あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

蜘蛛の巣作り

2012-08-31 17:59:54 | 生き物
 ついに9月ですね~ 暑さも徐々に和らいで、これから良い季節に向かうと思うのですが・・・
 この時期悩まされるのがクモの巣。
 至る所木だらけの我が家では、どこもかしこもクモの巣に通せんぼされています。しかも、たいていのクモの巣が、私の目の高さより少し上、すなわち頭の位置にあるのでたちが悪い。クモの巣に気づかず通り抜けては頭にクモの巣をかぶってしまうということの繰り返しで、我ながら学習せんやつだと反省するのですがー

 これはまあ許せます。 あまり邪魔にならない草の中だし、いいもの見せてくれたから。



 今、クモが露草の中にもぐりこんで葉っぱと葉っぱとを糸でつないでいます。

 

 

 しばらくして見に行くと、このとおり



 ちょっと中を覗いてみましょう。



 ここに卵でも産むのでしょうか。見届けたい気持ちはあったけど、数日たったらどこだったかわからなくなりました。あまりにも草ボウボウだったので

 一方、ブルーベリーとニオイバンマツリの枝とを結んで2メートルほどの巨大な巣を作っていたのがこちら



 大きなジョロウグモです。これは体が大きいだけでなく、模様も不気味。なんとか背中を写したいけど、そのためにはクモの巣のしたに潜り込まなければなりません。それはちょっといやかも。



 ずいぶん大きなおなかです。ジョロウグモってこんな体だったっけ
 
 2,3日たってわけがわかりました。 ジョロウグモがスマートになっている。



 卵を産んだのですね。自分の体と同じくらいの大きな袋を大事そうに抱えていましたが、近寄ると逃げていきました。真ん中に写っているのが卵の入った袋です。

 なるほど・・・・ 
 この時期クモの巣が増えるのは、繁殖のためだったのか~ 夏の初めに小さかったクモが、成虫になったということなんでしょう。 今頃気づくなんて

 この大きなクモの巣の向こうには、食べ頃になったブルーベリーがたくさんなっているのです。ことにクモの巣でコーティングされたブルーベリーが、大粒でとてもおいしそうなんですけど。



 はて、どうしたものか・・・・
 

 

 

 
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這い上がる

2012-08-24 00:05:12 | 植物
 通りがかりに見つけました。



 ツタが壁を垂直によじ登っています。すご~い。



 まるで壁画みたい。

 我が家でも



 これはツタではなくて・・・・??? 野生の植物にこんな葉のがあったっけ。こちらは斑入りなので園芸植物の仲間入りを果たしたのかもしれません。



 夏らしく涼しげな色です。

 こんなのもありますよ。



 樫の木に這い上がるハツユキカズラ。
 下の方はすごい勢いで繁殖しています。


 ドラセナの葉っぱの間からも



 まるで花のようでしょう? 実際、花のようにきれいな葉なのです。



 近くの柿畑に目をやれば、・・・・
 這い上がり、這い上がり、やがて覆い尽くす



 この小山の中には柿の木が埋まっています。 それを覆っているのはイシミカワというつる性の植物。
 



 すでに実を付けていました。その実は小さなブドウのようにかわいくて涼しげなのですが、じつは



 こんなに鋭いとげをほかの植物にひっかけてよじ登っていくんですね。

 イシミカワだけではありません。クズ、カラスウリ、ヘクソカズラ・・・・このあたりには、這い上がる植物がいっぱい。 油断すると木々を覆い尽くしてしまいます。

 この柿の木、新しい品種が接ぎ木されていて、去年まではおじいさんの人が様子を見にきてたりしたのですが、今年はどうしたんでしょう。お元気なのでしょうか。

 

 
 
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楽しみ

2012-08-18 01:31:19 | 植物
 お!
 
 これ、なんだかわかりますか。



 5年前、パイナップルのクラウン差しというのを知りました。それは、パイナップルの頭頂部にある、葉っぱの部分を切り取って土に埋めたら、根付いてやがてパイナップルが実るというものでした。さっそく、おもしろ半分、ブログネタ半分といったところでやってみたところ、見事に根付き、大きな葉っぱになりました。
 3年ほどで実がなるということでしたが、3年たっても4年たっても葉っぱばかり。5年目になってようやくそれらしきものが顔を覗かせたというわけです。
 案の定、それはパイナップルの実の部分のようです。


 
 まだ小さな小さなものですが、立派にパイナップルの形をしています。


 これが、売られているパイナップルほどの大きさになるものかどうか。小さいうちに黄色くなって枯れてしまうのではないかしら。半分あきらめ、半分期待しながら見守っているところです。去年初成りしたマンゴーは、小さいうちに実が落ちてしまいましたから。

 そのマンゴーですが、去年実を付けたのは、アーウィン種と名札のついた接ぎ木苗で、園芸店で購入したものです。今年もたくさんの花をつけました。


 
 うちにはもう一本マンゴーの木があって、これはパイナップル同様ブログネタのために食べた後の種を土に埋めておいたもの。こちらは宮崎産のアップルマンゴーです。これも3,4年たつと実がなるとのことでしたが、4年目までは葉が茂るばかり。
 その実生から育てたマンゴーに、今年初めて花が咲きました。



 アーウィン種とはやや花の付き方が違うようですね。
 
 うれしい~

 わたしは筆を持ってきてせっせと花をなでてやりました。うまく受粉してくれるといいのだけど。

 それこそ無数にあった花のうち、数個が実として残りました。

 初めてのアップルマンゴーも、ほら!



 でも、実は次々と落ちて、最高でもこれくらいの大きさになったときには落ちてしまいました。



 落ちた実を拾ってみると、こんなに小さくても、一人前にマンゴーのいい香りがするんですよ。ちょっと感動でした。
 結局、昨年同様全部実が落ちてしまい、

 あ~あ、今年も全滅かぁ・・・と思ったら、

 残ってた!

 たった一つですが、今ではこんなになっています。 



 あの宮崎産の完熟マンゴーほどの大きさは期待できませんが、もう少し大きくなれば食べられるかしら。今からわくわくです。



 

 
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とんぼ

2012-08-10 01:25:58 | 生き物
 今年はいろいろなトンボを見かけました。

 我が家の庭に来た最初のお客様。まだ赤くなってないけど多分アキアカネ。



 じっとして動きません。接写モードにしても動かないのでいろいろな角度からパチリ。それを更にトリミングして、ドアップにしてみました。



 ふふふ・・・なんだか間が抜けた顔に見えます。

 シオカラトンボ、ハグロトンボも見かけるのですが、写すチャンスがありませんでしたので、別の場所で写してきました。

 ハグロトンボ



 羽を広げたところはかわいいリボンみたい。
 アップにするとー



 輝くようなブルーの体をしています。美しいトンボです。私のなかでは、このトンボは水辺にしかいないという印象でした。 多分それはまちがいではなくて、小さな人工の池には何匹も飛んでいました。 でも、それが柿畑の中を飛んでいるのを見ると不思議な気がします。

 おっと、これはわかりにくい。



 シオカラトンボです。潮を吹いたような体は、石の上ではとても目立ちにくいです。子どもの頃は珍しくも何ともなかったこのトンボ、最近ではあまり見かけなくなりました。でも、この池には2匹飛んでいました(たった2ひき!)

 そして、この池で珍しいトンボを見かけたんですよ。



 遠くから急いで撮ったのでぼけぼけですがー
 チョウトンボではないかしら。
 もう一度みたいと思いましたが、2度目は出会えませんでした。このチョウトンボ、松山市のお寺の池で見たことはありますが、私の住んでいる地域で見たのは初めてです。なんだかうれしい。

 もう一つ珍しいトンボ。
 夜開け放した窓から飛び込んできて、蛍光灯の周りでうるさかったのですが、朝になってもまだ外に出ていませんでした。 少し弱ってきたらしく、私の手の上で一休みしてくれましたので、片手でパチリ。



 背景の汚さには目をつぶってください
 大きなトンボです。これと同じくらい大きな、オニヤンマはよく見かけましたし、大きくて強そうなトンボが魅力的で、よく網で追いかけたものです。
 多分ギンヤンマだと思うのですが、名前は知っていても実物は見た記憶がありません。エメラルドグリーンの美しい体。 
 こんなにきれいなトンボが、私の身近にひっそりと生きていることがわかってうれしくなりました。 

 ところで、オニヤンマですが、最近は滅多に見かけなくなりました。
 先日、実家の庭に死んで落ちているのを見つけたので、写真に撮ったのですが・・・・

 当然のことではありますが、少々ひからびて、色あせて、生き生きとしたところが見られません。なので、アップするのはやめました。やはり、死んだのを写すってよくないです~
 

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虫サマが先

2012-08-06 23:12:33 | 生き物
 我が家で採れる果物は、おいしくなったらまず虫サマが、そのお余りを人間様がいただくというのが常識です。

 でも・・・

 これはあんまりじゃないの?



 梅雨の最中のことですが、もうそろそろ熟れたかなと思って見に行ったスモモの木。どれもこれもカナブンがびっしり。

 夢中でお食事しているカナブン。いい機会だから真っ正面から撮ってやりましょう。



 スモモを持ち上げても、カメラを近づけても、微動だにしません。ずうずうしいことこの上なし。おかげで人間が食べられるのは小さなボールに一杯分もありませんでした。


 夏が来て、ブラックベリーが熟れだしました。 どれ、味見をしましょうと手を伸ばしたところ、

 おっと



 これはうっかりさわると危ない。 くさい匂いをつけられてしまいます。カメムシです。子どもの頃は「へーひりむし(屁放り虫)」と呼んでいましたね。

 ブラックベリーはその名の通り熟れると黒くなるのですが、本当においしくなるにはしばらくかかります。なのに、せっかくおいしくなったところをカメムシにやられてしまってはかないません。その上に、かたつむりまでも



 数少ないブラックベリー、人間がいただくお余りさえも乏しい状態です。

 こんな虫攻撃に嫌気がさして、夫は花が咲く前の桃の枝を切ってしまいました。花がなくては当然実もならず、おいしい桃を楽しみにしていた実家の母は、激しく落胆しました。
 まあ、虫も食べられなかったわけですから、おあいこか。いや、あの桃は虫様のお余りでいいから食べたかった。
  

 
  
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小さな水辺

2012-08-03 00:17:39 | 植物
 柿畑のちょっと奥の方に、白い花が見えました。
 あ、睡蓮だ。
 でもカメラを持ってなかったので、午後、写真を撮りにもう一度行って見たら、



 残念、花はすでに閉じていました。
 
 睡蓮があったのは、柿畑の中の水タンクの中でした。柿畑の中には、コンクリート製の水タンクがよく見られます。大きいものでは2坪くらい、よくあるのは直径1メートルほどの円形のタンクです。
 雨水をここにためて灌漑に利用していたのだと思いますが、スプリンクラーの整備された今では、タンクの水はあまり使われていないようです。ここにあった二つのタンクも



 ホテイアオイと、睡蓮と、外から這い上った草の蔓で覆われていました。去年はここでウシガエルの声が聞こえましたが・・・

 果樹園の多いこのあたりには、水の流れる川もなく、田んぼ脇を流れるような水路もなく、本当に水気のない土地です。ですから田んぼの中でいつも水に囲まれて育った私には、こんな小さな水辺にも懐かしさを感じます。

 我が家のタンクの中には



 金魚やヒブナが泳いでいますよ。最近暑すぎるのかあまり浮いてきてくれなくなりましたが、多分20匹くらいいると思います。

 また、別の畑のタンクでは、



 水草にかわいい花がさいていました。



 黄緑色の葉っぱは浮き草で、花の持ち主は濃い緑色の葉っぱの方です。 見慣れたタンクの中など誰も見向きもしないようですが、毎日次々と咲いてわたしを楽しませてくれます。
 このタンクにもウシガエルが住んでいたのですが、去年の秋、道路でぺっちゃんこになっているのを見つけました。ああ、これでここの住人はいなくなってしまったかとちょっと悲しかったです。
 ところが、花を見に来るとあわててポチャンと飛び込むものがいます。よかった、まだカエルはいるみたい。
 でも・・・・
 去年は毎晩毎晩うるさいくらい鳴き声が聞こえたのに、今年はたまにか細く聞こえるだけ。本当に孤独なカエルになったのでなければいいのですけど。

             
 早いもので、ブログ開設から5ねんたちました。 5周年を記念して、最初に話題にしたこのタンクに住むかえるくんを再び取り上げましたが、5年間鳴き続けたのはあの日のかえるなのか、その子孫なのか、いまだになぞです。そしてここ数日声が聞こえないかえるくん、無事なのでしょうか。
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