あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

イモムシゴロゴロ

2024-11-05 22:22:14 | 生き物
 今日の新聞で「地球から昆虫が消える!?」というショッキングな見出しの記事を読みました。先日日本ではなじみ深いチョウやトンボ、スズメなどが減っているというニュースが報じられました。愛媛でもスズメやモンシロチョウなど減り方が激しいそうです。その傾向は地球規模でみられるのだとか。温暖化や農薬使用など様々な要因が重なって、その減り様は危機的なんだそうです。そして、人間の「虫嫌い」の広がりが自然への無関心につながっていると警告しています。確かに、庭にアリ一匹這うことを許さない、クモの巣一つ張らせない、虫一匹たりとも室内に入らせない、そんな風潮が広がっています。だからイモムシ嫌いの人はたくさんいると思うのですが、

  今回は嫌いな人への忖度なしのイモムシ写真のオンパレードです。とはいえ、かなり強烈なのもありますから、まずは無難なところから

 追記 辺蟲憐さんにいろいろ教えていただきました。ピンボケ画像で判別しにくいのもあったと思うのに、ありがとうございました。 名前を赤字で追記しておきます。
 
 散歩帰りに娘に会いまして
「ここ、アカタテハの幼虫がおるんよ。なんていさんにう草だった?」
車道のそばに生えている草、それはカラムシでした。
へえ~
「そこ、葉っぱがたたんであるじゃろ?あの中におるんよ。」
 
 
 たしかに、上手に畳んだ葉っぱがそこかしこに
 
 う~ん、中を見てみたい。


 こんなふうに私たち母娘の観察会は突然、夕方の車の多いときに始まるのです。怪しい行動の二人、目撃者は多いと思います。前にタンクを覗き込んでいた時は、子どもが真似すると危ないからとPTA会長さんからご注意を受けまして・・・
今度は、日暮れに道端で遊ぶな、車に轢かれるぞって言われそう。
 葉っぱの付け根が食い破られているのは、さなぎになるときに出ていくためだそうです。
 
 
「さっきチョウが飛んでたから、卵があるかもしれん。」 
 
 ありました。それも1個や2個ではなかったのです。
 
 持って帰って観察しようか?

 卵2個。幼虫2匹がくっついた枝を持って帰りました。
 しかし!
 
 大失敗しました。わかってたはずなのに~
 カラムシは水を下げやすいのです。はなこを連れてぞんざいに握って帰ったカラムシソウは早くも葉がしおれ始めていました。あわてて水の中で茎を切り直し瓶にさしましたが、一部が回復しただけでした。しかも卵がありません。もしかしたら持って帰る間に落ちてしまったか?
 2,3日したら葉っぱはすべて干からびてしまい、1枚は茎から落ちました。中はからっぽでした。かろうじて残った1枚に




 幼虫が見えました!
 大急ぎで元の場所に返しに行きました。ここで住み替えをするかどうかはわかりませんが新鮮な葉はあります。
 ごめんねー 頑張って生きてね。
 
 と、近くの葉に
 


 同じ色形の幼虫がはい出ているところを見つけました。よかった~ きっと葉から出てくる時期だったのでしょうね。そのあとはどこでさなぎになるんでしょう?この場所で観察を続けたかったのですが、しばらくしてこの畑の持ち主さんがきれいに刈り取ってしまいました。
 
 ところで、カラムシは場所によっては穴だらけです。食べるのはアカタテハだけではないようです。
 
 どれもこれもピンぼけの写真ですみません。
  ハスモンヨトウ
 
 
 同じ虫かな?
 
 ヨトウの仲間ではないかというのですが? 違いました。クロキシタアツバ
    
 
 これはまた別ですよね。シャクトリムシの動きです。アカキリバ
 
 
  
 
 こらは?

 
 フクラスズメの幼虫でした。茎をゆするとぶんぶんと体をゆすります。面白くてしばらく遊んでいられます。



 そしてこれ
 





 これってヒメエグリバですかねえ。カラムシソウと一緒にアオツヅラフジらしい草があったのですが。ただ、ネットで見るとヒメエグリバには黄色と赤の斑点があるのですが、これには赤がありませんでした。
  ヒメエグリバだそうです。
 
 よく似たイモムシですが、これとは違うと思うんです。(ここから画像はどんどん強烈になっていきます)
 
 セスジスズメ
 
 
 多分同じガの成長の度合いが違うやつ。
 そのうちこうなって

 色が薄くなって

 
 セスジスズメでしょう。

 
 マツヨイグサに大発生しているのを見つけて拾い集めました。
 大きいのと小さいのとでこんなにも模様が違うのです。

 
 全部でこれだけ



 このあと娘がどうしたかは知りません。
 
 よく似た黒い芋虫は他にも。
 
 集団でいるとやはり不気味です。
 かじられたのはポポーの葉みたいです。
   トサカフトメイガ 成虫はどんなのだろう?初めて聞く名前です。
 
 草引きをしていたらゾロゾロ出てきた虫もいます。
   アカキリバ

 
 カラムシソウにいたてんてんのついた虫に似ているのですが、同じもの?
  そのとおり ハスモンヨトウ



 これも草引きの時見つけたもの。



 これがヒメエグリバでしょうか。よく見ると赤い点々がありました。
   ヒメエグリバでした。
 
 


 くねくねとした動きがかなりきもい。わたしはこれが一番苦手かも。
  ナカグロクチバ
 
 スズメガの仲間は大型です。けど、見慣れると平気。
 
  キイロスズメ



 


 お尻のアンテナみたいな突起がスズメガとききました。ただ、種類によって突起のつきかたに特徴があるんですよね。
 上の褐色のはビンと上を向き、こちらの緑色のは下向きです。
 
 ホシホウジャク
 
 メンガタスズメはくるつと巻いています。そういえば、今年はメンガタスズメを見ていません。
 
 とにかくイモムシ類は、同じガなのに色違いがあったり幼齢期と終齢期とで見かけが違ったりでややこしい。私には判別しかねます。
 
 これなんかも
 
 ナミアゲハの幼齢虫なんですが、脱皮してきれいな緑色のイモムシになり、あのチョウになるのです。考えてみればドラマチックですよね。ちなみにこの幼虫は小さなレモンの木にいたのですが、青虫にならないうちにいなくなりました。鳥にでも食べられたかな? 生き抜くのは難しいのですね。

  

 最後にガではないけど
 今年もまたカブトムシが卵を産んだらしいです。虫かごの土を片付けようとひっくり返したらゴロゴロ出てきてびっくり。フンだらけで飢え死に寸前でした。



 去年も自然に還そうとしたのだけど適当な場所がなかったのです。今年もねえ、産んじゃったんですね。仕方なくまた飼育マットを買ってきました。
 
 最後に、お口直しにおいしい芋虫を召し上がってください。
 
 
 というのは冗談です。 カイコの形をしたチョコレートです。シルクロード展で売っていました。中にナッツが入っていてとてもおいしかったです。
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秋の虫まとめ 

2024-11-02 09:38:35 | 生き物
 ついに11月です。
 あまり秋を感じないまま冬になってしまいそうです。スズムシなどいきなり鳴き声が聞こえなくなったという印象です。今までだと生き残りの虫の声が細々と聞こえてからいつの間にか秋が深まっていたというのが私の季節の感覚でしたけど。しかも、それこそいつも「降るように」聞こえていた虫の声が今年は少なかったです。
 
 10月はわたしも体調がすっきりせず、しばらくめまいに悩まされました。日記を見ると去年もそうだったのですね。今年は2週間遅れできました。今年の気候から言うと、同じ時期といってもいいのではないでしょうか。夏の暑さと、しのぎやすくなってからの蔓退治とで疲れがたまっていたのかなあと思います。もう少し自分の行動をコントロールしなければね。
 そして10月後半は誰もかれもが喉系の風邪。みんな長引いています。わたしものどを痛めてからかれこれ10日になります。
 
 というわけでどうしても必要な用事以外、わざわざ出かけることも無く、日常の暮らしの中で見つけた虫ばかりです。が、いて当たり前のバッタなどは省略することにして、名前もよく知らない虫がこんなにもいろいろいたのか、と改めて驚いています。
 名前は正確ではありません。「何とかの仲間」で、済ましているのもありますがお許しを。
 
 注 辺蟲憐さんに教えていただきました。ありがとうございました。名前を追記しておきます。
 
 のっけから名前のわからない虫です。とても小さいのですが見かけはセミそっくり。
 どうも、シロオビアワフキに似ているのですがどうでしょう。としたら、ヨモギなどで見かける泡の中にいる虫の成長した姿がこんなのだったのでしょうか。私にとっては泡の中にいる幼虫のほうがずっとなじみ深いのですけど。
 
 
 ポポーを採っているといろいろな生き物がいて面白いです。
 ネットにくっついているこれは?
  追記 ヒメエグリバメス 

 
 横から見るとこんな形。これもわかりません。

 
 これもポポーの木で。
 木の葉の形をしたガ。コノハガの仲間?
  追記 ヒメエグリバ オス
 
 ポポーと言えば、今年はうまくネットかけができて、腐らせるのは最小限にとどまりました。来年はもう少し木を切って採りやすくしようと思います。ポポーにはあまり害虫は来ないということで、農薬散布もしたことがありません。けど、やはりいるんですよ、困った虫が。
 
 イラガです。
  追記 ヒロヘリアオイラガ
 
 たまたま石の上にいたのでよく目立ちますが、これが葉っぱにくっついていてもまずわからない。ポポーは大きな葉がしっかり茂っているのでそれをかき分けて収穫するのですが、いきなり腕に落ちてきたりするのです。十分防護して採ればいいけどこの暑さと自分のずぼらなのとで、半袖のTシャツだったりするものですから、今年はたびたびやられました。
 
 ここでイラガのトリセツ
 
 イラガの体全体に生えているトゲトゲが全部毒針です。なので、なるべく刺さるとげを少なくすることが肝心です。そのためには
 体にくっついているのを見つけたら、こすったり払ったりせずに、指でピンと跳ね飛ばす。一発で飛ばしてね。つまり、毒針をたくさん体に残さないことです。衣服についたのであってもそこにとげが残っていますから衣服もこすらないことです。あとは、ネットで見れば対処法がたくさん紹介されています。
 刺さったとげが少なければ、私の場合10分ほどで痛みが消えます。けど、翌日アレルギー反応が出る人もいるみたいですからご用心。
 このやり方、首筋に落ちてこられると通用しません。高い桜の木の下には行かないほうが無難ですね。行くときは帽子かぶって首にタオルを巻いてください。
 
 ところでイラガの成虫ってどんなのかなあ?
 
 
 散歩道のハスノハカズラに
 トビケラの仲間 だと思う
  追記 ヒゲナガカワトビケラ





 ウマノスズクサの葉
 ジャコウアゲハを探してるんだけど一向に卵を産んだ形跡がなくて代わりに

 なんでしょう? 固まって産んでいるのは多分ガでしょうね。



 ショウリョウバッタ色違い
 




 チョウセンカマキリ
 直感的に大カマキリと見分けられるようになりました。

 
 オオカマキリよりやや小ぶりです。鎌の付け根にオレンジの斑点があります。顔つきも違っているそうですが、そこまでは見ていません。
 
 そしてハウスのマンゴーの木に
 
 明太子のような卵。
 去年までハウスの中ではオオカマキリの卵鞘しか見たことがなかったのですが、チョウセンカマキリも我が家の周辺で繁殖していることが確認できました。
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そして誰もいなくなった2 ジャコウアゲハの観察2

2024-10-13 10:41:30 | 生き物
 7月9日には確かにいたはずの小さな幼虫(卵c)の姿が見えなくなりました。葉っぱの一枚一枚、裏も丁寧に見ましたがいません。どこへ行ったのか? 大きな幼虫が切り落とした葉っぱに紛れていた? それなら捨てるときに気が付くはず。で、私の出した結論は?
 
 ほかの幼虫に食べられてしまった
 
 ジャコウアゲハの共食いについてはいくつかのサイトで触れられていました。あの時一緒の茎にいたからなあ。私は幼虫を別々の草で育てなかったことを激しく後悔しました。
 (卵Cの件だけではなくほかの理由もあって) 
 
 7月6日 娘と出かけたついでに回り道してジャコウアゲハの生息地に行ってみました。そこで見つけたのは
 
 
 桑の実みたいな赤い幼虫。
 ネットで検索すると、こういう個体も見られるそうです。中には、寄生バチに寄生されているという説もありました。だったら観察してみるしかないでしょう。というわけで我が家に連れ帰りました。
 前からいる、小さい幼虫3と同じくらいの体格でした。これが、別々に飼わずに後悔した理由です。
 
 見分けがつかないの。いや、途中まではわかっていました。
 
 顔が茶色。(今までのは全部黒)

 
 体も少し色が違うのですが、光の塩梅で写真はあまり正確ではないです。
 
 7月11日
 
 それにこんなにもつれ合っていては・・・
 
 
 この格好!もしかしてどちらかが食べている? いや、大丈夫でした。急いで2匹を分けました。
 
 分けたにも関わらず、赤、黒どちらかの幼虫が忽然と姿をけしました。どこをどう探しても見つからず、わたしは、どこかでさなぎになって羽化して、開けていた玄関から飛んで行ったのだろうと考えました。
 
 
 7月14日 残った1匹が活発に動き出しました。 茎を登っては下り、壁に上っては下り・・・
もしかしたらさなぎになる場所を探しているのかな? 出来たらわかりやすい場所でなってほしいな、と割り箸を与えてみたのですが、
 
 
 やっぱり下りて行ってしまい
 床を這いだしました。
 
 
 どうもこれは赤い幼虫のようですね。
 
 いったんドアのところまで行き、また引き返して上り口まで来て



 上に行こうとしていました。いったんその場を離れたその間にいなくなってしまったので、床に這いつくばって上を見上げると、
 
 いました。またもやベンチの下です。まだ脱皮した殻をくっつけていました。
 
 7月14日
 


 しかし、おかしい。床を這っていた時から一日もたっていません。まだ前蛹のはず。さなぎになるはずがありません。これは赤い幼虫とは違う。とすると?
 行方不明になっていた幼虫③だ!
 だとしたら赤い幼虫は?
 またまた床に這いつくばって探した結果
 
 7月16日

 
 なんと、上がり框の2cmほどの出っ張りにいたのです。
 
 普通の色と変わりない蛹でした。
 
 7月25日
 ベンチの下のさなぎが羽化を始めていました。
 
 
 チャンス! 動画を撮り始めたのですが、いつまでたってもこの状態から抜け出せません。おしりにくっついていた前蛹時代の殻もそのまま残っています。その殻は私がはずしてやりました。
 
 7月30日彼(彼女)の力の限りの努力にもかかわらず、ついに死んでしまいました。
 
 
 
 最後に残った赤い幼虫は
 7月25日 色が黒くなってきました。

 


 
 
 7月26日 朝 無事に羽化してドアのガラスにとまっていました。
 

 
 赤い幼虫は寄生されていなかったようです。
 戸を開けると、さっと飛んで行ってしまいました。
 
 我が家の近くに放すことに気がかりがないとは言えないけど、成虫のえさになる花ならこのあたりにも豊富に咲いています。ちょうど大型のチョウがすきなクサギの花が咲きだしたし、ランタナもたくさん花が咲いています。生きていくには問題ないでしょう。遠く離れた生まれ故郷まで帰っていけるか? でも、10キロもは離れていません。
 
 ひとつ希望があるのです。
 
 飛んで行ったチョウは1匹ではないということ。実は娘のうちで飼っていたチョウが2匹、玄関を開けたとたんに逃げられたそうです。だから仲間は3匹。
 そしてー
 意外なところでウマノスズクサを発見したのです。うまくいけばジャコウアゲハの生息地がもう一か所増えるかもしれません。
 
 ジャコウアゲハの故郷は今




 きれいに刈りはらわれ、新たにウマノスズクサが伸びようとしていました。もちろん幼虫も卵も見つけることはできませんでした。
 
 こうして、本当にだれもいなくなりました。   
 
                                  ジャコウアゲハの観察 おわり
 
 
 
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そして誰もいなくなった ジヤコウアゲハの飼育記録 1

2024-10-10 23:24:17 | 生き物

もうだいぶ前のことですが(季節は初夏)ジャコウアゲハを次々と飼育しましたので記録に残しておきます。

6月23日、わずかな晴れ間を縫って羽化した成虫を放しに行きました。
 
ジヤコウアゲハの観察 前編 - あた子の柿畑日記

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9年間探し続けていたもの、それは、わたしの住む地域に住むジヤコウアゲハです。去年、ついに食草であるウマノスズクサを発見しました。が、蝶の成虫をこの目で見ることはで...

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ジヤコウアゲハの観察 後編 - あた子の柿畑日記

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前編幼虫〜サナギ後編羽化放蝶6月23日6:23あまり早起きはできませんでした。案の定、羽化は終わって羽もかなり伸びていました。昨夜1時まで粘らずさっさと寝たらよかった。...

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  その時、うれしい光景を目にしたのです。数匹のジャコウアゲハの飛び交う姿、そして何匹もの幼虫と卵。そこは確かにジャコウアゲハの生息地だったと思えました。そこで、刈りはらわれそうな場所にいた幼虫を2,3匹連れて帰り、娘と半分ずつ分けて飼うことにしました。
 
 わたしは1匹だけのつもりでしたが、持ち帰ったウマノスズクサを整理していたら、もう1匹いたのです。体の大きい幼虫A やや小さいB
 まずは幼虫Aから
 
 6月24日
 
 
 
 
もりもり食べて
 
葉が足りないのか下まで下りてきました。
 
 
 
また登って行って茎のてっぺんで茎をかじっています。
 
 
葉っぱには見向きもせず
 
かじって落としてしまいました。
 
6月30日 茎を登って前蛹に。 わかりやすい場所でよかった。
 
 
7月1日 蛹になりました。
 
 
7月11日 色が黒くなってきました。 今度こそ羽化の瞬間が見られるかも。
 
 
 
正面から見ると犬の顔みたい。
 
 
 
 
 
 
7月11日 午後3時半過ぎ またもやその瞬間を見逃しました。
せっかく昼間の羽化だったのに。
 
 
 天気が悪かったので放すのは明日にすることにして、蜂蜜をガーゼに浸して与えました。
 これはまだ吻を伸ばしていませんが
 
 
 少しするとしっかりと蜜を吸っていました。
 
 
 7月12日 無事に生まれ場所に返すことができました。 いなくなったジャコウアゲハ 1
 
 
 次にその時見つけた卵。室内で飼育したほうが、寄生バチなどの犠牲にはならないというので連れて帰ったのです。
 
 卵C
 
 
 ところが、これももう一個くっついていたのです。卵D
 
 
 こうして大写しにしてみると、これは本当にジャコウアゲハの卵だったのでしょうか。
 
 6月27日 卵Cの孵化の瞬間に出会いました。残念ながら手元にスマホを持ってなかったので、決定的な瞬間を写しておりません。



 
 もう一つの卵Dは?

 
6月28日 はやくもイモムシに Dは変化なし


 
 6月29日 目に見えて大きくなっていきました。

 
卵 Dはついに孵化しませんでした。いなくなったジャコウアゲハ2
 
7月9日
一つの茎に幼虫Bと卵Cが一緒にいます。いや、いました。この日までは確かに。
 
 
 しかし・・・    続く
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夏の虫

2024-09-09 09:57:00 | 生き物
追記 虫ブログの辺蟲憐さんから丁寧なお教えやら訂正をいただきましたので、該当の虫に加筆しました。辺蟲憐さん、ありがとうございました。
 日中は夏の暑さですが、夜の家の周りはススムシ、コオロギ、カネタタキ 秋の虫と呼ばれる虫たちの鳴き声に囲まれています。
 初秋の今更なんですが、夏に出会った虫たちをまとめておきます。

 夏といえばセミ
 梅雨明け頃から泣き始めるニイニイゼミの声は年々少なくなっているような気がします。あくまでもー気がするーですが
 そのニイニイゼミの抜け殻をポポー畑で見つけました。


 しかも、なぜか一箇所で。これだけ?これだけだつたの?



 つぎに夏休みになる前に聞こえてくるのがアブラゼミ
 かつて「セミロード」と、トラオが読んだキィーウィ畑の中の道は、今でもセミが飛び立ちます。
 実はこの上にもアブラゼミが


 ジリジリと近づいていきます


 すると上のセミは隣の木に移り



 あとはどうなったのかな?

 夏休み真っ盛りにぎやかに鳴くのがクマゼミ。



 南方系のこのセミは年々増えている気がします。

 夏の終わり
 まずツクツクホウシが鳴きだしましたが、これは写真をとったことは滅多にありません。
 運良く、目で見えるところに。


 シルエットでしか取れませんでしたがわかるかな?

 ひぐらしの声が聞こえたら夏休みは終わり。ひぐらしの姿を見たのは数回しかありません。今年聞いたのは一回きり。
 以上、蝉の声に感じるわたしの季節感です。

 次はトンボ あまり詳しくないので、ざっくりまとめます。
 シオカラトンボ。この、粉を吹いたようなブルーはすぐわかります。
 正式にはオオシオカラトンボ。羽の付け根と尻尾の先の褐色が目印だそうです。



 ハグロトンボ。子どもの時から家の近くを飛んでいました。水路から水を引いた小さな堀がありましたから。



 水のない我が家にも来ます。どこかの貯水タンクにいるのかもしれません。

 ?はこれ


 車に飛び込んで来たのです。


 特徴的なこの模様。検索したら、シオカラトンボとでたんです。な、何?これがシオカラですと?!
 色々サイトを見て回って、シオカラトンボのメス。ムギワラトンボとも言われるものだということに行き着いたのですが、合ってるでしょうか?
 黄色や赤のトンボはわたしには判別不能。
…ウスバキトンボ


 オニヤンマとかギンヤンマとか?…コオニヤンマ



 ここからは、わたしにとって珍しいと思ったもの。

 ガ 年に一回くらい見かけます。…モンクロシャチホコらしいです。

 
 この辺りでこんなチョウを見たのは初めてです。もしかして、クロコマノチョウ?


 草むらで大繁殖。スケバハゴロモだと思う。





 ポポー畑で。黒いバッタ…ヒメギス


 



 枯れ草そっくり。縞縞模様のショウリョウバッタ。よく見るのは緑なんですけど。



 娘が捕まえてきたカマキリ。
 これ、チヨウセンカマキリだと思うんだけど。
 


 コカマキリにしては大きいし…
  羽の長い成虫なのに体が細い。

 オオカマキリだと、羽の短い幼虫でも、もっと体が大きいのに。
 これがオオカマキリの幼虫


 そこで思い出したのが変わった色のカマキリです。


 これが、捕まえてきたカマキリと、雰囲気
がにています。二人で検索して、やはりチョウセンカマキリではないか、ということになりました。
 
 追記 チヨウセンマキリで間違いないと思います。と、いうのは、写真では分かりづらいですが、鎌の根元に鮮やかなオレンジの斑点があったからです。それに、冬、捕まえたカマキリに近い場所でチヨウセンカマキリの卵を見つけていたのです。これもオオカマキリと形がちょっと違うので、何かな?と思いつつ、写真はすでに消しています。残念。
 
 今まで、コカマキリと思っていたのかなあ。

 そして、またまた蛇口から葉っぱが!



 葉っぱはウマノスズクサのようです。
 その中に


 ここに幼虫かサナギがいるはず。
 そこで、ペットボトルの飲み口の部分を切り取ってそこに入れておいたのですが、


 気がついた時には干からびて、中にいるのかいないのかわからなくなっていました。もう水道に巣を作るのはやめようね。…ハリキリバチだそうです。
 

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カブトムシ

2024-08-12 15:03:00 | 生き物
 去年の秋、40匹ものカブトムシの幼虫が生まれていることに仰天した私です。


夏から秋へ イモムシ編 カブトムシ - あた子の柿畑日記

夏から秋へ イモムシ編 カブトムシ - あた子の柿畑日記

8月、知り合いからカブトムシをいただきました。2ℓのペットボトルがガサガサと音を立てていました。全部で10匹!いきなりこんなにたくさん。とりあえず土の入ったブランター...

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 とても飼いきれないと思いつつ、ずるずると冬を迎えてしまいました。その間、買った昆虫マットを入れ替えただけ。
 改めてマットをひっくり返してみたところ、さらに大きくなった幼虫がうじゃうじゃいたのです。
 流石にこれは狭いだろうと、入れ物を増やしました。
 
 2リットルのペットポトルを途中で切ったもの4個 これに2匹ずつ
 500ミリのペットボトルを切ったもの2個 これに1匹ずつ
 7号の植木鉢 2個 これに3匹ずつ
 残りは中型のプランター3個に適当に分けて
春まで。
 ペットボトルに入れたのは
もしかしたらサナギや羽化の過程が見られるかなと思ってのことです。

 表面がふんでいっぱいになったら新しいマットを補充して放置すること半年

 5月
 植木鉢に穴が空いているのを発言



 もう?まだでしょう、と放っておいたら、プランターにも穴が空き出して、
転勤になった虫好き先生にあげた幼虫は5匹とも羽化したとの報告がありました。全部オスだったそうです。

 7月になって、プランターから一度に4.5匹出て来たこともありました。
 けど、ほとんどはいつ羽化したのか、いつ飛び立ったのかわからないままです。 
 一度土の中の様子を見たくて、そっと上の土を剥がして行ったことがあります。まるで遺跡の発掘みたいに、表面を撫でるようにして。
 そうしたら
 いきなり穴が空いているのが見えて大慌てで土を被せました。でもー
あれはよくなかったかもしれません。穴の中にはサナギか、蛹になりかけの幼虫がいたでしょうに、穴の中に土を落としてしまったのですから。
 それがあってからわたしは土を掘ったりひつくりかえしたりするのが怖くて、8月になるまで触らなかったのです。だから、どれくらい羽化できたのかわかりません。

 ところで、ペットボトルで飼ってサナギの観察をしようとしたのですが、一向に見えてきません。そんな時、これを見つけて買ってきました。観察箱。幅が狭いので体がよく見えます。


 まだ幼虫だったのを1匹だけいれてみました。
 思ったほどはよく見えないけれど
6/14


 前蛹になるかな?
6/16


6/20


 サナギになったみたいですね。
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6/24


 驚いたことに、この段階でもくるくると向きを変えるのです。
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6/28


 多分これがそうだとおもうのですが
7/15


7/16


 プランターに移しました。ずいぶん赤い個体です。


 カブトムシも、見れば同じものはなく

大きさにも違いがありました。

オス同士


 メス同士


 羽化したものは、餌はあげましたが閉じ込めずに自由にしておきました。地元で捕獲されたカブトムシですから、地元に放すことに問題はないでしょう。
 最近、ネットで見つけた記事に、「外国産のクワガタなどを外に放すよりはゴミで捨てる方がまし」というのがあって、なるほどなあと思ったのです。安易に自然に帰してはいけないのですね。
 自然に返せば強いものが生き残ります。それは在来種との交雑や在来種を追いやることに繋がりかねません。
 
 8月になって、そろそろ出尽くしたかなと思いましたので、飼育に使っていたものを片づけました。土は、植木な花の根元に捨てました。


 が、それまでに残念だったものもあったのです。

 そつと上の土をどけてみたらつのが見えました。しかしそこにはカビが生えていました。


 普通のカブトムシの1.5倍はあろうかという大きなカブトムシでした。それだけに残念でたまりません。
 それから外へ出て来たものの


 うまく羽が伸びてないのも。
 けど、このカブトムシ、いつのまにかいなくなっていました。無事に飛び立ったのかしら。

 ひっくり返した土の中からも、羽化できなかったサナギやら、幼虫の死がいも何匹か。サナギの抜け殻もありました。
 
 さて、羽化の成功率どのくらいだったのでしょう。
 あるところでは、幼虫がセミタケにやられて全滅したという話も聞きましたし、友人のお孫ちゃんは去年、育てた幼虫全てがサナギの途中で死んでしまい、ショックで二度と飼おうとはしないのだとか。
 うちの孫たちも、さっぱり関心を寄せなかったです。
 わたしももう、カブトムシはいいわ〜
 
 


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ポポー畑&6月の虫

2024-07-07 01:33:00 | 生き物
 久々にポポー畑に行きました。うぅ〜、草がどれだけ伸びているものか、見るのが怖い。

 案の定すごい草ではありましたが、面積が狭いのと、木が茂って下草が生えてないのとで、刈るのは思ったより早く終わりました。(3日)
 



 葉陰に小さな実が見えました。
 他の木にも。
 結構大きいのもあります。はや、袋がけが必要かなぁ。


 その前に摘果をしなくては。


 歪な形や極端に小さいのは落としてしまいます。


 これにまた時間がかかりそうです。
 それと、あまりにも混み合った枝も切ってしまわないと。時期は今ではないと思うけど、歩きにくいので少し切ってみました。
 その時、
 
 うわー、勘弁して!


 アシナガバチが巣を作ろうとしているのを見つけました。


 まだ作り始めたばかり。ということは女王蜂なのかな? 地面スレスレの目立たないところでした。ごめん、他のところに作って。
枝ごと落としておきましたが、また別のところに作るんだろうなあ。
 あれから時間がなくて行ってないのですがどうなったかしら?

 ここからはポポー畑で見つけた虫と、今までに載せきれなかった虫を紹介します。

 カノコガ


 何バッタ?


 真っ黒なバッタ


 緑のと同じ種類なのか?
 時々、子どもが、真っ黒なトノサマバツタなどを見つけてニュースになったりしますが、これも珍しいのでしょうか。
 羽が短いようですが、子ども?体はもう一人前のような大きさでした。

 ポポーが熟れる頃になるとまた違った虫に会えるのですが今回はこれだけでした。

 カシワバアジサイの葉を穴だらけにした



 カナブン


 まだ生まれたばかりのオンブバツタ?ショウリョウバッタ?


 バッタも種類によって生まれる時期が違うようです。

 色々なチョウチョ
 ベニシジミ
 


 大きさがわかりませんが、草といっしょに写すと


 小さな小さな蝶です。

 公園で
 もう少し大きい蝶。これが名前がわからないのです。



 わずかに見える丸い模様。しっかり閉じてくれると模様がわかるんだけど。

 
 ヒカゲチヨウかなあ。開くと何も模様が見えません。



 ここには大型の蝶も飛んでいました。

 ナミアゲハ



 まだ生まれて日が浅いのか、美しい羽でした。


 
 うちの庭にモンキチョウ

 ジャガイモほりでケイタが見つけた羽


 離れたところでもう一枚。体は食べられたんだろうね。これもモンキチョウ。


 何が食べたのかな?アリかしら。
今ものすごい卵が生まれてるんです。





 草引きをしていると、根っこごと壊しちゃって、右往左往しているアリを見ることになります。
 このアリ、小さいのですがなかなか凶暴で、噛みつきます。それが結構痛い。勇敢にも手によじ登って来るアリを払い落とし、できるだけ土を返して作業を続けます。ごめんね、みんなで修復して。

 そうそう、これ、なんだと思いますか?
 
 スモモなんですが、一つだけおかしなのがあるでしょう?


 外の水道で洗おうとしたら、ハチが何か枯れ草のようなものを運んできたんですね。そして蛇口の中に入ろうとするので追い払いました。こんなところに巣を作られたのでは困ります。毎日のように使っているのにどうしてここに決めたのか。
 ハチが逃げた後、蛇口をひねったら、ドドっと枯れ草が落ちてきたというわけです。
 きっとここが巣作りに適してないとハチもわかったと思います。その後蛇口から草が流れてくることはありません。





 
 




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ジヤコウアゲハの観察 後編

2024-06-26 11:05:00 | 生き物
 前編 幼虫〜サナギ
 後編 羽化 放蝶

 6月23日 6:23 あまり早起きはできませんでした。
 案の定、羽化は終わって羽もかなり伸びていました。昨夜1時まで粘らずさっさと寝たらよかった。1時間早く起きたら違う姿が見られたのに。残念。
 サナギにぶら下がってくるくると向きを変えていました。


 


 ビロードのような美しい羽


 
 6:29  時折り羽を開いては閉じるのですがこの時点では羽を閉じると2枚がピッタリと合わさっていました。


 けれど30分後には、少し隙間が開くようになり


 さらに20分後にはここまで開いて


 8:55 ついに全開 
 お腹の裏側が見えています。



 羽がしっかり伸びるまでは動かないと思うのでそのままにして庭の草引きをしました。
 台風の吹き戻しのような強い風が吹く日でした。

 時折覗きに行くと、人の気配を感じてか飛ぼうとするのです。そして食べなくて下に落ちます。水槽がツルツル滑って上に上がることが難しそうでした。せっかく上がってもわたしが見ていると、飛ぼうとしてまた落ちるし。


 なので、急遽ネットを被せ割り箸を突っ込んで上に登らせ、やっと網にすがった体勢で落ち着いてくれました。大分動くようになったので、もう逃してもいいころかな?
 しかし、午後からは大雨になってしまいました。いかん、あまり待たせるとお腹がすくのではないだろうか。
 14時過ぎ、アカシアの蜜を薄め、ガーゼに浸して置いてやりました。


 15:06  やった、吸っています。網に滲み出た蜜に吻を伸ばしていました。これで雨が止むまでゆっくり待てます。



 そのうち雨が止みました。予報ではまたすぐに降るらしいです。大急ぎで、娘が水槽と被せた網をもち、わたしが運転して、ウマノスズクサの生えている生まれ故郷へ。
 
 草むらに向かった娘がいきなり

 あ、おった!

 持っていた水槽を適当にその辺に置いてスマホをかざしました。

 何が? いました。ジヤコウアゲハ。

 わたしもスマホを出そうとしてふと見ると、

 ああー

 連れてきたチョウが、網の隙間から飛び立ったのです。
 待って待って。せめて飛んでいる姿を撮らせて。
 けれど、チョウは高く舞い上がり、あっという間に見えなくなりました。
 
 トラオが小さかった頃、飛んで行くイシガケチョウに向かって、
「さよならぁ、元気でねー お誕生日おめでとうー」
って言ってたのを思い出しました。 
 正確にはお誕生日ではないけど、成人をむかえる誕生日です。無事に返すことができてよかった。そして何より嬉しかったのは
 


 成蝶を少なくとも3匹見かけたことです。同じ頃に卵から孵化したのかもしれません。仲間がいて本当によかった。
 蝶たちはあちこち落ち着きなく飛び回り、なかなか写真を撮らせてくれませんでした。やっと撮れた一枚です。産卵してるのかしら。
 
 例によって道端近くの葉っぱをめくっていたら


 サナギと同じ色をした卵!
 そして幼虫!


 どうする?
 保護しよう。どうせ刈り取られるところだから。

 ジヤコウアゲハは愛媛県の絶滅危惧種にはなってないようです。多分、ウマノスズクサのあるところにはたくさんいるのでしようが、ここは本当に狭い場所でウマノスズクサも去年より少ない気がします。
 このあたりはクズが他の植物を駆逐しているのかもしれません。
 


 こんな危うい場所ではなく、安心して生きていける場所が他にもあったらなあ。ジヤコウアゲハば人間の邪魔にはならない蝶だと思うんです。まずはウマノスズクサが生える場所が必要です。環境としては似た土地がうちにもあるんだけど…

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ジヤコウアゲハの観察 前編

2024-06-24 15:28:00 | 生き物

 9年間探し続けていたもの、

 それは、わたしの住む地域に住むジヤコウアゲハです。
 去年、ついに食草であるウマノスズクサを発見しました。が、蝶の成虫をこの目で見ることはできませんでした。
 
 今年こそは。ということで、ジヤコウアゲハの飼育記録をまとめます。
 
 以下、日を追って書いていきます。ちょっとキモい幼虫も、そのまま載せてありますので苦手な方は要注意です。
 
 5月31日
 とあるところに予定より30分ほど早く着いてしまい、待ち時間にウマノスズクサを見に行きました。
 去年の秋、道端にあったのは刈られて、その後小さな苗が育っているのは見ていましたが、冬の間どうなったかな?
 
 あら、もうつぼみができている。




 でも、あまり背も高くなく、数も少ない気がするー
 もしかして、春先にも刈られたか? 人の手の入れない茂みから伸びてきたのは緑も濃くつるも長そうでした。もしかして、卵でも産んでないかなあ。あまり期待もせずツル全体をひっくり返してみたら、
 


 いきなり見つかってびっくり‼️
 よく目立ちます。
 
 ちょっと考えて、わたしはこれを家で飼育することにしました。なぜなら、ここにいたのではまた刈り取られるかもしれません。去年みかん畑で見つけたアゲハのサナギは、春先の剪定作業で枝ごと切られてしまいました。いらない枝ならさっさともらっておけばよかった、と、後悔したものです。
 
 この幼虫も、連れて帰った方が無事にチョウになれる確率が高い。そう考えたわけです。
 
 しかし、奇妙な形です、おまけに、みつけた時からずっとこのままでうごきません。
 




 6月1日 13:00
  翌日になつても動いてません。このままサナギになるのかな?


 6月1日18:11
 
   お尻の方が尖ってる?


 皮を脱いでました。それで動かなかったのね。


 6月2日 朝
 幼虫は移動していました。





 葉っぱを食べた跡。


 下に小さなフンが落ちていました。
 
 裏側から見たところ。


 それから一週間ほど、モリモリと葉っぱを食べて、たくさんフンをして、身体も大きくなりました。
 
 
 フンは大中小あります。敢えて掃除をしないでおきました。脱皮間もない頃はとても小さなフンでした。大きいのは3倍以上ありました。
 そして、なぜか先の葉っぱを切り落として
 


 
 
 6月8日
 
 突然いなくなりました😨
 その辺一帯、壁まで探し回った結果

 6月8日 10時半
 
 玄関にあったベンチの裏側にいるのを発見。前蛹になりたかったのね。
 
  6月8日 夜9時前
 体を一本の糸で支えていました。
 


 6月9日 朝10時ごろ
  体が少し丸くなった?


 6月10日 朝 7時



 6月10日 11時
  4時間しかたってないのに!


 脱ぎ捨てた殻が下に落ちていました。


 あとは羽化を待つばかり。
 幼虫も奇妙な形でしたが、サナギも普通のアゲハとはずいぶん違います。

 これは羽化前に枝を切り落とされたナミアゲハのサナギ




 ベンチが邪魔をして十分は見られないのですが、
 
 6月14日 金曜日
 前の方
 
 後ろの方は窪んでいます。



 下から覗いてみました。


 なんて複雑な形なんでしょう。

 それから一週間経って
 なんだか色が変わってきたような気がしました。そして前の方が垂れ下がってきたのではないかしら。
 
 6月21日 金曜日


 6月22日 土曜日の朝 色が変わったのがはっきりしました。いよいよか?


  6月22日 夕方 16:20  


  同じ日の19:30
 ずいぶん色が黒くなりました。以下、夜玄関ホールの薄暗いライトの下での撮影です。実物とは多少色合いが違います。
 


 
 


 20:20 なんとか正面から写せました。


 斜めから


 下から



 21:19

 こんなに黒いのに、まだ割れ目ができてない。


 22:14
  金魚みたい。


 6月23日 日曜日 1時過ぎ。こんなに黒くなりました。が、羽化の瞬間を見ることは諦めて、寝てしまいました。




 もう、明日目が覚めたら絶対羽化してるよね。早起きしたら見られるかもと、思いながら。
 
   続く
 
 
 
 
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色々な虫ー5月

2024-06-03 13:59:00 | 生き物
 追記しました。

 5月に見かけた虫を紹介します。
 花の季節にはハナムグリ
 我が家のシャクヤク(ソルベツト)
 こんな花には、潜り込むことのできるハナムグリが有利


 緑色のと


 赤銅色のと


 同じくシャクヤクで見つけたクモ。透き通るようなか弱そうなクモでした。ハナグモ?


 野バラのような素朴なバラにもハナムグリ

 これは、ベニカナメモチの花
 



 甘夏の花




 わたしの感覚としては、今年はハチが少ないと思うのですが、そんな時、ハチのように受粉を助けるハナムグリも、農家にとっては大切な存在ですね。

 リムナンテスの花

 ミツバチかな?と一瞬喜びましたが、雰囲気がハエ?ハナアブとか?

 野原のヒメジョオンかハルジオンに
 

 
 これはミツバチかな?



 
 レモン畑の草刈りで見つけた虫
 枯れてしまった枝なのですが、ちょっと力を入れただけでポキンと折れてしまいました。中に何かいます。


 丸で囲んだところ。これってシロアリ?


 いかん、枯れ木を放置していたら大繁殖するかも?まさか、カミキリムシの幼虫じゃあないでしようね。だとしたら被害はもっと大きいので、ご存知の方、教えてくださいませ。

 困った虫は他にも


 カイガラムシです。

 こちらはハウスの中で発生してしまったカイガラムシですが、どうしようもなくて発生した枝を下から切ってしまいました。




 こんなにならないうちにどうにかしなければ。
 クモも大発生。



 いま、蜘蛛の子散らし中。




 カイガラムシを食べてくれるクモなぬていないかしら。いないですよね。

 このレモン畑には、去年の冬近くまでイナゴがいましたが、
 成虫で越冬したと思われるイナゴ。


 今年生まれたバッタの赤ちゃんもたくさんいて、草刈りをしているとあちこちで飛び跳ねています。

 そおっとこちらを伺う赤ちゃん。



 ゴマダラチヨウの幼虫が入っていた箱にゴマダラチヨウはいなくて、これが入っていました。ツユムシかな?これも成虫で越冬したと思われます。


 そしてこれも。羽がボロボロになった、多分スジグロチヨウ
 地面で吸水していました。


 このチョウは子孫を残すことができたかな?
 イモムシも色々いたのですが
ワラビにくっついていたこれはなんだったのでしょう。



 娘が飼ってみると言って連れて帰る途中、草むらに落ちてしまいました。

 イモムシはこれからがシーズンですね。これについてはまた6月に。

 追記

 忘れてました。ヨツモンカメノコハムシ。
うちの方では珍しいと思っていたのに、



 ギシギシの葉にたくさんいました。
 おまけにこんなのまで。


 わたしがあまり雑草に関わっていなかったから(わざわざ雑草をひっくり返して探したりしないという意味)気がつかなかっただけなのか。
 雑草って、実は、害虫から作物を守る防波堤になっていたりします。
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