなり、直径3センチはあろうかという太い茎と、まっすぐ大きく広げた葉と、実に力強い立ち姿になりました。道行く人がしげしげと眺めて、中には畑の中に入り込んで四方八方から眺めてみる人まで現れました。これ、高さは1メートルを超えていると思います。



 大人の拳よりも大きいつぼみ。春先の強風にも負けずしっかりと立っておりました。

 

が、

 油断しました。つぼみはどんどん大きくなって、重くなることを忘れておりました。ある日、ついに強風に耐えきれず倒れてしまいました。
 あわてて支柱を立てましたが後の祭り。



 一度倒れた茎はその勢いを回復することなくしおれる一方でした。にもかかわらず、最後の力を振り絞って花を咲かせました。

 そしてこちらは最後に残った1本です。これは一度植えてから場所を移した株で、そのためか著しく成長が遅れていました。

 
 でも、春からは遅れを取り戻すかのように勢いを増し、少し遅れて花を咲かせました。


 同じ頃にすかし百合も咲きましたが、百合の大きさをはるかにしのぐ大輪の花でした。ただ、以前見た花と少し印象が違います。萼がやたらと大きい気がするんですが、どうしてかな?



 これを見るとほんとに頑丈そうなのですが、 

 アーティチョークってみかけによらず案外もろいのではないでしょうか。高温多湿に弱く、あんな小さな虫にも簡単にやられちゃって、移植にも弱いようです。いったん倒れたら二度と回復しませんし・・・

 さて、花が終わった後は、

 種ができるはずなんですが・・・



 先に倒れて枯れた花、(これは多分種が熟しそうもないので)を割ってみましたら山姥の髪の毛のようなものがぞっわっと出てきました。
 いやあ、咲いたときだけでなく枯れた後まで強烈な花でした。

 ところで、我が家のアーティチョーク、実に立派に咲いたと自負しておりましたが、

 たまたま通りがかったおうちの庭先にアーティチョークを植えてあるのを発見。それがねえ



 高さは2メートル近いのではなかろうかと思われました。しかも支柱も立ててないような。そして枝分かれした先に大量のつぼみ。化粧パフのようにふさふさした花。

 まいりました
 

 
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ツバメの巣立ち

2016-06-26 20:35:10 | 生き物
 巣が半分くらいできたところで見切り発車してしまったツバメ。
 雛が生まれても丸見えです。納屋の中とは違って明るいのとよく見えるのとでわたしは頻繁に写真を撮りました。

 生きてるのか?


 目も開いておらずくたっと巣の端にもたれたままの子ツバメ。わずかに口があくものの、何だか苦しそう。

 親鳥がえさを運んできました。弱々しい鳴き声が聞こえました。今までジャアジャア、ジュクジュクと賑やかにえさをねだっていたイメージとはずいぶん違うので心配しました。

 でも心配は要らなかったようです。つぶらな瞳がならんでいます。ほかの巣は深いので、こんな幼いときには見えなかったのですね。この巣は浅いのでめったにみられない姿が見えたわけです。



 このツバメたちも大きくなるにしたがって声も大きく大騒ぎするようになりました。そしてほかの巣の半分の浅さにもかかわらず巣から落ちることもなく大きくなりました。



 こちらは納屋の中で巣から落ちてしまった別の子ツバメ。すみません、自分の糞の上に落ちてしまったのであまりきれいな写真ではありません。



 さて、子ツバメの成長はあっという間でした。
 ある日、家の周りでたくさんのツバメがとまっていました。





 いよいよ巣立ちを迎えたのです。
 しかし、巣にはまだ飛び立つ勇気のない子ツバメが。



 親鳥が何か説得しているようですね。



 それから1日たってこの小さな巣はからになりました。ことし、我が家に来たつばめはへびにやられることもなく巣から落ちた雛も人間の手で元に戻して無事に巣立っていきました。

 めでたしめでたし。
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ツバメの巣作り

2016-06-25 07:32:17 | 生き物
 まずはこの愛らしい姿をごらんください。





 これ、どこで撮ったと思いますか?

 うちの庭なんですよ。道路から車庫へ入る通路。頻繁に車が出入りするためにくぼんで水たまりができています。

 なんと!その水たまりの泥を取ってツバメが巣作りを始めました。


 車で帰ってくる度その辺からツバメが飛び立つのでおかしいなと思ったんです。車へ乗り込むときも、いつもツバメがいて、なかなか逃げようとしません。ついにはこんな角度から鳥を撮れるという奇跡的な近さ。トリミングしなくても大きく写っています。
 ね?こんなに上の方から鳥をとることってにわとり以外にないでしょ?



 巣を作ったのは水たまりからほんの2,3メートルしか離れてない納屋の軒下で、以前あった巣が壊れて台座だけが残っていた場所。


 なんて要領のいい、省エネな夫婦なんでしょう。

 うちの納屋ではいつも2,3組のツバメが巣を作り子育てをしています。そのうちの何組かは蛇に飲まれて巣立ちしないまま夫婦は立ち去っていきます。去年は残念ながら一羽も育ちきることができませんでした。それでも、懲りずに毎年毎年やってきます。納屋の中には2箇所中古の巣がありまして、入れ替わり立ち替わりそれを利用しているようです。
 その巣を初めて作ったツバメたちは、どこでその泥を調達してきたんでしょう。もちろん土はそこいら中いっぱいありますが、乾いた土です。ツバメは田んぼの泥を集めて巣作りすると聞いたことがあります。うちから田んぼまでは、1,2キロはありますから、その距離を往復してたんでしょうか。それを思ったら、このツバメ夫婦はめちゃくちゃ楽をしてすづくりしてますねえ。その判断に拍手。
 
 でもね、水たまりの泥は、晴れが続いたら乾いて固くなります。わたしたち、ツバメのために水をまいてわざわざ水たまりをつくってやるはめになりました。

 数日後、抱卵を始めたようです。でも座り込んでいる姿が丸見えです。ふつう、しっぽぐらいしか見えないのにね。


  後ろに前の巣の後が残っていますが、それと比べると半分くらいの高さしかできていません。
 もしかしたらあせってた? それとも徹底的に省エネ夫婦なのか。最低限の巣で子育てをするつもりらしいです。
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トンボ玉作り体験

2016-06-21 23:41:34 | くらし
 ひょんなことでトンボ玉作り教室に参加することになりました。1回きりの、まあいわば体験教室のようなものです。

 会場に入ると色とりどりのガラス棒が並べられていました。



 この中から好きな色を選んでトンボ玉(ガラス玉)を作ります。

 チャーミングな先生の説明の後、いよいよ制作に取りかかります。以下、作り方の順に写真を載せていきますね。

 まず、色ガラスの棒を右手に持ち、溶けたガラスを巻き付ける棒を左手に持ちます。この棒には白い粉がつけてあります。でも、先の人のを見ていると、反対の方が良さそうね、ということになり、後の人は右左反対に持ちました。それをガスバーナーより50センチくらい上で持ち、1分間暖めます。



 1分たったらガスの炎まで下ろして・・・・・お!手が燃えてる。もちろん冗談です。



 溶けた色ガラスを、もう一方の棒の白い部分にくっつけて



 棒をくるくると回して巻き付けます。
 おっとっと・・・ガラス棒が熱でぐにゃっと曲がって、すぐさま垂れ落ちそうになるのでちょっとしたパニックになってしまいます。先生が手を添えて回してくれて何とか丸く巻き付けることができました。

 次に白の不透明なガラスで玉の上に線を引いてゆっくりと回します。また白をのせてゆっくり回して、またのせて・・・白い線は先生が乗せてくれました。 これを3回ほど繰り返すと


 
 あらら、おもしろい。ガラス玉に縞模様ができました。白いガラスの料や回す速度で一人一人違った模様になりました。

 この間時間にして2,3分。スピードが命みたいな制作ですね。全員が初めての体験なのに素早くしないと失敗するとあって、結局は全員が先生に手を添えてもらってめでたく成功しました。写真の中に4本の手があるのはそういうわけなのです。

 ガラス玉が十分冷えるまで手に持ってゆっくりと待ちます。そしてガラスが冷えたら棒ごと水の中に入れて抜き取ります。



 棒には水に溶ける粉が貼り付けてあるので、水につけると粉が溶けてガラス玉が外れるという仕組みです。

 あとはアクセサリーパーツを取り付けて
 さあ、完成です。



 わたしは水色のガラス片をシルバーのワイヤーで巻き付けたもの(これは先生が海で拾ってきたシーグラスだそうです)に紫色のガラスをチョイス。
 夏らしい涼しげなペンダントができたと大満足。

 ほかの皆さんの作品



 どれもすてき。初めてにしてはよくできました。といってもだいじなところは全部先生がしてくれましたから、自分の作品て言えるのかしら。普段何十時間もかけてバッグや額を作っているわたしとしては、あっけないような、物足りないようなー

 その夜家族で食事に行ったときさっそくこのペンダントをつけていきました。わたしにだっこされたウマオがめざとく見つけて興味津々でさわっていましたが、
 
 いきなりひっぱった。

 うわぁ~ん 
 銀のワイヤーが切れてシーグラスが落ちてしまいました
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あじさいだより2

2016-06-18 23:03:25 | 植物
 昨日の続きです。

 旧東予市の山すそにある個人のお宅にお邪魔しました。この時期畑のあじさいを公開していると新聞記事で読んだものですから。

 地図で大体の位置を確認して、遠くに見える墓地をめざして・・・・お寺の近くだと書いてあったので。
 で、予想通り迷うことなく着きました。道端に車が3,4台止まっており、お花の好きそうな女性が4,5人歩いています。間違いないね。

 畑へ直接入るのかと思ったら、まずおうちの庭へ行き、そこから畑に入るのでした。
 そのお庭がなんと



 あじさいで埋め尽くされているのですよ。全部鉢植えです。これはお世話が大変。
 そしてお庭だけでなく畑一枚分ぜ~んぶあじさい。



 

 遠くの西条市の町が見えます。本当にいい所。



 山の方



 色とりどりですねえ。



 赤いあじさい、ひときわ目立ちます。

 

 たぶん鉢植えなので一つ一つ土の性質が違うのでしょう。こうすればうちでも赤やピンクが咲かせられますね。


 私の大好きなヤマアジサイ「くれない」



 昔近所の畑でいろいろなあじさいを咲かせているおじいさんがいまして、この「くれない」を分けてほしいとお願いしたら、ほかのあじさいもたくさんくださったのです。どれも素敵なあじさいで今でも我が家にどんと咲いておりますが、紅とアナベルだけは枯れてしましました。アナベルはその後苗を手に入れて植えましたが、紅はなかなかお値段も高くてー
 ふと亡くなったおじいさんのことを思い出しました。

 あじさいの名所はほかにもありますが、このおうちほどたくさんの種類があるところは少ないのではないでしょうか。
 
 これもヤマアジサイでしょうか。アナベルに似てる。
 

 柏葉あじさいの仲間だと思いますが


 なんともゴージャス


 青紫が何とも言えず神秘的


 これが一番かわいかったかな。花が終わりかけているのが残念。奇麗な時に見たかった。


 このあじさいは、奥様が母の日にプレゼントされたのをきっかけに集めだしたそうです。あじさいは人気があるんですよね。その理由の一つが、種類が多いことなんだそうです。ここのあじさいを見ているとそれも納得です。そりゃあ、いろいろ集めたくなりますよ。我が家にだって11種類ありますもの。
 奥様とご主人、にこやかで穏やかな方でした。

 満ち足りた気分でお庭を出て車に戻る途中、向こうの斜面に


 ホタルブクロ発見。
 うん、華やかなあじさいを見た後の、この素朴さもなかなかいいんではないの。
 
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あじさいだより1

2016-06-17 22:58:33 | 植物
 6月になってから新聞やテレビであちこちのあじさいが取り上げられるようになりました。全部行ってみたいのはやまやまだけれど時間がありません。2か所だけご紹介しますね。

 東予港へ近くに工場地帯があってその通りにずうっとあじさいが植えられています。「あじさいロード」と名付けて地域の方々がお世話されているようです。



 年々奇麗になっているようです。今年は来るタイミングもよかったかもしれません。





 ただ残念なことに、ここはアスファルトに囲まれたわずかな緑地で日陰もなくお日様に照らされっぱなしなのです。ちょうど見ごろのはずの花がかなり傷んでいます。
 少し木陰があるところは痛みが少ないですね。
 


 アップに耐えられるのはこれくらいかしら 



 開き始めの赤ちゃんあじさいです。グリーンがかったピンクが初々しくてかわいいこと。
土のせいでしょうか、ここのあじさいはピンクが多かったです。

 我が家のあじさいは全部ブルーになるんですよ。



 この中に4種類の花があるんですけどわかるかしら。
 左端中ほどにちょこっとアナベルが見えています。ようやくたくさんの花をつけるようになりました。手前のはヤマアジサイです。これもこの場所に植えてからたくさん花をつけてくれます。
 後ろのブルーのは私の背丈くらいあります。花もいっぱい。どうやらこのあたりがあじさいにとって一番居心地の良い場所だったらしいです。
 ところが、どうも生育がかんばしくないのが・・・・

 去年仲間入りした「万華鏡」
 とても人気があるそうですね。


 
 これがなかなか弱くて、1年間で30センチくらいしか伸びていません。


 見るからにひ弱そうでしょ? 一番細いのなんかくたんとなっているし。勝手に生えてきた青じそよりも小さいくらいです。
そばにもう1本植えてあるのですが、これなんか短い草よりも低くて、花もつけていません。

 

 草に負けずにがんばれ。

 あじさいってついついたくさん写真を撮ってしまいます。残りはまたあした。 
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雨滝へ行ってみた

2016-06-13 20:34:28 | お出かけ
 前回「雨滝蛍の里」の蛍見物でしたが、
 この「雨滝」というのはいったい何ぞや。

 この道を山に向かって走っていくと、日本の滝100選にも選ばれた「白猪の滝」があります。ここは水量も多く冬の氷瀑も有名なのですが、その途中に「雨滝へ」と書いた小さな看板が立っていて前々から気になっていたところです。
 よし、ついでに今日は雨滝へ行ってみよう。蛍の里の下見を終えたわたしはもう少し寄り道をしてみることにしました。

 その看板は、蛍の里の看板から少し上ったところ、消防団の詰め所横にありました。



 なんともおかしな文字が目に付きます。 「イスの木」腰掛けの木か?=「ひょん」???

 ともあれ、矢印通りに行ってみることにしました。
 あら、スモークツリーがたくさん。切り花として栽培しているのでしょうか。初めはこんな開けた道でした。



 歩き始めてものの数分もたたないうちに道が二つに分かれているところへ来ました。民家らしい建物もあって、雨滝へはこの建物の裏側細い道を下りるようです。



 下の方に川と畑が見えてきました。行く手に雨滝桜の立て札が立っています。これは春にもう一度来なくてはね。



 このあたりから道がカーブしていて、いきなりどっしりとした木々に囲まれた山奥の雰囲気になりました。まだちょっとしか歩いてないのに。



 これ、何かしら。


 サルノコシカケもある。



 道の右側には



 青みを帯びた白い水の流れる川。

 そして数歩行くと

 え? なに~ これ~


 これ以上行けません。どうもここは切り立った断崖の上らしく、下を見るとこわ~い。
 で、滝はどこだ?
 


 多分あれだろうなあ。でも、木が邪魔をして全部は見えません。鎖がないところから外に出ろってことか? こわいこわい。おそるおそる精一杯端まで行ってなんとか写真を撮ることができました。



 だけどこれも滝っぽいし。落差のある流れはほかにもあったのです。



 後で調べたところ、この滝の落差は3メートルなんですって。川の堰を流れる水くらいですねえ。そして前に弟に
 「雨滝に行ってみたいんだけど、行きにくい?」
 「簡単に行けるけど、たいしたことないぞ。」そんな会話をしたことを思い出しました。
 納得です。
 でもわたし、この滝の雰囲気は好きです。昔雨乞いの神社があったそうで、鎮守の森に似た、心が洗われるような静謐な空間でした。
 ところでどれが「ひょんの木」だったのかな?

 さて、雨滝を離れて先ほどの二股に分かれた大きい道を歩いてみることにしました。

 おお、トトロが出てきそうな道。



 そしてこのトンネルを抜けると


 こんなにも人の暮らしと近い滝なのでした。
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蛍の里2

2016-06-10 23:04:23 | お出かけ
 さて、蛍見物2日目です。
 
 この間、東温市の山間で蛍を見に来る人の安全のために道や柵を整備したという記事が新聞に載っていました。そこは5,6年前弟夫婦と3人で見に来た川のさらに上流でした。あのころ地元の人しか見に来ないと言っていた川は、特に宣伝しないのに口コミやネットで広がり見物人が増えていると言うことでした。あのとき見た蛍の美しさは忘れません。道が整備されたのなら孫たちを連れて来られるかしら。
 松山からの帰り道、たまたま自分だけのゆっくりした時間がとれた日でした。寄り道してどんな道か偵察してくることにしました。

 川へ下りる道の入り口にりっぱな看板が立っていました。



 道は農道として舗装されています。きれいに手入れされた田んぼは田植えの真っ最中のようでした。ここの米は穂田琉米として売られていますが、おいしいんだそうですよ。

 

 道はまっすぐ。
 前に私たちが行った場所は向こうのこんもりした茂みのところかな。そこは途中から道がなく、狭い堤防のコンクリートの上を、はみ出してきた草や木の枝をかき分けながら言ったのです。と、すると蛍の見られる範囲はずいぶん広いことになりますね。



 これですね、新聞で読んだソーラー灯



 これが数メートルおきに道ばたに埋め込まれていました。

 川は車の通る道からずいぶん下に下ったところでした。



 あたりは芦の茂み。これが蛍のすみかになっているんですね。一部刈り取られて水が見えていました。

 川に下りられるよう、コンパネで作った階段が。


 え?こんな狭いところで見るの?
 いえいえ、辺りを見回したところ、柵で囲まれた広場のような場所があってそこがメインの見物場所のようでした。そこへ行くまでの道は、川辺に柵が作られているので安心です。

 さて、肝心の蛍見物は・・・・
 前日うまく写真が撮れなかったので、カメラを持って行かなかったのです。残念!ソーラーの明かりが道の両側を照らして、まるで宝塚の舞台のようーというのは大げさですが、街灯もない暗い道が幻想的に見えました。これを写せなかったのは返す返すも残念です。
 そして蛍は、徐々に増え始め、川一面、向こうの山の木々の間にも無数に光っていました。前に見たときより少し少ないかなとは思いましたが、それでも光の群れは、人には聞こえない音楽が聞こえているかのようにゆらゆらと、またふわふわとリズミカルに動いています。写真がないので、看板の写真でご想像ください。
 幻想的な美しい光景に時間のたつのも忘れました。

 うちの近くの川にも小さなヘイケボタルが細々と生息していましたが、石垣が撤去されコンクリートで固められてしまいました。もう、蛍は住めません。この美しい光景も、棚田を守り、蛍を守る人がいるからこそ。感謝です。
 
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ホタルの里1

2016-06-10 00:32:27 | お出かけ
 2日続けてホタルを見に行きました。
 1日目は今治市延喜の何とか池に。わたしはこの場所は知らなかったのですが、娘たちは毎年行っているそうなので案内してもらいました。

 市内からはちょっと離れているようですが、車が10台以上入りそうな駐車場が用意されており、交通整理の係の人までいたのにびっくりしました。 それに、見物の人たちが道をぞろぞろ。わたし、蛍をこんなに大勢の人と見たことがありませんのでこれまたびっくりしました。

 一応レンズの明るいカメラを持って行きましたが、どうでしょう。



 お、星が写ってる。蛍もなんとか写るかもしれません。
 
 しばらく車道を歩いて(けっこう車も多いのでこれはちょっとこわかった)池につきました。入り口に蛍の飼育の方法の説明とか子どもの手作りのランプとかがあって、道沿いにはずらっとちょうちんが。

 



 蛍保存のための寄付をちょっとだけして、提灯とガードレールと頼りに歩いて行きました。が、蛍が見えない。実は蛍の住むのは提灯の道の下の草むらで、提灯の道をずうっと歩いて下の真っ暗な道に行かなければならないのでした。

 いましたいました。そこかしこに青白い光が点滅しています。どれどれ



 ははは・・・蛍がいた証拠にはなりますでしょうか。長光撮影したら光の軌跡が写ったかな?3脚を持っていなかったしそれは無理でした。それに、蛍は思ったほどたくさんはいなかったのです。今年は蛍が飛び始めるのが早かったそうですから、私たちが言ったときはもうシーズン終わりかけていたのでしょうか、それとも毎年こんなものなのでしょうか。

 むしろ、水に映る光の方が賑やかできれいだったかな。


 でも、皆さん楽しんでいましたね。子どもやおじいちゃんおばあちゃんも一緒の家族連れも多かったです。子どもが騒ぐこともなく人が多い割には静かな雰囲気の中で蛍を楽しみました。ここは蛍を見る場所として長年定着して、市民の夏の楽しみの場所になっているように思えました。実際、1歳になったばかりのヨウコでさえ、帰りの車に乗ろうとせずだだをこねたくらいですから。楽しかったのよね。

 長くなりそうですから続きはまた明日。

 
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花 花 花

2016-06-04 23:47:45 | 植物
 もうボツにしようかと思ったけど、でやっぱりアップします。4月終わりから5月にかけて写した花々。春の思い出にー

 昔は当たり前だった春の風景、レンゲ畑。


 レンゲは根に窒素を蓄える働きがあり、土が肥えるからと、昔はよく植えていました。(子どもの頃学校でそう習いました。記憶が正しければ)
 しかし10年ほど前米農家さんに聞いた話では、肥料のバランスが崩れるのでレンゲは植えないと。へえ~それでレンゲ畑が減ったのか、と納得はしましたが、さびしいなと思いました。
 ところが今年、あちこちでレンゲ畑が見られたのです。

 

 

 あるところに看板が立っていて、「景観作物」と書いてありました。今やレンゲは田んぼの肥やしではなく、美観のためなんですね。ただ、私の子どもの頃のようにレンゲの中で寝転んだり、首飾りを作ったりする子の姿は一切見られませんでした。一時廃れたせいで、子どもたちの小さな文化も途切れてしまったのかもしれません。

 藤森神社の藤の花



 藤の下にはベンチが置かれ、どこかのデイサービスらしきお年寄りたちが来ていました。


 数年前、父と母を伴って見に来たことがあります。何カ所か藤巡りをしたのですが、ここの藤の花房の見事なのには驚きました。地域の方が大切に世話をされているそうです。
 母亡き今は懐かしい思い出です。

 もう一つ思い出の花が咲きました。

 
 ナニワイバラ
 母が大好きだったバラです。ところがある年、ちょっとばかり頭が緩くなった父が、剪定と称して根元から切ってしまいました。母の嘆きを見かねてこの花の咲いているお宅から枝を頂いて挿し木しましたところ数本根付きました。それを我が家と実家とに植えたのですが、その必要はなく、切られた根元から新しく芽吹いて花をつけるようになりました。今では



 主のいなくなった家の玄関を清楚に彩っています。見かけによらず強い花なのです。


 それから桜が終わり、白い花々が咲く前のほんの短い間桜三里が鮮やかな色に彩られ瑠時があります。つつじをたくさん植えている場所が2箇所あってこれはそのうちの一つ。



 
 我が家のニオイバンマツリ


 ずいぶん大きくなりました。


 咲き始めは紫、終わり頃には白い花に変わります。次々と咲いて、長い間楽しませてくれました。その間ずっといい匂いが漂って、畑仕事をしていても幸せな気分になれました。
 先日、15年ほど前に初めてこの花を見たおうちの前を通ってみましたら、なんとこの木が11本に増えていました 

 それから、偶然、自動販売機のそばに咲いているのを見つけたのですが、なんの花やらわからなかったもの

 

 花の形から、モクレン科の花だとはわかりましたが・・・あちこち調べてこれはカラタネオガタマ(トウオガタマ)ではないかと。



 わたし、この手の花が大好きなんです。一番好きなのはタイサンボク。でもあれは大木になりますから、この小さな花でもいいかなと思ってしまいました。

 さいごに
 母の日に届いたイチゴケーキ


 と思ったら中身は


 カーネーションで作ったケーキでした。おいしそう。ありがとう。  
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