あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

さくら さくら

2012-03-30 02:32:11 | 植物
 各地で桜の便りが聞かれるようになりました。ソメイヨシノではなくて早咲きの桜。梅もいろいろだったけど、桜もいろいろな種類があるんですね。

 3月22日から29日まで、一週間の間に撮った写真です。

 幹線道路脇に1本植えられている桜


 1週間前はまだつぼみが多かったです。


 そのころすでに満開でとってもきれいだった桜があります。 山際の斜面でひときわ華やかに咲いていました。

 いつも時間に追われて通り過ぎるだけだったのですが、ようやく寄り道する時間ができたと思ったら・・・

 ああ~、やっぱり、きれいだなあと思ったら即撮っておくべきでしたね。



 木全体が色あせて、花の終わりを告げていました。
 車から降りてしみじみと眺めてみれば、そこは、



 下に下りていく細い山道がありました。これはすてき。 満開の花の下を歩いたら気持ちがいいでしょうね。 

 それからもう一カ所、新聞で紹介されていた鉄工所の桜。なかなか見に行く時間がなくて、2,3日前ようやく行ったのですが、



 ああ~、ここもすでに色あせている。 そりゃそうでしょうね。見頃を迎えたと報道されたのは、一週間くらい前のことでしたもの。そのころはお願いすると工場の敷地内に入らせてもらえたんだそうです。

 名前はーたしか「ツバキカンザクラ」だったと思うんだけど・・・・





 もうびっしりくっついて、めちゃくちゃ賑やかな花です。

 しかし、どれもこれも盛りを過ぎたのばかり。どうしてこうもタイミングが悪いんでしょ。
 ばたばたしている間に時は容赦なく過ぎて、季節の移ろいの早さに老いの早さを重ねたりして・・・(うそ。感傷的になる暇もありません)

 ようやく見頃の花を見つけました。



 緋寒桜ですね。花が開くのはここまで。鈴を束ねたような花ですが、たくさん集まると見事です。



 それにしてもおそっ! これはもっと早くに咲くのではなかったかな。

 緋寒桜と交互に植えられているのは



 柵があって近づけないので
(いや、乗り越えようと思えばできるんだけど、センダングサの実が「さあこい」とばかり待ち構えているので、入りたくなかったの)
 アップで撮ることができませんでしたが、小ぶりの花です。もしかしたらケイオウザクラ?
そうだとしたら、これももっと早く咲くはずなのですが、やはりなにもかも開花時期が遅れているようです。

 でも、ソメイヨシノのつぼみが、ほら



 いよいよ本格的な桜の季節が始まりますね。








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こんにゃく作り教室

2012-03-25 02:50:56 | 野菜・果物・料理など
 市の広報でこんにゃく作り教室の受講生を募集しており、どうもぶじおくんが参加したいらしいというのは知っていたのですが・・・

 まさかねえ

2人分申し込んだんですよ。一緒に行きませんか?」

え?
「だって、ほかの人たちは多分お年寄りが多くて、しかも3,4人のグループで来るに決まってると思うんですよ。ぼく一人じゃさびしいじゃないですか。」

おいおい
でも、その気持ち、わからんでもない。
なので、自分の予定を別の日にまわして、こんにゃく作りに参加することにしました。

 会場は、石鎚山の麓にある廃校を利用した施設「ふれあいの里」



 ログハウス風の管理棟と食堂です。左に見える赤い屋根の建物が調理室(給食室の跡かな?)になっています。私たちが行くと、外の大釜ではすでに湯気が立っていました。
 施設が小さいので、定員は8名だそうですが、キャンセルがあったとかで参加者は私たちも含めて5人でした。
 こんにゃくというからてっきり年配の方が指導されるのかと思ったら、現れたのは笑顔のさわやかな若い女性指導員の方でした。曰く
「こんにゃくはもともと家庭の味なんです。ですから、作り方も家庭によっていろいろです。ここでは、このあたりに伝わる作り方で作っていきます。」

 ということで、先日のこんにゃく作りとはちがった作り方です。

1 こんにゃくいもをまるごと柔らかくなるまで茹でます。目安は、わらを突っ込んですっと通るくらいだそうです。すでに昨日から丸一昼夜茹でていたものを手渡されました。

2 スプーンで皮をむきます。



 手がかゆくなるので、ぴったりとした手袋をして。
 なるほど、柔らかい。スプーンでも簡単にむけます。

3 一口大に切ります。



 これもスプーンで。多分手袋をしたまま包丁を使うと危ないからですね。

4 ミキサーに両手に軽く一杯くらいの芋と、ひたひたのお湯(水)を入れて混ぜます。 一度にたくさん入れると、芋の粘りでミキサーが焼け付くそうです。

5 手でしっかりと混ぜます。15分くらいひたすら。だんだんと粘りが出て重くなってきました。



6 木を燃やした灰で作った灰汁を混ぜます。



 黄色く見えるのが灰汁です。今まで芋の匂いがしていたのに、灰汁を入れたとたんこんにゃくの匂いがぷーんと広がりました。 おもしろ~い。
 灰汁の量は適当。というのは、何の木で作るかによって、こんにゃくの出来具合もちがうんだそうです。ですから芋の様子を見ながら、少なければまた入れて混ぜ直します。 

7 さらになめらかになるまで練ります。

 ここで、一同外に移動。 湯気の立っていた大鍋のそばで作業です。

8 丸めて沸騰したお湯で茹でます。 まずはお試しで小さなものを。灰汁の量が少ないと、お湯に入れても固まらず広がってくるんだとか。



  どうやらうまくいきそうです。本番用に芋を丸めます。



 指導員さんの手つきは美しい。 もう千個以上作ったので、手もかゆくならないんだとか。 ふ~ん、漆と同じなのね。

 ぐにゃぐにゃで手にぺたぺたとくっつくのを丸めるのは難しいです。 最後に水をつけた手でつるりとなでると、つやつやの団子になって、するりと手から逃げていきます。油断すると地面にぺたり。

9 上手にお湯の中に滑り込ませて、あとは1時間くらいゆであがるのを待ちます。



 これで5人分。かつて給食の調理用に使われていた大釜です。

 ここでわれわれはお食事タイム。


 七輪がはめ込まれたテーブルで、



 野菜たっぷりの鍋焼きうどんと


 ふきのとう、しいたけのてんぷら、里芋の焼いたものに甘酢あんをかけたもの



 いろいろな野菜の和え物、いたどりのネギ塩いためみたいなの、をいただきました。素朴で野趣あふれる食事でした。そうそう、お試しでゆがいた小さなこんにゃくができあがって、ショウガののったお刺身になってでてきましたよ。自分たちで作ったこんにゃくの味は格別でした。

 ぶじおくんは、食事の前も後もいろいろと質問していました。

 「やばい、ぼく、ここの常連になりそうですよ。」「ほんとだねえ」
 今まで知らなかったけれど、ここでは自然とふれあう活動をいろいろしているそうです。こんにゃくづくりも3名以上のグループならいつでも教えてもらえるんだとか。ただし受講料はいります。こんにゃく作りは食事代も含めて1400円。
 え?買った方が安い?
 いやいやこれは自然に囲まれて手作りの喜びを味わう料金なんですよ。私たち、大満足で帰りました。

 おまけ


 ふれあいの里で飼われている「うーちゃん」
 基本的にえさはやらない方針だそうでーそれって飼ってると言えるのか?
草の少ない冬場だけ、野菜のくずなどをあげているそうです。2メートル以上は近寄ってこないそうですけど(ますます飼いウサギとは言えないんじゃないか)

 私の手から白菜を食べました!

  



 
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梅いろいろ

2012-03-21 02:30:31 | 植物
 先週、所用で出かけたついでに、今治市桜井にある網敷天満宮に行ってきました。
 天満宮と言えば学問の神様菅原道真公をまつった神社。そして菅原道真と言えば梅。ここにも小さな梅園があって、ちょうど見頃を迎えていました。



 規模は大きくありませんが、いろいろな梅が植えてあって楽しいです。

 淡いピンクが優しげな花。うちのと同じ種類かしら。

 

 もう少し濃いピンク



 この花は裏側も魅力的



 一口にピンクと言っても、微妙に色合いが違うんですね。



 透明感のあるこのピンクが好きだなあ。 でも、木全体で見るとなんだか薄ぼんやりしていて、こちらの木の方がはっきりとしてきれいに見えます。



 そして純白の



 松の緑に映えて華やかです。



 それにしても今頃梅の話題とはねえ。 やっぱり今年の冬は長かったと言うことでしょうか。そしてとっても残念なことに、ここでもメジロの姿が見えませんでした。たった一羽さえずっている声が聞こえただけ。2,3年前に来たときは、メジロの群れがたくさん花の間に見え隠れしてたのに・・・
 今年の冬は鳥が少なかった。特にメジロは、ついに一度も姿を見ませんでした。 
 
 この神社の梅園は大切に手入れされていると聞きました。でも、

 荒れ地になってしまった畑で咲く梅。



 周りが寒々と荒れている中にけなげに咲いている姿は、手入れの行き届いた花に負けず劣らず美しい。夏の雑草に負けないでね、と密かに応援している私です。

 

 
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春便り

2012-03-14 02:09:58 | 植物
 さくらが



 咲きました!

 実はこれ、温室の中。 ハウスの中は暖かすぎてカメラが曇ってしまい、フィルターをかけたような写真に。
 そのときに梅の枝も一緒に入れておいたのですが、こちらは一足早く散りかけていました。暖かければ確実に花開くー正直ですよね。

 
 で、なぜハウスの中で咲かせたかというと・・・

 秋からお願いしていた庭木の剪定に、冬も終わりかけてどの木にも花芽がついているというこの時期に、ようやくきてくれたのです。

 梅もサクランボも木蓮も「邪魔な枝だけ切っておきますね」と言ってくれたものの、実際はばっさばっさと。 
 で、切られた枝を見たら、サクランボの花のつぼみがふくらんでる。これは咲くかもしれないと、ハウスの中に入れておいたのでした。

 
  

 まるで笑っているみたいに賑やかなおしべ。 このおかげでおいしいサクランボが食べられるのです。うれしい花です。

 それから2,3日して、大量に枝を切られて寂しくなった梅の木にも花が咲きました。



 梅畑もにぎやかになってきましたよ。



 そして



 つくしも顔をだしましたね。
 我が家の畑の隅に毎年つくしが生えるのですが、なぜか出てくるのが遅くまだ姿が見えません。しかし、こちらの空き地ではすでに



 うんざりするくらい生えています。
 だけど、去年立派なつくしをとった梅畑はまだ全然生えていません。空き地のすぐ隣なのに。
つくしにも早生と晩生がある? そんなはずないか。

 今年は寒暖の差が激しく、せっかく春だと思って出てきても、真冬のような寒さに見舞われ、植物や生き物にとってはなかなか厳しい環境かもしれません。 このつくしたちも、頭の先だけ凍傷にかかったみたいに黒くなっていました。



 
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黒いみかん

2012-03-05 01:42:16 | 植物
と~っても気になる・・・・



 黒いミカン?!!! 
 初めて見たときは、ついに寒さで腐ってしまったか、と思いました。車でちらっと見ただけなので。(写真が青っぽいのは、ハウスの周りに青いネットが張られており、そのネット越しに撮ったためです。)
 
 何度か通るうちにようやく気がつきました。



 黒い袋のようなものをかぶっているだけだったんですね。 紙袋をかぶせたのもあります。



 桃やびわなど、夏のくだものには、虫に食べられるのを防ぐため袋をかけますが、虫もいない今頃何のために?
 夫に聞いてみましたら、直射日光に当てないためだとかどうとか??? 詳しいことはわかりませんでした。
 すぐ隣のハウスでは、高級柑橘のデコポンが立派にぶらさがっています。



 デコポンはへたの近くがひょうたんのようにふくれあがっているのが特徴ですね。



 でも、こちらは袋はかけてないのです。 柑橘によってお世話の仕方がちがうみたい。


 ミカンどころ愛媛では、今、新しい品種の柑橘がたくさん出回っています。「せとか」とか「あはるか」とか「はるみ」とか「きよみ」とか・・・ひらがなでかくと女の子のような名前の柑橘がいっぱい。唯一、愛媛でしか作られてないという「かんぺい」というのが男の子みたいな名前ですね。 いずれも最高級品は1個600円以上はします。都会のデパートだといくらくらいするのかな?
 
 いろいろ買って食べ比べているのですが・・・

 
 あ、これはそんなに高いのではなくて、産直市で買ったB級品の安いの。 ありがたいことに、どんな高級柑橘にも規格外品があって、それが安く買えるんですよ。
 上の黄色いのが「はるか」 左下のが「せとか」。白いクッションをかぶっているのが、「かんぺい」
 「はるか」は、5個入り380円。安いなりに小さくて皮が固く食べるところが少ない。でも酸味がほとんどなく甘くておいしかったです。せとかは2個で290円。よいものは香りもよくおいしいのですが、さすがにこの値段ではちょっとすっぱかったです。かんぺいは少しはり込んで1個290円のを買いました。このくらいのお金を出すと十分おいしいですね。
 

 で、いかに高級柑橘といえども、見栄えの悪いのはジュース工場行き。

 

 多分1個500円以上する立派なのは、黒いミカンのようにひとつひとつ手間をかけて育てているのだと思います。 
 やはりそれなりのお値段なんです。

 「ああ、一度、2個1200円するみかんを食べてみたいなあ。」と言ったら
 「誕生日にいろいろ買ったげようか?」と、ぶじこ。
 おお、それはうれしい。「でも、いろんな種類買ってたら何千円もするんだよ。」
 「あ、そうか。」
 にわかに現実にもどったようでした。
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