
芽生えたフウセントウワタも、せっかく育ち始めたエキウムも瀕死だし…






1週間、テレビにはりついている間に、すっかり辺りの景色が変わっていました。
さくらんぼの花
花は咲いたけれど、真冬のような寒さで、雪がちらついていました。 被災地の皆さんはどんなにか寒いことでしょう。
地震から1週間、始めは津波の脅威を繰り返し流していた放送局も、生きのびた人々の姿を間近に見せるようになりました。 それを見ると、命は助かっても本当の苦難はこれからだと思わざるを得ません。
そうした報道はまた、極限の状況の中で、名もない普通の人々が持つ崇高なものが輝きを放っていることをも知らせてくれています。
冷たい水の中をはだしで、胸に抱いた赤ちゃんにしっかりと毛布をかぶせて逃げてきたお母さん。
幼い孫を上にいる人に託して水に飲まれていったおばあさん。 目の見えない息子と、車いすのお母さんとが互いに目となり足となって逃げ延びた話・・・・・ そして、避難所では、少ない食料を分け合い、自分の分までも子どもに与えて耐えている人たち。 率先して配食や清掃を手伝う中学生。 被爆の危険の中、決死で安全確保にあたる消防隊員、警察官、自衛隊員・・・・・
あまりにも後手後手に回る対策にいらだちも募ります。
が、
ほっとしたことも・・・・・
わたしが密かに愛読しているブログがあります。 3匹の犬を飼っていて、多分宮城県の、港が見える公園近くに住んでいる方。 愛らしいワンちゃんの写真を残したまま更新がなく、心配でたまりませんでした。
住まいも知らず、どんな人かも、もちろんわからず、ただブログで記事を読むだけの、そんな細いつながりの人でさえ安否が気がかりなのです。 身内と連絡の取れない人がどんなに辛いことか。
そのブログが久々に更新されました。 ワンちゃんも含めてみんな無事だとのこと。
よかった~
そして、 うちのワンコも。
東京へ行く前日の昼過ぎ、悲しそうな、苦しそうな犬の鳴き声を聞いて、
「またソウチョウがどじをして、柱に絡まったのかな。」なんてのんきに見に行ったら、ソウチョウは鎖を精一杯伸ばして心配そうに母親のチャイを見ているではありませんか。
悲鳴はチャイだったのです。
そのチャイはわけがわからないけれど転げ回っています。 行きつけの獣医さんは、ちょうど午前の診察が終わったところ。 でも、夕方の診察までは待てないと判断して電話を入れました。 時間外でしたが見てあげるとのこと。 嫌がるチャイをなだめながら(いつものことです)病院へ走りました。
落ち着いて観察してみると、チャイは後ろ足が立たず、ぽたぽたとよだれを垂らしています。
おお!これはー
先生は、一目見るなり、
脳梗塞をおこしとるねえ。
ええっ!
先生はよく人間の症状と比べながら説明をしてくれるのですが、脳梗塞の症状は犬も似ているようです。 よだれを垂らすのは、飲み込むことができないからだとか。 ただ、「さすがに四つ足動物だけあって、強い」とのことで、マヒがなおるそうです。
よかった。 命拾いしました。
そして、東京に行っている間入院させることにしました。
3日後、迎えに行くと、本当に歩けるようになっていました!
ただ今は、散歩も喜んででかけるのですが、お気に入りの場所に着くとへたり込んでしまいます。 ほんの50メートルあるかないかだのに。
帰りはその半分くらいでまたへたりこんで、残りはわたしがだっこして帰ります。
チャイは今14歳。なんとか今年の寒さは乗り切ったとほっとしたのもつかの間、また真冬並みの寒さになって、体調が心配でしたので、新しい襟巻きをあげました。
笑わないでくださいね。 今度はセーターの袖ではなく、娘のニット帽をほどいたもの。 チャイはどうしても洋服を着てくれないのです。 2,3年前から、なんとか襟巻きだけはしてくれるようになりました。 これなら、恰好はわるいけど肩まで覆うので暖かいはず。
なんだか襟元にスカーフを巻いている人間のおばあさんみたいです。
お彼岸がきたというのに寒い春。 早く暖かくなりますように。
1年前、ここで見つけたサルナシが、じつはマタタビらしい・・・・
というわけで、確かめに行きました。
東温市、白猪の滝の駐車場近くにある、菖蒲園です。
菖蒲はもうほとんど終わっていましたが、その代わり、たくさんのあじさいが咲いていました。 すごい~い。 菖蒲の頃はあじさいの花は杉の中に咲いていましたが、菖蒲園の中にこんなにたくさんあったとは気づ来ませんでした。 しかし、今はまずサルナシのところへ・・・・
車から降りるなり、咲き誇るあじさいに背を向けてなんでもない山の草を撮るわたし。 あじさい見物に来ていたご夫婦の目には奇異に映ったことでしょう。
なやむまでもありませんでした。 去年、例の実のあったところには
ほんの2,3枚ですが、白い葉が混じっていました。 走る車からでも目立っていた桜三里のマタタビに比べると、極端に白い葉が少なくうっかりすると見逃しそうでした。
サルナシの夢、潰える・・・・・・
多分、実ができかけて、葉っぱの白い部分が再び緑にかえってしまったのだと思います。
こぶこぶがかたまったような実。 中に虫が入った虫えい果と呼ばれる実らしいです。
普通のマタタビの実もありました。 どんぐりのような形です。 これがサルナシの実ににているらしいのです。
葉っぱを2,3枚ちょうだいして、実家のななとえりにおみやげに。 切り口に鼻を近づけると、かすかにわさびのような匂いがしました。 この匂いがねこを引きつけるのかな?
ほんとうは実の方が効果があるんだそうですが、葉っぱを近づけるとー
噛もうとしています。
葉っぱにすりすり。 おいおい、ひっくり返っちゃうぞ。
とにかくすり寄ってきたり葉っぱを噛もうとしたり、じっとしていません。 片手に葉っぱ、片手にカメラで撮影はかなり難しかったー。 ねこにマタタビってほんとうだったのね。
つぎにえりちゃんにさしだしたところー
ぷいと顔をそむけ、なおも鼻先に突きつけるわたしから逃げて行ってしまいました。 さすがクールなえりちゃん。
またまたびに反応するのは個体差があるそうで、全く反応しないねこもいるんだとか。 なかなかおもしろいというか不思議なものでした。
ついでに犬の花子にも匂いを嗅がせてみました。 こちらも無反応・・・・でした。
これ!
こんにゃくの花ですよね!?
実物を見たことはないけれど、どなたかのブログで写真を見たことがあります。
真ん中にすっくと伸びているのが花で、フリルで取り巻いているのは仏焔苞と言うらしいです。 そして花の下の方に見えるのが雄花。 その下に雌花があるらしいのですが、まだ開ききってないせいか見えません。 これからどうなっていくのか、しばらくはこの花から目が離せませんね。(訂正: こんにゃくの花はこれ以上開かないことが後日判明)
こんにゃくいもに花が咲くのは、植えてから5年後、それも毎年咲くわけでも、全部の芋に花が咲くわけでもないらしく、10年に一度咲いたという記録もありました。 この花を見られたのはかなりラッキーだったかも。
背丈が1,5メートルから2メートルにもなるそうですが、ここのは小さく、1メートルにも足りないと思います。
根元のほうがどうなっているんだろうと、ふきの葉をかきわけてのぞいてみましたら
ひょえ~
アブラムシにそっくりの茶色い虫が。 通常のアブラムシの10倍はあろうかと思える巨大アブラムシ?でした。
こんにゃくの花を見つけたのは、畑地に生まれ変わった荒れ地の端っこ。 去年こんにゃくの葉を見つけたところです。 あのとき枯れかかっていた茗荷は冬の間にすっかり枯れて、一斉に新しい葉を伸ばそうとしています。
またまた食べられる物発見。
山芋のつるですね。
そして栗の木は花を咲かそうとしています。
残念ながらこの栗は、この土地の横の家の地所なんですって。 相変わらず食べられる植物の宝庫になっているこの一角、茗荷やふきも勝手に採っちゃだめなのかなあ。
この間から、畑に不思議なものができていました。 すのこを寄せ集めて作ったようなかこい。 中には5,6個のコンテナが、積み上げてあります。 ここへコンテナを保管するつもりかしら、なんて思っていましたが、ぶじおくんがこの中にやぎがいるのを見つけました。 それも小さいやぎだと言うんです。
もしかして
さっそく行ってみました。
ぶじおくん、草をあげています。
中をのぞいてみると~
きゃっ かっわいい~
柿畑にやってくるピッコロとステラに似た子ヤギと、真っ黒な子ヤギ。
近頃ステラの姿が見えないと思ったら、いつの間にかお母さんになっていたのでした。
ステラ。 すっかり大人の顔です。
子ヤギたちは好奇心いっぱい。 草をあげると背伸びして食べます。 お母さんはなかなかの太っ腹というか、子どもたちが見知らぬ人間に近づいているのに素知らぬ顔で草を食べていました。
あまりかわいいので、午後からも見に行きました。 今度は娘が一緒です。
わずかな日陰でのんびりくつろぐ親子。 黒ちゃんの前足に注目。
そのうち黒ちゃんはお母さんの背中に乗っかってしまいまいした。 母さんやぎ、平気な顔をしています。
板の向こうに娘がいますよ。 差し込まれる草を奪い合って食べています。
一生懸命草をおねだりしていたかと思うと、今度はお母さんのおなかの下にもぐり込んでー
まだまだミルクもほしい年頃なのでした。
飼い始めてわずか1年で4匹になりました。 この調子でいくと来年は8匹、再来年は16匹。 柿畑草取り隊ができそうです。
でも、
やぎは柿の木の皮が大好き
かじりすぎてもう2本も枯らしてしまったそうです。
やぎの数だけ木を枯らすわけにはいきますまい。 ほんとに、たくさん増えたらどうするんでしょう。