一仕事済んで田んぼの近くの小川を覗いてみました。
おや、水がない。
水たまりの中でどんこがはねました。 すくって水の多いところにはなしてやるかどうか迷ったのですが、よ~く考えたら水のないのは「井手さらい」のせいでした。 田植え前のこの時期に農家の人総出で水路の泥をさらえ、きれいにするのです。 きっと作業をしやすくするために水を止めているのでしょう。 井手さらいは午前中で終わるはずですから、なんとか干上がらずにすむのではないでしょうか。
カワニナがたくさんいました。 カワニナがいるということは、ほたるの幼虫も?
川をさかのぼっていくと、川底が石ころだらけになりました。 なんだかほたるの幼虫が住んでいそう。
ほたるの幼虫ってどんなのだっけ? 思い出せないまましみじみとながめていると、川の中には思いの外たくさんの生き物がいることに気づきました。
水の中の写真はわかりにくいですが・・・・・
真ん中の石の上にはぜどんこみたいな魚がいますね。
そして、小石がごそごそと動いていたら、これは
トビケラの幼虫だと思います。 先の方に触角がでているのが見えますね。
川底では分かりにくいので、ちょっと大きい石の上にあがってもらいました。小石をつなげて巣にしています。
写真の隅っこの方に写っていた変な虫。 端っこなので少々ぼけています。 写真を撮るときには気づきませんでした。
これはカゲロウの仲間ではないでしょうか。
カゲロウの幼虫は、山の方の清流にたくさんいました。 朝登校すると教室の窓に羽化したカゲロウがたくさんくっついていました。 薄緑色の透き通った羽が本当にカゲロウのようにはかなげで美しかったです。 カゲロウは清流にしか住まないものと思いこんでいましたが、この辺にもいたのね~。 ちょっと感激です。 きっと水田のすぐそばのうちでは、窓にカゲロウが飛んで来るんでしょうね。 うちは畑地帯の中にあるので今まで気づかなかったのです。
この小石の中にはまだまだいろいろな虫がいたのですが、 写真を拡大してもどれがどれだかわかりません。 そしてほたるの幼虫は? う~ん、わからないなあ。
さらにいくと
おっ、魚発見!
水量はずいぶん減っていますが、まだまだだいじょうぶ。 メダカほどの小さな魚の子が群れをなして泳いでいました。
いろいろな生き物が住むのは、水質がよい証拠ではないかと思っています。 以前のようにきつい農薬を使わなくなって魚も増えてきたらしいです。
と、のんびり写真を撮っていたら、軽4トラックに乗った男の人が何人かやってきました。
やばい、井手さらえの人たちですね。 このお天気のいいのにぶらぶら写真なんか撮っているのを見られたら・・・・・
わたしはいそいで車に乗って引き上げました。