あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

山の中の花畑

2022-07-30 09:38:00 | 植物
 最近花の記事が少ないなあと思います。なんせ、我が家の花畑は草ぼうぼうで完全に花が草に負けています。 かろうじて紹介できるのはこれだけ。これだってヘクソカズラが侵略しようとしています。もうほんとうにどこもかしこも草だらけで手が回りません。
 
 ヘメロカリス。もう何年もここにいます。そして5種類植えてあったはずが今ではこれしか咲かなくなってしまいました。というか、これって
 
 
 本当にヘメロカリス? ヤブカンゾウに先祖返りしたんじゃないでしょうね。
 
 先日白猪の滝に寄り道してきました。というのはちょっとお世話になった人が、ここの白猪屋さんのこんにゃくがお好きだと聞いて買って帰ろうと思ったのです。ところが、手作りこんにゃくは平日は作ってないんですって。ショウブとアジサイが終わったら土日も作らないそうなんです。残念。
 
 その白猪屋さんに行く途中で見つけた赤い花。なんだろうと思ってわき道に入ってみました。
 
 
 目の覚めるような鮮やかなカンナ。昔はよく見かけましたが、大型のこの花は小さいお庭には向かないらしく、あまり見なくなりました。

 
 黄色いのもありました。

 
 
 
 同じ黄色でもこれはちょっと違う。

 
 花びら全体に斑点がはいっていました。カンナって種類がいろいろあったんですねえ。
 カンナの花芯なんて見たこともなかったけど、おもしろい。

 
 カンナのそばには季節遅れの苗代イチゴ

 
 こんな崖下の狭いスペースに植えてあったのです。草と共存(競争?)していますが、わたしはこんな雰囲気が好きです。
 
 
 私の経験では、お花好きの人ってどんなに狭い土地でもなんらかんらの花を植えるんですよねえ。きっとこの近くにお花の好きな人が住んでいるに違いないとおもいました。
 わき道から本道にでてすぐ
 ほら、やっぱり


 近寄れませんのでカメラをせい一杯ズームアップして
 
 色とりどりのグラジオラス。すごい数です。
 


 左のほうのはダリアかな?
 
 
 
 ダリアもいろいろありますね。

 ヒャクニチソウもいっぱい。



 一段高くなったところにはひまわり。
 やがてコスモスも咲くのでしょう。野菜もちょっとだけ作っているようでしたが、圧倒的にお花の多い畑。考えようによっては、贅沢な段々花畑。自分ちで消費するだけならそんなに野菜もいらないし、土地は余っている、それならば花でも植えて通る人に楽しんでもらおう・・・というわけでしょうか。私には山の暮らしを楽しんでいるように見えて好感が持てました。しかもなじみ深い昭和レトロな花ばかり。思いがけず楽しいドライブになりました。
 
 毎日通る散歩道にもカンナがあります。畑の端っこの石ころだらけの場所にカンナだけがそびえています。やはり、お花好きの人ってどんなスペースにでも花を植えるのだと思うのです。
 

 
 昔からある赤い花だけかと思ったら


 
 こんな強烈なのもあるんです。新しい品種を買い足していったのかな? きっと本当にカンナの花が好きなんでしょうね。


 
  昔はカンナって大ぶりのデリカシーにかける花だと思っていましたが、最近の暑さの中で咲き誇っている姿を見ると、なかなか夏らしくて、強くていいじゃない、と思うようになりました。



 
 
 
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探検 志河川ダム

2022-07-28 12:14:39 | ダム巡り
 夏休みです。毎年のことながら孫たちをゲーム付けにしないために頭を悩ませます。
 ウマオは今ダムがマイブーム。近場でも、何度も行ったところでも、何回でも同じダムへ行きたいらしいのです。ただし、お兄ちゃんはダムヘはつきあってくれません。彼は彼なりに忙しいらしいので、私は運転手兼お守り役としてウマオに付き合っています。この夏休み、探検シリーズとして連載ができそうです。
 すでに夏休み初日に朝倉ダムに行ってきましたが、その時はブログに書く気もなく写真もわずか。資料不足で記事にできません。いずれまた行くことになると思うのでそのときに。

 お兄ちゃんが遊びに出かけ暇なウマオ、志河川ダムか、黒瀬ダムに行きたいといいます。そこで、何度も行ったことがありますが志河川ダムに行くことにしました。
 
 
 重力コンクリート式、灌漑用ダム。多分県内で一番新しいダムだと思います。
 「ばあちゃん、四国のダムは灌漑用が多いんよ。」「ふう~ん」まあそうでしょうね。特に愛媛、香川は雨が少ないもの。要するに機能性の高いため池か・・・私はさほど興味はないのです。ただ、ダムは必ず山の中にあるし、ローカルなダムに人はいないし、コロナ禍の夏休みにはちょうどいいお出かけ場所だと思います。 平地にはない植物もありますし。
 
 「ばあちゃん、下に秘密のトンネルがあるんよ、行こう。」
 ダムの上、何とかという道を通って下のふれあい広場まで下りました。そこに車を止めてさらに歩いて下っていくと
 
 
 ほら!
 
 すごいところがありました。

 奥に扉があるのですがそこは入れないようになっていて、手前にベンチと看板が。ベンチを乗り越えて近づいてみました。この丸いとびら、来る時にもありました。

 
 その看板によると、志河川ダムの建設にあたって事前に付近に生息するコウモリ類(益獣)の調査を行い、その結果愛媛県では1969年以来確認されてなかったヒナコウモリが37年ぶりに確認されたほか合計5種のコウモリが確認されたそうです。そして、コウモリ類を保護するため、ダム建設に使った仮排水トンネルを完成後もつぶさず、コウモリ類の生息場として利用しているそうなのです。
 西条自然学校の活動として聞いていた生物調査ってこういうことだったんですね。
 
 地図左、斜め上に走るトンネル
 

 
 ここからふれあいひろばに戻って
「小さい橋があるんよ。行こう。」
 ほんとによく知っていること。
 地図でいうと語らい広場にわたる橋のようです。その橋の上からダムを眺めました。
 
 少量の水が放流されていました。
 手前の細長いプールは「副ダム」だそうです。 

 
 排水は何段階にも分かれて調節されているみたいです。
 しばらく水紋の美しさに見とれていました。




 橋をわたるとそこは語らい広場。そこで私の目は右側の高い壁にくぎ付けになりました。
 この植物ー



 
 もしかして、道路わきにあったこのフウトウカズラ?
 
 上の道にあるフウトウカズラにはまばらに実がついていましたが、こちらの崖には見当たりませんでした。これがフウトウカズラなのか今後も目が離せません。

 
 それからこの間勉強したばかりのヤブマオ

 
 左下のほうにはカラムシ

 
 そして多分、コアカソも。(色の違う小さいの)
 
 
 こうやって茂っていると違いがよく分かります。ヤブマオの重鋸歯という葉の作りもはっきりとみられました。
 多分タラの木だと思いますが、花が咲いていました。
 
 
 植栽されたアジサイは秋色。私個人の意見としては、無理に園芸植物を植栽しなくても・・・と思いますけど。
 
 
 そのアジサイの葉に
 
 ジャコウアゲハに似ている!
 けどこれは多分アゲハもどきというガですね。
 
 
 触角が櫛型です(蝶は棍棒型)
 
 


 
 
 大きさも、以前一度だけ見たことのあるジャコウアゲハよりは小さかったです。
 
 私がダムに背を向けて草ばかり見ているものだから、ウマオが声をかけてきました。
「ばあちゃん、ダムよりも草のほうに興味があるん?」
 そうそう、
 
 やってきたウマオはすぐにこのガを発見
 




 黄色と黒のくっきりした模様がよく目立ちます。後で調べてみると「キンモンガ」ようでした。
 
 ウマオはダムを、わたしは山間の植物や生き物を見ることができて大満足。帰りに2人ともが欲しかったアイスを買って帰りました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 ビロードスズメ羽化

2022-07-25 23:23:00 | 生き物
 7月24日、ビロードスズメが無事羽化しました。
 


 
 実は羽化したのはこれが最初ではなく、1匹目は3日も前に羽化、どこかへ行ってしまいました。わたし、さなぎが羽化するにはもっと日にちがかかると思い、しばらく網をかぶせてなかったのです。他のガが2週間ほどで羽化すると知ってあわてて覗いたときは・・・・
 
 
 背中の割れた抜け殻が残っているだけ。
 もう1匹がさなぎであるのを確認して急いでざるをかぶせました。 こうして念願のビロードスズメと対面したわけです。
 初めて見るビロードスズメガ。なんて美しい。目の詰んだ高級なじゅうたんを見るようです。手触りまでも想像できます。
 

 ここで今までの写真とダブるところはありますが成長をまとめておきたいと思います。
 

 今回羽化した子は、幼虫時代、植木鉢の縁近くにいました。

  7月1日
 
 動かなくなってからはずっと落ち葉をかぶせていましたから、前蛹時代は見ていません。
 
 先に羽化した、中央の瓶付近にいた子はさなぎになりかけでした。
 7月2日
 
 7月4日


 そして柔らかそうなさなぎになって7月5日
 
 
  色が黒くなって固そうになりました。そして多分7月19日か20日に羽化。
 
 一方遅れてさなぎになった子は
 7月21日、いよいよ羽化かと思われました。

 
 そして7月24日、無事に羽化できたというわけです。あえて「羽化できた」という表現をしたわけは・・・
 幼虫は4匹いたはずなのですが、2匹はどうしても見つかりませんでした。どこかへ行ったのか食べられたのか。自然界で無事に大人になれるのは半分にも満たないのだなあと思うのです。
 
 抜け殻を取り出してみると中から水がこぼれました。
 羽化するときに体液を出すみたいです。
 
 電話で知らせておいたので、娘がやってきました。いとも簡単に指にとまらせ、さあ、撮影会を開きましょう。
 
 逃げません。



 こんな背景どうかしら。

 
 森の中へ飛び立とうとするビロードスズメ。かっこいい。
 実際はしっかりと指にしがみついています。
 
 今度はマキの葉っぱにとまらせて
 
 
 おなかの裏はあの蛇のような模様の片鱗が見えます。
 
 今度は横から
 
 夏だというのに完全に冬装備ですね。
 
 ついでにドアップで。
 
 


 
 このマキの木の下にユキモチソウが植えてあります。
「こいつをリリースしたらまたユキモチソウをかじられるよ。」娘がちょっぴり意地悪く言いました。
それは勘弁願いたい。5株あったテンナンショウ属の葉っぱは、茎の元まで食べられて新たな芽が出る気配はありません。たった1枚。ユキモチソウの実をつけた茎と葉だけが残っています。何とかしてここから種を採りたい、でないとこのまま消滅するかもしれません。
 一向に動く気配のないビロードスズメを、マキの葉っぱごと隣の畑に連れて行き、ノブドウにとまらせておきました。
 
 夕方見に行きましたら、どこかへ行ってしまったようです。餌になる草なんていっぱいあるんだから、人間に迷惑かけるんじゃないよ(と、私は言いたい)
 
 そうそう、先日見つけたブドウスズメ、小さいのは寄生バチにやられて死にましたが、大きいのはさなぎになりかけています。
 
 
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コアカソの草木染

2022-07-23 23:33:29 | 植物

 7月の草木染はコアカソ染めでした。

 まずはコアカソについての説明


 
 コアカソ イラクサ科 ヤブマオ属 小低木 

 
 花が咲き始めていました。うまくマクロで撮れませんでしたけど、雰囲気だけ。
 
 
 葉はのこぎり状 片側10以下 この鋸歯の先端に細かいとげがあることからイラクサと言われるそうです。(イライラするから)
 
 
 カラムシとよく似ていますが別物。
 カラムシ イラクサ科 カラムシ属 カラムシ
 
 これはもうあちこちで大繁殖
 
 虫が大好きな葉のようです。毛虫が大発生します。
 
 
 ヤブマオ イラクサ科 カラムシ属 ヤブマオ なぜヤブマオ属ではないのか?
 大型のカラムシによく似た植物。これって!見覚えがあります。



 去年桜三里の休憩所で見つけてなんだかわからなかった植物です。やっと名前がわかりました。 サンプルで置いてくれていたのは小さかったですが、子供の顔くらい大きな葉を見たことがあります。

 葉が重鋸歯。とがった部分がもう一つとがっている(〇のところ)

そのほかのよく似た植物

 アカソ 愛媛県では絶滅危惧種。もっと高いところにあるらしいけど、採っちゃだめ。

 クサコアカソ・・・山地の多年草 逆に言うとコアカソは小低木。下のほうが木質化しているそうです。で、以前見たことのある場所へ行って確認したのですが、うまく写せませんでした。確かに地面すれすれの部分は固い木でした。

 

 ここで話はそれますが、子供のころ、近所の官舎に住む幼稚園の園長先生に本をいただいたことがあります。お兄さんもお姉さんももう読まないからと。そのころ田舎には本屋すらありませんでした。小学館の学習雑誌だけは松山市の会社に勤めていた父が毎月買って帰ってくれました。それだけが子供の文化だったころ、ハードカバーのまっさらのようにきれいな本をわたしは宝物にして何度も何度も読み返しました。それが岩波の「アンデルセン童話」と「グリム童話」です。
 その中に、ハクチョウに姿を変えられた11羽の王子のお話がありました。末っ子でただ一人人間の姿のままだった王女は、兄王子のためにイラクサでかたびらを編むのです。王女の手は荒れ、血が滲みました。ようやく11枚のかたびらを編み上げた王女は兄たちに帷子を投げかけました。するとハクチョウは元の王子の姿になり、みんな幸せに暮らしました。と、こんな話だったと思います。子供のころの記憶ですので間違いがあるかもしれません。
 私が聞いたことも見たこともなかったイラクサという植物。さぞかしとげとげして手に刺さったのだろうなと、子供心に王女のことを痛ましく思っていましたが・・・・60年以上たってやっと真実がわかりました。

 イラクサは麻の仲間。繊維がとれるのです。王女はイラクサを摘んで繊維を取り出し、それで帷子を編んだのですね。今ならその大変さがわかります。
 
 麻の仲間
  亜麻=リネン おなじみ
  苧麻=カラムシまたはラミー(ラミーカミキリムシは最初輸入された苧麻の中で見つかったのでこういう名前が付いたそうです)
  黄麻=ジュート 麻袋に使われています。
  大麻=ヘンプ あの大麻ですよ。栽培したり持っていたりしたら捕まります。
  洋麻=ケナフ 特に説明がなかったのはなぜ? 昔、木材に代わる紙の原料として注目された時期がありましたが、今はどうなんでしょう。なにか不都合でもあったのでしょうか。

以上、今回も大変よくお勉強しました。2週間ほどしかたってないのにもうだいぶ忘れてて、写真を何度も見返し、実物を見に行ったりしてようやくこれだけにまとめました。しかも途中で消えてしまうし。やれやれです。

 さて、肝心の染めのほうです。

 コアカソを煮出して1回目つけこんだところ。



 別の人は、薄手のスカーフを2枚。 木綿とシルクです。素材によってこんなにも染まり具合が違います。それも草木染のおもしろいところ。

 ミョウバンにつけるとやや黄色がかってきました。



 私は今回真綿をざっくりと織ったストールを染めました。ちょっと厚めの、暖かい色合いのストールは秋から重宝しそうです。

 さらしにも織にも斑があるのですがそれがいい具合に染まりました。

 



  

 

 



 

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れんこん畑と蓮池

2022-07-22 16:35:35 | いろいろ

 言うまでもなくハスはレンコンの花。レンコンは蓮の花の根っこ。同じ植物ですが、私の中では蓮根畑と蓮池とは明確に違いがあります。

 蓮池は美しい花をめでるためにいろいろな種類のハスが植えてあります。
 


 
 先日、国道196号線近くに何枚かあるレンコン畑を見に行きました。ろうけつ染めをするためにスケッチしたかったのですけど、暑くて暑くて・・・・ 
 
 レンコン畑は、食糧である蓮根を収穫するために栽培している土地。水が張ってありますから田と言ったほうがいいのかも。
 多分食用に適している品種なのでしょう。白い花が多いです。
 


 見栄えには無頓着で、この田には水が見えないほど浮草が繁殖していました。
 


 そして畔には雑草が生え放題。 うかうかと歩いたら足を踏み外しそうです。
 


 雑草の中にこんな花が咲いていたのですが、何かしら。乾燥した果樹の畑地では見たことがありません。
 
 
 
 この姿、まさか千日紅ではないですよね。
  
 と、まあ、こんな風に、浄瑠璃寺の蓮池とはずいぶん雰囲気が違うなと思いつつ、3,4か所見て回ったのですが、今まで、手入れされた蓮池では絶対見なかったものを見つけまして、軽くショックを受けました。
 
 
 水田ですから、当然当たり前のようにあるものなのですが、なんだかありえないものを見たように思えて。

 
 本来、実に毒々しいピンクなのです。
 
 これはもうすぐ親と同じ姿になって水に入るのではないかしら。





 水の中を見ると
 うようよ這っていました。

 
 ジャンボタニシです。もともとは食用として養殖されていたらしいですが、今では稲の幼苗を食べるので迷惑な貝です。
 穴だらけのはっぱ。もしかして、ジャンボタニシはレンコンの葉も好物なのでしょうか。

 
 現行犯? 発見。
 
 清純そのものの花もかじられていますね。




 水辺と言えばトンボ。これはレンコン畑も共通です。
 が、浄瑠璃寺の蓮池にはいろいろな種類のトンボがいて、それを見るだけでも楽しいです。
 
 小さいけれど、チョウトンボ
 
 
 体の真っ赤なショウジョウトンボ。

 
 イトトンボも色の違うのが数種類飛んでいます。
 かたやレンコン畑ではシオカラトンボが多かったです。しかもこのトンボ。一回り小さいトンボを頭からバリバリ食べてたんですよ。



 レンコン畑って、もちろん見えないところでのお世話はあると思いますが、わりと自然任せのところがあるのでしょうか。蓮池より、ワイルドな世界が広がっているなと思いました。  
   個人の感想です。😁





 
 
 
 
 
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草との戦いは虫との・・・

2022-07-20 20:05:00 | 生き物
  今年も戦いが始まりました。
  
  夏草が・・・ 
 畑には背丈より伸びたヨモギ、オオアレチノギク、それに絡みつくクズ、ヒルガオなどのつる性植物。
 そして庭にはイヌナスビ、マルバツユクサ。
 センダンクサはどこにでも

 戦いの時間は午前中ちょっとの時間と、夕方と、雨上がりの涼しいとき。 とても手が回りません。けど、草との格闘はいろいろな虫との出会いでもあります。
 
 大きな木を切ってしまい日当たりのよくなった前庭に一斉に生えたのはイヌナスビです。大きくなると抜きにくいので雨上がりの土の柔らかいうちにそれっと引き抜きました。そのイヌナスビの葉に大発生していたのは
 
 
 ニジュウヤホシテントウかしら
 
 
 葉の裏には 
 

 
 きれいですねえ。多分ニジュウヤホシテントウの卵だと思って捨ててしまいましたがー ニジュウヤホシテントウムシはナス科の作物を食べる害虫です。益虫のテントウムシだったらどうしましょう。

 
 もうかなり前になりますが、荒れ地のまま放置していた畑にトウモロコシを植えました。
 
 


 
 草原の中に必要な広さだけ草を刈って鍬で耕して(トラクターも耕運機もあるのに)、原始的な作業をしたのですが、荒れ地は虫天国でもありました。
 
 ピョン、何か跳んだ。どこにいるかな?
 
 
 これこれ
 
 
 茶色のショウリョウバッタ。浄瑠璃寺のハスにとまっていてなんだかわからなかった虫です。himesijimiさんに教えていただいて、茶色のショウリョウバッタだとわかりました。(himesijimiさん、その節はありがとうございました)こうして草むらで見ると確かにね。でもわたし、いままであまり見たことなかったのです。 
 
 あまり見たことのない虫というより初めて見たバッタ
 
 
 黒いバッタ・・・数年に1回ぐらい新聞に載るんですよ。黒いトノサマバッタの記事が。これはとても珍しいらしいのです。でも、これ、トノサマバッタなの? 手を休めて撮影し、再び電源を入れて草刈り機を動かしたら、あれあれ、あちこちで黒いバッタが跳んでいるではありませんか。こんなにたくさんいるのは珍しい種類じゃなくてコオロギか?コオロギにしては、私の思っている羽の印象が違います。ちょっとだけ調べてみたけどーイナゴの幼生ですかねえ。目のあたりが涙を流したようにも見えるので。こんな時顔をアップにして撮ってないのが悔やまれます。とにかくたくさんいたのです。
 
 追記 コメントでhimesijimiさんに教えていただきました。どうやらヒメギスのようです。背中の薄い茶色と黒っぽい体、特徴がよく似ています。
 
 そして、庭のカシの木の邪魔になる枝を切っていたら 


 
 私は大急ぎで娘に電話しました。
 なにごとかと大急ぎでやってきた娘はこれを見るなり
 
 わあ!!!
 
 テンション急上昇

 美しい黄緑 ヤママユガの繭です。それが7個も

 
 今度こそ成虫を見てみたい。飼うことにしました。
 さらに、
 これ、卵じゃない?

 
 筋みたいなのが残っているのは孵化したあとかもしれません。これも観察の余地あり。
 
 さらにさらに、枝に絡みついたのブドウのつるを引きずりおろしたら・・・・(幼虫写真です)
 
 またまた美しい輝くようなみどり



 ブドウスズメ! 初めて見た! これも飼ってみよ。

 さあ、それからは

 枝を入れる器やら、枝ごと入るかご(枝が大きすぎてコ。ンテナにしか入れられない)やら、コンテナにかぶせる蓋(育苗用のトレイ)やらを用意していたら12時半を回っていました。
 
 ああ、仕事にならん。と、わたし。
 布団干しかけじゃった。と娘。
 
 それより子どもに昼ご飯をーでしょう。
 
 
 
 
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もう一つの、いつの間にかーパイナップルの花

2022-07-19 00:23:00 | 野菜・果物・料理など

 マンゴーが大きくなるのがいつもより早いと思います。去年のネットかけは7月末でしたのに。けど、収穫が近いと言うのはうれしいことです。

 もう一つうれしい発見がありました。





 パイナップルの花が咲きました。

 しかもいままでに見たことがない花。きれいです。赤い色は葉っぱにまで伝染していって、今ではこんな感じ。








 これから花の咲いたつぶつぶの一つ一つがふくらんでー食べられるのは来年の春かな?

 去年も花が咲いて実がなりましたから、「毎年自家産パイナップル収穫計画」が軌道に乗りそうな感じです。

 というのも、畑で完熟したパイナップルのおいしさと言ったら・・・・毎年1個でいいからおいしいパイナップルを食べたいな。 そこで、パイナップルを食べてはクラウン差しをしています。スーパーであまりおいしくなくてもパイナップルを買うのは、クラウン差しをするためです。

 去年花の咲いたパイナップルは今までで1番立派な実になりましたが、ハウス内にアブラムシやらカイガラムシやらが繁殖して、キュウリハウスにまで侵入しそうだったので農薬散布をしたのです。その農薬散布前に、ほんのちょっと色づいていたパイナップルを収穫してしまいました。後で聞くと、パイナップルは追熟しないので、収穫した後は味はよくならないんだそうです。しまった! 後の祭りでした。しばらく置くと色だけは黄色くなりましたが、全然おいしくありませんでした。

 そのパイナップルもクラウン差ししています。




 草とともにしっかり根付いています。😅


 この間買ったのも味はよくなかったですが先端だけ切り取って水につけておきました。地面に下ろすのが遅かったみたいでせっかく出た根っこがくさりかけ。でも多分大丈夫です。




 ただ地面の上に置いているだけですが


 今のところ枯れてないです。


 こうやって毎年植え足して行けばそのうち毎年パイナップルが実るはずーこれが「毎年自家産パイナップル収穫計画」です。できれば毎年2,3個採れるといいんだけど。





 その願いが今年はかないそう。

 もう一つ花を見つけました! 




 こちらはいつもの花のようです。わたし、芯まで柔らかいのとか、粒々をもぎ取って食べるのたか、色々植えましたので、どんな花が咲いてどんな実がなるのかも楽しみ。

 ただ、花が咲くまでに4年も5年もかかるので、気長く待たなければなりません。

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いつのまにかマンゴーが

2022-07-17 23:59:40 | 野菜・果物・料理など

 暑い日が続いたときは、小さなハウスへは夕方水やりだけに入って、そそくさと出るだけでした。 戻り梅雨のような最近の天候でハウスの中もしのぎやすくなりました。そして落ち着いて植物を見るようになりました。アゲハの幼虫もそんなとき見つけたものです。

 さらに見つけたものが

 

 マンゴーがこんなに大きくなってる!

 あわてて、ネットをかぶせました。 

 

 この前の梅雨の走りの時にざっと摘果はしておりました。去年あまりにもたくさんなったせいか今年は実のつき方が悪く、摘果も簡単に終わりました。 太い主枝に実のなる柄を1本、その柄に1番元気そうな実を1個、というのが理想かな?と思います。が、うっかりと3本もの柄をのこしていたものは

 

 まだ小さいのです。 去年までの花と実(こちら) 摘果(こちら)

 こんなにも大きさが違います。 

 小さくても赤くなっており、もぎ取るといい匂いがしました。いまさらとは思いますが、取っておきました。 大きいのが最低7個、あと中くらいのが何個か採れればいいかな。

 隣の、種から育てたマンゴーは年々勢いを増し、今こんな状態です。

 

 春先に自己流で剪定はしたのですけど、なんだかすごいこと元気付いたような・・・・

 マンゴーの育て方もネットで検索したらすぐ解る時代です。勉強してそのとおり育てたらもっといい実をならせることはできると思うのですが、わたしの場合、「試行錯誤も楽しみのうち」で植えていますので、ほとんど自己流の、ほったらかし栽培です。

 実は?



 中くらいに育ったのが3個。去年いつまでたっても色づかず緑のまま柔らかくなりました。半分腐りかけたその実はまずまずの味でした。確かアップルマンゴーだと思ったんだけどなあ、まったく別物の子孫が生まれたような気がします。
 この木、隣のマンゴーの枝を接いだらいい実がなりそう。と、興味だけは次々と沸いてくるのですが・・・
 
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こんどはアゲハ

2022-07-15 10:44:41 | 生き物

 ユキモチソウその他、我が家の山草コーナーの5株の植物、その乏しい葉っぱをすべてビロードスズメガに提供して、幼虫がさなぎになったことを確認しましたが

 ハウスの中で水やりをしていて仰天しました。

 今度はアゲハか!

 なんで、家の乏しい葉っぱの植物にだけやってくるの?

 フィンガーライム

  いちばんよく葉の茂ったの



 

 

 

 今年で3年目? 4年目? なかなか大きくなってくれません。10本のうち2本はお嫁に出し、2本は枯れ、2本はお試しで外に地植えして、ハウスの中にあるのは4本。

 外に地植えしたのはなぜか成長が悪く、冬の寒さにやられて瀕死の状態。やはりハウスでないと無理かなあ、それにしても成長が遅いのです。そして、もともと葉っぱが小さい。

 



 その小さい葉っぱの、特に葉数の少ない1本にアゲハチョウの幼虫がくっついていました。それが7月3日

 1匹、2匹・・・・4匹も 

 まいった、植物の成長期にこんなに葉を食べられたんでは。しかも灼熱のハウスの中にわざわざ入ってきて産卵するとは。しかしここでもわたしは捕殺することができず、見て見ぬふりをしてしまいました。もうここはなるようにしかならないね。鳥はわざわざハウスの中に入ることはめったにないので、葉っぱを食い尽くしてチョウになるんでしょう。 

 雰囲気の違うこの2匹が成虫になったらどうなるのかも見てみたい気がするし。


 

 

 このあたり、もう食べる葉っぱがありません。



  ところが、次の日にはたった1匹しかいなくなりました。あれ? 鳥かアシナガバチかに食べられた?

 どっこい、幼虫は隣のもっと葉の多い(とても茂ったとは言えない寂しい)木に移っていただけでした。が3匹しかいませんでした。

 さらに7月8日  幼虫は2匹しかいなくて、まだ鳥フン状態の幼虫が5匹も。

 







 これらがね、脱皮すると緑の幼虫になります。鳥フンに見せかけているのは外的から身を守るためだとか。

 2匹の幼虫

 よかった、2種類いる。背中の黒い筋が太いのと細いのがいるのですが、両方ともナミアゲハなのか黒が多いのはクロアゲハなのかよくわかりません。お腹の白いのが違ってるらしいのですが、そこまでして確かめる気はありません。



 7月10日 鳥フンは全然いなくて、緑の幼虫は?

 一生懸命探してやっと1匹見つけました。混み合った枝葉の陰からじっとこちらを見つめています。

 



 わたしが見つけた幼虫は合計すると少なくとも9匹、それがたった1匹! なかなか生き延びるのはむずかしいです。

 そして今日見てみましたら 

 



 
 この前わたしが見落としていたらしく、2匹いました。けど、残念ながら黒の多い幼虫はいませんでした。どこかでさなぎになっているかなとも思いましたが、草木の生い茂ったハウスの中では見つけることは難しいです。
 
 ようやく幼虫のいなくなった、最初の木



 木の皮までかじられています。だいじょうぶかしらねえ。

7月16日、写真追加します。

ゆずの木で、一度に成長過程を見ることが出来ました。

孵化して鳥フンすがたに。


脱皮してアオムシに。


前蛹
なんと、トマトばたけでサナギになろうとしてるみたいです。  




サナギ。こちらは、生まれ育ったゆずの木で。


卵もさがせばあったかな?後で気がつく何とやら。

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ビロードスズメその後

2022-07-11 09:20:03 | 生き物
 テンナンショウの仲間を食い尽くしたビロードスズメガの幼虫、その後です。今回は写真と文章を分けることはしていません。バラバラにしたら訳がわからなくなってしまいますもの。それに・・・・わたしの友人達に写真を見せたら、まず、上手に蛇に似せていることに関心してじっくりと眺め、つぎに
「目が丸くてかわいいねえ。」「ほんと、別に気持ち悪くないよ。」
まあ、似たもの同士のわたしたちだから40年もつきあいが続くのですけど。 ビロードスズメのかわいいところ見つけてやってください。ただ、目に見えるのは本物の目じゃないそうです。だけどいかにも立体的で輝いてみえますよね。
 
 葉っぱが食い尽くされたので、茎をかじられていた葉も全部きりとって幼虫にあげることにしました。どうせこんな状態では葉は多分枯れてしまうでしょう。地下の球根が残るかだめになるか、植物の生命力に期待しましょう。
 こうして茎の損傷が少なかった1枚を残してすべて幼虫にあげたのですが、そのとき!
 もう1匹いた!
 結局五本のテンナンショウ類に4匹の幼虫がいたのです。かないませんねえ。
 
 
 くっついていた茎ごと瓶に挿しました。(7月1日)
 
 枯れ葉の上に大きなうんち

 
 1匹地面の上に下りていました。潜るかな?
 しかし葉っぱの下に隠れるだけでした。
 
 
 7月2日 瓶のそばにいた幼虫の様子が変でした。黒いねばねばしたフンを出して体半分が黒く縮んでいたのです。あらあ、死にそうだ。落ち葉を動かしたらひっくり返って動きませんでした。さすがに死にかけの姿を撮るのは忍びなかったので、全身写真はありません。
 
 お腹を見せています。


 
 ところが7月4日、瓶のそばでこんなのを発見
 
 
 これって、さなぎになりかけってこと? 2日前死にかけと思ったあの幼虫かしら。
 7月5日 瓶の横の幼虫は
 なんと白っぽく柔らかそうなさなぎの形をしていました。
 
 


 
 もう1匹鉢の外近くにいた幼虫も、葉っぱの下で柔らかそうなさなぎになっていました。
 
 
 7月6日には
 色も黒っぽく、小さくなって固そうにみえました。
 
 で、この2匹は、枯れ葉をかぶせて姿を隠してやったのですが、あとの2匹は?
 大雨の日うっかり鉢を横倒しにして、土が半分でてしまったのですがさなぎは2匹しか見つかりませんでした。おまけにひっくり返った拍子に水たまりに投げ出されるし・・・・無事に羽化できるのかしら。
もうたびたび葉っぱをめくるのはやめてそっとしておこうと思います。大雨の日だけは心配だけど、木の下のあまり雨の当たらないところに鉢を置くことにしました。
 
 わたし、ビロードスズメの生態がよく分からなくていくつか検索して見たのですが、どうもよく分かりません。一体土に潜るのか地表近くで葉っぱに潜るのか、いつになったら成虫になるのか。まして幼虫がどのようにしてさなぎになるのか。まゆを作るのではないことだけははっきりしました。そして、思い返せば、死にそうとおもったあの姿は、実はさなぎになる途中だったのではないか。というのも鉢の外側近くでさなぎになった幼虫のそばにも黒いねばねばしたフンがあったのです。だとしたら・・・・貴重な証拠写真を撮り損ねました。検索しても滅多に出てこない姿だったのに。
 












 
 
コメント (2)
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