前々から牡蠣の食べ放題に行ってみたいね、と言っていたのですが、ふと気がつくとシーズンも終わりかけではないですか。
急に思い立って食べに行きました。
最初に電話したお店は、3月まで土日は予約でいっぱいとのこと。 そんなに人気があるのか~。
ますます食べたくなりました。
2軒目に電話したお店では、今日の14時から二人入れるだけであとはいっぱいだと。
「3人です」と言ったら、「お受けしましょう。」と言ってくれました。
で、どこまで行ったかというと、12じちょっと過ぎに家を出て、高速に乗って走ること約2時間。 前方になだらかな優しい形の山が見えてきましたよ。
これは讃岐富士。 そう、わたしたちははるばる香川県まで牡蠣を食べに行ったのです。
出るのが遅かったため、2時に間にあわな~い。 お店に電話したら、食べる時間が減るのでなるべく早く来てくださいと言われました。
2じ10分頃やっとお店に着きました。 駐車場で車を降りた途端鼻腔をくすぐる香ばしい匂い。 にぎやかな声。
お店はここで調べました。 焼き牡蠣100分食べ放題。
他のお客はもう盛んに食べているところでした。 お酒や飲み物は持ち込みOK。 同じ職場の人たちらしい一団が、にぎやかに盛り上がっていました。
店内に、大きな鉄板が7つ。 その上に殻つきの牡蠣が並べられています。 鉄板の所には一人ずつお世話をする人がついていて、焼けた牡蠣を外側へだしてくれます。
こんな感じでセッティングされています。 これは、帰りに次の客のために準備をしているところを撮りました。
ガスつきの大きな鉄板、折りたたみ椅子。 殻を入れるバケツ。 軍手と貝柱をはずす小さなナイフ、櫛形に切ったレモン、割り箸に大根のつけもの、おしぼり、これで全部です。 そうそう、テーブル代わりにあちこちに置かれているのは、一升瓶が6本はいる木のケースを逆さまにしたものです。 何ともワイルド。
壁には「生焼けに注意」という張り紙が。
牡蠣のふたが開いてもすぐには食べさせてもらえません。 殻が焦げるくらいしっかり焼かないとダメなんだそうです。
これはちょうどいい焼け具合。 う~ん、おいし~い。
しっかり焼くせいで身が縮んでしまったのもありました。でも、とにかく新鮮でおいしい。 わたしたち、しまいにはレモンもかけず、黙々と食べ続けました。
次々と生牡蠣が運ばれてきます。
運ばれてきた牡蠣はこの箱に入れ、シャベルですくって鉄板の上にがらっと落とします。
食べ放題と言っても、自分勝手に焼いて食べるわけではなく、次々と焼けるのを待ってですから、ペースはゆっくりでした。 それでも食べ始めて1時間後にはこのとおり。
これ、ぶじおくんとわたしが食べた殻です。 娘は別のバケツに3分の一くらい。 ざっと数えてみると25個は食べていました。 わたしはもうちょっと多いかな?
来たのは、ぶじおくんと下の娘とわたしの3人です。
夫は・・・・ あまり牡蠣は好きではないということでお留守番。
ぶじこは・・・・ じつはこれが問題ではありました。 ぶじこはとっても牡蠣が好きだったのです。 でも、お友だちと約束していたお食事会に行きました。
開始して1時間たった頃、焼く世話をしていたおばさんが、もっと焼きますか?と聞いてきました。 同席の家族連れは、もういいと言っていましたが、わたしたちは追加を注文。 だって10分食べるのが遅かったんですもの、元を取らなきゃ。
追加の牡蠣も完食したところでご飯を頼みました。
牡蠣ご飯です。 しっかり醤油色(笑) でも、見た目ほど塩辛くはなく、おいしかったです。 ここでも牡蠣はしっかり火が通って縮んでいました。
ご飯も食べ放題ですが、焼き牡蠣をたらふく食べた後ではそんなにはいるはずもなく、制限時間を10分ほど残してごちそうさましました。
腹がよじれるほど食べたわけではなく、ちょうど良い感じで店を出ると、観光バスが停まっていました。
車の中で冷静さをとりもどしたわたしたち。
ガソリン代と高速料金とを加えると一人4千円以上についたことに気づきました。
「4000円分、牡蠣を買って自分ちで食べたら、相当食べられるよ。」と娘。 はあ~、確かにそうでしたねえ。
さらに、
「牡蠣も火の上で熱かったじゃろねえ。」
日頃は生き物に優しいあた子さん、おいしいものを目の前にして、牡蠣が熱いだろうだの、かわいそうなどという気持ちは吹っ飛んでいたことに気づきました。
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