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11月ももう半ば、マンゴーがたった一つ枝にぶら下がって頑張っています。他の実はとっくに落ちてしまったというのに。
7月終わりトマトに大量のカメムシが発生して、はたと気づきました。マンゴーが危ない! 早めにネットをかけよう。
その後、そろそろかなと見に行った時には
遅かった。すでにこんなにもたくさんネットに落ちていたのです。9月9日
小さいのは干からび、大きいのは腐り,左のはカメムシに吸われた跡がありました。
それから5日後
まだ青い実がネットに落ちました。
なぜこんな腐り方をする? 酷暑の夏、ハウスの温度が高すぎたのかもしれません。
それからはぽつりぽつりとネットに落ち始めました。が、まとまって熟れることはなく、方々に配るために冷蔵庫に入れておいたのを娘にあげたら
「味がない」との報告。
ええ~
それから弟や甥っ子にも問い合わせまして、そちらは
「去年よりは甘くなかったけど、おいしかったよ。」
弟宅で梨と物々交換。梨のほうがずっと大きい。
わたしはうんと小さいのとかちょっと痛んでいるのとかばかり食べていたのですが、それは十分甘かったのです。
そのうちマンゴーはあまり赤くならないのにネットに落ちてくるようになりました。追熟のために(本来、うちでは追熟をしたことがない)ハウスにおいてから取り込むようになりました。
10月も半ばすぎると全体にオレンジになるものの、リンゴのように赤くなることはなく、食べても? いまいち物足りない味だなあ、という風になってしまいました。11月初めにとれたのはシロップ漬けにしてしまいました。
そもそも今年のマンゴーは花の咲き方からしていつもと違いました。私の記憶では、花の咲くのは冬から春ーだったと思うのに今年は6月近くになって咲きました。実はあきらめていたのです。それがちゃんと実がなったのはいいけれど、花から熟れるまでの期間が短かかったと思います。それに去年までは一気に熟れて、冷蔵庫で保管なんてことは一度もなかった。あれはいつ頃だったんだろう? 多分お彼岸ごろです。
それからポポーですが、
お盆のころ草を刈るために行ったのに早くも地面に落ちていて、それから大慌てでネットをかけました。泥縄式に通り道だけ草を刈りました。マンゴーと同じようにぐずぐずと熟れ続け10月初めまで残っていました。ちなみに去年の日記では、9月20日に収穫終わりでした。要するに熟れるのは早く、終わるのは2週間遅かったということです。
今シーズン終わりかけにネットに落ちたポポー
ほぼ完ぺきな姿で落ちていました。
が~
青いままで落ちること自体がおかしい。せっかくなので常温で追熟してみましたが(これも例年は追熟しない)、柔らかくなるまでに3,4日かかった上に甘くなかったのです。
うちのポポーがおいしくなくなったころ、産直市で写真のように青いポポーを売っているのをみました。それも何パックもあったので、そこの農家では9月終わりがピークだったのでしょう。でもあの青さで、お味は? 他人事ながら気になりました。
マンゴーとポポー、二つの果物の熟れ方で気づいたこと
気温が下がってからはなかなか熟さない、そして見かけが良くてもおいしくない(きっぱり)追熟しても完全にはおいしくならない。いつまでも木に残っている実はあきらめた方がよさそうです。まだ木にはたくさん残っていたのですがどうも晩生種らしく実も大きくならないので落ちる前に採りました。案の定柔らかくなるまで室温に置いても9月初めころの「糖尿病が悪化しそう」なほどには甘くなりませんでした。
パイナップルに至っては、いつが旬なのかさっぱりわかりません。そこで去年までの記事を読み返してみたら、だいたい10月か11月ころみたいです。今年はつい先日食べごろになりました。弟が来た時にとってきて数切れふるまいました。小さかったのでね。
前回述べた柿の太天と同じくらい(笑)
これはもうシロップ漬けの缶詰と同じくらい甘いのです。ベストタイミングでした。
さて、今年はキーウィも2週間ばかり収穫が早かったそうです。逆に、温州ミカンは色づきが遅れているそうです。秋の温度が高いから。東京での初セリに出荷できたのは例年の半分以下?(詳しい数字は忘れました)だったとか。
いずれにせよ、今年の酷暑からの秋の気温の高さにどの果物も影響されているということでしょうか。やはりメリハリの利いた気候でないと本当においしい果物は食べられない、と心配になります。